JPS6142100B2 - - Google Patents

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JPS6142100B2
JPS6142100B2 JP8556679A JP8556679A JPS6142100B2 JP S6142100 B2 JPS6142100 B2 JP S6142100B2 JP 8556679 A JP8556679 A JP 8556679A JP 8556679 A JP8556679 A JP 8556679A JP S6142100 B2 JPS6142100 B2 JP S6142100B2
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JP
Japan
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negative pressure
diaphragm
pressure chamber
rod
operating rod
Prior art date
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Application number
JP8556679A
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English (en)
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JPS5612038A (en
Inventor
Osamu Takii
Sadao Okamoto
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP8556679A priority Critical patent/JPS5612038A/ja
Publication of JPS5612038A publication Critical patent/JPS5612038A/ja
Publication of JPS6142100B2 publication Critical patent/JPS6142100B2/ja
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  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は始動用気化器を自動的に開閉作動さ
せる制御装置に関する。
通常、始動用気化器は霧化効率の良くない低温
時に、燃焼室へ濃い混合気を供給するために使用
される。したがつて、機関の温度が一定値以上に
達すると使用を停止し、また、始動時における機
関の温度が一定値以上の場合は、本来的に使用す
る必要はないものである。
このため、従来から機関の温度を検知して始動
用気化器を自動的に開閉作動させる制御手段が開
発されている。すなわち、この種の自動制御型の
ものは、吸気通路などの負圧発生源とダイアフラ
ムで構成された圧力室とを結ぶ通路に、機関の温
度を検知して開閉作動する熱応動開閉弁を設け、
圧力室に作用する負圧に応じたダイアフラムの変
動を、スタータプランジヤに伝えることで、始動
用燃料通路を開閉している。
ところで、この種熱および負圧応動型の自動制
御装置としては、常開タイプと常閉タイプとが知
られている。常開タイプは、機関の温度が一定値
以上で本来的に始動用気化器を必要としない場合
でも、始動の瞬間には混合気が供給されるから不
経済であるなどの問題があり、また、常閉タイプ
は始動時に若干の時間的遅れを生じるので、常開
タイプのような不具合はないが、作動の時間的遅
れが始動タイミングを狂わせる場合があつた。
この発明はこのような事情にもとづきなされた
もので、常閉タイプの始動用気化器において、機
関の停止時にはいかなる状態でも始動用燃料通路
を閉止することができるとともに、負圧応動特性
も高めることができ、安全でかつ始動を確実かつ
円滑に行なえ、しかも、構成も簡単な始動用気化
器の自動制御装置を提供しようとするものであ
る。
すなわち、この発明は上記目的を達成するた
め、始動用燃料通路を開閉するスタータプランジ
ヤに作動杆を連結し、この作動杆の一端が往復動
可能に導入されるダイアフラムケース内を、仕切
壁によつて作動杆の軸方向に沿つて二室に仕切る
とともに、この仕切壁の両側に、仕切壁で仕切ら
れた室をさらに作動杆の軸方向に沿つて区画する
第1のダイアフラムと第3のダイアフラムとを配
置し、この第1のダイアフラムに作動杆の一端を
連結する一方、第3のダイアフラムには上記仕切
壁を遊びを以て貫通して上記作動杆の一端に接離
可能に対向し、この作動杆の一端を受ける押圧杆
を設け、かつ、上記仕切壁に、押圧杆の貫通部分
を第1のダイアフラム側から気密に覆うととも
に、作動杆の一端に連なる第2のダイアフラムを
張設することにより、仕切壁を挟んだ両側に、作
動杆が導入された第1の負圧室と押圧杆が導入さ
れた第2の負圧室とを区画形成し、上記第1およ
び第3のダイアフラムは受圧面積を等しく形成す
るとともに、第2のダイアフラムは第1および第
3のダイアフラムに比べて受圧面積を小さく形成
し、さらに、これら第1および第3のダイアフラ
ムは、上記第1および第2の負圧室内に収容した
コイルばねを介して上記作動杆と押圧杆とが離間
する方向に互いに逆向きに押圧付勢するととも
に、この第1のダイアフラムを押圧するコイルば
ねは、第3のダイアフラムを押圧するコイルばね
よりも押圧付勢力を大きく設定し、かつ、上記第
1および第2の負圧室は夫々負圧発生源に連通さ
せ、この第1の負圧室と負圧発生源とを結ぶ通路
には、第1の負圧室から負圧発生源に向う気体の
流れのみを許容して機関の始動に伴い負圧発生源
に負圧が発生した際に第1の負圧室内に負圧を導
入する逆止弁を設け、第2の負圧室と負圧発生源
とを結ぶ通路には、機関の温度が予め設定された
値に達した際に開操作されて第2の負圧室に負圧
を導入する常閉形の熱応動制御弁を設け、機関の
温度が所定温度に達しない状態での始動時には、
逆止弁を介して第1の負圧室にのみ負圧を導入し
て第1のダイアフラムをコイルばねの付勢力に抗
して第2の負圧室側に変形させ、上記作動杆を第
1の負圧室内に引き込んでスタータプランジヤを
開作動させるとともに、機関の温度が所定温度を
上回つた状態での始動時には、熱応動制御弁を介
して第2の負圧室にも負圧を導入して上記負圧に
より第1ないし第3のダイアフラムに生じる変位
力を互に相殺せしめ、上記第1のダイアフラムを
コイルばねの付勢力により第1の負圧室から押し
出してスタータプランジヤを閉動作させることを
特徴とする。
以下この発明の一実施例を図面にもとづき説明
する。
図面は自動二輪車に搭載される4サイクルエン
ジンの気化器に適用した場合を示し、1は可変ベ
ンチユリー形気化器、2は吸気通路、3はこの吸
気通路2内に進退するピストン弁、4はこのピス
トン弁3に垂下されたジエツトニードル、5はフ
ロート室である。フロート室5には吸気通路2に
開口されたメイン燃料系としてのニードルジエツ
ト(図示しない)が設けられ、このニードルジエ
ツトは上記ジエツトニードル4が進退されて吸気
通路2内へ吸い出される燃料量が制御される。
また、6は前記ピストン弁3の上端に固定され
たダイアフラムであり、このダイアフラム6の周
縁部は気化器本体1aとカバー7との衝合面に挟
持され、このダイアフラム6はその上下に形成さ
れた負圧室8と大気圧室9との隔壁をなしてい
る。そして、ピストン弁3とカバー7との間に
は、圧縮コイルばね10が設けられ、ピストン弁
3を常時下方へ押圧付勢している。上記負圧室8
はピストン弁3の下端面に開口した負圧取入口1
1に連通しており、この負圧室8の内圧はピスト
ン弁3の下端面と吸気通路2の内面とで形成され
るベンチユリー部を通る吸気の流速に対応した負
圧となる。
一方、大気圧室9は、ピストン弁3の上流側の
図示しないエアクリーナに開口した大気取入口1
2に連通している。したがつて、ピストン弁3は
負圧室8と大気圧室9との差圧により、吸気流速
に応じて上下動されることになり、これによりベ
ンチユリー部の開口面積が変化される。
また、13は上記ピストン弁3の下流側に位置
して吸気通路2に設けられたバタフライ形の絞り
弁であり、スロツトル操作により回動されて吸気
通路2の開口面積を変化させる。この絞り弁13
の近傍には図示しないスロー燃料系のポートが開
口されるとともに、下流側にはスタータ系燃料供
給ポート14が開口されている。このスタータ系
燃料供給ポート14は始動用気化器20に接続さ
れており、以下この始動用気化器20について第
2図を加えて説明する。
21は気化器本体1aに形成された混合室であ
り、この混合室21内にはスタータプランジヤ2
2が進退可能に挿入されている。このプランジヤ
22には気化器本体1aの外部へ導出された操作
杆23と、内部へ突出した突起24とが一体に形
成されている。混合室21は前記操作杆23が貫
通するキヤツプ25およびシール26で閉塞され
ており、かつこの混合室21の底部には前記突起
24が進入する係入孔27が形成されている。こ
の係入孔27は燃料通路28を介してフロート室
5に連通している。すなわち、燃料通路28の下
部はエマルジヨンパイプ29を介してフロート室
5内に形成されたエマルジヨン室30内に延び、
このエマルジヨン室30内の燃料に浸漬されてい
る。エマルジヨンパイプ29の下端開口にはイン
ナジエツト31が設けられ、また、エマルジヨン
室30の下端の燃料導入路には、アウタジエツト
32が設けられている。エマルジヨン室30とフ
ロート室5の内部とは、燃料液面よりも上方に位
置して設けられた通気孔33で連通されており、
この通気孔33を介してブリードエアがエマルジ
ヨン室30に流入される。
そして、前記混合室21は通気孔34を介して
前記大気圧室9に連通しているとともに、混合気
通路35を介して前記スタータ系燃料供給ポート
14に連通している。
一方、前記スタータプランジヤ22の操作杆2
3は、自動制御装置40に連結されている。この
自動制御装置40は第2図に示されており、41
は矢印A方向へ進退自在な連動杆であり、連結ア
ーム42を介して上記操作杆23に連結され、こ
の操作杆23を一体的に進退させる。上記連動杆
41はスコツトラツセル(Scott Russel)の機構
43を介して作動杆44に連結されている。スコ
ツトラツセルの機構43は、連動杆41と作動杆
44との間をリンク45で連結し、このリンク4
5の中間点(l1=l2)に他のリンク46を連結し、
このリンク46は固定子47に枢支されている。
この際l1=l2=l3の関係を有し、連動杆41と作
動杆44とを互に直角方向の直線運動に作動させ
るものである。
ところで、上記作動杆44はダイアフラムケー
ス50内に往復動可能に導入されている。このダ
イアフラムケース50は中空筒状のケース本体5
1と、このケース本体51の上下両端部に被着さ
れた上カバー52および下カバー53との三分割
構造をなし、このようなダイアフラムケース50
内は、仕切壁54によつて作動杆44の軸方向に
沿つて上下二室に仕切られている。そして、ケー
ス本体51と下カバー53との間には、第1のダ
イアフラム55の周縁部が挾着されている。この
第1のダイアフラム55は仕切壁54の下側の室
を作動杆44の軸方向に沿つて上下に気密に区割
しており、この第1のダイアフラム55の中央部
に上記下カバー53を貫通した作動杆44の一端
部が連結され、かつこの作動杆44の一端部は第
1のダイアフラム55を貫通している。また、ケ
ース本体51と上カバー52との間には、第3の
ダイアフラム58の周縁部が挾着されており、こ
の第3のダイアフラム58は仕切壁54の上側の
室を、作動杆44の軸方向に沿つて上下に気密に
区割している。この第3のダイアフラム58の中
央部には、押圧杆59が連結されている。押圧杆
59は仕切壁の中央部に開設した通孔54aを遊
びをもつて貫通しており、その先端が仕切壁54
の下側の室に導出されて、作動杆44の一端部に
対し同軸的に対向されている。
仕切壁54の下面には、第2のダイアフラム5
6の周縁部が被着されている。この第2のダイア
フラム56は押圧杆59の貫通部分を第1のダイ
アフラム55側から気密に覆つており、その中央
部には上記作動杆44の一端部と押圧杆59の先
端部との間に同軸的に位置するとともに、これら
両杆44および59に対して接離する補助杆57
が固定されている。したがつて、ダイアフラムケ
ース50内においては、仕切壁54と第1のダイ
アフラム55との間に、作動杆44が収容される
第1の負圧室64が形成されるとともに、仕切壁
54と第3のダイアフラム58との間に押圧杆5
9が収容される第2の負圧室65が形成され、こ
れら両負圧室64,65は仕切壁54を挟んだ上
下両側に位置している。
なお、第2のダイアフラム56と仕切壁54と
の間に形成される空間は、仕切壁54に開設した
連通孔60を介して第2の負圧室65に連通して
おり、このため、実質的にこの空間も第2の負圧
室65となつている。
またこの場合、第1のダイアフラム55と第3
のダイアフラム58とは受圧面積が等しく形成さ
れているが、第2のダイアフラム56はこれら第
1および第3のダイアフラム55および58に比
べて受圧面積が小さく形成されている。そして、
第1および第2の負圧室64,65内には、第1
および第3のダイアフラム55,58を互に逆向
き、つまり作動杆44と押圧杆59とが離間する
方向に押圧付勢するコイルばね67,68が収容
されており、この第1のダイアフラム55を押圧
するコイルばね67は、第3のダイアフラム58
を押圧するコイルばね68に比べて押圧付勢力が
大きく設定されている。
なお、上記第1のダイアフラム55と下カバー
53との間には第1の大気圧室63が形成される
とともに、第3のダイアフラム58と上カバー5
2との間には第2の大気圧室66が形成され、こ
れら両大気圧室63,66は、各カバー53,5
2に開設した大気開放口61,62を介して大気
中に通じている。
一方、上記第1の負圧室64は通路70を介し
て逆止弁71に連結され、この逆止弁71は他の
通路72により、機関の負圧発生源、たとえば吸
気通路2における絞り弁13の下流に開口された
負圧取入口73に連通されている。上記逆止弁7
1は第1の負圧室64から吸気通路2に向う気体
の流れのみを許容するものであり、本実施例の場
合は第3図に示されるように、ゴムなどの弾性材
料からなる笠バルブ74によつて弁孔75…を開
閉する構成となつている。そして、この逆止弁7
1は機関の始動に伴つて吸気通路2に負圧が発生
すると、笠バルブ74が変形して弁孔75…を開
き、第1の負圧室64内に負圧を導入するように
なつている。
また、第2の負圧室65は通路76を介して熱
応動開閉弁77に連通されており、この熱応動開
閉弁77は上記逆止弁71を介して通路72に連
通されている。熱応動開閉弁77はバイメタル式
熱応動弁(B.V.S.V)であつて、たとえば機関の
シリンダ外壁に取着されており、60℃未満の温度
ではバイメタル弁77aが通路76を閉止し、60
℃以上の温度に達すると、バイメタル弁77aが
熱変形して通路76を開き、第2の負圧室65内
にも吸気通路2内の負圧を導入するようになつて
いる。
なお、上記逆止弁71と熱応動開閉弁77はユ
ニツト化されているものであり、78は圧力調整
用オリフイスである。また、通路76はそれぞれ
他の逆止弁79,80を介して大気および通路7
2に連通されており、これら逆止弁79,80は
夫々第2の負圧室65の圧力調整をなすものであ
る。
以上の構成にもとづく実施例の作用について説
明する。
機関を運転していない場合は、吸気通路2に空
気の流れがないので負圧が発生せず、第1の負圧
室64は略大気圧となつている。したがつて、第
1のダイアフラム55は第2図に図示されている
ように、コイルばね67によつて押し下げられて
おり、このため作動杆44は矢印B方向とは逆方
向へ押し下げられている。この結果、連動杆41
もスコツトラツセルの機構43によつて矢印A方
向とは逆方向へ移動されているので、スタータプ
ランジヤ22は図示の通り混合室21を閉じてい
る。このことから、この始動用気化器20は機関
の非運転時には閉塞され、いわゆる常閉タイプと
なつている。
つぎに、機関温度が60℃未満の低温時に始動す
る場合について説明する。機関の温度が低いとき
には、熱応動開閉弁77が通路76を閉塞してい
る。この状態でキツクペダルなどにより機関を始
動させると、吸気通路2に吸気流が発生するの
で、負圧取入口73に負圧が発生する。そして、
この負圧によつて逆止弁71が開かれ、第1の負
圧室64が負圧となる。この第1負圧室64に発
生する負圧は、 (第1のダイアフラム55の受圧面積×負圧)
>(コイルばね67の押圧力)+(第2のダイアフ
ラム56の受圧面積×負圧) の関係になると、第1のダイアフラム55を上方
に撓み変形させる。なお、この時、第2の負圧室
65は、上記熱応動開閉弁77の閉止によつて略
大気圧となつており、このため、第3のダイアフ
ラム58はこの大気圧とコイルばね68の押圧力
によつて上方に伸び切つた状態となるから、押圧
杆59は上昇されている。
したがつて、第1のダイアフラム55の上方へ
の変形にもとづき、作動杆44は矢印B方向へ移
動し、この作動杆44は補助杆57を介して押圧
杆59に当つて停止される。
このような作動杆44の矢印B方向の変位は、
スコツトラツセルの機構43を介して連動杆41
の矢印A方向の移動に変換され、この連動杆41
の移動により、連結ロツド42を介して操作杆2
3が矢印A方向へ引かれるので、スタータプラン
ジヤ20は相像線で示されるように後退して混合
室21を開く。混合室21が開かれると、通気孔
34とスタータ系燃料供給ポート14とが連通
し、このスタータ系燃料供給ポート14には吸気
通路2内の吸気流による吸入負圧が作用している
から、通気孔34からポート14に向つて空気流
が発生する。この空気流は燃料通路28の混合室
21側開口に負圧を発生させ、よつて、フロート
室5に連なるエマルジヨン室30から、燃料を吸
い上げて混合室21に供給する。この燃料は混合
室21で霧化され、混合気通路35を経てスター
タ系燃料供給ポート14から吸気通路2内へ供給
される。このスタータ系混合気は、ベンチユリー
部によつて供給されるメイン系混合気に混合され
て濃い混合気となり、機関の燃焼室へ送られるの
で、始動が確実に行われることになる。
このようにして始動が行われたのち暖機運転が
行われるものであるが、機関の温度が60℃以上に
達すると、熱応動開閉弁77が熱変形により反転
し、通路76を開く。すると、この通路76は逆
止弁71を介して吸気通路2に連通されるので、
第2の負圧室65は第1の負圧室64と等しい負
圧となる。この状態に至ると、第1のダイアフラ
ム55と第3のダイアフラム58は受圧面積が互
に等しいので、上記負圧の導入によつて第1のダ
イアフラム55と第3のダイアフラム58に生じ
ている変位力が互に相殺され、かつ同時に第2の
ダイアフラム56の上下面に加わる圧力も相殺さ
れるので、中立状態になる。そして、この場合、
第1のダイアフラム55を押圧するコイルばね6
7は、第3のダイアフラム58を押圧するコイル
ばね68に比べて押圧力が大きいので、結局、第
1のダイアフラム55は押し下げられて第2図実
線の位置に復帰する。
したがつて、作動杆44、スコツトラツセルの
機構43および連動杆41も復帰し、スタータプ
ランジヤ22は混合室21を閉止する。このた
め、スタータ系燃料供給ポート14からの混合気
の供給が自動的に停止される。
また、上述の如き暖機運転中において、暖機が
終了しない状態、つまり機関の温度が60℃に達し
ないうちに、機関を停止させると、逆止弁71に
負圧が作用しなくなるので、逆止弁71が閉止
し、第1の負圧室64内が大気圧に復帰する。こ
のため、第1のダイアフラム55はコイルばね6
7の付勢力によつて強制的に押し下げられるの
で、上述と同様にしてスタータプランジヤ22が
混合室21を閉止し、スタータ系燃料供給ポート
14からの混合気の供給が停止される。
なお、再始動時などのように、機関の温度が60
℃以上であるときに始動する場合には、熱応動開
閉弁77は開いているから、第1および第2の負
圧室64および65とも同圧となり、したがつ
て、第1のダイアフラム55は上昇しないから、
始動用気化器20は作動しない。しかしながら、
このような高温時には本来的に霧化特性が良好で
あるので、始動用気化器20を使用しなくても始
動性が損なわれることはない。
また、逆止弁79は、熱応動開閉弁77が閉止
されているときに、第2の負圧室65が温度上昇
による空気膨張を生じて大気圧以上に達した場合
に、これを大気に逃がして第2の負圧室65を大
気圧に保つものである。そしてまた、逆止弁80
は上記とは逆に、熱応動開閉弁77が閉止されて
いるときに、第2の負圧室65が温度低下により
大気圧以下になつた場合に圧力を上げるためのも
のであり、特に機関の運転を停止したとき吸気通
路2が大気圧になるから、この第2の負圧室65
を大気圧に戻し、再使用に備えるものである。
このような本発明の一実施例によれば、機関の
停止時には、機関の温度に関係なく常にスタータ
プランジヤ22が燃料通路28を閉止する位置に
復帰し、スタータ系燃料供給ポート14からの混
合気の供給を停止するので、安全であるととも
に、特に暖機途中で機関を停止させた後、再始動
する場合のように、機関がある程度暖まつた状態
で始動させる場合に、急激に濃い混合気が供給さ
れずに済む。
したがつて、回転数の急激な上昇を防止できる
とともに、再始動時の混合気が過濃となることも
なく、始動を確実に行うことができる。
また、上記構成においては、押圧杆59の貫通
部分の気密を、仕切壁54に被着した第2のダイ
アフラム56によつて確保しているので、Oリン
グ等の如き摺接によつて気密を保つシール部材は
不用となり、摩擦抵抗を伴なわない。このため、
機関の温度が60℃以上に達して第3のダイアフラ
ム58が変形する場合にも、押圧杆59には動き
を妨げるような摩擦抵抗が生じないから、押圧杆
59および第3のダイアフラム58の負圧応答性
がきわめて敏感となる。したがつて、作動杆44
の復帰も迅速かつ確実に行なわれる。
また、この構成によれば、ダイアフラムケース
50内に3個のダイアフラムを設けるだけでよい
から、構成も簡単である。
なお、上記実施例においては、スタータプラン
ジヤ22の操作杆23と、ダイアフラムケース5
0に導入された作動杆44との間にスコツトラツ
セルの機構43を介装したが、スコツトラツセル
の機構43は相互に直角方向への動力伝達に有効
であるけれども、操作杆23と作動杆44とを同
一方向に移動するように連結することも可能であ
るから、実施例に制約されるものではない。
また、逆止弁79,80は、前述した通り第2
の負圧室65の圧力調整をなすものであるから必
ずしも使用することに限定されるものではない。
以上詳述した本発明によれば、機関の停止時に
は、機関の温度に関係なく常に始動用燃料通路を
閉止することができ、安全であるのは勿論、機関
がある程度暖まつた状態で再始動する場合でも、
回転数の急激な上昇を防止できるとともに、混合
気が過濃となることもなく、始動を確実に行うこ
とができる。
また、作動杆を受ける押圧杆の貫通部分の気密
は、第2のダイアフラムによつて確保されるか
ら、第3のダイアフラムや押圧杆の動きを拘束す
るようなOリング等のシール部材は不用となる。
したがつて、摩擦抵抗が伴なわないから、機関の
温度が設定値に達すると、第3のダイアフラムや
押圧杆は第2の負圧室に導入される負圧に応じて
敏感に作動するようになり、作動杆の復帰が迅速
かつ確実に行なわれる。
そしてまた、このものはダイアフラムケース内
に第1ないし第3のダイアフラムを設け、かつコ
イルばねを収容するだけであるから、構成が比較
的簡単であるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は気
化器を一部断面した側面図、第2図は始動用気化
器および制御装置を示す構成図、第3図は逆止弁
の詳細を示す断面図である。 1……可変ベンチユリー形気化器、2……吸気
通路、3……ピストン弁、5……フロート室、1
3……絞り弁、14……スタータ系燃料供給口、
20……始動用気化器、22……スタータプラン
ジヤ、28……燃料通路、35……混合気通路、
40……制御装置、44……作動杆、50……ダ
イアフラムケース、54……仕切壁、55……第
1のダイアフラム、56……第2のダイアフラ
ム、58……第3のダイアフラム、59……押圧
杆、64……第1の負圧室、65……第2の負圧
室、67,68……コイルばね、71……逆止
弁、77……熱応動開閉弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 燃料溜り室の燃料を吸気通路内に導く始動用
    燃料通路を、スタータプランジヤにて開閉する始
    動用気化器において、 上記スタータプランジヤに作動杆を連結し、こ
    の作動杆の一端が往復動可能に導入されるダイア
    フラムケース内を、仕切壁によつて作動杆の軸方
    向に沿つて二室に仕切るとともに、この仕切壁の
    両側に、仕切壁で仕切られた室をさらに作動杆の
    軸方向に沿つて区画する第1のダイアフラムと第
    3のダイアフラムとを配置し、この第1のダイア
    フラムに作動杆の一端を連結する一方、第3のダ
    イアフラムには上記仕切壁を遊びを以て貫通して
    上記作動杆の一端に接離可能に対向し、この作動
    杆の一端を受ける押圧杆を設け、かつ、上記仕切
    壁に、押圧杆の貫通部分を第1のダイアフラム側
    から気密に覆うとともに、作動杆の一端に連なる
    第2のダイアフラムを張設することにより、仕切
    壁を挾んだ両側に、作動杆が導入された第1の負
    圧室と押圧杆が導入された第2の負圧室とを区画
    形成し、上記第1および第3のダイアフラムは受
    圧面積を等しく形成するとともに、第2のダイア
    フラムは第1および第3のダイアフラムに比べて
    受圧面積を小さく形成し、さらに、これら第1お
    よび第3のダイアフラムは、上記第1および第2
    の負圧室内に収容したコイルばねを介して上記作
    動杆と押圧杆とが離間する方向に互いに逆向きに
    押圧付勢するとともに、この第1のダイアフラム
    を押圧するコイルばねは、第3のダイアフラムを
    押圧するコイルばねよりも押圧付勢力を大きく設
    定し、かつ、上記第1および第2の負圧室は夫々
    負圧発生源に連通させ、この第1の負圧室と負圧
    発生源とを結ぶ通路には、第1の負圧室から負圧
    発生源に向う気体の流れのみを許容して機関の始
    動に伴い負圧発生源に負圧が発生した際に第1の
    負圧室内に負圧を導入する逆止弁を設け、第2の
    負圧室と負圧発生源とを結ぶ通路には、機関の温
    度が予め設定された値に達した際に開操作されて
    第2の負圧室に負圧を導入する常閉形の熱応動制
    御弁を設け、機関の温度が所定温度に達しない状
    態での始動時には、逆止弁を介して第1の負圧室
    にのみ負圧を導入して第1のダイアフラムをコイ
    ルばねの付勢力に抗して第2の負圧室側に変形さ
    せ、上記作動杆を第1の負圧室内に引き込んでス
    タータプランジヤを開作動させるとともに、機関
    の温度が所定温度を上回つた状態での始動時に
    は、熱応動制御弁を介して第2の負圧室にも負圧
    を導入して上記負圧により第1ないし第3のダイ
    アフラムに生じる変位力を相殺せしめ、上記第1
    のダイアフラムをコイルばねの付勢力により第1
    の負圧室から押し出してスタータプランジヤを閉
    作動させることを特徴とする始動用気化器の自動
    制御装置。
JP8556679A 1979-07-06 1979-07-06 Automatic controller for starting carburetor Granted JPS5612038A (en)

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