JPS6033198B2 - 塗膜密着性に優れた鉄・亜鉛合金電気メツキ鋼板 - Google Patents

塗膜密着性に優れた鉄・亜鉛合金電気メツキ鋼板

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JPS6033198B2
JPS6033198B2 JP56084499A JP8449981A JPS6033198B2 JP S6033198 B2 JPS6033198 B2 JP S6033198B2 JP 56084499 A JP56084499 A JP 56084499A JP 8449981 A JP8449981 A JP 8449981A JP S6033198 B2 JPS6033198 B2 JP S6033198B2
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JP
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iron
steel sheet
zinc alloy
alloy
plating layer
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富啓 原
武志 安谷屋
俊之 本間
明 登内
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JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はへ塗膜密着性に優れた鉄・亜鉛合金電気メッ
キ鋼板に関するものである。
亜鉛メッキ鋼板は、鋼板表面上に形成された亜鉛メッキ
層が酸性防食作用を示し、塗装用下地鋼板として優れた
耐食性をもつことから、耐食材料として広く利用されて
いる。
しかし、亜鉛メッキ鋼板には、亜鉛メッキ面を塗装した
場合に、亜鉛と塗料とが反応を起して亜鉛メッキ層と塗
膜との間の界面にブリスターが発生し、その結果亜鉛メ
ッキ層に対する塗膜密着性を著しく弱める欠点がある。
そこで、上記した亜鉛メッキ鋼板の欠点を改善する鋼板
として、近時鉄・亜鉛合金電気メッキ鋼板が開発され、
各方面から注目されている。この鉄・亜鉛合金電気メッ
キ鋼板によれば、メッキ層中のFe含有量を適切な量に
選ぶことによって、塗膜密着・性、塗装耐食性、裸耐食
性、加工性および溶接性が共に優れた性能が得られる。
しかるに、最近この鉄・亜鉛合金電気メッキ鋼板に対し
高級塗装を施して、例えば自動車外板や家庭電気製品の
外板等に使用することが検討されており、そのために、
より高度の塗膜密着性が要求されるようになってきた。
そこで、下記第1表に示す条件で製造した従来の鉄・亜
鉛合金電気メッキ鋼板(試料蛇.1〜4)につき、塗膜
密着性を示す指標である温水密着性能を調べた。第1図
には温水密着性の結果が示されている。第1図において
温水密着個数とは、鋼板表面に鉄・亜鉛合金電気メッキ
鋼板の施された試料を化成処理後、その表面にED塗装
、中塗りおよび上塗りの順に3層の塗装を施し、ついで
この試料を温度40℃の純水中に24加時間浸潰した上
、ナイフにより2肌間隔で100ケのクロスカットを入
れ、次いでその表面にテープを密着させた後、このテー
プを試料から引きはがしたときの塗膜の密着個数を示す
ものである。第1図から明らかなように、メッキ層中の
Fe含有量が10%(試料地.1)および30%(試料
No.2)の試料は、温水密着個数がゼロであり、塗膜
密着性能の極めて悪いことがわかった。
本発明者等は、上記問題を解決し、温水密着性能の優れ
た高度の塗膜密着性を有し、かつ、塗装第 1表耐食性
、裸耐食性、加工性および溶酸性の良好な鉄・亜鉛合金
電気メッキ鋼板を得るべく鋭意研究を重ね、特に亜鉛メ
ッキ層の結晶構造が温水密着性に及ぼす影響について調
べた。
その結果、従来の鉄・亜鉛合金電気メッキ鋼板は、その
合金形態をX線回折により調べたところ、大部分がり相
の合金形態で、このり相の合金形態が温水密着性に悪影
響を及ぼしていることを知見した。
この発明は、上言己知見に基づいてなされたものであっ
て、鋼板の表面に、5〜45夕/めの量の鉄・亜鉛合金
電気メッキ層が形成されている鉄・亜鉛合金電気メッキ
鋼板において、前記メッキ層の合金形態が主としてご相
であり、かつメッキ層中のFe含有量が、メッキ層の全
重量当り10〜40重量%であることに特徴を有するも
のである。
第2図はメッキ格に前記第1表に示した如き裕組成の稀
酸浴を使用し、そのpHを1にして電気メッキを行なっ
た、メッキ層中のFe含有量が35重量%の従釆の鉄・
亜鉛合金電気メッキ鋼板の合金形態をX線回折‐乙調べ
た結果を示す図である。図面において、縦軸はX線強度
、横軸はX線照射角度であり、その格子定数から判定し
たところ、合金形態はり相と6,相とからなっているこ
とがわかつた。第3図は同じく硫酸俗を使用したが俗の
PHを3にして電気メッキを行なった、メッキ層中のF
e含有量が2の重量%である比較材の鉄・亜鉛合金電気
メッキ鋼板の合金形態をX線回折で調べた結果で、その
合金形態は主として6,相(FeZn7)であり、刀相
は含まれていない。
第4図は塩化格を使用し、格のpHを3にして露気〆ッ
キを行なった、メッキ層中のFe含有量が3の重量%で
あるこの発明の鉄・亜鉛合金電気メッキ鋼板の合金形態
をX線回折で調べた結果で、その合金形態は王としてど
相(Fe3Zn,o)であり、り相は含まれていない。
そこで、この合金形態が主として6,相あるいはご相で
ある上述した鉄・亜鉛合金電気メッキ鋼板について温水
密着試験を行ない塗膜密着性能を調べた。第5図はその
試験結果である。図面において○印はその合金形態が主
として6.相のもの、また□印はその合金形態が王とし
てど相のものを示す。図面に示されるように、その合金
形態が主としてご相のものは、メッキ層中のFe含有量
がゼロでも温水密着個数は100であり、極めて優れた
塗膜密着性能をもつことがわかった。これに対して、そ
の合金形態が主として6,相のものは、その合金形態が
主としてご相のものに比べて、塗腰密着性能が劣ってい
る。第6図は合金形態が上記した主としてど相の鉄・亜
鉛合金電気メッキ鋼板の塗装耐食性および裸耐食性を示
す図で、図中実線は塗装耐食性を、また点線は裸耐食性
を示す。
図面からわかるように、メッキ層中のFe含有量が10
〜4の重量%のメッキ鋼板は、塗装耐食性および裸耐食
性が共に良好であった。また第7図は同じく合金形態が
6,相あるし、はど相の鉄・亜鉛合金電気メッキ鋼板の
加工性および溶接性を示す図で、図中実線は加工性をま
た点線は溶酸性を示す。
図面からわかるように、加工性はメッキ層中のFe含有
量が増加すると共に低下し、一方、溶接性はFe含有量
が増加するに従って向上した。この発明においては、上
記第5〜第7図に示した試験結果に基づき温水密着性に
優れ、しかも、塗袋耐食性、裸耐食性、加工性、および
溶酸性の良好な性能を得るための条件として、メッキ層
中のFe含有量を、メッキ層の全重量当り10〜40重
量%に定めた。
またこの発明において、鋼板表面に生成されるメッキ層
の量を、1〜50夕/あとしたのは、1夕/力未満では
メッキ層が薄すぎて塗袋耐食性向上の効果がなく、50
夕/力を超えた場合は、塗装耐食性は向上するが、前記
50夕/従を超えるような厚いメッキ層を電気メッキで
生成せしめることは極めて不経済である上、上記のよう
な厚メッキの鋼板は、加工性および溶接性の点において
好ましくないからである。
次に、この発明を実施例により説明する。
第2表は、メッキ格に塩化格を使用し、そのpHを3と
なして調製した、メッキ層中のFe含有量が10〜80
重量%の4種類の試料につき、その合金形態と温水密着
性能を調べた結果である。
この実施例ではメッキ層の結晶構造が主としてご相であ
り、温水密着個数は全部100を示し、優れた塗膜密着
性を示した。但し、試料No.7,8は、メッキ層中の
Fe含有量が本発明範囲の上限を超えているため、塗装
耐食性、裸耐食性および加工性が不良になる問題が生ず
る。従って、第2表においては、試料No.5,6が本
発明の範囲であり、試料地.7,8は本発明の範囲外で
ある。上述した実施例では、何れもメッキ浴のpHを3
となしたが、このPHは2〜4の範囲内であればよい。
なお、メッキ浴のpHを2〜4にすると、メッキむらが
生じたり、メッキ層中のFe含有量が増加しやすくなっ
て、所定量のFeを含有するメッキ層が得られなくなる
場合が生ずる。
しかし、前者のメッキむらの問題は、メッキ裕中に例え
ばデキストリンの如き有機物を少量添加することで容易
に解決できる。また後者のメッキ層中のFe含有量が増
加しやすくなる問題は、メッキ液の流速を早め、例えば
2のノsec以上とすることによって解決することがで
きる。即ち、メッキ液の流速を早くすると、亜鉛の拡散
が促進される結果、鋼板上に生成される亜鉛の水酸化物
層が厚くなり、Feイオンが通りにくくなるため、メッ
キ層中のFe含有量の増加は抑えられる。第 2 表 メッキ俗のpHを2〜4とした理由は、PHが2未満で
は、メッキ層の合金形態に、塗膜密着性を悪化させるり
相が生じて、ご相のメッキ層を得ることができず、一方
メッキ格のpHが4を超えると、上述したメッキむらの
発生が著しくなって、その防止が困難となり、メッキ裕
中に多量の沈澱物が生じて良好なメッキ面を得ることが
できなくなる問題が生ずるからである。
以上述べたように、この発明の鉄・亜鉛合金電気〆ッキ
鋼板によれば、温水密着性能の優れた高度の塗腰密着性
と共に、良好な塗袋耐食性、裸耐食性、加工性および溶
接性が得られる等、工業上優れた効果がもたらされる。
図面の簡単な説明第1図は従来の鉄・亜鉛合金電気メッ
キ鋼板の温水密着試験結果を示す図、第2図は同じくそ
の合金形態のX線回折図、第3図は比較材の鉄・亜鉛合
金電気メッキ鋼板の合金形態のX線回折図、第4図はこ
の発明の鉄・亜鉛合金電気メッキ鋼板の合金形態のX線
回折図、第5図は同じくその温水密着試験結果を示す図
、第6図は塗装耐食性と裸耐食性とを示す図、第7図は
加工性と溶接性とを示す図である。
第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 鰐フ図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼板の表面に、5〜45g/m^2の量の鉄・亜鉛
    合金電気メツキ層が形成されている鉄・亜鉛合金電気メ
    ツキ鋼板において、 前記メツキ層の合金形態が主とし
    てε相であり、かつメツキ層中のFe含有量が、メツキ
    層の全重量当り10〜40重量%であることを特徴とす
    る塗膜密着性に優れた鉄・亜鉛合金電気メツキ鋼板。
JP56084499A 1981-06-03 1981-06-03 塗膜密着性に優れた鉄・亜鉛合金電気メツキ鋼板 Expired JPS6033198B2 (ja)

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JP56084499A JPS6033198B2 (ja) 1981-06-03 1981-06-03 塗膜密着性に優れた鉄・亜鉛合金電気メツキ鋼板

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JPS57200589A JPS57200589A (en) 1982-12-08
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JOURNAL OF THE INSTITUTE OF METALS=1964 *
TRANSINST MET FINISHING=1955 *

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