JPS6059816B2 - 車両用交流発電機の回転軸 - Google Patents

車両用交流発電機の回転軸

Info

Publication number
JPS6059816B2
JPS6059816B2 JP10763178A JP10763178A JPS6059816B2 JP S6059816 B2 JPS6059816 B2 JP S6059816B2 JP 10763178 A JP10763178 A JP 10763178A JP 10763178 A JP10763178 A JP 10763178A JP S6059816 B2 JPS6059816 B2 JP S6059816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
rotating shaft
protrusion
alternator
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10763178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5534859A (en
Inventor
尚信 金丸
栄男 立見
茂機 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10763178A priority Critical patent/JPS6059816B2/ja
Publication of JPS5534859A publication Critical patent/JPS5534859A/ja
Publication of JPS6059816B2 publication Critical patent/JPS6059816B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両用交流発電機の回転軸に係り、特に道路車
両のディーゼルエンジン車およびガソリンエンジン車に
搭載されるに好適な車両用交流発電機の回転軸に関する
。
一般に、真空ポンプ直結の車両用交流発電機はディーゼ
ルエンジン車に搭載され、充電用の発電機としての役目
と、負圧発生装置としての真空ポンプの役目をもつてい
る。
この場合、特開昭53−1145凹号に開示され、か”
つ第16図に示すように、回転軸101は交流発電機部
IOIAと真空ポンプ駆動部IOIBとからなり、一体
に加工されている。
そして、真空ポンプは、回転軸101の真空ポンプ駆動
部101Bで直結駆動され、回転軸101に固定された
プーリでエンジンクランク軸とベルトを介して連結して
いる。一方、ガソリンエンジン車に搭載される車両用交
流発電機は、真空ポンプを必要としない。
したがつて第17図に示すように、回転軸102は交流
発電機部102Aのみて構成される。なお、真空ポンプ
を必要としないのは、ガソリンエンジンの場合、エンジ
ン自体を発生する負圧を利用するためてある。さて、以
上のような従来技術においては、ガソリンエンジン車用
の車両用交流発電機のロータは、回転軸102が短く、
他方ディーゼルエンジン車用の車両用交流発電機のロー
タは、回転軸101が交流発電機部101Aと真空ポン
プ駆動部101Bとからなる長い形となり、二種類のロ
ータが必要となる。
周知のように、ガソリンエンジン車とディーゼルエンジ
ン車は共に特徴をもち、併行に生産されており、一方に
統合されることはありえない。
従つて、車両用交流発電機のロータならびに回転軸は、
二種類生産する必要が生じる。しかるに、ロータは交流
発電機の中で重要な構成部品であり、生産のための多く
の加工設備(部品圧入、ワニス処理、乾燥、切削仕上)
を必要とする。さらに、軸方向に長く、先端にセレーシ
ヨンを有するディーゼルエンジン車用の回転軸101は
製造上、セレーシヨン加工、オイルシール摺動部の高周
波焼入れなどの加工工程が必要となるばかりでなく、軸
の曲りなどを生じやすい。
このため、二種類のロータならびに回転軸を共に加工出
来る設備を設けることは、経済的でない。このような背
景で、ガソリンエンジン車に比較.して生産量の少ない
ディーゼルエンジン車用のロータならびに回転軸は、別
の加工ライン、加工設備で生産されている。
従つて、生産性がガソリンエンジン車用の生産性に対し
て劣り、材料の歩留りも悪くコストも高価てあつた。本
発明の目的は、ガソリンエンジン車用の回転軸をディー
ゼルエンジン車用の交流発電機部の回転軸として共用し
うる車両用交流発電機の回転軸を提供することにある。
本発明の特徴とするところは、ガソリンエンジーン車用
の第1回転軸の端部に軸係合用凹部を設け、この係合用
凹部に、第1回転軸より変形抵抗が大きい材料とからな
り、基準円より突出し長手方向に延びる間けつ的な突起
部を形成し、かつ機器駆動部を有する第2回転軸を塑性
圧入し、第2回転軸の突起部とその近傍部のみ第1回転
軸を密着させて、密着部分で生ずる緊迫力と第2回転軸
の突起部の剪断力とにより第1回転軸と第2回転軸とを
結合するようにした車両用交流発電機の回転軸にある。
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第1図は
、本発明の回転軸を適用したディーゼルエンジン車に搭
載される真空ポンプ直結の車両用交流発電機を示したも
のである。ロータ1は回転軸7の交流発電機部7A上に
取りつけられ、磁極1a1巻線1b1スリップリング1
cからなり、ロータ磁極を構成している。
ロータ1の外周にはステータ2が配置され、アマチヤー
鉄心2aと巻線2bから構成され、整流器8を介して交
流出力を取りだしている。ロータ1およびステータ2を
取りかこんで、2個のブラケット3,4が設けられてい
る。
ブラケット3はプーリ5側に、ブラケット4は反プーリ
5側に配置されている。回転軸7に固定されたプーリ5
は、ベルト(図示せず)によつて駆動される。回転軸7
の真空ポンプ駆動部7B上には、真空ポンプ6が配置さ
れている。
この真空ポンプ6は回転軸7により直結駆動され、プー
リ5でエンジンクランク軸とベルトを介して連結してい
る。真空ポンプ6は、ベーン6a1ポンプロータ6bか
らなるベーン形の偏心ポンプである。そしてこの真空ポ
ンプ6は給油口6cから給油され、吸入口6dから空気
を吸込み、油と空気を吐出口6eから吐出す作用を行な
う。またロータ1のスリップリング1c上には、ブラシ
16が、回転軸7のロータ1と真空ポンプ6との間には
オイルシール17がそれぞれ配置されている。
本発明の特徴である回転軸7の構造について以下詳述す
る。
回転軸7はロータ1に圧入固定され、軸方向に長く延び
ており、交流発電機部7Aとセレーシヨン部10dを有
する真空ポンプ駆動部7Bとから構成されている。そし
て回転軸7は、第3図に示すように、交流発電機部7A
を構成する軸20および真空ポンプ駆動部7Bを構成す
る軸10、すなわち圧入軸10、被圧入軸20の2個の
軸から形成されている。なお、ガソリンエンジン車に搭
載される交流発電機の回転軸は、ディーゼルエンジン車
の回転軸7の内、反プーリ側の端部に軸10の係合用孔
20aを有する軸20のみで構成して使用する。
すなわち、前述したようにガソリンエンジン車の場合、
エンジン自体に発生する負圧を利用するので、真空ポン
プを必要としない。従つて回転軸は交流発電機部までで
構成され、真空ポンプ駆動部は不必要であつて、第1図
において真空ポンプ6、オイルシール22、真空ポンプ
駆動部7Bを取除いた構成となる。そして、本発明の上
記の一実施例のディーゼルエンジン車用の交流発電機の
回転軸7は、上述したガソリンエンジン車用の交流発電
機部の回転軸である軸20の係合用孔20aに、さらに
真空ポンプ駆動部7Bを構成する別体成形の軸10を長
手方向に直接結合して形成している。
いいかえれば、ガソリンエンジン車用の回転軸をディー
ゼルエンジン車用の交流発電機部の回転軸として共用し
ている。
ここで、中実の円筒形をした圧入軸である軸10は、鋼
製の材質からなり、押出成形によソー工程て形成される
。
この軸10は、第1円筒部10a1複数の突起部10b
1第2円筒部10cおよびセレーシヨン部10dとから
構成されている。そしてオイルシール17が摺動する第
2円筒部10cは高周波焼入を加えられている。第1円
筒部10aの直径は8Tr0n1第2円筒部10cの直
径は、第1円筒部10aの直径よりわずかに大きい8.
4Trrmである。ここで突起部10bについて詳細に
説明する。
第6図および第7図に示すように、その突起11は第1
円筒部10aの外周部より突出して形成される。この場
合、突起部10bの突起11は、第1円筒部10aの外
周部(円形断面)と同一直径の円筒部上に設けられてい
る。この突起11が突出して設けられる第1円筒部10
aの外周部の円を突起11の基準円と称することにする
。この突起11は、軸10上に長手方向に直線状に延び
かつ平行に等しい間隔をおいて突起数n=12個設けら
れている。
この突起11の諸元は、圧入長さである長手方向の長さ
l=12WrIn1突起高さh=0.27m1突起元長
さS=0.4WrInおよび突起角度0=600てある
。突起11の断面形状は、左右対称形であり、その頂部
12は円弧状をなしている。
また突起11の入口部は、角度γ=30ての傾斜平面1
3を形成している。突起11は、両側面に平面14,1
5を形成している。
また第2円筒部10cと突起11の終端部とは連続して
いる。突起11の終端部の相隣る突起11間には、第2
円筒部10cの先端にある傾斜平面が形成されている。
このように突起部10bについていえば、基準円の直径
としては8顛を採用し、かつ突起高さh=0.27mと
し、その頂部12は第2円筒部10cの高さ(直径8.
4醜)と同一面上に位置させている。また、軸10が圧
入される被圧入軸である軸20は、その端部に軸10の
突起部10bを圧入する孔20aを設けている。
軸20の外周部の直径DOは12wnであり、さらに軸
20の孔20aが形成している壁部20bの直径D,は
、8wnを有しており、軸10の第1円筒部10aの直
径と同一である。ここで、軸20の孔20aの壁部20
bの直径D,を軸20の基準円と称する。
この場合、軸20の基準円は、軸10の突起11の基準
円と同一の大きさの構成である。軸20の材質は軟鋼で
あり、軸10の材質に比較して変形抵抗の小さい(軟か
い)ものを選定している。
つぎに上記のような構成を有する軸10と軸2″0の結
合プロセスについて説明する。
まず軸20を軸20が左右方向および下方向に移動しな
いような軸載置台に挿人定置する。
一方、軸10は、油圧シリンダ装置の爪でつかまれてい
る。この軸10と載置台の軸20とは上・下方向に中心
を合わせてセットされている。そして、軸10は油圧シ
リンダ装置により圧入力約300〜400kgで下方へ
移動させられる。まず、軸10の第1円筒部10aが軸
20の孔20aに挿入される。このとき、軸10の第1
円筒部10)aと軸20の孔20aの壁部20bとは接
触する状態は生じない。ついで、軸10の突起11の入
口部が軸20内に挿入される。
ここで突起11の傾斜平面13がその機能を発揮する。
すなわち傾斜角度γは30に形成されているため、引き
続いて挿入される後続の突起11がスムーズに軸20の
孔20aの壁部20bと接触、密着することができる。
この突起11の入口部の傾斜平面13のスムーズなガイ
ド作用と、軸10と軸20との基準円が同一であること
があいまつて、軸10と軸20との求芯精度は高い。さ
らに軸10の突起11の入口部の途中から、軸10は軸
20と接触を開始する。
そして、軸10の下方への移動に従い、軸10の突起1
1の入口部が、変形抵抗の小さい材料から形成された軸
20にくいこむ。ついに軸10の突起11の頂部が軸2
0に接触し、以後軸10の突起11が軸20にくいこむ
。軸10の突起11により、軸20の加圧されて外方に
押し出される部分は、軸10の突起11の周辺の材料が
流出しながら塑性変形を受ける。
このように軸10は、軸20を塑性変形させ、軸10の
突起11およびその周辺は軸20と密着しながら軸20
に圧入されてゆく。このとき、軸20の軸10の相隣る
突起11間の材料は、軸20の基準円から径が大きくな
る方向に、いいかえれば軸10突起11の基準円よりも
外方に、盛り上けられる。
この結果生ずる軸10と軸20との間の間隙δは、約0
.02wr!nてあつた。なお、これらの一連の結合プ
ロセスに要する時間は、軸10と軸20とがセットされ
たのち、約1秒て結合作業は完了する。
上記結合プロセスを経て、第3図および第4図に示すよ
うな軸10と軸20との金属の結合構造体てある回転軸
7か完成する。
軸10と軸20をの緊密な結合状態について検討を加え
て見る。結合部周辺の状態を示す第8図の(イ)倍拡大
写真および第9図の100倍拡大写真に現われているよ
う.に、軸10と軸20とは特徴のある結合状態を現出
している。すなわち、軸10と軸20の壁部20bとは
、軸10の突起11は傾斜平面13を除く、頂部12、
側面14および側面15の部分では勿論、突一起11の
周辺の基準内部分18aとで緊密に密着している。
そして、軸10と軸20とは相隣る突起11の中間に存
在する基準内部分18b上の一部で、離間し、接触して
いない。この結合状態をさらに第10図で説明すると、
軸10と軸20とは、軸10と突起11を含む周辺部は
完全に密着状態を示しているが、相隣る突起11間の中
間部では軸10の基準内部分18bと軸20との間は離
間している。
この軸10と軸20の離間距離δは約0.02?、また
軸10の突起11の頂部12と軸20との距離hは約0
.2Tn1nである。
このような回転軸7の結合部周辺の特異な結合状態は、
軸10が軸20に比較して変形抵抗が大きいため軸20
に圧入しても外観形状は変化しないに対し、変形抵抗の
小さい軸20が塑性変形を受ける結果生じたものといえ
る。
そして、上記した回転軸7において、第10図に示すよ
うに、軸10の突起11周辺て軸10と密着した軸20
の密着部分の内部には緊迫力P1が作用している。
この緊迫力P1は、軸10の突起11の頂部12、側面
14、側面15および軸10の基準円で軸20と接触し
ている部分18aを強固に押し拡げている。また軸10
の突起11の頂部12、側面14および側面15と密着
する軸20との間では、軸10の突起11の材料の剪断
強度と剪断面積の積の値となるきわめて大きな値の剪断
力P2が生じている。
このように、この実施例では軸の状態で一体化した上で
、この回転軸に諸部品を組込んでディーゼルエンジン用
の交流発電機を構成する。
本発明の上記実施例によれば次のような効果を有する。
(1)基準円より突出し長手方向に延びる間けつ的な8
個の突起11を形成した軸10を、軸10の基準円と同
じ大きさの孔20aを有する軸20に圧入し、軸20を
塑性変形させて軸10と軸20との機械的に強固な回転
軸7が得られた。このように、本発明の上記一実施例に
よれば4.3k9・mと例えばローレット圧入方法の3
倍以上の高い回転トルクを有する回転軸7が得られ、こ
の回転トルクは、はめあい結合によつて得られる回転ト
ルクと同等またはこれを越える値である。
従つて、2個の軸10,20を結合して得られた回転軸
7は、従来の一体構造であるデイーゼルエンジン搭載用
回転軸と比較しても結合部分は機械的に強固であるので
、実用上使用できるものであることを確認できた。
(2)軸10と歯車軸とは、軸10の突起11の頂部1
2,側面1牡側面15および軸10の基準円上で軸20
と密着している部分18aで、軸20の密着部分の内部
に緊迫力P1が作用し、軸10の密着部分を強固に押し
拡げているので、所要の緊迫力P1を付加できたため、
軸10と軸20との間に機械的に安定した強固な結合力
を有する回転軸7が得られた。
(3)軸10の突起11の頂部12、側面14および側
面15と軸20との密着部分の間で、軸10の突起11
の材料の剪断応力と剪断面積と積に値となるきわめて大
きな値の剪断力P2が生じ、軸10と軸20との間に機
械的に安定した強固な結合力を有する回転軸7が得られ
、またねじり作用がある場合にも大きなねじり力が生ま
れる回転軸7が得られた。
(4)軸10の突起11の傾斜平面13の傾斜角度γは
301に形成されているので、後続の突起11がスムー
ズに軸20の孔20aの壁部20bと接触、密着させる
ことができた。
また軸10と軸20との求芯精度を高めることができた
。
この求芯精度が高められたので、軸10と軸20との間
のがたつきがなく、ひいては耐久性を大きな回転軸7が
得られた。(5)軸10の基準円と軸20の基準円が同
一であり、またこの基準円の精度も高いため、基準円同
志で求芯精度が高く維持されるので、軸10と軸20と
の求芯精度が高い回転軸7が得られた。
(6)軸10は、軸20より変形抵抗の大きな(硬い)
材料てあるため、加圧、塑性流動によつて、軸10が歪
むことなく、高精度が維持される。
(7)軸10と歯車20との回転軸7は、前述した基準
円を両者に設けたことにより、軸の曲がりは生せす、か
つ組付精度を向上することができた。
(8)第1円筒部10a1突起部10b1第2円筒部1
0cおよびセレーシヨン部10dとから構成される軸1
0は、塑性加工の一工程で仕上げられるので、材料の歩
留りもよく、生産性も向上した。
(9)オイルシール17が摺動する軸10の第2円筒部
10cの部分に高周波焼入れを加えているが、軸10の
軸長が短いため、焼入れによる曲げはほとんど生じない
。
(11回転軸7は、軸20および軸10の2個の軸の結
合により構成したので、材料の歩留り、生産性も高いも
のが得られた。
(11)ガソリンエンジン用の回転軸である軸20をデ
ィーゼルエンジン用の交流発電機部の回転軸として共用
できるので、材料の歩留り、生産性もよく、ロータ1の
加工ラインの生産性も高いものが得られた。
つぎに、軸と軸との塑性変形による圧入結合について、
最適の回転軸および結合方法を見い出すために、発明者
等は軸部材の関連およびこれらの最適な諸元に関し、種
々の角度から検討した。
この検討結果について以下説明する。まず供試材料につ
いて述べる。
第11図および第12図に示すように、圧入部材てある
軸Aとして材質が鋼のものを用いた。また被圧入部材て
ある軸Bは材質が軟鋼のものを用いた。軸Aには、直径
Daの基準円上に突起pをn個等間隔に間けつ的に設け
ている。
突起pの諸元は、第12図に示すように、圧入長さをE
al突起高さをHal突起角度をθ.、突起元長さをS
aで表わす。また第11図に示すように、軸Bの外径を
D。内径をD1とする。まず、軸Aの突起pの突起角度
0aの大きさが及ぼす影響について検討した。
すなわち、軸Aを軸Bに圧入結合するのに必要な圧入力
Pの大きさおよび軸Aと軸Bとの結合構造体である回転
軸が有する回転トルク(伝達トルク)Tの大きさに関す
る実験結果は第13図に示すものであつた。
この場合、軸Aの基準円直径Da=8Tfn1軸Bの外
径D。
=12順、内径D,=8wnのものを選択した。突起p
の諸元は、突起数n=8、圧入長さ11=12噸、突起
高さH3=0.2朗および突起元長さSa=0.477
!77!のものを採用した。第13図において、突起p
の突起角度0aの大きさの変化割合に対して、曲線X1
は回転トルクTの大きさを、曲線X2は圧入力Pの大き
さをそれぞれ示している。この実験結果により、軸Aの
基準円上に設ける突起pの突起角度θ1としては、約4
0〜70囲が好ましいことが判明した。
さらに、軸Aに設ける突起pの突起数nの及ぼす影響に
ついて実験した。
第14図は、軸Aの突起pの突起数nにより軸Aと軸B
との結合構造体である回転軸が有する回転トルクTの大
きさを示している。
すなわち、第14図において、曲線X3は回転トルクT
の大きさを表わしている。
この場合、軸Aの基準円直径d1=8Tf0n1軸Bの
外径D3,=12Tf0f11内径D,=8wunのも
のを選択した。
また突起pの諸元は、圧入長さEa=12種、突起高さ
H.=0.2w$t、突起角度θ.=60突起元長さS
a=0.4TfUnのものを採用した。この実験結果で
は、突起pの突起数n=16以上のときは軸Aが破損ま
たは変形したために回転トルクTは一定になり、使用に
供し得ないものとなつた。そして、この実験結果より、
得られる回転トルクTの大きさから考慮すると、突起p
の突起数n:8〜16(たた七整数)が適当な数値範囲
であることが判明した。
なお、この場合、突起pの突起数nと軸Aの基準円直径
D3(単位:Wn)の比て検討すると、213〜111
3の範囲が好ましい。また、軸Aの基準円上に設ける突
起pの突起高さHaの大きさが及ぼす影響について検討
を加えた。第15図において、曲線X4は突起高さH8
に応じた軸Aと軸Bとの結合構造体てある回転軸が有す
る回転トルクTの大きさを示している。
この場合、軸Aの基準円直径Da=8TWL1軸Bの外
径D。
=12TWL、内径D1=8Wr!nのものを選択した
。また、突起pの諸元は、突起数n=8、圧入長さEa
=12Trr!n、突起角度θ1=600とし、突起元
長さSaについてはSa=1.5F1aと突起高さHa
のパラメータとしたものを採用した。この実験結果によ
れば、突起pの突起高さHaは0.55Tfr!n以上
の大きさでは、軸Aが破損または変形が生じて実用に供
し得ないことが判明した。
そして、この実験結果より、得られる回転トルクTの大
きさから考えると、突起高さHaとしてはHa=0.1
5〜0.55wrmの範囲が好ましいことが判明した。
また、第14図に示すように、突起pの突起高さHaは
回転トルクTの大きさに多大な影響を及ぼすことが判明
した。
そして必要とする回転トルクTに応じて、突起pの突起
高さh1を決定することができる。なお、突起pの突起
高さHaが0.55顛のとき、軸Aと軸Bとの離間距離
δは約0.04顛であつた。
また以上の結果より考えると、突起pの突起元長さSa
は、突起高さHaの1.3〜3倍の範囲が好ましい。以
上の検討結果を総合してみると、最適の結合構造体とし
ての回転軸は、次のようなものを選定するのが良い。
すなわち、変形抵抗の大きい軸部材に設ける突起の諸元
は、突起数については、得られる回転トルクの大きさか
ら考えると、8〜16Sが適当な範囲て、変形抵抗の大
きい軸部材の基準円直径(単位:WOn)の比で見ると
213〜11′3の範囲がよい。また、軸部材の突起の
突起角度は、得られる回転トルクおよび圧入力の大きさ
から考えると、約40〜700の範囲が好ましい。また
突起高さは、回転トルクの大きさから考えると、0.1
5〜0.55T!r!nの範囲が好ましく、この突起高
さは得られる回転トルクの大きさに大きく影響を及ぼす
ことも判明した。
また突起の突起元長さは、突起高さの1.3〜3倍の範
囲か好ましい。
また、突起部を形成する軸部材の基準円と、塑性変形を
受ける軸部材との基準円の大きさについて検討したとこ
ろ、後者の軸部材の基準円は前者の軸部材の基準円と同
一か、あるいはわずかに大きい基準円にする必要がある
。
実験によれば、後者の軸材の基準円と突起部を有する前
者の軸部材の基準内との間隙は0〜0.1顛大きさが好
ましいことが判明した。
さらに突起部を有する軸の突起部の入口部を傾斜平面と
し、その傾斜角度を約15〜45をとすると、被圧入軸
にスムーズに挿入することができる。
本発明では、突起部を形成する第2回転軸の材料が、塑
性変形を受ける第2金属部材の材料より硬いことおよび
剛性の大きいことが条件となる。
なぜなら、第1回転軸が加圧され、塑性流動する間、第
2回転軸は変形することなく、十分に堅固でなくてはな
らないからである。言葉を変えれば、第1回転軸は第2
回転軸より変形抵抗の小さい(軟かい)材料であること
が条件となる。
例えば、第2回転軸が鋼材である場合、第1回転軸は、
アルミニウム、黄銅、銅、軟鋼などを使用するのが好ま
しい。なお、実施例では軸の一体化の後で諸部品を組込
んでディーゼルエンジン車用の交流発電機を構成したが
、完成したガソリンエンジン車用の交流発電機に、真空
ポンプ駆動部を有する軸を単品圧入して、ディーゼルエ
ンジン車用の回転軸とし、その後に真空ポンプ部の諸部
品を組込んで、ディーゼルエンジン車用の交流発電機を
構成する方法でも良いのは勿論である。
以上のように本発明によれば、ガソリンエンジン車用の
第1回転軸の端部に軸係合用凹部を設け、この係合用凹
部に基準円より突出し長手方向に延びる間けつ的な突起
部を形成し、かつ機器駆動部を有する第2回転軸を塑性
圧入し、緊迫力と剪断力とにより第1回転軸と第2回転
軸とを結合するようにしたので、ガソリンエンジン車用
の回転軸をディーゼルエンジン車用の交流発電機部の回
転軸として共用しうる車両用交流発電機の回転軸が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すディーゼルエンジン車
用の交流発電機の一部断面図、第2図は第1図に示すデ
ィーゼルエンジン車用の交流発電機のうち真空ポンプ部
のみを右側から見た側面図、第3図はディーゼルエンジ
ン車用交流発電機の回転軸の平面図、第4図は第3図に
示したディーゼルエンジン車用の回転軸の結合部分の拡
大一部断面図、第5図はディーゼルエンジン車用の真空
ポンプ駆動部用回転軸の斜視図、第6図は第5図の突起
部の一部拡大斜視図、第7図は第5図の回転軸の突起部
の拡大説明図、第8図はディーゼルエンジン車用の回転
軸の突起部周辺の結合状態を示す5皓拡大顕微鏡写真、
第9図は同じく突起部周辺の結合状態を示す1(1)倍
拡大顕微鏡写真、第10図はディーゼルエンジン車用の
回転軸の結合状態を示す拡大説明図、第11図は本発明
のディーゼルエンジン車用回転軸の諸元を定めるための
供試軸の一部断面説明図、第12図は圧入部材である軸
の概略説明図、第13図は圧入部材である軸の突起角度
θをパラメータとしたときの回転トルクTの大きさおよ
び圧入力Pの大きさを示す比較検討図、第14図は圧入
部材である軸の突起数nをパラメータとしたときの回転
トルクTの大きさの比較検討図、第15図は圧入部材で
ある軸の突起高さhをパラメータとしたときの回転トル
クTの大きさの比較検討図、第16図は従来例のディー
ゼルエンジン車用の回転軸の平面図、第17図は従来例
のガソリンエンジン車用の回転軸の平面図である。 1・・・ロータ、2・・・ステータ、3,4・・・ブラ
ケット、5・・・プーリ、6・・・真空ポンプ、7・・
・回転軸、7A・・・交流発電機部、7B・・・真空ポ
ンプ駆動部、10・・・軸、10b・・・突起部、20
・・・軸、20a・・・孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1回転軸と、該第1回転軸に取りつけられたロー
    タと、該ロータの外周に設けられたステータと、前記ロ
    ータおよびステータを取りかこむように配置されたブラ
    ケットと、前記第1回転軸の一端部に取りつけられたプ
    ーリとを備えた車両用交流発電機において、上記第1回
    転軸の反プーリ側の端部に形成した軸係合用孔部に塑性
    圧入され、第1回転軸より変形抵抗が大きい材料からな
    り、基準円より突出し長手方向に延びる間けつ的な突起
    部を形成し、かつ交流発電機に直結駆動される機器駆動
    部を有する第2回転軸、該第2回転軸の突起部とその近
    傍部のみを第1回転軸に密着させて、密着部分で生ずる
    緊迫力と第2回転軸の突起部の剪断力とにより第1回転
    軸と第2回転軸とが結合されていることを特徴とする車
    両用交流発電機の回転軸。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、機器は
    真空ポンプである車両用交流発電機の回転軸。 3 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、第2回
    転軸の突起部の諸元を、突起数nは(2/3〜11/3
    )D(ここでDは第2回転軸の直径で単位はmm;突起
    数nは整数とする)、突起角度θは40〜70゜、突起
    高さhは0.15〜0.55mmおよび突起元長さsは
    (1.3〜3)hとしたことを特徴とする車両用交流発
    電機の回転軸。 4 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、第2回
    転軸の突起部の入口部を傾斜平面とし、傾斜角度を約1
    5〜45゜としたことを特徴とする車両用交流発電機の
    回転軸。 5 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、第1回
    転軸の基準円と第2回転軸の基準円との間隙は0〜0.
    1mmの大きさである車両用交流発電機の回転軸。
JP10763178A 1978-09-04 1978-09-04 車両用交流発電機の回転軸 Expired JPS6059816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10763178A JPS6059816B2 (ja) 1978-09-04 1978-09-04 車両用交流発電機の回転軸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10763178A JPS6059816B2 (ja) 1978-09-04 1978-09-04 車両用交流発電機の回転軸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5534859A JPS5534859A (en) 1980-03-11
JPS6059816B2 true JPS6059816B2 (ja) 1985-12-26

Family

ID=14464076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10763178A Expired JPS6059816B2 (ja) 1978-09-04 1978-09-04 車両用交流発電機の回転軸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6059816B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6039330A (ja) * 1983-08-10 1985-03-01 Japan Servo Co Ltd 回転体とその製造方法及び装置
JP5067416B2 (ja) * 2009-12-03 2012-11-07 三菱電機株式会社 回転電機
JP7152714B2 (ja) * 2018-08-17 2022-10-13 Kyb株式会社 回転電機およびその製造方法
US11177703B2 (en) * 2019-08-08 2021-11-16 Garrett Transportation I Inc Rotor assembly for permanent magnet electric motor with radially biasing shaft structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5534859A (en) 1980-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4339873A (en) Method of making rotor of rotary machines
US4197756A (en) Method of making a pulley
GB2067850A (en) Rotor for a rotary electric machine and a method of manufacturing the same
US20180069450A1 (en) Rotary electric rotor and method of manufacturing rotary electric rotor
WO1999021265A1 (fr) Generateur de courant alternatif pour vehicules
CN1914781A (zh) 用于电动机的定子结构
JP3754002B2 (ja) 密閉型往復式圧縮機のクランクシャフト製造方法
US4098137A (en) Pulley and method of making same
US20220271608A1 (en) Motor Housing and Method for Producing a Motor Housing
US4795924A (en) Magneto bowl-shaped rotor
JP4856940B2 (ja) 回転電機およびその製造方法
US20110274569A1 (en) Hermetic compressor and manufacturing method thereof
US7365471B2 (en) Internal cooling fan with a non-repeating blade configuration
CN101512166B (zh) 组件及其制造方法
EP0086443A1 (en) Fixed field inductor-type generator and method of producing the same
US10830314B2 (en) Method for producing a motor shaft of a rotor of an electric motor
WO2000074217A1 (de) Startergenerator für eine verbrennungskraftmaschine und verfahren zur herstellung desselben
JPH10314877A (ja) 多段プーリおよびその製造方法
US20040258526A1 (en) Magnet motor and method of assembly
JPS6253729B2 (ja)
US5857267A (en) Drive assembly with interference-fit mounted lightweight non-ferrous pulley
JP2003094141A (ja) 中空スプラインシャフトの製造方法
CN1100240A (zh) 制造永磁发电机转子的方法
JPS6051432A (ja) 回転電機の冷却フアン
JP3302523B2 (ja) 固定子積層鉄心及びその製造方法