JPS60395B2 - パーム油の分別法 - Google Patents
パーム油の分別法Info
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- JPS60395B2 JPS60395B2 JP15911876A JP15911876A JPS60395B2 JP S60395 B2 JPS60395 B2 JP S60395B2 JP 15911876 A JP15911876 A JP 15911876A JP 15911876 A JP15911876 A JP 15911876A JP S60395 B2 JPS60395 B2 JP S60395B2
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Description
本発明は、安価な原料油脂であるパーム油から品質の優
れたハードバター画分又は/及び液体画分を有利に製造
するための分別法を提供するものである。 近年、パーム油の生産量は年々増加しており、この傾向
が続けば今後パーム油が油脂資源の中心になるものと予
想されている。 通常、パーム油はそのまま食品に利用されることもある
が、多くは含有される各種グリセリド群をそれぞれの融
点差を利用してL ウィンタリング法、界面活性剤法或
は適当な溶剤を用いる溶剤分別法等の手段によって個々
のグリセリド群に分別した上、それぞれを適当な用途に
利用する。(とりわけ、ハードバターへの利用或はフラ
イ用油脂又はマヨネーズ用油脂等への利用が盛んである
。.本発明の主要な目的は、パーム油から高品質のハー
ドバター画分を工業的に有利に得ることである。 本発明の他の目的は、パーム油から高品質のハードバタ
ー画分を得ると同時に良質の液体画分を得ることである
。従来、ハードバターを製造する目的でパーム油を原料
油脂として利用する方法は古くから文献、特許等で発表
されてきた。 例えば、英国特許第925805号明細書によれば、パ
ーム油そのまま又はパーム油中融点画分と分別シア脂と
を混合してハードバターを得ており、更に同特許第13
90936号明細書では、パーム油中融点画分と純度8
5%以上のSOS(1.3ージステアロー2ーオレイン
)、POS(1−パルミト−2−オレオー3ーステアリ
ン)又はSOSとPOSとの混合物とを混合してハード
バターを製造しているが、これらに使用されているパー
ム油中融点面分の製造法は、同特許第827172号明
細書に記載されている。本特許によれば、パーム油をア
セトン等の溶剤に溶解して後冷却し、析出する高融点部
分を先ず濃別除去し、次いで櫨液を更に冷却して析出す
る中融点部分を分取している。そしてこの中融点画分の
好ましい特性は、沃素価が30〜30融点が32〜37
00の範囲にあるとされている。上記の如く、シノ脂等
から高純度のSOS成分を分取し、これとパーム油中融
点画分又はパーム油そのままを混合してハードバターと
する従来法においては、パーム油が他のハードバターと
して使用される植物油脂に比較して、より安価であるが
ためにパーム油中融点画分は他の植物油脂から得られる
ハードバター画分に増量剤的に混合使用されてきたので
ある。 従って、パーム油自体は比較的粗雑に扱われていたので
あって、特にパーム油中融点画分の品質は余り論議され
ず、専らSOS、POSを主成分とする植物油脂中の該
成分の純度を高めることに努力が注がれてきたのである
。しかしながら、このようなSOS、POS成分の高純
度化は経済性を悪化させるのみでなく、これらのハード
バターをチョコレートに多量使用するとテンパリング処
理時異常な粘度上昇を起す危険性をもっている。本発明
者らは、ハードバターに関する研究過程において、パー
ム油を利用して良好なハードバターを製造するにはパー
ム油中融点画分の特性が極めて重要である、という事実
を知った。 即ち、従来実施されてきたパーム油の溶剤分別法は、前
記した様に先ず高融点部分を猿別除去し、しかる後に中
融点部分を猿別分取するという方法であるが、かかる方
法では分別効果が不充分であるために目的とする中融点
画分中に高融点部分が爽雑し、これがチョコレートのテ
ンバリング処理中に粘度上昇を起して作業性を著しく悪
化させる、という欠点があった。一方、スナップ性の良
いハードバターを得るためには中融点画分中に含まれる
低融部分を可及的に除去する必要があるが、この低融点
部分を除去すればする程中融点画分中に爽雑する高融点
部分の悪影響が大きくなるので、チョコレートへの単独
使用は勿論、他の植物油脂から得られるハードバター画
分との混合使用にもその使用量に限界があった。しかる
に、本発明者らはパーム油の溶剤分別法に付き鋭意研究
を進める過程で従来法と逆に先に低融点部分を除去した
残余の高融点及び中融点部分を王とする混合画分に付き
2段分別法を実施したところ、意外にも生成中融点画分
の性質は極めて良好で、これをカカオバター又は他のハ
ードバターと多量混合しても作業性を悪化せしめず、製
品の口融け、スナップ性共に良好な優れたチョコレート
を与えることを知った。 尤も、単に分別順序を変更することは公知であり、例え
ば特公昭斑一918号公報によれば、パーム油を三飽和
グリセリドより主としてなる部分Aと二飽和グリセリド
60%以上及び残部一飽和グリセリドより主としてなる
武分B,と一飽和グリセリドを60%以上及び残部二飽
和グリセリドより主としてなる部分B2と三不飽和グリ
セリドより主としてなる部分Cとの4部になるように先
ずAから分別するか又は逆にCから溶剤分別して、B,
を力カオ肪より融点の高い油脂B2をカカオ脂より融点
の低い油脂として分取後、両者を適宜混合することによ
って顧客の要求に応じた融点に調節が容易なハードバタ
ーの製造法を開示する。しかしながらLかかる製造法に
はパーム油中融点画分の特性に対する重要性が全く認識
されておらず、従って上記B,及びB2画分を適宜混合
して得られるハードバターには好ましくない高融点部分
及び又は低融点部分が必然的に爽雑ざれる。本発明者ら
の幾多の実験結果によれば、仮令パーム油から先ず低融
点部分を除去したとしても、分取するパーム油中融点画
分の特性として沃素価が36以下上昇融点が29.50
〜32.5oの範囲にあり、後記測定法に基づく透明点
が35.5o好ましくは35.0℃以下でなければ本発
明が目的とする高品質のハードバターは得られず、且つ
上記特性を有するパーム油中融点画分を有利に得るため
には先に低融点部分を除去するという分別順序が極めて
重要な要件であることを知った。この最初に低融点部分
を除去することの作用、機序は明らかではないが、少く
とも製品に対し好結果を与えるという因果関係は明白で
ある。想像するに低融点部分の除去(減少)により、後
の分別操作における高融点及び低融点各部分の分離が行
い易くなることが主因であるかも知れないが、果してそ
うだとしても、何故そのような結果が生じるのか詳細は
不明である。中融点画分に含まれる高融点部分の量を定
量するには、非常に繁雑な操作と長時間を要するので日
常簡単に測定することができない。 しかるに本発明者らは下記の方法で測定したぐ透明点″
により、テンパリング操作に支障をきたす高融点部分の
存在有無を簡単にチェックできることを見に出した。試
料油脂約2咳を内径2比舷長さ18仇舷の試験管に入れ
oo〜5℃の水槽で1時間固化させた後、35つ0又は
それ以上の温度を設定した恒温水槽に浸潰し、3■ご後
の状態を観察して試料油脂全体が透明になったときの温
度を透明点とする。 但し、一定の測定温度から更に測定温度を上昇させてテ
ストする場合は、一旦50oo以上の温度で試料油脂を
完全に融解混合した後改めて所定温度で測定する。本発
明者らは、上記測定法に基づいた透賜点が35.5q0
以下好ましくは35.0こ0以下のパーム油中融点画分
であれば、テンパリング操作に支障をきたさない程度に
高融点部分が除去されているということを実験的に確め
た。 本発明は以上の知見を基礎として完成されさものである
。即ち、本発明はパーム油の溶剤分別法において、予め
高融点部分を除去し又は除去しないパーム油から先ず原
料油脂に対し少くとも3の重量%の低融点部分を除いた
後、残部を2段分別して沃素価が36以下で上昇融点が
29.50 〜32.500であり、本文記載の測定方
法による透明点が35.500好まし〈は35.0℃以
下である中融点画分を分取することを特徴とするもので
、本発明によりテンパリング操作に支障をきたさない程
度に高融点部分を減少させ、且つ低融点部分をも充分に
除いた沃素価86以下のパーム油中融点画分を得ること
が可能となった。本発明を実施するに際して、一般的に
は溶剤としてはn−へキサン、メチルエチルケトン、ア
セトン等従来公知の溶剤分別に用いられるものが使用で
きる。 最初に低融点部分を櫨別するには、溶液中の油脂濃度を
15〜25重量%とするのが適当であるが、分別温度は
使用する溶剤によっても変化するので一概には規定でき
ない。例えば、nーヘキサンでは一100〜1700、
メチルエチルケトンで1はoo〜一5℃の範囲が適当で
ある。次段階での高融点部分の分離には、油脂濃度は上
と略同じでよいが、分別温度はn−へキサンの場合−1
0〜4℃、最後の中融点部分と残りの低融点部分との分
離では、油脂濃度は11〜10重量%、分別温度は最初
に低融点部分を櫨別した温度程度でよい。尚、アセトン
を使用する場合の分別温度はメチルエチルケトンより若
干高温が適当である。特に、予め高融点部分を除去した
パーム油を原料油脂として溶媒としてn−へキサンを用
いて実施する場合、最初の低融点部分の分離には油脂濃
度20〜35重量%温度−7〜一140ooが適当であ
る。次段階での高融点部分の分離には油脂濃度15〜3
5重量%、好ましくは15〜25重量%、分別温度00
〜5℃、好ましくはoo〜3℃がよい。更に最後の中融
点部分と残りの低融点部分との櫨別には油脂濃度10〜
25重量%好ましくは10〜2の重量%、温度は最初に
低融点部分を渡別した温度好ましくは一80〜一120
が適当でる。本発明に於いて、予め高融点部分を除去す
る方法として特に限定はなく、通常行われる方法、例え
ばウィンタリング法又は界面活性剤法は適当な溶剤によ
る分別法であってもよい。 要はこれらの方法により、大部分のトリ飽和グリセリド
が除去されておればよく、沃素価として略54〜62の
ものが適当である。従来法で得られたパーム油中融点画
分の本文記載の測定方法による透明点は一般に360
〜38午0稀には40qC以上に達するものもあり、本
発明が目的とする高品質のハードバターに使用可能な中
融点画分としては不適当であった。 又、本発明によってて得られるパーム油中融点画分の上
昇融点は29.5o〜32.5℃の範囲にあり、この点
従来法で得られたものより若干低い融点を持つので、単
独に冬季用又は寒地用チョコレートに適するが、通常は
他の適当な植物油脂と混合して使用する。この場合の適
当な植物油脂としては例えば、シア脂、イリツべ脂、モ
ーラ−脂、コクム脂、サルフアツト脂、マンゴ核油等S
OS及び/又はPOS成分を主体とする精製植物脂が適
当であって、それらの純度に特に拘る必要はない。この
ことは本発明製品の重要な特質の一つである。これらの
植物脂の混合割合の変化は当然ハードバターとしての融
点を変化させるが、口融け、スナップ性、プルーム抑制
力等の点から見て、6の重量%未満が好ましい。即ち、
本発明で得られるパーム油中融点画分の使用量が4の重
量%禾満では、融点が高過ぎて口融けの悪いものとなる
。一般に、ハードバターとして要求される特性は使用目
的により異なり、プレーンチョコレートでは口融け、ス
ナップ性、ブルーム抑制力等で略沃素価35〜38が適
しているが、コーティングチョコレートではスナップ性
よりも銘割れを起し難いもの、艶の良いものが望まれ、
この場合は沃素価38〜42塁度が適している。従って
、本発明で得られるパーム油中融点画分は目的に応じ上
記沃素価の範囲を満足するように他の前言己植物脂と混
合して用いるのが良い。前述の如く、この場合浪合さる
べき植物脂が複雑な分別処理をしなくても使用可能であ
ることは、この点本発明が工業的に極めて大きな利点を
もたらすものといえる。尚、本発明によって得られるハ
ードバターは、チョコレート中のカカオバタ−に一部置
換して使用できることは勿論であるが、カカオバターを
殆んど含まないホワイトチョコレートやココアタイプの
ものにも使用可能である。本発明は更に、パーム油から
高品質のハードバター画分のみならず良質の液体画分も
得られるという大きな副次的利点を有する。 即ち、元来フライ用油脂等の食品に使用される油脂には
大豆油、ナタネ油等沃素価の高い、所謂液体油が使用さ
れて来たが、近来これに一部パーム軟質油が混合使用さ
れるようになって来た。その理由はパーム油自体の安定
性が高いこと、及びパーム油を分別例えばハードバター
画分を分別、分取することによって創生する残部の低融
点画分に癖が少く、且つ比較的安価であることである。
しかしより近来、パーム欧質油の特性が認識されるにつ
れ、従来サラダ油の領分であったマヨネーズ用油脂の分
野にも用途が拡がって来たので、低融点画分の沃素価を
一層高くすること、即ち融点若しくは雲点を低くするこ
とが望まれるようになった。本発明によれば、予め高融
点部分を除去したパーム油を先ず分別することによって
、沃素価67以上の液体画分が50〜60重量%又はそ
れ以上もの収率で得られ、しかも該液体画分は下記測定
法に基づいて行なった濁りテスト〔曇点測定法〕 透明
点の測定に用いたのと同じ試験管に試料油20gを入れ
、4℃の水槽に浸潰し1時間放置したときの試料油の状
態を観察する。 の結果、意外にも全く濁りを生ぜず且つ大豆油等の液体
油に比しAOM安定性が極めて優れたものである。 尚、予め高融点部分を除去しないパーム油を用いても、
油脂に対する溶剤の比率を高め分別温度を下げることに
よって該液体函分を6の重量%以上の収率で得ることは
可能であるが、良質の液体画分を同時に得る目的には予
め高融点部分を除去したパーム油を原料油として使用す
る方が経済的に有利である。かくして得られた沃素価の
高い液体画分が、従来のものよりもフライ用に通し、且
つサラダ油若しくはマヨネーズ用油脂に好適であること
は云うまでもないがトこのものは油脂を異性化硬化する
ことによって得られるト所謂ノーテンパー型ハードバタ
ーの原料油脂としても好適であり、さらにマーガリン又
はショートニング用油脂、洋生コーティングチョコレー
ト用油脂及びアイスコーティング用油脂等にも適するな
どその用途は非常に広い。以下に本発明の実施態様を例
示するが、本発明はこれによって制限を受けるものでは
ない。 但し、部、パーセントは全て重量基準である。実施例
1
れたハードバター画分又は/及び液体画分を有利に製造
するための分別法を提供するものである。 近年、パーム油の生産量は年々増加しており、この傾向
が続けば今後パーム油が油脂資源の中心になるものと予
想されている。 通常、パーム油はそのまま食品に利用されることもある
が、多くは含有される各種グリセリド群をそれぞれの融
点差を利用してL ウィンタリング法、界面活性剤法或
は適当な溶剤を用いる溶剤分別法等の手段によって個々
のグリセリド群に分別した上、それぞれを適当な用途に
利用する。(とりわけ、ハードバターへの利用或はフラ
イ用油脂又はマヨネーズ用油脂等への利用が盛んである
。.本発明の主要な目的は、パーム油から高品質のハー
ドバター画分を工業的に有利に得ることである。 本発明の他の目的は、パーム油から高品質のハードバタ
ー画分を得ると同時に良質の液体画分を得ることである
。従来、ハードバターを製造する目的でパーム油を原料
油脂として利用する方法は古くから文献、特許等で発表
されてきた。 例えば、英国特許第925805号明細書によれば、パ
ーム油そのまま又はパーム油中融点画分と分別シア脂と
を混合してハードバターを得ており、更に同特許第13
90936号明細書では、パーム油中融点画分と純度8
5%以上のSOS(1.3ージステアロー2ーオレイン
)、POS(1−パルミト−2−オレオー3ーステアリ
ン)又はSOSとPOSとの混合物とを混合してハード
バターを製造しているが、これらに使用されているパー
ム油中融点面分の製造法は、同特許第827172号明
細書に記載されている。本特許によれば、パーム油をア
セトン等の溶剤に溶解して後冷却し、析出する高融点部
分を先ず濃別除去し、次いで櫨液を更に冷却して析出す
る中融点部分を分取している。そしてこの中融点画分の
好ましい特性は、沃素価が30〜30融点が32〜37
00の範囲にあるとされている。上記の如く、シノ脂等
から高純度のSOS成分を分取し、これとパーム油中融
点画分又はパーム油そのままを混合してハードバターと
する従来法においては、パーム油が他のハードバターと
して使用される植物油脂に比較して、より安価であるが
ためにパーム油中融点画分は他の植物油脂から得られる
ハードバター画分に増量剤的に混合使用されてきたので
ある。 従って、パーム油自体は比較的粗雑に扱われていたので
あって、特にパーム油中融点画分の品質は余り論議され
ず、専らSOS、POSを主成分とする植物油脂中の該
成分の純度を高めることに努力が注がれてきたのである
。しかしながら、このようなSOS、POS成分の高純
度化は経済性を悪化させるのみでなく、これらのハード
バターをチョコレートに多量使用するとテンパリング処
理時異常な粘度上昇を起す危険性をもっている。本発明
者らは、ハードバターに関する研究過程において、パー
ム油を利用して良好なハードバターを製造するにはパー
ム油中融点画分の特性が極めて重要である、という事実
を知った。 即ち、従来実施されてきたパーム油の溶剤分別法は、前
記した様に先ず高融点部分を猿別除去し、しかる後に中
融点部分を猿別分取するという方法であるが、かかる方
法では分別効果が不充分であるために目的とする中融点
画分中に高融点部分が爽雑し、これがチョコレートのテ
ンバリング処理中に粘度上昇を起して作業性を著しく悪
化させる、という欠点があった。一方、スナップ性の良
いハードバターを得るためには中融点画分中に含まれる
低融部分を可及的に除去する必要があるが、この低融点
部分を除去すればする程中融点画分中に爽雑する高融点
部分の悪影響が大きくなるので、チョコレートへの単独
使用は勿論、他の植物油脂から得られるハードバター画
分との混合使用にもその使用量に限界があった。しかる
に、本発明者らはパーム油の溶剤分別法に付き鋭意研究
を進める過程で従来法と逆に先に低融点部分を除去した
残余の高融点及び中融点部分を王とする混合画分に付き
2段分別法を実施したところ、意外にも生成中融点画分
の性質は極めて良好で、これをカカオバター又は他のハ
ードバターと多量混合しても作業性を悪化せしめず、製
品の口融け、スナップ性共に良好な優れたチョコレート
を与えることを知った。 尤も、単に分別順序を変更することは公知であり、例え
ば特公昭斑一918号公報によれば、パーム油を三飽和
グリセリドより主としてなる部分Aと二飽和グリセリド
60%以上及び残部一飽和グリセリドより主としてなる
武分B,と一飽和グリセリドを60%以上及び残部二飽
和グリセリドより主としてなる部分B2と三不飽和グリ
セリドより主としてなる部分Cとの4部になるように先
ずAから分別するか又は逆にCから溶剤分別して、B,
を力カオ肪より融点の高い油脂B2をカカオ脂より融点
の低い油脂として分取後、両者を適宜混合することによ
って顧客の要求に応じた融点に調節が容易なハードバタ
ーの製造法を開示する。しかしながらLかかる製造法に
はパーム油中融点画分の特性に対する重要性が全く認識
されておらず、従って上記B,及びB2画分を適宜混合
して得られるハードバターには好ましくない高融点部分
及び又は低融点部分が必然的に爽雑ざれる。本発明者ら
の幾多の実験結果によれば、仮令パーム油から先ず低融
点部分を除去したとしても、分取するパーム油中融点画
分の特性として沃素価が36以下上昇融点が29.50
〜32.5oの範囲にあり、後記測定法に基づく透明点
が35.5o好ましくは35.0℃以下でなければ本発
明が目的とする高品質のハードバターは得られず、且つ
上記特性を有するパーム油中融点画分を有利に得るため
には先に低融点部分を除去するという分別順序が極めて
重要な要件であることを知った。この最初に低融点部分
を除去することの作用、機序は明らかではないが、少く
とも製品に対し好結果を与えるという因果関係は明白で
ある。想像するに低融点部分の除去(減少)により、後
の分別操作における高融点及び低融点各部分の分離が行
い易くなることが主因であるかも知れないが、果してそ
うだとしても、何故そのような結果が生じるのか詳細は
不明である。中融点画分に含まれる高融点部分の量を定
量するには、非常に繁雑な操作と長時間を要するので日
常簡単に測定することができない。 しかるに本発明者らは下記の方法で測定したぐ透明点″
により、テンパリング操作に支障をきたす高融点部分の
存在有無を簡単にチェックできることを見に出した。試
料油脂約2咳を内径2比舷長さ18仇舷の試験管に入れ
oo〜5℃の水槽で1時間固化させた後、35つ0又は
それ以上の温度を設定した恒温水槽に浸潰し、3■ご後
の状態を観察して試料油脂全体が透明になったときの温
度を透明点とする。 但し、一定の測定温度から更に測定温度を上昇させてテ
ストする場合は、一旦50oo以上の温度で試料油脂を
完全に融解混合した後改めて所定温度で測定する。本発
明者らは、上記測定法に基づいた透賜点が35.5q0
以下好ましくは35.0こ0以下のパーム油中融点画分
であれば、テンパリング操作に支障をきたさない程度に
高融点部分が除去されているということを実験的に確め
た。 本発明は以上の知見を基礎として完成されさものである
。即ち、本発明はパーム油の溶剤分別法において、予め
高融点部分を除去し又は除去しないパーム油から先ず原
料油脂に対し少くとも3の重量%の低融点部分を除いた
後、残部を2段分別して沃素価が36以下で上昇融点が
29.50 〜32.500であり、本文記載の測定方
法による透明点が35.500好まし〈は35.0℃以
下である中融点画分を分取することを特徴とするもので
、本発明によりテンパリング操作に支障をきたさない程
度に高融点部分を減少させ、且つ低融点部分をも充分に
除いた沃素価86以下のパーム油中融点画分を得ること
が可能となった。本発明を実施するに際して、一般的に
は溶剤としてはn−へキサン、メチルエチルケトン、ア
セトン等従来公知の溶剤分別に用いられるものが使用で
きる。 最初に低融点部分を櫨別するには、溶液中の油脂濃度を
15〜25重量%とするのが適当であるが、分別温度は
使用する溶剤によっても変化するので一概には規定でき
ない。例えば、nーヘキサンでは一100〜1700、
メチルエチルケトンで1はoo〜一5℃の範囲が適当で
ある。次段階での高融点部分の分離には、油脂濃度は上
と略同じでよいが、分別温度はn−へキサンの場合−1
0〜4℃、最後の中融点部分と残りの低融点部分との分
離では、油脂濃度は11〜10重量%、分別温度は最初
に低融点部分を櫨別した温度程度でよい。尚、アセトン
を使用する場合の分別温度はメチルエチルケトンより若
干高温が適当である。特に、予め高融点部分を除去した
パーム油を原料油脂として溶媒としてn−へキサンを用
いて実施する場合、最初の低融点部分の分離には油脂濃
度20〜35重量%温度−7〜一140ooが適当であ
る。次段階での高融点部分の分離には油脂濃度15〜3
5重量%、好ましくは15〜25重量%、分別温度00
〜5℃、好ましくはoo〜3℃がよい。更に最後の中融
点部分と残りの低融点部分との櫨別には油脂濃度10〜
25重量%好ましくは10〜2の重量%、温度は最初に
低融点部分を渡別した温度好ましくは一80〜一120
が適当でる。本発明に於いて、予め高融点部分を除去す
る方法として特に限定はなく、通常行われる方法、例え
ばウィンタリング法又は界面活性剤法は適当な溶剤によ
る分別法であってもよい。 要はこれらの方法により、大部分のトリ飽和グリセリド
が除去されておればよく、沃素価として略54〜62の
ものが適当である。従来法で得られたパーム油中融点画
分の本文記載の測定方法による透明点は一般に360
〜38午0稀には40qC以上に達するものもあり、本
発明が目的とする高品質のハードバターに使用可能な中
融点画分としては不適当であった。 又、本発明によってて得られるパーム油中融点画分の上
昇融点は29.5o〜32.5℃の範囲にあり、この点
従来法で得られたものより若干低い融点を持つので、単
独に冬季用又は寒地用チョコレートに適するが、通常は
他の適当な植物油脂と混合して使用する。この場合の適
当な植物油脂としては例えば、シア脂、イリツべ脂、モ
ーラ−脂、コクム脂、サルフアツト脂、マンゴ核油等S
OS及び/又はPOS成分を主体とする精製植物脂が適
当であって、それらの純度に特に拘る必要はない。この
ことは本発明製品の重要な特質の一つである。これらの
植物脂の混合割合の変化は当然ハードバターとしての融
点を変化させるが、口融け、スナップ性、プルーム抑制
力等の点から見て、6の重量%未満が好ましい。即ち、
本発明で得られるパーム油中融点画分の使用量が4の重
量%禾満では、融点が高過ぎて口融けの悪いものとなる
。一般に、ハードバターとして要求される特性は使用目
的により異なり、プレーンチョコレートでは口融け、ス
ナップ性、ブルーム抑制力等で略沃素価35〜38が適
しているが、コーティングチョコレートではスナップ性
よりも銘割れを起し難いもの、艶の良いものが望まれ、
この場合は沃素価38〜42塁度が適している。従って
、本発明で得られるパーム油中融点画分は目的に応じ上
記沃素価の範囲を満足するように他の前言己植物脂と混
合して用いるのが良い。前述の如く、この場合浪合さる
べき植物脂が複雑な分別処理をしなくても使用可能であ
ることは、この点本発明が工業的に極めて大きな利点を
もたらすものといえる。尚、本発明によって得られるハ
ードバターは、チョコレート中のカカオバタ−に一部置
換して使用できることは勿論であるが、カカオバターを
殆んど含まないホワイトチョコレートやココアタイプの
ものにも使用可能である。本発明は更に、パーム油から
高品質のハードバター画分のみならず良質の液体画分も
得られるという大きな副次的利点を有する。 即ち、元来フライ用油脂等の食品に使用される油脂には
大豆油、ナタネ油等沃素価の高い、所謂液体油が使用さ
れて来たが、近来これに一部パーム軟質油が混合使用さ
れるようになって来た。その理由はパーム油自体の安定
性が高いこと、及びパーム油を分別例えばハードバター
画分を分別、分取することによって創生する残部の低融
点画分に癖が少く、且つ比較的安価であることである。
しかしより近来、パーム欧質油の特性が認識されるにつ
れ、従来サラダ油の領分であったマヨネーズ用油脂の分
野にも用途が拡がって来たので、低融点画分の沃素価を
一層高くすること、即ち融点若しくは雲点を低くするこ
とが望まれるようになった。本発明によれば、予め高融
点部分を除去したパーム油を先ず分別することによって
、沃素価67以上の液体画分が50〜60重量%又はそ
れ以上もの収率で得られ、しかも該液体画分は下記測定
法に基づいて行なった濁りテスト〔曇点測定法〕 透明
点の測定に用いたのと同じ試験管に試料油20gを入れ
、4℃の水槽に浸潰し1時間放置したときの試料油の状
態を観察する。 の結果、意外にも全く濁りを生ぜず且つ大豆油等の液体
油に比しAOM安定性が極めて優れたものである。 尚、予め高融点部分を除去しないパーム油を用いても、
油脂に対する溶剤の比率を高め分別温度を下げることに
よって該液体函分を6の重量%以上の収率で得ることは
可能であるが、良質の液体画分を同時に得る目的には予
め高融点部分を除去したパーム油を原料油として使用す
る方が経済的に有利である。かくして得られた沃素価の
高い液体画分が、従来のものよりもフライ用に通し、且
つサラダ油若しくはマヨネーズ用油脂に好適であること
は云うまでもないがトこのものは油脂を異性化硬化する
ことによって得られるト所謂ノーテンパー型ハードバタ
ーの原料油脂としても好適であり、さらにマーガリン又
はショートニング用油脂、洋生コーティングチョコレー
ト用油脂及びアイスコーティング用油脂等にも適するな
どその用途は非常に広い。以下に本発明の実施態様を例
示するが、本発明はこれによって制限を受けるものでは
ない。 但し、部、パーセントは全て重量基準である。実施例
1
【1)脱酸、脱色した沃素価53.2のパーム油1部
をn−へキサン4部に加温溶解し、一170で60分間
鯛梓した後、結晶を櫨別し低融点部分(以下、LMP−
■と付記する)を除去した。 しかる後、結晶部に新らしいn−へキサンを加え油脂濃
度20%に調整し、30ooにて加湿溶解後1℃まで冷
却して30〜40分燈拝した後、晶出した結晶を演劇、
結晶を予め一5℃に冷却したn−へキサン0.3部で洗
浄して高融点部分(以下、HMPと付記する.を除去し
た。次いで洗浄液を合わせた櫨液を−13oCで30〜
4び分損拝して晶出した結晶を櫨別し、一20q0−へ
キサン1部で結晶を洗浄して、低融点部分(以下、LM
P−■と付託する)を除去すると共に目的とする中融点
部分(以下、MMPと付記する)を頬取し、各フランク
ションから溶剤を留去して次のものを得た。中融点画分
(MMP)の団体脂含有率.・・100C
78.325℃ 70.5 35℃ 0.5 ※測定はA.0.0.S.OfficialMemod
od】0‐57に準じ、230 〜25307日間安定
化後測定。 ■ 脱駿シア脂(酸価2.2、沃素価61.5、ケン化
価176.6)1部に7%含水エタノール4部を加え、
加圧下に110℃まで縄拝しながら加熱する。110q
Cで約15分間静遣し下層に分離したエタノール不港物
(5.1%、沃素価205.3)を除いた上層部(上燈
液)を40C0まで冷却し、この温度で約3雌テ間静置
した後、下層を分取し、溶剤を蟹去して脱ガムシア脂(
収率75.2%、徒秦価54.5)を得た。 この脱ガムシア脂1部にnーヘキサン4部を加え、一2
0ooで9び分間燈拝し、結晶を櫨刻した後、予め一3
0o0に冷却したn−へキサン0.5部で結晶を洗浄し
脱港剤して沃素価43.1の結晶部65.1%、沃素価
74.3の渡液部34.9%を得た。糊 上記{1手で
得たパーム油中融点画分(MMP)と{2}で得た分別
シア脂を60:40の割合で混合しト脱色、脱臭して沃
素価36.9上昇融点31.8℃のハードバターAを得
た。 実施例 2 (1} 実施例1で使用したのと同じ脱酸、脱色パーム
油1部に5%含水メチルエチルケトン(以下、MEKと
略す)5部を加え、一6℃で6び分間櫨拝した後結晶を
渡別し、低融点部分(LMP−■)を除去した。 しかる後該結晶に油脂と溶剤の比が1:6になるように
新らしい同MEKを加え、4500まで加溢して結晶を
溶解させた溶液をlyoまで冷却し40分間摺拝した結
晶を濃別、一10℃に冷却した溶剤0.3部で本結晶を
洗浄して高融点部分(HMP)を除去した。次いで洗浄
液を合わせた櫨液を6℃、30分間燈拝して晶出した結
晶を櫨別し、該結晶を0℃の同MEKI部で洗浄して、
各フラクションから溶剤を留去し次のものを得た。中融
点画分(MMP)の固体脂含有率 10℃ 77.2 25℃ 69.1 35℃ 0.2 ■‘1!で得たパーム油中融点画分50%と実施例1(
2}で得た脱ガムシア脂20%及びイリツべ脂(沃素価
32.5、ケン化価194.0)30%とを混合し、常
法に従い精製して沃素価38.0、上昇融点32.7℃
のハードバターBを得た。 実施例 3 実施例1{1}で得たパーム油中融点画分と同例(2)
で得た分別シア脂及び脱酸したサルフアット(沃素価4
0.0、ケン化価190.5)を50:30:20の割
合で混合合精製して「沃素価37.7、上昇融点33.
4qoのハードバターCを得た。 比較例 1 ‘11 脱酸、脱色したパーム油(沃素価52.0ケン
化価197.0)1部に5%含水MEK4部を加え、2
5午0で60分間燈梓後鼠出した結晶を猿昇りし20o
oの同MEKO.$部で該結晶を洗浄して高融点部分(
HMP)を除去した。 次いで洗浄液を合わせた渡液を合わせた渡液を4℃に冷
却し、60分間燈拝して晶出した結晶を櫨別し、同様に
0℃の同MEKI部で洗浄して低融点部分(LMP)を
除去すると共に中融点部分(MMP)を採取し、各フラ
クションから溶剤を留去して次のものを得た。中融点画
分(MMP)の固体脂含有率 10℃ 77.4 25℃ 71.3 35℃ 3.5 【2’上記パーム油中融点画分(MM円)と実施例1{
2)で得た分別シア脂を60:40の割合で混合し精製
して、沃素価38.2上昇融点33.0こCのハードバ
ターLを得た。 比較例 2 【1} 比較鮫例1と同じパーム油1部にnーヘキサン
4部を加え、700で30〜40分間蝿拝した後櫨則し
た結晶を−5℃に冷却したn−へキサン0.$部で洗浄
して高融点部分(HM円)を除去した。 洗浄液を合わせた櫨液を−15℃に冷却し、約40分間
櫨拝して晶出した結晶を猿別し、一2000のn−へキ
サン1部で洗浄して低融点部分(LMP)を除去すると
共に中融点部分(MMP)を採取し、各フラクションか
ら溶剤を留去して次のものを得た。中融点画分(MMP
)の固体脂含有率 10℃ 73.6 25℃ 65.2 35℃ 1.7 ■ {1}のパMム油中融点画分と実施例1■で得た分
別シア脂を60:40の割合で混合し精製して、沃素価
39.6上昇融点32.6℃のハードバターMを得た。 ‘3} 更に(1)のパーム油中融点画分と実施例1■
で得た脱ガムシア脂及び脱酸サルフアツト(沃素価40
.0、ケン化価190.5)を50:30:20に混合
精製して、沃素価39.4上昇融点32.500のハー
ドバターNを得た。チョコレートテスト 以上の如く各実施例で得たハードバターA,B,C及び
各比較例で得たハードバターL,M’Nについて「下記
配合のチョコレートを常法通り試作しテンパリング処理
の難易程度、スナップ性等について比較テストした。 {1}配合 ココアパウダー(油脂分10〜12%) 1碇部全脂
粉乳 15〃粉 糖
42〃ハードバター
33〃レ シ チ ン
0.3〃/ゞ ニ フ
〇.〇。 3〃‘2) テンパリング処理法 チョコレートペーストを内径8仇肋、高さ120脚のス
テンレス製ビーカーに40咳秤取り、14〜1500の
水槽に該ビーカーの下端を7〜8柵だけ漬ける。 直径60肌の4枚羽根プロペラ2ケを取り付けた健梓器
をDCスターラ−(東京理化器機株式会社製DC−3r
)にセットし、回転数調節目盛6でチョコレートを蝿拝
する。チョコレート品塩45o 〜500○よりスタ−
トし、250 〜26。5qoになったとき又は粘度が
上昇してそれ以上温度を下げることが困難になった時点
で水槽の温度を28qoに上昇させ、この温度で更に1
5分間澄拝した後、40×loo×4肋の型に流して冷
却する。 テンパリング処理中の粘度変化をDCスターラーに附属
しているトルク計にて調べておく。{31 チョコレー
トの固さテスト法 1が〜20q○で10日以上放置して結晶を安定化させ
たチョコレートを200 士0.5ooの空気陣温槽内
に入れ、6時間以上放置した後チョコレートを手で割っ
てその固さを調べる。 順次温度を上昇させ同様に調べていく。評価基準 5.0点…・・・するどし「音をたてて割れる(充分な
固さを有する)4.5点……鈍い音をたてて割れる 4.0点……音はしないが割れる 3.5点・…・・曲り気味に割れる 3.0点・・・・・・曲りながら割れる 2.5点…・・・曲つて銭が入る程度 2.0点……曲つて割れない 1.5点・・・…手で押えても容易に変形しない1.0
点・・・…手で押えると容易に変形する(4)結果脇考
察 0ハードバターLは、テンパリング中、粘度が高くなり
困難であった。 又型に流す際充分脱泡が出来ずに、チョコレート裏面に
凹凸が生じた。oハードバターM,Nは、L程度の粘度
上昇は見られなかったが、型離れに時間がかかり、この
点では作業性が悪い。oチョコレートの固さでは、ハー
ドバターA,B,Cは特に常温(20o 〜2500)
に於けるスナップ性が優れている。 実施例 4 予め公知の界面活性剤法によって高融点部分を除去した
沃素価60.7のパーム油400gをnーヘキサン10
00gに混合溶解し、溶液を−13℃に冷却した後60
分間灘拝して結晶を析出させ低融点部分(LMP−■)
を櫨昇Uした。 一方、結晶部に新らしいn−へキサンを加えて油脂濃度
を25%とし結晶を加え加温熔解した後、3℃の水槽で
60分間燈拝して晶出した結晶を濃別し、結晶を−5℃
に冷却したnーヘキサン150gで洗浄して高融点部分
(HMP)を除去した。洗浄液を合わせた猿液を再び一
ly0に冷却し、6び分間縄拝して晶出した結晶を猿別
し、一2000に冷却したn−へキサン40雌で結晶を
洗浄して中融点部分(MM円)と低融点部分(LMP−
■)に分離し、夫々脱港剤して以下の結果を得た。低融
点画分(LMP−■)は濁りテストの結果、全く濁りを
生じなかった。 実施例 5 予めウィンタリング法により高融点部分を除去した沃素
価565のパーム油1部を2部のn−へキサンに混合溶
解し「実施例4と同様にして先ず一1000で低融点部
分(LMP−■)を臆測し、次いで結晶部にnーヘキサ
ソを加えて油脂濃度を25%とした後3℃で晶出した結
晶を洗浄して高融点部分(HMP)を臆測除去した。 しかる後漉液を再び一1000に冷却し「 晶出した結
晶を洗浄して中融点部分(MMP)と低融点部分(LM
円−■)にに分離し、以下の結果を得た。中融点画分(
MMPの固体脂含有率 10℃ 78.1 25℃ 69.2 35℃ 0.3 低融点画分(LMP−■)は濁りテストの結果、全く濁
りを生じなかった。 実施例 6 予め公知の界面活性剤法により高融点部分を除去した沃
素価57.6%のパーム油1部とn−へキサン2.5部
とを混合溶解した後、実施例4と全く同様にして以下の
結果を得た。 中融点画分(MMP)の固体脂含有率 10℃ 76.8 . 25℃ 68.435℃
0.2 低融点画分(LMP−■)は濁りテストの結果、全く濁
りを生じなかった。 尚、比較例1及び2で得た夫々の低融点画分(LMP)
の濁りテスト結果は、明らかに濁りを生じてし、た。 比較例 3 予め公知の界面活性剤により高融点部分を除去した沃素
価56.8のパーム油1部にnーヘキサンを加え、加温
溶解した油脂濃度25%の溶液を3℃に冷却し6岐テ間
燈拝しながら結晶を析出させ高融点部分(HMP)を猿
別除去した。 次いで猿液に新らしいn−へキサンを加え油脂濃度を2
0%に調整した後、一10午0に冷却し60分間損拝し
て晶出する結晶を櫨別し、予め一1500に冷却したn
−へキサン1部で結晶を洗浄して中融点部分(MMP)
と低融点部分(LMP)に分離した。各フラクションを
脱溶剤して以下の結果を得た。中融点画分(MMP)の
固体脂含有率 100C 70.5 25℃ 57.3 35℃ 1.5 低融点画分(LMP)は濁りテストの結果t 明らかに
濁りを生じた。
をn−へキサン4部に加温溶解し、一170で60分間
鯛梓した後、結晶を櫨別し低融点部分(以下、LMP−
■と付記する)を除去した。 しかる後、結晶部に新らしいn−へキサンを加え油脂濃
度20%に調整し、30ooにて加湿溶解後1℃まで冷
却して30〜40分燈拝した後、晶出した結晶を演劇、
結晶を予め一5℃に冷却したn−へキサン0.3部で洗
浄して高融点部分(以下、HMPと付記する.を除去し
た。次いで洗浄液を合わせた櫨液を−13oCで30〜
4び分損拝して晶出した結晶を櫨別し、一20q0−へ
キサン1部で結晶を洗浄して、低融点部分(以下、LM
P−■と付託する)を除去すると共に目的とする中融点
部分(以下、MMPと付記する)を頬取し、各フランク
ションから溶剤を留去して次のものを得た。中融点画分
(MMP)の団体脂含有率.・・100C
78.325℃ 70.5 35℃ 0.5 ※測定はA.0.0.S.OfficialMemod
od】0‐57に準じ、230 〜25307日間安定
化後測定。 ■ 脱駿シア脂(酸価2.2、沃素価61.5、ケン化
価176.6)1部に7%含水エタノール4部を加え、
加圧下に110℃まで縄拝しながら加熱する。110q
Cで約15分間静遣し下層に分離したエタノール不港物
(5.1%、沃素価205.3)を除いた上層部(上燈
液)を40C0まで冷却し、この温度で約3雌テ間静置
した後、下層を分取し、溶剤を蟹去して脱ガムシア脂(
収率75.2%、徒秦価54.5)を得た。 この脱ガムシア脂1部にnーヘキサン4部を加え、一2
0ooで9び分間燈拝し、結晶を櫨刻した後、予め一3
0o0に冷却したn−へキサン0.5部で結晶を洗浄し
脱港剤して沃素価43.1の結晶部65.1%、沃素価
74.3の渡液部34.9%を得た。糊 上記{1手で
得たパーム油中融点画分(MMP)と{2}で得た分別
シア脂を60:40の割合で混合しト脱色、脱臭して沃
素価36.9上昇融点31.8℃のハードバターAを得
た。 実施例 2 (1} 実施例1で使用したのと同じ脱酸、脱色パーム
油1部に5%含水メチルエチルケトン(以下、MEKと
略す)5部を加え、一6℃で6び分間櫨拝した後結晶を
渡別し、低融点部分(LMP−■)を除去した。 しかる後該結晶に油脂と溶剤の比が1:6になるように
新らしい同MEKを加え、4500まで加溢して結晶を
溶解させた溶液をlyoまで冷却し40分間摺拝した結
晶を濃別、一10℃に冷却した溶剤0.3部で本結晶を
洗浄して高融点部分(HMP)を除去した。次いで洗浄
液を合わせた櫨液を6℃、30分間燈拝して晶出した結
晶を櫨別し、該結晶を0℃の同MEKI部で洗浄して、
各フラクションから溶剤を留去し次のものを得た。中融
点画分(MMP)の固体脂含有率 10℃ 77.2 25℃ 69.1 35℃ 0.2 ■‘1!で得たパーム油中融点画分50%と実施例1(
2}で得た脱ガムシア脂20%及びイリツべ脂(沃素価
32.5、ケン化価194.0)30%とを混合し、常
法に従い精製して沃素価38.0、上昇融点32.7℃
のハードバターBを得た。 実施例 3 実施例1{1}で得たパーム油中融点画分と同例(2)
で得た分別シア脂及び脱酸したサルフアット(沃素価4
0.0、ケン化価190.5)を50:30:20の割
合で混合合精製して「沃素価37.7、上昇融点33.
4qoのハードバターCを得た。 比較例 1 ‘11 脱酸、脱色したパーム油(沃素価52.0ケン
化価197.0)1部に5%含水MEK4部を加え、2
5午0で60分間燈梓後鼠出した結晶を猿昇りし20o
oの同MEKO.$部で該結晶を洗浄して高融点部分(
HMP)を除去した。 次いで洗浄液を合わせた渡液を合わせた渡液を4℃に冷
却し、60分間燈拝して晶出した結晶を櫨別し、同様に
0℃の同MEKI部で洗浄して低融点部分(LMP)を
除去すると共に中融点部分(MMP)を採取し、各フラ
クションから溶剤を留去して次のものを得た。中融点画
分(MMP)の固体脂含有率 10℃ 77.4 25℃ 71.3 35℃ 3.5 【2’上記パーム油中融点画分(MM円)と実施例1{
2)で得た分別シア脂を60:40の割合で混合し精製
して、沃素価38.2上昇融点33.0こCのハードバ
ターLを得た。 比較例 2 【1} 比較鮫例1と同じパーム油1部にnーヘキサン
4部を加え、700で30〜40分間蝿拝した後櫨則し
た結晶を−5℃に冷却したn−へキサン0.$部で洗浄
して高融点部分(HM円)を除去した。 洗浄液を合わせた櫨液を−15℃に冷却し、約40分間
櫨拝して晶出した結晶を猿別し、一2000のn−へキ
サン1部で洗浄して低融点部分(LMP)を除去すると
共に中融点部分(MMP)を採取し、各フラクションか
ら溶剤を留去して次のものを得た。中融点画分(MMP
)の固体脂含有率 10℃ 73.6 25℃ 65.2 35℃ 1.7 ■ {1}のパMム油中融点画分と実施例1■で得た分
別シア脂を60:40の割合で混合し精製して、沃素価
39.6上昇融点32.6℃のハードバターMを得た。 ‘3} 更に(1)のパーム油中融点画分と実施例1■
で得た脱ガムシア脂及び脱酸サルフアツト(沃素価40
.0、ケン化価190.5)を50:30:20に混合
精製して、沃素価39.4上昇融点32.500のハー
ドバターNを得た。チョコレートテスト 以上の如く各実施例で得たハードバターA,B,C及び
各比較例で得たハードバターL,M’Nについて「下記
配合のチョコレートを常法通り試作しテンパリング処理
の難易程度、スナップ性等について比較テストした。 {1}配合 ココアパウダー(油脂分10〜12%) 1碇部全脂
粉乳 15〃粉 糖
42〃ハードバター
33〃レ シ チ ン
0.3〃/ゞ ニ フ
〇.〇。 3〃‘2) テンパリング処理法 チョコレートペーストを内径8仇肋、高さ120脚のス
テンレス製ビーカーに40咳秤取り、14〜1500の
水槽に該ビーカーの下端を7〜8柵だけ漬ける。 直径60肌の4枚羽根プロペラ2ケを取り付けた健梓器
をDCスターラ−(東京理化器機株式会社製DC−3r
)にセットし、回転数調節目盛6でチョコレートを蝿拝
する。チョコレート品塩45o 〜500○よりスタ−
トし、250 〜26。5qoになったとき又は粘度が
上昇してそれ以上温度を下げることが困難になった時点
で水槽の温度を28qoに上昇させ、この温度で更に1
5分間澄拝した後、40×loo×4肋の型に流して冷
却する。 テンパリング処理中の粘度変化をDCスターラーに附属
しているトルク計にて調べておく。{31 チョコレー
トの固さテスト法 1が〜20q○で10日以上放置して結晶を安定化させ
たチョコレートを200 士0.5ooの空気陣温槽内
に入れ、6時間以上放置した後チョコレートを手で割っ
てその固さを調べる。 順次温度を上昇させ同様に調べていく。評価基準 5.0点…・・・するどし「音をたてて割れる(充分な
固さを有する)4.5点……鈍い音をたてて割れる 4.0点……音はしないが割れる 3.5点・…・・曲り気味に割れる 3.0点・・・・・・曲りながら割れる 2.5点…・・・曲つて銭が入る程度 2.0点……曲つて割れない 1.5点・・・…手で押えても容易に変形しない1.0
点・・・…手で押えると容易に変形する(4)結果脇考
察 0ハードバターLは、テンパリング中、粘度が高くなり
困難であった。 又型に流す際充分脱泡が出来ずに、チョコレート裏面に
凹凸が生じた。oハードバターM,Nは、L程度の粘度
上昇は見られなかったが、型離れに時間がかかり、この
点では作業性が悪い。oチョコレートの固さでは、ハー
ドバターA,B,Cは特に常温(20o 〜2500)
に於けるスナップ性が優れている。 実施例 4 予め公知の界面活性剤法によって高融点部分を除去した
沃素価60.7のパーム油400gをnーヘキサン10
00gに混合溶解し、溶液を−13℃に冷却した後60
分間灘拝して結晶を析出させ低融点部分(LMP−■)
を櫨昇Uした。 一方、結晶部に新らしいn−へキサンを加えて油脂濃度
を25%とし結晶を加え加温熔解した後、3℃の水槽で
60分間燈拝して晶出した結晶を濃別し、結晶を−5℃
に冷却したnーヘキサン150gで洗浄して高融点部分
(HMP)を除去した。洗浄液を合わせた猿液を再び一
ly0に冷却し、6び分間縄拝して晶出した結晶を猿別
し、一2000に冷却したn−へキサン40雌で結晶を
洗浄して中融点部分(MM円)と低融点部分(LMP−
■)に分離し、夫々脱港剤して以下の結果を得た。低融
点画分(LMP−■)は濁りテストの結果、全く濁りを
生じなかった。 実施例 5 予めウィンタリング法により高融点部分を除去した沃素
価565のパーム油1部を2部のn−へキサンに混合溶
解し「実施例4と同様にして先ず一1000で低融点部
分(LMP−■)を臆測し、次いで結晶部にnーヘキサ
ソを加えて油脂濃度を25%とした後3℃で晶出した結
晶を洗浄して高融点部分(HMP)を臆測除去した。 しかる後漉液を再び一1000に冷却し「 晶出した結
晶を洗浄して中融点部分(MMP)と低融点部分(LM
円−■)にに分離し、以下の結果を得た。中融点画分(
MMPの固体脂含有率 10℃ 78.1 25℃ 69.2 35℃ 0.3 低融点画分(LMP−■)は濁りテストの結果、全く濁
りを生じなかった。 実施例 6 予め公知の界面活性剤法により高融点部分を除去した沃
素価57.6%のパーム油1部とn−へキサン2.5部
とを混合溶解した後、実施例4と全く同様にして以下の
結果を得た。 中融点画分(MMP)の固体脂含有率 10℃ 76.8 . 25℃ 68.435℃
0.2 低融点画分(LMP−■)は濁りテストの結果、全く濁
りを生じなかった。 尚、比較例1及び2で得た夫々の低融点画分(LMP)
の濁りテスト結果は、明らかに濁りを生じてし、た。 比較例 3 予め公知の界面活性剤により高融点部分を除去した沃素
価56.8のパーム油1部にnーヘキサンを加え、加温
溶解した油脂濃度25%の溶液を3℃に冷却し6岐テ間
燈拝しながら結晶を析出させ高融点部分(HMP)を猿
別除去した。 次いで猿液に新らしいn−へキサンを加え油脂濃度を2
0%に調整した後、一10午0に冷却し60分間損拝し
て晶出する結晶を櫨別し、予め一1500に冷却したn
−へキサン1部で結晶を洗浄して中融点部分(MMP)
と低融点部分(LMP)に分離した。各フラクションを
脱溶剤して以下の結果を得た。中融点画分(MMP)の
固体脂含有率 100C 70.5 25℃ 57.3 35℃ 1.5 低融点画分(LMP)は濁りテストの結果t 明らかに
濁りを生じた。
Claims (1)
- 1 パーム油の溶剤分別法において、予め高融点部分を
除去し又は除去しないパーム油から先ず原料油脂に対し
少くとも30重量%の低融点部分を除いた後、残部を2
段分別して沃素価が36以下で上昇融点が29.5°〜
32.5℃であり、本文記載の測定方法による透明点が
35.5℃好ましくは35.0℃以下である中融点画分
を分取することを特徴とするパーム油の分別法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15911876A JPS60395B2 (ja) | 1976-12-28 | 1976-12-28 | パーム油の分別法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15911876A JPS60395B2 (ja) | 1976-12-28 | 1976-12-28 | パーム油の分別法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5384009A JPS5384009A (en) | 1978-07-25 |
| JPS60395B2 true JPS60395B2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=15686622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15911876A Expired JPS60395B2 (ja) | 1976-12-28 | 1976-12-28 | パーム油の分別法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60395B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8389754B2 (en) | 2007-09-07 | 2013-03-05 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride |
| US8980346B2 (en) | 2007-09-07 | 2015-03-17 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Process for preparing hard butter |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55112299A (en) * | 1979-02-21 | 1980-08-29 | Fuji Oil Co Ltd | Fat for frying or spraying |
| JPH0635591B2 (ja) * | 1983-06-29 | 1994-05-11 | 旭電化工業株式会社 | カカオバタ−代用脂及びそれを含有するチョコレ−ト |
| US4601857A (en) * | 1983-07-26 | 1986-07-22 | Nestec S. A. | Process for fat fractionation with azeotropic solvents |
| US4588604A (en) * | 1984-12-21 | 1986-05-13 | The Procter & Gamble Company | Solvent fractionation process for obtaining temperable confectionery fat from palm oil |
| US4594259A (en) * | 1984-12-21 | 1986-06-10 | The Procter & Gamble Company | Temperable confectionery compositions having improved mouth melt suitable for chocolate |
| JPH083112B2 (ja) * | 1985-07-01 | 1996-01-17 | 不二製油株式会社 | 油脂の分画法 |
-
1976
- 1976-12-28 JP JP15911876A patent/JPS60395B2/ja not_active Expired
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8389754B2 (en) | 2007-09-07 | 2013-03-05 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride |
| US8980346B2 (en) | 2007-09-07 | 2015-03-17 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Process for preparing hard butter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5384009A (en) | 1978-07-25 |
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