JPS621026B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621026B2 JPS621026B2 JP54037003A JP3700379A JPS621026B2 JP S621026 B2 JPS621026 B2 JP S621026B2 JP 54037003 A JP54037003 A JP 54037003A JP 3700379 A JP3700379 A JP 3700379A JP S621026 B2 JPS621026 B2 JP S621026B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- fiber
- crimps
- yarn
- fiber length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
本発明は捲縮を有し十分に開繊された長繊維か
らなる交絡性、柔軟性、嵩高性に優れた不織布
と、さらにそのような捲縮を有する長繊維不織布
を得るための製造装置に関するものである。 近年、加圧流体の延伸力を利用して3000〜9000
m/min程度の速度により溶融体を冷却固化し繊
維化する技術が開発されている。このような加圧
流体による製糸技術の出現により、従来、溶融紡
糸には必須と考えられていた紡糸、延伸、巻取り
の各工程が省略され口金から吐出された繊維形成
性流体が直接延伸糸として得られるようになり、
その方法による不織布の技術が一段と優れ注目を
あつめるようになつた。口金から吐出された繊維
形成性流体は加圧流体を使用することによつて
3000〜9000m/minの糸速となり実用上延伸糸と
同等又はそれ以上の糸質にまで延伸され、かつ、
実質的に集束される工程がないために不織布とす
るために重要な開繊性を十分付与することが出来
る。 しかしながら従来の加圧流体を用いる方法によ
り得られた不織布は、不織布を構成する長繊維が
基本的にストレートヤーンであるために交絡性、
柔軟性、嵩高性等が十分でなかつた。従来の不織
布はこのような欠点を持ちながらも産業用基布と
して限られた範囲内で実用化されている。しか
し、従来の不織布が持つていなかつた交絡性、柔
軟性、嵩高性等に優れた不織布を得ることが出来
るならば、より広範な産業用基布として、さらに
は衣料用分野への展開も十分可能である。 ここで、本発明者らは口金から吐出された繊維
形成性流体を加圧流体で高速紡糸して挫屈捲縮糸
を得る方法について鋭意検討の結果挫屈捲縮する
際に堆積される糸条と分離される加圧流体を再利
用することによつて堆積された糸条を連続的に解
舒、噴射させて捲縮を有する開繊した長繊維を得
ることに成功した。本発明によると捲縮付与部分
において一旦糸条は繊維束として集束されるが実
質的に糸はランダムに堆積しており解舒・噴射さ
れた糸条は十分に開繊され、長区間の繊維長は同
じであるが短区間内ではランダムな繊維長分布を
有している。すなわち本発明は、このようにして
噴射された糸条を金網上に捕集することにより捲
縮数が5〜25山/25mm、捲縮度が2〜20%の性質
をもち、十分に開繊された長繊維で構成される不
織布で、任意の間隔が20mmの二点間の平均自由繊
維長が30mm以上であり、かつ、自由繊維長がラン
ダムである捲縮を有する長繊維不織布にある。 ここで間隔が20mmの自由繊維長は不織布の上の
任意の一点を中心とした直径20mmの円を切り出し
その中に存在する繊維のうち円の中心部の直径2
mm内の部分を通過するものの長さを0.1g/dの
荷重で測定し分布を求めることによつて得られる
値である。 また捲縮数、捲縮度はJIS法に規定されている
方法に準じて測定された値である。 本発明による不織布は従来からある製品とは異
なり、構成する糸条が捲縮を持つた不織布から成
つており、しかも自由繊維長が大きいという特徴
がある。このような捲縮は、不織布の風合いをペ
ーパーライクのものから布様の柔らかいものに変
える効果があるだけでなく、嵩高な、目付のわり
には厚地の製品を得ることが出来るようになる。
その上本発明の不織布は自由繊維長が大きい部分
を多く含んだものであるので、ニードルパンチン
グなどの交絡処理を受け易くまた処理後の製品風
合いも極めて柔軟性に富んだ優れたものである。
しかも不織布を構成する繊維がフイラメントから
成つており強度的にも十分満足出来る性質を持つ
ている。なお、このような高速紡糸により製造さ
れた不織布を構成する繊維は、配向・完全性とも
に高い結晶が多量に存在し、かつ、配向の低い非
晶が共存する構造をもち、そのため熱に対する収
縮率が低く寸法安定性の優れたものである。この
ような特徴をもつ繊維で構成される不織布もまた
熱に対する寸法安定性の優れたものが得られる特
徴がある。 本発明になる不織布は、加圧流体を用いて挫屈
捲縮糸を得る際に、通気壁から放出された加圧流
体を再使用することにより捲縮付与部周囲をさら
に加圧室として加圧室下端に設けた噴出孔から加
圧流体と捲縮を付与され堆積された状態で通気壁
内を下方に送り出される糸塊を連続的に解舒、噴
射し開繊された捲縮を有する長繊維を得ることを
特徴とする製造装置によつて得ることができる。
この装置を使用することにより口金から吐出され
た繊維形成性流体は加圧流体の作用だけで高速で
紡糸されるだけでなく捲縮が付与され、さらには
無集束の状態で解舒されるので製糸方法としても
その技術的価値は非常に高く経済的にも有利であ
る。 本発明に使用する熱可塑性繊維は、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリプロピレンなど任意のもの
が使用できるが、熱安定性などの点からとくに前
2者が好ましい。またそれらは接着のためより低
融点の成分を同時又は逐次に紡糸又は付与される
ものでもよく、繊維中に酸化チタンなどの艶消
剤、着色剤、耐候剤などを含んでいても、本発明
の主旨を逸脱しない限り発明の範囲といえる。 以下、図面を用いて本発明をさらに具体的に説
明する。 第1図は本発明の不織布を得るための製造装置
の垂直断面図、第2図はその部分の拡大図、第3
図は第2図のA〜A′断面図である。 1は繊維形成性流体7を吐出させるための口
金、2は繊維形成性流体を二次加圧室3に押し出
すための一次加圧室で口金支持部13に密着固定
されている円筒からなつている。6は加圧流体導
入口、4は一次加圧室から繊維形成性物質と加圧
流体を噴出させるための一次噴出孔、9は糸条と
加圧流体を分離することが出来、かつ、糸条が背
圧付与装置10により背圧を与えられ堆積して糸
塊8となつた繊維形成性物質を保持するための通
気壁からなる捲縮付与部分で小孔12の先端部に
同心円周上に装備されている。3は捲縮付与部分
から放出された加圧流体でつくられる二次加圧室
で支持部14に密着固定されている円筒からな
る。5は捲縮を付与された状態で堆積している糸
塊8を加圧流体で解舒しながら加圧流体とともに
噴出させるための二次噴出孔、11は背圧を測定
するための測定孔、15は噴射された繊維形成性
流体を不織布とするための捕集装置である。 次に本発明の作動を説明する。 図示されていない溶融装置から口金1を通つて
定量的に一次加圧室内に吐出される繊維形成性流
体7は加圧流体が一次噴出孔4を加速されて噴出
されるのに追随して3000〜9000m/minの糸速と
なり冷却固化すると相前後して配向化し延伸不要
な繊維を形成し一次噴出孔を通過する。一次噴出
孔を出た繊維は捲縮付与部分において背圧付与装
置10によつてせき止められ背圧を付与されて挫
屈捲縮を持つ捲縮糸塊となり、次々と堆積する糸
条によつて順に下方に送られる。一方、一次噴出
孔4から排出された加圧流体は捲縮糸塊8に衝突
すると同時に四方に飛散するが、二次加圧室3の
部材にせき止められ再度圧空雰囲気を形成し二次
噴出孔5で再び加速されて大気中に放出される。
通気壁を下方に移動する捲縮糸塊8は、二次噴出
孔で加速された空気によつて解舒開繊され系外に
排出されて捕集装置15の上に捕集される。 この際背圧付与装置によつて発生する背圧を適
当に調整すると糸塊の堆積と解舒とがバランスよ
く行なわれたきれいに開繊した捲縮糸が得られ
る。この堆積と解舒の速度の調整は背圧付与装置
10によるほか一次加圧室2の圧力、二次噴出孔
5の径、長さ、通気壁の大きさなどを変えること
で達成可能である。解舒速度が早すぎる場合は糸
条が捲縮糸塊を形成しなくなるし、遅すぎる場合
はおくれた捲縮糸塊が塊のまま二次噴出孔を排出
されるので不織布としての製品特性上好ましくな
い。 本発明の使動は次のようにして行なう。まず第
1図において部材14以下を本体から切りはな
し、特公昭47−32130に記載してあるようにフイ
ラメントを紡糸する。その後、支持部14から以
降の装置を一次噴出孔4にとりつける。この際繊
維形成性物質が一次噴出孔4および一次加圧室2
内につまることのないように注意して行なわなけ
ればならない。支持部14以降がとりつけられた
後の状態は繊維形成性物質が通気壁9内を通過し
て二次噴出孔5より加圧流体とともにストレート
ヤーンとして噴出されている。そののち一次加圧
室2の圧力を調整し、背圧付与装置10を使用し
て繊維形成物質の通気壁9内に堆積させる。この
際に背圧付与装置10で繊維形成性物質を通気壁
9内に堆積させると同時に糸塊8が連続的に解舒
されて二次噴出孔5から噴出されなければならな
いために背圧付与装置10の作動に十分注意しな
ければならない。というのは最初に繊維形成性物
質を堆積させるためには堆積速度と解舒速度をバ
ランスよく行わせるよりも高い背圧が必要となる
からである。この操作は一見困難であるが背圧付
与装置10で堆積速度と解舒速度をバランスよく
するために必要な背圧に調整した後、繊維形成性
物質に対して垂直方向から繊維形成性物質を堆積
させるために必要な余分背圧を与えうる抵抗体を
挿入することにより繊維形成性物質を堆積させ、
堆積されると同時に抵抗体のみを取り除くことに
よつて簡単にスタート出来る。このようにして二
次噴出孔5より噴出された糸条は繊維束として集
束される部分が捲縮付与部分のみであり実質的に
は糸糸間がランダムであるために十分開繊された
捲縮を有するものである。このような性質を有し
ている噴射された糸条は下方に設置されている金
網上に落下して捕集され一般に実用化されている
不織布を製造する工程を経ることにより本発明を
十分満足する不織布が得られる。 なお、製糸するに際して出来る品質が一次加圧
室2内の圧力に大きく左右される。つまり、一次
加圧室2内の圧力が低いと必然的に二次加圧室3
内の圧力も低くなり捲縮付与部に堆積された糸塊
8を十分解舒することが出来ずに未開繊部分の含
まれた斑の多い不織布となる。さらに一次加圧室
2内の圧力が低いと一次噴出孔4を通過した繊維
形成性物質自体が融着するために出来る不織布も
融着糸を含むさらに斑の多いものとなり最終的に
は二次噴出孔5以前でつまりが生じる。逆に一次
加圧室2内の圧力が高いと口金1から吐出された
繊維形成性流体7が糸切れを生じると考えられる
が本発明者らの検討では使用した圧縮装置の限界
をこえており確認することは出来なかつた。 以下実施例について述べる。 実施例 1 オルトクロルフエノール中で測定した極限粘度
が0.66であるポリエチレンテレフタレートを310
℃で溶融し1分間55.2gの割合で24孔を有する口
金から第1図に示すように1.7Kg/cm2加圧下に保
たれた直径10cmの一次加圧室に押し出し紡糸口金
下90cmの位置に対向する内径5mm、長さ30cmの一
次噴出孔より毎分6000mの速度で噴出し第2図に
示された装置で背圧が0.65Kg/cm2のもとで直ちに
挫屈捲縮を与えて糸塊を形成し、さらに内径6
mm、長さ20cmの二次噴出孔より解舒、開繊された
糸条を二次噴出孔先端部から100cm下方の金網上
に捕集し、表−1の糸質を有する不織布が得られ
た。交絡性、柔軟性、嵩高性等の評価として20mm
の直径内で中心部2mm内を通過している繊維の自
由繊維長を測定した。表−2は実施例1で得られ
た不織布と市販されているポリエチレンテレフタ
レート使用の不織布の自由繊維長測定結果であ
る。このように本発明によれば、交絡性、柔軟
性、嵩高性等に優れた不織布を得ることが出来
た。
らなる交絡性、柔軟性、嵩高性に優れた不織布
と、さらにそのような捲縮を有する長繊維不織布
を得るための製造装置に関するものである。 近年、加圧流体の延伸力を利用して3000〜9000
m/min程度の速度により溶融体を冷却固化し繊
維化する技術が開発されている。このような加圧
流体による製糸技術の出現により、従来、溶融紡
糸には必須と考えられていた紡糸、延伸、巻取り
の各工程が省略され口金から吐出された繊維形成
性流体が直接延伸糸として得られるようになり、
その方法による不織布の技術が一段と優れ注目を
あつめるようになつた。口金から吐出された繊維
形成性流体は加圧流体を使用することによつて
3000〜9000m/minの糸速となり実用上延伸糸と
同等又はそれ以上の糸質にまで延伸され、かつ、
実質的に集束される工程がないために不織布とす
るために重要な開繊性を十分付与することが出来
る。 しかしながら従来の加圧流体を用いる方法によ
り得られた不織布は、不織布を構成する長繊維が
基本的にストレートヤーンであるために交絡性、
柔軟性、嵩高性等が十分でなかつた。従来の不織
布はこのような欠点を持ちながらも産業用基布と
して限られた範囲内で実用化されている。しか
し、従来の不織布が持つていなかつた交絡性、柔
軟性、嵩高性等に優れた不織布を得ることが出来
るならば、より広範な産業用基布として、さらに
は衣料用分野への展開も十分可能である。 ここで、本発明者らは口金から吐出された繊維
形成性流体を加圧流体で高速紡糸して挫屈捲縮糸
を得る方法について鋭意検討の結果挫屈捲縮する
際に堆積される糸条と分離される加圧流体を再利
用することによつて堆積された糸条を連続的に解
舒、噴射させて捲縮を有する開繊した長繊維を得
ることに成功した。本発明によると捲縮付与部分
において一旦糸条は繊維束として集束されるが実
質的に糸はランダムに堆積しており解舒・噴射さ
れた糸条は十分に開繊され、長区間の繊維長は同
じであるが短区間内ではランダムな繊維長分布を
有している。すなわち本発明は、このようにして
噴射された糸条を金網上に捕集することにより捲
縮数が5〜25山/25mm、捲縮度が2〜20%の性質
をもち、十分に開繊された長繊維で構成される不
織布で、任意の間隔が20mmの二点間の平均自由繊
維長が30mm以上であり、かつ、自由繊維長がラン
ダムである捲縮を有する長繊維不織布にある。 ここで間隔が20mmの自由繊維長は不織布の上の
任意の一点を中心とした直径20mmの円を切り出し
その中に存在する繊維のうち円の中心部の直径2
mm内の部分を通過するものの長さを0.1g/dの
荷重で測定し分布を求めることによつて得られる
値である。 また捲縮数、捲縮度はJIS法に規定されている
方法に準じて測定された値である。 本発明による不織布は従来からある製品とは異
なり、構成する糸条が捲縮を持つた不織布から成
つており、しかも自由繊維長が大きいという特徴
がある。このような捲縮は、不織布の風合いをペ
ーパーライクのものから布様の柔らかいものに変
える効果があるだけでなく、嵩高な、目付のわり
には厚地の製品を得ることが出来るようになる。
その上本発明の不織布は自由繊維長が大きい部分
を多く含んだものであるので、ニードルパンチン
グなどの交絡処理を受け易くまた処理後の製品風
合いも極めて柔軟性に富んだ優れたものである。
しかも不織布を構成する繊維がフイラメントから
成つており強度的にも十分満足出来る性質を持つ
ている。なお、このような高速紡糸により製造さ
れた不織布を構成する繊維は、配向・完全性とも
に高い結晶が多量に存在し、かつ、配向の低い非
晶が共存する構造をもち、そのため熱に対する収
縮率が低く寸法安定性の優れたものである。この
ような特徴をもつ繊維で構成される不織布もまた
熱に対する寸法安定性の優れたものが得られる特
徴がある。 本発明になる不織布は、加圧流体を用いて挫屈
捲縮糸を得る際に、通気壁から放出された加圧流
体を再使用することにより捲縮付与部周囲をさら
に加圧室として加圧室下端に設けた噴出孔から加
圧流体と捲縮を付与され堆積された状態で通気壁
内を下方に送り出される糸塊を連続的に解舒、噴
射し開繊された捲縮を有する長繊維を得ることを
特徴とする製造装置によつて得ることができる。
この装置を使用することにより口金から吐出され
た繊維形成性流体は加圧流体の作用だけで高速で
紡糸されるだけでなく捲縮が付与され、さらには
無集束の状態で解舒されるので製糸方法としても
その技術的価値は非常に高く経済的にも有利であ
る。 本発明に使用する熱可塑性繊維は、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリプロピレンなど任意のもの
が使用できるが、熱安定性などの点からとくに前
2者が好ましい。またそれらは接着のためより低
融点の成分を同時又は逐次に紡糸又は付与される
ものでもよく、繊維中に酸化チタンなどの艶消
剤、着色剤、耐候剤などを含んでいても、本発明
の主旨を逸脱しない限り発明の範囲といえる。 以下、図面を用いて本発明をさらに具体的に説
明する。 第1図は本発明の不織布を得るための製造装置
の垂直断面図、第2図はその部分の拡大図、第3
図は第2図のA〜A′断面図である。 1は繊維形成性流体7を吐出させるための口
金、2は繊維形成性流体を二次加圧室3に押し出
すための一次加圧室で口金支持部13に密着固定
されている円筒からなつている。6は加圧流体導
入口、4は一次加圧室から繊維形成性物質と加圧
流体を噴出させるための一次噴出孔、9は糸条と
加圧流体を分離することが出来、かつ、糸条が背
圧付与装置10により背圧を与えられ堆積して糸
塊8となつた繊維形成性物質を保持するための通
気壁からなる捲縮付与部分で小孔12の先端部に
同心円周上に装備されている。3は捲縮付与部分
から放出された加圧流体でつくられる二次加圧室
で支持部14に密着固定されている円筒からな
る。5は捲縮を付与された状態で堆積している糸
塊8を加圧流体で解舒しながら加圧流体とともに
噴出させるための二次噴出孔、11は背圧を測定
するための測定孔、15は噴射された繊維形成性
流体を不織布とするための捕集装置である。 次に本発明の作動を説明する。 図示されていない溶融装置から口金1を通つて
定量的に一次加圧室内に吐出される繊維形成性流
体7は加圧流体が一次噴出孔4を加速されて噴出
されるのに追随して3000〜9000m/minの糸速と
なり冷却固化すると相前後して配向化し延伸不要
な繊維を形成し一次噴出孔を通過する。一次噴出
孔を出た繊維は捲縮付与部分において背圧付与装
置10によつてせき止められ背圧を付与されて挫
屈捲縮を持つ捲縮糸塊となり、次々と堆積する糸
条によつて順に下方に送られる。一方、一次噴出
孔4から排出された加圧流体は捲縮糸塊8に衝突
すると同時に四方に飛散するが、二次加圧室3の
部材にせき止められ再度圧空雰囲気を形成し二次
噴出孔5で再び加速されて大気中に放出される。
通気壁を下方に移動する捲縮糸塊8は、二次噴出
孔で加速された空気によつて解舒開繊され系外に
排出されて捕集装置15の上に捕集される。 この際背圧付与装置によつて発生する背圧を適
当に調整すると糸塊の堆積と解舒とがバランスよ
く行なわれたきれいに開繊した捲縮糸が得られ
る。この堆積と解舒の速度の調整は背圧付与装置
10によるほか一次加圧室2の圧力、二次噴出孔
5の径、長さ、通気壁の大きさなどを変えること
で達成可能である。解舒速度が早すぎる場合は糸
条が捲縮糸塊を形成しなくなるし、遅すぎる場合
はおくれた捲縮糸塊が塊のまま二次噴出孔を排出
されるので不織布としての製品特性上好ましくな
い。 本発明の使動は次のようにして行なう。まず第
1図において部材14以下を本体から切りはな
し、特公昭47−32130に記載してあるようにフイ
ラメントを紡糸する。その後、支持部14から以
降の装置を一次噴出孔4にとりつける。この際繊
維形成性物質が一次噴出孔4および一次加圧室2
内につまることのないように注意して行なわなけ
ればならない。支持部14以降がとりつけられた
後の状態は繊維形成性物質が通気壁9内を通過し
て二次噴出孔5より加圧流体とともにストレート
ヤーンとして噴出されている。そののち一次加圧
室2の圧力を調整し、背圧付与装置10を使用し
て繊維形成物質の通気壁9内に堆積させる。この
際に背圧付与装置10で繊維形成性物質を通気壁
9内に堆積させると同時に糸塊8が連続的に解舒
されて二次噴出孔5から噴出されなければならな
いために背圧付与装置10の作動に十分注意しな
ければならない。というのは最初に繊維形成性物
質を堆積させるためには堆積速度と解舒速度をバ
ランスよく行わせるよりも高い背圧が必要となる
からである。この操作は一見困難であるが背圧付
与装置10で堆積速度と解舒速度をバランスよく
するために必要な背圧に調整した後、繊維形成性
物質に対して垂直方向から繊維形成性物質を堆積
させるために必要な余分背圧を与えうる抵抗体を
挿入することにより繊維形成性物質を堆積させ、
堆積されると同時に抵抗体のみを取り除くことに
よつて簡単にスタート出来る。このようにして二
次噴出孔5より噴出された糸条は繊維束として集
束される部分が捲縮付与部分のみであり実質的に
は糸糸間がランダムであるために十分開繊された
捲縮を有するものである。このような性質を有し
ている噴射された糸条は下方に設置されている金
網上に落下して捕集され一般に実用化されている
不織布を製造する工程を経ることにより本発明を
十分満足する不織布が得られる。 なお、製糸するに際して出来る品質が一次加圧
室2内の圧力に大きく左右される。つまり、一次
加圧室2内の圧力が低いと必然的に二次加圧室3
内の圧力も低くなり捲縮付与部に堆積された糸塊
8を十分解舒することが出来ずに未開繊部分の含
まれた斑の多い不織布となる。さらに一次加圧室
2内の圧力が低いと一次噴出孔4を通過した繊維
形成性物質自体が融着するために出来る不織布も
融着糸を含むさらに斑の多いものとなり最終的に
は二次噴出孔5以前でつまりが生じる。逆に一次
加圧室2内の圧力が高いと口金1から吐出された
繊維形成性流体7が糸切れを生じると考えられる
が本発明者らの検討では使用した圧縮装置の限界
をこえており確認することは出来なかつた。 以下実施例について述べる。 実施例 1 オルトクロルフエノール中で測定した極限粘度
が0.66であるポリエチレンテレフタレートを310
℃で溶融し1分間55.2gの割合で24孔を有する口
金から第1図に示すように1.7Kg/cm2加圧下に保
たれた直径10cmの一次加圧室に押し出し紡糸口金
下90cmの位置に対向する内径5mm、長さ30cmの一
次噴出孔より毎分6000mの速度で噴出し第2図に
示された装置で背圧が0.65Kg/cm2のもとで直ちに
挫屈捲縮を与えて糸塊を形成し、さらに内径6
mm、長さ20cmの二次噴出孔より解舒、開繊された
糸条を二次噴出孔先端部から100cm下方の金網上
に捕集し、表−1の糸質を有する不織布が得られ
た。交絡性、柔軟性、嵩高性等の評価として20mm
の直径内で中心部2mm内を通過している繊維の自
由繊維長を測定した。表−2は実施例1で得られ
た不織布と市販されているポリエチレンテレフタ
レート使用の不織布の自由繊維長測定結果であ
る。このように本発明によれば、交絡性、柔軟
性、嵩高性等に優れた不織布を得ることが出来
た。
【表】
実施例 2
硫酸中で測定した相対粘度が2.67であるナイロ
ン−6を270℃で溶融し1分間57.2gの割合で72
孔を有する口金から第1図に示すように3.2Kg/
cm2加圧下に保たれた直径10cmの一次加圧室に押し
出し紡糸口金下53cmの位置に対向する内径4mm、
長さ30cmの一次噴出孔より毎分6800mの速度で噴
出し第2図に示された装置で背圧0.5Kg/cm2のも
とで直ちに挫屈捲縮を与えて糸塊を形成し、さら
に内径6mm、長さ20cmの二次噴出孔より解舒、開
繊された糸条を二次噴出孔先端部から100cm下方
の金網上に捕集して単糸繊度1.06dからなる交絡
性、柔軟性、嵩高性等に優れた不織布を得た。な
お一次加圧室内の圧力と開繊性については表−3
の通りであつた。
ン−6を270℃で溶融し1分間57.2gの割合で72
孔を有する口金から第1図に示すように3.2Kg/
cm2加圧下に保たれた直径10cmの一次加圧室に押し
出し紡糸口金下53cmの位置に対向する内径4mm、
長さ30cmの一次噴出孔より毎分6800mの速度で噴
出し第2図に示された装置で背圧0.5Kg/cm2のも
とで直ちに挫屈捲縮を与えて糸塊を形成し、さら
に内径6mm、長さ20cmの二次噴出孔より解舒、開
繊された糸条を二次噴出孔先端部から100cm下方
の金網上に捕集して単糸繊度1.06dからなる交絡
性、柔軟性、嵩高性等に優れた不織布を得た。な
お一次加圧室内の圧力と開繊性については表−3
の通りであつた。
【表】
実施例 3
オルトクロルフエノール中で測定した極限粘度
が0.66であるポリエチレンテレフタレートを310
℃で溶融し1分間に55.5gの割合で72孔を有する
口金から第1図に示すように1.6Kg/cm2加圧下に
保たれた直径10cmの一次加圧室に押し出し紡糸口
金下50cmの位置に対向する内径5mm、長さ30cmの
一次噴出孔より毎分5300mの速度で噴出し第2図
に示された装置で背圧が0.5Kg/cm2のもとで直ち
に挫屈捲縮を与えて糸塊を形成しさらに内径6
mm、長さ20cmの二次噴出孔より解舒、開繊された
糸条を二次噴出孔先端部から100cm下方の金網上
に捕集し単糸繊度1.3dからなる交絡性、柔軟性、
嵩高性等に優れた不織布を得た。なお一次加圧室
内の圧力と開繊性については表−4の通りであつ
た。
が0.66であるポリエチレンテレフタレートを310
℃で溶融し1分間に55.5gの割合で72孔を有する
口金から第1図に示すように1.6Kg/cm2加圧下に
保たれた直径10cmの一次加圧室に押し出し紡糸口
金下50cmの位置に対向する内径5mm、長さ30cmの
一次噴出孔より毎分5300mの速度で噴出し第2図
に示された装置で背圧が0.5Kg/cm2のもとで直ち
に挫屈捲縮を与えて糸塊を形成しさらに内径6
mm、長さ20cmの二次噴出孔より解舒、開繊された
糸条を二次噴出孔先端部から100cm下方の金網上
に捕集し単糸繊度1.3dからなる交絡性、柔軟性、
嵩高性等に優れた不織布を得た。なお一次加圧室
内の圧力と開繊性については表−4の通りであつ
た。
第1図は本発明の不織布を得る装置の垂直断面
図、第2図は捲縮付与部、解舒部分の拡大図、第
3図は捲縮付与部分の断面図である。 1:紡糸口金、2:一次加圧室、3:二次加圧
室、4:一次噴出孔、5:二次噴出孔、6:加圧
流体導入口、7:繊維形成性流体、8:捲縮糸
塊、9:通気壁、10:背圧調整装置、11:背
圧測定孔、12:通気壁上部小孔、13:口金お
よび円筒の支持部、14:捲縮付与部支持部、1
5:捕集用金網。
図、第2図は捲縮付与部、解舒部分の拡大図、第
3図は捲縮付与部分の断面図である。 1:紡糸口金、2:一次加圧室、3:二次加圧
室、4:一次噴出孔、5:二次噴出孔、6:加圧
流体導入口、7:繊維形成性流体、8:捲縮糸
塊、9:通気壁、10:背圧調整装置、11:背
圧測定孔、12:通気壁上部小孔、13:口金お
よび円筒の支持部、14:捲縮付与部支持部、1
5:捕集用金網。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 5〜25山/25mmの捲縮数と2〜20%の捲縮度
を有する実質的に開繊された長繊維からなり、以
下に定義する平均自由繊維長が少なくとも30mm以
上で、かつ該平均自由繊維長分布がランダムであ
る捲縮を有する長繊維不織布。 ここで平均自由繊維長とは不織布上の任意の一
点を中心として直径20mmの円形の不織布を切り出
し、切り出した円形の不織布の中心部の直径約2
mm内の部分を通過する繊維を採取し、その繊維長
を0.1g/dの荷重下で測定することによつて求
められる値である。 2 圧力流体とともに繊維形成性流体を噴出させ
るための噴出孔、噴出孔の先端に設けた通気壁か
らなる捲縮付与部、捲縮付与部周囲を加圧雰囲気
とするための加圧室、捲縮付与部の対向部に設け
挫屈捲縮糸を開繊解舒しながら噴出するための噴
出孔からなる捲縮を有する長繊維不織布の製造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3700379A JPS55132757A (en) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | Crinped long fiber nonwoven fabric and apparatus for producing said fabric |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3700379A JPS55132757A (en) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | Crinped long fiber nonwoven fabric and apparatus for producing said fabric |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55132757A JPS55132757A (en) | 1980-10-15 |
| JPS621026B2 true JPS621026B2 (ja) | 1987-01-10 |
Family
ID=12485522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3700379A Granted JPS55132757A (en) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | Crinped long fiber nonwoven fabric and apparatus for producing said fabric |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55132757A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0713345B2 (ja) * | 1986-07-04 | 1995-02-15 | 東洋紡績株式会社 | 伸縮性不織布 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS481471A (ja) * | 1971-06-01 | 1973-01-10 |
-
1979
- 1979-03-30 JP JP3700379A patent/JPS55132757A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55132757A (en) | 1980-10-15 |
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