JPS6039740B2 - プラスチツク成形金型用鋼 - Google Patents
プラスチツク成形金型用鋼Info
- Publication number
- JPS6039740B2 JPS6039740B2 JP53158715A JP15871578A JPS6039740B2 JP S6039740 B2 JPS6039740 B2 JP S6039740B2 JP 53158715 A JP53158715 A JP 53158715A JP 15871578 A JP15871578 A JP 15871578A JP S6039740 B2 JPS6039740 B2 JP S6039740B2
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- JP
- Japan
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- steel
- molds
- hardness
- less
- machinability
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Description
【発明の詳細な説明】
本願発明は性能の良好なプラスチック成形金型用鋼に関
し、さらに詳しくは被削性、シボ加工性および熱処理か
たさの断面均一性を重点的に改善させた大型金型用に好
適なプラスチック成型金型用鋼に関するものである。
し、さらに詳しくは被削性、シボ加工性および熱処理か
たさの断面均一性を重点的に改善させた大型金型用に好
適なプラスチック成型金型用鋼に関するものである。
プラスチック成型金型用鋼としては従来から炭素鋼、中
炭素低合金鋼または中合金鋼など用途に応じて種々の銅
が使いわけられている。
炭素低合金鋼または中合金鋼など用途に応じて種々の銅
が使いわけられている。
これを性能的に区分してみると、低廉低寿命金型として
HRC2庇汲の炭素鋼、長寿命金型としてHRC27級
の中炭素低合金鋼、さらに長寿命金型としてHRC4雌
汲の中合鋼がが主に用いられている。一方プラスチック
金型の最近のニーズをみると大形金型でしかもHRC2
7級とHRC4筋舷の中間クラスのHRC33級の耐久
性の高い金型が要求されており、従来の中炭素低合金鋼
または中合金鋼では要求特性を充分に満たすことができ
ないためこれに代わる新しい合金の開発が強く要望され
ている。本願発明者等は上記要求に対処して被削性、シ
ボ加工性、熱処理かたさの断面均一性について重点的に
調査した結果以下に示す合金系が大形金型用としてきわ
めて好適であることを見し、出した。
HRC2庇汲の炭素鋼、長寿命金型としてHRC27級
の中炭素低合金鋼、さらに長寿命金型としてHRC4雌
汲の中合鋼がが主に用いられている。一方プラスチック
金型の最近のニーズをみると大形金型でしかもHRC2
7級とHRC4筋舷の中間クラスのHRC33級の耐久
性の高い金型が要求されており、従来の中炭素低合金鋼
または中合金鋼では要求特性を充分に満たすことができ
ないためこれに代わる新しい合金の開発が強く要望され
ている。本願発明者等は上記要求に対処して被削性、シ
ボ加工性、熱処理かたさの断面均一性について重点的に
調査した結果以下に示す合金系が大形金型用としてきわ
めて好適であることを見し、出した。
すなわち本願発明は、‘1} 重量でC:0.2〜0.
5%、Si:2.0%以下、Mn:2.0%以下、Cr
:0.5〜4.0%、Mo:0.03〜2.0%、V:
0.01〜2.0%、S:0.036〜0.15%残部
が実質的にFeからなるシボ加工性に優れたプラスチッ
ク成型金型用鋼。
5%、Si:2.0%以下、Mn:2.0%以下、Cr
:0.5〜4.0%、Mo:0.03〜2.0%、V:
0.01〜2.0%、S:0.036〜0.15%残部
が実質的にFeからなるシボ加工性に優れたプラスチッ
ク成型金型用鋼。
{2ー 上記mの基本成分にたいしてさらに重量でNj
:1.20%以下を含有させ残部が実質的にFeからな
るシボ加工性に優れたプラスチック成型金型用鋼。
:1.20%以下を含有させ残部が実質的にFeからな
るシボ加工性に優れたプラスチック成型金型用鋼。
糊 上記{1}の基本成分にたいしてさらに重量でCa
:0.0005〜0.010%、Pb:0.03〜0.
20%、Te:0.01〜0.15%、Bi:0.01
〜0.20%のうち少なくとも1種を含有させ残部が実
質的にFeからなるシボ加工性に優れたプラスチック成
型金型用鋼。
:0.0005〜0.010%、Pb:0.03〜0.
20%、Te:0.01〜0.15%、Bi:0.01
〜0.20%のうち少なくとも1種を含有させ残部が実
質的にFeからなるシボ加工性に優れたプラスチック成
型金型用鋼。
{4} 上記mの基本成分にたいしてさらに重量でNj
:1.20%以下とCa:0.0005〜0.010%
、Pb:0.03〜0.20%、Te:0.01〜0.
16%、Bi:0.01〜0.20%のうち少なくとも
1種を含有させ、残部が実質的にFeからなるシボ加工
性に優れたプラスチック成型金型用鋼。
:1.20%以下とCa:0.0005〜0.010%
、Pb:0.03〜0.20%、Te:0.01〜0.
16%、Bi:0.01〜0.20%のうち少なくとも
1種を含有させ、残部が実質的にFeからなるシボ加工
性に優れたプラスチック成型金型用鋼。
本願発明鋼は上述したごとくプラスチック成型金型の大
型化に対処して合金設計されたものであり、本発明鋼の
特徴とするところは競入歪が充分に解消される600q
0以上の暁もどし処理によりHRC33以上の高かさが
得られるとともに大形村であても表層と中心部との硬度
差が少く均一な断面かたさが得られるため型寿命が良好
である。
型化に対処して合金設計されたものであり、本発明鋼の
特徴とするところは競入歪が充分に解消される600q
0以上の暁もどし処理によりHRC33以上の高かさが
得られるとともに大形村であても表層と中心部との硬度
差が少く均一な断面かたさが得られるため型寿命が良好
である。
また焼もどし後のミクロ組織が広範囲の切削条件におけ
る被削性およびシボ加工性に有利な焼もどしマルテンサ
ィトおよび燐もどしベイィナィト組織となるため、被削
性が総合的に優れかつシボ加工むらも軽度にすむという
大形プラスチック金型用として好適な条件を多く備えて
いる。次に本願発明鋼の成分組成範囲の限定理由を以下
に述べる。
る被削性およびシボ加工性に有利な焼もどしマルテンサ
ィトおよび燐もどしベイィナィト組織となるため、被削
性が総合的に優れかつシボ加工むらも軽度にすむという
大形プラスチック金型用として好適な条件を多く備えて
いる。次に本願発明鋼の成分組成範囲の限定理由を以下
に述べる。
C:0.2〜0.5%
プラスチック金型として必要なかたさは通常HRC33
以上であり、このかたさレベルを600℃以上の暁もど
し処理(焼入による熱処理歪を完全に除去するためには
600℃以上の焼もどしが必要)により確保するために
は少なくとも0.2%以上含有する必要がある。
以上であり、このかたさレベルを600℃以上の暁もど
し処理(焼入による熱処理歪を完全に除去するためには
600℃以上の焼もどしが必要)により確保するために
は少なくとも0.2%以上含有する必要がある。
ただし多量に含有すると残留オーステナィトの生成およ
び靭性、溶接性等が劣化するため0.5%以下に限定し
た。Si:2.0%以下 溶製時の脱酸効果のほか、基地の強化に有効な元素であ
り積極的に含有することが望ましい。
び靭性、溶接性等が劣化するため0.5%以下に限定し
た。Si:2.0%以下 溶製時の脱酸効果のほか、基地の強化に有効な元素であ
り積極的に含有することが望ましい。
ただし多量に含有すると地癖が多くなると同時に被削性
も低下するため2.0%以下に限定した。Mn:2.0
%以下 溶製時の脱酸、脱硫効果のほか、大形化にたし、する競
入性を確保するために有効な元素であり、積極的に含有
することが望ましい。
も低下するため2.0%以下に限定した。Mn:2.0
%以下 溶製時の脱酸、脱硫効果のほか、大形化にたし、する競
入性を確保するために有効な元素であり、積極的に含有
することが望ましい。
ただし多量の含有すると被削性が低下するため2.0%
以下に限定した。Cr:0.5〜4.0% 金型の大形化にたし、する焼入性を確保すると同時に、
シボ加工性を改善するために必要な元素であり、少くと
も0.5%以上含有する必要がある。
以下に限定した。Cr:0.5〜4.0% 金型の大形化にたし、する焼入性を確保すると同時に、
シボ加工性を改善するために必要な元素であり、少くと
も0.5%以上含有する必要がある。
ただし多量に含有するとベイナイトノーズが長時間側に
移行し、鞠性に富んだマルテンサィト組触が生成され、
被削性が劣化するため4.0%以下に限定した。Mo:
0.03〜2.0% 金型の大型化にたし、する焼入性を確保すると同時に糠
もどし軟化抵抗性を確保するために必要な元素であり、
60000以上の焼もとし処理でHRC33以上のかた
さを確保するためには少くとも0.03%以上含有する
必要がある。
移行し、鞠性に富んだマルテンサィト組触が生成され、
被削性が劣化するため4.0%以下に限定した。Mo:
0.03〜2.0% 金型の大型化にたし、する焼入性を確保すると同時に糠
もどし軟化抵抗性を確保するために必要な元素であり、
60000以上の焼もとし処理でHRC33以上のかた
さを確保するためには少くとも0.03%以上含有する
必要がある。
ただし多量に含有すると被削性および靭性が劣化するた
め2.0%以下に限定した。V:0.01〜2.0% 蛾もと、し軟化抵抗性を確保するためにきわめて有効な
元素であり、600℃以上の焼もどし処理でHRC33
以上のかたさを確保するためには少くとも0.01%以
上含有する必要がある。
め2.0%以下に限定した。V:0.01〜2.0% 蛾もと、し軟化抵抗性を確保するためにきわめて有効な
元素であり、600℃以上の焼もどし処理でHRC33
以上のかたさを確保するためには少くとも0.01%以
上含有する必要がある。
ただし多量に含有すると被削性および級性が劣化するた
め2.0%以下に限定した。S:0.036〜0.15
% 良好な被削性を確保するために必要な元素であり、少く
とも0.036%以上含有する必要がある。
め2.0%以下に限定した。S:0.036〜0.15
% 良好な被削性を確保するために必要な元素であり、少く
とも0.036%以上含有する必要がある。
ただし必要以上に含有すると硫化物の偏析に起因する地
癖、ブラックスポルトが多くなり鏡面仕上げ性、シボ加
工性が悪くなるので、0.15%以下に限定した。上記
成分組成により大形のプラスチック成型金型用として好
適な鋼が製造できるが、さらに以下の元素を適量含有す
ることにより性能が大中に向上する。
癖、ブラックスポルトが多くなり鏡面仕上げ性、シボ加
工性が悪くなるので、0.15%以下に限定した。上記
成分組成により大形のプラスチック成型金型用として好
適な鋼が製造できるが、さらに以下の元素を適量含有す
ることにより性能が大中に向上する。
Ni:1.20%以下
焼入性の向上にたいして有効な元素であるが、多量に含
有すると被削性が劣化するため1.20%以下に限定し
た。
有すると被削性が劣化するため1.20%以下に限定し
た。
Ca:0.0005〜0.010%、Pb:0.03〜
0.20%、Te:0.01〜0.15%、Bi:0.
01〜0.20%上記元素はいずれも被削性を向上させ
るために有効な元素であり、Ca:0.0005%以上
、Pb:0.03以上、Te:0.01%以上、Bi:
0.01%以上の内の少なくとも1種以上を含有する必
要があるが、必要以上に含有すると地癖、ブラックスポ
ット等が発生しやすくなるため、それぞれCa:0.0
005〜0.010%、Pb:0.03〜0.20%、
Te:0.01〜0.15%、Bi:0.01〜0.2
0%の範囲に限定した。
0.20%、Te:0.01〜0.15%、Bi:0.
01〜0.20%上記元素はいずれも被削性を向上させ
るために有効な元素であり、Ca:0.0005%以上
、Pb:0.03以上、Te:0.01%以上、Bi:
0.01%以上の内の少なくとも1種以上を含有する必
要があるが、必要以上に含有すると地癖、ブラックスポ
ット等が発生しやすくなるため、それぞれCa:0.0
005〜0.010%、Pb:0.03〜0.20%、
Te:0.01〜0.15%、Bi:0.01〜0.2
0%の範囲に限定した。
次に本願発明鋼の特徴を実施例により詳細に説明する。
<実施例>第1表に示すごとき成分組組成の本願発明鋼
および大形プラスチック成型金型用として従来から用い
れている中炭素低合金鋼溶製し、各種特性値を調査した
。
および大形プラスチック成型金型用として従来から用い
れている中炭素低合金鋼溶製し、各種特性値を調査した
。
なおNol〜18は本願発明鋼であり、Nol9〜21
は比較のために溶製したS55C系、SCM5系、SC
M3系に相当する銅である。焼もどしかたさプラスチッ
ク成型金型は高度の寸法精度が要求される。
は比較のために溶製したS55C系、SCM5系、SC
M3系に相当する銅である。焼もどしかたさプラスチッ
ク成型金型は高度の寸法精度が要求される。
第 1 表したがって、焼もどし温度が低すぎると嫌入
による熱処理歪が充分に消失せず、型彫り後にそりまた
は曲りなどが生じるため、焼もどし温度は焼入歪が充分
に消失する温度すなわち60000以上の温度で処理す
ることが望ましい。
による熱処理歪が充分に消失せず、型彫り後にそりまた
は曲りなどが生じるため、焼もどし温度は焼入歪が充分
に消失する温度すなわち60000以上の温度で処理す
ることが望ましい。
このような理由から焼もどし温度の下限は制約されるが
、一方本願発明の対象となるプラスチック成型金型は使
用状態で少くともHRC33以上のかたさが必要である
ことから、60000以上の塚もどし処理において、H
RC33以上のかたさが得られるような合金が要望され
、そこで第1表の供試材を用いて競入−焼もどしかたさ
を測定した。その結果を熱処理条件とともに第2表に示
した。
、一方本願発明の対象となるプラスチック成型金型は使
用状態で少くともHRC33以上のかたさが必要である
ことから、60000以上の塚もどし処理において、H
RC33以上のかたさが得られるような合金が要望され
、そこで第1表の供試材を用いて競入−焼もどしかたさ
を測定した。その結果を熱処理条件とともに第2表に示
した。
第2表にみられるごとく、従来から用いられている中炭
素低合金鋼では600q○以上の焼もどし処理でHRC
33以上のかたさを確保することはきわめて困難である
が、本願発明鋼ではこの目標を容易に達成できる。
素低合金鋼では600q○以上の焼もどし処理でHRC
33以上のかたさを確保することはきわめて困難である
が、本願発明鋼ではこの目標を容易に達成できる。
したがって高かさに調整しても焼入時の残留熱処理歪に
よる金型のそりおよび曲りの心配が全くなく、高度な寸
法精度を長期間安定して維持できることを示している。
第2表 断面かたさ均一性 一般に大物材になるほど中心部のかたさが表層かたさに
くらべて低くなる。
よる金型のそりおよび曲りの心配が全くなく、高度な寸
法精度を長期間安定して維持できることを示している。
第2表 断面かたさ均一性 一般に大物材になるほど中心部のかたさが表層かたさに
くらべて低くなる。
しかしながらプラスチック成型金型においてはこのよう
な硬度差は型寿命を減ずる大きな原因となるため、大型
金型用としては特に断面かたさの均一性が問題となる。
そきこで第1表の供試材を用いて直径100〜600側
の各種寸法に鍛造成形した後後、焼入−焼もどし処理を
施し、断面かたさ均一性を調査した。その結果を図に示
した。図中本発明鋼Nol〜職ま上限値線1と下限値線
2の間に分布している。同図にみられるごとく従来から
用いられている中炭素低合金鋼では直径が大きくなるほ
ど表層と中心部のかたさの差が大きくなる傾向が顕著に
みられるのにたいして本願発明鋼ではないずれもその傾
向がきわめて少く、直径60仇肋の大物材でも表層と中
心部のかたさの差はHRC3以下である。したがって本
願発明鋼で製造したプラスチック成型金型は大形金型で
あっても断面かたさの均一性はきわめて良好であり、型
寿命にたいして好結果を与えることを/示している。被
削性 プラスチック成型金型用鋼は複雑な形状に型彫りする必
要性から、広範囲の切削条件において良好な被削性を有
することが必要である。
な硬度差は型寿命を減ずる大きな原因となるため、大型
金型用としては特に断面かたさの均一性が問題となる。
そきこで第1表の供試材を用いて直径100〜600側
の各種寸法に鍛造成形した後後、焼入−焼もどし処理を
施し、断面かたさ均一性を調査した。その結果を図に示
した。図中本発明鋼Nol〜職ま上限値線1と下限値線
2の間に分布している。同図にみられるごとく従来から
用いられている中炭素低合金鋼では直径が大きくなるほ
ど表層と中心部のかたさの差が大きくなる傾向が顕著に
みられるのにたいして本願発明鋼ではないずれもその傾
向がきわめて少く、直径60仇肋の大物材でも表層と中
心部のかたさの差はHRC3以下である。したがって本
願発明鋼で製造したプラスチック成型金型は大形金型で
あっても断面かたさの均一性はきわめて良好であり、型
寿命にたいして好結果を与えることを/示している。被
削性 プラスチック成型金型用鋼は複雑な形状に型彫りする必
要性から、広範囲の切削条件において良好な被削性を有
することが必要である。
したがって単純な切削試験における結果により金型用鋼
の被削性を判定することは必ずしも適当でない。そこで
第1表の供試材を競入−焼もとし処理により実用かたさ
レベルに調整した後、実際の金型を型彫りし、その時の
型彫り加工に要した時間を比較することにより被削性を
判定した。その結果を第3表に示す。第3表 *比較鋼20を基準Kした型彩り加工に要した時間比
, 夫×比較鋼20を基準Kした型寿命比 同表にみられるごとく本願発明鋼の型彫り加工時間は従
釆の実用鋼にくらべて50〜70%に短縮されており、
被削性は総合的に優れていることを示している。
の被削性を判定することは必ずしも適当でない。そこで
第1表の供試材を競入−焼もとし処理により実用かたさ
レベルに調整した後、実際の金型を型彫りし、その時の
型彫り加工に要した時間を比較することにより被削性を
判定した。その結果を第3表に示す。第3表 *比較鋼20を基準Kした型彩り加工に要した時間比
, 夫×比較鋼20を基準Kした型寿命比 同表にみられるごとく本願発明鋼の型彫り加工時間は従
釆の実用鋼にくらべて50〜70%に短縮されており、
被削性は総合的に優れていることを示している。
これは後述するシボ加工性にも関連するが、本願発明鋼
のミクロ織は焼入−焼もどし状態において焼もどしマル
テンサィトと焼もどしベイナイト組織とからなり、組織
の均一性が保たれているため、広範囲の切削条件におい
て優れた被削性を示すものと思われる。実用型寿命 第3表に示したかたさを有する種々のプラスチック金型
を用いて自動車用フロントグリルの量産製造を行った。
のミクロ織は焼入−焼もどし状態において焼もどしマル
テンサィトと焼もどしベイナイト組織とからなり、組織
の均一性が保たれているため、広範囲の切削条件におい
て優れた被削性を示すものと思われる。実用型寿命 第3表に示したかたさを有する種々のプラスチック金型
を用いて自動車用フロントグリルの量産製造を行った。
その時の型寿命を第3表に併記した。なお、型寿命は比
較鋼No.20から製造した金型を基準にした相対的寿
命で表わした。第3表にみられるごとく本願発明鋼によ
り製造した金型は従来鋼より製造した金型にくらべてい
ずれも型寿命が長く、良好な耐久性を示している。
較鋼No.20から製造した金型を基準にした相対的寿
命で表わした。第3表にみられるごとく本願発明鋼によ
り製造した金型は従来鋼より製造した金型にくらべてい
ずれも型寿命が長く、良好な耐久性を示している。
その中でも特にNiを含有したNo.3,4およびNo
.12〜18はより優れた耐久性を示している。シボ加
工性プラスチック成型金型用鋼として具備すべき性質の
うち、シボ加工性は重要な特性の一つである。
.12〜18はより優れた耐久性を示している。シボ加
工性プラスチック成型金型用鋼として具備すべき性質の
うち、シボ加工性は重要な特性の一つである。
すなわちプラスチック製品のつや消しを目的として金型
表面に腐食処理を行なう場合があるが、この時シボ加工
むらが生成しやすく、プラスチック製品の美観に影響を
およぼすためシボ加工むらの程度をできるかぎり軽度に
おさえる必要がある。シボ加工むらが生成する大きな原
因は金型のミクロ組織すなわち偏析帯に沿って腐食度が
大きく異なる組織が混在するためであり、シボ加工むら
を軽度におさえるためには偏析帯を少〈し、組織の均一
性をはかることが必要である。そこで従来の実用鋼にお
いては焼入−焼もどし処理の前に均一加熱処理を施す場
合もあるが、本願発明鋼の場合は合金元素のバランスに
より焼入−焼もどし処理におけるミクロ組織が焼もどし
マルテンサィトと暁もと、しベイナイトからなるため腐
食度の程度に差がみられず、したがって糠入−焼もどし
処理前に均一加熱処理を施さなくても顕著なシボ加工む
らは生成しない特徴がある。以上の実施例にみられるご
とく本願発明のプラスチック成型金型用鋼は熱処理かた
さの断面均一性、被削性、シボ加工性が優れ、かつ熱処
理歪が残留しない60000以上の高温焼もどしにおい
てもHRC33程度のかたさレベルを有するため、大型
金型用のプラスチック成型金型としてきわめて好適な鋼
である。
表面に腐食処理を行なう場合があるが、この時シボ加工
むらが生成しやすく、プラスチック製品の美観に影響を
およぼすためシボ加工むらの程度をできるかぎり軽度に
おさえる必要がある。シボ加工むらが生成する大きな原
因は金型のミクロ組織すなわち偏析帯に沿って腐食度が
大きく異なる組織が混在するためであり、シボ加工むら
を軽度におさえるためには偏析帯を少〈し、組織の均一
性をはかることが必要である。そこで従来の実用鋼にお
いては焼入−焼もどし処理の前に均一加熱処理を施す場
合もあるが、本願発明鋼の場合は合金元素のバランスに
より焼入−焼もどし処理におけるミクロ組織が焼もどし
マルテンサィトと暁もと、しベイナイトからなるため腐
食度の程度に差がみられず、したがって糠入−焼もどし
処理前に均一加熱処理を施さなくても顕著なシボ加工む
らは生成しない特徴がある。以上の実施例にみられるご
とく本願発明のプラスチック成型金型用鋼は熱処理かた
さの断面均一性、被削性、シボ加工性が優れ、かつ熱処
理歪が残留しない60000以上の高温焼もどしにおい
てもHRC33程度のかたさレベルを有するため、大型
金型用のプラスチック成型金型としてきわめて好適な鋼
である。
図は大物材における表層と中心部のかたさの差を示す図
である。 1:上限値線、2:下限値線。
である。 1:上限値線、2:下限値線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量でC:0.2〜0.5%、Si:2.0%以下
、Mn:2.0%以下、Cr:0.5〜4.0%、Mo
:0.03〜2.0%、V:0.01〜2.0%、S:
0.036〜0.15%、残部が実質的にFeからなる
シボ加工性に優れたプラスチツク成型金型用鋼。 2 重量でC:0.2〜0.5%、Si:2.0%以下
、Mn:2.0%以下、Cr:0.5〜4.0%、Mo
:0.03〜2.0%、V:0.01〜2.0%、S:
0.036〜0.15%とさらにNi:1.20%以下
、残部が実質的にFeからなるシボ加工性に優れたプラ
スチツク成型金型用鋼。 3 重量でC:0.2〜0.5%、Si:2.0%以下
、Mn:2.0%以下、Cr:0.5〜4.0%、Mo
:0.03〜2.0%、V:0.01〜2.0%、S:
0.036〜0.15%と、さらにCa:0.0005
〜0.010%、Pb:0.03〜0.20%、Te:
0.01〜0.15%、Bi:0.01〜0.20%の
少なくとも1種を含有させ、残部が実質的にFeからな
るシボ加工性に優れたプラスチツク成型金型用鋼。 4 重量でC:0.2〜0.5%、Si:2.0%以下
、Mn:2.0%以下、Cr:0.5〜4.0%、Mo
:0.03〜2.0%、V:0.01〜2.0%、S:
0.036〜0.15%と、さらにNi:1.20%以
下と、Ca:0.0005〜0.0100%、Pb:0
.03〜0.20%、Te:0.01〜0.15%、B
i:0.01〜0.20%の少なくとも1種とを含有さ
せ、残部が実質的にFeからなるシボ加工性に優れたプ
ラスチツク成型金型用鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53158715A JPS6039740B2 (ja) | 1978-12-25 | 1978-12-25 | プラスチツク成形金型用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53158715A JPS6039740B2 (ja) | 1978-12-25 | 1978-12-25 | プラスチツク成形金型用鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5585655A JPS5585655A (en) | 1980-06-27 |
| JPS6039740B2 true JPS6039740B2 (ja) | 1985-09-07 |
Family
ID=15677761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53158715A Expired JPS6039740B2 (ja) | 1978-12-25 | 1978-12-25 | プラスチツク成形金型用鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039740B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6075550A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-27 | Hitachi Metals Ltd | 快削性プラスチック成形プリハ−ドン金型用鋼 |
| JPS60141021U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-18 | 富士通アイソテック株式会社 | フラツトケ−ブル電線 |
| JPS60211052A (ja) * | 1984-04-03 | 1985-10-23 | Hitachi Ltd | プラスチック成型用型材およびその製造方法 |
| JPH02138439A (ja) * | 1989-10-18 | 1990-05-28 | Daido Steel Co Ltd | 成形用工具のための工具鋼 |
| JP5641298B2 (ja) * | 2010-06-28 | 2014-12-17 | 大同特殊鋼株式会社 | プラスチック成形金型用鋼の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5343369B2 (ja) * | 1973-11-16 | 1978-11-18 |
-
1978
- 1978-12-25 JP JP53158715A patent/JPS6039740B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5585655A (en) | 1980-06-27 |
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