JPS60501193A - 予充填式単投薬注射器 - Google Patents
予充填式単投薬注射器Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この出願は予充填式単投薬注射器に関するものであって、一端において開口しか
つこの一端付近に小径部を有した貯部と、この貯部に嵌入されて小径部を栓止し
かつ貯蔵位置と呼ばれる第1の位置と注射位置と呼ばれる第2の位置間を軸方向
に可動で内管を構成する栓機構と、この栓機構に付設されて針筒の開口端の柄に
嵌入されかつ第2の位置にある栓機構の内管と連通ずる細路を具えた環を有した
ノズルとを有して成るものである。
予充填式注射器は従来から数多くあり、患者内に注射される薬物を含んだ本体ま
たは貯部と、この針筒に内蔵された可動プランジャーと、貯部のいずれか一端に
付設された針と、貯部を保護しかつ気密に保つ蓋とから構成されている。例えば
スイス国特許第571.858号に示されているものがその一例である。このも
のは注ぎ換えを必要としないし、また製造者によって単投薬量が保証されている
のでい今日に至るも大量に使用されている。
しかしこの注射器は原則としては使い捨てされるへきなのだが、再使用すること
もでき、最初の包装時に不正使用防止策が講じられていないと、注射器が適正な
薬物を含んでいるという保証は何もないのである。気密性が空気を含んだ蓋によ
って与えられているという本実は、この注射器を更に不利にしている。更に充填
後およびプランジャーな位置づけした後でのアンプルの検査にコストが掛る。か
かる欠点を克服するために本出願人は、そのヨーロッパ特許第83112127
.2号において、アンプル注射器形式の注射器を提案しており、このものにあっ
ては貯部が圧力下に薬物を含んでおり、その開口部はノズルとユニットを構成す
る栓機構によって栓止されており、付属環と注射針と注射器の本体内部を劃と連
通させることのできる管とを有しており、ノズルとこれに付設された栓機構とは
ともに栓止位置と使用中位置間を移動できるようになっている。
このノズルを用いて栓止をする原理はこれとは異なる形式の注射器、即ち本体と
その内部を軸方向に摺動するプランジャーを含んでなる注射器にも適しているし
、2個のプランジャーとこれらによって操作されて異る薬物を注射前に混合させ
る2個の房室からなる複房室注射器またはも1合注射器にも適している。この後
者の形式の注射器は例えば本出願人によるヨーロッパ特許出願第8311309
8.4号に記載されている。
先に言及した、アンプル内に含まれた薬物中における固体粒子の存在を検知する
意図でもって行なう注射されるべき薬物を含んだアンプルの手動または自動検査
は製造者にとって比較的コストの掛るものである。これには検査物と設備と高価
な運用コストを必要とするから製品の製造コスト中高い割合を占めることは免れ
ないのである。
加えて許容できない最終製品による損失は許容できる製品の販売コストにマイナ
スの影響を及ぼすことになる。
相当の費用を掛けて製造者によって行なわれるこの検査は理論的には供応される
結果(即ち90〜95%が50マイクロメーターより大きな固形粒子を全く含ま
ないという)に到達できるものの、一方では貯蔵他方では製品を用いる前に必要
とされる取扱いによってその品質がかなり変えられるところからして、実情はこ
れとは全く異なったものである。事実貯蔵中にある種の製品は注射前に振っても
全部が溶けたりはしないような固体沈殿物を生じるようなこともある。混合注射
器にあっては、固体残留物を注射する危険がないように冷凍乾燥された薬物の粉
が必ずしも溶媒によって完全に溶かされる訳ではないのである。製品を出すため
に破壊されなければならない首部を有したアンプルに薬物が含まれていると、注
射されるべき液体内に壊れたガラスの極細片が混じることがある。
液状薬物を出すまたは注射する前に針で穿孔しなければならないゴム製のコルク
で栓止しである容器に薬物が入っている場合には、合成物質特に弾性体の粒子が
液体中に存在し、患者体内に注射される危険がある。
以上言及した諸問題は専門家間では周知であるが、今までのところ完全に満足す
べき解決策、即ち製造者による金の掛る検査をなくし、しかも固体粒子を患者体
内に注射する危険をなくするような解決策は見出されていないのである。
雑誌rTHE LancetJ1972年12月号第1300頁に掲載された論
文″Glass Embolis+s″は静脈注射用投薬中に存在する綿やゴム
!〆曽
や合成物質やガラスやその他の固体材料の粒子の問題をとり上げて、患者内にお
いて誘発され易い医療的結果について言及し、容器の充填を圧力房室内で行なう
ことからなる解決策を提案している。
定期誌rThe Nev England Journal of Medic
ine Jの1972年12月7日号第1204頁に掲載された論文″Glas
s ParticlesIntravenous Injections″は、
静脈注射中の人体ヘノガラス粒子の侵入の問題をとり上げ、Millipore
R社によって市販されている濾過装置を用いて薬物を濾過することを示唆して
いる。この装置は濾過膜を有しその両側に設けられた注入口片と吐出環によって
供給されるケースを具えた濾過インサートを有したものである。このインサート
は注射器と注射針との間に介設されるものであって、注射されるべき液体は濾過
膜を通過しなければならないのである。しかしそのコストがしばしばその一般的
な使用の妨げとなっている。更に、これを用いることはすすめられるものの、そ
れを正しく位置づけることは健康を管理する人によって、意識的にせよ無意識的
にせよ、実行されていないのである。
最後にこのインサートはいかなる注射されるべき薬物を含んだいかなる注射器に
も用いることを意図されたものであるからして、非常に広範囲に亙る基準に合致
しなければならず、特に容量の相異および異なる速度に調節でき、かつぃがなる
種類の薬物にも適合しなければならないのである。
定期誌rAmerican Journal of Ho5pital Pha
rmacy J 197B年5月号(第33巻)第433〜443頁に掲載され
た論文”Re5idr+es in Antibiotic Preparat
ions: 1. Scanning Ele−ctron Microsco
pic 5tudies of 5urface Topograph″は薬学
的規格に照らし合わせて純粋と想定される反相物的溶液中に存在する固体粒子の
注射の病理学的結果の問題を扱っている。
定期誌rPharmaceutical JournalJ 1973年3月3
日号に掲載された論文″Particulate Contamination
in IntravenousFluid: Nature、 Origin
、 and Hazard″もまた静脈注射される薬物に伴っての粒子の注射の
医−的結果を解析している。
定期誌rAmerican Journal of Ho5pital Pha
rmacy J 1977年7月号(第34巻)第705〜708頁に掲載され
た論文″Foreign Bodies in Contrast Media
far Angiography”は放射学的試験のための静脈注射用液体に
ついて行なった解析作業について記載しており、汚染粒子特に直径0.5〜45
0マイクロメーターの範囲の小さなガラス片の存在を暴露したことを解析してい
る。このような異物粒子はできるだけ多く除去されなければならないと著者は結
んでいる。
定期誌rThe Pharmaceutical JournalJ 1980
年2月号(第224号)第120頁に掲載された論文″Coring of R
ubberClosures”は注射されるべき溶液中におけるゴム粒子の存在
の問題をとり上げている。これらの粒子は製品を含んだアンプルの栓止コルクの
穿孔によって一般に発生されるものと著者は推定し、患者の循環系への結果はま
だ未知であることを指摘している。
定期誌rThe A+weriCan Journal of Interve
nousTherapy J第23〜32頁に掲載された論文”A Forei
gn MatterAffair: The Proble+m of Par
ticles2は、綿、ガラス、ゴム、合成物などの固体粒子を血管系に注射し
た医療的結果の解析のために行なわれた動物実験を総括している。種々の汚染原
因があり、かつこれまでいくつかの方策が採られてきたことを指摘して、注射さ
れた薬物の有効純度をできる限り100%に近づけるには一段の技術的前進が肝
要であると著者は結んでいる。
これら医学界における論文はいずれも、注射できる薬物における固体粒子の存在
はいかなる種類のものであっても病人に対する無視できない危険を構成すること
、かつ現在のところ処理コストの驚異的な高騰を招くことなしにこのような危険
を除く経済的に価値ある手段はないことを、示している。
この出願は上記したような諸欠点を軽減することを提案するものであって、その
ために従来製造者によって実施されてきたコスト高の検査をなくし、注射前の取
扱い中に通常起こるガラスやゴムの固体粒子による注射されるべき薬物のいかな
る汚染をもなくし、特定の寸法により大なる直径の気泡や固体粒子の実際に注射
される液中での不存在を保証するようなシステムを提案するものである。
このためこの出願の注射器は、可動栓機構の内管とこの可動栓機構に連結された
ノズルの環の細路との間に少なくとも1個の膜マイクロフィルターを介在させた
ことを特徴とするものである。
フィルターを含んだ注射器としては既に、アメリカ特許第4.385.628号
に開示されたようなものがあるとの異議が出るかもしれない。事実このような注
射器は、端部が弾性体コルクで栓止されたアンプルと、2本の内1本がアンプル
の栓止コルクを穿刺するための針を具えた支針環と、コルクが穿刺されたときに
生じるゴム粒子を捕捉するフィルターとを有している。しかし、このフィルター
は注射器の使用直前にアンプルに装填される支針環と一体であること、このため
フィルターを具えていない他の針によって置換えられるのは付属要素であること
、注射される液体中における固体粒子の不存在を保証することに関してはその役
割を全うしていないことなどが、銘記されるべきである。加えて上記のフィルタ
ーは複雑な支持構造中に収められており、これが栓止コルクを穿刺する針をも支
持しており、フィルターそのものはこの穿刺による汚染を除くためのものである
。最後に、システムを構成する部品の点数に徴してみて、上記の注射器の製造コ
ストは非常に高く、産業の進んだ国において汎用システムとして応用するには問
題がないにしても経済的に不利な国における医学の現状には適合しないものであ
る。
また、例えばフランス特許第23[11121号に開示されているような、いわ
ゆる深入式フィルターを具えは注射器があるとの異議が出るかもしれない。この
ものはプランジャーな具え一端を栓機構によって栓止された注射器本体を有して
いる。
支針ノズルは深いフィルターを有しており、これが弾性体膜から穿刺時にはがれ
る粒子を捕捉するようになっている。
通常この深入式フィルターは焼結金属など広い範囲に亙るg8表−6o−501
193(4)
適宜な材料からなる詰物の一種であって、この詰物は細管集合体を構成し、その
幅は好ましくない固体粒子を捕捉するのに充分なだけ狭いものと見なされる。に
もかかわらず、深入式フィルターは100%濾過の下限さえも保証しないのであ
る。実際に統計的試行によりそのような深入式フィルターが50マイクロメ一タ
ー以上の直径の固体粒子の例えば80%を濾過するとしても、これより例えば1
50マイクロメーターというような直径の大きな固体粒子が通過して最終的には
液の中に入ってしまう可能性を排除することはできないのである。
他方膜マイクロフィルターは、フィルターの通常孔径より大なる固体粒子はいか
なるものでも100%濾過できる。孔径は製造者によって決められ、現在の技術
では「泡点」と呼ばれるもので確認することができる。膜マイクロフィルターは
こし器と同じであって、その全ての開口は回しであってその構造によって定まる
ものである。
かかる膜マイクロフィルターの−・例を挙げると、最大孔径は0.2〜5マイク
ロメーターの範囲にある。このマイクロフィルターを製造するのに用いる材料と
しては、好ましくは、ポリアミド、不織ポリアミドで被覆したアクリル共重合体
、セルローズエステル、ポリテトラ・フルオロエチレン、ポリプロピレンなどが
用いられる。
添付の図面に言及しながら以下の記載により、この発明の理解をより良いものと
する。
第1図はこの発明による、プランジャーを具えた注射器の断面を示す、
第2図は第1図に示す注射器の第1の変化態様の一部断面を示す、
第3図はこの発明による注射器の部分図を示し、フィルターと錠止機構を具えた
そのノズルを図示する、第4図は第3図に示す注射器の一変化態様を示す、第5
図は注射されるべき薬物が圧力下の貯部に収められている設計を示す、
第6図は、一端が閉じられた貯部に注射されるべき薬物が収められ栓機構がプラ
ンジャーとして機能している設計を示す、
第7図は第6図のシステムの一実施態様を示す、第8図は第7図のシステムの抱
卵を付設する他の手段を図示する、
第9図は第1O図の設計の一変化態様を示す、第10.11図は超注射工程によ
ってフィルターを架設する異る可能性を図示する。
第1図において、注射器10は貯部11と、貯部11の下端に嵌入されかつ注射
針14付設のための環13を具えたノズル12を有しており、図中その一部を示
す注射針14は環13に架設した支針体15に指示されている。この例では注射
器の貯部11はプランジャー17を嵌入した上方開口16を有しており、このプ
ランジャーは軸体18と指操片19とプランジャ一本体20とから構成されてい
る。プランジャ一本体20はその上面中央に凹所21を有しており、これには軸
体18の下端に付設された溝付環22が嵌入して軸体18とプランジャ一本体2
0とを連通させている。貯部11はその両端が開口しているが、上端を栓止して
単投薬量の薬物を圧力下に収めた貯部でこれを置換えてもよいことは明らかであ
る。
針筒の首部27は栓機構23によって栓止されており、この栓機構は螺合その他
適宜な手段によりノズル12と一体になっている。このためノズルには栓機構2
3の基部に刻設されたネジ25に合致するネジ24が形成されている。
ノズル12は通常のフード形状を有しており、その内壁−Lにはネジ26が形成
され、これにより注射器の貯部11の首部27にノズルが螺合される。栓機構2
3の下端とノズル12の底部との間には膜マイクロフィルター28が嵌入され、
ポルスター29によって位置決めされるとともに、栓機構23の内管30と環1
3を横切って注射針14に連結する軸管31との間に挿入されている。この膜マ
イクロフィルター28は2ミクロンメーターを超える直径の固体粒子は全て捕捉
するように設計されている。この例の場合ノズル12の上級に付設された帯体か
らなる錠止機構32はノズルを貯部11に対して栓止位置に錠止する。この位置
において、薬物は貯部11の房室33内に収められている。
栓機構23はノズル12に連結されており、膜マイクロフィルター28は永久的
に栓機構の基部をノズルの底部との間に付設されている。また膜マイクロフィル
ター28は注射器をしまっである間は薬物には触れていない。
治療者が患者に薬物を注射したいときには、錠止機構32を外して注射器の貯部
11の首部に当るまでノズル12をひねってやる。この結果栓機構23が房室3
3内に圧入されて、内管30の1字分肢34の口片がこの房室の内側に位置され
る。薬物はプランジャ一本体2oから掛るカによりこの管を通り当然に膜マイク
ロフィルター28を通過して軸管31から注射針14に流入する。
第2図に注射器40の一部を示すが、その構造はほとんど第1図のものと同しで
ある。先の場合と同様に貯部11と栓機構23を内蔵したノズル12とが形成さ
れている。
この例では環13が偏心しており、軸管31は栓機構23を横断延在する内管3
oの延長をなしていない。この場合、膜マイクロフィルター28はその通常のフ
ィルター機能に加えて、2木の管(内管3oと軸管31)を連結して当初注射器
40の貯部11内に収められていた薬物を矢印Aの方向に流れさせる働きをする
。軸管31の方向に濾過された液体を流すための、ノズルの底部には排液溝41
が形成されており、これが液体を集めて軸管31の方に方向づけでやる。
第3図に予充填式単投薬注射器5oの一部を示す。前と同様に貯部11と貯部1
1の首部27に螺合してノズル12が設けられており、このノズルには内管3o
を具えた栓機構23が装されている。
この例では、膜マイクロフィルター28はノズル12の底部の四部51に強膜さ
れており、この膜マイクロフィルター28の下側から軸管31が始まり、これが
注射針14の上端を直接に受けている。この注射針は糊着などは適宜な手段によ
り付設されており、かつその環に嵌合する管状キャップ52に保護されている。
膜マイクロフィルター28はノズル12の材料と同じ融点を持った材料から適宜
形成されており、これによりフィルターのへりをノズルの底部に溶接することが
できる。
ノズルを当初の栓止位置に錠止するための錠止機構はこの場合、リング53によ
り構成されており、ノズルに直接取り付けられるものではない。このリング53
は環状に折りこんだ帯体で形成することができ、その端縁を溶接、糊着あるいは
クリップ止めなどにより接合する。このリング53はノズル12に錨止点で付設
された帯体で代用することもできる。
これに引剥帯54をつけてもよい。
前と同じく、膜マイクロフィルター28は栓機構23とノズル12のユニットに
直接連結され、がっ、内管3oと軸管31との間に挿入されている。
第4図には貯部11とその首部27に螺合されたノズル12を有した注射器60
が示されている。ノズル12には第3図に示す注射器50のそれと同じ栓機構2
3が形成されている。錨止点61においてノズル12の上縁に付設されかっ引剥
帯62を具えた錠止機構32がノズル12をその栓止位置に錠止している。
この例では、ノズル12は組立時に組合わされた2個の互結部材63.64から
構成されている。特にそのために形成された凹所内に設けられた膜マイクロフィ
ルター28はこれらの互結部材63.64間に圧接されている。注射時には勿論
薬物がこの膜マイクロフィルター28を透過する。
第5図には予充填式単投薬注射器70の他の構造が示されており、ガラスまたは
合成材料からなりかつ上端を閉塞されたアンプルによって構成される貯部11と
、ノズル12と、貯部llの首部27に嵌合された栓機構23とを有している。
ノズル12には理論的には栓機構の内管30を延長部として位置されている軸管
31によって交叉される支針環13が設けられている。内管30と軸管31との
間には膜マイクロフィルター28が挿入されている。ノズルの底部は排液格子7
1によって覆われていて、これが濾過された液状薬物の流れを容易にする。
この例にあっては、栓機構23に三角形断面の突起73を有した環状リム72が
形成されており、ノズル12の底部に切り込まれた環状凹所74にはまっている
。このような構造により、音波電極により栓機構23をノズル12に溶接して、
フィルターを適正位置に保ってこのフィルター周りの気密性を確実にすることが
でき、当初貯筒内に収められた液体が必ず膜マイクロフィルター28を透過する
のである。
他方、膜マイクロフィルターが湿っていて気体がフィルターの泡点より少ない圧
力にあるとき、気体を通さない場合には、注射の終りに気体がこの泡点より少な
い圧力にある如き圧力下で注射されるべき薬物は針筒内に保たれ、患者の筋肉内
に注射される危険はないようになる。
第6図には予充填式注射器80の他の構造が示されており、単投薬量81は気体
82の軽圧力下に貯部11内に収められている。貯部11は軸83の開口端に架
設された栓機構23によって栓止されており、この軸はノズル12の底部と一体
となってかつ上端には2個のフランジ84を有している。栓機構23を軸83の
端部に付設するには、注射器の使用中しっかりと保持される限りは、いかなる方
法によってもよい。膜マイクロフィルター28を設けるために、ノズル12の底
部にはカラー85が形成されており、これが軸83の下端を構成する若干円錐状
のニップル86に嵌合している 前の伊=、、)け、と同様に、膜マイクロフィ
ルター28は栓機構23の軸”Jlど環13の内管3oとの間に挿入されている
。
この注射器にあっては、使用者が貯部の底部を押して貯部をノズルの方に押しや
ると、栓機構23がプランジャーの役目をする。
この注射器の変化態様を第7図に示す。
図中注射器90は注射を完了した状態にある。即ち貯部11は首部27とその開
口用りにリム91とを有しており、ノズル12は指操片92と軸管31によって
透通された支針環13をと有しており、栓機構23はノズル12の底部に適宜な
手段で付設された抱卵93の端部に架設された弾性体栓止コルクを形成している
。図示の例では抱卵93の下端は円錐台状のカラー94(ノズル12の底部の一
部をなす)に嵌合している。このカラーは膜マイクロフィルター28を支えるた
めのもので、膜マイクロフィルター28は抱卵93とフイルター指示カラー94
の対向面の間に圧接されている。抱卵93の環状リム95はねじるだけでノズル
12の底部に付設できるが、カラー94に切込んだ環状溝に嵌合する歯96を形
成してやってもよい。
図から明らかなように、貯部11がノズル12内に完全に押込まれると、その底
部がノズル12の上端の環状リム97と面一となり、この結果システムを壊さな
ければ貯部な当初の位置に引き出すことができなくなり、再使用が確実に不可能
となる。
この構造により、膜マイクロフィルターによって与えられる注射後の中性化が完
全となり、これが湿ったときには空気の侵入ひいては当初の位置への貯部の戻り
を防止するのである。
膜マイクロフィルターのカラー94上への維持をよりよくするために、このカラ
ーに点98を形成して、これによりフィルターを押圧して薬物の毛細管作用によ
る逃げ出しを防止してもよい。
リム95はノズルの内壁形状に応じて、特に溶接し易いように他の形状としても
よい。
第9.10図に示すような変化態様も考えられる。第8図に一部を示す注射器l
OOにあっては、抱卵93′に環状リム95′が形成されており、超音波溶接に
よりこれがノズル12の底部に付設される。膜マイクロフィルター28は抱卵9
3′の基部とノズル12の底部との間に位置する凹所lO1内に収容されており
、その外周を環状リム95′とノズルの底部に位置するフランジ102との間に
圧接されている。
この構造によれば気密性とフィルター中のゆるい繊維の保持とが確実となる。
第9図に示す例の注射器貯部110にあっては、抱卵93″にノズル12の底部
の一部をなすカラー112に嵌合するベル形の基部111が形成されている。抱
合機構は内管30が透通する芯113を有しており、その下端が膜マイクロフィ
ルター28を指示している。フィルターは基部illがカラー112に嵌合する
と対向平面間に挟持される。基部Illには環状リムを形成してノズル12の底
部に溶接するようにしてもよい。
既出の諸例においては、膜マイクロフィルター28は常に別体に形成された2個
の部品間に位置され、爾後種々の方法により合体されている。超射出技術によれ
ば、内管30または軸管31を横切るいかなる位置にもフィルターを置くことが
できる。
第10図に一部を示す注射器120の場合には、注射すべき薬物を圧力気体貯部
(図示せず)内に収めである。膜マイクロフィルターを置ける位置を膜マイクロ
フィルター28a28b、28c、28d、28e、28fなどで示しである。
注射器内の切出しフィルターは2本のロッドによって保持されている。それは超
射出によってノズル12と一体をなす栓機構23の抱卵と一体にされるか、同じ
くノズル12と一体をなす支針環13と一体にされる。
第針筒11図に第8図に示すものと同し注射器90を一部示す。前と同様、膜マ
イクロフィルター28a、28b、28c、28d、28e、28fなどは成形
によりカラー94と一体にされた膜マイクロフィルター28の設置できる位置を
示す。膜マイクロフィルター28′a、28′b、28′C128′d、28′
e、28′fなどは成形により抱卵と一体にされた膜マイクロフィルター28の
設置できる位置を示す。
既述の全ての変化態様において、膜マイクロフィルターのロフィルターを作るの
に用いられるフィルター材料およびその孔径の選択は、貯部中の薬物の濃度およ
び容積によって定まり、これにより薬物を最適かつ経済的に濾過できる。
この他にも種々の変化態様が考えられるが、いずれも自動組立可能で製造容易で
ある。
FIG、 6 FIG、 7
HG、ll
国際調査報告
Claims (1)
- 1.一端において開口されかつこの端部近くに小径部を有する針筒と;この小径 部を栓止するために針筒に嵌合され、貯蔵位置と呼ばれる第1の位置と注射位置 と呼ばれる第2の位置間を軸方向に可動で、かつ内管を有した栓機構と:この栓 機構に付設され、針筒の開口端のシャンク上に嵌合され、細路な具えた環を有し 、栓機構が第2の位置に動かされたときにこの細路が栓機構の内管と連通ずる如 きノズルとを具えてなり、かつ、 可動栓機構の内管とこの栓機構に連結されたノズルの環の細路との間に少なくと も1個の膜マイクロフィルターが設けられている ことを特徴とする予充填式単投薬注射器。 2、前記の膜マイクロフィルターが、最大径が0.2〜5ミクロンメーターの範 囲にある孔を、有していることを特徴とする請求の範囲lの注射器。 3、前記の膜マイクロフィルターが、ポリアミドおよび不織ポリアミドで被覆さ れたアクリル共重合物およびセルローズエステルおよびポリエトラ拳フルオロエ チレンおよびポリプロピレンからなる群から選び出された一物質から形成されて いる ことを特徴とする請求の範囲1の注射器。 4、前記の膜マイクロフィルターが、栓収榎7.下y〜と・ズ人/の底部との間 に、圧接されている ことを特徴とする請求の範囲lの注射器。 5、前記の膜マイクロフィルターがノズルの底部に切込まれた凹所内に収容され 、かつ、糊着もしくは溶接によりこれに接合されている ことを特徴とする請求の範囲lの注射T。 6、前記の膜マイクロフィルターおよびノズルがほぼ同一の融点をもつ材料から 形成され、かつ、 周縁溶接によってフィルターがノズルの底部に接合されている ことを特徴とする請求の範囲lまたlセ5の71身器。 7、前記の膜マイクロフィルターが、ノズルの端部と非可動支針環との間に、圧 接されている ことを特徴とする請求の範囲1の注射器。 8、前記の栓機構が栓止コルクと抱卵で構成されており、かつ、 膜マイクロフィルターが、抱卵の端部とノズルの底部との間に設けられている ことを特徴とする請求の範囲lの注射器。 9、前記の膜マイクロフィルターが、抱卵とノズルの底部との間に、圧接されて いる ことを特徴とする請求の範囲8の注射器。 10、前記の抱卵がノズルの底部に溶接されており、抱卵とノズルの底部間に切 込まれた凹所内に膜マイクロフイルターが収容されており、かつ、 この凹所を囲繞する抱卵の環状リムとノズルの底部上の環状突起との間に膜マイ クロフィルターが圧接されていることを特徴とする請求の範囲8の注射器。 11、ノズルの底部に環状のカラーが形成されており、この底部に膜マイクロフ ィルターが設けられており、かつ、 このカラーに嵌合する若干円錐状のニップルが抱卵に形成されている ことを特徴とする請求の範囲8の注射器。 12、前記のカラーがノズルの支針環の延長部内に設けられた円錐台の形をとり 、 抱卵にはベル状の基部が形成されていてこれが円錐台状のカラー」−に嵌合し、 かつ、 膜マイクロフィルターがカラーとベル状の基部との間に設けられている ことを特徴とする請求の範囲8の注射器。 13、成形によって膜マイクロフィルターがノズルの底部、支針環、抱卵もしく はノズルの底部に付設された円錐台状カラーと一体に形成されている ことを特徴とする請求の範囲l、8および12のいずれかの注射器。 14、注射されるべき薬物が一端において閉塞された針筒に含まれる気体の圧力 下におかれており、注射端において、少なくとも部分的に膨張した気体が貯部の 内壁と膜マイクロフィルター間の全体積を占めることを特徴とする請求の範囲l の注射器。 15、ノズルの内高が針筒の昇高に少なくとも等しいことを特徴とするいずれか の請求の範囲の注射器。 166フイルターの有効面が貯部の最小直径より小さい
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