JPS6096266A - 高周波加温治療装置 - Google Patents

高周波加温治療装置

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JPS6096266A
JPS6096266A JP58205424A JP20542483A JPS6096266A JP S6096266 A JPS6096266 A JP S6096266A JP 58205424 A JP58205424 A JP 58205424A JP 20542483 A JP20542483 A JP 20542483A JP S6096266 A JPS6096266 A JP S6096266A
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electrode
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heating
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陶山 純夫
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YAMAMOTO VINYTER
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/02Details
    • A61N1/04Electrodes
    • A61N1/06Electrodes for high-frequency therapy

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、癌等の腫瘍、特に生体内部の深所に存在す
る腫瘍を対象とした加温療法の分野で利(2) 用される。即ち本発明は、その加温療法で使用される高
周波加温治療装置についての改良に関する。
ところで、癌もしくはその他の腫瘍、即ち生体の異常な
細胞組織で構成された患部を治癒させるについては、そ
の−療法として、該患部を43〜45℃の温度域内で1
0数分ないし数10分間加温するようにした、いわゆる
加温療法(ハイパーサーミャ)の有効であることが、近
年明らかにされ、臨床的にも確認されてきている。
かかる加温療法を施すに際しては、その患部が生体内部
の深所に存在する場合でも該患部の加温を可能にするも
のとして、高周波電界内での誘電発熱を利用した高周波
加温が有望視されている。
例えば第1図に示す従来例に於いて、内部深所に患部2
が存在する生体10表面へ、該患部を挟むようにして2
個一対の加温用電極3,4を向かい合わせに添接させ、
それら両電極を高周波発生源5に夫々接続して整合器6
でインピーダンス整合を取り乍ら、該両電極間へ高周波
エネルギーを供給せしめると、生体1の電極3,4で挟
まれた(3) 範囲内が誘電発熱により加温される。そこで、生体1の
上記した被加温範囲内における正常な細胞組織で構成さ
れた部分を40〜42℃の温度域内へ留めるように制御
し乍ら、その加温を続けると、患部の温度だけは、該部
分における血管の分布密度が粗で血管系としての循環機
能が低下していることに起因して、上記の温度域よりも
更に2〜3℃はど高くなる。すると、この患部を構成し
ている細胞組織だけが43〜45℃の高い温度域に曝さ
れて壊死崩壊するに至るため、患部治癒の効果が期待で
きることになる。
尤も上記の従来例では、電極3,4を生体1の表面へ直
接的に添接させているので、この電極付近における生体
の表面ないし表層部分へ火傷を負わせる危険性がある。
そこでこの危険性に対しては、第2図に例示する如く、
生体1の表面と各電極3.4との間へ冷水が循環するパ
ッド7.8を夫々介在させ、該パッドで冷却し乍ら上記
の高周波加温を行うと良いことが、既に知られている。
然し乍ら、これらの各側で使用されている従来(4) の加温用電極3.4は、いずれも第3図に例示するよう
な円板形であるか、或いは円板に近い形状であって、一
対のいわゆる平行平板電極を構成している。それ故に、
かかる電極3,4を使用するときは、第4図に複数本の
破線Aで示した電気力線の分布状態からも明らかな如く
、両電極間での高周波電界内における高周波エネルギー
が、生体1の患部2のみならず、患部周囲の広い範囲に
まで分散してしまうため、該エネルギーをその患部2へ
集中させることができなくて、該患部のみの充分な加温
を実現させることが実際には非常に難しく、且つまた患
部以外の該患部を取り囲む広い範囲が、火傷するに至ら
ないまでも徒に加温されて好ましくない。
このような、生体内部の深所に存在する患部を対象とし
た高周波加温の現状に於いて、本発明における第1の技
術的課題は、如何にすれば高周波エネルギーを患部へ集
中して与えることができるか、の点にあり、また第2の
技術的課題は、患部へ集中させようとする高周波エネル
ギーを如何に(5) すれば患部以外の部分へ与えないで済ますことができる
か、の点にある。
かかる第1の技術的課題に対処した本発明の第1の技術
的手段は、改良した形状の加温用電極が使用されること
を特徴するものであり、第2の技術的課題に対処した本
発明の第2の技術的手段は、上記の改良した電極に高周
波遮断特性のあるマスクが併用されることを特徴とする
ものである。
以下、これらの技術的手段を、夫々の実施例と併せて順
次に説明する。
まず第1の技術的手段で使用される2個一対の加温用電
極は、第5図には符号30.40で、第6図には符号4
0.50で示されており、それらのいずれにも、厚さ方
向に貫通した円形の孔31.41ないし51が穿設され
ている。即ちこれらの各電極30.40゜50は、いず
れも環状を呈するように形成されており、厚さは加温性
能に直接関係しないので、単なる薄板状とされている。
但し電極30.40は、共に同じ大きさであって、外径
がdl %内径がd2であるが、電極50だけは、上記
2者よりも小さくて、(6) 外径がd1′、内径がd2′である。然して第5図の電
極30.40は、第7図に示す如く、孔31.41の中
心で患部2を挟むようにして、また第6図の電極40、
50は、第8図に示す如く、孔41.51の中心で患部
2を挟むようにして、いずれも向かい合わせに生体1の
表面へ添接される。なおこの技術的手段では、後に明ら
かとなる理由から、実施に際して2個一対の冷却用パッ
ドが使用されることを前提としている。
このように構成された第1の技術的手段の作用は、次の
通りである。まず、同じ大きさの電極30゜40が対向
させられている第7図の構成に於いて、該両電極を図示
の断面状態で考察すれば、一方の電極30は孔31の内
径d2に等しい距離だけ離された2(11i!の小電極
30aと30bに、また他方の電極40は孔41の内径
d2に等しい距離だけ離された2個の小電極40aと4
0bに、夫々分かれていると仮想することができ、従っ
て生体1を介し対向する小電極30a、 40aおよび
30b、 40bの各組合せは、互いに距Mthだけ離
れて隣りあった各一対の平行子(7) 板電極を構成していることになる。そこで、小電極30
a、 40a間と30b、 4Ob間とへ個別に高周波
エネルギーが供給されると見なせば、第7図に於いて、
小電極30a、40a間における電気力線の分布状態は
複数本の破線Baで、小電極30b、40b間における
電気力線の分布状態は複数本の破線Bbで示す如くにな
り、両型気力線の各分布範囲が患部2の部分で相接する
。よって患部2は、小電極30a、 40a間と30b
、 40b間の双方における画商周波電界の影響下に置
かれ、それら両型界のいずれからも高周波エネルギーが
与えられることになる。
然して上記の小電極30a、 30bおよび40a、 
40bは、いずれも環状なる電極30もしくは40の各
微少部分であるに過ぎない。そこで今度は、それらの各
電極30.40を、いずれも環状に並べられた多数の小
電極の集合体であると仮想すれば、前記した小電極30
a、 40a問および30b、 40b間の各高周波電
界も、これの多数が環状に並んでいると仮想できる。従
って患部2は、実際にはそれら多数の高周波電界の影響
下に置かれる如く、環状に連続した高周波(8) 電界で取り囲まれて、その全周囲から高周波エネルギー
が与えられることになる。
よって、このような第1の技術的手段によれば、環状な
る両電極30.40間での同じく環状なる高周波電界内
へ供給された高周波エネルギーが、生体1における患部
2の周囲へも広く分散して弱まりはするが、少なくとも
該患部に対しては、全エネルギー量の一部であるにしろ
、これを恰も集束するが如くに集中させ得て、患部以外
の部分よりも遥かに多くのエネルギー量を与えることが
でき、従って前記第3図に示した円板形の電極を使用す
る従来例に比べ、生体1の内部深所に存在する患部2を
、効率よく然も充分に加温させることができる。
なお、上記した第7図の構成では、同じ大きさの電極3
0.40が使用されている関係上、高周波エネルギーを
集中させ得る個所が、生体内部の厚さ方向に対して中程
の部分のみに限定される。従ってこの個所に患部2が存
在するときのみ、該患部を有効に加温できる。
(9) そこで、前記第6図に示したような大きさが異なる電極
40.50の組合せを使用して、第8図のように構成す
れば、第7図の場合と同様に仮想した小電極40a、 
50a問および40b、 50b間での電気力線の分布
状態は、夫々、各複数本の破線Caおよびcbで示す如
くになり、それら両型気力線の分布範囲が相接する個所
、即ち高周波エネルギーを集中させ得る個所は、第7図
の場合と比べて、小さい電極50の近く、即ち図面上で
上方へ偏る。従ってこの構成では、患部2が生体1の厚
さ方向に対し片側へ偏って図示の個所へ存在するときに
のみ、該患部を有効に加温できることになる。然してこ
の場合に、高周波エネルギーを集中させ得る個所が生体
1の厚さ方向に対しどの程度まで偏るかは、組み合わさ
れた両電極40.50間での大きさの差に基づいて定ま
る。
よって、第8図の如く構成された技術的手段によれば、
前記の効果に加えて、対をなす2個の電極につき片方の
他方に対する大きさを随時選択することで、両電極間に
おける高周波エネルギーの(10) 集中させ得る個所を、生体の厚さ方向に対し自由に設定
でき、患部の存在する深さに応した最も適正な患部加温
を可能にする効果も得られる。
次に、上記したような第1の技術的手段に関する実施例
を、第9〜11図について説明する。この実施例では、
前記第5図に示したような大きさが同じで環状なる電極
30.40を使用すると共に、生体1に代え生体模型1
0を使用して、従来例で使用された円板形電極と本発明
で使用される環状形電極との加温効果に関する差異を検
討し、併せて同し外径の環状形電極でも内径の大小が加
温効果にどのような影響を及ぼすかを検討すると共に、
前記第2図に示したパッド7.8の併用による効果も再
検討する。
この実施例で使用される生体模型10は、寒天で作られ
ており、上下方向についての厚さTが17c111、直
径りが36cmの高さが低い円柱形である。また環状の
電極30.40としては、外径d1が全て16cmで、
内径d2が10cmのものと12cmのものとを各一対
ずつ用意し、他に比較のため、前記第3図に示した(1
1) 外径d1 が16cmで内径d2がQc+nなる従来の
円板形電極をも一対用意する。更にパッド7.8として
は、厚さtが2cmで上記の電極外径d1 よりは大き
く且つ内部へ冷水を循環させ得る構造のものが用意され
る。これらの各パッドに循環させる冷水は、常時6℃の
温度を保つようにコントロールされているものとし、ま
たこの冷水と上記の生体模型10とには、これらが電気
的にみて生体の筋肉部分と等価であるようにするため、
0.4重量%の塩化ナトリウムを含ませておく。
なおこの実施例では、生体模型10の加温が、2個一対
の電極間へ13.56 MHzの高周波エネルギーを供
給することによって行われた。また生体模型内部の温度
分布を知るため、温度測定装置として公知のサーモグラ
フを使用し、モニターされる映像の写真解析に基づいて
得た数値をグラフ化する手法が採られた。
まず初めにパッド7.8の冷却効果を知るため、第9図
に示す如く、生体模型10の上下面へそれら一対のバン
ドを添接させて該各パッドに6℃の冷(12) 水を循環させ、冷却時間12分を経過した後に、模型内
部の温度がどの程度まで降下したかの温度分布を、第9
図にO−θ線で示した該模型の中心線に沿って上面から
単位深さ毎に測定したところ、第12図のグラフに示す
ような結果が得られた。
かかる第12図の結果によれば、パッド7.8の冷却効
果が及ぶのは、生体模型10の上下両表面から深さが略
3cm以内の範囲にとどまり、これより深い内部にはそ
の効果が殆ど及んでいないことを理解できる。
次いで、高周波電界内での誘電発熱による加温効果のみ
を知るため、第10図に示す如くパッドを使用しないで
、生体模型10の上下面へ環状の電極30、40を直接
に添接させ、これら一対の電極の各内径d2が共に10
cmである場合と12cmである場合との夫々に付き、
加温時間4分経過後の模型内部における温度がどの程度
まで上昇したかの温度分布を、第10図に0−θ線で示
した該模型の中心線に沿って上面から単位深さ毎に測定
したところ、第13図のグラフに示すような結果が得ら
れた。加(13) えてこのグラフには、従来の内径d2が共にOcmなる
一対の円板形電極を使用した場合での同様な測定結果も
、比較のために併せて示しである。
かかる第13図の結果によれば、円板形の電極を使用し
た場合における加温効果は、生体模型10の上下両表面
で高くて内部へ向かうに従い著しく低下する傾向を示す
のに対し、環状の電極を使用した場合の加温効果は、逆
に生体模型10の上下両表面から内部へ向かうに従って
次第に高くなる傾向を示すことが、夫々理解できる。
なお、上記した第10図での構成における加温効果を、
同じく加温時間4分の経過後に於いて、同図のP−P線
に沿った温度分布につき測定したところ、環状電極30
.40の各内径d2が共に10cmである場合と12c
mである場合との夫々に付いては、第14図のグラフに
示すような結果が得られた。
かかる第14図の結果によれば、環状の電極30゜40
を使用した場合といえども、該各電極の直下方向におけ
る加温効果は、第13図における内径d2が共にQcm
なる従来の円板形電極を一対使用した(14) 場合のそれと同様に、生体模型10の上下両表面で高く
て内部へ向かうに従い著しく低下する傾向を示している
。このような傾向のみられることは、環状なる電極30
.40といえども、夫々の微少部分が個々の小電極30
a、 40aないし30b、 40bとして一組の平行
平板電極を構成する、と仮想した前記第7図についての
説明を参照すれば、容易に理解できるであろう。
更に今度は、パッドを使用した状態下での加温効果を知
るため、第11図に示す如く、前記第9図のパッド7.
8を生体模型10と環状の電極30.40との間へ夫々
挟み込み、加温時間を12分に延長して、該時間経過後
の模型内部における温度がどの程度まで上昇したかの温
度分布を、第11図に0−0線で示した該模型の中心線
に沿って上面から単位深さ毎に測定したところ、第15
図のグラフに示すような結果が得られた。このグラフに
は、各環状電極の内径d2が共に10cmである場合と
12cmである場合との夫々に関する測定結果を個別に
示してあり、且つ内径d2が共にOcmなる従来の円板
(15) 形電極を一対使用した場合での同様な測定結果も、比較
のために併せて示しである。
かかる第15図の結果によれば、加温時間を12分に延
長した関係で、前記第13図に示した結果よりも、加温
効果が全体的に高まっている。但し、生体模型10の上
下両表面から深さzcIn以内の範囲では、パッドを使
用したことに伴ってその加温効果が抑制され、温度上昇
がごく僅かであるか或いはマイナスになっている。即ち
パッドを使用するときは、前記第12図に示した当該パ
ッドの冷却効果が生体模型10の上記範囲へ加味されて
、該範囲での加温効果を一部相殺せしめるのみならず、
電極をパッド厚さtだけ生体模型10の表面から離して
、電極近傍の電気力線分布密度が特に密なる部分をその
模型へ作用させなくするため、該模型に対する加温効果
が上記の範囲で抑制されることになるのである。
またこの第15図に示された加温効果では、環状の電極
を使用した場合といえども、円板状電極を使用した場合
と同様な傾向、即ち生体模型10の上(16) 下両表面から深さ3〜5c11の範囲が、更に深い内部
よりも加温され易い、という傾向のあることを示してい
る。このような傾向は、前記第14図に示した電極直下
方向での加温効果が第11図の0−O線近くまで波及し
てきていることに起因するものと考えられる。然し乍ら
、環状電極を使用した場合のかかる傾向は、円板状電極
を使用した場合はどに極端ではなく、従って生体模型1
0の深さ3〜5cI11の範囲とこれより深い内部との
間での温度差も僅かである。
そこで、上記したような生体模型10の中心線O−Oに
沿った加温効果を、より一層顕著に示すため、その加温
効果による単位深さ毎の上昇温度量を、その深さ全体に
ついての加温割合で示すと、次のようになる。
まず、前記第13図に示した加温時間が4分でパッドが
使用されない場合の加温効果につき、生体模型10の単
位深さ毎における上昇温度量の最大値が100%である
として、生体模型10の深さ方向に対する加温割合を換
算し表示すると、第16図のグ(17) ラフが得られた。また、前記第15図に示した加温時間
が12分でパッドが使用される場合の加温効果につき、
同様に換算して表示すると、第17図のグラフが得られ
た。但しこの第17図では、パッドが電極をパッド厚さ
分だけ生体模型表面から離すことに伴う効果の、加温効
果に与える影響を知るため、第15図のデータを第12
図のデータで補正して、パッドが生体模型を冷却する効
果の、加温効果に与える影響を排除しである。
これらの第16図および第17図によれば、パッドが環
状電極をパッド厚さ分だけ離すことの効果は、内径d2
がOcmなる円板形電極を使用する場合に限り、生体模
型10の中心線O−0に沿った上下両表面からの最深部
、即ち該模型の中程部分における加温割合を、約20%
から約50%にまで上昇させるに役立つが、環状の電極
を使用する場合には、その最深部における加温割合を逆
に低下させる。
然し乍ら環状の電極を使用する場合に於いても、該電極
を生体模型10から離すことの効果は、その模型の表面
に近い部分における電極直下方向での(18) 前記第14図に示した過剰な加温を回避するのに役立つ
。従ってパッドの使用は、本発明の第1の技術的手段を
実施する場合にも、必要不可欠である。
また上記の第16.17図によると、生体模型10にお
ける中心線O−θ上での上下両表面からの最深部におけ
る加温割合は、環状の電極を使用した場合の方が、パッ
ドの使用による影響を受けるといえども、なお円板形の
電極を使用する場合より優れており、特に内径d2が1
2c+nの環状電極を使用した場合には、依然として7
5%の加温割合を確保できることが示されている。
よって、以上のような本発明の第1の技術的手段に関す
る実施例によれば、高周波電界内での誘電発熱を利用し
て生体の内部深所を加温しようとする場合に、環状の電
極、なかでも外径d1に比べ内径d2の大なるものを使
用するのが有効であることは、容易に理解されるであろ
う。
ところで、上記した本発明の第1の技術的手段に関する
実施例では、環状なる電極30.40の直下方向での不
必要な加温が問題になった。然し乍ら(19) この問題は、高周波遮断特性を持ったマスクを併用する
本発明の第2の技術的手段によって、直ちに解決できる
即ち第1の技術的手段で使用される2個の環状電極は、
一対の平行平板電極を構成しているが、同時にまた、個
々に電磁波を照射するアンテナである、と見なすことも
できる。そこで第2の技術的手段は、上記した観点にた
って、各アンテナからの電磁波の照射範囲を高周波遮断
用マスクで個々に規制し、生体内部に向かって照射され
る電磁波の不要な部分への拡散を抑制して、該電磁波を
内部深所の患部へでき得る限り集中させようとするもの
である。
かかる第2の技術的手段で使用する高周波遮断用マスク
は、例えばポリテトラ弗化エチレン(iffi称テフロ
ン)等のような高周波遮断特性に優れた材質のシート状
素材で作られている。このような素材からなる2枚一対
のマスクは、第18図に符号60、70で示されており
、厚さ方向に貫通した環状のスリット61ないし71が
穿設されている。但しこ(20) れらの各スリット61□71は、実際には、該スリット
で分断されたマスク中央部分62.72の脱落を防ぐた
めの、例えば放射状に残された複数本の細幅なブリッジ
63.73ないしこれに代わるもので、円周方向に対し
複数個に分断されているが、該ブリッジないしこれに代
わるものが細幅であるため電磁波の照射を妨げない、と
いう意味に於いては、完全な環状に連続していると見な
し得る。これらの各マスク60.70は、使用すること
が前提とされた2IWA一対の冷却用パッドと生体の表
面との間へ、第19〜21図に示す如(夫々介在せしめ
られ、2個一対の環状電極に対しては、該各電極の円形
な孔の中心に環状なスリン)61.71の中心を合わせ
るようにして配置される。然してこれらの各マスク60
、70は、これらと同時に使用される環状電極30゜4
0よりも逼かに大きくて、冷却用パッド7.8と同等な
いしそれ以上とされ、また環状なスリット61、71の
最大直径d3は各電極30.40の内径d2よりも小さ
く定められると共に、最小直径d4は更に小さくされて
いる。
(21) このように構成された第2の技術的手段の作用は、次の
通りである。まず第19図の構成に於いて、環状の各電
極30.40から生体1へ向かって電磁波が照射される
ものとする。然し乍ら各電極30.40の直下には、マ
スク60もしくは70の環状なるスリンH1,71より
も外周の部分が存在するため、該各電極からの電磁波は
、生体1の表面へ垂直に向かおうとしても、それら各マ
スクの外周部分で夫々遮断され、生体1内へは到達し得
ない。
一方、上記した各電極30.40と各マスク60.70
との間には、冷却用の各バンド7.8が夫々存在するた
め、それらの各電極30.40は、いずれも該各パッド
の厚さtに相当する距離だけ、マスク60ないし70か
ら離されてる。このため、各電極30゜40から照射さ
れる電磁波は、生体1の表面に対して垂直ではないけれ
ども、夫々のパッド7.8を透過して、各マスク60.
70の環状スリット61.71からのみ生体1内へ到達
可能となる。然してスリット61.71の最大直径d3
は、電極30.40の内径d2よりも小とされ、且つ双
方は中心を合わせる(22) ようにして配置されている。従って両電極30.40の
夫々から各スリン)61.71を通過して生体1内へ照
射された電磁波は、いずれも第19図中の網目部分20
へ集中することになり、該部分以外への拡散が抑制され
る。
また生体1内での電磁波が集中する範囲、即ち上記した
網目部分20の大きさは、電極30.40の内径d2に
比べてスリン)61.71の最大面1daが小である程
、小さくなる。従ってこのことを利用すれば、その網目
部分を第20図に符号21で示す如く縮小化することが
できる。
然して上記した第19図および第20図の各構成では、
その夫々における両スリット61.71の最大直径d3
を同一としであるため、電磁波が集中する網目部分20
および21は、いずれも生体1の厚さ方向における中程
に位置する。従って患部がその部分に存在するときのみ
、該患部へ高周波エネルギーを集中させ得て、これを有
効に加温できる。
そこで、スリット61.71の最大直径d3を異ならせ
て、例えばスリット61の方が小であるように(23) すれば、上記の網目部分は、第21図に符号22で示す
如く、スリット61の方へ偏る。従って、最大直径d3
がスリット61と71とでどの程度に異なるかを予め適
当に選定しておけば、その網目部分を所望の位置へ偏移
させることができ、生体1の厚さ方向に対して偏った位
置にある患部へも、高周波エネルギーを集中させ得て、
これを有効に加温できる。
更に、電磁波が集中する網目部分を上記の第21図に示
す如く偏移させようとするときは、前記第6図に示した
ような大きさが異なる電極40.50の組合せを使用し
、小さい電極50側へ配置される方のマスクにおけるス
リットの最大直径を該電極の内径d2′に応じてこれよ
り更に小さくしておくと、その偏移が一層容易になる。
なお、環状スリンH171の最小直径d4は、第20図
および第21図に示した例では電磁波の患部以外への拡
散抑制には成る程度寄与しても、該患部への集中には寄
与していない。また上記の小さい電極50を使用すると
きは、該電極の内径622次(24) 第で、その最小直径d4を極端に小としなければならな
い場合も起こり得る。従ってこの最小直径d4は、場合
によっては0c11とされることもある。
いずれにしても上記したような第2の技術的手段によれ
ば、前記した第1の技術的手段から期待できる効果に加
え、生体内部深所の患部へ集中させられるべき高周波エ
ネルギーがその患部周囲へも拡散することを容易に抑制
し得て、電極の直下方向における患部以外の部分が徒に
加温される事態を確実に回避できる。
このような第2の技術的手段は、これに関する具体的な
実施例が特に図示されてはいないが、例えば前記した第
11図の実施例に則して実施される。
すると前記第15図の結果に見られた好ましくない傾向
、即ち環状の電極を使用した場合といえども生体模型1
0の上下両表面から深さ3〜5a11の範囲が更に深い
内部よりも加温され易い、という傾向を改善できる。ま
た前記第17図の結果については、環状の電極を使用し
た場合での生体模型10における中心線O−Oに沿った
最深部の加温割合が、−(25) 層間上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は従来例の構成を夫々示した縦断面図、第3
図は従来例で使用される円板形電極の一対を示した斜面
図、第4図は従来例での電気力線分布を示した縦断面図
、第5.6図は第1発明で使用される環状電極の異なっ
た各一対を夫々示した斜面図、第7.8図は第1発明で
の電気力線分布を夫々示した縦断面図、第9〜11図は
第1発明に関する実施例での各段階を夫々示した縦断面
図、第12図は冷却用パッドの冷却効果を示したグラフ
、第13.14図は冷却用バンドを使用しない場合の環
状電極による加温効果を示したグラフ、第15図は冷却
用パッドを使用する場合の環状電極による加温効果を示
したグラフ、第16図は冷却用パッドを使用しない場合
における深さ方向についての加温割合を示したグラフ、
第17図は冷却用パッドを使用する場合における深さ方
向についての加温割合を示したグラフ、第18図は第2
発明で使用される(26) 高周波遮断用マスクの一対を示した斜面図、第19〜2
1図は第2発明における電磁波照射範囲の各側を夫々示
した縦断面図である。 1−生体、2−患部、3.4−円板形電極、7゜8・−
冷却用パッド、1〇−生体模型、20.21.22−電
磁波が集中する範囲(網目部分) 、30.40.50
−環状の電極、31.41.51−円形の孔、60.7
0−高周波遮断用マスク、61.71−環状のスリット
特許出願人 陶 山 純 大 同 山本ビニター株式会社 代理人 谷 昇 (27)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部深所に患部が存在する生体の表面へ該患部を
    挟むようにして向かい合わせに添接させる2個一対の加
    温用電極と、該各電極と生体の表面との間へ夫々介在さ
    せる2個一対の冷却用パッドとからなり、且つそれらの
    両電極が同一の高周波発生源へ接続されて該両電極間へ
    高周波電界を生じさせる装置に於いて、上記した2個一
    対の加温用電極が、いずれも厚さ方向に貫通した円形の
    孔を有する環状に形成され、これらの両環状電極が、個
    々の孔の中心で前記の患部を挟むようにして、前記の各
    冷却用バンド上へ夫々配置されていることを特徴とする
    高周波加温治療装置。
  2. (2)内部深所に患部が存在する生体の表面へ該患部を
    挟むようにして向かい合わせに添接させる2個(1) 一対の加温用電極と、該各電極と生体の表面との間へ夫
    々介在させる2個一対の冷却用パッドとからなり、且つ
    それらの両電極が同一の高周波発生源へ接続されて該両
    電極間へ高周波電界を生じさせる装置に於いて、上記し
    た2個一対の加温用電極が、いずれも厚さ方向に貫通し
    た円形の孔を有する環状に形成され、これらの両環状電
    極が、夫々の孔の中心で前記の患部を挟むようにして、
    前記の各冷却用パッド上へ夫々配置されると共に、環状
    のスリットを有する2枚一対の高周波遮断用マスクが、
    個々の環状スリットの中心を上記各環状電極の円形孔の
    中心と合わせるようにして、前記した各冷却用パッドと
    生体の表面との間へ夫々介在させられ、且つ上記した環
    状スリットの最大直径が環状電極の内径よりも小さく定
    められていることを特徴とする高周波加温治療装置。
JP58205424A 1983-10-31 1983-10-31 高周波加温治療装置 Granted JPS6096266A (ja)

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JPS6215236B2 JPS6215236B2 (ja) 1987-04-06

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US4587978A (en) 1986-05-13

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