JPS6142238B2 - - Google Patents
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- JPS6142238B2 JPS6142238B2 JP53012452A JP1245278A JPS6142238B2 JP S6142238 B2 JPS6142238 B2 JP S6142238B2 JP 53012452 A JP53012452 A JP 53012452A JP 1245278 A JP1245278 A JP 1245278A JP S6142238 B2 JPS6142238 B2 JP S6142238B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
本発明は重水減速型原子炉の制御系に係り、特
に、大幅な原子炉出力変更後速やかに安定させる
ことが可能な出力制御装置に関するものである。 従来の電力供給系統における原子力発電所の役
割は、主として基底負荷を分担して常時定格出力
運転していれば良いと考えられていた。しかし、
今後は電力系統の周波数変動に即応した瞬時的出
力変更や系統周波数制御用の出力変更が必要とさ
れるようになつている。ところが、出力係数の小
さい重水減速型原子炉においては、大幅な出力レ
ベルの変更を行なうとXe反応度の制御が困難に
なるので、このような急速な出力変更は実際上行
なわれることがなかつた。 第1図は従来の重水減速型原子炉の出力レベル
を瞬時に変更した場合の出力とXe濃度の変化を
示す線図で横軸は時間(hr)を示し、縦軸はXe
濃度を×1015n/c.c.単位で、原子炉出力を%で示し
ている。上記n/c.c.は立方cm当りのXe分子数を表
わすものである。いま、100%出力中の原子炉を
瞬時に45%出力に大幅に低下させると、線51の
ごとく原子炉出力は急激に45%以下に低下してや
がては停止する。一方、Xe濃度は線52に示す
ように一旦上昇して約5時間後に最大濃度となり
それ以後はゆるやかに降下する。 第2図は従来の重水減速型原子炉の出力レベル
を制御棒の細かい操作によつて低下させた場合の
出力とXe濃度の変化を示す線図で、横軸および
縦軸は第1図と同じ単位を示している。線53は
原子炉出力100%より制御棒を出入させながら24
時間後に45%に徐々に低下させたときの出力の変
化を示している。線54はこのときのXe濃度の
変化状況を示すものである。 このように従来の重水減速型原子炉は、急激に
出力を低下させるとXe濃度の急増によつて原子
炉が停止してしまうので、長時間かけて制御棒を
操作し徐々に所要のレベルまで降下させる必要が
あつた。また、降下時間を短縮するために大幅な
出力レベルを短時間に変更させるような制御棒操
作を行なうと、局部的に過大な出力ピークを引起
して燃料の経済性を低下させるという欠点があつ
た。 一方、Xe反応度を制御するために重水減速材
中の液体ポイズンの濃度を変化させる方法も有効
であるが、この場合はポイズン除去塔、ポイズン
供給塔を操作しなければならないので、その効果
が炉心に達するまでに時間を要し制御時期を誤ま
り易いという欠点を持つていた。 本発明は、局部的な過大ピーク出力を引起すこ
となく瞬時に大幅な出力レベルの変更を可能にす
る出力制御装置を提供することを目的とし、その
特徴とするところは、Xe反応度を制御するポイ
ズン濃度制御装置を時間遅れなく適時作動させる
ためのポイズン系運転予測計算装置を設けて原子
炉の出力制御を行なわしめたことにある。 第3図は本発明の一実施例である重水減速型原
子炉の出力制御装置を説明する系統線図である。
図を大別すると上部にポイズン系運転予測計算装
置23、中程に中央制御室22があり、下部には
重水減速型原子炉の炉心1とポイズン循環系が示
されている。 中央制御室22に設置された入出力装置33の
タイプライター19の始動によつてポイズン系運
転予測計算装置23が起動させられる。出力レベ
ル変動設定器31に変化させたい出力レベル変動
幅を設定すると、その信号はポイズン系運転法選
択装置26に入力される。ポイズン系運転法選択
装置26では現在の原子力発電機出力を発電機出
力デイジタル計18に接続している原子炉出力記
録計30から読み取り、出力レベル変化後のXe
反応度の時間的変化をXe反応度計算装置29を
起動させて予測する。また、その結果を入出力装
置33のタイプライター19やブラウン管表示装
置20に出力表示させる。 Xe反応度計算装置29は過渡Xe濃度記憶装置
24とXe濃度信号変換器25から成り、過渡Xe
濃度記憶装置24には後程説明する第4図から第
13図のような出力レベルを変化させた場合の
Xe濃度の時間的変化が記憶されている。ポイズ
ン系運転法選択装置26より指示された出力レベ
ル変化に対応するXe濃度の時間的変化は過渡Xe
濃度記憶装置24より知ることができるので、こ
れをXe濃度信号変換器25を介して反応度信号
としてポイズン系運転法選択装置26に伝達す
る。第14図はXe濃度とXe反応度との関係を示
す線図で、この線図の関係に依つて反応度信号が
得られる。なお、後でも説明するが原子炉運転の
初期(BOC)から終期(EOC)かによつて燃料
の消耗度が異なるので反応度信号値は異なつてく
る。 ポイズン系運転法選択装置26はポイズン反応
度計算装置32を起動させる。ポイズン反応度計
算装置32はポイズン系運転パターン記憶装置2
8とポイズン濃度信号変換器27とより成り、ポ
イズン系運転パターン記憶装置28が記憶してい
る種々の運転パターンをポイズン濃度信号変換器
27を介して反応度信号に変換してポイズン系運
転法選択装置26に取り込み、前述の過渡Xe反
応度を制御するに最適な運転パターンを選択す
る。この選択されたポイズン系運転パターンはポ
イズン系運転法選択装置26から入出力装置33
に伝達され、タイプライター19およびブラウン
管表示装置20に出力表示される。 第15図〜第23図はポイズン系運転パターン
記憶装置28に記憶されている様々なポイズン濃
度調節系の運転パターンを示したものである。こ
れについても後程説明する。 上記のごとくポイズン系運転予測計算装置23
で予測された最適なポイズン系運転パターンに従
つてポイズン濃度制御装置を作動させることにな
る。即ち、重水中のポイズン濃度を減少させる必
要がある時は、原子炉制御盤21のポイズン除去
塔流量調節スイツチ16を所定の流量にセツトす
る。これにしたがつてバイパス弁12は閉じら
れ、2つのポイズン供給塔流量調節弁11は所定
の開度迄開かれる。重水減速材2は炉心1から重
水循環ポンプ5によつて送られてポイズン除去塔
6をバイパス通過し重水中のポイズン濃度を所定
の濃度になるまで減少させる。その後は重水浄化
塔8および自動ポイズン濃度測定装置9を通過し
てダンプタンク40に入いる。 上記とは反対に、重水中のポイズン濃度を増加
する場合は、原子炉制御盤21のポイズン供給塔
流下量調節スイツチ17を所定の流量にセツトす
る。これによつてポイズン供給塔流量調節弁13
が所定の開度迄開き所定のポイズン量をポイズン
供給塔7からダンプタンク40に流下させる。こ
のときバイパス弁12はポイズン除去塔流量調節
スイツチ16によつて開かれ、ポイズン除去塔流
量調節弁11は閉じられている。したがつて、重
水減速材2は炉心1からダンプタンク40、重水
循環ポンプ5を経てポイズン濃度制御装置への分
岐点41で分流し、その主流は炉心1に直接戻る
と共に一部は重水浄化塔8を通つてダンプタンク
40に戻る。 上記のポイズン濃度制御装置の各機器が所定の
運転パターンに従つて運転されているか否かは、
発電機出力デジタル計18、流量計10およびポ
イズン濃度記録計15によつて知ることができ
る。また、この検出信号はポイズン系運転法選択
装置26に伝達される。ポイズン系運転法選択装
置26ではこの信号値から再び最適運転パターン
を予測し、前記の手順によつてポイズン系各機器
を作動させ、原子炉の出力レベルが一定になるよ
うに調節する。 このようにして原子炉の出力平衡が得られたと
きは、入出力装置33のタイプライター19から
入力によつてポイズン系運転予測計算装置23は
停止させられる。 第4図は過渡Xe濃度記憶装置24に記憶させ
た出力レベルを低下させる場合のXe濃度の時間
的変化を示す線図で、横軸は時間をhrで示し、縦
軸はXe濃度を1015n/c.c.単位で示している。線5
5は出力100%から0%に降下させる場合であ
り、線56は出力75%から0%に、線57は出力
50%から0%に、線58は出力25%から0%にそ
れぞれ降下させる場合の曲線である。 第5図は第4図と同様な横軸、縦軸をもつてお
り、原子炉出力を異なる出力状態から25%出力に
変更する場合のXe濃度の時間的変化を示す線図
である。即ち、線59は出力100%から25%に、
線60は出力75%から25%に、線61は出力50%
から25%に、線63は出力0%から始動して25%
出力に変化させる場合の曲線である。これら4本
の曲線が接続する点62は25%出力飽和Xe濃度
を示している。 以下同様に、第6図は原子炉の異なる出力から
50%出力に変更する場合のXe濃度の時間的変化
を示す線図で、線64は100%出力から50%に、
線65は75%出力から50%に、線67は25%出力
から50%に、線68は0%から50%出力に変化さ
せる場合の曲線である。これら4本の曲線が共有
する点66は50%出力飽和Xe濃度を示してい
る。 第7図は原子炉出力を75%出力に変化させる場
合で、線69は100%出力から75%に、線71は
50%出力から75%に、線72は25%出力から75%
に、線73は0%から75%出力にそれぞれ変化さ
せる場合の曲線である。これらの線が共有する点
70は75%出力飽和Xe濃度を示している。 第8図は原子炉出力を100%出力に上昇させる
場合で、線74は75%出力から100%に、線75
は50%出力から100%に、線76は25%出力から
100%に、線77は0%から100%出力にそれぞれ
変化させる場合の曲線である。 以上は原子炉運転を開始してまだあまり時間が
経過していない時期、即ちBOCにおいて使用さ
れるパターンである。一方、原子炉を運転して比
較的長時間経過した時期、即ちEOCにおいて
は、原子炉の運転性能がBOCとは異なるので第
9図以下第13図までのパターンを用いる。これ
ら第4図から第13図までのパターンはすべて第
3図の過渡Xe濃度記憶装置24に記憶されてお
り、原子炉の運転状態によつていずれかが選択さ
れる。 EOCの場合に用いられる曲線について一括し
て次に説明する。 第9図……原子炉出力を0%に変化させる場合、 線78……100%出力→0% 線79……75%出力→0% 線80……50%出力→0% 線81……25%出力→0% 第10図……原子炉出力を25%に変化させる場
合、 線82……100%出力→25%出力 線83……75%出力→25%出力 線84……50%出力→25%出力 線85……出力0%→25%出力 点86……25%出力飽和Xe濃度 第11図……原子炉出力を50%に変化させる場
合、 線87……100%出力→50%出力 線88……75%出力→50%出力 線89……25%出力→50%出力 線90……出力0%→50%出力 点91……50%出力飽和Xe濃度 第12図……原子炉出力を75%に変化させる場合 線92……100%出力→75%出力 線93……50%出力→75%出力 線94……25%出力→75%出力 線95……出力0%→75%出力 点96……75%出力飽和Xe濃度 第13図……原子炉出力を100%に変化させる場
合、 線97……75%出力→100%出力 線98……50%出力→100%出力 線99……25%出力→100%出力 線100……出力0%→100%出力 点101……100%出力飽和Xe濃度 第14図は原子炉を運転することによつて炉心
に発生するXe濃度とXe反応度との関係を示す線
図で、横軸はXe濃度を×1015n/c.c.単位で示し、
縦軸はXe反応度を(%)Δk単位で示してい
る。実線102はBOCの場合であり、一点鎖線
103はEOCの場合である。この図はBOCと
EOCではXeの生成量が異なりしたがつてXe反応
度も異なる値となることを示している。線10
2,103に印した鍵形記号に附記した数値は原
子炉の出力%を示したものである。 次に、第15図〜第23図はポイズン系運転パ
ターン記憶装置28に記憶されているポイズン系
の運転パターンを示すものである。これらの図の
横軸は時間をsecで示し、縦軸はB10の濃度をppm
で示してあり、ポイズン液を供給したときのB10
の濃度変化を表わすものである。 第15図はポイズン液を4秒間供給し5分待ち
を繰返したときのB10の濃度変化を示すものであ
り、曲線104は第3図の炉心1と重水循環ポン
プ5との間に設けたダンプタンク40における
B10の濃度であり、曲線105は炉心1入口にお
ける重水中B10の濃度である。このようにポイズ
ン液の添加を繰返すことによつて重水減速材中の
B10の濃度は次第に増加することが知れる。 第16図はポイズン液を10分間供給したときの
B10の濃度変化を示すもので、曲線106は炉心
1出口の濃度、曲線107は上記ダンプタンク4
0の濃度、曲線108はポイズン濃度制御装置へ
の分岐点41の濃度、曲線109は上記の炉心1
入口における濃度である。ポイズン液を供給する
につれてB10濃度は上昇し、供給を終つた後約10
分経過すれば4箇所における重水中のB10濃度は
同じくなり均一濃度になつている。 以下同様にして種々の運転パターンを説明す
る。 第17図……10m3/hrの流速で5分間のポイズン
除去操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線110……炉心1の出口 線111……ダンプタンク40 線112……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線113……炉心1の入口 第18図……2m3/hrの流速で5分間のポイズン
除去操作し10分間待ちを繰返した場合のB10の
濃度変化。 線114……炉心1の出口 線115……ダンプタンク40 線116……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線117……炉心1の入口 第19図……2m3/hrの流速で10分間のポイズン
除去操作し10分間待ちを繰返した場合のB10の
濃度変化。 線118……炉心1の出口 線119……ダンプタンク40 線120……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線121……炉心1の入口 第20図……2m3/hrの流速で15分間のポイズン
除去操作し10分間待ちを繰返した場合のB10の
濃度変化。 線122……炉心1の出口 線123……ダンプタンク40 線124……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線125……炉心1の入口 第21図……2m3/hrの流速で連続ポイズン除去
操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線126……炉心1の出口 線127……ダンプタンク40 線128……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線129……炉心1の入口 第22図……10m3/hrの流速で連続ポイズン除去
操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線130……炉心1の出口 線131……ダンプタンク40 線132……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線133……炉心1の入口 第23図……20m3/hrの流速で連続ポイズン除去
操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線134……炉心1の出口 線135……ダンプタンク40 線136……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線137……炉心1の入口 第3図の炉心1内の重水減速材2中には軽水3
5を入れた軽水管34が設置してあり、上記のよ
うにポイズン液の導入又は除去操作によつて炉中
のXe濃度が変化し原子炉出力が2次的に変動す
ることを抑制することができる。即ち、原子炉出
力記録計30を監視しながら軽水管34の水位を
調節して出力レベルを一定に制御する。そのため
に軽水管34を軽水サージタンク37と連通さ
せ、その連通路に軽水供給ポンプ36と軽水水位
調節弁38,39を設けてある。この軽水水位調
節弁38,39は中央制御室22の軽水管水位調
節スイツチ14によつて操作されている。例えば
軽水の水位を上昇させるときは、軽水管水位調節
スイツチ14によつて軽水水位調節弁38を開と
し軽水供給ポンプ36を作動させて軽水サージタ
ンク37の軽水を軽水管34に送り込む。反対
に、水位を低下させるときは、軽水水位調節弁3
9を開らき、軽水35を軽水サージタンク37に
戻す。このときは軽水供給ポンプ36を停止し調
節弁38を閉止する。 第24図は第3図に示す重水減速型原子炉の出
力制御装置による制御例を示す線図であり、横軸
は時間を示している。左方の縦軸は原子炉出力と
制御棒密度を%で示し、ポイズンB10の濃度を
ppm単位で示している。また、右方の縦軸はXe
濃度を1015n/c.c.単位で示し、軽水水位をmm単位で
示している。まず、上記各表示事項と符号との関
係を一括して記す。 実線140……原子炉出力(%) 破線141……制御棒密度(%) 実線142……炉心1の入口における重水中のポ
イズンB10の濃度(ppm) 実線143……ポイズン濃度制御装置への分岐点
41における重水中のB10の濃度(ppm) 実線144……炉心1におけるXe濃度(×1015
n/c.c.) 実線145……軽水管34における軽水35の水
位(mm) 出力100%の状態にあつた原子炉を瞬時に出力
レベル57%に降下させて速やかに平衡状態に保持
運転することを目的とする制御例であるが、制御
棒を炉心1に急速に挿入して制御棒密度%を破線
141のごとく上昇させると原子炉出力%は実線
140のごとく急速に低下し約4時間後に57%に
安定する。このとき、ポイズン濃度制御装置を第
3図のポイズン系運転予測計算装置23によつて
稼動させ重水中のポイズンB10濃度を実線14
2,143のごとく調節することによつて、炉心
1中のXe濃度を実線144のように制御すると
共に、原子炉を停止させることなく所期の出力%
に短時間で安定させることが可能となる。また、
ポイズンB10液を導入することによる2次的な出
力レベルの変動は、実線145で示すように軽水
位を調節することにより更に精密調整して安定化
している。 以上本実施例の重水減速型原子炉の出力制御装
置は、第3図示すようなポイズン系運転予測計算
装置および軽水位調節装置を備えることによつて
次のような効果を得ることができる。 1 瞬時の原子炉出力変化に対して確実な追従運
転が可能となつた。 2 原子炉の出力変化時に燃料棒に局所的な過大
ピークを引起すことがなく、燃料の健全性が保
持されると共に、炉の安全性と経済性が向上し
た。 3 原子炉のXe濃度変化に即応したポイズン濃
度調節が可能となり、Xe反応度の過度変化の
制御が容易となつた。 4 上記1〜3の綜合的な結果として、原子炉の
運転・制御が容易となり原子炉の稼動率を向上
させることができる。 上記実施例においては、ポイズン液を導入する
ことによる2次的な原子炉出力の変化は軽水位を
調節して制御した例を述べたが、軽水管34の代
りにポイズン液を収容するポイズン管を炉心に設
置してその水位を調節しても良い。 本発明の重水炉の出力制御装置は、局部的な過
大ピーク出力を引起すことなく瞬時に大幅な出力
レベルの変更を可能にし、重水炉の安全性と稼動
率を向上させるという効果をもつている。
に、大幅な原子炉出力変更後速やかに安定させる
ことが可能な出力制御装置に関するものである。 従来の電力供給系統における原子力発電所の役
割は、主として基底負荷を分担して常時定格出力
運転していれば良いと考えられていた。しかし、
今後は電力系統の周波数変動に即応した瞬時的出
力変更や系統周波数制御用の出力変更が必要とさ
れるようになつている。ところが、出力係数の小
さい重水減速型原子炉においては、大幅な出力レ
ベルの変更を行なうとXe反応度の制御が困難に
なるので、このような急速な出力変更は実際上行
なわれることがなかつた。 第1図は従来の重水減速型原子炉の出力レベル
を瞬時に変更した場合の出力とXe濃度の変化を
示す線図で横軸は時間(hr)を示し、縦軸はXe
濃度を×1015n/c.c.単位で、原子炉出力を%で示し
ている。上記n/c.c.は立方cm当りのXe分子数を表
わすものである。いま、100%出力中の原子炉を
瞬時に45%出力に大幅に低下させると、線51の
ごとく原子炉出力は急激に45%以下に低下してや
がては停止する。一方、Xe濃度は線52に示す
ように一旦上昇して約5時間後に最大濃度となり
それ以後はゆるやかに降下する。 第2図は従来の重水減速型原子炉の出力レベル
を制御棒の細かい操作によつて低下させた場合の
出力とXe濃度の変化を示す線図で、横軸および
縦軸は第1図と同じ単位を示している。線53は
原子炉出力100%より制御棒を出入させながら24
時間後に45%に徐々に低下させたときの出力の変
化を示している。線54はこのときのXe濃度の
変化状況を示すものである。 このように従来の重水減速型原子炉は、急激に
出力を低下させるとXe濃度の急増によつて原子
炉が停止してしまうので、長時間かけて制御棒を
操作し徐々に所要のレベルまで降下させる必要が
あつた。また、降下時間を短縮するために大幅な
出力レベルを短時間に変更させるような制御棒操
作を行なうと、局部的に過大な出力ピークを引起
して燃料の経済性を低下させるという欠点があつ
た。 一方、Xe反応度を制御するために重水減速材
中の液体ポイズンの濃度を変化させる方法も有効
であるが、この場合はポイズン除去塔、ポイズン
供給塔を操作しなければならないので、その効果
が炉心に達するまでに時間を要し制御時期を誤ま
り易いという欠点を持つていた。 本発明は、局部的な過大ピーク出力を引起すこ
となく瞬時に大幅な出力レベルの変更を可能にす
る出力制御装置を提供することを目的とし、その
特徴とするところは、Xe反応度を制御するポイ
ズン濃度制御装置を時間遅れなく適時作動させる
ためのポイズン系運転予測計算装置を設けて原子
炉の出力制御を行なわしめたことにある。 第3図は本発明の一実施例である重水減速型原
子炉の出力制御装置を説明する系統線図である。
図を大別すると上部にポイズン系運転予測計算装
置23、中程に中央制御室22があり、下部には
重水減速型原子炉の炉心1とポイズン循環系が示
されている。 中央制御室22に設置された入出力装置33の
タイプライター19の始動によつてポイズン系運
転予測計算装置23が起動させられる。出力レベ
ル変動設定器31に変化させたい出力レベル変動
幅を設定すると、その信号はポイズン系運転法選
択装置26に入力される。ポイズン系運転法選択
装置26では現在の原子力発電機出力を発電機出
力デイジタル計18に接続している原子炉出力記
録計30から読み取り、出力レベル変化後のXe
反応度の時間的変化をXe反応度計算装置29を
起動させて予測する。また、その結果を入出力装
置33のタイプライター19やブラウン管表示装
置20に出力表示させる。 Xe反応度計算装置29は過渡Xe濃度記憶装置
24とXe濃度信号変換器25から成り、過渡Xe
濃度記憶装置24には後程説明する第4図から第
13図のような出力レベルを変化させた場合の
Xe濃度の時間的変化が記憶されている。ポイズ
ン系運転法選択装置26より指示された出力レベ
ル変化に対応するXe濃度の時間的変化は過渡Xe
濃度記憶装置24より知ることができるので、こ
れをXe濃度信号変換器25を介して反応度信号
としてポイズン系運転法選択装置26に伝達す
る。第14図はXe濃度とXe反応度との関係を示
す線図で、この線図の関係に依つて反応度信号が
得られる。なお、後でも説明するが原子炉運転の
初期(BOC)から終期(EOC)かによつて燃料
の消耗度が異なるので反応度信号値は異なつてく
る。 ポイズン系運転法選択装置26はポイズン反応
度計算装置32を起動させる。ポイズン反応度計
算装置32はポイズン系運転パターン記憶装置2
8とポイズン濃度信号変換器27とより成り、ポ
イズン系運転パターン記憶装置28が記憶してい
る種々の運転パターンをポイズン濃度信号変換器
27を介して反応度信号に変換してポイズン系運
転法選択装置26に取り込み、前述の過渡Xe反
応度を制御するに最適な運転パターンを選択す
る。この選択されたポイズン系運転パターンはポ
イズン系運転法選択装置26から入出力装置33
に伝達され、タイプライター19およびブラウン
管表示装置20に出力表示される。 第15図〜第23図はポイズン系運転パターン
記憶装置28に記憶されている様々なポイズン濃
度調節系の運転パターンを示したものである。こ
れについても後程説明する。 上記のごとくポイズン系運転予測計算装置23
で予測された最適なポイズン系運転パターンに従
つてポイズン濃度制御装置を作動させることにな
る。即ち、重水中のポイズン濃度を減少させる必
要がある時は、原子炉制御盤21のポイズン除去
塔流量調節スイツチ16を所定の流量にセツトす
る。これにしたがつてバイパス弁12は閉じら
れ、2つのポイズン供給塔流量調節弁11は所定
の開度迄開かれる。重水減速材2は炉心1から重
水循環ポンプ5によつて送られてポイズン除去塔
6をバイパス通過し重水中のポイズン濃度を所定
の濃度になるまで減少させる。その後は重水浄化
塔8および自動ポイズン濃度測定装置9を通過し
てダンプタンク40に入いる。 上記とは反対に、重水中のポイズン濃度を増加
する場合は、原子炉制御盤21のポイズン供給塔
流下量調節スイツチ17を所定の流量にセツトす
る。これによつてポイズン供給塔流量調節弁13
が所定の開度迄開き所定のポイズン量をポイズン
供給塔7からダンプタンク40に流下させる。こ
のときバイパス弁12はポイズン除去塔流量調節
スイツチ16によつて開かれ、ポイズン除去塔流
量調節弁11は閉じられている。したがつて、重
水減速材2は炉心1からダンプタンク40、重水
循環ポンプ5を経てポイズン濃度制御装置への分
岐点41で分流し、その主流は炉心1に直接戻る
と共に一部は重水浄化塔8を通つてダンプタンク
40に戻る。 上記のポイズン濃度制御装置の各機器が所定の
運転パターンに従つて運転されているか否かは、
発電機出力デジタル計18、流量計10およびポ
イズン濃度記録計15によつて知ることができ
る。また、この検出信号はポイズン系運転法選択
装置26に伝達される。ポイズン系運転法選択装
置26ではこの信号値から再び最適運転パターン
を予測し、前記の手順によつてポイズン系各機器
を作動させ、原子炉の出力レベルが一定になるよ
うに調節する。 このようにして原子炉の出力平衡が得られたと
きは、入出力装置33のタイプライター19から
入力によつてポイズン系運転予測計算装置23は
停止させられる。 第4図は過渡Xe濃度記憶装置24に記憶させ
た出力レベルを低下させる場合のXe濃度の時間
的変化を示す線図で、横軸は時間をhrで示し、縦
軸はXe濃度を1015n/c.c.単位で示している。線5
5は出力100%から0%に降下させる場合であ
り、線56は出力75%から0%に、線57は出力
50%から0%に、線58は出力25%から0%にそ
れぞれ降下させる場合の曲線である。 第5図は第4図と同様な横軸、縦軸をもつてお
り、原子炉出力を異なる出力状態から25%出力に
変更する場合のXe濃度の時間的変化を示す線図
である。即ち、線59は出力100%から25%に、
線60は出力75%から25%に、線61は出力50%
から25%に、線63は出力0%から始動して25%
出力に変化させる場合の曲線である。これら4本
の曲線が接続する点62は25%出力飽和Xe濃度
を示している。 以下同様に、第6図は原子炉の異なる出力から
50%出力に変更する場合のXe濃度の時間的変化
を示す線図で、線64は100%出力から50%に、
線65は75%出力から50%に、線67は25%出力
から50%に、線68は0%から50%出力に変化さ
せる場合の曲線である。これら4本の曲線が共有
する点66は50%出力飽和Xe濃度を示してい
る。 第7図は原子炉出力を75%出力に変化させる場
合で、線69は100%出力から75%に、線71は
50%出力から75%に、線72は25%出力から75%
に、線73は0%から75%出力にそれぞれ変化さ
せる場合の曲線である。これらの線が共有する点
70は75%出力飽和Xe濃度を示している。 第8図は原子炉出力を100%出力に上昇させる
場合で、線74は75%出力から100%に、線75
は50%出力から100%に、線76は25%出力から
100%に、線77は0%から100%出力にそれぞれ
変化させる場合の曲線である。 以上は原子炉運転を開始してまだあまり時間が
経過していない時期、即ちBOCにおいて使用さ
れるパターンである。一方、原子炉を運転して比
較的長時間経過した時期、即ちEOCにおいて
は、原子炉の運転性能がBOCとは異なるので第
9図以下第13図までのパターンを用いる。これ
ら第4図から第13図までのパターンはすべて第
3図の過渡Xe濃度記憶装置24に記憶されてお
り、原子炉の運転状態によつていずれかが選択さ
れる。 EOCの場合に用いられる曲線について一括し
て次に説明する。 第9図……原子炉出力を0%に変化させる場合、 線78……100%出力→0% 線79……75%出力→0% 線80……50%出力→0% 線81……25%出力→0% 第10図……原子炉出力を25%に変化させる場
合、 線82……100%出力→25%出力 線83……75%出力→25%出力 線84……50%出力→25%出力 線85……出力0%→25%出力 点86……25%出力飽和Xe濃度 第11図……原子炉出力を50%に変化させる場
合、 線87……100%出力→50%出力 線88……75%出力→50%出力 線89……25%出力→50%出力 線90……出力0%→50%出力 点91……50%出力飽和Xe濃度 第12図……原子炉出力を75%に変化させる場合 線92……100%出力→75%出力 線93……50%出力→75%出力 線94……25%出力→75%出力 線95……出力0%→75%出力 点96……75%出力飽和Xe濃度 第13図……原子炉出力を100%に変化させる場
合、 線97……75%出力→100%出力 線98……50%出力→100%出力 線99……25%出力→100%出力 線100……出力0%→100%出力 点101……100%出力飽和Xe濃度 第14図は原子炉を運転することによつて炉心
に発生するXe濃度とXe反応度との関係を示す線
図で、横軸はXe濃度を×1015n/c.c.単位で示し、
縦軸はXe反応度を(%)Δk単位で示してい
る。実線102はBOCの場合であり、一点鎖線
103はEOCの場合である。この図はBOCと
EOCではXeの生成量が異なりしたがつてXe反応
度も異なる値となることを示している。線10
2,103に印した鍵形記号に附記した数値は原
子炉の出力%を示したものである。 次に、第15図〜第23図はポイズン系運転パ
ターン記憶装置28に記憶されているポイズン系
の運転パターンを示すものである。これらの図の
横軸は時間をsecで示し、縦軸はB10の濃度をppm
で示してあり、ポイズン液を供給したときのB10
の濃度変化を表わすものである。 第15図はポイズン液を4秒間供給し5分待ち
を繰返したときのB10の濃度変化を示すものであ
り、曲線104は第3図の炉心1と重水循環ポン
プ5との間に設けたダンプタンク40における
B10の濃度であり、曲線105は炉心1入口にお
ける重水中B10の濃度である。このようにポイズ
ン液の添加を繰返すことによつて重水減速材中の
B10の濃度は次第に増加することが知れる。 第16図はポイズン液を10分間供給したときの
B10の濃度変化を示すもので、曲線106は炉心
1出口の濃度、曲線107は上記ダンプタンク4
0の濃度、曲線108はポイズン濃度制御装置へ
の分岐点41の濃度、曲線109は上記の炉心1
入口における濃度である。ポイズン液を供給する
につれてB10濃度は上昇し、供給を終つた後約10
分経過すれば4箇所における重水中のB10濃度は
同じくなり均一濃度になつている。 以下同様にして種々の運転パターンを説明す
る。 第17図……10m3/hrの流速で5分間のポイズン
除去操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線110……炉心1の出口 線111……ダンプタンク40 線112……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線113……炉心1の入口 第18図……2m3/hrの流速で5分間のポイズン
除去操作し10分間待ちを繰返した場合のB10の
濃度変化。 線114……炉心1の出口 線115……ダンプタンク40 線116……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線117……炉心1の入口 第19図……2m3/hrの流速で10分間のポイズン
除去操作し10分間待ちを繰返した場合のB10の
濃度変化。 線118……炉心1の出口 線119……ダンプタンク40 線120……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線121……炉心1の入口 第20図……2m3/hrの流速で15分間のポイズン
除去操作し10分間待ちを繰返した場合のB10の
濃度変化。 線122……炉心1の出口 線123……ダンプタンク40 線124……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線125……炉心1の入口 第21図……2m3/hrの流速で連続ポイズン除去
操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線126……炉心1の出口 線127……ダンプタンク40 線128……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線129……炉心1の入口 第22図……10m3/hrの流速で連続ポイズン除去
操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線130……炉心1の出口 線131……ダンプタンク40 線132……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線133……炉心1の入口 第23図……20m3/hrの流速で連続ポイズン除去
操作を行なつた場合のB10の濃度変化。 線134……炉心1の出口 線135……ダンプタンク40 線136……ポイズン濃度制御装置への分岐点4
1 線137……炉心1の入口 第3図の炉心1内の重水減速材2中には軽水3
5を入れた軽水管34が設置してあり、上記のよ
うにポイズン液の導入又は除去操作によつて炉中
のXe濃度が変化し原子炉出力が2次的に変動す
ることを抑制することができる。即ち、原子炉出
力記録計30を監視しながら軽水管34の水位を
調節して出力レベルを一定に制御する。そのため
に軽水管34を軽水サージタンク37と連通さ
せ、その連通路に軽水供給ポンプ36と軽水水位
調節弁38,39を設けてある。この軽水水位調
節弁38,39は中央制御室22の軽水管水位調
節スイツチ14によつて操作されている。例えば
軽水の水位を上昇させるときは、軽水管水位調節
スイツチ14によつて軽水水位調節弁38を開と
し軽水供給ポンプ36を作動させて軽水サージタ
ンク37の軽水を軽水管34に送り込む。反対
に、水位を低下させるときは、軽水水位調節弁3
9を開らき、軽水35を軽水サージタンク37に
戻す。このときは軽水供給ポンプ36を停止し調
節弁38を閉止する。 第24図は第3図に示す重水減速型原子炉の出
力制御装置による制御例を示す線図であり、横軸
は時間を示している。左方の縦軸は原子炉出力と
制御棒密度を%で示し、ポイズンB10の濃度を
ppm単位で示している。また、右方の縦軸はXe
濃度を1015n/c.c.単位で示し、軽水水位をmm単位で
示している。まず、上記各表示事項と符号との関
係を一括して記す。 実線140……原子炉出力(%) 破線141……制御棒密度(%) 実線142……炉心1の入口における重水中のポ
イズンB10の濃度(ppm) 実線143……ポイズン濃度制御装置への分岐点
41における重水中のB10の濃度(ppm) 実線144……炉心1におけるXe濃度(×1015
n/c.c.) 実線145……軽水管34における軽水35の水
位(mm) 出力100%の状態にあつた原子炉を瞬時に出力
レベル57%に降下させて速やかに平衡状態に保持
運転することを目的とする制御例であるが、制御
棒を炉心1に急速に挿入して制御棒密度%を破線
141のごとく上昇させると原子炉出力%は実線
140のごとく急速に低下し約4時間後に57%に
安定する。このとき、ポイズン濃度制御装置を第
3図のポイズン系運転予測計算装置23によつて
稼動させ重水中のポイズンB10濃度を実線14
2,143のごとく調節することによつて、炉心
1中のXe濃度を実線144のように制御すると
共に、原子炉を停止させることなく所期の出力%
に短時間で安定させることが可能となる。また、
ポイズンB10液を導入することによる2次的な出
力レベルの変動は、実線145で示すように軽水
位を調節することにより更に精密調整して安定化
している。 以上本実施例の重水減速型原子炉の出力制御装
置は、第3図示すようなポイズン系運転予測計算
装置および軽水位調節装置を備えることによつて
次のような効果を得ることができる。 1 瞬時の原子炉出力変化に対して確実な追従運
転が可能となつた。 2 原子炉の出力変化時に燃料棒に局所的な過大
ピークを引起すことがなく、燃料の健全性が保
持されると共に、炉の安全性と経済性が向上し
た。 3 原子炉のXe濃度変化に即応したポイズン濃
度調節が可能となり、Xe反応度の過度変化の
制御が容易となつた。 4 上記1〜3の綜合的な結果として、原子炉の
運転・制御が容易となり原子炉の稼動率を向上
させることができる。 上記実施例においては、ポイズン液を導入する
ことによる2次的な原子炉出力の変化は軽水位を
調節して制御した例を述べたが、軽水管34の代
りにポイズン液を収容するポイズン管を炉心に設
置してその水位を調節しても良い。 本発明の重水炉の出力制御装置は、局部的な過
大ピーク出力を引起すことなく瞬時に大幅な出力
レベルの変更を可能にし、重水炉の安全性と稼動
率を向上させるという効果をもつている。
第1図は従来の重水減速型原子炉の出力レベル
を瞬時に大幅に低下させた場合の出力とXe濃度
の変化を示す線図、第2図は従来の重水減速型原
子炉の出力レベルを制御棒の細かい操作によつて
低下させた場合の出力とXe濃度の変化を示す線
図、第3図は本発明の一実施例である重水減速型
原子炉の出力制御装置の系統線図、第4図〜第1
3図は第3図の過渡Xe濃度記憶装置24に記憶
させた出力レベル変化時のXe濃度の変化を示す
線図、第14図は第3図の炉心1におけるXe濃
度とXe反応度との関係を示す線図、第15〜第
23図は第3図のポイズン系運転パターン記憶装
置28に記憶させたポイズン濃度調節系の運転パ
ターンを示す線図、第24図は第3図に示す重水
炉の出力制御装置による制御例を示す線図であ
る。 1……炉心、2……重水減速材、6……ポイズ
ン除去塔、7……ポイズン供給塔、9……自動ポ
イズン濃度測定装置、11,13……流量調節
弁、12……バイパス弁、14……軽水管水位調
節スイツチ、15……ポイズン濃度記録計、19
……タイプライター、20……ブラウン管表示装
置、21……原子炉制御盤、22……中央制御
室、23……ポイズン系運転予測計算装置、24
……過渡Xe濃度記憶装置、25……Xe濃度信号
変換器、26……ポイズン系運転法選択装置、2
7……ポイズン濃度信号変換器、28……ポイズ
ン系運転パターン記憶装置、29……Xe反応度
計算装置、30……原子炉出力記録計、31……
出力レベル変動設定器、32……ポイズン反応度
計算装置、33……入出力装置、34……軽水
管。
を瞬時に大幅に低下させた場合の出力とXe濃度
の変化を示す線図、第2図は従来の重水減速型原
子炉の出力レベルを制御棒の細かい操作によつて
低下させた場合の出力とXe濃度の変化を示す線
図、第3図は本発明の一実施例である重水減速型
原子炉の出力制御装置の系統線図、第4図〜第1
3図は第3図の過渡Xe濃度記憶装置24に記憶
させた出力レベル変化時のXe濃度の変化を示す
線図、第14図は第3図の炉心1におけるXe濃
度とXe反応度との関係を示す線図、第15〜第
23図は第3図のポイズン系運転パターン記憶装
置28に記憶させたポイズン濃度調節系の運転パ
ターンを示す線図、第24図は第3図に示す重水
炉の出力制御装置による制御例を示す線図であ
る。 1……炉心、2……重水減速材、6……ポイズ
ン除去塔、7……ポイズン供給塔、9……自動ポ
イズン濃度測定装置、11,13……流量調節
弁、12……バイパス弁、14……軽水管水位調
節スイツチ、15……ポイズン濃度記録計、19
……タイプライター、20……ブラウン管表示装
置、21……原子炉制御盤、22……中央制御
室、23……ポイズン系運転予測計算装置、24
……過渡Xe濃度記憶装置、25……Xe濃度信号
変換器、26……ポイズン系運転法選択装置、2
7……ポイズン濃度信号変換器、28……ポイズ
ン系運転パターン記憶装置、29……Xe反応度
計算装置、30……原子炉出力記録計、31……
出力レベル変動設定器、32……ポイズン反応度
計算装置、33……入出力装置、34……軽水
管。
Claims (1)
- 1 原子炉の出力を調整する制御棒と、前記原子
炉の減速材である重水中のポイズン量を調整する
ポイズン濃度制御装置とを備えた重水減速型原子
炉において、出力レベル変動設定器と、前記出力
レベル変動設定器からの信号を受けて出力レベル
変化の指示を出すポイズン系運転法選択装置と、
前記ポイズン系運転法選択装置の指示出力レベル
に応じて出力レベル変化後のXe反応度の変化を
求めるXe反応度計算装置と、前記Xe反応度計算
装置で求めたXe反応度を制御するに最適なポイ
ズン系運転パターンを複数のポイズン系運転パタ
ーンを記憶せしめたポイズン系運転パターン記憶
装置の記憶運転パターンから前記ポイズン系運転
選択装置による起動によつて選択するポイズン反
応度計算装置と、選択されたポイズン系運転パタ
ーンによつて作動する前記ポイズン濃度制御装置
の制御スイツチとを備えたことを特徴とした重水
炉の出力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1245278A JPS54105689A (en) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | Power controller of heavy water reactor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1245278A JPS54105689A (en) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | Power controller of heavy water reactor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54105689A JPS54105689A (en) | 1979-08-18 |
| JPS6142238B2 true JPS6142238B2 (ja) | 1986-09-19 |
Family
ID=11805722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1245278A Granted JPS54105689A (en) | 1978-02-08 | 1978-02-08 | Power controller of heavy water reactor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54105689A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57118194A (en) * | 1981-01-16 | 1982-07-22 | Hitachi Ltd | Poison concentration monitoring device |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52101389A (en) * | 1976-02-20 | 1977-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Biric acid conc. controller in primary coolant in atomic power plant |
-
1978
- 1978-02-08 JP JP1245278A patent/JPS54105689A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54105689A (en) | 1979-08-18 |
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