JPS6048483B2 - 脂質膜薬剤送達 - Google Patents

脂質膜薬剤送達

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JPS6048483B2
JPS6048483B2 JP54127235A JP12723579A JPS6048483B2 JP S6048483 B2 JPS6048483 B2 JP S6048483B2 JP 54127235 A JP54127235 A JP 54127235A JP 12723579 A JP12723579 A JP 12723579A JP S6048483 B2 JPS6048483 B2 JP S6048483B2
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Description

【発明の詳細な説明】 枝術分野 本発明は、薬理学的に活性な薬剤を優先的に肝膵に発達
する複合物に関する。
更に特定的には、構造体の構成の必須部分としてジガラ
クトシルジグリセリドを含む脂質膜構造体〔「小胞(V
eslcles)」、「脂肋小体(1ip()SOme
s)」〕が、インシュリン等の薬剤を優先的に肝膵の肝
細胞へ搬送することに関する。
肝脆は人体の最も大きな腺であり、それとして門脈およ
び肝動脈を通つて多量の血液の供給を受入れている。
代謝的には、肝膵は人体の中で最も複雑な器官であり、
そして他の多くの橙能のほかに肝職はそこに導入される
薬剤を代謝/分配する。また肝膵は、体内にて製造され
る薬理学的に活性な物質の的器官でもある。従つて、肝
脈に薬剤を侵先的に送達する改善された手段によつて、
より自然な態様で薬剤が体内にて処理される手段が提供
され、これによつて薬剤治療法が改善される。肝朦がイ
ンシュリンを処理する仕方により、この重要な対象器官
の活性を示すことができる )インシュリンは、動物の
代謝に全般的に影響をおよぼすホルモンである。
このホルモンの最も顕著な効果は、、血漿中のグルコー
ス濃度を低下させる能力てある。摂取された炭水化物系
の食事は腸内にてグルコースに通常消化され、そして門
脈循環中に吸収される。膵臓は腸内の炭水化物に応答し
て門脈循環中にインシュリンを放出する。吸収されたグ
ルコースおよび放出されたインシュリンは、門脈によつ
て肝臓に運ばれる。肝臓にて、グルコースの肝細胞によ
る代謝をインシュリンが調節する。機能は不明であるが
、肝臓は大部分のインシュリンを保持するが若干を放出
して、筋肉および脂肪組織によるグルコースの利用を促
進する。血中グルコースの低減は、肝臓および末梢組織
におよぼすインシュリンの効果によるものである。従つ
て、膵職は生体内のインシュリン源であり、肝臓はイン
シュリンを正常に利用することを支配する。糖尿病は、
後期には過血糖症、糖尿、増加蛋白分解、ケトン症およ
びアシドージスにて発現される一般化した慢性代謝障害
である。
この疾病が長びくと、血管、網膜、腎臓および神経系の
変性症が併発する。、糖尿病の場合、炭水化物系の食事
に応じて膵臓が不足のインシュリンを生産するかもしく
は放出す。このインシュリンの欠乏によつて、血液中の
グルコースを大部分の組織が利用できないという状態が
生ずる。その結果、血中グルコースが異常に高い量に達
する。この血中グルコース量が、血漿の限外胛過液から
グルコースを再吸収する腎臓の能力を超過する場合、グ
ルコースが尿中に出現する。更に、身体の細胞が他の栄
養物を適切に代謝できなくなりそして生長が通常阻害さ
れる。また、組織に対するインシュリンの欠乏は結局、
血液中に異常に高い量の毒性ケトン代謝物を生じさせる
。これら変化の最終的な総台結果は、昏睡および死とい
うことになろう。糖尿病のインシュリン療法は192奔
に始まつた。
最近の医療では、インシュリンは皮下に投与される。こ
れは、インシュリンの経口投与が多分蛋白質分解のため
に非能率的てあるためである。インシュリンを皮下投与
すると、主に筋肉および脂肋組織に対するインシュリン
の作用の結果、血中グルコースの量が低下する。重症の
インシュリン欠乏糖尿病患者の維持にはインシュリンの
投与が不可欠である。
しかし、注射によるインシュリンの投与は正常に近い状
態としては分類できない。重要なことは、正常な人間の
膵臓の解剖学的配置によれば、口腔内のグルコースの量
に応答して膵臓から分泌される多量のインシュリンが末
梢循環系に入る前に門脈循環を経て肝朦に供給されるよ
うになつていることである。比較してみると、インシュ
リンが糖尿病患者に皮下投与される場合、末梢組織がま
ずこのホルモンに接近し、そして肝職に送られるインシ
ュリンの量を低減する一方、重要なグルコース調節機構
としての肝臓の効果を低下させる。そのため、注射によ
り投与されたインシュリンの作用は、膵腺から放出され
たインシュリンとしての生理学的 )作用と同一てはな
い。本発明は、インシュリンまたは他の薬理学的に活性
な薬剤が人体または低級動物の肝臓に優先して送達され
得る手段を提供するものである。
また本発明は、酵素、ビタミン類および他の薬剤、特に
インターフエロンをこのような治療を必要とする人体お
よび低級動物に投与する改善された手段を提供するもの
である。背景技術 下記の文献は、この分野の研究を概観するもの ・てあ
る。
各出版物には追加的参照用の引用が含まれている。ED
TAか脂肪小体により被包化(Encapsulate
)されそして重金属中毒の治療用に注射されている。
肝膝等の軟組織における組織の被包化されたEDTAの
吸収は、被包化されていないETT)Aが直接注射され
る場合よりも約2賠も増加されるといわれている。脂肪
小体の製造および肺腋塞栓症に関する問題が言及されて
いる。Rahman他によるJ.Lab.Clln.M
ed.83(4)、640〜7(1974)およびTh
eU.S.EnergyResearchandDev
elOpmentAdministratiOnに譲渡
された1976年1月13日附の米国特許第39326
57号明細書を参照のこと。レシチン/コレステロール
の脂肪小体内に被包.されたインシュリンの経口投与が
、EFBSレTters62、1、60〜3 (197
6)にPatel他によつて報告されている。
また、南アフリカ共和国の特許出願第73/185吋明
細書には、種々の脂肪小体形成材料を用いて経口投与用
にインシュリンを・被包化することが開示されそして特
許の請求がなされている。湿潤剤を含む脂肪小体材料お
よび局部的に適用して皮1・Hを湿化する使用法が、1
97師5月18日附の米国特許第3957971号明細
書中に開示されている。
米国特許第5132■号(1974年10月19日附)
がTheU.S.EnergyResearchand
DevelOpmentAdministratiOn
によつて出願された。
これは、癌の治療用に脂肪小体中に被包化されたアクチ
ノマイシンDを含む。この出願は実施許諾用に公開され
ている。この特許出願発明に関連する研究報告が、Pr
OceedingsOfTheSOcietyfOrE
xperimentalBiOlOgyandMedi
cInel4仄1173〜76(1974)に掲載され
ている。ベルギー特許第83062吟(1975)明細
書には、負に帯電した脂肪体中に添加された免疫学的に
有効な物質を特徴とする免疫学的に活性の複合物が開示
されそして特許請求されている。
このように被包化された物質のいくつかは、ビールス抗
原、バクテリア抗原等を含んでいる。一定のガラクトシ
ル脂質を含む脂肪小体が、TheWalterReed
ArmyInstituteOfResearchの研
究者によつて、ImmunOchemistry)第1
1巻、475〜81(1974)に記載されている。
BiOchimicaetBiOphysicaAct
a3ll、531〜44(1973)によると、ガラク
トシル脂質膜に関する他の研究が、ThePasteu
rInstituteその他にて実施されている(Im
munOchemistry第B巻、289〜94)。
これら後者の出版物には、膜材料から脂肪小体を製造す
ることは報告されいないようである。197師2月10
日附の米国特許第3937668号明細書には、アルブ
ミンの超微小球中に被包化されたインシュリンが開示さ
れている。
超音波振動枝術を用いて脂肪小体中で各種の水溶性薬剤
を被包する装置方法が、BattelleMemOri
alInstitute−InternatlOnal
DlViSi()nによつて開示された。
ドイツ国公開公報第2532317号明細書(1974
)を参照のこと。全く異なる種類の「UFASOMES
」と呼はれる被包化用小胞が、不飽和脂肪酸から製造さ
れ、そして構造および性質がリン脂質脂肪小体に極めて
類似すると報告されている。
GeblCkl他によるChem.Phys.Llpl
dslα2)、142〜60(1976)を参照のこと
。TheNewEnglandJOurnalOfMe
dicineの197師9月23日刊行の704〜10
頁および197師9月30日刊行の765〜70頁には
、脂肪小体類、それらの薬剤用の使用に関する広範な報
告があり、そして脂肪小体中に被包化された薬剤の種類
について多数の参照が含まれている。
TheJOurnalOfLipidResearch
9、310〜18(1968)に記載された概観に、脂
肪小体およびこの小体の形成に関する種々の一般的態様
が開示されている。
しBOratOryInvestigatiOn34、
NO..3、276以降、(1976)に記載された他
の論文には、肝臓中の脂肪小体の取込みについて検討さ
れている。台成脂質小胞の生物体中における運命および
分布が研究され、そしてPrOceedingsOft
heNatiOnalAcademyOfScienc
es7l,NO..9,3487〜91(1974年9
月)に報告されている。この研究では、脂肪小体の運命
をモーターするために放射性テクネチウムが用いられた
。腫傷を有するマウスについての他の研究が、Life
Sciencesl7、715〜24に記載されている
。ラットに薬剤(インシュリンを含む)を注射すること
による筋肉間吸収の期間についての研究が、Chem.
Pharm.Bull.23(10)2218〜22(
1975)に報告されている。
J.Arehart−Treicllel,Scien
ceNews,第114巻、第4号、(197a年7月
22日)の60頁に、ある研究者が脂肪小体を抗体と結
合させて、脂肪小体包封酵素を或る病状を処理するため
に対象(ターゲット)細胞に充当させたことが報告され
ている。
本発明に特に関連する論文は、MaukおよびGamb
leによる、PrOc.Natl.Acad.Sci.
USA)76、NO..2、756〜769頁、197
奔2月、BlOPhySlCSである。
この論文にて、著者はLunneyおよびAshwel
lの研究(PrOc.Natl.Acad.Sci.U
SA)73、341〜343、1976)に関する実験
、すなわち、表面の炭水化物が特定組織による脂肪小体
の認定の決定要素として役立つ可能性が生じたことを報
告している。LunneyおよびAshwellの研究
には、ガラクトース末端処理グリコプロテインを認定し
そして結合させ得る特定の肝臓受容器について記述され
ている。しかし、MaukおよびGambleの研究
ノては、研究した特定の小胞の表面にフルクトースもし
くはガラクトースのいずれかが存在すると「この小胞の
組織分布に統計的に有意な変化が生じない」ことが示さ
れている。GregOriadisによるBiOche
micalSOcietyTransactiOns)
第3巻(1975)613頁に、アシアロフエチユイン
(AsialOfetuin)(アシアロフエチユイン
はガラクトシル単位を含有する)を含む脂肪小体を用い
た、肝臓へのプレオマイシンおよび放射性アイソトープ
(インシュリンまたはインターフエロンではない)の送
達が報告されている。
この研究は調節処理によつて肝臓の吸収が向上されたこ
とを示すが、データの統計的意義は明らかでない。19
77年4月5日附の米国特許第401610吟明細書に
薬剤複合物が開示されており、この複合物は、リン脂質
を水に分散させ、この分散液に医薬を添加し、得られた
水性分散液を凍結して脂質小球体中にその医薬を取込み
、そして次にこの凍結分散物を解かして脂質小球体中に
取込まれた医薬の水性分散物を得ることによつて調製さ
れる。
1977年4月5日附の米国特許第401629吋明細
書には、荷電したキレート化剤を脂肪小体(この小体は
細胞に吸収される)にて被包することによつて、キレー
ト化剤を細胞膜中に移行させる方法が開示されている。
197師3月7日附の米国特許第407805訝明細書
には、薬剤を被包化する単層の小胞が開示されている。
TheLancet)1974年6月29日発行、13
13〜1316頁には、転移癌(Metastatic
cancer)の患者に薬剤坦体として脂肪小体を用い
て可能性が開示されている。ShipleyによるBi
OchimicaetBi()PhysicaActa
3ll(1973)531〜544には、モノーおよび
シカラクトシルジグリセリドの水中の相挙動が開示され
ている。
糖脂質およびリン脂質の相挙動が、植物および動物の細
胞膜中の個々の役割に関して比較されそして考察されて
いる。発明の開示 本発明は、人体または低級動物に薬剤、診断用剤等を投
与するための脂質膜構造体を包含するものであり、そし
てこの構造体は大部分の極性(POlar)脂質と少部
分の少くも一個の脂肋置換基を有するジガラクトシル誘
導体、特にジガラクトシルジグリセリドとの混合物を含
むものである。
本発明はまた、上記の脂質膜構造体を含む第二構成分中
に被包されるかまたはこの第二構成分と組合されている
第一構成分(薬剤または診断用剤等である)を包む複合
物を包含する。ここにおいて、上記の構造体は、大部分
の極性脂質と少部分の少くも一個の脂肪置換基を有する
ジガラクトシル誘導体、特にジガラクトシルジグリセリ
ドとの混合物を含む。本発明はまた、本発明にて開示さ
れる種類の脂質膜構造体を用いて、人体または低級動物
の肝臓の肝細胞に薬剤または放射線診断用剤を送達する
手段を包含する。
フ本発明の特別の利点は、上記のジガラクトシル部分
が脂質膜構造体を優先的に肝臓の肝細胞に指向させると
いう発見にある。従つて、糖尿病患者の肝臓にインシュ
リンを送達することができ、そこで非糖尿病患者の場合
と同様にインシュリンが処理される。また、本発明の脂
質膜構造体は、肝臓自体に関与する疾病の治療の補助手
段として、肝臓に他の薬剤および診断用剤を送達するた
めにも使用てきる。本発明において開示される種類の脂
質膜構造体を用いて、人体および低級動物に投与できる
物質の非限定的な例を下記に示す。
(1)放射性核種、特に、テクネチウムー99m)タリ
ウムー20Lインジウムー113m)インジウムー11
1、フッ素−18、ストロンチウムー85およびヨウ素
−125の放射性核種。
(2)重金属キレート化剤、特に、エチレンジアミンテ
トラアセテートおよびジエチレントリアミンペンタアセ
テート。
(3)インシュリンまたはインシュリン誘導体。
(4) 抗ウィルス剤、特に肝炎の治療に用いられるも
の。(5)インターフエロン。
(6)ホルモン類、例えば、エストロゲン(肝臓再生)
、グルカゴン、カテコールアミン等。
(7)必須アミノ酸。
および(8)肝臓の機能を向上させるヌクレオチド類(
例えはATP)。
種々の他の酵素類、薬剤、ビタミン類、およびGreg
OrjadisによるNewEnglandJOurn
alOfl,Medlchjne295、13の704
〜709頁に記載されているような巨大分子物質も、本
発明の脂質膜構造体を用いて人体および低級動物に投与
できる。
このような物質には、メソトレキセート ](Meth
Otrexate)、ブレオマイシン、アクチノマイシ
ンD等が含まれる。
本発明の最良の態様 本発明にて用いられる脂質膜構造体は、極性脂質および
ジガラクトシル誘導体、特にジガラクトシルジグリセリ
ドを含む。
本発明の実施に用いられる最も好ましい極性脂質は、ジ
ステアロイルレシチンである。
天然のレシチン(ホスファチジルコリン、ビテリン)は
、リン酸のコリンエステルに結合したステアリン酸、パ
ルミチン酸およびオレイン酸のジグリセリド類の混合物
を含み、生存するすべての植物および動物中に見出され
る。レシチンは下記の構造を有し、こゝに各R’COO
−置換基は脂肪酸残基である。市販のレシチンは、主と
して大豆レシチンであり、大豆油の製造の副生成物とし
て得られる。
K.S.Markley)SOybeans第■巻(I
nterscience)NewYOrk)195ハの
Stanleyによる593〜647頁を参照のこと。
大豆レシチンは、パルミチン酸11.7%、ステアリン
酸4.0%、パルミトレィン酸8.6%、オレイン酸9
.8%、リノール酸55.0%、リノレン酸4.0%、
C2O−ーC22酸(アラキドン酸を含む)5.5%を
含有する。混合酸α−レシチンの合成は、DeHaas
)VanDeenenNTetrahedrOnlj2
tterSl96O(NO.9)1に開示されている。
合成L−α−(ジステアロイル)レシチン(「ジステア
ロイルレシチン」)は、卵の黄味レシチンを水素添加し
て商業的に製造される。L−α−(ジパルミトイル)レ
シチンは、脳、肺および牌臓の天然リン脂質と同一であ
る。本発明の方法て使用される最も好ましいジガラクト
シル誘導体は1−O −〔6 −O−(α−Dーガラク
トピラノシル)−β−D−ガラクトピラノシル〕−2,
3−ジーO−アシルーD−グリセリトールであり、便宜
上「ジガラクトシルジグリセリド」と呼ばれ、「DGD
G」と省略されている。
狭義において、本発明はジガラクトシル誘導体がこのD
GDGに限定されるものである。DGDGは随意にそし
て好ましくは、単に貯蔵による酸化の機会を減じるため
に、不飽和結合を標準的方法で(112、Pd−C)水
素添加する。〃天然のJDGDGの物理化学的特性は、
そのほかには影響を受けない。本発明において用いるR
DGDGョの用語は水素添加型および未水素添加型の両
者を含む。DGDGは天然に産出し、下記の構造を有す
ると報告されている。ここで各R置換基はCェ,〜Q,
の鎖長範囲にあり、約20%のパルミチン酸、9%のオ
レイン酸、66%のリノール酸、残量はステアリン酸、
リノレン酸およびその他少量からなる。
MyhreによるCanadianJOurnalOf
Chemistry46、19、3071〜77頁(1
96a年)を参考として引用するものとする。本発明で
使用するDGDGは、上記Myhreにより開示された
方法により得られた。
Russell−MillerArTleriCanB
eautyの軟質(SOft)小麦粉(23k9)をエ
タノール(46リットル)中に懸濁させ、そして混合物
を数時間放置した。上澄液を取出し、ろ過して不溶性残
留物を前のようにして2回抽出を行つた。枦液を蒸発さ
せてシロツプ(215y)にした。代表的な実施例にお
いては、上記からのエタノール抽出物の一部(20〜3
0f)をクロロホルムに溶解し、そして前もつて初めて
クロロホルム−メタノール(50:50V/v)、次に
クロロホルムで洗浄したケイ酸のカラム(100メッシ
ュ)(3.6×88cm)に通した。
このカラムを、Carter他によるJ.LjpjdR
es.2、215頁(1961年)の方法と同様にクロ
ロホルムで洗浄し、次いでクロロホルムとメタノールと
の混合物て洗浄した。収集した各部分は約15〜20m
tにのぼつた。適当な部分を合わせ、蒸発させて残留物
を使用時まで0゜Cにて貯蔵した。収集した部分は次の
通りであつた。(個々の部分を完全に分析するには、上
記のMyhreを参照のこと)。LMSの製造 下記の工程は、インシュリンを含む脂質膜構造体(LM
S)の製造を例示するものである。
同方法はその他の薬剤を含むLMSの製造に使用できる
。この工程において、用語DSLはジステアロイルレシ
チンを示し、そして用語DGDGは上記のMyhreの
方法により製造されたジガラクトシルジグリセリドを示
す。ガラス注射器にポリプロピレン管の一片を取り付け
て、DGDG原液(下記)の分取を容易にした。
同様に、5.0mLガラス注射器に1罵Dポリプロピレ
ン管の一片を取り付けて、DSL原液(下記)を分取し
た。18ゲージの針を取り付けた10.0m1ガラス注
射器を、市販のインシュリン原液の8.0Tn1を分取
するために全工程中で使用した。
6.0mtの原液DSLと2.0mLの原液DGDGを
、乾燥窒素下にて非常に静かに混合しながら50mLエ
ーレンマイヤー秤量フラスコに移した。
次にフラスコを55゜C水溶中に置き、一方窒素を試料
上に吹きつけて脂質成分を乾燥させた。次に試料フラス
コを系の減圧(HOuseVaCuunl)下にてBu
chiの回転式蒸発器上に置き、そして水浴で温度を6
5℃に維持しながらル分間ゆつくり回転した。
乾燥した試料を次に窒素で洗い流し、そして12.0m
ιのインシュリン原液(下記)を加えた。次にフラスコ
を、微小先端型のもしくは、好ましくはカップホーン型
の超音波処理器の受器(ヒートシステムウルトラソニツ
ク製)中に、フラスコの底面がホーンの放射表面から1
116インチ(1.6w1)の間隙を保つように設置し
た。反応温度を連続的に監視するために、サーミス プ
タ探針を水相に挿入した。
次にガラス栓をフラスコの首部に挿入しそしてバラフィ
ルムでしつかりと包んで密封し、超音波処理中の水性成
分の蒸発を防止した。反応混合物の温度を仙分間60℃
±0.5゜Cの定温に維持した。温度制御はLauda
K−2/R循環水浴を用いて行つた。更に、カップホー
ン型受器中の浴の高さをホーンの放射表面から1〜11
4インチ(2.5〜0.6cm)上に保つて、反応媒体
の温度制御を容易にした。超音波処理に必要な出力は、
ヒートシステムウ ’ルトラソニツク製の#350型出
力増幅器によつて得られる。
出力制御は、増幅器容量の40%〜60%に相当する出
力を供給するように#3の位置に調節した。ホーンに送
られる電気エネルギーを、超音波処理に必要な超音波エ
ネルギーを提供するように変換した。超音波処理の後、
凝縮蒸気および脂質成分を混合した。
次に試料をBuchiの回転式蒸発器上に置き、そして
65゜Cの水浴中で1時間ゆつくり回転しながら除冷し
た。この最初の徐冷の直後、試料を.室温て1h時間保
温した。最切と同様の2回目の徐冷を保温後に行つた。
インシュリン含有LMSから外面付着のインシュリンを
取り除くために、S −W ・60ヘッドを備えたBe
ckmanL−5超遠心分離機を使用して最−低5回の
洗浄を行つた。インシュリンーLMS製剤を3.0m1
容量のポリアロマー遠心分離管に移して5500&Pm
にて2時間遠心分離を行つた。前記工程で使用した原液
は次の通りであつた。原液DSLは2:1v/VCHC
l3/メタノール1m1当・り57.69mgのDSL
を含む。原液DGDGはCHCl3/jメタノール(2
:1v/v)177!l当り6.926mgのDGDG
を含む。インシュリン原液は下記の成分を含む。8.0
m1のりソー(Lilly)インシュリン(1m1当り
10弾位)0.踵量%のフェノール、および0.5重量
%のアルブミンおよび0.05重量%のチメロサールを
含む4.0ヨウ素−125インシュリン(Amersh
am)。
上記工程においてLMSと結合したより濃度の高いイン
シュリンを確保するのに好ましい別の態様に於ては、1
00m9の結晶インシュリンを直接DSLおよびDGD
Gの原液の混合物に加える。
結晶インシュリンの懸濁液をカップホーン型超音波処理
器を用いて超音波処理し(約30秒/室温)、インシュ
リンを調剤する。記載した溶剤の減圧蒸発の後、乾燥試
料を上記の如くインシュリン原液で処理し、超音波処理
等をう。インシュリン溶液を好みの他の薬剤の溶液で置
き換えることにより前記の操作を変更して、そのような
他の薬剤を含むLMSを確保できることが理解できるで
あろう。
いろいろの割合のDGDGを含むLMS)或いは比較
実験として使用するためのDGDGを含まないLMSも
また前記の超音波法を用いて製造できる。同様にして、
種々のDGDG−含有LMSを、DSL以外のグリセリ
ド/脂質を用いてDGDGを超音波処理することにより
製造できる。
DGDGを含まないLMSを製造するための他の一般的
操作法は、参考として本明細書に含ませるものとする米
国特許第401629吟(1977年4月5日発行)明
細書中に開示されている。
そのような操作法もまた、適当量のDGDGを技術的に
概知の極性脂質に加えそして上記引用の特許に記載した
方法にて処理することにより本発明において使用できる
。本発明のLMSの安定性は、電解質水溶液に懸濁する
ことにより実質的に高められる。
これは浸透圧の理由によるものと思われる。KCIおよ
びNaCl(好ましい)ような薬学的に許容される電解
質がこの目的に有用である。生理食塩水(市販)を使用
できる。得られた電解質水溶液中のLMS懸濁液は、前
述の方法において直接使用するのに適している。前記の
方法で製造したインシュリンLMSは、標準的方法を用
いてセフアローズ(SepharOse)2b(Pha
rmacia)上の液相クロマトグラフィーにより「分
粒」できる。
例えば、超音波処理したインシュリンLMSを1000
00Xyにて1時間遠心分離して大きな粒径の小胞、塊
および規定外の構造物を除去する。残留物をセフアロー
ズ2b上のクロマトグラフィーに付すことにより、75
0オングストローム〜3000オングストロームの範囲
のインシュリン小胞が得られる。更に、LMSと結合し
ていないインシュリンは、この操作により最終複合物か
ら除去するのか好ましい。所望により、大きな小胞(約
4000八より大)を流体力学的クロマトグラフィーに
より小さな小胞から分離することができる。動物実験 DGDGを用いたインシュリンLMSのグルコール調節
効果を実証するために、動物実験を実施した。
この研究によつて、DGDGを用いないインシュリンL
MSは、これに関して、インシュリンとほぼ同程度にし
か効果的でないことも実証された。この研究はまた、糖
尿病動物におけるDGDGを用いたインシュリンLMS
の効果が、健康な動物における自然の身体桟構によつて
得られた効果と非常に似ていることを実証した。これに
対して、インシュリンおよびDGDGを用いないインシ
ュリンL〜4Sは、正常体と非常に異なる投量反応を示
す。研究I この研究に使用したインシュリンは、通常の注射用ポー
クインシユリン、100単位/Cc(米国EliLll
ly製)であつた。
ジガラクトシルジグリセリド(DGDG)およびジステ
アロイルレシチン(DSL)は前記の通りのものである
。4種類の調剤、すなオ)ち、100%DSL+インシ
ュリン、96%DSL+4%DGDG+インシュリン、
96%DSL+4%DGDG+生理食塩水、およびイン
シュリンについてテストした。
インシュリンまたは生理食塩水を含みそしてDGDGを
含有もしくは含有しないLMSを、超音波処理によつて
調製した。 フ要約すると、上記の4種類の複合物を、
−ニ指腸に直接挿入したカテーテルによつて動物に別々
に投与した。動物は投与の2011寺間前から絶食させ
た。この研究結果から、DGDGを用いたインシユリ
フンLMS複合物を投与された動物は、インシュリン投
与の対照動物と比較して、有意の低血糖症効果を示した
。
実際に、インシュリン、LMS+DGDG+生理食塩水
、およびDGDGを含まないLMS+インシュリンの場
合は、有意の低血糖症を示さなかつた。DGDGを用い
たインシュリン+LMSの場合のグルコース価は、通常
のインシュリン処理の楊合と、5吟、7粉、9吟、10
紛および12紛にて有意に相異していた。DGDGを用
いたインシュリン+LMSのグルコース価は、DGDG
を用いないインシュリンーLMSと75分、10?およ
び12?にて、そしてまた生理食塩水LMS+DGDG
の場合とも12紛にて、有意に相異していた。
上記のように、脂質脂肪小体インシュリン調剤によつて
糖尿病のラットに低血糖症を起させることが、他の研究
者によつて示された。
彼らが用いた投与量は、50〜10弾位のインシュリン
/K9の範囲であつた。低血糖症効果は、糖尿病のラッ
トだけに認められ、健康な動物には認められなかつた。
この研究において、有意の低血等症を示したグループは
、DGDGを用いたインシュリンーLMSのグループだ
けであつた。この研究における投与量は、紫外線吸収に
よつて約3単位/K9であると評価された。研究 ■ 研究■は、低投与量のインシュリン(0.35単位/体
重K9)を使用したほかは、研究Iと実質的に同態様に
て行なつた。
LMSは、超音波処理しそして67゜Cにて印分間熟成
させて調製した。研究■の結果、低投与量(0.3弾位
/K9体重)のDSL/DGDG−インシュリンーLM
Sを絶食させた健康な覚醒状態にある動物に−ニ指腸投
与するノと、投与後45〜7粉にて、生物学的および統
計学的に有意の低血糖症反応が生ずる、ことを確認した
。更に、DGDGを含有しないDSL−インシュリンー
LMSは、血漿のグルコースに何ら影響を及ぼさなかつ
た。最後に、−ニ指腸に投与された通フ常のインシュリ
ンおよび生理食塩水は、研究■の血漿のグルコース価に
影響を及ぼさなかつた。研究 ■この研究では、吸収さ
れたインシュリンがすべて門脈循環を通じて肝臓に提供
され、これによつフてインシュリンの送達の正常形態が
模擬されるように、糖尿病の動物に−ニ指腸動物を通じ
てインシュリンを投与した。
下記の3形態のインシュリン、すなわち、通常のインシ
ュリン、DGDGを用いないDSLLMS構造体中のイ
ンシュリン、およびDGDGを含有するDSLLMS構
造体中のインシュリンをテストした。絶食させた動物に
50mgのアロキサン/K9体重および30m9のスト
レプトゾトシン(StreptOzOtOcin)/K
9体重を静脈内投与して動物を糖尿病とした。
カテーテル挿入の梠時間前に各動物のインシュリン投与
を中止した。糖尿病の生起の6日後に、研究1および■
の一般的技術に従つて研究を開始した。この研究に用い
たインシュリンは注射用の通常のポークインシユリン(
Lilly)であつた。
LMS調剤は研究1および■と同様であつた。この研究
に3グループの動物を用いた。
これら動物に麻酔をかけそして外科的にカテーテルを挿
入した。血漿のグルコースおよびインシュリン濃度測定
用の血液を、0分、1紛、3紛、6吟、75分、90分
、12Cy))および15吟に採取した。0分時に、各
テスト動物に、37℃の生理食塩水10TrLLを十二
指腸中に注入した。
6吟の血液試料を採取の直後に、グループIの動物に−
ニ指腸中に注入された通常インシュリンとして10単位
のインシュリン/K9体重を投与し、グループ2の動物
にDGDGを含まないLMSインシュリン10単位/K
9体重を投与し、そしてグループ3の動物には4%のD
GDGを含有するLMSにて10単位インシュリン/、
K9体重を投与した。
研究■にて、通常のインシュリンは、血漿のグルコース
の循環量にもまたは肝臓のグルコース吸収にも影響しな
いことを示された。
DGDGを含有しないLMSにて投与されたインシュリ
ンは、血.漿のグルコースに影響をおよぼさず、また糖
尿病動物の肝臓によるグルコース保持の利用状況を回復
しなかつた。これに対して、DGDG含有LMSにてイ
ンシュリンを−ニ指腸に投与された動物は、3頭のテス
ト動物中の2頭に血漿のグルコースの!有意な降下が認
められた。グルコースの減少は投与後9吟にて最大てあ
り、そして降下は1紛後に始まつた。グルコースの肝臓
による保持の増加は、1紛にて示されそして6吟にて最
大であり、次いで9Cy)テにて基準線の量にもどつた
。肝臓組織くによるグルコースの吸収が、血漿のグルコ
ースの降下の原因となり得る。研究■の結果にもとずき
、通常のインシュリンおよびDGDGを添加しないLM
Sにて投与されたインシュリンは、血漿のグルコースま
たはグルコースの肝臓もしくは末稍の保持のいずれにも
影響をおよぼさないと結論された。
これに対し、DGDGを含有するLMS中の同投与量の
インシュリンによつて、末稍プラズマ中に低血糖症の反
応が生起した。更に、グルコースの差(門静脈マイナス
肝静脈)を計算して、DGDGを用いたインシュリンL
MSを投与した動物ては肝臓によるグルコースの吸収が
増加することが示された。ノ研究 ■ 正常の対照動物において、肝臓が、基本絶食状態にてグ
ルコース放出の状態から、注入グルコースを供給される
場合のグルコース吸収の状態に変化することが見出され
た。
これは、膵臓および肝.臓が正常に機能している個々の
動物に予期される反応である。これに対し、対照の糖尿
病動物は、多量のグルコースが門脈系に注入されても、
肝臓によつてグルコースを取入れる能力を失なつており
そして実験の間グルコースの正味の放出を続ける。その
ため、多量のグルコースが消化管および門脈血液系を通
して摂取されても糖尿病の場合肝臓は摂取されたグルコ
ースを貯えずに更に多くのグルコースの生産を続けると
いう問題に直面する。この研究にて、脂質膜構造体(9
6%DSUおよび4%DGDG)中のインシュリンを、
糖尿病の犬の頚静脈に注入した。
この期間中に、これらの同じ犬に、腸間膜静脈(静脈系
)を通して0.5グラムのグルコース/Kg体重/時の
速度にてグルコースを注入した。代謝の研究のために肝
臓を隔離するように、これら動物を処理した。肝動脈を
結紮して、流人血液だけが門脈系を通して流入しそして
肝静脈を経て流出するようにした。門脈の肝門中にカテ
ーテルを挿入して、流人血液がその点で採取できるよう
にした。肝臓を出る血液が採取できるように、別のカテ
ーテルを肝静脈に挿入した。腸間膜静脈中にインドシア
ニングリーンの塊りを注入して、肝臓の血液流を測定し
た。このインドシアニングリーンの出現を、肝静脈から
血液を常時取出して検出して、流速を計算するギルフオ
ード(GilfOrd)の心臓血液搏出量系によつて分
析した。従つて、この系は肝臓に流入およびそこから流
出するグルコースの濃度が決定できるものであり、そし
て血液の流速も既知であつた。流速×グルコース濃度を
計算して、肝臓により吸収されるかまたは放出されるグ
ルコースの絶対量が得られる。頚静脈かまたは門静脈の
いずれかを経由して糖尿病の犬に、インシュリンを注入
した。
肝臓のグルコース保持の現象におよぼすインシュリンの
影響に関する投与量の反応を測定した。門脈に注入した
インシュリンによつて、体重K9あたり毎分1.0ミリ
単位の注入インシュリンの量にてグルコースの正常な肝
臓の吸収が得られることが示された。これに対し、同一
の効果を達成するには、頚静脈中に注入されたインシュ
リンの場合、6.25ミリ単位/K9体重/分の量を必
要とした。2.5ミリ単位/Kg体重の頚静脈投与量で
は、肝臓をグルコース放出の状態からグルコース吸収の
状態に転換するには非効果的てあつた。
ジガラクトシルジグリセリド(4%w/w)を含有する
インシュリン/脂質構造体は、0.026〜0.4ミリ
単位/Kg体重/分の投与量範囲にて頚静脈中に注入さ
れた場合活性であつた。
この低投与量にてグルコースの放出からグルコースの吸
収に肝臓系を劇的に逆行させることは、DGDG含有L
MS中のインシュリンが、肝細胞に指向される情況に一
致する。肝細胞はインシュリンを或る態様にて放出し、
そのため、グルコース放出の状態からグルコース吸収の
状態に転換させる。研究■の結果にもとずき、肝臓に指
向されたDGDG含有LMS系によつて適当量のインシ
ュリンを肝臓に提供して、通常のインシュリンの場合よ
りも非常に低い投与量にて肝臓をグルコース貯蔵の状態
に転換すると決論された。
このようにして、上記のDSL/DGDGLMSによっ
て、摂取されたグルコース量を処理する通常の代謝形態
を動物が有するようにてきる。これと比較して、通常に
投与された(DSL/DGDGLMSを用いすに)イン
シュリンは上記の効果を発揮できない。工業上の利用性
一般にLMSは、約90〜99.踵量%の極性脂質と約
0.1〜約10重量%のジガラクトシルジ誘導体を含む
。
約95〜約9踵量%の極性脂質と約1〜約5重量%のジ
ガラクトシル誘導体を含むLMSが非常に好ましい。以
下は本発明の実施に有用な代表的極性脂質である。リン
酸ジセチル、ステアリルアミン、ホスフアチジン酸、ジ
パルミトイルホスフアチジルコリン、ジミリストイルホ
スフアチジルコリン、スフィンゴミエリン、ホスファチ
ジルイノシトール、カルジオリピン、リソホスフアチジ
ルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ガングリ
オシド、ホスファチジルセリン、およびそれらの混合物
。これらの極性脂質は、技術開示された方法(上記Gr
e?Riadisにて引用した文献を参照のこと)を用
いて入手できる。コレステロールは、小胞および脂肪小
体の壁を安定化するために、開示された極性脂質と組合
せてしばしば使用される極性脂質であり、本発明のLM
Sと共に同様にして随意使用できる。LMSの製造に好
ましい極性脂質はジアルカノイルレシチンを含み、ここ
で各アルカノイル基は約12〜約2柵の炭素原子を含む
。
アルカノイル基がパルミトイルおよびステアロイルから
選ばれるLMSl特にジステアロイルレシチンが最も好
ましい。ジガラクトシル誘導体が脂肪グリセリドジガラ
クトシル誘導体でありそして少なくとも一個の脂肪置換
基が約Cl2〜約C2Oの範囲の鎖長を有することを特
徴とするものである場合、特にジガラクトシル誘導体が
ジグリセリドであるものが非常に好ましい。
ジガラクトシル誘導体が前に開示した式を有するジガラ
クトシルジグリセリド(DGDG)であるLMSが、薬
剤、放射性核種、その他を人体および低級動物の肝臓に
指向させるのに最も好まし′い。
約94〜約97重量%のジステアロイルレシチンおよび
約3〜約6重量%のジガラクトシルジグリセリドの混合
物を含む脂質膜構造体が、薬剤およびその他に最も好ま
しい担体である。
付加成分とし5て安定量(通常約0.5%〜約3%)の
コレステロールを含むLMSもまた、薬剤担体として人
体および低級動物に注入するのに有用である。前記LM
Sは、薬剤、放射線診断用剤又はそのようなものなどの
成分と共に使用されるように意O図され、このような成
分はLMSに被包されるか域いはLMSと組合されてい
る。
LMS一薬剤、LMS一診断用剤等の組合せは、人体又
は低級動物に注入ないし注射するのに適した液体担体よ
り具体的には、薬学的に許容される発熱物質不含解質水
溶液(通常、無菌の発熱物質を含まない食塩水)中て使
用するのが好ましい。本発明で開示した種類の複合物で
非常に好ましいものは、脂質膜構造体と組合されたイン
シュリンを含みそしてこの構造体が約94〜約97重量
%のジステアロイルレクチンおよび約3〜約6重量%の
ジガラクトシルジグリセリドの混合物を含むものてあり
、この脂質膜構造体が人体又は低級動物に注射するのに
適した液体担体(例えば水)中に分散されているのが最
も好ましい。
薬剤等を含むLMSを製造するための好ましい手順は、
インシュリンーLMS+DGDGの製造について前文て
もつて詳細に開示した。
この手順は他の薬剤を有しそして他の極性脂質を用いる
LMSの製造に同様に有用である。そのようなLMSは
、代表的には約10ミクロン(p)以下の平均粒子径を
有する実質的に球状の小胞(又は脂肪小体)を含み、そ
して人体および低級動物に注射するのに適している。好
ましい平均粒径範囲は約250A〜約3000Aであり
、最も好ましいのは750A〜3000Δである。この
方法により製造されそして人体および低級動物に使用す
るのに適した薬剤、放射性核種等の代表的濃度を第■表
に掲ける。x 「純」LMSとは、水のような担体を加
えないLMSを表わす。 3+x
量は使用的卦よび放射線強度により変化するであろう。
放射線診断に対しては、20→20,000ttciが
代表的使用量である。
放射線治療に対しては、使用量は病状に従つて約10→
100倍以上である。
4・下記の
諸例は本発明の実施を更に例示するものであり、本発明
を限定するためのものではない。
各患者(人間又は動物)に投与する特定のLMS/薬剤
の実際の量の採択は治療する医師(又は獣医)の裁量に
ゆだねられ、そして特定の患者についての適当な危険率
:利益比にふさわしいように処方されるであろうことが
理解されるであろう。
適当な投与量は患者の年令、体重、性別、病気の段階お
よびその他の要因に依存し、治療する医師の独自の権限
内にある。概して、本発明で開示したLMSと組合せて
投与される特定の薬剤の量は、LMSを用いずに投与す
る量の20%〜100%の範囲にあるであろう。LMS
複合物は、)胃腸管経由で、例えば静脈内注入によりお
よび注射により非経口的に投与することができる。例1
99mTcを含むLMSを前に開示したような方法で製
造するが、それらは次のものを含む。
来LMSlダ当り約1000μCiを考えるように99
mTC04○として。
例1の放射性LMS複合物を無菌の、発熱物質を含まな
い食塩水に懸濁させる(重量でLMS対1喰塩水)。
3m1の懸濁液を、調製の約1時間後に患者に静脈内注
入する。
患者を1時間休ませ、次に肝臓走査写真を標準的方法て
撮影する。写真は周囲の軟組織から実質的に妨害される
ことなく肝臓の詳細を良く示す。例1の複合物はDSL
を以下の極性脂質でそれぞれ置き換えることにより変更
される。
リン酸ジアセチル、ステアリルアミン、ホスフアチチジ
ン酸、ジパルミトイルホスフアチジルコリン、ジミリス
トイルホスフアチジルコリン、スフィンゴミエリン、ホ
スファチジルイノシトール、カルジオリピン、リソホス
フアチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、
ガングリオシド、ホスファチジルセリン、およびそれら
の混合物、優れた肝臓走査が確実に得られる。放射性L
MS複合物が同様の方法てそれぞれT1一201、In
−113m..In−111、F−18、Sr−85お
よびI−125を用いて製造される。
例■ 重金属キレート化剤を含むLMSを前に開示したような
方法で製造するが、それらは下記を含有する。
例■の複合物を無菌の、発熱物質を含まない食塩水に懸
濁させ(1:1)、そして鉛中毒に病む動物(体重80
kg)に静脈内投与する。
1日当り合計10y(7)懸濁液を還流させる。
その操作を毎日1回、7日間繰返す。動物の糞便および
尿をこの7日の処理期間にわたつて監視する。期間の終
りの時点て、実質的に全ての鉛残留物が動物の肝臓から
除去される。例■の複合物を、NaEDTAを等量のエ
チレントリアミン五酢酸のナトリウム塩、クエン酸ナト
リウム、およびエタンー1−ヒドロキシー1,1ージホ
スホン酸ナトリウムでそれぞれ置き換えることにより変
更するが、同等の結果が得られる。
例■の複合物を経口的に摂取して、鉛を確実に除去する
。例■ ガンマグロブリンを含有するLMSを前に開示したよう
な方法で製造し、そしてウィルス性肝炎をわずらつてい
る患者と接触する被実験者に投与する。
約0.02m1/K9のガンマグロブリンを含むLMS
投与量は、肝炎Aに対して少なくとも一時防御するのに
十分である。慢性肝炎を、JOOm9までのアザチオプ
リンを含有する例■の方法で製造したLMS懸濁液を注
射することにより、本発明の方法て治療する。
アサチオプリンーLMSの投与を1ケ月の期間医師の注
射により行うとは、慢性の活性肝炎を処理するのに有効
な手段てある。例■のアサチオプリンーLMSを経口投
与すると、良い結果が得られる。
例■ 例1(7)LN4S複合物を、Tc放射性核種をそれぞ
れ5−フルオロウラシル、アクチノマイシンD1および
メソトレキセートで置き換えることにより変更する。
優れた肝臓細胞ターゲット剤が得られる。例■ ビタミンD(40001U)を超音波処理したDSL一
DGDG−コレステロール(96%:3%:1%)脂質
膜構造体で被包化し、そして本発明て開示した方法で静
脈内投与すると、肝臓に特定的に指向される。
例■ 人間の白血球培養物から製造したインターフエロンを、
以下のようにしてDSL−DGDG脂質膜構造体に添加
する。
インターフエロンは種々の方法で得られる(Green
他によるScience上江、1415頁、1969年
、WheelOchによるScjence↓坦、310
頁、1965年、RichmOndによるArchiv
furdieGesamteVlrusfOrschu
nga−、282頁、1969年、およびFriend
man他によるPrOc.SOc.Exptl、BiO
l.Med.ム901頁、1967年)。
以下の好ましい方法は、0人間のウィルス感染の治療お
よび予防のためのインターフエロンの製造および使用ョ
19B年5月、TissueCuitureAssOc
jatiOn発行、1211ParkIawnDrjv
e..R0ckv111e..Mary1and208
52、に完全に記載されている。報告された方法は下記
の段階からなる。(正確な詳細を知るためには、原文を
参照することができる。)(1)0.4エチレンジアミ
ン四酢酸塩(EDTA)PH7.2、中の゜“軟膜゛の
収集および貯槽。
(2)4゜Cにて一夜貯蔵。(3)10容量の0.83
%NIllCl、4TCにて10分間処理。
(4)MSE3OOバスケット遠心分離機で1200r
′Pml毎分500m1にて遠心分離。
2(5)0.5%のEDTAおよび1mL当り25μy
のネオマイシンを含有するリン酸塩緩衝食塩水(PBS
)中への細胞の再懸濁。
(6)上記の如くNH4Clにて再処理。
(7) (NH4)2S04処理した人間血清を4%、
1m1当り3m9のトリジンおよび25μqネオマイシ
ンを追加したイーグルの最低必須媒体(リン酸塩緩衝剤
を含まない)中への細胞の再懸濁。
(8)上記媒体を用いて細胞濃度を1mt当り107に
調整。
ノ(9)37.5℃の水浴内で磁気攪拌器上の2〜6f
丸底フラスコ中にて細胞の保温。
このフラスコは少なくとも50%の空間を有しそして金
属薄片で覆われている。(10)1m1当り10師位の
白血球インターフエロンの添加。
(11)17rL1当り100血球凝集(HA)単位の
センダイーウイルスを2時間後に添加。
(12)37.5゜Cにて2(2)間保温。
(13)2000r′Pmにて4吟間遠心分離。上澄液
は粗製インターフエロンてある。連続流遠心分離で、1
日当り140〜210の軟膜の処理がてきる。
最適な収率を得るには、媒体中に血清又は力ティンが連
続的に存在することが必要である。上に開示したLMS
製造法に従つて、前記の方法で製造したインターフエロ
ンを含む実質的に球状の(平均粒径範囲250A〜約3
000A)小胞か製造される。
小胞の壁は約96%のDSLおよび約4%のDGDGを
含む。人体、特にウィルス性肝炎の治療が必要な人体、
に投与するのは適当な代表的インターフエロン/小胞製
剤は、小胞担体楕円体1mg当り約10000〜約10
0000瞳位のインターフエロンを含有する。別の態様
においては、例■の小胞の製造に使用したDSLを、そ
れぞれ等量のジパルミトイルホスフアチジルコリン、ス
テアリルアミンおよびスフィンゴミエリンで置き換える
。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の(A)および(B)を含むことを特徴とする
    複合物。 (A)薬剤または診断用剤の第一構成分。 (B)大部分の極性脂質の少部分のジガラクトシルジグ
    リセリドとの混合物を含む脂質膜構造体から成る第二構
    成分。 ただし、この脂質膜構成体は平均粒子の大きさが約25
    0〜約3000オングストロームの範囲内にある小胞あ
    るいは脂肪小体の形状である。 2 約90〜約99.5重量%の極性脂質および約0.
    5〜約10重量%のジガラクトシルジグリセリドを含む
    、特許請求の範囲第1項に記載の複合物。 3 約95〜約99重量%の極性脂質および約1〜約5
    重量%のジガラクトシルジグリセリドを含む、特許請求
    の範囲第2項に記載の複合物。 4 極性脂質がジアルカノイルレシチンを含む、特許請
    求の範囲第1項に記載の複合物(ただし、アルカノイル
    基は各々約12〜約20個の炭素原子を含む)。 5 アルカノイル基がパルミトイルおよびステアロイル
    から選ばれる、特許請求範囲第4項に記載の複合物。 6 極性脂質がジステアロイルレシチンである、特許請
    求の範囲第5項に記載の複合物。 7 脂質膜構造体が約94〜約97重量%のジステアロ
    イルレシチンと約3〜約6重量%のジガラクトシルジグ
    リセリドとの混合物を含む、特許請求の範囲第1項に記
    載した複合物。 8 小胞あるいは脂肪小体が約750〜約3000オン
    グストロームの大きさ範囲内にある、特許請求の範囲第
    7項に記載した複合物。 9 脂質膜構造体の付加成分として安定量のコレステロ
    ールを含む、特許請求の範囲第1項または第7項に記載
    した複合物。 10 第一構成分が放射性核種を含む、特許請求の範囲
    第1、7または8項に記載した複合物。 11 放射性核種がテクニチウム−99m、タリウム−
    201、インジウム−113m、インジウム−111、
    フッ素−18、ストロンチウム−85およびヨウ素−1
    25から選ばれる、特許請求の範囲第10項に記載した
    複合物。 12 第一構成分が重金属キレート化剤である、特許請
    求の範囲第1、7または8項に記載した複合物。 13 重金属キレート化剤がエチレン−ジアミンテトラ
    アセテート類およびジエチレントリアミンペンタアセテ
    ート類から選ばれる、特許請求の範囲第12項に記載し
    た複合物。 14 第一構成分がインシュリンまたはインシュリン誘
    導体を含む、特許請求の範囲第1項に記載した複合物。 15 約90〜約99.9重量%の極性脂質および約0
    .1〜約10重量%のジガラクトシルジグリセリドを含
    む、特許請求の範囲第14項に記載したインシュリン複
    合物。16 約95〜約99重量%の極性脂質および約
    1〜約5重量%ジガラクトシルジグリセリドを含む、特
    許請求の範囲第15に記載したインシュリン複合物。 17 極性脂質がジアルカノイルレシチンである、特許
    請求の範囲第14項に記載したインシュリン複合物(た
    だし、アルカノイル基は各々約12〜約20個の炭素原
    子を含む)。 18 アルカノイル基がパルミトイルおよびステアロイ
    ルから選ばれる、特許請求の範囲第17項に記載したイ
    ンシュリン複合物。 19 極性脂質がジステアロイルレシチンである、特許
    請求の範囲第18項に記載したインシュリン複合物。 20 脂質膜構造体が約94〜約97重量%のジステア
    ロイルレシチンと約3〜約6重量%のジガラクトシルジ
    グリセリドとの混合物を含む、特許請求の範囲第14項
    に記載したインシュリン複合物。 21 小胞あるいは脂肪小体が約750〜約3000オ
    ングストロームの大きさ範囲内にある、特許請求の範囲
    第20項に記載したインシュリン複合物。 22 付加成分として安定量のコレステロールを含む、
    特許請求の範囲第14項または第21項に記載したイン
    シュリン複合物。 23 第一構成分がインターフェロンを含む、特許請求
    の範囲第1項に記載した複合物。 24 約90〜約99.9重量%の極性脂質および約0
    .1〜約10重量%のジガラクトシルジグリセリドを含
    む、特許請求の範囲第23項に記載したインターフェロ
    ン複合物。 25 約95〜約99重量%の極性脂質および約1〜約
    5重量%のジガラクトシルジグリセリドを含む、特許請
    求の範囲第24項に記載したインターフェロン複合物。 26 極性脂質がジアルカノイルレシチンを含む、特許
    請求の範囲第23項に記載したインターフェロン複合物
    (ただし、アルカノイル基は各々約12〜約20個の炭
    素原子を含む)。27 アルカノイル基がパルミトイル
    およびステアロイルから選ばれる、特許請求の範囲第2
    6項に記載したインターフェロン複合物。 28 極性脂質がジステアロイルレシチンである、特許
    請求の範囲第27項に記載したインターフェロン複合物
    。 29 脂質膜構造体が、約94〜約97重量%のジステ
    アロイルレシチンと約3〜約6重量%にジガラクトシル
    ジグリセリドとの混合物を含む、特許請求の範囲第23
    項に記載したインターフェロン複合物。 30 小胞あるいは脂肪小体が約750〜約3000オ
    ングストロームの大きさ範囲内にある特許請求の範囲第
    29項に記載したインターフェロン複合物。 31 付加成分として安定量のコレステロールを含む、
    特許請求の範囲第23項または第29項に記載したイン
    ターフェロン複合物。 32 人間または低級動物への注射に適切な薬学的に許
    容される発熱物質不含電解質水溶液中に下記の(A)お
    よび(B)を含むことを特徴とする複合物。 (A)薬剤または診断用剤の第一構成分。(B)大部分
    の極性脂質と少部分のジガラクトシルジグリセリドとの
    混合物を含む脂質膜構造体から成る第二構成分。 33 脂質膜構造体が約94〜約97重量%のジステア
    ロイルレシチンと約3〜約6重量%のジガラクトシルジ
    グリセリドとの混合物を含む、特許請求の範囲第32項
    に記載した複合物。 (ただし、脂質膜構造体は、平均粒子の大きさが約10
    μおよびこれ未満の範囲内にあることにより特徴づけら
    れる小胞あるいは脂肪小体の形状である)34 第一構
    成分がインシュリンまたはインシュリン誘導体を含む、
    特許請求の範囲第32項に記載した複合物。 35 脂肪膜構造体が、約94〜約97重量%のジステ
    アロイルレシチンと約3〜約6重量%のジガラクトシル
    ジグリセリドとの混合物を含む、特許請求の範囲第34
    項に記載したインシュリン複合物。 (ただし、脂質膜構造体は、平均粒子の大きさが約10
    μおよびこれ未満の範囲内にあることにより特徴づけら
    れる小胞あるいは脂肪小体の形状である。)36 小胞
    あるいは脂肪小体が約250〜約3000オングストロ
    ームの大きさ範囲内にある特許請求の範囲第35項に記
    載したインシュリン複合物。 37 第一構成分がインターフェロンを含む、特許請求
    の範囲第32項に記載した複合物。 38 脂肪膜構造体が、約94〜約97重量%のジステ
    アロイルレシチンと約3〜約6重量%のジガラクトシル
    ジグリセリドとの混合物を含む、特許請求の範囲第37
    項に記載したインターフェロン複合物。 (ただし、脂肪膜構造体は、平均粒子の大きさが約10
    μおよびこれ未満の範囲内にあることにより特徴づけら
    れる小胞あるいは脂肪小体の形状である。)39 小胞
    あるいは脂肪小体が約250〜約3000オングストロ
    ームの大きさ範囲内にある、特許請求の範囲第38項に
    記載したインターフェロン複合物。
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