JPS6150141B2 - - Google Patents
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- JPS6150141B2 JPS6150141B2 JP4903982A JP4903982A JPS6150141B2 JP S6150141 B2 JPS6150141 B2 JP S6150141B2 JP 4903982 A JP4903982 A JP 4903982A JP 4903982 A JP4903982 A JP 4903982A JP S6150141 B2 JPS6150141 B2 JP S6150141B2
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- Japan
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- alloy
- cooled
- temperature
- samples
- strength
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
本発明は押出加工等に用いる加工用A−Mg
−Si系合金の製造法に関する。 JIS6061合金はT6処理を施こすことによつて、
27Kg/mm2以上の引張強さと25Kg/mm2以上の耐力を
有し、また一応溶接も可能であるので構造材等に
使用される。 しかし乍らこの系の合金は焼入感受性が高く上
記したような高強度を与えるためには熱間加工後
の材料を可成り急速に冷却する必要があり従つて
水冷などの強度の焼入をするため焼入後の材料に
歪を生ずることがあつて好ましくなかつた。 また、6061合金は時効処理によつて粒界に析出
するMg2Siがアノードとして作用するため使用中
に粒界腐食が発生進行し、材料の耐用年数が低下
する欠点や溶接に際してミクロ割れを発生するな
ど溶接構造材としていまひとつ信頼性に乏しい欠
点があつた。 本発明は耐食性、溶接性、焼入性ともにすぐれ
た高強度、高靭性の加工用A−Mg−Si系合金
を提供しようとするものであつて、その要旨とす
るところはSi0.5〜1.0%、Mg0.5〜1.4%、Cu0.30
〜0.55%、Ti0.01〜0.20%、Fe0.15〜0.40%、
Mn0.04〜0.50%、Cr0.04〜0.30%およびZr0.04〜
0.30%(但し、Mg/Si=0.7〜2.0,0.3≦Fe+Cr
+Mn+Zr≦0.7)を含み残部Aおよび不純物か
らなるA−Mg−Si系合金鋳塊を (1) 200℃/hr以下の昇温速度で加熱し、480〜
575℃の温度範囲に1時間以上保持する均質化
処理工程。 (2) 加熱後の鋳塊を460℃以上の温度で加工する
熱間加工工程。 (3) 熱間加工後の材料を80℃/分以上の冷却速度
で冷却する焼入工程。 (4) 焼入工程を経た素材を130〜220℃の温度範囲
に0.5〜15時間保持する人工時効処理工程を含
むA−Si−Mg系合金の製造法である。 このような製造法によつて製造されたA−Si
−Mg系合金材は、中強度合金材としての優れた
特性により、従来の6061合金材での用途は勿論の
こと、例えば高欄や橋梁等の道路資材、鉄道車両
やトラツク或いは海上・陸上コンテナー等の溶接
構造部材としての用途のみならず、従来耐食性の
点から6061合金材の使用に問題があつた用途、例
えば足場板や船舶用資材にも広くその適用が可能
である。 本発明において合金中に含まれるSi,Mgは本
系合金の主合金元素となるもので焼入後、人工時
効処理を施こすことによつてMg2Siとして析出し
合金強度の向上に寄与する。Si0.5%、Mg0.5%以
下ではMg2Siの析出による強度向上の効果が少な
く、またSi1.0%、Mg1.4%を越えると熱間加工
性、特に押出性が低下する。 Mg/Siが2.0以上であると時効成分である
Mg2Siの形成が十分でなく、また0.7以下になる
と粒界に析出するSi量が過大となつて靭性を低下
する。 CuはMgと共存することによつて合金基質の強
化に寄与するほか、時効に際して他の合金元素に
対する核作用を生じ、析出物を微細均一に分散さ
せることによつて最終時効強度が高くなり焼入感
受性の鈍化に寄与し、またTiと共に耐溶接性を
向上する。 0.3%以下ではこれらの効果に乏しく、また
0.55%を越えると耐食性を低下する。 Tiは溶接に際して溶接部のミクロ割れを防止
する効果を有する。なお、Tiの添加効果を促進
させるためにTiと共にTi量の1/20以下のBを
添加してもよい。 Fe,Cr,Mn,Zrはそれぞれ合金中に共存させ
ることによつて合金中のAやSiと結合して、本
発明による製造工程中で微細な分散相として合金
中に析出し再結晶阻止作用をなし、焼入感受性を
減少させ、また合金に高強度と高靭性を附与し、
耐食性、溶接性を向上させる。 それぞれの下限値、即ちFe0.15%、Mn0.04
%、Cr0.04%、Zr0.04%以下では上記した効果が
十分行われず、またそれぞれの上限値、即ち
Fe0.45%、Mn0.50%、Cr0.30%、Zr0.30%以上
では焼入性や熱間加工性が低下する。 また、Fe,Cr,MnおよびZrの合計量が0.3%
以下では再結晶阻止効果が不十分となり、また合
計量が0.7%を超えると焼入感受性が高くなり、
且つ押出性を阻害するようになるので好ましくな
い。 その他不純物として含有される金属元素のうち
Znはその含有量が0.5%を超えると耐食性を阻害
するので好ましくない。 本発明は上記した組成の合金元素を含むA−
Mg−Si系合金の鋳塊を均質化処理、熱間加工、
焼入および人工時効処理等の一連の工程を経るに
際し、各工程における熱的条件を適切に制御する
ことによつて合金の強度、靭性、耐食性、溶接
性、焼入性等を改善するものである。 鋳塊の均質化処理を行うにあたつては鋳塊の昇
温速度を200℃/hr以下、好ましくは150℃/hr以
下に制御し、480〜575℃の温度範囲に少くとも1
時間以上の加熱保持を行わねばならない。 均質化処理における昇温速度を200℃/hr以下
に制御することは鋳塊中に固溶するFe,Mn,Cr
およびZrを均質化処理工程および次の熱間加工工
程で可及的に微細な金属間化合物の分散相として
マトリツクス中に析出させるために必須な条件で
ある。 均質化処理温度を480〜575℃に定めた理由は
480℃以下では造塊工程中で析出したMg−Si−化
合物を十分に再固溶させることができず、また
575℃を超えると析出するFe,Mn,Cr,Zrの化
合物粒子が粗大となり、また分布も粗くなつて再
結晶阻止効果が低下するからである。 均質化処理を終つた鋳塊は押出加工などの常法
による熱間加工を施こすのであるが、加工終了時
の温度を460℃以上に保つ必要がある。460℃以下
では均質化処理に続くMg−Si化合物の再固溶が
不十分となり雨後の熱処理による素材強度が低下
する。 熱間加工後の素材は焼入されるが、本発明合金
においては適切なFe,Mn,CrおよびZr含有量の
規制とこれらの元素の合計量の規制ならびに均質
化処理における昇温速度、均質化処理温度および
熱間加工温度の規制が相俟つて焼入感受性が著し
く改善されているので従来JIS6061合金で行われ
ているような強度の焼入を行わなくてもよく、例
えば100℃/min程度の冷却速度(冷却用フアン
による強制空冷などによつて達成しうる。)でも
つてJIS6061合金材を水冷(約3600℃/minの冷
却速である。)したときとほぼ同等の強度の素材
を人工時効処理後に得ることができる。 人工時効処理はほぼこの系の合金材において通
常行われている処理条件、即ち130〜220℃の温度
範囲で0.5〜20時間加熱保持することによつて行
われる。 なお焼入工程後の素材を人工時効処理を施す前
に冷間加工を加えてもよい。 次にこの発明の実施例を示す。 第1表は実施例に使用した合金の化学組成を示
したものである。
−Si系合金の製造法に関する。 JIS6061合金はT6処理を施こすことによつて、
27Kg/mm2以上の引張強さと25Kg/mm2以上の耐力を
有し、また一応溶接も可能であるので構造材等に
使用される。 しかし乍らこの系の合金は焼入感受性が高く上
記したような高強度を与えるためには熱間加工後
の材料を可成り急速に冷却する必要があり従つて
水冷などの強度の焼入をするため焼入後の材料に
歪を生ずることがあつて好ましくなかつた。 また、6061合金は時効処理によつて粒界に析出
するMg2Siがアノードとして作用するため使用中
に粒界腐食が発生進行し、材料の耐用年数が低下
する欠点や溶接に際してミクロ割れを発生するな
ど溶接構造材としていまひとつ信頼性に乏しい欠
点があつた。 本発明は耐食性、溶接性、焼入性ともにすぐれ
た高強度、高靭性の加工用A−Mg−Si系合金
を提供しようとするものであつて、その要旨とす
るところはSi0.5〜1.0%、Mg0.5〜1.4%、Cu0.30
〜0.55%、Ti0.01〜0.20%、Fe0.15〜0.40%、
Mn0.04〜0.50%、Cr0.04〜0.30%およびZr0.04〜
0.30%(但し、Mg/Si=0.7〜2.0,0.3≦Fe+Cr
+Mn+Zr≦0.7)を含み残部Aおよび不純物か
らなるA−Mg−Si系合金鋳塊を (1) 200℃/hr以下の昇温速度で加熱し、480〜
575℃の温度範囲に1時間以上保持する均質化
処理工程。 (2) 加熱後の鋳塊を460℃以上の温度で加工する
熱間加工工程。 (3) 熱間加工後の材料を80℃/分以上の冷却速度
で冷却する焼入工程。 (4) 焼入工程を経た素材を130〜220℃の温度範囲
に0.5〜15時間保持する人工時効処理工程を含
むA−Si−Mg系合金の製造法である。 このような製造法によつて製造されたA−Si
−Mg系合金材は、中強度合金材としての優れた
特性により、従来の6061合金材での用途は勿論の
こと、例えば高欄や橋梁等の道路資材、鉄道車両
やトラツク或いは海上・陸上コンテナー等の溶接
構造部材としての用途のみならず、従来耐食性の
点から6061合金材の使用に問題があつた用途、例
えば足場板や船舶用資材にも広くその適用が可能
である。 本発明において合金中に含まれるSi,Mgは本
系合金の主合金元素となるもので焼入後、人工時
効処理を施こすことによつてMg2Siとして析出し
合金強度の向上に寄与する。Si0.5%、Mg0.5%以
下ではMg2Siの析出による強度向上の効果が少な
く、またSi1.0%、Mg1.4%を越えると熱間加工
性、特に押出性が低下する。 Mg/Siが2.0以上であると時効成分である
Mg2Siの形成が十分でなく、また0.7以下になる
と粒界に析出するSi量が過大となつて靭性を低下
する。 CuはMgと共存することによつて合金基質の強
化に寄与するほか、時効に際して他の合金元素に
対する核作用を生じ、析出物を微細均一に分散さ
せることによつて最終時効強度が高くなり焼入感
受性の鈍化に寄与し、またTiと共に耐溶接性を
向上する。 0.3%以下ではこれらの効果に乏しく、また
0.55%を越えると耐食性を低下する。 Tiは溶接に際して溶接部のミクロ割れを防止
する効果を有する。なお、Tiの添加効果を促進
させるためにTiと共にTi量の1/20以下のBを
添加してもよい。 Fe,Cr,Mn,Zrはそれぞれ合金中に共存させ
ることによつて合金中のAやSiと結合して、本
発明による製造工程中で微細な分散相として合金
中に析出し再結晶阻止作用をなし、焼入感受性を
減少させ、また合金に高強度と高靭性を附与し、
耐食性、溶接性を向上させる。 それぞれの下限値、即ちFe0.15%、Mn0.04
%、Cr0.04%、Zr0.04%以下では上記した効果が
十分行われず、またそれぞれの上限値、即ち
Fe0.45%、Mn0.50%、Cr0.30%、Zr0.30%以上
では焼入性や熱間加工性が低下する。 また、Fe,Cr,MnおよびZrの合計量が0.3%
以下では再結晶阻止効果が不十分となり、また合
計量が0.7%を超えると焼入感受性が高くなり、
且つ押出性を阻害するようになるので好ましくな
い。 その他不純物として含有される金属元素のうち
Znはその含有量が0.5%を超えると耐食性を阻害
するので好ましくない。 本発明は上記した組成の合金元素を含むA−
Mg−Si系合金の鋳塊を均質化処理、熱間加工、
焼入および人工時効処理等の一連の工程を経るに
際し、各工程における熱的条件を適切に制御する
ことによつて合金の強度、靭性、耐食性、溶接
性、焼入性等を改善するものである。 鋳塊の均質化処理を行うにあたつては鋳塊の昇
温速度を200℃/hr以下、好ましくは150℃/hr以
下に制御し、480〜575℃の温度範囲に少くとも1
時間以上の加熱保持を行わねばならない。 均質化処理における昇温速度を200℃/hr以下
に制御することは鋳塊中に固溶するFe,Mn,Cr
およびZrを均質化処理工程および次の熱間加工工
程で可及的に微細な金属間化合物の分散相として
マトリツクス中に析出させるために必須な条件で
ある。 均質化処理温度を480〜575℃に定めた理由は
480℃以下では造塊工程中で析出したMg−Si−化
合物を十分に再固溶させることができず、また
575℃を超えると析出するFe,Mn,Cr,Zrの化
合物粒子が粗大となり、また分布も粗くなつて再
結晶阻止効果が低下するからである。 均質化処理を終つた鋳塊は押出加工などの常法
による熱間加工を施こすのであるが、加工終了時
の温度を460℃以上に保つ必要がある。460℃以下
では均質化処理に続くMg−Si化合物の再固溶が
不十分となり雨後の熱処理による素材強度が低下
する。 熱間加工後の素材は焼入されるが、本発明合金
においては適切なFe,Mn,CrおよびZr含有量の
規制とこれらの元素の合計量の規制ならびに均質
化処理における昇温速度、均質化処理温度および
熱間加工温度の規制が相俟つて焼入感受性が著し
く改善されているので従来JIS6061合金で行われ
ているような強度の焼入を行わなくてもよく、例
えば100℃/min程度の冷却速度(冷却用フアン
による強制空冷などによつて達成しうる。)でも
つてJIS6061合金材を水冷(約3600℃/minの冷
却速である。)したときとほぼ同等の強度の素材
を人工時効処理後に得ることができる。 人工時効処理はほぼこの系の合金材において通
常行われている処理条件、即ち130〜220℃の温度
範囲で0.5〜20時間加熱保持することによつて行
われる。 なお焼入工程後の素材を人工時効処理を施す前
に冷間加工を加えてもよい。 次にこの発明の実施例を示す。 第1表は実施例に使用した合金の化学組成を示
したものである。
【表】
実施例 1
水冷焼入試料の機械的性質
第1表に示す本発明による合金ビレツト(試料
No.1〜3)を100℃/hrの昇温速度で540℃に加
熱昇温し、同温度で4時間の均質化処理を行つた
後、520℃で押出加工し、直ちに水冷(冷却速度
約3500℃/min)による焼入を行つた。また、
JIS6061合金ビレツト(試料No.4)について同様
の条件で均質化処理を施した後、500℃で押出加
工し、同様の条件で水冷による焼入を行つた。 次いでこれらの試料を180℃に4時間の人工時
効処理を施し、試料の機械的性質を測定した。結
果を第2表に示す。
No.1〜3)を100℃/hrの昇温速度で540℃に加
熱昇温し、同温度で4時間の均質化処理を行つた
後、520℃で押出加工し、直ちに水冷(冷却速度
約3500℃/min)による焼入を行つた。また、
JIS6061合金ビレツト(試料No.4)について同様
の条件で均質化処理を施した後、500℃で押出加
工し、同様の条件で水冷による焼入を行つた。 次いでこれらの試料を180℃に4時間の人工時
効処理を施し、試料の機械的性質を測定した。結
果を第2表に示す。
【表】
実施例 2
第1表に示す合金ビレツト(試料番号No.1〜
4)を100℃/hrの昇温速度で540℃に加熱昇温
し、同温度で4時間の均熱処理を行つた後、500
〜510℃で押出加工し、直ちにフアンによる強制
空冷(冷却速度110〜120℃/min)による焼入を
行つた。 次いでこれらの試料を180℃に4時間の人工時
効処理を施し、試料の機械的性質を測定した。第
3表にその結果を示す。
4)を100℃/hrの昇温速度で540℃に加熱昇温
し、同温度で4時間の均熱処理を行つた後、500
〜510℃で押出加工し、直ちにフアンによる強制
空冷(冷却速度110〜120℃/min)による焼入を
行つた。 次いでこれらの試料を180℃に4時間の人工時
効処理を施し、試料の機械的性質を測定した。第
3表にその結果を示す。
【表】
実施例 3
(衝撃試験)
実施例1および2と同様の条件で作成した本発
明による試料(試料No.1およびNo.2)とJIS6061
合金試料(試料No.4)についてシヤルピー衝撃
値を測定した。試験結果を第4表に示す。なお試
験片形状は10mm×10mm×55mmと板片にVノツチを
付したものである。
明による試料(試料No.1およびNo.2)とJIS6061
合金試料(試料No.4)についてシヤルピー衝撃
値を測定した。試験結果を第4表に示す。なお試
験片形状は10mm×10mm×55mmと板片にVノツチを
付したものである。
【表】
上記実施例1〜2に示された様に従来の
JIS6061合金より作成された試料は空冷によるも
のは水冷によるものに較べ著しく強度が低下して
いるのに対し、本発明合金より作成された試料に
おいては水冷によるものと空冷によるものと強度
がほぼ同等であり、このことは本発明によるとき
は従来のものに較べ焼入感受性が低いこと、言い
換えれば焼入性にすぐれていることが判る。 また、実施例3から本発明によつて得られた試
料(試料No.1およびNo.2)は従来のJIS6061合金
から得られた試料(試料No.4)に較べ水冷試
料、空冷試料共に耐衝撃性がすぐれていることが
判る。 実施例 4 (溶接性試験) 実施例2と同様条件で作成した本発明による試
料(No.2−空冷)と実施例1と同様条件で作成
したJIS6061合金による試料(No.4−水冷)試料
形状4mm×100mm×1000mm)をそれぞれ両面1パ
スの突合せ溶液(溶接条件250A,21V、溶接速度
500mm/min、溶加材A5356)を行ないビードを残
したものとビードを除去したものについて溶接部
の機械的性質およびミクロ割れの有無について調
べた。 結果を第5表に示す。機械的性質は繰返し5個
の平均値である。
JIS6061合金より作成された試料は空冷によるも
のは水冷によるものに較べ著しく強度が低下して
いるのに対し、本発明合金より作成された試料に
おいては水冷によるものと空冷によるものと強度
がほぼ同等であり、このことは本発明によるとき
は従来のものに較べ焼入感受性が低いこと、言い
換えれば焼入性にすぐれていることが判る。 また、実施例3から本発明によつて得られた試
料(試料No.1およびNo.2)は従来のJIS6061合金
から得られた試料(試料No.4)に較べ水冷試
料、空冷試料共に耐衝撃性がすぐれていることが
判る。 実施例 4 (溶接性試験) 実施例2と同様条件で作成した本発明による試
料(No.2−空冷)と実施例1と同様条件で作成
したJIS6061合金による試料(No.4−水冷)試料
形状4mm×100mm×1000mm)をそれぞれ両面1パ
スの突合せ溶液(溶接条件250A,21V、溶接速度
500mm/min、溶加材A5356)を行ないビードを残
したものとビードを除去したものについて溶接部
の機械的性質およびミクロ割れの有無について調
べた。 結果を第5表に示す。機械的性質は繰返し5個
の平均値である。
【表】
第5表より本発明による試料は空冷によるもの
であつてもJIS6061合金より作られた水冷試料と
同等の溶接強度を示し、且つミクロ割れが全くな
いことが判る。 実施例 6 耐食性試験 実施例1および実施例2と同様条件で作成した
本発明による試料(No.3−水冷およびNo.3−空
冷)と実施例1と同様条件で作成したJIS6061合
金より作られた試料(No.4−水冷)とを用い5
%食塩水に交互浸漬する腐食促進試験を1000時間
継続し各試料における内部方向への粒界腐食の進
行状況を調べた。 結果を第6表に示す。
であつてもJIS6061合金より作られた水冷試料と
同等の溶接強度を示し、且つミクロ割れが全くな
いことが判る。 実施例 6 耐食性試験 実施例1および実施例2と同様条件で作成した
本発明による試料(No.3−水冷およびNo.3−空
冷)と実施例1と同様条件で作成したJIS6061合
金より作られた試料(No.4−水冷)とを用い5
%食塩水に交互浸漬する腐食促進試験を1000時間
継続し各試料における内部方向への粒界腐食の進
行状況を調べた。 結果を第6表に示す。
【表】
第6表の結果より本発明によるときは空冷条件
であつても従来のものに較べ粒界腐食の進行が遅
く、殊に両者が水冷条件のものについては進行速
度が1/2程度になること、即ち耐食性が著しくす
ぐれていることが判る。
であつても従来のものに較べ粒界腐食の進行が遅
く、殊に両者が水冷条件のものについては進行速
度が1/2程度になること、即ち耐食性が著しくす
ぐれていることが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Si0.5〜1.0%、Mg0.5〜1.4%、Cu0.30〜0.55
%、Ti0.01〜0.20%、Fe0.15〜0.40%、Mn0.04〜
0.50%、Cr0.04〜0.30%およびZr0.04〜0.30%
(但し、Mg/Si=0.7〜2.0,0.3≦Fe+Cr+Mn+
Zr≦0.7)を含み残部Aおよび不純物からなる
A−Mg−Si系合金鋳塊を (1) 200℃/hr以下の昇温速度で加熱し、480〜
575℃の温度範囲に1時間以上保持する均質化
処理工程。 (2) 加熱後の鋳塊を460℃以上の温度で加工する
熱間加工工程。 (3) 熱間加工後の材料を80℃/分以上の冷却速度
で冷却する焼入工程。 (4) 冷却後の材料を130〜220℃の温度範囲に0.5
〜15時間保持する人工時効処理工程を含む耐食
性、溶接性および焼入性のすぐれた加工用A
−Mg−Si系合金の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4903982A JPS58167757A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 耐食性,溶接性および焼入性のすぐれた加工用Al−Mg−Si系合金の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4903982A JPS58167757A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 耐食性,溶接性および焼入性のすぐれた加工用Al−Mg−Si系合金の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58167757A JPS58167757A (ja) | 1983-10-04 |
| JPS6150141B2 true JPS6150141B2 (ja) | 1986-11-01 |
Family
ID=12819938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4903982A Granted JPS58167757A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 耐食性,溶接性および焼入性のすぐれた加工用Al−Mg−Si系合金の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58167757A (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6160786U (ja) * | 1984-09-22 | 1986-04-24 | ||
| JPS62287033A (ja) * | 1986-06-06 | 1987-12-12 | Kobe Steel Ltd | 焼入性の優れた押出用アルミニウム合金 |
| JPS6379942A (ja) * | 1986-09-22 | 1988-04-09 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 強度、加工性、耐食性の良好な配管用アルミニウム合金管の製造法 |
| JPS63230843A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-27 | Nippon Light Metal Co Ltd | 靭性および強度に優れた構造用Al−Mg−Si−Cu系合金 |
| JPH04314840A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-06 | Furukawa Alum Co Ltd | 成形性および耐食性に優れたアルミニウム合金板材 |
| JP2697400B2 (ja) * | 1991-08-28 | 1998-01-14 | 日本軽金属株式会社 | 鍛造用アルミニウム合金 |
| JP3236480B2 (ja) | 1995-08-11 | 2001-12-10 | トヨタ自動車株式会社 | ポートホール押出が容易な高強度アルミニウム合金 |
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-
1982
- 1982-03-29 JP JP4903982A patent/JPS58167757A/ja active Granted
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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