JPS6154206A - サ−モパ−ベ−パレ−シヨン装置 - Google Patents
サ−モパ−ベ−パレ−シヨン装置Info
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- JPS6154206A JPS6154206A JP17540084A JP17540084A JPS6154206A JP S6154206 A JPS6154206 A JP S6154206A JP 17540084 A JP17540084 A JP 17540084A JP 17540084 A JP17540084 A JP 17540084A JP S6154206 A JPS6154206 A JP S6154206A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はサーモパーベーパレーション装置に関する。
例えば、水溶液のような水性混合物から水を分離し、或
いは水溶液をtr4縮するための装置として、水蒸気は
透過させるが、水溶液自体は透過させない疎水性微孔質
膜の一面側に所定の温度に加熱した原液、例えば、熱海
水を流通させ、この原液から発生した水蒸気を上記微孔
質膜を透過させ、この膜の他面側に対向して配された低
温の伝熱壁で冷却して凝縮させ、このようにして微孔質
膜の一面側において原液を濃縮し、他面側において凝縮
液を得るサーモパーベーパレーション法による液体の分
離装置は既に知られている。
いは水溶液をtr4縮するための装置として、水蒸気は
透過させるが、水溶液自体は透過させない疎水性微孔質
膜の一面側に所定の温度に加熱した原液、例えば、熱海
水を流通させ、この原液から発生した水蒸気を上記微孔
質膜を透過させ、この膜の他面側に対向して配された低
温の伝熱壁で冷却して凝縮させ、このようにして微孔質
膜の一面側において原液を濃縮し、他面側において凝縮
液を得るサーモパーベーパレーション法による液体の分
離装置は既に知られている。
例えば特公昭49−45461号公報には、微孔質膜か
らなる膜壁を一対平行に配設してその間を高温の原液通
路となすと共に、上記各膜壁の外側に、この膜壁を透過
した水蒸気を拡散させるための蒸気拡散空間を隔てて、
それぞれ低温の伝熱壁を配設し、高温の原液から発生し
た水蒸気を蒸気拡散空間に透過させ、伝熱壁にてこれを
冷却し、凝縮させて、原液から水を分離するサーモパー
ベーパレーション装置が記載されている。
らなる膜壁を一対平行に配設してその間を高温の原液通
路となすと共に、上記各膜壁の外側に、この膜壁を透過
した水蒸気を拡散させるための蒸気拡散空間を隔てて、
それぞれ低温の伝熱壁を配設し、高温の原液から発生し
た水蒸気を蒸気拡散空間に透過させ、伝熱壁にてこれを
冷却し、凝縮させて、原液から水を分離するサーモパー
ベーパレーション装置が記載されている。
上記のようなサーモパーベーパレーション装置による液
体の濃縮や分離には、分離手段として代表的にはポリテ
トラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂からなる疎水
性耐熱性の微孔質膜が用いられ、水性混合物、例えば、
水溶液の濃縮やこの水溶液から水を分離するために好適
である。しかし、反面、処理すべき液体、即ち、原液が
有機物質を含有する場合は、処理時間の経過と共にこの
有機物質が微孔質膜上に付着して、微孔質膜の疎水性が
失なわれる結果、微孔質膜は液体の透過を許すようにな
って、溶質に対する除去率が低下するに至る。特に、原
液が例えば、食品工業におけるミカン果汁、大豆タンパ
ク、魚肉汁液等のように、タンパク質やデンプン、繊維
質等のように有機物質を含有する水性液体である場合に
、微孔質膜への有機物質の付着による溶質の除去率の低
下が著しく、溶質の回収率や原液の濃縮率が低下すると
同時に、凝縮水に原液が混入して、その純度も低下する
。
体の濃縮や分離には、分離手段として代表的にはポリテ
トラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂からなる疎水
性耐熱性の微孔質膜が用いられ、水性混合物、例えば、
水溶液の濃縮やこの水溶液から水を分離するために好適
である。しかし、反面、処理すべき液体、即ち、原液が
有機物質を含有する場合は、処理時間の経過と共にこの
有機物質が微孔質膜上に付着して、微孔質膜の疎水性が
失なわれる結果、微孔質膜は液体の透過を許すようにな
って、溶質に対する除去率が低下するに至る。特に、原
液が例えば、食品工業におけるミカン果汁、大豆タンパ
ク、魚肉汁液等のように、タンパク質やデンプン、繊維
質等のように有機物質を含有する水性液体である場合に
、微孔質膜への有機物質の付着による溶質の除去率の低
下が著しく、溶質の回収率や原液の濃縮率が低下すると
同時に、凝縮水に原液が混入して、その純度も低下する
。
本発明者らは、上記した問題を解決するために61 X
1 究した結果、サーモパーベーパレーション装置に
おいて、上記微孔質膜を直接に原液に接触する保護膜と
しての第1の微孔質膜と、この保BW膜の裏面に重ねた
分離膜としての第2の微孔質膜とから構成することによ
って、原液に直接に接触する微孔質膜に有機物質が付着
しても、長期間にわたって溶質の除去率を高く保つこと
ができることを見出して、本発明に至ったものである。
1 究した結果、サーモパーベーパレーション装置に
おいて、上記微孔質膜を直接に原液に接触する保護膜と
しての第1の微孔質膜と、この保BW膜の裏面に重ねた
分離膜としての第2の微孔質膜とから構成することによ
って、原液に直接に接触する微孔質膜に有機物質が付着
しても、長期間にわたって溶質の除去率を高く保つこと
ができることを見出して、本発明に至ったものである。
本発明によるサーモパーベーパレーション装置は、水は
透過させないが、水蒸気は透過させる疎水性微孔質膜の
一面側に水性混合物を接触させ、この水性混合物から水
蒸気を発生させ、これを上記単孔質膜の他面側に透過さ
せ、冷却して凝縮させるサーモパーベーパレーション装
置において、上記微孔質膜が上記水性混合物に直接に接
触する保護膜としての第1の微孔質膜と、この裏面に重
ねられた分離膜としての第2の微孔質膜とからなること
を特徴とする。
透過させないが、水蒸気は透過させる疎水性微孔質膜の
一面側に水性混合物を接触させ、この水性混合物から水
蒸気を発生させ、これを上記単孔質膜の他面側に透過さ
せ、冷却して凝縮させるサーモパーベーパレーション装
置において、上記微孔質膜が上記水性混合物に直接に接
触する保護膜としての第1の微孔質膜と、この裏面に重
ねられた分離膜としての第2の微孔質膜とからなること
を特徴とする。
本発明のサーモパーベーパレーション装置においては、
原液を透過させず、水蒸気を透過させる微孔質膜を少な
くとも2枚の微孔、質膜から形成する。即ち、原液に直
接に接触する保護膜としての第1の微孔質膜と、この保
護膜の裏面に重ねられる分離膜としての第2の微孔質膜
とから形成する。
原液を透過させず、水蒸気を透過させる微孔質膜を少な
くとも2枚の微孔、質膜から形成する。即ち、原液に直
接に接触する保護膜としての第1の微孔質膜と、この保
護膜の裏面に重ねられる分離膜としての第2の微孔質膜
とから形成する。
これら保護膜と分離膜とは相互に全面的に密着しておら
ず、且つ、保I便膜と分離膜との間に原液が入り込む空
隙を有することが必要であるが、相互に接着されている
必要はなく、単に重ねられているだけでもよい。しかし
、必−要に応じて、部分的にこれらを相互に接着するこ
ともできる。
ず、且つ、保I便膜と分離膜との間に原液が入り込む空
隙を有することが必要であるが、相互に接着されている
必要はなく、単に重ねられているだけでもよい。しかし
、必−要に応じて、部分的にこれらを相互に接着するこ
ともできる。
上記保8W膜又は分離膜としての微孔質膜は、高温の原
液である水性混合物に対して疎水性であることが必要で
あり、更に、原液は透過させないが、水蒸気は透過させ
る性質を有することが必要である。従って、微孔’zH
1Aは、通常、0.05〜50μm程度、好ましくは0
.1〜10μm程度の微孔を有し、多孔度は好ましくは
50%以上である。また、微孔質膜の厚さは1〜300
μm1好ましくは5〜50μmであるが、これに限定さ
れるものではない。
液である水性混合物に対して疎水性であることが必要で
あり、更に、原液は透過させないが、水蒸気は透過させ
る性質を有することが必要である。従って、微孔’zH
1Aは、通常、0.05〜50μm程度、好ましくは0
.1〜10μm程度の微孔を有し、多孔度は好ましくは
50%以上である。また、微孔質膜の厚さは1〜300
μm1好ましくは5〜50μmであるが、これに限定さ
れるものではない。
このような微孔質膜としては、具体的には、ポリテトラ
フルオロエチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合樹脂等のようなフッ
素系樹脂からなる微孔質膜が耐熱性と疎水性を共に有す
る点から特に好ましく用いられる。しかし、例えばポリ
スルホンやセルロース樹脂のような親水性樹脂からなる
微孔質膜でも、表面にフッ素系樹脂やシリコーン樹脂等
の撥水性樹脂を被覆して、疎水性の微孔質表面を付与す
るときは、これら樹脂膜も使用することができる。
フルオロエチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合樹脂等のようなフッ
素系樹脂からなる微孔質膜が耐熱性と疎水性を共に有す
る点から特に好ましく用いられる。しかし、例えばポリ
スルホンやセルロース樹脂のような親水性樹脂からなる
微孔質膜でも、表面にフッ素系樹脂やシリコーン樹脂等
の撥水性樹脂を被覆して、疎水性の微孔質表面を付与す
るときは、これら樹脂膜も使用することができる。
尚、微孔質膜は、一般に強度が小さいので、特に、分離
膜は、適宜の支持体上に支持させてもよい、このような
支持体は、微孔質膜を補強すると共に、水蒸気を透過さ
せることができれば足り、例えば、ポリアミドからなる
織布又は不織布や、セラミック製の多孔質管が好適に用
いられる。
膜は、適宜の支持体上に支持させてもよい、このような
支持体は、微孔質膜を補強すると共に、水蒸気を透過さ
せることができれば足り、例えば、ポリアミドからなる
織布又は不織布や、セラミック製の多孔質管が好適に用
いられる。
このように、サーモパーベーパレーション装置において
、原液に対して保護膜を直接に接触させ、この保護膜の
裏面に分離膜を重ねることによって、原液が有機物質を
含有する場合であっても、保護膜が有機物質に対する濾
過膜として機能し、この保護膜上に有機物質が付着する
ので、保8W膜がこのために疎水性を失なって、保護膜
を原液が透過しても、この原液は有機物質が濾過除去さ
れており、これが分離膜に接触することとなる。ここに
分離膜は有機物質に汚染されていない疎水性表面を保持
しているので、原液を透過させず、水蒸気のみを透過さ
せ、従って、凝縮水に原液が混入することがない。また
、保護膜は有機物質の付着が著しくなれば、必要に応じ
て新しい微孔質膜と取替えることができる。
、原液に対して保護膜を直接に接触させ、この保護膜の
裏面に分離膜を重ねることによって、原液が有機物質を
含有する場合であっても、保護膜が有機物質に対する濾
過膜として機能し、この保護膜上に有機物質が付着する
ので、保8W膜がこのために疎水性を失なって、保護膜
を原液が透過しても、この原液は有機物質が濾過除去さ
れており、これが分離膜に接触することとなる。ここに
分離膜は有機物質に汚染されていない疎水性表面を保持
しているので、原液を透過させず、水蒸気のみを透過さ
せ、従って、凝縮水に原液が混入することがない。また
、保護膜は有機物質の付着が著しくなれば、必要に応じ
て新しい微孔質膜と取替えることができる。
本発明の装置においては、保護膜としての微孔質膜の裏
面、即ち、分離膜の表面に対面する表面を親水性にする
ことが好ましい。上記のように、保8W膜に有機物質が
付着し、その疎水性が失われて、保護膜を原液が透過し
たとき、保護膜の裏面が親水性であることによって、原
液が保護膜の裏面に一様に濡れるので、原液と分離膜と
の接触面積が大きく、かくして、水蒸気の透過量を大き
く保持することができるからである。
面、即ち、分離膜の表面に対面する表面を親水性にする
ことが好ましい。上記のように、保8W膜に有機物質が
付着し、その疎水性が失われて、保護膜を原液が透過し
たとき、保護膜の裏面が親水性であることによって、原
液が保護膜の裏面に一様に濡れるので、原液と分離膜と
の接触面積が大きく、かくして、水蒸気の透過量を大き
く保持することができるからである。
このように保護膜の裏面を親水性とするには、保護膜が
例えばポリテトラフルオロエチレン樹脂からなるとき、
当該裏面にコロナ放電処理、アルカリ金属処理、水蒸気
のような親水性気体雰囲気下でのスパッタエツチング処
理等を施せばよい。
例えばポリテトラフルオロエチレン樹脂からなるとき、
当該裏面にコロナ放電処理、アルカリ金属処理、水蒸気
のような親水性気体雰囲気下でのスパッタエツチング処
理等を施せばよい。
他方、保護膜の表面をアルゴンのような不活性気体下で
スパッタエツチングし、疎水性を高めることができ、又
は粗面とすることによって、有機物質の付着を容易にす
ることもできる。
スパッタエツチングし、疎水性を高めることができ、又
は粗面とすることによって、有機物質の付着を容易にす
ることもできる。
更に、本発明の装置においては、保護膜の多孔度及び微
孔孔径は、分離膜のそれらよりも大きいことが好ましい
。一般に、サーモパーベーパレーション装置による液体
の処理においては、水蒸気の透過速度は微孔質膜の膜厚
に大きくは依存しないこと、即ち、膜厚に比例して小さ
くならないことは既に知られているが、上記のように、
保護膜を分離膜に比べて、その多孔度及び微孔孔径を大
きくすることによって、水蒸気透過速度はほぼ分離膜の
性質のみに依存することとなり、保護膜による水蒸気透
過速度の減少がなくなるからである。
孔孔径は、分離膜のそれらよりも大きいことが好ましい
。一般に、サーモパーベーパレーション装置による液体
の処理においては、水蒸気の透過速度は微孔質膜の膜厚
に大きくは依存しないこと、即ち、膜厚に比例して小さ
くならないことは既に知られているが、上記のように、
保護膜を分離膜に比べて、その多孔度及び微孔孔径を大
きくすることによって、水蒸気透過速度はほぼ分離膜の
性質のみに依存することとなり、保護膜による水蒸気透
過速度の減少がなくなるからである。
従って、本発明の装置においては、保護膜として、前記
した微孔質膜以外にも、例えば、疎水化処理を施した5
0〜1000メツシユ、好ましくは200〜500メツ
シユの微孔を有するポリアミド等の樹脂メツシュや金属
メツシュをも用いることができる。
した微孔質膜以外にも、例えば、疎水化処理を施した5
0〜1000メツシユ、好ましくは200〜500メツ
シユの微孔を有するポリアミド等の樹脂メツシュや金属
メツシュをも用いることができる。
第1図及び第2図は、本発明によるサーモパーベーパレ
ーション装置の一例を示す。
ーション装置の一例を示す。
即ち、外管1内には第1の微孔質膜よりなる管状の保護
膜2が同軸的に配設されており、更に、これに近接して
、同じく第2の微孔質膜からなる管状の分離膜3が同軸
的に配設され、これら管状膜が膜管4を構成している。
膜2が同軸的に配設されており、更に、これに近接して
、同じく第2の微孔質膜からなる管状の分離膜3が同軸
的に配設され、これら管状膜が膜管4を構成している。
この膜管4と外管との間に所定の温度に加熱された原液
のための原液通路5が形成されている。
のための原液通路5が形成されている。
原液通路5には原液の導入管6及び導出管7が接続され
て原液回路が形成され、この回路には必要に応じて加熱
器8が配設される。原液は、弁9を備えた原液供給管1
0から適宜に上記原液回路に補充されつつ、この原液回
路に循環して流通される。必要に応じて、原液は、これ
ら上記加熱器8により所定の温度に加熱される。また、
図示しないが、原液は、必要に応じて排出管により原液
回路から一部が排出される。
て原液回路が形成され、この回路には必要に応じて加熱
器8が配設される。原液は、弁9を備えた原液供給管1
0から適宜に上記原液回路に補充されつつ、この原液回
路に循環して流通される。必要に応じて、原液は、これ
ら上記加熱器8により所定の温度に加熱される。また、
図示しないが、原液は、必要に応じて排出管により原液
回路から一部が排出される。
膜管4の内側には、更にこれと同軸的に伝熱壁を備えた
伝熱管11が配設され、前記膜管との間に蒸気拡散空間
12を有するように適宜の間隔がおかれている。伝熱管
は伝熱性の高い材料、例えば金属製薄肉管からなる。こ
の伝熱管には冷却媒体のための導入管13及び導出管1
4が接続され、例えば冷却水のような冷却媒体が伝熱管
内に循環して流通される。
伝熱管11が配設され、前記膜管との間に蒸気拡散空間
12を有するように適宜の間隔がおかれている。伝熱管
は伝熱性の高い材料、例えば金属製薄肉管からなる。こ
の伝熱管には冷却媒体のための導入管13及び導出管1
4が接続され、例えば冷却水のような冷却媒体が伝熱管
内に循環して流通される。
蒸気拡散空間の下端部には、蒸気拡散空間において前記
伝熱管11によって冷却され、凝縮した凝縮水を取り出
すための導出管15が接続されている。
伝熱管11によって冷却され、凝縮した凝縮水を取り出
すための導出管15が接続されている。
上記した装置においては、所定の温度に加熱された高温
の原液は原液通路5に導入され、原液より発生した水蒸
気は膜管4を透過して蒸気拡散空間12に至り、蒸気拡
散空間を拡散して、伝熱管11で冷却されて凝縮水を生
じ、この凝縮水は伝熱管表面を流下して凝縮水導出管1
5より装置外に導かれる。
の原液は原液通路5に導入され、原液より発生した水蒸
気は膜管4を透過して蒸気拡散空間12に至り、蒸気拡
散空間を拡散して、伝熱管11で冷却されて凝縮水を生
じ、この凝縮水は伝熱管表面を流下して凝縮水導出管1
5より装置外に導かれる。
本発明のサーモパーベーパレーション装置によれば、以
上のように、第1の微孔質膜からなる保護11りを原液
に直接に接触させ、この保8W膜の裏面に第2の微孔質
膜からなる分離膜を重ねて配設するので、原液が有機物
質を含有する場合、保護膜が有機物質に対する濾過膜と
して機能して、保8I膜に有機物質が付着する。従って
、保護膜がこのために疎水性を失なって、保8W膜を原
液が透過しても、有機物質が濾過除去された原液が疎水
性の分離膜に接触し、この分離膜は水蒸気のみが透過す
るので、/ge縮水に原液が混入することがない。
上のように、第1の微孔質膜からなる保護11りを原液
に直接に接触させ、この保8W膜の裏面に第2の微孔質
膜からなる分離膜を重ねて配設するので、原液が有機物
質を含有する場合、保護膜が有機物質に対する濾過膜と
して機能して、保8I膜に有機物質が付着する。従って
、保護膜がこのために疎水性を失なって、保8W膜を原
液が透過しても、有機物質が濾過除去された原液が疎水
性の分離膜に接触し、この分離膜は水蒸気のみが透過す
るので、/ge縮水に原液が混入することがない。
また、保8W膜は、有機物質の付着状況に応じて適宜に
取替えれば、溶質の除去率を一層長期間にわたって高く
保持することができる。
取替えれば、溶質の除去率を一層長期間にわたって高く
保持することができる。
更に、保、iW膜としての微孔質膜の裏面を親水性にす
ることにより、保護膜を透過した原液が保護膜の裏面に
一様に濡れるので、原液と分離膜との接触面積が大きく
、かくして、水蒸気の透過速度を大きく保持することが
できる。
ることにより、保護膜を透過した原液が保護膜の裏面に
一様に濡れるので、原液と分離膜との接触面積が大きく
、かくして、水蒸気の透過速度を大きく保持することが
できる。
従って、本発明によるサーモパーベーパレーション装置
は、有機物質を含有する水性混合物の濃縮や水性混合物
からの水の分離に好適であり、例えば、食品や医薬品産
業における有用成分の濃縮分離や廃水処理、具体的には
、魚貝類のエキス類の濃縮、ミカン等の果汁濃縮、ペク
チンやゼラチン水溶液の処理、馬鈴薯廃水、染色、パル
プ廃水等の廃水処理に好適に適用し得る。
は、有機物質を含有する水性混合物の濃縮や水性混合物
からの水の分離に好適であり、例えば、食品や医薬品産
業における有用成分の濃縮分離や廃水処理、具体的には
、魚貝類のエキス類の濃縮、ミカン等の果汁濃縮、ペク
チンやゼラチン水溶液の処理、馬鈴薯廃水、染色、パル
プ廃水等の廃水処理に好適に適用し得る。
以下に本発明の実施例を挙げる。
比較例1
第1図に示したように、直径40m1の合成樹脂製外管
内に、厚み60μm、多孔度70%であって、平均孔径
0.2μmの微孔を有するポリテトラフルオロエチレン
微孔質膜を同軸的に配設して直径約281mの膜管を形
成し、更にこの膜管内に蒸気拡散空間の幅が2.3鰭と
なるようにステンレス鋼製伝熱管を配設して、比較のた
めのサーモパーベーパレーション装置を構成した。装置
における有効膜面積は240 clItであった。
内に、厚み60μm、多孔度70%であって、平均孔径
0.2μmの微孔を有するポリテトラフルオロエチレン
微孔質膜を同軸的に配設して直径約281mの膜管を形
成し、更にこの膜管内に蒸気拡散空間の幅が2.3鰭と
なるようにステンレス鋼製伝熱管を配設して、比較のた
めのサーモパーベーパレーション装置を構成した。装置
における有効膜面積は240 clItであった。
この装置において、温度40℃、糖度12°Brのミカ
ン果汁を原液通路に流通させ、温度4℃の冷却水を伝熱
管内に流通させて、ミカン果汁を濃縮すると共に、凝縮
水を得た。
ン果汁を原液通路に流通させ、温度4℃の冷却水を伝熱
管内に流通させて、ミカン果汁を濃縮すると共に、凝縮
水を得た。
ミカン果汁を2倍濃縮した時点において、ミカン果汁に
含まれる精油、灰分、繊維質等の膜面への付着が著しい
ことが確認され、また、得られた凝縮水の糖度はO’B
rであったが、これを5℃の温度まで冷却したとき、僅
かに不溶性の沈澱が生じ、果汁が一部膜を透過したこと
が確認された。
含まれる精油、灰分、繊維質等の膜面への付着が著しい
ことが確認され、また、得られた凝縮水の糖度はO’B
rであったが、これを5℃の温度まで冷却したとき、僅
かに不溶性の沈澱が生じ、果汁が一部膜を透過したこと
が確認された。
また、凝縮水の取得速度は、初期において4.0kg/
n(・時であった。
n(・時であった。
実施例1
上記比較例1の装置において、厚み80μm1多孔度8
0%であって、平均孔径2.0μmの微孔を有するポリ
テトラフルオロエチレン微孔質膜を保護膜とし、また、
厚み60μm、多孔度70%であって、平均孔径0.2
μmの微孔を有するポリテトラフルオロエチレン微孔質
膜を分離膜として、これらを極く近接して同軸的に配設
して直径約28酊の膜管を形成した以外は、上記比較例
1と同じ装置を構成した。
0%であって、平均孔径2.0μmの微孔を有するポリ
テトラフルオロエチレン微孔質膜を保護膜とし、また、
厚み60μm、多孔度70%であって、平均孔径0.2
μmの微孔を有するポリテトラフルオロエチレン微孔質
膜を分離膜として、これらを極く近接して同軸的に配設
して直径約28酊の膜管を形成した以外は、上記比較例
1と同じ装置を構成した。
この装置において、比較例■と同様にして、ミカン果汁
を濃縮すると共に、凝縮水を得た。この結果、2倍濃縮
の時点において、保護膜には比較例1と同様に精油や繊
維質の付着が認められたが、分離膜にはかかる有機物質
の付着は認められず、更に、得られた凝縮水はO”Br
であるうえに、これを5℃に冷却しても、水不溶性沈澱
の生成はなく、果汁の膜透過はないことが確認された。
を濃縮すると共に、凝縮水を得た。この結果、2倍濃縮
の時点において、保護膜には比較例1と同様に精油や繊
維質の付着が認められたが、分離膜にはかかる有機物質
の付着は認められず、更に、得られた凝縮水はO”Br
であるうえに、これを5℃に冷却しても、水不溶性沈澱
の生成はなく、果汁の膜透過はないことが確認された。
また、1!縮水の取得速度は、初期において3.5kg
/ rd・時であって、膜管の厚みが比較例のほぼ2倍
に増えているにもかかわらず、凝縮水の取得速度の低下
は僅かであった。
/ rd・時であって、膜管の厚みが比較例のほぼ2倍
に増えているにもかかわらず、凝縮水の取得速度の低下
は僅かであった。
この後、保護膜を取替えて、同様にミカン果汁をt’s
縮したところ、果汁の膜透過なしに、4倍濃縮すること
ができた。
縮したところ、果汁の膜透過なしに、4倍濃縮すること
ができた。
実施例2
実施例1において用いたのと同じ保護膜の裏面を予め水
蒸気雰囲気下で15kVの電圧条件にてコロナ放電処理
による親水性化を行なった。この保8W膜を用いた以外
は、実施例1と同じ装置によってミカン果汁を濃縮した
ところ、得られた凝縮水の性状は実施例1と同じであり
、また、凝縮水の取得速度は、初期において3.9 k
g/ m・時であって、実施例1に比較して増大した。
蒸気雰囲気下で15kVの電圧条件にてコロナ放電処理
による親水性化を行なった。この保8W膜を用いた以外
は、実施例1と同じ装置によってミカン果汁を濃縮した
ところ、得られた凝縮水の性状は実施例1と同じであり
、また、凝縮水の取得速度は、初期において3.9 k
g/ m・時であって、実施例1に比較して増大した。
第1図は本発明によるサーモパーベーパレーションの一
例を示す縦断面図、第2図は第1図においてWAA −
A線に沿う断面図である。 1・・・外管、2・・・保護膜、3・・・分離膜、4・
・・膜管、5・・・原液通路、6・・・原液導入管、7
・・・原液導出管、10・・・原液供給管、11・・・
伝熱管、12・・・蒸気拡散空間、13・・・冷却媒体
導入管、14・・・冷却媒体導出管、15・・・凝縮水
取出管。 第11’1
例を示す縦断面図、第2図は第1図においてWAA −
A線に沿う断面図である。 1・・・外管、2・・・保護膜、3・・・分離膜、4・
・・膜管、5・・・原液通路、6・・・原液導入管、7
・・・原液導出管、10・・・原液供給管、11・・・
伝熱管、12・・・蒸気拡散空間、13・・・冷却媒体
導入管、14・・・冷却媒体導出管、15・・・凝縮水
取出管。 第11’1
Claims (2)
- (1)水は透過させないが、水蒸気は透過させる疎水性
微孔質膜の一面側に水性混合物を接触させ、この水性混
合物から水蒸気を発生させ、これを上記微孔質膜の他面
側に透過させ、冷却して凝縮させるサーモパーベーパレ
ーション装置において、上記微孔質膜が上記水性混合物
に直接に接触する保護膜としての第1の微孔質膜と、こ
の裏面に重ねられた分離膜としての第2の微孔質膜とか
らなることを特徴とするサーモパーベーパレーション装
置。 - (2)分離膜に対面する保護膜の表面が親水性であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のサーモパー
ベーパレーション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17540084A JPS6154206A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | サ−モパ−ベ−パレ−シヨン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17540084A JPS6154206A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | サ−モパ−ベ−パレ−シヨン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6154206A true JPS6154206A (ja) | 1986-03-18 |
Family
ID=15995430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17540084A Pending JPS6154206A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | サ−モパ−ベ−パレ−シヨン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6154206A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01503282A (ja) * | 1986-05-05 | 1989-11-09 | シリンクス、リサーチ、インスチツート、プロプライエタリ、リミテッド | 浸透蒸溜法およびその半透性バリヤー |
| EP0689082A1 (en) | 1994-06-20 | 1995-12-27 | Nikon Corporation | A temple chip for a frame of spectacles |
| JP2023104369A (ja) * | 2022-01-17 | 2023-07-28 | 国立大学法人京都工芸繊維大学 | 気体分離膜、気体分離膜モジュール、それらの製造方法およびそれらを使用した気体分離方法 |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP17540084A patent/JPS6154206A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01503282A (ja) * | 1986-05-05 | 1989-11-09 | シリンクス、リサーチ、インスチツート、プロプライエタリ、リミテッド | 浸透蒸溜法およびその半透性バリヤー |
| EP0689082A1 (en) | 1994-06-20 | 1995-12-27 | Nikon Corporation | A temple chip for a frame of spectacles |
| US5708491A (en) * | 1994-06-20 | 1998-01-13 | Nikon Corporation | Temple tip for a frame of spectacles |
| JP2023104369A (ja) * | 2022-01-17 | 2023-07-28 | 国立大学法人京都工芸繊維大学 | 気体分離膜、気体分離膜モジュール、それらの製造方法およびそれらを使用した気体分離方法 |
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