JPS6132359B2 - - Google Patents

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JPS6132359B2
JPS6132359B2 JP14142673A JP14142673A JPS6132359B2 JP S6132359 B2 JPS6132359 B2 JP S6132359B2 JP 14142673 A JP14142673 A JP 14142673A JP 14142673 A JP14142673 A JP 14142673A JP S6132359 B2 JPS6132359 B2 JP S6132359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、高い滴点を有するリチウム石けん潤
滑グリースの製造に関する。リチウム石けんグリ
ースは、周知であつて多年の間広範囲にわたつて
使用されてきた。リチウム石けんグリースの主な
利点は、高い耐水性及びすべての種類の潤滑油基
材中におけるその分散容易性であつた。これらの
グリース用の増稠剤として使用されるリチウム石
けんは水酸化リチウム又は他のリチウム塩基を慣
用の高子量脂肪酸と反応させることによつて製造
できるけれども、ヒドロキシステアリン酸リチウ
ム及び関連ヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんが
それらの大きい機械的安定性のために特に有用で
あつた。 例えば電車電動機の軸受の潤滑におけるように
高い滴点が必要とされるところにグリース組成物
の多への適用分野がある。かゝる電車電動機は、
現代のデイーゼル機関車を駆動するのに使用され
る。デイーゼル機関車のエンジンは直流を発生
し、次いでこれは、機関車の各車台の駆動軸及び
車輪組立体に直接に連動されている電車電動機を
駆動するのに使用される。単一の電車電動機は
200馬力を提供することができ、そしてこれは機
関車の全電動力の1/10又はそれ以上を構成しよ
う。これらの機関車の軸受は何等の保守なしに3
年ほどの期間作動するに必要とされ、そしてかゝ
る軸受は250〓程の高さの温度に達する。 こゝに本発明に従えば、600〓を越えた滴点を
有するリチウム石けんグリースは、個々の石けん
の別個の形成を包含する特定順序の工程を用いて
C12〜C24ヒドロキシ脂肪酸及びC2〜C12ジカルボ
ン酸から調製される。 モノカルボン酸とジカルボン酸との混合物から
のリチウム石けんグリースの調製は斯界では知ら
れているけれども、本発明は、例えば米国特許第
2898296号に教示される如き酸のエステルの使用
によるよりもむしろカルボン酸から600〓を越え
た滴点を持つグリースを直接製造するための方法
を提供するものである。また、米国特許第
2940930号はモノカルボン酸とジカルボン酸との
混合物から高滴点グリースを調製できることを教
示する。しかしながら、この特許に記載されるグ
リースを調製する際には、、グリコールを含ませ
ることも必要であつた。グリコールの存在は、そ
れがグリースを酸化しやすくし且つグリースの耐
水性をある用途には望ましくない程低くするの
で、望ましくないのである。本発明は、グリコー
ルを配合する必要性なしにヒドロキシ脂肪酸と脂
肪族ジカルボン酸との混合物からのグリースの製
造を可能にする。 もちろん、本発明のグリースの全石けん含量は
組成物をグリースコンシステンシーに増稠するの
に十分なものであり、そしてこれは普通には約2
〜約30重量%の範囲内で好ましくは約5〜20重量
%である。ジカルボン酸対ヒドロキシ脂肪酸の割
合は、ヒドロキシ脂肪酸1モル当りジカルボン酸
約0.2〜約1.0モルそして好ましくは約0.2〜0.8モ
ルの範囲内である。 本発明のグリースを調製する際に用いられるヒ
ドロキシ脂肪酸は約12〜24個又はより普通には約
16〜20個の炭素原子を有し、そしてこれは好まし
くはヒドロキシステアリン酸例えば9−ヒドロキ
シ、10−ヒドロキシ又は12−ヒドロキシステアリ
ン酸で、より好ましくは後者である。また、12−
ヒドロキシステアリン酸の不飽和形であつて9−
10位置に二重結合を有するリシノレイン酸も用い
ることができる。他のヒドロキシ脂肪酸として
は、12−ヒドロキシベヘン酸及び10−ヒドロキシ
パルミチン酸が挙げられる。 本発明のグリース中に使用されるジカルボン酸
は、2〜12個好ましくは4〜12個最も好ましくは
6〜10個の炭素原子を有する。かゝる酸として
は、しゆう酸、マロン酸、こはく酸、グルタル
酸、アジピン酸、スベリン酸、ペメリン酸、アゼ
ライン酸、ドデカン二酸及びセバシン酸が挙げら
れる。セバシン酸及びアゼライン酸が特に好まし
い。 本発明のグリース組成物を調製する際に用いら
れる潤滑油基材は、一般に使用される鉱油、合成
炭化水素油又は合成エステル油のどれであつても
よい。一般的には、これらの潤滑油は、210〓に
おいて約35〜200SUSの範囲内の粘度を有する。
グリースを調製する際に用いる鉱物性潤滑油基材
は、パラフイン系、ナフテン系及び混合基原油か
ら誘導されるすべての普通に精製された基油であ
つてよい。使用することのできる合成潤滑油とし
ては、ジ−2−エチルヘキシルセバケートの如き
二塩基性酸のエステル、テトラエチレングリコー
ルのC13オキソ酸ジエステルの如きグリコールの
エステル又は1モルのセバシン酸と2モルのテト
ラエチレングリコールと2モルの2−エチルヘキ
サノン酸とから形成されるものの如き錯エステル
が挙げられる。用いることのできる他の合成油と
しては、アルキルベンゼン例えばテトラプロピレ
ン又はエチレンとプロピレンとの共重合体による
ベンゼンのアルキル化からのアルキレート残油、
シリコーン油例えばエチルフエニルポリシロキサ
ン、メチルポリシロキサン等、ポリグリコール油
例えばブチルアルコールをプロピレンオキシドで
縮合することによつて得られるもの、カーボネー
トエステル例えばC8オキソアルコールをエチル
カーボネートと反応させて半エステルを形成し次
いでそれをテトラエチレングリコール等と反応さ
せることによつて得られる生成物の如き合成炭化
水素が挙げられる。他の適当な合成油としては、
ポリフエニルエーテル例えば約3〜7個のエーテ
ル結合及び約4〜8個のフエニル基を有するもの
が挙げられる(米国特許第3424678号のカラム3
を参照)。 本発明に従つて極めて高い滴点を持つグリース
を得るためには、潤滑油とC12〜C24ヒドロキシ脂
肪酸のリチウム石けんとの混合物を先ず調製し次
いでこの混合物にC2〜C12脂肪酸ジカルボン酸を
加え、そしてこれを、ジカルボン酸のリチウム石
けんとヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんとの間
の錯体の形成を確実にする条件下にそのジリチウ
ム石けんに転化せしめる。脂肪族ジカルボン酸を
ヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんの存在下にリ
チウム塩基で中和しつつあるときには、2つの競
争反応が起りつゝあることを示す徴候がある。こ
れらの反応のうちの1つでは、ジカルボン酸又は
そのモノリチウム石けんはヒドロキシ脂肪酸のリ
チウム石けんの結晶格子に組み入れられ、これに
よつてそ構造は変更される。第二の競争反応は、
ジカルボン酸のそのジリチウム石けんへの転化で
ある。実験によれば、所望の錯体を得るためには
第一反応が第二反応よりも迅速に起るような条件
を維持しさえすればよいことが示される。反応の
相対速度を制御する主な因子としては、リチウム
塩基を加えてジカルボン酸をそのジリチウム石け
んに転化させるときの反応温度及び速度が挙げら
れる。かくして、水酸化リチウムの水溶液による
ジカルボン酸の中和の場合には、もし反応を約
190〓よりも低く例えば175〓で行うならば、錯化
反応は中和反応と比較して比較的遅く、そして高
滴点グリースを調製するためには水酸化リチウム
を極めてゆつくりと即ち長時間にわたつて段階的
に加えることが必要である。約215〓以上では、
錯化反応はずつと急速であり、そして特に潤滑油
とヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんとの混合物
に脱水処理を施したときには錯化反応に干渉する
のに十分なだけ急速な速度で水酸化リチウムる加
えることは実質上不可能である。 錯体を形成するのに好ましい条件としては、
175〜240〓、より好ましくは190〜240〓、最も好
ましくは210〜230〓の反応温度が挙げられる。ま
た、錯体の形成を促進するためには、次の工程の
うち少なくとも1つ、即ち(1)ジカルボン酸をその
ジリチウム石けんに転化する前にヒドロキシ脂肪
酸のリチウム石けんを実質上脱水すること及び、
(2)リチウム塩基の段階式添加によつてジカルボン
酸をそのジリチウム石けんに転化すること、を用
いるのが望ましい。 ヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんは予め形成
して潤滑油媒体中に分散させ得るけれども、ヒド
ロキシ脂肪酸をリチウム塩基(これは一般には水
酸化リチウムである)で中和させることによつて
潤滑油中のその場所で該石けんを調製することが
一般にはより好都合である。石けんをその場所で
調製するときの通常の操作は、最終グリースに最
終的に配合しようとする潤滑油基材の全量の約1/
4〜約1/2をグリース釜に仕込み次いでヒドロキシ
脂肪酸を加えることである。脂肪酸と油との混合
物は、溶解作用を生ぜしめるのに十分なだけ例え
ば約180〜200〓で加熱される。次いで、水酸化リ
チウムの濃水溶液を普通には酸を中和するのに必
要とされる量よりも僅かに過剰の量で加えられる
が、この段階においての温度は通常約200〜210〓
である。この段階における水酸化リチウムの添加
速度は厳密なものではないけれども、グリースプ
ラントにおける設備によつてこれは30分〜約2時
間を必要としよう。この段階においてはジカルボ
ン酸の添加及びその後のジリチウム石けん、の中
和を行うことが可能であるけれども、ジカルボン
酸の完全中和を生ぜしめる前に2種の石けんの互
いの錯化を確実にするように中和を極めてゆつく
り又は段階式に行うことが必要である。従つて、
ヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんをその場所で
製造したときには、ジカルボン酸の添加及びその
ジリチウム石けんへの転化を進める前に、潤滑油
とヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんとの混合物
の温度を先ず約250〜300〓の範囲内に上げて該混
合物の実質的な脱水即ち水の70〜100%の除去を
生ぜしめることが好ましい。この段階における実
質的な脱水はジカルボン酸の中和の間にその後の
錯化反応を促進することも分つた。実質的な脱水
を行つた後、混合物はできるだけ迅速に好ましく
は約230〜240〓に冷却されるが、この冷却速度は
主として時間を節約するためである。もちろん、
この段階においてより低い温度への冷却は可能で
あるが、しかしそれは通常必要でない。次いで、
ジカルボン酸を加え、混合物を短時間例えば10分
間撹拌して混合物全体に適当な分散を生ぜしめ、
次いで水酸化リチウムの濃水溶液を加えてジカル
ボン酸をそのジリチウム石けんに転化させる。通
常、この段階で加えられる水酸化リチウムの量
は、ジカルボン酸の両酸基を中和するのに理論的
に必要とされる量よりも僅かに過剰である。水酸
化リチウムの添加の間(通常、約30分〜2時間を
要する)、温度は普通には約210〜230℃好ましく
は約220〜230〓の範囲内に保たれる。水酸化リチ
ウムの水溶液からの水並びに反応で生じる水の蒸
発によつて生ぜしめられる冷却効果のために、十
分な熱を供給するという条件がつけば、約220〜
230〓の温度の維持が最つとも自動的である。 水酸化リチウムの全部を加えてジカルボン酸の
中和を完了させた後、グリース混合物の温度を上
昇させて脱水を行なう。通常、これは約280〜300
〓で行われる。グリース混合物の脱水後、温度を
更に約380〜400〓に上げそしてそれをそのレベル
で最適な石けん分散及び向上した収率を確保する
ように約10分〜1時間維持するのが好ましい。
380〜400〓へのこの温度上昇は、時間を節約し且
つ酸化を最少にするようにできるだけ迅速に行わ
れる。次いで、石けん材料はできるだけ迅速に冷
却されるが、この冷却は残りの量の潤滑油を混合
物中に配合することによつて補助される。混合
は、グリースが周囲温度に達するまで続けること
ができる。温度が約150〓に低下されたときに、
グリースに望まれる他のグリース添加剤を配合す
ることができる。次いでもしグリースを慣用グリ
ースミルに通すと、グリースは収率及び外観が幾
分向上され得る。適当なグリースミルとしては、
モアハウスミル(Morehouse−mill)、チヤーロ
ツテミル(Charlotte)及びガウリンホモジナイ
ザー(Gaulin homogenizer)、が挙げられる。 たいていの場合にはヒドロキシ脂肪酸石けん又
はジカルボン酸石けんのどちらかを形成する際に
使用される水酸化リチウムは飽和水溶液としてグ
リース釜に最つとも都合よく導入されるけれど
も、乾燥水酸化リチウムを使用することも可能で
ある。しかしながら、通常、平均的なグリース製
造プラントは水酸化リチウムをその形態で都合よ
く取扱うのに適当な設備を有しない。 通常、石けん形成段階の各々の間には酸の完全
中和に理論的に必要とされる量よりも僅かに過剰
の水酸化リチウムが使用されるが、この過剰は水
酸化ナトリウムとして表わされた遊離アルカリの
約0.2〜0.4重量%の範囲内である(ASTMD−
128)。しかしながら、これは本発明の臨界的な面
ではない。と云うのは、本発明の方法によつて石
けんが極めて僅かに酸側にあつてよいところの高
滴点グリースを作ることも可能であるからであ
る。 ヒドロキシ脂肪酸石けんの形成は、ジカルボン
酸石けんを製造する前に行われるべきであること
を理解されたい。もしこの工程を逆にすると、望
ましくないグリースがもたらされよう。 本発明の実施例 次の態様で、本発明に従つてグリースを調製し
た。 LCT−20基油として確認される基油(これ
は、100〓における315SUSの粘度及び67のVIを
有する溶剤精製しそしてハイドロフアイニングし
たナフテン系留出油であつた)333gをグリース
釜に仕込んだ。次いで、この油中に70g(0.233
モル)の12−ヒドロキシステアリン酸を温和な加
熱下に溶解させ次いで0.24モルの水酸化リチウム
を含有する濃水溶液を除々に加えると、この間に
温度は230〓に上昇した。水酸化リチウムの添加
後、温度を迅速に300〓に上昇させて石けん材料
を実質上脱水させた。次いで、混合物を迅速に約
205〓に冷却させた後に、24.13g(0.128モル)
のアゼライン酸を加えた。混合物を約10分間撹拌
した後、0.28モルの水酸化リチウムを含有する水
溶液を除々に加えてアゼライン酸をけん化する
と、その間に温度は230〓に上昇した。水酸化リ
チウムの添加は約45分を要した。水酸化リチウム
の全部を添加した時に、温度を300〓に上昇させ
そしてそれを1時間保持して脱水を完全にした。
次いで温度を迅速に390〓に上昇させ、そこでそ
れを約20分間保つた。しかる後、石けん材料を急
速に冷却しそして追加的な184gのLCT−20基油
及び316gのパラフイン系油を加えた。これらの
加えられた油部分は周囲温度にあり、かくして混
合物の急速な冷却に寄与した。このパラフイン系
油は、フエノール抽出及び十30〓流動点への溶剤
脱ワツクスによつてパラフイン系留出油から誘導
され、そして75の粘度指数及び210〓における
155SVSの粘度を有していた。グリースが約150〓
に冷却するまで撹拌を続け、そしてこの時にそれ
を慣用グリースミルで混練しそして室温に冷却さ
せた。最終グリースは、625〓の滴点及び77〓に
おける266ASTM単位の針入度を有していた。グ
リースの収率は10.1%であつた。グリース業界で
はよく理解されているように、最終グリースの全
重量の百分率として表わされる酸の全使用重量は
収率と称される。 比較例 1つの場合には本発明に従つた操作を用いてグ
リース組成物を調製したが、この場ではヒドロキ
システアリン酸リチウムを基油中で形成した後
に、混合物をアゼライン酸の添加次いでのジカル
ボン酸のそのジリチウム石けんへの転化前に300
〓に加熱して実質上完全な脱水を生ぜしめた。比
較の調製では、アゼライン酸を加えそしてそのジ
リチウム石けんに転化する前に石けん材料を全く
脱水させなかつた。各成分の割合は、2つの場合
において同じで次の如くであつた。
【表】 本発明に従つた調製は次の如くであつた。 グリース釜に基油を仕込み、そしてその油を約
180〓に加熱した後にそれに12−ヒドロキシステ
アリン酸を加えた。基油は、上に記載したLCT
−20基油であつた。次いで12−ヒドロキシステア
リン酸を約180〜200〓で水酸化リチウム28.25g
の熱飽和水溶液で中和し、次いで混合物を300〓
に1時間加熱することによつて脱水した。次いで
混合物を約230〓に冷却し、そしてアゼライン酸
を加えて数分間撹拌した。次いで水酸化リチウム
の第二部分(即ち31.5g)を熱飽和水溶液として
加えたが、混合物の温度は約215〜230〓に維持さ
れた。次いでグリースを300〓に加熱することに
よつて脱水した後、温度を390〓に上げ、それを
約30分間保つた。この段階において、示差熱分析
(これは、斯界に周知の操作である)によつて融
解潜熱を測定するために試料を採取した。 12−ヒドロキシステアリン酸を上記と同じ態様
で180〜200〓において水酸化リチウムで中和した
がしかしヒドロキシステアリン酸リチウムと油と
の得られた混合物には脱水工程を施こさないの
で、第二のグリース(比較グリースA)を調製し
た。その代わりに混合物を約210〓に加熱し、ア
ゼライン酸を加えて10分間撹拌し、そして水酸化
リチウムの第二部分(31.5g)を熱飽和水溶液と
して加えた。水酸化リチウムの全部を加えた後、
グリース混合物の温度を300〓に上昇させて実質
上完全な脱水を生ぜしめ、しかる後に混合物を
390〓に加熱しそしてそれを上記の調製における
ようにして30分間保つた。この段階において、示
差熱分析によつて融解潜熱を測定するために試料
を採取した。 上記の如くして調製した2つのグリースに融解
潜熱測定を施し、そしてそれらの滴点も測定し
た。得られた結果を以下に示す。
【表】 上記結果から、本発明に従つて調製したグリー
スは、中間体脱水工程を行わずに且つ錯体形成を
促進するように段階式態様でアゼライン酸の中和
を生ぜしめる試みを行わないで調製したグリース
Aよりも高い滴点及び低い融解潜熱を有している
ことが分る。 ヒドロキシステアリン酸リチウムを唯一のグリ
ース増稠剤として用いてもう1つの比較グリース
Bを調製した。このグリースは次の成分を有して
いた。
【表】 このグリースを作るのに用いた操作は、上記の
比較調製における第一工程と実質上同じであつ
た。即ち、熱い基油に12−ヒドロキシステアリン
酸を約180〓で加えそして約180〜200〓で水酸化
リチウムの熱飽和水溶液で中和した。グリースを
300〓への加熱によつて脱水した後、示差熱分析
のための試料を取出した。グリースBについての
融解潜熱は7.83カロリー/gであつた。 上記の比較例によれば、本発明に従つて製造し
たグリースの場合には12−ヒドロキシステアリン
酸とアゼライン酸ジリチウムとの間に相互反応が
起こりそしてアゼライン酸ジリチウムが12−ヒド
ロキシステアリン酸リチウムの結晶格子に組み入
れられた状態になつてその結晶構造が変更され且
つ融解潜熱が下げられた徴候があることが示され
ている。本発明に従つて製造されない、即ち、条
件が錯体の形成を促進するようなものでない場合
のヒドロキシステアリン酸リチウム−アゼライン
酸ジリチウムグリース(比較グリースA)の場合
には、融解潜熱は6.79cal/gであつて、これはヒ
ドロキシステアリン酸リチウム増稠剤だけを含有
する比較グリースBの場合よりも極く僅かに低い
ものである。かくして、こゝでアゼライン酸ジリ
チウムがヒドロキシステアリン酸リチウムの結晶
格子に影響を与なかつたことが明らかである。ア
ゼライン酸ジリチウムそれ自体は500〓よりもか
なり上まで融解せず、かくしてアゼライン酸ジリ
ニウムの融解潜熱は関係しないことを理解された
い。 また、本発明のグリース組成物は、当業者によ
つて理解されるように種々の他の添加剤を含有す
ることもできる。かゝる添加剤としては、限定す
るものではないが、染料−フエニル−α−ナフチ
ルアミンの如き酸化防止剤、ジノニルナフタリン
スルホン酸バリウムの如き錆止め添加剤、臭気変
更剤、粘着性付与剤、極圧添加剤及び類似物が挙
げられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多割合の潤滑油及びグリース増稠的割合の(a)
    C12〜C24ヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんと(b)
    C2〜C12脂肪族ジカルボン酸のリチウム石けんと
    の組合せ物を含み、しかも前記(a)1モル当り0.2
    〜1モルの前記(b)が存在する高滴点潤滑グリース
    の製造法において、 潤滑油とC12〜C24ヒドロキシ脂肪酸のリチウム
    石けんとの混合物を調製し、この混合物にC2
    C12脂肪族ジカルボン酸を加え、次いで前記混合
    物を175〜240〓の範囲内に加熱しながら該混合物
    に前記ジカルボン酸をそのジリチウム石けんに転
    化するのに十分なリチウム塩基を段階的に添加
    し、これによつて(a)と(b)との間で錯体を形成させ
    る、各工程を含む高滴点潤滑グリースの製造法。 2 多割合の潤滑油及びグリース増稠的割合の(a)
    C12〜C24ヒドロキシ脂肪酸のリチウム石けんと(b)
    C2〜C12脂肪族ジカルボン酸のリチウム石けんと
    の組合せ物を含み、しかも前記(a)1モル当り0.2
    〜1モルの前記(b)が存在する高滴点潤滑グリース
    の製造法において、 潤滑油とC12〜C24ヒドロキシ脂肪酸との混合物
    にリチウム塩基を添加して該脂肪酸のリチウム石
    けんを潤滑油中のその場所で形成し、得られた石
    けん組成物を実質上脱水し、この脱水した石けん
    組成物にC2〜C12脂肪族ジカルボン酸を加え、次
    いで前記混合物を175〜240〓の範囲内に加熱しな
    がら該混合物に前記ジカルボン酸をそのジリチウ
    ム石けんに転化するのに十分なリチウム塩基を段
    階的に添加し、これによつて(a)と(b)との間で錯体
    を形成させる、各工程を含む高滴点潤滑グリース
    の製造法。
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