JPS61177785A - バイモルフ素子 - Google Patents
バイモルフ素子Info
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- JPS61177785A JPS61177785A JP60018508A JP1850885A JPS61177785A JP S61177785 A JPS61177785 A JP S61177785A JP 60018508 A JP60018508 A JP 60018508A JP 1850885 A JP1850885 A JP 1850885A JP S61177785 A JPS61177785 A JP S61177785A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- electrostrictive
- bimorph element
- shim plate
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/20—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
- H10N30/204—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators using bending displacement, e.g. unimorph, bimorph or multimorph cantilever or membrane benders
- H10N30/2041—Beam type
- H10N30/2042—Cantilevers, i.e. having one fixed end
Landscapes
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、少なくとも一対のセラミック電歪板を、中央
電極を兼ねるシム板を介して接着してなるバイモルフ素
子に関するものであり、特に、大振幅動作の圧電アクチ
ュエータに適するバイモルフ素子に関するものである。
電極を兼ねるシム板を介して接着してなるバイモルフ素
子に関するものであり、特に、大振幅動作の圧電アクチ
ュエータに適するバイモルフ素子に関するものである。
バイモルフ素子は、電圧の印加によって高速で動作し、
その消費電力も小さい。このため、駆動部にバイモルフ
素子を用いたアクチュエータは、電磁石に代わるアクチ
ュエータとして、小型、低電力化が望まれる通信端末機
器を中心に注目されている。
その消費電力も小さい。このため、駆動部にバイモルフ
素子を用いたアクチュエータは、電磁石に代わるアクチ
ュエータとして、小型、低電力化が望まれる通信端末機
器を中心に注目されている。
しかし、従来のこの種の圧電アクチュエータは、変位量
および発生力が小さいため、その適用分野は限られてい
た。バイモルフ素子を大きく且つ強い力で動作させるた
めには、分極の劣化を防止しつつ高電圧を印加できる駆
動回路と、大振幅動作に適した素子構造が必要である。
および発生力が小さいため、その適用分野は限られてい
た。バイモルフ素子を大きく且つ強い力で動作させるた
めには、分極の劣化を防止しつつ高電圧を印加できる駆
動回路と、大振幅動作に適した素子構造が必要である。
前者については、本願発明者の発明に係る特願昭59−
43881 r電歪振動装置」に記載された不平衡電圧
印加極性切替回路等があり、それ以前の2〜3倍の変位
量および発生力を得ることができるようになった。
43881 r電歪振動装置」に記載された不平衡電圧
印加極性切替回路等があり、それ以前の2〜3倍の変位
量および発生力を得ることができるようになった。
しかし、高温下においてこのような大振幅動作を行なわ
せると、従来のバイモルフ素子では電歪板が破断すると
いう問題が新たに発生するということが明らかになった
。
せると、従来のバイモルフ素子では電歪板が破断すると
いう問題が新たに発生するということが明らかになった
。
本発明のバイモルフ素子は、上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、シム板の熱膨張係数を101〜10−’
/ ’Cの金属としたものである。
たものであり、シム板の熱膨張係数を101〜10−’
/ ’Cの金属としたものである。
シム板の熱膨張係数が電歪板の熱膨張係数に近似するの
で、高温下においても熱膨張による内部応力が殆ど発生
せず、そのために、大きく変位させても電歪板が破断し
にくくなる。
で、高温下においても熱膨張による内部応力が殆ど発生
せず、そのために、大きく変位させても電歪板が破断し
にくくなる。
以下、実施例と共に本発明の詳細な説明する。
第1表は、各種材質の線膨張係数および磁性に関する特
性を示した表である。
性を示した表である。
第1表
本願発明者は、バイモルフ素子を高温下において大振幅
動作をさせると電歪板が破断するという現象の原因が、
電歪板(PZT)とシム板の熱膨張係数の差にあると推
測した。
動作をさせると電歪板が破断するという現象の原因が、
電歪板(PZT)とシム板の熱膨張係数の差にあると推
測した。
そこで、従来のバイモルフ素子のシム板には、そのバネ
性の良さから主として黄銅、洋白またはリン青銅等が用
いられていることから、以下に示す実験を行った。
性の良さから主として黄銅、洋白またはリン青銅等が用
いられていることから、以下に示す実験を行った。
ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)から成る電歪板201
と黄銅板202とを100℃硬化型接着剤で接着した後
、室温に戻し、て形状の変化を観測した。
と黄銅板202とを100℃硬化型接着剤で接着した後
、室温に戻し、て形状の変化を観測した。
なお、電歪板201および黄銅板202の形状(長さX
幅×厚さ)はそれぞれ、45X12X0.15mn+お
よび45 X 12 X O,05mmである。
幅×厚さ)はそれぞれ、45X12X0.15mn+お
よび45 X 12 X O,05mmである。
その結果2枚の板は、第2図の断面図に示すよ。
うに、電歪板201側が内側になるように大きく湾曲し
た。これを平板状に戻すためには、一端を固定した状態
で、先端にF=15g程度の力を加えることが必要であ
った。2枚の板を室温で硬化させ高温に放置した場合も
同様の結果が得られた。ただし、この場合は黄銅板側が
内側になるように湾曲する。
た。これを平板状に戻すためには、一端を固定した状態
で、先端にF=15g程度の力を加えることが必要であ
った。2枚の板を室温で硬化させ高温に放置した場合も
同様の結果が得られた。ただし、この場合は黄銅板側が
内側になるように湾曲する。
バイモルフ素子は、シム板を介して2枚の電歪板がサン
ドインチ状に接着されているため、室温で接着して製造
した後、高温に放置しても湾曲することはないが、上記
の実験結果からシム板と電歪板との間には、先端荷重に
して15g程度に相当する内部応力が発生していること
が判った。このため、高温下での動作は、電圧の印加に
よる歪の他にシム板の熱膨張による歪が加わることが明
らかとなった。
ドインチ状に接着されているため、室温で接着して製造
した後、高温に放置しても湾曲することはないが、上記
の実験結果からシム板と電歪板との間には、先端荷重に
して15g程度に相当する内部応力が発生していること
が判った。このため、高温下での動作は、電圧の印加に
よる歪の他にシム板の熱膨張による歪が加わることが明
らかとなった。
PZTをはじめとしてチタン酸鉛、ニオブ酸鉛、チタン
酸バリウム、ソジウムプタジウムナイトベート等、圧電
セラミックの熱膨張係数を測定すると第1表に示すよう
に、15〜50xlO−’/ ℃程度である。そこで、
本願発明者はシム板としてNi−Fe系またはNi−F
e−Co系合金に着目した。
酸バリウム、ソジウムプタジウムナイトベート等、圧電
セラミックの熱膨張係数を測定すると第1表に示すよう
に、15〜50xlO−’/ ℃程度である。そこで、
本願発明者はシム板としてNi−Fe系またはNi−F
e−Co系合金に着目した。
第3図は、Ni−Fe合金の組成と熱膨張係数αとの関
係を示したものである。同図から明らかなように、Ni
−Fe合金のNiの含有量が30〜55重量%になると
αが100 Xl0−’/ ℃以下になり、電歪板に近
くなる。代表例として、aが電歪板と同等かやや小さい
36χNi−Feおよびαが電歪板よりやや大きい45
χNi−Feを用いて、前述と同様の実験を行った。
係を示したものである。同図から明らかなように、Ni
−Fe合金のNiの含有量が30〜55重量%になると
αが100 Xl0−’/ ℃以下になり、電歪板に近
くなる。代表例として、aが電歪板と同等かやや小さい
36χNi−Feおよびαが電歪板よりやや大きい45
χNi−Feを用いて、前述と同様の実験を行った。
第4図は、36χNi−Fe板40H45X12X0.
05mm)と前述の実験に用いたものと同じ電歪板20
1とを100℃硬化型接着剤で接着して、室温に戻した
場合の断面図である。同図から判るように、黄銅を用い
た場合のような変形はない。また、45XNi−Feを
用いた場合にはやや湾曲するが、その程度は黄銅の場合
に比して峯かに小さいことが判った。
05mm)と前述の実験に用いたものと同じ電歪板20
1とを100℃硬化型接着剤で接着して、室温に戻した
場合の断面図である。同図から判るように、黄銅を用い
た場合のような変形はない。また、45XNi−Feを
用いた場合にはやや湾曲するが、その程度は黄銅の場合
に比して峯かに小さいことが判った。
第1図は、大振幅゛動作をさせることができる駆動回路
に、本発明の一実施例に係るバイモルフ素子を駆動子と
して用いた圧電アクチュエータを示すブロック図である
。
に、本発明の一実施例に係るバイモルフ素子を駆動子と
して用いた圧電アクチュエータを示すブロック図である
。
バイモルフ素子1は、36χNi−Reから成るシム板
11を、PZTから成る電歪板12.13で挟んだもの
であり、分極方向は矢印A、Bで示すように同方向とな
っている。なお、シム板11は中央電極も兼ねている。
11を、PZTから成る電歪板12.13で挟んだもの
であり、分極方向は矢印A、Bで示すように同方向とな
っている。なお、シム板11は中央電極も兼ねている。
第5図は、このバイモルフ素子1の構成を更に詳しく示
した斜視図である。電歪板12.13の両面には、それ
ぞれAu、Ag、Niなどからなる電極501〜504
が焼付により形成されている。シム板11例の電極50
2および503は、固定部505側の端部には施されて
いない。リード線507〜509は、それぞれ固定部5
05側において電極501.シム板11゜電極504に
接続されている。電歪板12.13は分極シタ後、シム
板11に接着されている。
した斜視図である。電歪板12.13の両面には、それ
ぞれAu、Ag、Niなどからなる電極501〜504
が焼付により形成されている。シム板11例の電極50
2および503は、固定部505側の端部には施されて
いない。リード線507〜509は、それぞれ固定部5
05側において電極501.シム板11゜電極504に
接続されている。電歪板12.13は分極シタ後、シム
板11に接着されている。
第1図において、駆動回路は、不平衡電圧印加駆動入力
回路2.極性切替回路3.定電流回路4.定電圧回路5
.極性切替用の制御回路6および論理電圧電源7から構
成されている。
回路2.極性切替回路3.定電流回路4.定電圧回路5
.極性切替用の制御回路6および論理電圧電源7から構
成されている。
駆動入力回路2は、ツェナーダイオード21.22から
なり、バイモルフ素子1の一方の電歪板に分極方向と同
方向の定電圧Vcを印加し、他方の電歪板には、分極方
向と逆方向の電圧であって定電圧Vcからツェナーダイ
オード21もしくは22の動作電圧を減じた電圧を印加
する。
なり、バイモルフ素子1の一方の電歪板に分極方向と同
方向の定電圧Vcを印加し、他方の電歪板には、分極方
向と逆方向の電圧であって定電圧Vcからツェナーダイ
オード21もしくは22の動作電圧を減じた電圧を印加
する。
極性切替回路3は、ダーリントン接続されたトランジス
タ回路31〜34をブリッジ形に接続したものであり、
制御回路6の出力信号に応じて、出力電圧の極性切替を
行なう。
タ回路31〜34をブリッジ形に接続したものであり、
制御回路6の出力信号に応じて、出力電圧の極性切替を
行なう。
定電流回路4は、CRD41から成っている。
定電圧回路5は、pnp )ランジスタを用いたRC
C方式昇圧定電圧回路であり、その内部構成は省略する
が、論理電圧電源7の電源電圧Ec (5V程度)を昇
圧して、定電圧Vcを出力する。定電圧Vcは、電源電
圧Ecに、内部のツェナーダイオードZD。
C方式昇圧定電圧回路であり、その内部構成は省略する
が、論理電圧電源7の電源電圧Ec (5V程度)を昇
圧して、定電圧Vcを出力する。定電圧Vcは、電源電
圧Ecに、内部のツェナーダイオードZD。
の動作電圧V2..を加算した値、すなわち(Ec+V
zoo )となる。
zoo )となる。
制御回路6は、スイッチ61の切替により、極性切替回
路3のダーリントントランジスタ回路31〜34のオン
・オフ制御行なうものであり、スイ、チロ1が図の状態
にある時はトランジスタ回路31および32を遮断し、
トランジスタ回路33および34を導通ずる。スイッチ
61が反対に倒されると、逆に、トランジスタ回路33
および34を遮断し、トランジスタ回路31および32
が導通する。
路3のダーリントントランジスタ回路31〜34のオン
・オフ制御行なうものであり、スイ、チロ1が図の状態
にある時はトランジスタ回路31および32を遮断し、
トランジスタ回路33および34を導通ずる。スイッチ
61が反対に倒されると、逆に、トランジスタ回路33
および34を遮断し、トランジスタ回路31および32
が導通する。
つぎに、このように構成された圧電アクチュエータの動
作を簡単に説明する。
作を簡単に説明する。
いま、スイッチ61が図に示す状態にあると、トランジ
スタ回路31および32が遮断され、トランジスタ回路
33および34が導通されるため、駆動入力回路2の端
子Aは接地レベルに、端子Bは電位Vcとなる。
スタ回路31および32が遮断され、トランジスタ回路
33および34が導通されるため、駆動入力回路2の端
子Aは接地レベルに、端子Bは電位Vcとなる。
したがって、電歪板13には分極方向に定電圧回路5の
出力電圧Vcが印加され、電歪板12には逆分極方向に
はvCVZ!+1が印加され、バイモルフ素子1の先端
は下方に変位する。
出力電圧Vcが印加され、電歪板12には逆分極方向に
はvCVZ!+1が印加され、バイモルフ素子1の先端
は下方に変位する。
スイッチ61を接地レベルにすると、トランジスタ回路
33および34が遮断され、トランジスタ回路31およ
び32が導通されるため、駆動入力回路2の端子Bが接
地レベルに、端子Aが電位Vcとなる。
33および34が遮断され、トランジスタ回路31およ
び32が導通されるため、駆動入力回路2の端子Bが接
地レベルに、端子Aが電位Vcとなる。
したがって、電歪板12には分極方向に定電圧回路5の
出力電圧Vcが印加され、電歪板13には逆分極方向に
はVc−V2゜が印加され、バイモルフ素子1の先端は
上方に変位する。
出力電圧Vcが印加され、電歪板13には逆分極方向に
はVc−V2゜が印加され、バイモルフ素子1の先端は
上方に変位する。
電歪板は、逆分極方向に分極劣化電圧Vd以上を印加す
ると減極するが、この駆動回路によると、逆分極方向に
分極劣化電圧Vd以上を印加することなく、分極方向に
分極劣化電圧Vd以上の高い電圧(Vc)を印加するこ
とができるため、スイッチ61を切り替えることにより
、バイモルフ素子1を劣化させることなく大きく振動さ
せることができる。また、この駆動回路によると、仮に
、逆分極方向の印加電圧が分極劣化電圧Vdよりも大き
く、電歪板に減極を生じさせる場合でも、分極破壊を生
じさせない程度の電圧であれば、分極方向に印加する高
電圧Vcによって減極が回復し、一層大きく振動させる
ことができる。
ると減極するが、この駆動回路によると、逆分極方向に
分極劣化電圧Vd以上を印加することなく、分極方向に
分極劣化電圧Vd以上の高い電圧(Vc)を印加するこ
とができるため、スイッチ61を切り替えることにより
、バイモルフ素子1を劣化させることなく大きく振動さ
せることができる。また、この駆動回路によると、仮に
、逆分極方向の印加電圧が分極劣化電圧Vdよりも大き
く、電歪板に減極を生じさせる場合でも、分極破壊を生
じさせない程度の電圧であれば、分極方向に印加する高
電圧Vcによって減極が回復し、一層大きく振動させる
ことができる。
第6図は、第1図に示す駆動回路を用いて70℃の温度
下で2Hzの連続動作試験を行った際のバイモルフ素子
の変位量特性を示す図である。特性A。
下で2Hzの連続動作試験を行った際のバイモルフ素子
の変位量特性を示す図である。特性A。
Bは、本発明にかかるバイモルフ素子に関するものであ
り、特性Aはシム板に36χNi−Feを用いたもの、
特性Bは45χNi−Peを用いたものである。また、
特性C,Dは、シム板に黄銅を用いた従来のバイモルフ
素子に関するものである。
り、特性Aはシム板に36χNi−Feを用いたもの、
特性Bは45χNi−Peを用いたものである。また、
特性C,Dは、シム板に黄銅を用いた従来のバイモルフ
素子に関するものである。
また、第2表は、バイモルフ素子の破断特性を示したも
のである。
のである。
第2表
なお、この表における評価値は、分母を実験個数とし、
分子を破断個数としたものである。
分子を破断個数としたものである。
シム板に36χNi−Feを用いたバイモルフ素子は、
破断もなく、変位量も大きく優れていることが判る。ま
た、シム板に45χNi−Feを用いた場合は、高電圧
を印加すると一部に破断が観測されたが、シム板に黄銅
を用いた従来のバイモルフ素子よりも蟲かに優れている
ことが判る。
破断もなく、変位量も大きく優れていることが判る。ま
た、シム板に45χNi−Feを用いた場合は、高電圧
を印加すると一部に破断が観測されたが、シム板に黄銅
を用いた従来のバイモルフ素子よりも蟲かに優れている
ことが判る。
その他の組成比のNi−Feについても実験した結果、
圧電セラミックの電歪板には熱膨張係数αが100 X
l0−’/ ’C以下のシム板が、従来の従来のシム板
に比べて耐破断特性も点で優れていることが明らかとな
った。
圧電セラミックの電歪板には熱膨張係数αが100 X
l0−’/ ’C以下のシム板が、従来の従来のシム板
に比べて耐破断特性も点で優れていることが明らかとな
った。
このような特性はNi−Co−Fe系合金を用いても得
られる。第7図は、Ni−Co−Fe系合金の組成比と
熱膨張係数αの関係を示した特性図である。例えば、A
点は29χNi−17χCo−54χFeを示す。同図
において、傾線で囲った部分がα<100 xlo−’
/’c以下の領域であり、A点で示された合金はこの領
域に含まれている。傾線で囲った部分に含まれる合金を
シム板として用いたバイモルフ素子は、やはり、耐破断
特性の点で優れていることが判った。
られる。第7図は、Ni−Co−Fe系合金の組成比と
熱膨張係数αの関係を示した特性図である。例えば、A
点は29χNi−17χCo−54χFeを示す。同図
において、傾線で囲った部分がα<100 xlo−’
/’c以下の領域であり、A点で示された合金はこの領
域に含まれている。傾線で囲った部分に含まれる合金を
シム板として用いたバイモルフ素子は、やはり、耐破断
特性の点で優れていることが判った。
なお、シム板の熱膨張係数が電歪板のそれよりも大きい
場合には、高温において電歪板に引張力が発生し、小さ
い場合には圧縮力が発生する。破断には主に引張力が影
響するため、シム板の熱膨張係数は電歪板の熱膨張係数
と同等かやや小さいほうが適していると言え、電歪板の
熱膨張係数より小さいI Xl0−’/ ”C程度でも
良好な耐破断特性を得ることができる。
場合には、高温において電歪板に引張力が発生し、小さ
い場合には圧縮力が発生する。破断には主に引張力が影
響するため、シム板の熱膨張係数は電歪板の熱膨張係数
と同等かやや小さいほうが適していると言え、電歪板の
熱膨張係数より小さいI Xl0−’/ ”C程度でも
良好な耐破断特性を得ることができる。
本発明にかかるバイモルフ素子のシム板に用いているN
i−Fe合金やNi−Co−Fe合金は、バネ性が小さ
いため従来シム板としては考えられなかったが、上記実
験の結果、バネ性よりも熱膨張係数を小さくして耐破断
特性を向上させることがより重要なことが明らかになり
、また、0.1mmmm下であって、長さ10mm当た
り高々1mm程度しか変形させないバイモルフ素子には
、そのシム板に大きなバネ性は必要ないことが確認され
た。なお、必要とあらば、シム板に冷間加工を加えるこ
とによりバネ性の向上を図ることができる。
i−Fe合金やNi−Co−Fe合金は、バネ性が小さ
いため従来シム板としては考えられなかったが、上記実
験の結果、バネ性よりも熱膨張係数を小さくして耐破断
特性を向上させることがより重要なことが明らかになり
、また、0.1mmmm下であって、長さ10mm当た
り高々1mm程度しか変形させないバイモルフ素子には
、そのシム板に大きなバネ性は必要ないことが確認され
た。なお、必要とあらば、シム板に冷間加工を加えるこ
とによりバネ性の向上を図ることができる。
また、Ni−FeおよびNi−Co−Feは第1表に示
すように磁性体であるため、変位到達点において強い作
用力を発生させるべく第8図(B)に示すように変位到
達点付近に磁石801.802を配置することが考えら
れる。
すように磁性体であるため、変位到達点において強い作
用力を発生させるべく第8図(B)に示すように変位到
達点付近に磁石801.802を配置することが考えら
れる。
第8図(A)の実線は、同図(B)において■の状態に
あるバイモルフ素子1に反対極性の電圧を印加したとき
の変位・発生力特性であり、一点鎖線で示した磁石80
1.802の吸引力と破線で示したバイモルフ素子1の
みの発生力との和で表される。
あるバイモルフ素子1に反対極性の電圧を印加したとき
の変位・発生力特性であり、一点鎖線で示した磁石80
1.802の吸引力と破線で示したバイモルフ素子1の
みの発生力との和で表される。
この特性図から到達点803で大きな作用力を得られる
ことが判る。
ことが判る。
第9図は、本実施例にかかるバイモルフ素子1の電歪板
12とシム板11との接着部を示す部分拡大断面図であ
る。電極502とシム板11との間には、接着剤903
が介在するが、接触部902において部分的に電極50
2とシム板11とが直接接していると共に、接着剤90
3にカーボンなどの導電性粉を混入して固存抵抗をIQ
IOΩ・国にしであるので、電極502とシム板11と
は実質的に短絡状態となっている。そのため、電極50
1とシム板11との間に加えられた電圧は全て電歪板1
2に加わるため、シム板11が中央電極として機能し得
るのである。
12とシム板11との接着部を示す部分拡大断面図であ
る。電極502とシム板11との間には、接着剤903
が介在するが、接触部902において部分的に電極50
2とシム板11とが直接接していると共に、接着剤90
3にカーボンなどの導電性粉を混入して固存抵抗をIQ
IOΩ・国にしであるので、電極502とシム板11と
は実質的に短絡状態となっている。そのため、電極50
1とシム板11との間に加えられた電圧は全て電歪板1
2に加わるため、シム板11が中央電極として機能し得
るのである。
また、高温下で大きく変位させた状態で保持しておくと
、第10図に示すように接着部が緩んで接触部902が
離れてしまうことがあるが、上述したように、接着剤9
03にカーボンなどの導電性粉を混入しであるので、か
かる場合でも電極501とシム板11との間に加えられ
た電圧は殆ど電歪板12に加わり、変位量が低下するこ
とはない。
、第10図に示すように接着部が緩んで接触部902が
離れてしまうことがあるが、上述したように、接着剤9
03にカーボンなどの導電性粉を混入しであるので、か
かる場合でも電極501とシム板11との間に加えられ
た電圧は殆ど電歪板12に加わり、変位量が低下するこ
とはない。
ちなみに、従来のバイモルフ素子のシム板と電歪板との
接着にはエポキシ系接着剤が用いられていた。エポキシ
系接着剤の体積固有抵抗は1013〜101SΩ・備で
ある。接着層の厚さを1〜10μmとすると109Ω以
上の抵抗層となる。この値は電歪板の抵抗値と同程度か
それより高いため、印加電圧は主に接着層に加わる。そ
のため、電歪板に所定の電圧が印加されず変位量が低下
する現象がしばしば起きていたが、本実施例にかかるバ
イモルフ素子では、接着剤の固有抵抗を1010Ω・備
にしであるので、1〜10μm程度の層では107Ω以
下になり、印加電圧のほとんどが電歪板に加わる。
接着にはエポキシ系接着剤が用いられていた。エポキシ
系接着剤の体積固有抵抗は1013〜101SΩ・備で
ある。接着層の厚さを1〜10μmとすると109Ω以
上の抵抗層となる。この値は電歪板の抵抗値と同程度か
それより高いため、印加電圧は主に接着層に加わる。そ
のため、電歪板に所定の電圧が印加されず変位量が低下
する現象がしばしば起きていたが、本実施例にかかるバ
イモルフ素子では、接着剤の固有抵抗を1010Ω・備
にしであるので、1〜10μm程度の層では107Ω以
下になり、印加電圧のほとんどが電歪板に加わる。
ただし、接着剤の固有抵抗が低すぎると、バイモルフ素
子1の端部に僅かに付着した接着剤901によってリー
クが起き、やはり電歪板に電圧が加わらない。したがっ
て、固有抵抗は10”Ω・口取上であることが望ましい
。
子1の端部に僅かに付着した接着剤901によってリー
クが起き、やはり電歪板に電圧が加わらない。したがっ
て、固有抵抗は10”Ω・口取上であることが望ましい
。
なお、一般に、接着剤にカーボンなどを混入すると接着
力が低下することが懸念されるが、本実施例の場合導電
性粉の含有量は極めて少量でよいため接着力には影響し
ない。
力が低下することが懸念されるが、本実施例の場合導電
性粉の含有量は極めて少量でよいため接着力には影響し
ない。
以上説明したように、本発明のバイモルフ素子によれば
、シム板の熱膨張係数を10−7〜10−’/ ℃とし
て電歪板の熱膨張係数に近似させたので、高温下におい
ても熱膨張による内部応力が殆ど発生せず、大きく変位
させても電歪板が破断しにくくなる。
、シム板の熱膨張係数を10−7〜10−’/ ℃とし
て電歪板の熱膨張係数に近似させたので、高温下におい
ても熱膨張による内部応力が殆ど発生せず、大きく変位
させても電歪板が破断しにくくなる。
そのため、バイモルフ素子の信顧性を大幅に向上させる
ことができる。
ことができる。
第1図は本発明の一実施例であるバイモルフ素子を用い
た圧電アクチュエータのブロック図、第2図は環境温度
に基づいて黄銅板と電歪板との接着体に発生する応力を
確認するための断面図、第3図はNi−Fe系合金にお
けるNi含有量と熱膨張係数との関係を示した特性図、
第4図は環境温度に基づいてNi−Fe板と電歪板との
接着体に発生する応力を確認するための断面図、第5図
は第1図のバイモルフ素子の構成を示した斜視図、第6
図は第1図に示す駆動回路を用いて70℃の温度下で2
Hzの連続動作試験を行った際の各種バイモルフ素子の
変位量特性図、第7図はNi−Co−Fe系合金の組成
比と熱膨張係数αの関係を示した特性図、第8図(A)
は同図(B)に示すバイモルフ素子の変位・発生力の関
係を示す特性図、同図(B)は先端部に磁石を配置した
バイモルフ素子を示す断面図、第9図および第1θ図は
いずれも第1図のバイモルフ素子の部分拡大断面図であ
る。 1・・・バイモルフ素子、11・・・シム板、12.1
3・・・電歪板、501〜504 ・・・電極。 第2図 第3図 N14Kl (ttJ、) 第4図 第6図 自作時開(H) 第7図 第8図 (A) (B)
た圧電アクチュエータのブロック図、第2図は環境温度
に基づいて黄銅板と電歪板との接着体に発生する応力を
確認するための断面図、第3図はNi−Fe系合金にお
けるNi含有量と熱膨張係数との関係を示した特性図、
第4図は環境温度に基づいてNi−Fe板と電歪板との
接着体に発生する応力を確認するための断面図、第5図
は第1図のバイモルフ素子の構成を示した斜視図、第6
図は第1図に示す駆動回路を用いて70℃の温度下で2
Hzの連続動作試験を行った際の各種バイモルフ素子の
変位量特性図、第7図はNi−Co−Fe系合金の組成
比と熱膨張係数αの関係を示した特性図、第8図(A)
は同図(B)に示すバイモルフ素子の変位・発生力の関
係を示す特性図、同図(B)は先端部に磁石を配置した
バイモルフ素子を示す断面図、第9図および第1θ図は
いずれも第1図のバイモルフ素子の部分拡大断面図であ
る。 1・・・バイモルフ素子、11・・・シム板、12.1
3・・・電歪板、501〜504 ・・・電極。 第2図 第3図 N14Kl (ttJ、) 第4図 第6図 自作時開(H) 第7図 第8図 (A) (B)
Claims (5)
- (1)中央電極を兼ねるシム板の両面に電歪板を接着し
、電歪板の外側面に電極を施したバイモルフ素子におい
て、前記シム板を熱膨張係数が10^−^7〜10^−
^5/℃の金属としたことを特徴とするバイモルフ素子
。 - (2)シム板がNi含有量30〜55重量%のNi−F
e系合金である特許請求の範囲第1項記載のバイモルフ
素子。 - (3)シム板がNi−Co−Fe系合金である特許請求
の範囲第1項記載のバイモルフ素子。 - (4)シム板と電歪板とが、10^6〜10^1^3Ω
・cmの体積固有抵抗をもつ接着剤で接着されている特
許請求の範囲第1項記載のバイモルフ素子。 - (5)接着剤がカーボン粒子の混入した樹脂である特許
請求の範囲第4項記載のバイモルフ素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60018508A JPS61177785A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | バイモルフ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60018508A JPS61177785A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | バイモルフ素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61177785A true JPS61177785A (ja) | 1986-08-09 |
| JPH0317231B2 JPH0317231B2 (ja) | 1991-03-07 |
Family
ID=11973564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60018508A Granted JPS61177785A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | バイモルフ素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61177785A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63197386A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-16 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電アクチユエ−タ |
| WO2001075987A1 (de) * | 2000-04-04 | 2001-10-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Piezokeramischer biegewandler |
| JP2017195249A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 株式会社リコー | 強誘電体素子及びその製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6048259U (ja) * | 1983-09-10 | 1985-04-04 | 株式会社トーキン | 変位素子 |
-
1985
- 1985-02-04 JP JP60018508A patent/JPS61177785A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6048259U (ja) * | 1983-09-10 | 1985-04-04 | 株式会社トーキン | 変位素子 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63197386A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-16 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電アクチユエ−タ |
| WO2001075987A1 (de) * | 2000-04-04 | 2001-10-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Piezokeramischer biegewandler |
| JP2017195249A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 株式会社リコー | 強誘電体素子及びその製造方法 |
| US10801113B2 (en) | 2016-04-19 | 2020-10-13 | Ricoh Company, Ltd. | Ferroelectric element and method of manufacturing ferroelectric element |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0317231B2 (ja) | 1991-03-07 |
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