JPS6119934B2 - - Google Patents
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- JPS6119934B2 JPS6119934B2 JP50014338A JP1433875A JPS6119934B2 JP S6119934 B2 JPS6119934 B2 JP S6119934B2 JP 50014338 A JP50014338 A JP 50014338A JP 1433875 A JP1433875 A JP 1433875A JP S6119934 B2 JPS6119934 B2 JP S6119934B2
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- magnetic field
- resonance
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は核磁気共鳴装置、特に改良された磁場
制御系を有する核磁気共鳴装置に関する。
制御系を有する核磁気共鳴装置に関する。
原子核は磁気モーメントをもつており、それが
一定方向に向いた磁場中に置かれると磁場方向へ
の分極が起る。この分極磁場に対して直角に高周
波磁場が与えられると原子核の磁気モーメントは
分極磁界の方向を軸とした才差運動を起し、与え
られた高周波と同じ角速度をもつて磁気モーメン
トの回転が生ずるようになる。これがいわゆる核
磁気共鳴としているものである。与えられる高周
波の周波数をf、磁場強度をH、σを被測定核が
被測定試料中の分子内で占める配置によつて異な
るシールド係数、γを被測定核の磁気回転比とす
れば、核磁気共鳴条件はf=γ(1−σ)Hで与
えられる、この式におけるσの分子構造による差
異を知るのが核磁気共鳴装置の主たる目的である
ことは良く知られている。
一定方向に向いた磁場中に置かれると磁場方向へ
の分極が起る。この分極磁場に対して直角に高周
波磁場が与えられると原子核の磁気モーメントは
分極磁界の方向を軸とした才差運動を起し、与え
られた高周波と同じ角速度をもつて磁気モーメン
トの回転が生ずるようになる。これがいわゆる核
磁気共鳴としているものである。与えられる高周
波の周波数をf、磁場強度をH、σを被測定核が
被測定試料中の分子内で占める配置によつて異な
るシールド係数、γを被測定核の磁気回転比とす
れば、核磁気共鳴条件はf=γ(1−σ)Hで与
えられる、この式におけるσの分子構造による差
異を知るのが核磁気共鳴装置の主たる目的である
ことは良く知られている。
核磁気共鳴装置は極めて高い分解能を有する
が、そのためには極めて高度に安定化された磁場
が必要である。このために核磁気共鳴装置におい
ては磁場制御が行なわれ、その方法としては基準
核の共鳴を励起し、その共鳴信号にもとづいて磁
場を制御する方法が一般に用いられる。この方法
には2種類の方法がある。その一つは基準核の共
鳴信号として被測定試料とは独立した基準試料中
の基準核による共鳴信号を用いるいわゆるエクス
ターナルロツク法と呼ばれるものであり、もう一
つは基準核の共鳴信号として被測定試料中に含ま
れる基準核による共鳴信号を用いるいわゆるイン
ターナルロツク法と呼ばれるものである。
が、そのためには極めて高度に安定化された磁場
が必要である。このために核磁気共鳴装置におい
ては磁場制御が行なわれ、その方法としては基準
核の共鳴を励起し、その共鳴信号にもとづいて磁
場を制御する方法が一般に用いられる。この方法
には2種類の方法がある。その一つは基準核の共
鳴信号として被測定試料とは独立した基準試料中
の基準核による共鳴信号を用いるいわゆるエクス
ターナルロツク法と呼ばれるものであり、もう一
つは基準核の共鳴信号として被測定試料中に含ま
れる基準核による共鳴信号を用いるいわゆるイン
ターナルロツク法と呼ばれるものである。
エクスターナルロツク法は、基準試料が被測定
試料と独立して置かれるため被測定試料と無関係
に磁場制御に利用する共鳴信号の帯域幅が広い基
準試料を選んで用いることができ、したがつて速
度の早い妨害磁場に対する応答性(応答時間は帯
域幅に逆比例する)が良いこと、磁場制御状態に
引込み可能な周波数範囲が充分広いためその引込
み操作が容易であること等の利点を有する反面、
両試料が異なる位置にあるためその両位置間のわ
ずかの磁場強度のちがい(すなわち磁場偏差)お
よびその時間的な変動がケミカルシフトの正確な
測定を妨げるという問題点を有する。一方、イン
ターナルロツク法はエクスターナルロツク法の問
題点を利点として所有し、利点を問題点として所
有する。
試料と独立して置かれるため被測定試料と無関係
に磁場制御に利用する共鳴信号の帯域幅が広い基
準試料を選んで用いることができ、したがつて速
度の早い妨害磁場に対する応答性(応答時間は帯
域幅に逆比例する)が良いこと、磁場制御状態に
引込み可能な周波数範囲が充分広いためその引込
み操作が容易であること等の利点を有する反面、
両試料が異なる位置にあるためその両位置間のわ
ずかの磁場強度のちがい(すなわち磁場偏差)お
よびその時間的な変動がケミカルシフトの正確な
測定を妨げるという問題点を有する。一方、イン
ターナルロツク法はエクスターナルロツク法の問
題点を利点として所有し、利点を問題点として所
有する。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところはエクスターナルロツク法の
上記の如き良い面をそのまま生かし、悪い面を改
善した核磁気共鳴装置を提供することにある。
の目的とするところはエクスターナルロツク法の
上記の如き良い面をそのまま生かし、悪い面を改
善した核磁気共鳴装置を提供することにある。
本発明によれば、エクスターナルロツク法によ
る磁場制御が用いられ、したがつて、上記した如
きエクスターナルロツク法が本来所有する利点は
そのままもたらされる。又、インターナルロツク
法による磁場制御用の共鳴信号はエクスターナル
ロツク法における両試料位置間の磁場偏差を補償
するようにエクスターナルロツク法の磁場制御系
の共鳴条件を変化させるのに用いられる。これに
よつてエクスターナルロツク法の所有する上記し
た如き問題点は解決される。
る磁場制御が用いられ、したがつて、上記した如
きエクスターナルロツク法が本来所有する利点は
そのままもたらされる。又、インターナルロツク
法による磁場制御用の共鳴信号はエクスターナル
ロツク法における両試料位置間の磁場偏差を補償
するようにエクスターナルロツク法の磁場制御系
の共鳴条件を変化させるのに用いられる。これに
よつてエクスターナルロツク法の所有する上記し
た如き問題点は解決される。
第1図は本発明にもとづく核磁気共鳴装置の一
実施例をブロツクダイアグラム形式で示したもの
である。第1図において、磁石装置1によつて発
生される単方向空間磁場中には被測定試料2およ
び基準試料3がそれぞれ位置又は場所を異にして
配置されている。被測定試料2は被測定核および
基準核を、又基準試料3は基準核をそれぞれ含ん
でいる。被測定試料2および基準試料3には発信
コイル4および5並びに受信コイル6および7が
それぞれ巻かれ、発振コイル4および5はそれぞ
れ高周波発振器8および9に接続されている。磁
場中には更に被測定試料2および基準試料3が配
置される空間の磁場をそれぞれ変調するための変
調コイル10および11が配置され、磁石装置1
は又磁場を制御するための磁場コイル12を含ん
でいる。受信コイル6には高周波増幅器13、高
周波発振器8からの高周波が参照信号として与え
られる高周波検波器14、音声周波増幅器15、
位相検波器16および記録計17が順次接続され
ている。受信コイルには高周波増幅器18、高周
波発信器9からの高周波が参照信号として与えら
れる高周波検波器19、音声周波増幅器20、位
相検波器21および磁場制御回路22が順次接続
され、該磁場制御回路は磁場制御コイル12に接
続されている。変調コイル11には音声周波発振
器23が接続され、該音声周波発振器は位相シフ
ト回路24を介して音声周波を参照信号として位
相検波器21に与えるようになつている。高周波
検波器14には更に音声周波増幅器25、位相検
波器26および周波数制御回路27が順次接続さ
れ、該周波数制御回路はその出力によつて音声周
波発振器23によつて発生される音声周波を制御
するようになつている。変調コイル10には加算
器28を介して音声周波発振器29および30が
接続され、該音声周波発振器はそれぞれ位相シフ
ト回路31および32を介して位相検波器16お
よび26に音声周波を参照信号として与えるよう
になつている。記録計17の記録チヤートの横軸
がそのチヤートの送り方向であるものとした場
合、その横軸電圧に比例する電圧が音声周波発振
器30および23によつて発生される音声周波を
制御するようになつている。したがつて、音声周
波発振器23によつて発生される音声周波は周波
数制御回路27の出力と記録計17の横軸電圧に
比例する電圧との和によつて制御されるようにな
つている。
実施例をブロツクダイアグラム形式で示したもの
である。第1図において、磁石装置1によつて発
生される単方向空間磁場中には被測定試料2およ
び基準試料3がそれぞれ位置又は場所を異にして
配置されている。被測定試料2は被測定核および
基準核を、又基準試料3は基準核をそれぞれ含ん
でいる。被測定試料2および基準試料3には発信
コイル4および5並びに受信コイル6および7が
それぞれ巻かれ、発振コイル4および5はそれぞ
れ高周波発振器8および9に接続されている。磁
場中には更に被測定試料2および基準試料3が配
置される空間の磁場をそれぞれ変調するための変
調コイル10および11が配置され、磁石装置1
は又磁場を制御するための磁場コイル12を含ん
でいる。受信コイル6には高周波増幅器13、高
周波発振器8からの高周波が参照信号として与え
られる高周波検波器14、音声周波増幅器15、
位相検波器16および記録計17が順次接続され
ている。受信コイルには高周波増幅器18、高周
波発信器9からの高周波が参照信号として与えら
れる高周波検波器19、音声周波増幅器20、位
相検波器21および磁場制御回路22が順次接続
され、該磁場制御回路は磁場制御コイル12に接
続されている。変調コイル11には音声周波発振
器23が接続され、該音声周波発振器は位相シフ
ト回路24を介して音声周波を参照信号として位
相検波器21に与えるようになつている。高周波
検波器14には更に音声周波増幅器25、位相検
波器26および周波数制御回路27が順次接続さ
れ、該周波数制御回路はその出力によつて音声周
波発振器23によつて発生される音声周波を制御
するようになつている。変調コイル10には加算
器28を介して音声周波発振器29および30が
接続され、該音声周波発振器はそれぞれ位相シフ
ト回路31および32を介して位相検波器16お
よび26に音声周波を参照信号として与えるよう
になつている。記録計17の記録チヤートの横軸
がそのチヤートの送り方向であるものとした場
合、その横軸電圧に比例する電圧が音声周波発振
器30および23によつて発生される音声周波を
制御するようになつている。したがつて、音声周
波発振器23によつて発生される音声周波は周波
数制御回路27の出力と記録計17の横軸電圧に
比例する電圧との和によつて制御されるようにな
つている。
以上のような構成において、高周波発振器8か
らの高周波fRを発振コイル4によつて被測定試
料2に与え、又音声周波発振器29からの音声周
波fm1を加算器28を介して変調コイル10に与
えて被測定試料2が配置される空間の磁場を変調
すると、受信コイル6によつて次の共鳴条件を満
す共鳴信号を検出することができる。
らの高周波fRを発振コイル4によつて被測定試
料2に与え、又音声周波発振器29からの音声周
波fm1を加算器28を介して変調コイル10に与
えて被測定試料2が配置される空間の磁場を変調
すると、受信コイル6によつて次の共鳴条件を満
す共鳴信号を検出することができる。
fR+fm1=γ(1−σ1)H0 ……(1)
但し、Hoは被測定試料2が配置される空間の
磁場強度、γは被測定試料2中の被測定核の磁気
回転比と呼ばれる定数、σ1は被測定試料2中の
被測定核がその試料中の分子内で占める配置によ
つて異なる値をとるシールド係数である。
磁場強度、γは被測定試料2中の被測定核の磁気
回転比と呼ばれる定数、σ1は被測定試料2中の
被測定核がその試料中の分子内で占める配置によ
つて異なる値をとるシールド係数である。
(1)式の共鳴条件が満されると、受信コイル6に
よつてfR+fm1なる共鳴信号が検出される。こ
の信号は高周波増幅器13によつて増幅された
後、高周波検波器14において高周波fRを参照
信号として検波され、fm1の信号に変換される。
このfm1の信号は音声周波増幅器15によつて増
幅された後、位相検波器16において音声周波発
振器29からの音声周波fm1を参照信号として検
波される。この場合、位相シフト回路31によつ
て参照信号としての音声周波fm1の位相を適切に
定めておけば位相検波器16から吸収波形の信号
をとり出すことができる。
よつてfR+fm1なる共鳴信号が検出される。こ
の信号は高周波増幅器13によつて増幅された
後、高周波検波器14において高周波fRを参照
信号として検波され、fm1の信号に変換される。
このfm1の信号は音声周波増幅器15によつて増
幅された後、位相検波器16において音声周波発
振器29からの音声周波fm1を参照信号として検
波される。この場合、位相シフト回路31によつ
て参照信号としての音声周波fm1の位相を適切に
定めておけば位相検波器16から吸収波形の信号
をとり出すことができる。
一方、高周波発振器9からの高周波fR3を発振
コイル5によつて基準試料3に与え、又音声周波
発振器23からの音声周波fm3を変調コイル11
に与えて基準試料3が配置される空間の磁場を変
調すると、次の共鳴条件を満す共鳴信号を受信コ
イル7によつて検出することができる。
コイル5によつて基準試料3に与え、又音声周波
発振器23からの音声周波fm3を変調コイル11
に与えて基準試料3が配置される空間の磁場を変
調すると、次の共鳴条件を満す共鳴信号を受信コ
イル7によつて検出することができる。
fR3+fm3=γ3(1−σ3)H0′ ……(2)
但し、H0′は基準試料3が配置される空間の磁
場強度、γ3は基準試料3中の基準核の磁気回転
比、σ3は基準試料3中の基準核がその試料中の
分子内で占める配置によつて異なる値をとるシー
ルド係数である。
場強度、γ3は基準試料3中の基準核の磁気回転
比、σ3は基準試料3中の基準核がその試料中の
分子内で占める配置によつて異なる値をとるシー
ルド係数である。
(2)式の共鳴条件が満されると、受信コイル7に
よつてfR3+fm3なる共鳴信号が検知される。こ
の信号は高周波増幅器18によつて増幅された
後、高周波検波器19において高周波fR3を参照
信号として検波され、fm3の信号に変換される。
このfm3の信号は音声周波増幅器20によつて増
幅された後、位相検波器21において音声周波発
振器23からの音声周波fm3を参照信号として検
波される。この場合、位相シフト回路24によつ
て参照信号としての音声周波fm3の位相を適切に
定めておけば位相検波器21からは分散波形の信
号をとり出すことができる。この信号を利用して
磁場制御回路22により磁場制御コイル12を流
れる電流を制御することによつて常に(2)式を満す
ように基準試料3が配置される空間の磁場を
Ho′に維持することができる。又、記録計17の
横軸電圧に比例する電圧によつて音声周波発振器
23の音声周波fm3を掃引すれば、このfm3の変
化量に相当する分だけ正確にHo′が変化する。被
測定試料2は基準試料3のすぐ近くに配置される
ので、その両試料位置の磁場HoおよびHo′はほぼ
等しく、したがつてHo′の変化に応じて被測定試
料2中のケミカルシフトの異なるそれぞれの核の
共鳴線のスペクトルを記録計17に記録させるこ
とができる。
よつてfR3+fm3なる共鳴信号が検知される。こ
の信号は高周波増幅器18によつて増幅された
後、高周波検波器19において高周波fR3を参照
信号として検波され、fm3の信号に変換される。
このfm3の信号は音声周波増幅器20によつて増
幅された後、位相検波器21において音声周波発
振器23からの音声周波fm3を参照信号として検
波される。この場合、位相シフト回路24によつ
て参照信号としての音声周波fm3の位相を適切に
定めておけば位相検波器21からは分散波形の信
号をとり出すことができる。この信号を利用して
磁場制御回路22により磁場制御コイル12を流
れる電流を制御することによつて常に(2)式を満す
ように基準試料3が配置される空間の磁場を
Ho′に維持することができる。又、記録計17の
横軸電圧に比例する電圧によつて音声周波発振器
23の音声周波fm3を掃引すれば、このfm3の変
化量に相当する分だけ正確にHo′が変化する。被
測定試料2は基準試料3のすぐ近くに配置される
ので、その両試料位置の磁場HoおよびHo′はほぼ
等しく、したがつてHo′の変化に応じて被測定試
料2中のケミカルシフトの異なるそれぞれの核の
共鳴線のスペクトルを記録計17に記録させるこ
とができる。
以上までの説明は良く知られているエクスター
ナルロツク法を用いた核磁気共鳴装置についての
説明であるが、第1図においては被測定試料2が
配置される空間の磁場は更に音声周波発振器30
から加算器28および変調コイル10を通して
fm2という音声周波によつて変調される。したが
つて、次の共鳴条件を満す共鳴信号も受信コイル
6によつて検出させる。
ナルロツク法を用いた核磁気共鳴装置についての
説明であるが、第1図においては被測定試料2が
配置される空間の磁場は更に音声周波発振器30
から加算器28および変調コイル10を通して
fm2という音声周波によつて変調される。したが
つて、次の共鳴条件を満す共鳴信号も受信コイル
6によつて検出させる。
fR+fm2=γ(1−σ2)H0 ……(3)
但し、γは被測定試料2中の基準核の磁気回転
比、σ2はその基準核がその試料中の分子内で占
める配置によつて異なる値をとるシールド係数で
ある。尚、被測定試料2中の基準核は被測定核と
同種核であつてもよいし異種核であつてもよい
が、第1図の実施例においては被測定試料2中の
基準核は便宜上被測定核であるものとした。(1)お
よび(3)式においてγが同じであるのはこのためで
ある。
比、σ2はその基準核がその試料中の分子内で占
める配置によつて異なる値をとるシールド係数で
ある。尚、被測定試料2中の基準核は被測定核と
同種核であつてもよいし異種核であつてもよい
が、第1図の実施例においては被測定試料2中の
基準核は便宜上被測定核であるものとした。(1)お
よび(3)式においてγが同じであるのはこのためで
ある。
(3)式の共鳴条件が満されると、受信コイル6に
よつて検出されるfR+fm2なる共鳴信号は高周
波増幅器13によつて増幅された後、高周波検波
器14において高周波fRを参照信号として検波
され、fm2の信号に変換される。このfm2の信号
は音声周波増幅器25によつて増幅された後、位
相検波器26において音声周波発振器30からの
音声周波fm2を参照信号として検波される。この
場合、位相シフト回路32によつて参照信号とし
ての音声周波fm2の位相を適切に定めておけば、
位相検波器26からは吸収波形の微分波形を表わ
す分散波形の信号をとり出すことができる。この
信号は周波数制御回路27に与えられ、該周波数
制御回路によつてそれへの入力信号である分散波
形信号の大きさに応じて音声周波発振器23の音
声周波fm3が制御される。したがつて、音声周波
発振器23の音声周波fm3は記録計17の横軸電
圧に比例する電圧と周波数制御回路27の出力電
圧との和によつて制御されることになる。この和
をfm3+△fとすれば、基準試料3についての共
鳴条件式(2)は次のように書き換えられる。
よつて検出されるfR+fm2なる共鳴信号は高周
波増幅器13によつて増幅された後、高周波検波
器14において高周波fRを参照信号として検波
され、fm2の信号に変換される。このfm2の信号
は音声周波増幅器25によつて増幅された後、位
相検波器26において音声周波発振器30からの
音声周波fm2を参照信号として検波される。この
場合、位相シフト回路32によつて参照信号とし
ての音声周波fm2の位相を適切に定めておけば、
位相検波器26からは吸収波形の微分波形を表わ
す分散波形の信号をとり出すことができる。この
信号は周波数制御回路27に与えられ、該周波数
制御回路によつてそれへの入力信号である分散波
形信号の大きさに応じて音声周波発振器23の音
声周波fm3が制御される。したがつて、音声周波
発振器23の音声周波fm3は記録計17の横軸電
圧に比例する電圧と周波数制御回路27の出力電
圧との和によつて制御されることになる。この和
をfm3+△fとすれば、基準試料3についての共
鳴条件式(2)は次のように書き換えられる。
fR3+fm3+△f=γ3(1−σ3)Ho……(4)
但し、△fは周波数制御回路27によるfm3の
変化分である。
変化分である。
(1)および(3)式から次の式を得ることができる。
fm2−fm1=γHo(σ1−σ2) ……(5)
したがつて、(3)式の共鳴条件を満足した状態
で、(1)式を満足する共鳴が観測されるならば、カ
ウンター等で従来のようにfm1とfm2との差を読
みとることにより従来のインターナルロツク法を
用いた核磁気共鳴装置におけるのと全く同様にケ
ミカルシフトが正確に測定される。
で、(1)式を満足する共鳴が観測されるならば、カ
ウンター等で従来のようにfm1とfm2との差を読
みとることにより従来のインターナルロツク法を
用いた核磁気共鳴装置におけるのと全く同様にケ
ミカルシフトが正確に測定される。
一方、第1図においては記録計17の横軸電圧
に比例する電圧によつて音声周波発振器23の音
声周波fm3のみならず、音声周波発振器30の音
声周波fm2も掃引される。これによつて、(3)およ
び(4)式の関係において次の関係式が満されるもの
とする。
に比例する電圧によつて音声周波発振器23の音
声周波fm3のみならず、音声周波発振器30の音
声周波fm2も掃引される。これによつて、(3)およ
び(4)式の関係において次の関係式が満されるもの
とする。
fR3/fR=fm3/fm2=γ3(1−σ3)/
γ(1−σ2)……(6) ここで、被測定試料2が配置される空間の磁場
と基準試料3が配置される空間の磁場との偏差を
△Hとして、Ho′=Ho+△Hを(4)式に代入すれ
ば、次の式を得ることができる。
γ(1−σ2)……(6) ここで、被測定試料2が配置される空間の磁場
と基準試料3が配置される空間の磁場との偏差を
△Hとして、Ho′=Ho+△Hを(4)式に代入すれ
ば、次の式を得ることができる。
fR3+fm3+△f=γ3(1−σ3)Ho
+γ3(1−σ3)△H ……(7)
更に(6)式の関係が満されるようにfm2および
fm3の掃引が行なわれるので、この(6)式を(7)式に
代入すれば、次のようになる。
fm3の掃引が行なわれるので、この(6)式を(7)式に
代入すれば、次のようになる。
△f=γ3(1−σ3)△H ……(8)
すなわち、被測定試料2中の基準核の共鳴信号
により周波数制御回路27を通して制御される音
声周波発振器23の音声周波fm3の変化分△fに
よつてHo′とHoとの偏差△Hが補正されることに
なる。
により周波数制御回路27を通して制御される音
声周波発振器23の音声周波fm3の変化分△fに
よつてHo′とHoとの偏差△Hが補正されることに
なる。
第1図において、基準試料3、高周波発振器
9、発振コイル5、受信コイル7、変調コイル1
1、音声周波発振器23、位相シフト回路24、
高周波増幅器18、高周波検波器19、音声周波
増幅器20、位相検波器21、磁場制御回路22
および磁場制御コイル12からなる系はいわゆる
エクスターナル磁場制御系である。したがつてエ
クスターナルロツク法が本来所有する利点はその
ままもたらされる。又、被測定試料2中の基準核
の共鳴信号によつてfm3を制御し、記録計17の
横軸電圧に比例する電圧によつてfm3のみならず
fm2をも掃引していることから、上記系はいわゆ
るインターナルロツク法の機能をも果し、したが
つて前記説明からも明らかなようにエクターナル
ロツク法の両試料位置間の磁場偏差の問題は解決
される。
9、発振コイル5、受信コイル7、変調コイル1
1、音声周波発振器23、位相シフト回路24、
高周波増幅器18、高周波検波器19、音声周波
増幅器20、位相検波器21、磁場制御回路22
および磁場制御コイル12からなる系はいわゆる
エクスターナル磁場制御系である。したがつてエ
クスターナルロツク法が本来所有する利点はその
ままもたらされる。又、被測定試料2中の基準核
の共鳴信号によつてfm3を制御し、記録計17の
横軸電圧に比例する電圧によつてfm3のみならず
fm2をも掃引していることから、上記系はいわゆ
るインターナルロツク法の機能をも果し、したが
つて前記説明からも明らかなようにエクターナル
ロツク法の両試料位置間の磁場偏差の問題は解決
される。
第1図においては、周波数制御回路27によつ
てfm3を制御する例が示されているが、fm3の代
りにfR3を制御しても全く同じ効果が得られるこ
とは(4)式の関係から明白である。この場合は、音
声周波発振器23に与えられていた周波数制御回
路27の出力は高周波発振器9に与えられること
になる。
てfm3を制御する例が示されているが、fm3の代
りにfR3を制御しても全く同じ効果が得られるこ
とは(4)式の関係から明白である。この場合は、音
声周波発振器23に与えられていた周波数制御回
路27の出力は高周波発振器9に与えられること
になる。
第1図において又、記録計17の横軸掃引と共
に磁場が掃引され、それによる被測定核の共鳴ス
ペクトルが得られる例が示されているが、これに
対して磁場を固定し、fm1を掃引して共鳴スペク
トルを得るいわゆる周波数掃引法があり、本発明
はこの方式に対しても適用可能である。この場合
は、記録計17の掃引電圧に比例する電圧によつ
てfm2およびfm3を掃引しているのを止めてfm2を
固定し、fm3は周波数制御回路27の出力によつ
てのみ制御されるようにし、そして横軸掃引電圧
に比例する電圧によつてfm1を掃引することにな
り、したがつて基準試料3中の基準核の共鳴によ
る磁場制御と、被測定試料3中の基準核の共鳴に
よるfm3の周波数制御の組合せにより、磁場は一
定に維持され、その状態でfm1の掃引により正確
な共鳴スペクトルを測定することができる。
に磁場が掃引され、それによる被測定核の共鳴ス
ペクトルが得られる例が示されているが、これに
対して磁場を固定し、fm1を掃引して共鳴スペク
トルを得るいわゆる周波数掃引法があり、本発明
はこの方式に対しても適用可能である。この場合
は、記録計17の掃引電圧に比例する電圧によつ
てfm2およびfm3を掃引しているのを止めてfm2を
固定し、fm3は周波数制御回路27の出力によつ
てのみ制御されるようにし、そして横軸掃引電圧
に比例する電圧によつてfm1を掃引することにな
り、したがつて基準試料3中の基準核の共鳴によ
る磁場制御と、被測定試料3中の基準核の共鳴に
よるfm3の周波数制御の組合せにより、磁場は一
定に維持され、その状態でfm1の掃引により正確
な共鳴スペクトルを測定することができる。
周波数掃引法にはfm1を変えないでfRを掃引
する高周波掃引法があるが、本発明はこの方式に
も適用可能である。この場合は、(1)および(3)式の
共鳴条件において、fR+fm2=一定の関係が保
たれるように、fRとfm2を互いに掃引幅におい
て等しく、符号において反対であるような形で横
軸電圧に比例して掃引し、且つfm1は固定化され
る。このようにすれば、(3)式の共鳴条件はfm1を
掃引する場合と変化なく、又(1)式の共鳴条件につ
いて、fm1が掃引される代りにfRが掃引される
点が異なるだけで、fm1を掃引する場合と全く同
様の効果が奏せられることは明らかである。この
方式の場合は、記録計17の横軸電圧に比例する
電圧は高周波発振器8と音声周波発振器30に与
えられ、それぞれの周波数が逆向きに同じ大きさ
だけ掃引される。もちろん、fm1は固定され、音
声周波検波器23のfm3は周波数制御回路27の
出力によつて制御される。
する高周波掃引法があるが、本発明はこの方式に
も適用可能である。この場合は、(1)および(3)式の
共鳴条件において、fR+fm2=一定の関係が保
たれるように、fRとfm2を互いに掃引幅におい
て等しく、符号において反対であるような形で横
軸電圧に比例して掃引し、且つfm1は固定化され
る。このようにすれば、(3)式の共鳴条件はfm1を
掃引する場合と変化なく、又(1)式の共鳴条件につ
いて、fm1が掃引される代りにfRが掃引される
点が異なるだけで、fm1を掃引する場合と全く同
様の効果が奏せられることは明らかである。この
方式の場合は、記録計17の横軸電圧に比例する
電圧は高周波発振器8と音声周波発振器30に与
えられ、それぞれの周波数が逆向きに同じ大きさ
だけ掃引される。もちろん、fm1は固定され、音
声周波検波器23のfm3は周波数制御回路27の
出力によつて制御される。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、前述した本発明の目的が完全に達成されるの
で、その実用上の効果は甚大である。
ば、前述した本発明の目的が完全に達成されるの
で、その実用上の効果は甚大である。
第1図は本発明にもとづく一実施例を示す核磁
気共鳴装置のブロツクダイアグラムである。 符号の説明、2,3……試料、8,9……高周
波発振器、14,19……高周波検波器、16,
26,21……位相検波器、29,30,23…
…音声周波発振器、17……記録計、27……周
波数制御回路、12……磁場制御コイル。
気共鳴装置のブロツクダイアグラムである。 符号の説明、2,3……試料、8,9……高周
波発振器、14,19……高周波検波器、16,
26,21……位相検波器、29,30,23…
…音声周波発振器、17……記録計、27……周
波数制御回路、12……磁場制御コイル。
Claims (1)
- 1 磁場中の第1の位置に被測定核および基準核
を含む被測定試料を配置する手段と、上記磁場中
の第2の位置に基準核を含む基準試料を配置する
手段と、上記被測定核の共鳴を励起し、測定する
手段と、上記基準試料中の基準核の共鳴を励起
し、その共鳴信号にもとづいて上記磁場を制御す
るための手段を含む磁場制御糸と、上記被測定試
料中の基準核の共鳴を励起し、その共鳴信号にも
とづいて上記第1および第2の位置間の磁場遍差
を補償するように上記磁場制御系の共鳴条件を変
化させる手段とを備えていることを特徴とする核
磁気共鳴装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50014338A JPS6119934B2 (ja) | 1975-02-05 | 1975-02-05 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50014338A JPS6119934B2 (ja) | 1975-02-05 | 1975-02-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5189784A JPS5189784A (ja) | 1976-08-06 |
| JPS6119934B2 true JPS6119934B2 (ja) | 1986-05-20 |
Family
ID=11858268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50014338A Expired JPS6119934B2 (ja) | 1975-02-05 | 1975-02-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6119934B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01164629U (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-16 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3034040A (en) * | 1959-05-01 | 1962-05-08 | Exxon Research Engineering Co | Nuclear magnetic resonance spectrometer |
| JPS4930159A (ja) * | 1972-07-19 | 1974-03-18 |
-
1975
- 1975-02-05 JP JP50014338A patent/JPS6119934B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01164629U (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5189784A (ja) | 1976-08-06 |
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