JPS6146485B2 - - Google Patents
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- JPS6146485B2 JPS6146485B2 JP1630279A JP1630279A JPS6146485B2 JP S6146485 B2 JPS6146485 B2 JP S6146485B2 JP 1630279 A JP1630279 A JP 1630279A JP 1630279 A JP1630279 A JP 1630279A JP S6146485 B2 JPS6146485 B2 JP S6146485B2
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Description
本発明は主としてテレフタル酸とエチレングリ
コールとから成るビス−β−ヒドロキシエチルテ
レフタレート及び/又はその低重合体を主体とし
てなる物質を得る直接エステル化法の改良に関す
るものである。 テレフタル酸(以下TPAという)とエチレン
グリコール(以下EGという)とから、エステル
化反応によつてビス−β−ヒドロキシエチルテレ
フタレート及び/又はその低重合体(以下これら
を総称してBHTという)を得、次いでそれを重
縮合反応させてポリエチレンテレフタレート(以
下PETという)を得る直接重合法はよく知られ
ている。 該直接エステル化方法は、理論的にはエステル
交換法に比して優れているものの、反応速度が低
く、また副反応によるジエチレングリコール(以
下DEGという)生成量が多くなるという欠点が
あつた。 すなわち、反応速度を経済的な領域にまで高め
るためには反応温度を高くするか又はEG/TPA
のモル比を高くとる必要がある。しかし、条件を
選ばずに反応温度のみを高くすると、EGの脱水
縮合物であるDEGが多量に発生したり、EG/
TPAモル比を高くすると多量のDEGが副生す
る。 このため反応時間を短くし、DEGの副生成量
を低くおさえようとする改善がなされ、例えば
TPAとEGとのスラリを連続的に反応系に供給す
る連続エステル化反応方法において、スラリの供
給速度を前半は低く、後半は高くする方法(特開
昭51−29459)、あるいは反応系の未反応カルボキ
シル基を特定の範囲で保持するような供給速度で
連続的にスラリを供給する方法(特公昭52−
46218)が提案されている。 しかし、これらの方法は従来法に比べ、反応時
間が短くDEGの生成量も少なくなつているよう
にみえるが、実際にはあまり改善されておらず、
更に改良することが望まれていた。すなわち、上
記特公及び特開に開示された方法は、実施例でも
明らかなように到達反応率が97%未満の比較的低
反応率でカツトされている。したがつて、これを
重縮合反応で十分に高い反応性を持たせるため
に、更に高反応率領域(例えば97%以上、好まし
くは98%以上の高反応率)まで反応率を上げよう
とするとDEG生成量はかなり高くなると予想さ
れる。 また、上記した特開及び特公の方法ではBHT
の反応率が低いため、重縮合性が満足できるもの
でなく、その上、このような低反応率のBHTへ
艶消剤である酸化チタン微粒子のEGスラリを加
えると酸化チタンの分散性が悪く、酸化チタンの
粗粒異物が生成するという問題がある。酸化チタ
ンの粗粒異物が多いと紡糸時のパツク内圧上昇、
糸切れ等の問題が生じて好ましくない。 本発明者らは上記のような問題点に鑑みて、
TPAとEGのスラリをBHTの存在する系に供給し
てエステル化反応を行うに際して、DEG生成量
の増加を改善し、重縮合反応性を満足し、色調が
良好で、なおかつエステル化反応時間が短くて生
産性よくBHTを得ることを目的として検討を行
い本発明に到達した。 すなわち、本発明は主としてTPAとEGとから
成るスラリをBHTの存在する系に連続的に供給
し、反応温度225〜260℃、圧力0〜1.0Kg/cm2
G,BHT貯留率30〜65%、全スラリ供給所要時
間2.0〜4.5時間の条件で反応を行うに際し、全ス
ラリ供給所要時間の初期15%の間の初期スラリ供
給速度Fa(Kg/hr)が次式を満足するように制
御することを特徴とする回分式エステル化方法で
ある。 1.1Sv/Ft≦Fa≦5.0Sv/Ft 但し、Svは1回分当たりの全スラリ仕込量
(Kg) Ftは全スラリ供給所要時間 (hr) 本発明は、回分式エステル化方法において、
TPAとEGとからなるスラリの供給速度を途中で
変更して供給する方法であり、初期に速く、後半
緩やかに供給するものである。そして更に詳しく
は全スラリ供給所要時間のうちのスラリ供給開始
点から初期の15%までの時間のスラリ供給平均速
度(以下、初期スラリ供給平均速度という)を、
全スラリ供給平均速度の1.1倍以上、5.0倍以下で
行うものである。 このようなスラリの供給方法をとると、反応前
に貯留させている前回分のBHTは速やかに低濃
度となり、TPA及びEGの濃度が上昇するため、
初期の反応率が増大する。そして初期の水の留出
速度も大となり、結果的に反応時間は短縮でき、
DEGの副生量も少なくできる。また更に好まし
いことには、本発明方法にしたがつて反応初期に
スラリの供給速度を増加させると、反応混合物は
反応初期から激しい沸騰を起こし、熱媒を用いた
加熱器表面での総括伝熱係数U(kcal/hr・m2・
℃)が増加して熱媒の熱が伝導しやすくなる。こ
の結果、反応温度はあまり低下せずにしかも早め
に反応原料であるTPAとEGとから成るスラリを
仕込めるので、反応時間は短縮できる。全スラリ
供給所要時間のうちの、スラリ供給開始点から初
期の15%までの時間を過ぎた点からは任意の点で
スラリ供給速度を下げるのがよい。スラリを高い
供給速度で長時間送り続けると反応系内のTPA
及びEGが増加しすぎて、TPAの増加は撹拌困難
をきたし、EGの増加は精留塔還流比の増加、あ
るいは反応温度の低下をきたし、どちらも反応に
とつて好ましくないことになる。 本発明において初期スラリ供給平均速度Fa
は、スラリ供給所要時間のうちの初期から15%の
時間においては任意に変化させてもよく、該時間
内においての平均速度が 1.1Sv/Ft≦Fa≦5.0Sv/Ft であればよい。 また、本発明における好ましい初期スラリ供給
速度Faは、1.3Sv/Ft≦Fa≦4.5Sv/Ftで
あり、更に好ま しくは1.5Sv/Ft≦Fa≦4.0Sv/Ftである
。 初期スラリ供給平均速度Faが、1.1Sv/Ft未満
であ ると、反応初期において本発明の所期の目的が達
成されず、また反応時間も長くせざるをえなくな
りDEG副生量も増加して好ましくない。また、
初期スラリ供給平均速度Faが5.0Sv/Ftを越える
値で あると反応温度が下がり過ぎ、反応時間はかえつ
て長くなるのでDEGが増加して好ましくない。 本発明の反応圧力は0〜1.0Kg/cm2Gの範囲か
ら選択できるが、例えばスラリ供給中は0.1〜1.0
Kg/cm2Gに加圧し、スラリ供給が終了したら大気
圧に放圧ないしは減圧する方法、又は反応初期は
大気圧とし反応時間の経過にしたがつて0.1〜1.0
Kg/cm2Gに加圧し、スラリ供給終了後再び大気圧
に放圧ないしは減圧する方法が採用できる。な
お、ここで反応率とはTPAがエステルに転換す
る率をいう。 また、本発明の反応温度は225〜260℃の範囲か
ら選択でき、好ましくは230〜255℃、更に好まし
くは235〜250℃である。勿論、本発明はこの温度
範囲内で全反応を行う必要はなく、主とする反応
がこの温度範囲内で起こればよい。したがつて、
反応初期又は反応終了近くでこの温度範囲をはず
れてもよい。反応温度が225℃以下では反応に長
時間を要し、逆に260℃以上では加熱器のサイズ
を大きくする必要があり設備費が大となつて好ま
しくない。 本発明の反応に先立つて予め系内に存在させて
おくBHTは、前回分の反応後のBHTを1部貯留
しておくのがよい。そして貯留率は反応後の全
BHTの30〜65%がよい。そして貯留率の好まし
い範囲は35〜60%、更に好ましくは40〜55%であ
る。貯留率が30%未満ではエステル化反応時間が
長くなつて好ましくなく、また65%以上とするに
は反応器を膨大なものとするか、又は1回分当た
りの仕込量を少なくしなくてはならず好ましくな
い。 本発明の全スラリ供給所要時間(Ft)は2.0〜
4.5時間の範囲内がよく、好ましくは2.4〜4.1時
間、更に好ましくは2.8〜3.8時間である。全スラ
リ供給所要時間(Ft)が2.0時間未満であると反
応率は下がりすぎ、遊離のEGが多くなつて精留
塔環流比を増加させねばならず、これにより反応
温度が低下し、時間が長くなつて好ましくない。
また、供給時間が4.5時間を越えると、その分反
応時間が長くなり好ましくない。また、全反応時
間は特に限定されないが3.3〜7.5時間が好まし
い。 本発明のスラリのEG/TPAモル比は0.9〜1.50
程度がよく、反応系内のEGユニツト成分/TPA
ユニツト成分モル比は1.10〜1.50程度がよい。ま
た、スラリ供給中1部のEGを反応混合物より抜
き出し、スラリ供給終了後抜き出したEGの全部
又は1部を再供給する方法等も好ましい態様であ
る。 本発明のエステル化反応においては公知の触媒
を用いてもよい。 また、本発明は、最終的に得られるポリエステ
ルの構成単位の80モル%以上がエチレンテレフタ
レートから成る共重合ポリエステルを得るための
エステル化反応をも包含するものであり、20モル
%未満のTPA,EG以外の共重合成分がエステル
化反応時において存在してもよい。 本発明のエステル化反応方法を実施することに
より、DEGが少なく、高品位で、重縮合反応性
に優れ、かつ酸化チタン微粒子の分散性の良好な
BHTを得ることができる。 以下実施例をあげて本発明を具体的に述べる。 なお、実施例における反応率は反応生成物中の
−COOH及び−COO−の総量に対する−COO−
の割合を百分率で示したもので、反応生成物の酸
価(AV)とケン化価(SV)を測定し、次式を用
いて算出した。 反応率=SV−AV/SV×100(%) SV:ケン化価(KOHmg/g) AV:酸 価 ( 〃 ) また、DEG含量は反応生成物をアミン分解
し、ガスクロマトグラフイーで分析して測定し
た。 また、酸化チタンの分散性は重縮合後のPET
の粒子を10mg採取し、カバーグラス2枚の間に載
せ、カバーグラスをおさえつつ280℃で溶融して
プレパラートを作成し、倍率100の光学顕微鏡で
全視野を観察し、円に見積もつた直径が10μ以上
のチタン塊を数え、単位は個/10mgと表示した。 また、固有粘度は、25℃、オルソクロロフエノ
ール中で測定した値を示した。 実施例 1 600の撹拌装置付エステル化反応槽に、EGユ
ニツト成分/TPAユニツト成分モル比1.21、反応
率98.2%、DEG0.71重量%のBHTを205Kg存在さ
せ(貯留率50%)、加熱し249℃に保つた。 次いでN2ガスで0.25Kg/cm2Gに加圧したのち、
TPA166.0KgとEG75.6Kgとからなるスラリ241.0
Kg(EG/TPAモル比1.21)を定量ポンプを用い
て3.5時間で供給し、スラリ供給速度は第1表に
記載したように行つた。なお、スラリ供給速度は
初期の15%までの供給時間すなわちスラリ供給開
始後31.5分までとそれ以降で変速し2段階の供給
速度とした。そして各々の段階では一定速度とし
た。 スラリ供給時の反応圧力はコントロール弁を用
いて0.25Kg/cm2Gに保ち、スラリ供給終了後は20
分間で徐々に減圧し、最終的には0Kg/cm2Gとし
た。反応温度は第1表に記載したとおりである。
この条件で反応を行い、反応後のBHTは半量分
である205Kgをを重縮合槽へ移行し、残り205Kg分
をエステル化反応槽に貯留させ、次回分のために
用いた。 重縮合槽に移行したBHTにはリン酸0.02重量
%、三酸化アンチモン0.04重量%、及びEG中で
分級し5μ以上の粒子をカツトした酸化チタンの
15重量%EGスラリを、ポリマ量に対して酸化チ
タン量で0.5重量%を加え、次いで40分間で10mm
Hg以下となるように減圧するとともに、90分間
で285℃となるように昇温した。重縮合反応の終
了時の温度は290℃、真空度は0.5mmHgとなるよ
うにした。 以上の操作を各水準10回分続けて行い、その結
果の平均値を第1表に示す。
コールとから成るビス−β−ヒドロキシエチルテ
レフタレート及び/又はその低重合体を主体とし
てなる物質を得る直接エステル化法の改良に関す
るものである。 テレフタル酸(以下TPAという)とエチレン
グリコール(以下EGという)とから、エステル
化反応によつてビス−β−ヒドロキシエチルテレ
フタレート及び/又はその低重合体(以下これら
を総称してBHTという)を得、次いでそれを重
縮合反応させてポリエチレンテレフタレート(以
下PETという)を得る直接重合法はよく知られ
ている。 該直接エステル化方法は、理論的にはエステル
交換法に比して優れているものの、反応速度が低
く、また副反応によるジエチレングリコール(以
下DEGという)生成量が多くなるという欠点が
あつた。 すなわち、反応速度を経済的な領域にまで高め
るためには反応温度を高くするか又はEG/TPA
のモル比を高くとる必要がある。しかし、条件を
選ばずに反応温度のみを高くすると、EGの脱水
縮合物であるDEGが多量に発生したり、EG/
TPAモル比を高くすると多量のDEGが副生す
る。 このため反応時間を短くし、DEGの副生成量
を低くおさえようとする改善がなされ、例えば
TPAとEGとのスラリを連続的に反応系に供給す
る連続エステル化反応方法において、スラリの供
給速度を前半は低く、後半は高くする方法(特開
昭51−29459)、あるいは反応系の未反応カルボキ
シル基を特定の範囲で保持するような供給速度で
連続的にスラリを供給する方法(特公昭52−
46218)が提案されている。 しかし、これらの方法は従来法に比べ、反応時
間が短くDEGの生成量も少なくなつているよう
にみえるが、実際にはあまり改善されておらず、
更に改良することが望まれていた。すなわち、上
記特公及び特開に開示された方法は、実施例でも
明らかなように到達反応率が97%未満の比較的低
反応率でカツトされている。したがつて、これを
重縮合反応で十分に高い反応性を持たせるため
に、更に高反応率領域(例えば97%以上、好まし
くは98%以上の高反応率)まで反応率を上げよう
とするとDEG生成量はかなり高くなると予想さ
れる。 また、上記した特開及び特公の方法ではBHT
の反応率が低いため、重縮合性が満足できるもの
でなく、その上、このような低反応率のBHTへ
艶消剤である酸化チタン微粒子のEGスラリを加
えると酸化チタンの分散性が悪く、酸化チタンの
粗粒異物が生成するという問題がある。酸化チタ
ンの粗粒異物が多いと紡糸時のパツク内圧上昇、
糸切れ等の問題が生じて好ましくない。 本発明者らは上記のような問題点に鑑みて、
TPAとEGのスラリをBHTの存在する系に供給し
てエステル化反応を行うに際して、DEG生成量
の増加を改善し、重縮合反応性を満足し、色調が
良好で、なおかつエステル化反応時間が短くて生
産性よくBHTを得ることを目的として検討を行
い本発明に到達した。 すなわち、本発明は主としてTPAとEGとから
成るスラリをBHTの存在する系に連続的に供給
し、反応温度225〜260℃、圧力0〜1.0Kg/cm2
G,BHT貯留率30〜65%、全スラリ供給所要時
間2.0〜4.5時間の条件で反応を行うに際し、全ス
ラリ供給所要時間の初期15%の間の初期スラリ供
給速度Fa(Kg/hr)が次式を満足するように制
御することを特徴とする回分式エステル化方法で
ある。 1.1Sv/Ft≦Fa≦5.0Sv/Ft 但し、Svは1回分当たりの全スラリ仕込量
(Kg) Ftは全スラリ供給所要時間 (hr) 本発明は、回分式エステル化方法において、
TPAとEGとからなるスラリの供給速度を途中で
変更して供給する方法であり、初期に速く、後半
緩やかに供給するものである。そして更に詳しく
は全スラリ供給所要時間のうちのスラリ供給開始
点から初期の15%までの時間のスラリ供給平均速
度(以下、初期スラリ供給平均速度という)を、
全スラリ供給平均速度の1.1倍以上、5.0倍以下で
行うものである。 このようなスラリの供給方法をとると、反応前
に貯留させている前回分のBHTは速やかに低濃
度となり、TPA及びEGの濃度が上昇するため、
初期の反応率が増大する。そして初期の水の留出
速度も大となり、結果的に反応時間は短縮でき、
DEGの副生量も少なくできる。また更に好まし
いことには、本発明方法にしたがつて反応初期に
スラリの供給速度を増加させると、反応混合物は
反応初期から激しい沸騰を起こし、熱媒を用いた
加熱器表面での総括伝熱係数U(kcal/hr・m2・
℃)が増加して熱媒の熱が伝導しやすくなる。こ
の結果、反応温度はあまり低下せずにしかも早め
に反応原料であるTPAとEGとから成るスラリを
仕込めるので、反応時間は短縮できる。全スラリ
供給所要時間のうちの、スラリ供給開始点から初
期の15%までの時間を過ぎた点からは任意の点で
スラリ供給速度を下げるのがよい。スラリを高い
供給速度で長時間送り続けると反応系内のTPA
及びEGが増加しすぎて、TPAの増加は撹拌困難
をきたし、EGの増加は精留塔還流比の増加、あ
るいは反応温度の低下をきたし、どちらも反応に
とつて好ましくないことになる。 本発明において初期スラリ供給平均速度Fa
は、スラリ供給所要時間のうちの初期から15%の
時間においては任意に変化させてもよく、該時間
内においての平均速度が 1.1Sv/Ft≦Fa≦5.0Sv/Ft であればよい。 また、本発明における好ましい初期スラリ供給
速度Faは、1.3Sv/Ft≦Fa≦4.5Sv/Ftで
あり、更に好ま しくは1.5Sv/Ft≦Fa≦4.0Sv/Ftである
。 初期スラリ供給平均速度Faが、1.1Sv/Ft未満
であ ると、反応初期において本発明の所期の目的が達
成されず、また反応時間も長くせざるをえなくな
りDEG副生量も増加して好ましくない。また、
初期スラリ供給平均速度Faが5.0Sv/Ftを越える
値で あると反応温度が下がり過ぎ、反応時間はかえつ
て長くなるのでDEGが増加して好ましくない。 本発明の反応圧力は0〜1.0Kg/cm2Gの範囲か
ら選択できるが、例えばスラリ供給中は0.1〜1.0
Kg/cm2Gに加圧し、スラリ供給が終了したら大気
圧に放圧ないしは減圧する方法、又は反応初期は
大気圧とし反応時間の経過にしたがつて0.1〜1.0
Kg/cm2Gに加圧し、スラリ供給終了後再び大気圧
に放圧ないしは減圧する方法が採用できる。な
お、ここで反応率とはTPAがエステルに転換す
る率をいう。 また、本発明の反応温度は225〜260℃の範囲か
ら選択でき、好ましくは230〜255℃、更に好まし
くは235〜250℃である。勿論、本発明はこの温度
範囲内で全反応を行う必要はなく、主とする反応
がこの温度範囲内で起こればよい。したがつて、
反応初期又は反応終了近くでこの温度範囲をはず
れてもよい。反応温度が225℃以下では反応に長
時間を要し、逆に260℃以上では加熱器のサイズ
を大きくする必要があり設備費が大となつて好ま
しくない。 本発明の反応に先立つて予め系内に存在させて
おくBHTは、前回分の反応後のBHTを1部貯留
しておくのがよい。そして貯留率は反応後の全
BHTの30〜65%がよい。そして貯留率の好まし
い範囲は35〜60%、更に好ましくは40〜55%であ
る。貯留率が30%未満ではエステル化反応時間が
長くなつて好ましくなく、また65%以上とするに
は反応器を膨大なものとするか、又は1回分当た
りの仕込量を少なくしなくてはならず好ましくな
い。 本発明の全スラリ供給所要時間(Ft)は2.0〜
4.5時間の範囲内がよく、好ましくは2.4〜4.1時
間、更に好ましくは2.8〜3.8時間である。全スラ
リ供給所要時間(Ft)が2.0時間未満であると反
応率は下がりすぎ、遊離のEGが多くなつて精留
塔環流比を増加させねばならず、これにより反応
温度が低下し、時間が長くなつて好ましくない。
また、供給時間が4.5時間を越えると、その分反
応時間が長くなり好ましくない。また、全反応時
間は特に限定されないが3.3〜7.5時間が好まし
い。 本発明のスラリのEG/TPAモル比は0.9〜1.50
程度がよく、反応系内のEGユニツト成分/TPA
ユニツト成分モル比は1.10〜1.50程度がよい。ま
た、スラリ供給中1部のEGを反応混合物より抜
き出し、スラリ供給終了後抜き出したEGの全部
又は1部を再供給する方法等も好ましい態様であ
る。 本発明のエステル化反応においては公知の触媒
を用いてもよい。 また、本発明は、最終的に得られるポリエステ
ルの構成単位の80モル%以上がエチレンテレフタ
レートから成る共重合ポリエステルを得るための
エステル化反応をも包含するものであり、20モル
%未満のTPA,EG以外の共重合成分がエステル
化反応時において存在してもよい。 本発明のエステル化反応方法を実施することに
より、DEGが少なく、高品位で、重縮合反応性
に優れ、かつ酸化チタン微粒子の分散性の良好な
BHTを得ることができる。 以下実施例をあげて本発明を具体的に述べる。 なお、実施例における反応率は反応生成物中の
−COOH及び−COO−の総量に対する−COO−
の割合を百分率で示したもので、反応生成物の酸
価(AV)とケン化価(SV)を測定し、次式を用
いて算出した。 反応率=SV−AV/SV×100(%) SV:ケン化価(KOHmg/g) AV:酸 価 ( 〃 ) また、DEG含量は反応生成物をアミン分解
し、ガスクロマトグラフイーで分析して測定し
た。 また、酸化チタンの分散性は重縮合後のPET
の粒子を10mg採取し、カバーグラス2枚の間に載
せ、カバーグラスをおさえつつ280℃で溶融して
プレパラートを作成し、倍率100の光学顕微鏡で
全視野を観察し、円に見積もつた直径が10μ以上
のチタン塊を数え、単位は個/10mgと表示した。 また、固有粘度は、25℃、オルソクロロフエノ
ール中で測定した値を示した。 実施例 1 600の撹拌装置付エステル化反応槽に、EGユ
ニツト成分/TPAユニツト成分モル比1.21、反応
率98.2%、DEG0.71重量%のBHTを205Kg存在さ
せ(貯留率50%)、加熱し249℃に保つた。 次いでN2ガスで0.25Kg/cm2Gに加圧したのち、
TPA166.0KgとEG75.6Kgとからなるスラリ241.0
Kg(EG/TPAモル比1.21)を定量ポンプを用い
て3.5時間で供給し、スラリ供給速度は第1表に
記載したように行つた。なお、スラリ供給速度は
初期の15%までの供給時間すなわちスラリ供給開
始後31.5分までとそれ以降で変速し2段階の供給
速度とした。そして各々の段階では一定速度とし
た。 スラリ供給時の反応圧力はコントロール弁を用
いて0.25Kg/cm2Gに保ち、スラリ供給終了後は20
分間で徐々に減圧し、最終的には0Kg/cm2Gとし
た。反応温度は第1表に記載したとおりである。
この条件で反応を行い、反応後のBHTは半量分
である205Kgをを重縮合槽へ移行し、残り205Kg分
をエステル化反応槽に貯留させ、次回分のために
用いた。 重縮合槽に移行したBHTにはリン酸0.02重量
%、三酸化アンチモン0.04重量%、及びEG中で
分級し5μ以上の粒子をカツトした酸化チタンの
15重量%EGスラリを、ポリマ量に対して酸化チ
タン量で0.5重量%を加え、次いで40分間で10mm
Hg以下となるように減圧するとともに、90分間
で285℃となるように昇温した。重縮合反応の終
了時の温度は290℃、真空度は0.5mmHgとなるよ
うにした。 以上の操作を各水準10回分続けて行い、その結
果の平均値を第1表に示す。
【表】
第1表からも明らかなように、スラリの供給方
法が本発明の範囲にある実験No.1〜6では、エス
テル化反応時間は短くてDEGの生成は少なく、
かつ到達反応率も高かつた。また重縮合時におけ
るチタン分散も良好で、重縮合時間、重縮合反応
物中のDEG含量、固有粘度も好ましい値を示し
た。 一方、比較実施例であるNo.7ではスラリ供給速
度を変えずに一定としたため、反応はおそくな
り、実験No.6と同一反応時間で反応を停止させた
ところ反応率は96.1%までしか上がらず、またエ
ステル化反応物中のDEG含量も多かつた。ま
た、重縮合時においても固有粘度は上がらず、重
縮合反応物中のDEGの多くまたチタン分散も悪
かつた。比較実施例のNo.8では本発明範囲以外の
速度で初期に大量のスラリを仕込んだため、反応
温度は下がり、反応時間が延び、エステル化反応
物中のDEG含量も多くなつて好ましくなかつ
た。
法が本発明の範囲にある実験No.1〜6では、エス
テル化反応時間は短くてDEGの生成は少なく、
かつ到達反応率も高かつた。また重縮合時におけ
るチタン分散も良好で、重縮合時間、重縮合反応
物中のDEG含量、固有粘度も好ましい値を示し
た。 一方、比較実施例であるNo.7ではスラリ供給速
度を変えずに一定としたため、反応はおそくな
り、実験No.6と同一反応時間で反応を停止させた
ところ反応率は96.1%までしか上がらず、またエ
ステル化反応物中のDEG含量も多かつた。ま
た、重縮合時においても固有粘度は上がらず、重
縮合反応物中のDEGの多くまたチタン分散も悪
かつた。比較実施例のNo.8では本発明範囲以外の
速度で初期に大量のスラリを仕込んだため、反応
温度は下がり、反応時間が延び、エステル化反応
物中のDEG含量も多くなつて好ましくなかつ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主としてテレフタル酸とエチレングリコール
とからなるスラリをビス−β−ヒドロキシエチル
テレフタレートおよび又はその低重合体の存在す
る系に供給し、反応温度225〜260℃、圧力0〜
1.0Kg/cm2G、ビス−β−ヒドロキシエチルテレ
フタレートおよび又はその低重合体貯留率30〜65
%、全スラリ供給所要時間2.0〜4.5時間の条件で
反応を行うに際し、全スラリ供給所要時間の初期
15%の間の初期スラリ供給平均速度Fa(Kg/
hr)が次式を満足するように制御することを特徴
とする回分式エステル化方法。 1.1Sv/Ft≦Fa≦5.0Sv/Ft 但し、Svは1回分当たりの全スラリ仕込量
(Kg) Ftは全スラリ供給所要時間(hr)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1630279A JPS55108422A (en) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | Batch-wise esterification |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1630279A JPS55108422A (en) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | Batch-wise esterification |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55108422A JPS55108422A (en) | 1980-08-20 |
| JPS6146485B2 true JPS6146485B2 (ja) | 1986-10-14 |
Family
ID=11912740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1630279A Granted JPS55108422A (en) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | Batch-wise esterification |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55108422A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03107804A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-08 | Aeg Kabel Ag | 光ケーブル余長収納構造及び方法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5847023A (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-18 | Toray Ind Inc | 中空成形用ポリエステルの製造法 |
| JP4177103B2 (ja) | 2000-12-07 | 2008-11-05 | イーストマン ケミカル カンパニー | 管型反応器を使用する低コストポリエステルの製造方法 |
| US6906164B2 (en) | 2000-12-07 | 2005-06-14 | Eastman Chemical Company | Polyester process using a pipe reactor |
| US7074879B2 (en) | 2003-06-06 | 2006-07-11 | Eastman Chemical Company | Polyester process using a pipe reactor |
| US7135541B2 (en) | 2003-06-06 | 2006-11-14 | Eastman Chemical Company | Polyester process using a pipe reactor |
| US7332548B2 (en) | 2004-03-04 | 2008-02-19 | Eastman Chemical Company | Process for production of a polyester product from alkylene oxide and carboxylic acid |
-
1979
- 1979-02-15 JP JP1630279A patent/JPS55108422A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03107804A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-08 | Aeg Kabel Ag | 光ケーブル余長収納構造及び方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55108422A (en) | 1980-08-20 |
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