JPS6132348B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132348B2 JPS6132348B2 JP59013953A JP1395384A JPS6132348B2 JP S6132348 B2 JPS6132348 B2 JP S6132348B2 JP 59013953 A JP59013953 A JP 59013953A JP 1395384 A JP1395384 A JP 1395384A JP S6132348 B2 JPS6132348 B2 JP S6132348B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- iron powder
- resin
- film
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性樹脂に、鉄粉および無機電解
質物質の粉末を均一に混合・充填した物質から成
る酸素吸収性樹脂組成物に関するものである。 一般に食品や薬品の中には、空気中の酸素と接
触して著しく変質するものがあり、その保存に当
つて酸素からの害を防止するため脱酸素剤を共存
させて保護する方法が用いられてきた。脱酸素剤
としては亜二チオン酸塩、スルホキシル酸塩など
の還元性有機化合物、または鉄などの遷移金属の
粉末または粒状物が一般に使用されていた。実際
の使用に当つてはこれらの物質が当該食品や薬品
に直接接触するのを防ぐため通気性のよいフイル
ムなどで包装するか、パルプシートに吸着させ
て、シート状にして密閉容器の中に並存させてい
た。それによつて該容器内の酸素分圧をさげてい
たのである。 しかるに、この方法ではその都度、脱酸素剤を
準備し、或いは交換する必要があり取扱上の不便
は免れない。もし、容器自体に脱酸素の効果に相
当する機能が具備されていたらばこの不便は取除
かれるであろう。この要求に応じて本願発明者は
種々検討し還元性ある無機物質を樹脂に混合させ
る方法に着眼した。 本発明は脱酸素剤として鉄粉および無機電解質
物質の粉末の混合体を使用すること、かつこれを
熱可塑性樹脂に均一に混合・充填することを骨子
とする。 脱酸素剤としては、機能および経済性を考慮し
て鉄粉が選ばれた。鉄粉は特に高純度である必要
はなく、酸素に対して相当の活性を有するもので
あればよい。鉄粉は雰囲気中の酸素を捕捉して酸
化される。この際、酸化を促進するため多少の水
分の存在が不可欠である。この水分は、雰囲気中
の水蒸気又は当該物質の付着水から供給される量
で充分と考えられる。この際、鉄粉と共存する無
機電解質物質は、これらの水分と反応し、電離
し、鉄粉の酸化反応を促進させる役割を果す。そ
れ故酸素の捕捉は、あくまで鉄粉によつて行われ
るが、同時に電解質物質の存在も不可欠と考えら
れる。 また、熱可塑性樹脂は、その性質上酸素ガスを
透過する性質を有するもの、例えばポリオレフイ
ン類が選ばれるべきである。酸素分子は当該樹脂
内を透過、拡散して内含される鉄粉に達し、そこ
で捕捉されるからである。 本発明において使用される鉄粉および無機電解
質物質は粒径が50メツシユ以上の細粒が望まし
い。充填量は樹脂100部に対して、鉄粉は50〜800
部、無機電解質物質は1〜160部、かつ、鉄粉と
無機電解質物質の比率は100:2〜100:20が望ま
しい。粉径および充填量に関するこれらの制限は
後に行なう成形時の加工性、加工後の成形品の機
械的強度および酸化効率の面から与えられる。 ここで、無機電解質物質としては周期表a、
a、b、b族のハロゲン化物、炭酸塩、硫
酸塩、硝酸塩、リン酸塩などが有効であるが、電
離の容易さから見ればハロゲン化物が望ましく、
しかも経済性という観点からは塩化ナトリウムが
最適と考えられる。 熱可塑性樹脂に、鉄粉および無機電解質物質の
粉末を均一混合する手段としては加温状態で、例
えば高速ミキサーで目的を達することができる。 本発明による樹脂はシート、フイルム或いは瓶
容器、積層物など熱可塑性樹脂本来のもつ賦形
性、機械的強度などの特質を充分活用した加工が
可能である。また、当該樹脂の耐水性も何ら損わ
れることもない。 本発明の樹脂を包装材料として使用するには例
えば積層構造として加工することが考えられる。
その際には外層として酸素不透過の合成樹脂、例
えばナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデ
ン、又は金属箔を用いて大気雰囲気の酸素を遮断
する。そして内装として本発明の樹脂を用いると
よい。内容物が、当該樹脂と直接接触することを
防ぐ場合には更に最内層として酸素透過性の良好
なポリオレフインやシリコーンフイルムを採用す
るか、また通気性のある微多孔性フイルムを用い
ることも考えられる。この積層構造を一体成形す
ることも可能であり、瓶容器の如き複雑な成形加
工品もできる。 二次的加工法を採る場合には本発明の樹脂でフ
イルムを成形した上、その両面に所定の性質を具
備したフイルムを後加工により貼付する方法が考
えられる。 フイルム或いは瓶容器を問わず当該樹脂を包装
容器として使用した場合、内容物たる食品又は薬
品を化学的に変質させることは考えられない。 以下、本発明に基づく熱可塑性樹脂を用いて包
装容器を作り、容器内の酸素濃度の変化を実施例
をもつて具体的に説明する。 実施例 1 熱可塑性樹脂として、低密度ポリエチレン100
部、鉄粉(200メツシユ以上)250部及び塩化ナト
リウム(200メツシユ以上)30部を温度110℃でス
ーパーミキサーで混合し、押出機ペレタイザーで
ペレツトとし、このプレツトを押出型Tダイ成形
機で200μm厚さのシートとする。ガラス製200ml
の密閉容器内に2cm×3cmの該シート片と2gの
水を含む0.2gの綿布を入れる。容器内の酸素濃
度をガスクロマトグラフで経時的に追跡した結果
は付表の如くなつた。 実施例 2 実施例1と同じ組成からなる熱可塑性樹脂(A)、
ナイロン(東レCM5012)(B)、低密度ポリエチレ
ン(宇部ポリエチレンFC19)(C)を用い、(A)を中
間層、(B)を外層、(C)を内層としてなる3層構成の
インフレーシヨンフイルムを成形した。それぞれ
の層の平均厚みは(A)150μm、(B)20μm、(C)10μ
mとした。 このフイルムを用いて、縦20cm、横10cm、底部
の厚さ2cmからなる角底袋を作つた。この袋内に
2gの水を含む0.2gの綿布を入れ口部を密閉し
た。袋内の酸素濃度を実施例1と同様の方法で追
跡し付表の如き結果を得た。 実施例 3 実施例1で得た200μmの厚さのフイルムの一
面に20μmのアルミニウム箔を熱プレス成形で融
着し、他の面に120μmの多孔質フイルム(徳山
曹達NFシート)を酢酸ビニル系の粘着剤で貼着
し3層構成とした。 このフイルムを用いて縦20cm、横10cm、底部の
厚さ2cmからなる角底袋を作つた。この袋内に2
gの水を含む0.2gの綿布を入れ口部を密閉し
た。袋内の酸素濃度を実施例1と同様の方法で追
跡し付表の如き結果を得た。 【表】
質物質の粉末を均一に混合・充填した物質から成
る酸素吸収性樹脂組成物に関するものである。 一般に食品や薬品の中には、空気中の酸素と接
触して著しく変質するものがあり、その保存に当
つて酸素からの害を防止するため脱酸素剤を共存
させて保護する方法が用いられてきた。脱酸素剤
としては亜二チオン酸塩、スルホキシル酸塩など
の還元性有機化合物、または鉄などの遷移金属の
粉末または粒状物が一般に使用されていた。実際
の使用に当つてはこれらの物質が当該食品や薬品
に直接接触するのを防ぐため通気性のよいフイル
ムなどで包装するか、パルプシートに吸着させ
て、シート状にして密閉容器の中に並存させてい
た。それによつて該容器内の酸素分圧をさげてい
たのである。 しかるに、この方法ではその都度、脱酸素剤を
準備し、或いは交換する必要があり取扱上の不便
は免れない。もし、容器自体に脱酸素の効果に相
当する機能が具備されていたらばこの不便は取除
かれるであろう。この要求に応じて本願発明者は
種々検討し還元性ある無機物質を樹脂に混合させ
る方法に着眼した。 本発明は脱酸素剤として鉄粉および無機電解質
物質の粉末の混合体を使用すること、かつこれを
熱可塑性樹脂に均一に混合・充填することを骨子
とする。 脱酸素剤としては、機能および経済性を考慮し
て鉄粉が選ばれた。鉄粉は特に高純度である必要
はなく、酸素に対して相当の活性を有するもので
あればよい。鉄粉は雰囲気中の酸素を捕捉して酸
化される。この際、酸化を促進するため多少の水
分の存在が不可欠である。この水分は、雰囲気中
の水蒸気又は当該物質の付着水から供給される量
で充分と考えられる。この際、鉄粉と共存する無
機電解質物質は、これらの水分と反応し、電離
し、鉄粉の酸化反応を促進させる役割を果す。そ
れ故酸素の捕捉は、あくまで鉄粉によつて行われ
るが、同時に電解質物質の存在も不可欠と考えら
れる。 また、熱可塑性樹脂は、その性質上酸素ガスを
透過する性質を有するもの、例えばポリオレフイ
ン類が選ばれるべきである。酸素分子は当該樹脂
内を透過、拡散して内含される鉄粉に達し、そこ
で捕捉されるからである。 本発明において使用される鉄粉および無機電解
質物質は粒径が50メツシユ以上の細粒が望まし
い。充填量は樹脂100部に対して、鉄粉は50〜800
部、無機電解質物質は1〜160部、かつ、鉄粉と
無機電解質物質の比率は100:2〜100:20が望ま
しい。粉径および充填量に関するこれらの制限は
後に行なう成形時の加工性、加工後の成形品の機
械的強度および酸化効率の面から与えられる。 ここで、無機電解質物質としては周期表a、
a、b、b族のハロゲン化物、炭酸塩、硫
酸塩、硝酸塩、リン酸塩などが有効であるが、電
離の容易さから見ればハロゲン化物が望ましく、
しかも経済性という観点からは塩化ナトリウムが
最適と考えられる。 熱可塑性樹脂に、鉄粉および無機電解質物質の
粉末を均一混合する手段としては加温状態で、例
えば高速ミキサーで目的を達することができる。 本発明による樹脂はシート、フイルム或いは瓶
容器、積層物など熱可塑性樹脂本来のもつ賦形
性、機械的強度などの特質を充分活用した加工が
可能である。また、当該樹脂の耐水性も何ら損わ
れることもない。 本発明の樹脂を包装材料として使用するには例
えば積層構造として加工することが考えられる。
その際には外層として酸素不透過の合成樹脂、例
えばナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデ
ン、又は金属箔を用いて大気雰囲気の酸素を遮断
する。そして内装として本発明の樹脂を用いると
よい。内容物が、当該樹脂と直接接触することを
防ぐ場合には更に最内層として酸素透過性の良好
なポリオレフインやシリコーンフイルムを採用す
るか、また通気性のある微多孔性フイルムを用い
ることも考えられる。この積層構造を一体成形す
ることも可能であり、瓶容器の如き複雑な成形加
工品もできる。 二次的加工法を採る場合には本発明の樹脂でフ
イルムを成形した上、その両面に所定の性質を具
備したフイルムを後加工により貼付する方法が考
えられる。 フイルム或いは瓶容器を問わず当該樹脂を包装
容器として使用した場合、内容物たる食品又は薬
品を化学的に変質させることは考えられない。 以下、本発明に基づく熱可塑性樹脂を用いて包
装容器を作り、容器内の酸素濃度の変化を実施例
をもつて具体的に説明する。 実施例 1 熱可塑性樹脂として、低密度ポリエチレン100
部、鉄粉(200メツシユ以上)250部及び塩化ナト
リウム(200メツシユ以上)30部を温度110℃でス
ーパーミキサーで混合し、押出機ペレタイザーで
ペレツトとし、このプレツトを押出型Tダイ成形
機で200μm厚さのシートとする。ガラス製200ml
の密閉容器内に2cm×3cmの該シート片と2gの
水を含む0.2gの綿布を入れる。容器内の酸素濃
度をガスクロマトグラフで経時的に追跡した結果
は付表の如くなつた。 実施例 2 実施例1と同じ組成からなる熱可塑性樹脂(A)、
ナイロン(東レCM5012)(B)、低密度ポリエチレ
ン(宇部ポリエチレンFC19)(C)を用い、(A)を中
間層、(B)を外層、(C)を内層としてなる3層構成の
インフレーシヨンフイルムを成形した。それぞれ
の層の平均厚みは(A)150μm、(B)20μm、(C)10μ
mとした。 このフイルムを用いて、縦20cm、横10cm、底部
の厚さ2cmからなる角底袋を作つた。この袋内に
2gの水を含む0.2gの綿布を入れ口部を密閉し
た。袋内の酸素濃度を実施例1と同様の方法で追
跡し付表の如き結果を得た。 実施例 3 実施例1で得た200μmの厚さのフイルムの一
面に20μmのアルミニウム箔を熱プレス成形で融
着し、他の面に120μmの多孔質フイルム(徳山
曹達NFシート)を酢酸ビニル系の粘着剤で貼着
し3層構成とした。 このフイルムを用いて縦20cm、横10cm、底部の
厚さ2cmからなる角底袋を作つた。この袋内に2
gの水を含む0.2gの綿布を入れ口部を密閉し
た。袋内の酸素濃度を実施例1と同様の方法で追
跡し付表の如き結果を得た。 【表】
Claims (1)
- 1 熱可塑性樹脂100部に対し50メツシユ以上の
微粉末鉄粉を50−400部、かつ、塩化ナトリウム
粉末を鉄粉に対して2−20%の重量部だけ加え、
これらを均一に混合・充填した物質からなる酸素
吸収性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1395384A JPS60158257A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 酸素吸収性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1395384A JPS60158257A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 酸素吸収性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60158257A JPS60158257A (ja) | 1985-08-19 |
| JPS6132348B2 true JPS6132348B2 (ja) | 1986-07-26 |
Family
ID=11847570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1395384A Granted JPS60158257A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 酸素吸収性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60158257A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0781649A2 (en) | 1995-12-28 | 1997-07-02 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Oxygen-Absorbing multi-layer film and method for preparing same |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0651396B2 (ja) * | 1986-11-29 | 1994-07-06 | 凸版印刷株式会社 | 多層構造体 |
| JPH0733475B2 (ja) * | 1989-05-23 | 1995-04-12 | 東洋製罐株式会社 | 熱成形可能な酸素吸収性樹脂組成物 |
| JPH0657319B2 (ja) * | 1990-08-03 | 1994-08-03 | 東洋製罐株式会社 | 酸素吸収剤及び該酸素吸収剤を用いた樹脂組成物並びに樹脂組成物からなるフィルム又はシート,包装用容器 |
| AU664257B2 (en) * | 1992-04-14 | 1995-11-09 | Riso Kagaku Corporation | Bar code |
| US6369148B2 (en) * | 1993-07-16 | 2002-04-09 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Oxygen-scavenging compositions and articles |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS609616B2 (ja) * | 1977-06-01 | 1985-03-12 | 株式会社クボタ | 地下水「かん」養装置 |
| JPS5590535A (en) * | 1978-12-28 | 1980-07-09 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | Membranous substance |
-
1984
- 1984-01-27 JP JP1395384A patent/JPS60158257A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0781649A2 (en) | 1995-12-28 | 1997-07-02 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Oxygen-Absorbing multi-layer film and method for preparing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60158257A (ja) | 1985-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |