JPS61194204A - 紡糸口金装置 - Google Patents

紡糸口金装置

Info

Publication number
JPS61194204A
JPS61194204A JP3140785A JP3140785A JPS61194204A JP S61194204 A JPS61194204 A JP S61194204A JP 3140785 A JP3140785 A JP 3140785A JP 3140785 A JP3140785 A JP 3140785A JP S61194204 A JPS61194204 A JP S61194204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinning nozzle
spinning
nozzle
capillary
spinneret
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3140785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH026844B2 (ja
Inventor
Susumu Norota
野呂田 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP3140785A priority Critical patent/JPS61194204A/ja
Publication of JPS61194204A publication Critical patent/JPS61194204A/ja
Publication of JPH026844B2 publication Critical patent/JPH026844B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は溶融粘度の高い重合体から均一なフィラメント
を紡糸するのに適した新規にして有用な紡糸口金装置に
関するものである。
b、従来技術 一般に、同一の重合体に関しては、分子量の高いものほ
ど低いものに比べて強度や耐疲労性等の力学的性質の優
れた繊維になり得ることはよく知られている。しかしな
がら、重合体の分子量を高めていくと、溶融粘度も高く
なり、ついには押出しそのものが困難になるばかりか、
紡糸口金のキャピラリー(細管)から重合体が吐出され
る際にメルトフラクチャーなる不安定現象が発生し、安
定した繊維形成が不可能になることがある。
メルトフラクチャー現象を防止するためには、(1)溶
融温度を高くして粘度を下げる、(2)重合体に吐出速
度をおとす、(3)口金のキャピラリーへの重合体流入
角(インレット角)を小さくする、(4)キャピラリー
の長さくランド長)を長くする、等の手段が知られてい
る。
上記において、(1)は最も簡単な手段であるが、従来
の紡糸口金装置を使用する限り、口金部における重合体
の滞留時間の関係から、重合体の熱分解の問題を避ける
ことはできない。たとえば、分子量が100万オーダー
の超高分子量ポリエチレン(UHMW−PE) 、ある
いは分子量が10万オーダーであっても、熱による分子
量低下の大きいポリエチレンテレフタレート(高[η]
 PET)やポリ−β−ヒドロキシ酪酸(PH8)等の
ポリエステル、あるいは分子量が致方オーダーであって
も融点と熱分解点が近接しているポリメタフェニレンイ
ソフタルアミド(PMIA)等の全芳香族ポリアミドに
は適用できない。
前記(2)の手段はそれ自体生産性をいちじるしく犠牲
にするので、実際的ではない。前記(31,(4)の手
段は口金におけるキャピラリ一部分の形状を設定する点
で重要であり、ある程度の効果は認められるが、本発明
者の実験結果によれば、上記のような重合体を対象とす
る限り、本質的な解決策にはならない。
従って上記のような重合体に対して従来一般に採用され
ている繊維化手段は、適当な溶媒に重合体を溶解してか
ら成形する溶液紡糸か、多量の可塑剤を混合して溶融成
形する可塑化紡糸であった。
しかしながら、このような手段は、多聞の溶媒や可塑剤
を必要とするばかりでなく、それらの回収のための煩雑
な装置を必要とするので製造コストが必然的に高くなる
また、上記溶液法に関しては、湿式にしろ乾式にしろ、
紡糸後の繊維状物から多量の溶媒を除去しなければなら
ないので、例えば100 de以上の如き太デニールの
フィラメントの製造をきわめて困難である。前記可塑化
紡糸も可塑剤を除去しようとする限り同様の欠点を有し
ている。
従って上記のような重合体の太デニールフィラメントを
停コストで製造するには、特殊な溶融紡糸手段を開発す
る必要がある。
ところで、このような特殊な溶融紡糸方法及び装置の1
つとしては、本発明者が他の発明者とともに提案した特
開昭59−144607号公報記載の発明がある。すな
わち、この提案は、平板状の重合体成形物を押込みロー
ラー等の押込み手段によって予熱ダイの中に押込み、該
ダイの先端に設置されたメツシュ状紡糸口金の通電加熱
によって瞬間的に溶融し、口金の多数の細隙から重合体
を押出して多数の繊維状細流を形成することにより繊維
集合体を製造するものである。
上記発明は、1個の口金から数100本〜数万致方の繊
維を同時に紡糸することを狙ったものであり、杓−た苓
77ノらqゝノール呻1票寸スL−を呼方1.71.%
ない。
一方、上記特殊な重合体に関し、産業資材、医薬等の関
連で太デニールを中心としたモノフィラメントのニーズ
が高まってきた。
そこで本発明者は、上記特開昭59−144607号公
報記載の発明の経験をもとに、上記特殊な重合体からモ
ノフィラメントを溶融紡糸する技術を開発すべく鋭意研
究を重ねた。
C6発明の目的 本発明の目的は、分子量が高〈従来の紡糸口金装置では
溶融紡糸困難とされている重合体から、熱分解とメルト
フラクチV−を防ぎつつ、溶融紡糸法によってモノフィ
ラメントを製造するのに適した紡糸口金装置を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、融点と熱分解点が近接しているた
め、従来溶融紡糸困難とされていた重合体から、均一な
太デニールモノフィラメントを紡糸するのに適した紡糸
口金装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、普通の溶融紡糸用重合体で
あっても、口金キャピラリーにおける重合体の溶融流動
を均一化することによって均一なモノフィラメントを紡
糸するのに適した紡糸口金装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、潜在捲縮性を有するモノフ
ィラメントを製造するのに適した紡糸口金装置を提供す
ることにある。
本発明のさらに他の目的は、性質の異るモノフィラメン
トから構成されたマルチフィラメントを同一の口金から
製造するのに適した紡糸口金装置を提供することにある
本発明のさらに他の目的は、以下の詳細な説明から明ら
かとなるであろう。
d0発明の構成 本発明者の研究によれば、前記本発明の目的は内部に少
くとも1個のキャピラリーを有する紡糸ノズルを加熱ダ
イの外部に突出させて構成した紡糸口金であって、該紡
糸ノズルには該キャピラリーの長さ方向へ電流を流して
ジュール熱を発生せしめるための通電装置が連結されて
いることを特徴とする紡糸口金装置によって達成される
かかる本発明の紡糸口金装置は、該加熱ダイの外部に突
出した紡糸ノズルのキャピラリーの長さ(l)と平均直
径(d )の比(U/d)を少くとも5とすることによ
り、一層効果を挙げることが出来る。
また、本発明の紡糸口金装置において、該加熱ダイの外
部に突出した紡糸ノズルの長さ方向に温度変化を与える
ために該ノズルの断面積を長さ方向に沿って変化させる
か、もしくは該紡糸ノズルを電気抵抗の異る少くとも2
種の金属で、長さ方向にブロック状に組合せて構成する
ことが有効である。
さらに、本発明の紡糸口金装置において、該加熱ダイの
外部に突出した紡糸ノズルを、電気抵抗の異る少くとも
2種の金属で、半径方向にブロック状に組合せて構成す
るかもしくは、該紡糸ノズルの内部のキャピラリーの中
心を該紡糸ノズルの中心から偏心させて設定させること
もまた有効な手段である。
以下本発明の紡糸口金装置の構成1作用、可能の範囲等
を図面によりさらに詳細に説明する。
第1図は本発明の紡糸口金装置を用いて、高溶融粘度の
重合体からモノフィラメントを製造する場合の紡糸装置
の1例を示す概要図である。
従来一般に知られている溶融紡糸装置は、主として重合
体の溶融定量供給装置と紡糸口金装置から構成されてお
り、本発明の紡糸口金装置も従来の溶融定量供給装置す
なわち銀板メルターとギヤーポンプあるいはエクストル
ーダーとギヤーポンプと組合せて溶融紡糸装置として使
用することができるが、前記の如き溶融粘度の高い重合
体に関しては、本発明が先に特許出願した紡糸装置(昭
和60年1月28日出願)の明細書において提案した装
置がきわめて有効であり、この装置の概要が第1図に示
されている。この押出し装置は、紡糸原料として重合体
のロッド状成形物を用いるから、如何なる高粘度(高分
子量)の重合体でも確実に定量押出しできる点に特徴を
有する。
の0ツド状成形物1は、ホッパー2内に直列に並べられ
て入れられ、供給ローラー3によって把持されて次々と
前部固定シリンダー4に供給される。
この供給ローラー3はロッド状成形物1を、後述する強
制回転シリンダー5のぬめじ構造部にかみ込ませる為の
もので、ロッド状成形物が連続体の場合は必ずしも必要
としない。
前記ロッド状成形物1の製造に関しては、前述の如き従
来溶融紡糸困難とされていた重合体、すなわちPMIA
、PTFE、PVC,UHMW−PE、PH8,高[η
] PETであっても、それらの粉体そのもの、あるい
は若干の可塑剤が混合された粉体から、射出成形、ラム
押出成形、圧縮成形等の通常のプラスチック成形法を容
易に適用できる。また従来の酋通の溶融紡糸用重合体の
場合は、重合工程から直接的に連続あるいは不連続のロ
ッド状成形物を容易に製造することができる。
前部固定シリンダー4の内径はロッド状成形物1の外径
より大きくなければならない。前部固定止する為の突起
10が具備されている。もし、ロッド状成形物が単純な
円形断面を有するものであるならば、該突起10の先端
はナイフェツジ状のシャープな先端を有する形状にすべ
きである。また、突起の数は少くとも1個必要であるが
、ロッド状成形物の回転を確実に防止しつつ、これをシ
リンダーの中心に固定するためには3個が好ましい。
次に、前部固定シリンダー4を通過したロッド状成形物
1は、該前部固定シリンダーの直後で同軸に設置された
回転シリンダー5に達する。この回転シリンダー5は上
下のベアリング6.7で支えられており、該シリンダー
に固定されたスプロケット8に連続したモーター(図面
では省略)で強制的に回転される。この回転シリンダー
5の内部は、前部固定シリンダーの内径より小さな径の
ぬめじ構造を呈するが、本実施態様ではこのぬめじ構造
部が2つにわけられている。すなわち第1のぬめじ構造
部(回転シリンダーの先端部側の内部)5−1はねじ切
りダイス型構造を呈している。
このねじ切りダイス型構造とは普通の金属丸棒にJ5ね
じを切る工具と基本的に同一のものである。
第1のぬめじ構造部5−1の次には、第2のぬめじ構造
部5−2が形成されている。この第2のぬめじ構造部は
ねじ切りダイス型構造である必要はなり、普通のぬめじ
構造であって、ぬめじとしての寸法(規格)が第1のぬ
めじ構造部と同一であればよい。
以上のようなぬめじ構造を有する回転シリンダー5内に
ロッド状成形物が進入すると、前記固定シリンダー4に
よって回転が防止されている該成形物は、第1のぬめじ
構造部5−1すなわちねじ切りダイス型構造部の切刃A
によって強制的におねじ構造が形成されつつ、第1図の
下方向に進行し、やがて第2のぬめじ構造部に達しこの
ぬめじ構造とロッド状成形物のおねじ構造がしっかりと
かみあって確実に進行する。
なお、第1のぬめじ構造部5−1すなわちねじ切りダイ
スでロッド状成形物をねじ切りする際、小さな切りくず
が発生するが、これは第1図上方の吸引バイブ19によ
って吸引除去することができる。
第1図において、回転シリンダー5から、上記の如く定
量的に供給されるロッド状成形物は、該回転シリンダー
の直後で同軸に設置された後部固定シリンダー9に達す
る。この後部固定シリンダー9の構造は実質的に前部固
定シリンダーと同じでよい。
すなわち、後部固定シリンダー9の内部には前部固定シ
リンダーと同様な突起10′が具備されており、回転シ
リンダー5から供給されてくるロッド状成形物の回転を
防止する役割を演する。この突起10′の形状及び位置
は、前部固定シリンダーと実質的に同じであることが望
ましい。なぜならば、前部固定シリンダーの突起10に
よって形成されたみぞ(あるいはあらかじめ形成されて
いたみぞ)に後部固定シリンダーの突起10′を一致さ
せることが、ロッド状成形物の回転をより強固に防止で
きるからである。
この後部固定シリンダー9に具備されている突起10’
 は0ツド状成形物が不連続体である場合に物の末端が
前部固定シリンダー4に具備されている突起10を通過
したとぎ、この成形物の先端が後部固定シリンダーの突
起10′でしっかりと固定されていなければ、回転シリ
ンダー5の回転につれて回転してしまいロッド状成形物
は全く進行しなくなってしまうからである。このことか
ら理解されるように、本発明の装置に使用されるロッド
状成形物の長さは、少くとも前部シリンダーの突起10
の後端から後部シリンダーの突起10′の先端までの長
さより長くしておく必要がある。なお、前部シリンダー
の突起における軸方向の長さがあまり短いと、回転シリ
ンダー5による回転力によってロッド状成形物のみぞが
破壊してしまうことがある。また、突起の高さがあまり
低すぎてもこの傾向がある。これは成形物の剪断強さや
必要な押込み力すなわち口金装置の背圧に大きく依存す
るが、突起の全長く突起が3個の場合は3個の合計長)
は、ぬめじ構造の呼び径の少くとも3倍、突起の高さは
、突起の有効高さく突起がロッド状成■≧物L−(い1
λJご真穴’IL−17小(ンもi16日b1:10格
の高さにしておくことが望ましい。なお、ロッド状成形
物が連続体であれば後部固定シリンダーの突起は必ずし
も必要ではない。また、場合によっては後部固定シリン
ダーのみで前部固定シリンダーを除いてもよい。
後部固定シリンダー9を通過したロッド状成形物は、第
1図の如く断熱リング12.加熱ダイ13゜紡糸ノズル
149通電装置15によって構成されている本発明の紡
糸口金装置に供給される。すなわち、後部固定シリンダ
ー内では実質的に固体であった0ツド状成形物は加熱ダ
イ13内に導入されて所望の温度に予熱される。たとえ
ば、一般の溶融紡糸用重合体からなるロッド状成形物で
あれば、この温度を溶融温度に設定して紡糸口金で紡糸
すればよいが、熱分解しやすい重合体あるいは熱分解す
る温度まであげないと粘度が高すぎて紡糸できない重合
体の場合、加熱ダイ壁からの熱伝導による昇温では時間
が長すぎて昇温過程で熱分解が起ることがあるので、ダ
イ内での滞留時間を考慮して安全な温度に止めるべきで
ある。
しかし本発明における紡糸口金装置に有利に適用される
重合体は、ダイ内での熱分解をさけた安全な温度では溶
融粘度が高すぎるため従来の紡糸口金のキャピラリーか
ら押出すとメルトフラクチャーを起してしまい安定な紡
糸ができないことを認識しておく必要がある。
加熱ダイ13に供給されたロッド状成形物は上記安全温
度まで加熱可塑化されてダイ内のインレット部13−1
を進行し細化されつつ紡糸ノズル14のキャピラリー1
4−1に導入されやがて外部に吐出される。この際、加
熱ダイ13のインレット部13−1で細化される高粘度
重合体には細化にともなって大きな弾性エネルギーが蓄
積されるから、単純な紡糸ノズルでは前記メルトフラク
チャーが発生してしまうが、本発明の紡糸ノズル14に
は、固定変圧器。
可変変圧器、温度検出器等によって構成された通電装置
15からの端子が第1図の如く紡糸ノズルの先端14−
2と紡糸ノズルを固定する加熱ダイの1部13−2に接
続されているため通電によるジュール熱によってノズル
自体が高温に加熱しているから、キャピラリーを通過す
る重合体は粘度を低下させ蓄積弾性エネルギーを放出し
ながらキャピラリー中を流動し、メルトフラクチャーを
生ずることなく吐出される。
このような本発明の装置の効果について特記すべき点の
第1は、紡糸ノズルによる重合体の加熱時間(キャピラ
リー中の滞溜時間)の短さである。
たとえば、紡糸ノズルのキャピラリーの直径が2m、長
さが40履の場合、比重1の重合体の吐出量を3g/分
としても加熱時間はたかだか2.5秒にすぎない。この
ような短い時間の加熱では、従来当然熱分解すると考え
られていた温度でもほとんど熱分解しない場合が多い。
このことは熱分解現象が時間の主たる関数であることを
考慮すれば当然といえる。すなわち本発明の装置によれ
ば、従来熱分解のために不可能と考えられていた高温を
採用し、粘度を低下させてメルトフラクヂャーを防ぐこ
とができる。
紡糸ノズルのキャピラリーを流動する重合体をノズル1
4の先端とノズルを固定するダイス13の間で電圧をか
け、キャピラリーの長さ方向に電流を流して発生させた
ジュール熱である。必要な電流はノズルの温度を測温体
16で検出し、通電装置15内の可変変圧器にフィード
バックしてコントロールされる。このコントロールの応
答は間接加熱方式とは異り極めて早い。
本発明の装置の効果について特記すべき点の第2は、通
電加熱された紡糸ノズル内のキャピラリーを、加熱され
つつ流動する重合体の挙動である。
すなわち、加熱ダイのインレット部13−1を流ωJし
、大ぎな弾性エネルギーを蓄積した重合体は、通電加熱
された紡糸ノズルのキャピラリーの流動過程で弾性エネ
ルギーを故出し、単純な温度効果のみならず構造粘性効
果をともなって低粘度化し安定流動となって外部に吐出
される。
従ってこの際重要なことは、ダイ外に突出したノズル部
分のキt・ピラリ−の長さ(す)と平均直径(d )の
比Nl/d)である。本発明者の実験とにより明瞭な安
定流動効果が認められた。
またu/dが大きすぎるとキャピラリーの流動抵抗が大
きくなりすぎたり、キャピラリー内での滞溜時間が長ず
ぎて熱分解傾向が出る等の問題点が発生した。jQ/d
の最適な値は、重合体の種類や製造条件によって変るが
、一般的には10〜500の範囲が好ましい。
本発明の装置の効果について特記すべき点の第3は、紡
糸口金装置における紡糸ノズルの温度を、他の部分へほ
とんど影響を及ぼさずに自由に制御できる点である。す
なわち、紡糸ノズル14の容量は加熱ダイ13の容量に
比してきわめて小さく、かつ外部に突出しているからジ
ュール発熱された熱量がダイの温度に影響を及ぼすこと
はない。このようなことから、本発明の装置では紡糸ノ
ズルの特定の部分のみ高温にすることもきわめて容易で
あり、この効果は本発明の装置の特徴を一層高めている
たとえば、第1図の紡糸ノズルのようにバルブ状の単純
なノズルで特定の部分を高温にする最も簡単な手段は、
高温にする部分のみを保温することである。
さらに積極的に特定の部分を高温にするには、紡糸ノズ
ルの形状を第2図の如くくびれ形にすればよい。すなわ
ち、くびれ部分の電気抵抗が増大してその部分の発熱量
が増大する。
本発明の装置では、紡糸ノズルの長さ方向にゆるやかな
温度勾配をつけることも容易である。これは、たとえば
第3図の如く、断面積が長さ方向にそってゆるやかに変
化する紡糸ノズルを採用することによって容易に達成さ
れる。
加熱ダイの外部に突出した紡糸ノズルの長さ方向に温度
変化を与えるための手段は、上記の如く紡糸ノズルの断
面積を長さ方向に沿って変化させる以外に、第4図の如
く電気抵抗の異る少くとも2種の金属を長さ方向にブロ
ック状に組合せて構成することによっても達成できる。
第4図において、たとえばA部をニッケルクロムで8部
をステンレスで構成すれば、A部の方が8部より単位長
さあたりの発熱量が大きくなる。
本発明者の実験結果によれば、上記の如く紡糸ノズルの
温度を部分的に変えることは、従来溶融紡糸困難とされ
た前記の重合体を溶融紡糸する上できわめて有効であり
、温度の変え方の最適条件は重合体の種類0分子量等に
よってそれぞれ異ることが明らかとなった。
本発明の装置の効果について、特記すべき点の第4は、
潜在巻縮性のモノフィラメントを容易に製造することが
できる点である。
従来、紡糸工程で単一重合体から潜在巻縮性のフィラメ
ントを製造する方法は種々知られているが、最も簡単で
有効な方法は異方冷却法といわれる方法である。すなわ
ち、この方法は、口金のキャピラリーが吐出された溶融
重合体の細流の冷却程度を細流の半径方向で異らせるこ
とによって、半径方向に力学的性質の異方性を与えるも
のである。この方法では冷却の異方性を強くすればする
ほど、潜在巻縮性は強く与えられるが、一方で強い冷却
にともなう工程上の煩雑さも増大する。重れた重合体の
細流の温度にはじめから異方性があれば、その異方性に
あわせた冷却によって異方程度は一層増大されるであろ
う。
本発明者は、このような考えから下記2つの装置を試作
し実験を試みた。
すなわち、第1の装置は、第5図の如く、加熱ダイの外
部に突出した紡糸ノズルを電気抵抗の異る2種の金属で
、半径方向にブロック状に組合せて構成した本発明の紡
糸口金装置である。第5図においてCは高温発熱側でた
とえば真ちゅうのような電気抵抗の比較的小さい金属、
Dは低温発熱側でニッケルクロムのような電気抵抗の大
ぎな金属で構成する。
第2の装置は本発明の紡糸ノズルの断面を示す第6図の
如く、紡糸ノズルの内部のキャピラリーを該紡糸ノズル
の中心から偏心させて構成した本発明の紡糸口金装置で
ある。このような紡糸ノズルでは紡糸ノズルのジュール
発熱と外気との放熱バランスの関係からE側が高温側、
F側が低温側と た八 − 本発明者の種々実験結果によれば、前記第1゜第2いず
れの装置も有効であった。また、さらに第1.第2を組
合せた第7図の紡糸ノズルを試作し、紡糸実験を実施し
た結果わずかの冷却できわめて大きな潜在巻縮フィラメ
ントが得られることが判明した。
本発明の装置の効果について、特記すべき点の第5は、
特殊なマルチフィラメントを製造することができる点で
ある。
本発明の装置を用いてマルチフィラメントを製造するに
は、第8図の如き断面を有するノズル、すなわち、複数
のキャピラリーを有するノズルを第1図の如く設置する
か、1個のキャピラリーを有するノズルを所望のフィラ
メントの数に応じて加熱ダイに設置するのかいずれかを
採用すればよい。前者の場合は基本的にモノフィラメン
トの場合と変らないが、後者の場合は1本1本のノズル
の温度を独立にコントロール出来るから、あるノズルは
考案に他のノズルは低温にすることによって、同一重合
体であってもそれぞれ物性の異るモノフィラメントから
構成されたマルチフィラメントを製造することができる
以上第1から第5の効果を有効に発揮せしめるには、加
熱ダイ外部に炎中した部分のノズルの平均外径(D>は
、10.以下としキャピラリーの平均直径(d)との比
をD/d=2〜10にすべきである。あまり太すぎると
通電による発熱の応答が悪くなり好ましくない。
また、紡糸ノズルの材質としては、通電によるジュール
熱の発生によって、常温空気中で500℃程度まで昇温
しても耐久性があり、比較的比抵抗の大ぎな金属が望ま
しい。すなわち好ましい材料としては、ステンレス、ニ
ッケルクロム、鉄クロム、クロメル、ニッケリン、黄銅
等をあげることができる。
本発明に用いる通電装置は、100Vあるいは200V
程度の交流電源の電圧を任意に変え得る電圧調整器と、
電圧調整器からの電圧を1〜10〜1/100におとし
、紡糸ノズルに数10〜数100アンペアの大電流を流
し得る変圧器と、さらに紡糸ノズルの温度を検出してり
倫にこれを一定に保持するように電圧調整器の出力をi
ll mするための制御機器によって構成するが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の紡糸口金装置を用いて、高溶融粘度
の重合体からモノフィラメントを製造する場合の紡糸装
置の1例を示す概要図である。 第2図は、くびれ形の形状を呈する紡糸ノズルの側面図
である。 第3図は、断面積がゆるやかに変化する形状を呈する紡
糸ノズルの側面図である。 第4図は、比抵抗の異るA、82種の金属を長さ方向に
つぎあわせて構成した紡糸ノズルの側面図である。 第5図は、比抵抗の異るC、D2種の金属を半径方向に
ブロック状に組合せて構成した紡糸ノズルの側面図であ
る。 第6図は、キャピラリーを紡糸ノズルの中心から偏心さ
せて構成した紡糸ノズルの断面図である。 憤7品I+ 憤【斃し噴り覇小1−−1す一釦へ赫寸構
成した紡糸ノズルの断面図である。 第8図は、複数のキャピラリーを有する紡糸ノズルの側
面図である。 特許出願人 帝 人 株 式 会 礼 式  理  人  弁理士  前  1) 純  博亨
6図 I十 第70 1千 第8圏 手続補正書 昭和60年4月! 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内部に少なくとも1個のキャピラリーを有する紡糸
    ノズルを加熱ダイの外部に突出させて構成した紡糸口金
    であって、該紡糸ノズルには該キャピラリーの長さ方向
    へ電流を流してジュール熱を発生せしめるための通電装
    置が連結されていることを特徴とする紡糸口金装置。 2、該加熱ダイの外部に突出した紡糸ノズルのキャピラ
    リーの長さ(l)と平均直径(d)の比(l/d)が少
    なくとも5である第1項記載の紡糸口金装置。 3、該加熱ダイの外部に突出した紡糸ノズルはその断面
    積が長さ方向に沿って変化したものである第1項記載の
    紡糸口金装置。 4、該加熱ダイの外部に突出した紡糸ノズルは比抵抗の
    異なる少くとも2種の金属により長さ方向にブロック状
    に組合せて構成したものである第1項記載の紡糸口金装
    置。 5、該加熱ダイの外部に突出した紡糸ノズルは比抵抗の
    異なる少くとも2種の金属により半径方向にブロック状
    に組合せて構成したものである第1項記載の紡糸口金装
    置。 6、該加熱ダイの外部に突出した紡糸ノズルの内部のキ
    ャピラリーは該紡糸ノズルの中心から偏心して構成した
    第1項記載の紡糸口金装置。
JP3140785A 1985-02-21 1985-02-21 紡糸口金装置 Granted JPS61194204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3140785A JPS61194204A (ja) 1985-02-21 1985-02-21 紡糸口金装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3140785A JPS61194204A (ja) 1985-02-21 1985-02-21 紡糸口金装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61194204A true JPS61194204A (ja) 1986-08-28
JPH026844B2 JPH026844B2 (ja) 1990-02-14

Family

ID=12330403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3140785A Granted JPS61194204A (ja) 1985-02-21 1985-02-21 紡糸口金装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61194204A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000044967A1 (en) * 1999-01-29 2000-08-03 E.I. Du Pont De Nemours And Company High speed melt spinning of fluoropolymer fibers
WO2001081663A1 (de) * 2000-04-20 2001-11-01 Zimmer Aktiengesellschaft Verfahren zum verspinnen einer spinnlösung und spinnkopf
EP2138137A2 (en) * 1998-09-08 2009-12-30 Kabushikikaisha Igaki Iryo Sekkei Stent for vessel
JP2021516730A (ja) * 2018-03-29 2021-07-08 コーロン インダストリーズ インク 高強度原糸を製造するための紡糸パック、原糸の製造装置および原糸の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2138137A2 (en) * 1998-09-08 2009-12-30 Kabushikikaisha Igaki Iryo Sekkei Stent for vessel
WO2000044967A1 (en) * 1999-01-29 2000-08-03 E.I. Du Pont De Nemours And Company High speed melt spinning of fluoropolymer fibers
WO2001081663A1 (de) * 2000-04-20 2001-11-01 Zimmer Aktiengesellschaft Verfahren zum verspinnen einer spinnlösung und spinnkopf
JP2021516730A (ja) * 2018-03-29 2021-07-08 コーロン インダストリーズ インク 高強度原糸を製造するための紡糸パック、原糸の製造装置および原糸の製造方法
US11603604B2 (en) 2018-03-29 2023-03-14 Kolon Industries, Inc. Spinning pack for manufacturing high strength yarn, and yarn manufacturing apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH026844B2 (ja) 1990-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2253176A (en) Method and apparatus for production of structures
US6641773B2 (en) Electro spinning of submicron diameter polymer filaments
WO2006007287A2 (en) Apparatus and method for elevated temperature electrospinning
CA2059043A1 (en) Method of producing shaped cellulosic articles
CN1215366A (zh) 一种制造挤压塑料制品的方法和设备及塑料制品
EP0089732B1 (en) Fibers and fibrous assembly of wholly aromatic polyamide
JP2003522851A (ja) 電荷注入によるファイバの高生産性製造方法および装置
US20040199127A1 (en) Method and system for the production of a plastic needle
JPS61194204A (ja) 紡糸口金装置
US3222440A (en) Process and apparatus for the production of oriented plastic net
WO2014123432A1 (en) Small-scale thermoplastic recycling apparatus and method for producing fiber strands for insulation
EP0086112A2 (en) Process and apparatus for producing fibrous assembly
KR101023876B1 (ko) 멀티히팅쳄버를 이용한 전기방사장치
JPH01168908A (ja) 連続溶融紡糸方法及びそのための装置
JPS61174409A (ja) 紡糸装置
US4119693A (en) Process for spinning poly (ethylene oxide) monofilament
JPS59230734A (ja) 熱硬化性樹脂のスクリユ−型押出成形装置
US4084930A (en) Apparatus for the production of a yarn having a potential crimp
US3474773A (en) Polymer melt screw pump for fiber spinning
KR20110078813A (ko) 전기방사장치용 노즐 유니트 및 그를 포함하는 전기방사장치
Abdullaev et al. Production of thermal insulation materials using various methods
US2771634A (en) Apparatus for the melt-spinning of synthetic linear polymers
JP2021092010A5 (ja) 溶融紡糸用樹脂組成物、その製造装置及びその製造方法、繊維の製造方法、並びに、溶融紡糸装置
Whulanza Realitization and testing of mini extruder for biomaterial filament in biomedical application
US20260015771A1 (en) Method of Spinning Conductive Poly(3,4-Ethylenedioxythiophene): Polystyrene Sulfonate Fibers