JPS6211355B2 - - Google Patents

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JPS6211355B2
JPS6211355B2 JP53135999A JP13599978A JPS6211355B2 JP S6211355 B2 JPS6211355 B2 JP S6211355B2 JP 53135999 A JP53135999 A JP 53135999A JP 13599978 A JP13599978 A JP 13599978A JP S6211355 B2 JPS6211355 B2 JP S6211355B2
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Masahiro Hibino
Kenji Shima
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は楽曲の音譜情報や音色情報にもとづ
いて楽音を電子回路で合成し、その楽曲を自動演
奏する自動演奏装置の主要部分を構成する楽音発
生装置に関するものである。
従来から楽音発生装置としては種々の方式のも
のが存在し、その機能も各種各様であり、電子オ
ルガンや、ミユージツクシンセサイザはその代表
的なものである。ところで、これらの殆んどのも
のは、音楽情報を実時間で鍵盤から入力し、楽音
は電圧制御形発振器(Voltage Control
Oscillator;VCO)、電圧制御形増幅器(Voltage
Control Amp−lifier;VCA)、電圧制御形フイ
ルタ(Volage Cont−rol Filter;VCF)などの
電圧制御形アナログ素子の組合わせ回路で発生し
ている。また、最近、自動伴奏機能を付した電子
オルガンや、デイジタルシーケンサ付きのシンセ
サイザなどが出現しているが、これらは鍵盤から
の音楽情報入力に加えて、プリセツトされた音楽
情報が楽音発生のパラメータ情報として用いら
れ、半ば自動演奏の機能を有している。
以上述べた例で、比較的低級なものは楽音合成
手段に前述のアナログ回路方式を用いているが、
高級機になると、波形などをデイジタル情報とし
て記憶しておき、デイジタル/アナログ(D/
A)変換器によつて最終的な楽音を得る、いわゆ
るデイジタル方式の楽音発生手段が用いられてい
る。このデイジタル方式の楽音発生手段は楽音パ
ラメータがデイジタル値であるから、コンピユー
タなどによるパラメータ演算処理加工が可能で、
特に音楽情報にもとづくパラメータ処理機能の増
大が期待でき、自動演奏装置の構成には適した楽
音発生手段である。
以上、従来の楽音発生器について概説した。こ
れらの中にはある程度高度な音楽を自動的に作り
出すものもあるが、総じて、音楽表現は十分でな
い。特に、1音毎に音色を変えたり、多声部の楽
曲において、1声部毎に音色や音楽表現を変える
ようなことはできない。
本願発明者らは、このような点に鑑みて、多声
部楽曲の自動演奏を高度な音楽表現で行うことの
できる自動演奏装置を発明し、先に特願昭53−
60231号および特願昭53−60253号として特許出願
をしている。この自動演奏装置の主要部である楽
音発生装置を簡単な構成で、しかも融通性の大き
いものを得ようとするのが本願発明の目的であ
る。
第1図は先行技術になる自動演奏装置を示すブ
ロツク構成図である。1は1チツプ、マイクロプ
ロセツサなどからなる中央処理装置(CPU)、2
はCPUを制御するための、楽曲演奏開始を指示
するスイツチや自動演奏中の状態などを表示する
表示素子などを有する制御盤、3は自動演奏を行
うために例えば1曲分の楽曲に関する楽譜情報を
記録するカセツト式磁気テープ装置(MAGT)、
4はキーボードから入力される楽曲の楽譜記号を
1音符毎に読み取つて所定のフオルマツトによつ
てデイジタルコード化するキーボードエンコー
ダ、5はランダムアクセスメモリ(RAM)から
なり、MAGT3から読み出された楽譜情報を記
録する楽譜情報メモリ、6は音色効果(ビブラー
ト、ポルタメント、トレモロなど)に関する音色
パラメータを記録する音色パラメータメモリ、7
は自動演奏の順序をCPU1へ命令する自動演奏
プログラムを記録している自動演奏プログラムメ
モリ、8はこの発明の対象となる部分で、具体的
に楽音を発生する楽音発生器、9は楽音発生器8
から楽音波形の終了信号を受けて割込みデータを
作成しCPU1へ割込み要求信号として転送する
割込み制御回路、10は楽音波形信号を混合する
ミキサ、11はミキサ10の出力で駆動されるス
ピーカである。
この装置の動作について簡単に説明する。動作
には大別して2つのモードがあり、1つは楽譜エ
ンコード処理、他の1つは自動演奏処理である。
楽譜エンコード処理はCPU1、キーボードエン
コーダ4、MAGT3および図示しないが、制御
用RAMに収納された処理プログラムを用いて実
行される。まず、キーボードエンコーダ4によつ
て楽譜を見ながら楽譜情報をデイジタルコードに
変換して楽譜情報メモリ5に入力する。1小節分
の楽譜が入力されると、その情報をMAGT3に
記録する。1小節毎に順次この手順をくり返し、
MAGT3にデイジタルコード化した楽譜情報を
1小節単位に順序よく記録していく。こうして
MAGT3の準備が終了すると、次の自動演奏処
理を実行する段階に移る。
自動演奏処理は、図示キーボードエンコーダ4
を除くすべての部分を用いて実行される。
上述の楽譜エンコード処理によつて作成された
カセツトテープをMAGT3に装着し、制御盤2
による制御および演奏プログラムの処理手順に従
つて、まず、1小節分の楽譜情報がMAGT3で
読みとられて楽譜情報メモリ5に格納される。つ
いで、この楽譜情報と音色パラメータメモリ6内
にプリセツトされている音色パラメータ情報とを
用いて先頭音符に関する楽音情報を作り出し楽音
発生器8に搬送する。楽音発生器8はこのような
楽音情報に対応する楽音を合成しミキサー10を
介してスピーカ11へ出力し発音させる。
楽音発生器8は1音の出力が終了した時点で、
1つの終了信号を出し、割込み制御回路9に送
り、割込み制御回路9はその時点でCPU1に対
して割込み要求信号を送る。CPU1は割込みが
発生すると次の第2の音符の情報加工を実行し、
次の楽音情報を楽音発生器8に転送し、上記第2
の音符に対応する楽音の発音が行われる。以上の
処理が実行されると同時にMAGT3から楽譜情
報が1小節毎に楽譜情報メモリ5内に読みとられ
る。楽譜情報メモリ5は2小節分の記憶容量を有
し、発音中の小節に対応する楽譜情報エリアと
MAGT3からの情報を収納するエリアとに分け
られ、1小節毎に両エリアの役割が切り換わるよ
うになつている。このように、MAGT3からの
楽譜情報の読みとりと、楽音発生器8への情報転
送とが併行して実施され、自動演奏機能が達成さ
れる。連続して演奏できる時間はMAGT3のカ
セツトテープの情報記憶容量によつて制約される
が、6声部程度の通常の楽曲ならば、1時間以上
は演奏できる。
このような装置の特長は、(イ)実演奏ができなく
ても楽譜通りの演奏試聴ができる。(ロ)色々な楽音
による演奏実験ができる。(ハ)テンポ変化、移調な
どが簡単に実施できる。などである。
この発明の楽音発生装置は上述したような自動
演奏装置に用いる第1図の楽音発生器8に相当す
るものであることは前述のとおりであり、自動演
奏装置の上記特長を発揮させるのみならず、従来
の自動演奏装置よりも音楽表現力が豊かで、かつ
従来の楽音発生器では実現できなかつた、1音毎
の音色変化機能や多声部音の合成機能を比較的に
簡単な構造で実現可能にしたものである。
第2図はこの発明の基本構成部分の回路機能を
説明するためのブロツク構成図である。詳細は後
述するが、CPU1と接続されているデータバス
12を信号受口とした7つのレジスタ、これらの
レジスタにそれぞれつながつた部分機能回路、2
つのクロツク発生器、1個のフイルタおよび3つ
の基本クロツク源から構成されている。13は後
述する波形発生のスタート信号Prの入力端子で
ある。レジスタ類はこの図には示されていない
CPU1から送られてくる楽譜情報および音色情
報を1音符長の間記憶保持するもので、第1のレ
ジスタ14は音高(ピツチ)情報を記憶し、その
出力はピツチセレクタ15を制御する。第1のレ
ジスタ14は8ビツトで構成され、その内3ビツ
トがオクターブ情報、残りが休止符などを含め12
音情報に割当てられる。第2のレジスタ16は符
長情報を記憶するもので、その出力は符長計時回
路17を制御する。この第2のレジスタ16も8
ビツトで構成され、通常の楽譜記号では32分音符
までしか分解能がないのを、こゝでは実演奏上の
微妙な符長変化をも考慮するため1/256音符長に
分解能を上げてある。第3のレジスタ18は音量
(いわゆるp、f)情報を記憶し、その出力は減
衰器19を制御する。そして、この第3のレジス
タ18の容量には4〜8ビツトが割当てられる。
第4のレジスタ20は速度標語情報を記憶する
もので、その出力はリズムクロツク発生器21を
制御する。これにはメトロノームナンバー♪=20
から♪=200まで程度のテンポをデイスクリート
に分割するもので、4〜8ビツトの情報量が割当
てられる。第5のレジスタ22は48ビツトの容量
を有し、音色に係る周期波形情報を記憶するもの
で、その出力は周期波形発生器23に入力パラメ
ータを与える。第6のレジスタ24も48ビツトの
容量を有し、音色に係るエンベロープ波形情報を
記憶するもので、その出力はエンベロープ波形発
生器25の入力パラメータとなる。第7のレジス
タ26はやはり音色に係るエンベロープの立上り
および立下り時間情報を記憶するもので、その出
力は走査クロツクセレクタ27を制御する。
周期波形発生器23、エンベロープ波形発生器
25および走査クロツクセレクタ27については
後に詳しくその機能を説明する。
さらに、第2図において、12音発生器28は第
1の基本クロツク源29からの第1の基本クロツ
クφを用いて最高オクターブの12音に対応する
ピツチクロツクを作り出す機能回路である。そし
て、これは例えば、プリセツタブルカウンタ素子
などの組合わせによつて構成されるが、平均律周
波数からの周波数偏差精度が0.03%程度以下のも
のならどのようなものでもよい。
また、立上り立下りクロツク発生器30はエン
ベロープの立上りおよび立下り時間を計時するた
めの時間ベースを得るためのクロツクを作り出す
もので、第2の基本クロツク源31からの第2の
基本クロツクφをバイナリカウンタで分周し、
種々の分周比のクロツクを出力するものである。
なお、この機能回路については、エンベロープ波
形発生器25の実施形態と大きな係りがあるの
で、後に再度説明する。
第3の基本クロツク源32はリズムクロツク発
生器21に第3の基本クロツクφを供給するも
のであり、フイルタ33は合成音に含まれる種々
の高域ノイズを除去する機能回路で、ピツチ情報
の中のオクターブ情報に応じてカツトオフ周波数
が切り換わる機能を有するように構成される。こ
のカツトオフ周波数の切り換えには、たとえば、
RC受動フイルタで、抵抗Rをオクターブ情報に
応じてアナログスイツチング素子を用いて切り換
えるなどの方法が用いられる。
これらの機能回路のうち、ピツチセレクタ1
5、符長計時回路17および減衰器19の3つの
機能回路は古典音楽の基本要素である音高、符長
および強弱を与えるものであり、周期波形発生器
23、エンベロープ波形発生器25および走査ク
ロツクセレクタ27の3つの機能回路は楽器の表
現を担当する。なお、掛算器34は周期波形発生
器23の出力とエンベロープ波形発生器25の出
力とを掛け合わせて楽音信号の基本形を作り出
す。
さて、このような楽音発生装置を簡単な構成で
実用化するために、その楽音波形の発生に、以下
説明する電流場を用いて波形を生成する波形発生
器を応用して、1音毎の波形操作ができるように
したこともこの発明の大きな特徴である。
第3図は電流場方式の波形発生器の原理説明図
である。図示のように、抵抗板35の板上に電位
検出用電極36および電圧印加用電極37がそれ
ぞれ複数個設けられている。電圧印加用電極37
には電圧印加回路38が接続されており、この電
圧印加回路38は波形パラメータ情報pwに基づ
いて電圧印加用電極37に例えば+5V、0Vなど
の所定の電圧を印加する。電位検出用電極36は
走査回路39の各入力に接続され、走査クロツク
φpによつて順次走査され、各電位検出用電極3
6の電位を順次結んだ波形に相当する1個のアナ
ログ波形が出力端子40に得られる。この波形発
生器は、電圧印加用電極37に供給される電圧の
抵抗板35上でのパターンに対応して、抵抗板3
5上に1つの電流場が生成され、この例では抵抗
板35の円周に沿つて配列された電位検出用電極
36間に電位分布が発生し、これを繰返し走査す
ることによつてアナログ的な周期波形が得られる
ものである。出力波形は電圧印加パターンに対応
しているので、波形を変化させるには、この電圧
印加パターンを変化させればよく、これは各電圧
印加用電極37への供給電圧レベルを、+5V、
0V、−5Vおよび高インピーダンス(開放)の4値
とすれば、1電極当り2ビツトで表現でき、この
例では電圧印加用電極37は6個であるから6×
2=12ビツトで波形表現が可能である。また、走
査クロツクφpに工夫をすればトランジエント的
なエンベロープの波形を得ることもできる。この
方式の特徴はこのように波形表現が極めて簡単に
なり、かつ、自然楽器音などに類似した複雑な波
形が得られるという点にある。このことは波形記
憶のメモリ容量が非常に小さくてよく、波形の変
更処理が短時間で実施し得ることを意味してい
る。このような電流場方式の波形発生器を採用す
ることによつて、この発明の楽音発生装置では1
音毎に音色を制御することができる。
さて、こゝで第2図に示したこの発明の楽音発
生装置の基本構成部分の動作機能ならびに周期波
形発生器23、エンベロープ波形発生器25およ
び走査クロツクセレクタ27の詳細について説明
する。
第1図の自動演奏装置について説明した通り、
CPU1は楽譜情報と音色パラメータ情報と(合
わせて楽音情報という。)を情報加工した後、楽
音発生器8にその情報を転送する。楽音発生器8
はその情報にもとづいて1個の音を合成して出力
する役割を担うものである。
第2図に示すように、この楽音発生装置の基本
構成ではDバス12を通してCPU1から楽音情
報を受け、情報種別毎に各レジスタに記憶する。
ピツチセレクタ15はピツチ情報の内12音部情報
にもとづいて、12音発生器28から送られてくる
12種類のピツチクロツクのうち対応する1つを選
び出し、オクターブ情報にもとづいて、そのクロ
ツクをそのオクターブ域の周波数になるように分
周して出力する。このピツチクロツクは周期波形
発生器23へ供給される。この周期波形発生器2
3には第3図に示したような電流場方式の波形発
生器を用い、上述のピツチクロツクはその走査ク
ロツクφpとして供給される。現実には、電位検
出用電極36の数64〜128点程度に選んで作ら
れ、仮りに電極数64点のときは走査クロツクφp
すなわちピツチクロツクの1/64の基本周波数のア
ナログ波形が得られる。一方、第2図の第5のレ
ジスタ22にはCPU1から周期波形パラメータ
情報が送られてきており、第5のレジスタ22の
出力情報は周期波形発生器23を構成する電流場
方式の波形発生器の電圧印加回路38への波形パ
ラメータ情報pwとして用いられ、抵抗板35上
の電圧印加用電極37への電圧印加パターンを決
定し抵抗板35上に1つの電流場を生成させ、結
果的に1つの周期波形を生成させる。
次に、第7のレジスタ26に送られてきた立上
りおよび立下り時間情報は走査クロツクセレクタ
27を制御する。この走査クロツクセレクタ27
はエンベロープ波形発生器25を構成する電流場
方式波形発生器の走査クロツクφpを作り出す機
能回路である。
第4図はこの走査クロツクセレクタ27の一構
成例を示すブロツク構成図で、第3図の波形発生
器と組み合わせてエンベロープ波形発生器25を
構成する。図において、41は第2図の端子13
につながる立上りスタート信号Pr入力端子、4
2は立下りスタート信号Pd入力端子、43,4
4は先に述べた立上り立下りクロツク発生器30
(第2図)によつて作り出される各種周期のクロ
ツクの入力端子で、43は立上りクロツク選択ス
イツチ45への入力端子、44は立下りクロツク
選択スイツチ46への入力端子である。47は選
択スイツチ45の選択を制御する信号Aの入力端
子、48は選択スイツチ46の選択を制御する信
号Bの入力端子である。これらの信号A,Bは第
7のレジスタ26を介してCPU1から与えられ
る。49は立上りスタート信号Prでセツトされ
る第1のセツトリセツトフリツプフロツプ
(RSFF)、50は立下りスタート信号Pdでセツ
トされる第2のRSFF、51,52はそれぞれ第
1のRSFF49および第2のRSFF50がセツト
されたときに閉じるスイツチ、53はスイツチ5
1もしくは52を通つてくる立上りもしくは立下
りクロツクを計数するカウンタで、スタート信号
rもしくはPdで計数を開始し、電流場方式の波
形発生器(第3図)の電位検出用電極36の数の
1/2(電極数が64ならば32)を計数すると、第1
もしくは第2のRSFFへリセツト信号を送り、こ
れをリセツトして、スイツチ51もしくは52を
開く。54は立上りクロツクおよび立下りクロツ
クをそれぞれスイツチ51および52を経て得ら
れる走査用クロツクφpの出力端子で、この走査
用クロツクφpは電流場方式の波形発生器(第3
図)の走査回路39へ供給され、電位検出用電極
36の電位を走査するものであることは言うまで
もない。
立上りスタート信号prは、通常CPU1から各
レジスタへデータが転送される時点に同時に発生
し、上述の如く立上りクロツクを走査用クロツク
φpとして出力端子54へ出力しはじめる。スタ
ート信号Prでリセツトされたカウンタ53がこ
の出力立上りクロツクを計数し、上述の所定計数
値に達すると第1のRSFF49をリセツトし、ス
イツチ51を開く。上記走査用クロツクφpによ
つて、エンベロープ波形発生器25を構成する電
流場方式の波形発生器(第3図)の電位検出用電
極36の走査は中央まで進んで停止する。
後述するように所定時間経過後、立下りスター
ト信号Pdが発生し、これによつて前述のように
立下りクロツクを走査用クロツクφpとして出力
端子54へ出力しはじめる。スタート信号Pd
リセツトされたカウンタ53がこの出力立下りク
ロツクを計数し、上述の所定計数値に達すると第
2のRSFF50をリセツトし、スイツチ52を開
く。エンベロープ波形発生器25を構成する電流
場方式の波形発生器の電位検出用電極36の走査
は再び進行し、一走査を終つて停止する。このよ
うにして、この走査クロツクセレクタ27からの
走査クロツクφpを用いてエンベロープ波形発生
器25は例えば第5図に示すようなエンベロープ
波形が得られる。このような方式で作り出される
エンベロープ波形は走査クロツクセレクタ27に
与えられる立上りおよび立下り情報によつて、そ
の立上り時間および立下り時間が決まり、エンベ
ロープ波形の中でホールドされている時間は立下
りスタート信号Pdの発生のタイミングで決定さ
れる。この信号Pdの発生方法には種々な手段が
考えられるが、用途に応じて適当な手段を選べば
よい。実践的な方法としては、符長計時回路17
の中に符長に対して所定の比率(1以下)に達し
たときに立下りスタート信号Pdを発生する機能
を付加することが考えられる。なお、エンベロー
プ波形そのものの制御は、周期波形発生器23に
ついて述べた手法と同様な手法であつて、電流場
方式の波形発生器(第3図)への電圧印加パター
ンを波形パラメータ情報pwによつて変更するこ
とによつて実行される。第2図の基本構成では、
第6のレジスタ24にこの電圧印加パターンに対
応する波形パラメータ情報pwが記憶されてい
る。上述のように、走査クロツクセレクタ27と
エンベロープ波形発生器25とによつてエンベロ
ープ波形は生成される。
このエンベロープ波形は先に説明した周期波形
発生器23の作り出す周期波形と、掛算器34で
掛け合わせることによつて楽音信号の基本形が生
み出される。この楽音信号の基本形は減衰器19
に入り、第3のレジスタ18の記憶情報すなわち
音量情報に対応した減衰率の減衰を受け、次いで
フイルタ33によつて合成波形に含まれるサンプ
リングノイズを除去して、最終的な楽音信号Sを
出力する。
一方、第4のレジスタ20に記憶された速度標
語情報に対応したリズムクロツクがリズムクロツ
ク発生器21によつて作り出され、これを計時単
位として、第2のレジスタ16に記憶された符長
情報に対応した時間を、スタート信号Pr時点か
ら符長計時回路17が計時し、計時し終ると終了
(END)信号を出す。このEND信号はCPU1への
割込みのタイミングを与えるもので、このEND
信号が発生した直後に、次の音符に関する諸情報
がCPU1からデータパス12を経て各レジスタ
へ転送され、同時にスタート信号Prを発生し、
符長計時回路17は次音の符長時間の計時を、エ
ンベロープ波形発生器25は波形発生を開始す
る。
以上がこの発明の基本的要素である楽音発生器
の原理的構成および動作を示したものである。な
お、周期波形発生器23およびエンベロープ波形
発生器25を構成する電流場方式の波形発生器
(第3図)に用いられる抵抗板35の実用的な構
成としては、電位検出用電極36を64点、電圧印
加用電極37を24点程度設ける。これによつて、
周期波形、エンベロープ波形ともにかなり自然楽
器に近い複雑な楽音波形の生成が可能である。こ
の場合、波形パラメータ情報pwは電圧印加用電
極371点当り2ビツトとして1波形当り48ビツ
トが割当てられる。この情報量は通常のデイジタ
ル方式の波形発生手段の場合に比して1/10程度で
あり、装置の規模を格段に小さくでき、しかも情
報の転送時間も短くてすむ。このことが、この発
明の楽音発生器が、音高、符長、強弱などの音楽
の基本要素の他に音色までも1音毎に制御できる
機能を有するゆえんである。
この発明は上述の基本構成の楽音発生器に周波
数変調機能、振幅変調機能、ノイズ重畳機能およ
びリズム変調機能を附加して、ピツチビブラート
効果、グライド効果、ボルタメント効果、トレモ
ロ効果などを得られるとともに、自然楽器音に近
い楽音が得られ、また楽曲のテンポを自在に変化
させて情緒豊かな楽曲演奏のできる楽音発生器を
得ること、並びにこのようにして得られた楽音発
生器を多チヤネル化してオーケストラ規模の音楽
の合成を実現可能ならしめるときのコンパクトな
多チヤネル楽音発生器を得ることを目的とするも
のである。
以下各機能の付与について順次詳細に説明す
る。
第6図はこの発明の基本構成への周波数変調機
能の附与例を示すブロツク構成図で、第2図に示
した基本構成の他に周波数変調波形発生器60、
変調波形セレクタ61、変調器62および第8の
レジスタ63が追加されている。第7図はこれら
追加部分の具体例を示す回路構成図である。周波
数変調波形発生器60は例えば第1のRC発振器
601〜第8のRC発振器608の8個のRC発振
器から構成され、これらのRC発振器601〜6
08は互いに少しずつ周波数の異る、たとえば1
〜20Hzの低周波領域の正弦波をそれぞれ出力す
る。変調波形セレクタ61は8接点のアナログス
イツチで構成され、図示の例では3本の信号線を
介して第8のレジスタ63から3ビツトの信号を
与えることによつて接続接点を選択できる。変調
器62はピツチセレクタ15の出力クロツクの周
波数を電圧に変換する周波数−電圧(F−V)変
換器621と、オプトアイソレータで構成した簡
易乗算器622と、電圧制御形発振器(VCO)
623と、若干の抵抗、コンデンサで構成されて
いる。
F−V変換器621で電圧に変換されたピツチ
クロツクφpの周波数はオプトアイソレータ62
2の制御入力端子に加えられ、変調波形セレクタ
61の出力波形と乗算され、平滑回路(R2C)に
よつて平滑され、その電圧はVCO623によつ
て再び相当周波数のクロツクφppに変換される。
このようにしてクロツクφppは周波数変調を受
け、これを周期波形発生器23を構成する電流場
方式の波形発生器(第3図)の走査クロツクとし
て使用され、ピツチビブラート、グライト効果、
ボルタメント効果が得られる。
8種類の変調波形のどれを選ぶかはCPU1か
ら第8のレジスタ63へ転送される3ビツトのデ
ータによつて決定される。
以上詳述したように、楽音の周期波形を任意の
周波数で周波数変調するようにしたのでピツチビ
ブラート、グライト効果、ボルタメント効果など
の高度の機能をもたせ得る。
第8図はこの発明の基本構成への振幅変調機能
および抑揚発生器発生機能の附与例を示すブロツ
ク構成図で、第2図に示した基本構成の他に、振
幅変調波形発生器70、振幅変調波形セレクタ7
1、抑揚発生器72、第9のレジスタ73、およ
び第10のレジスタ74が追加され、減衰器19が
除去され、第3のレジスタ18は抑揚発生器72
を制御するようになつている。第9図はこれら追
加部分の具体例を示す回路構成図である。
振幅変調波形発生器70は例えば8個のRC発
振器701〜708から構成され、これらのRC
発振器701〜708は互いに少しずつ異つた低
周波の正弦波を発生する。振幅変調波形セレクタ
71は8接点のアナログスイツチで構成され、図
示の例では3本の信号線を介して第10のレジスタ
74から3ビツトの信号を与えることによつて接
続接点を選択できる。抑揚発生器72はアナログ
スイツチと抵抗との組合わせによる分圧比の制御
を可能にした減衰回路721,722と、分圧比
制御信号を発生する第1のアツプ/ダウン・カウ
ンタ723と、この第1のカウンタ723に入力
するクロツクを発生する第2のカウンタ724
と、ゲート素子725,726とから構成されて
いる。第3のレジスタ18は音量情報を記憶する
レジスタ、第9のレジスタ73は抑揚情報を記憶
するレジスタである。2個の減衰回路721,7
22は第1のカウンタ723の6本の出力で制御
され、上位3ビツト線で減衰回路721の、下位
3ビツト線で減衰回路722の分圧比が決定さ
れ、合計64通りの分圧比の中から1つが決定され
て、変調波形セレクタ71の選択出力信号をその
分圧比で減衰させVeとして出力する。なお、第
1のカウンタ723の出力状態は以下に示すよう
な方法で変化する。
(1) 音量情報による設定:これには第3のレジス
タ18と第1のカウンタ723とが使用され
る。たゞし、CPU1との間のインピーダンス
の整合に問題がなければ、第1のカウンタ72
3に第3のレジスタ18の役割を兼ねさせても
よい。データ転送タイミング信号WE2によつ
て、データバス12から音量情報が第3のレジ
スタ18を介して第1のカウンタ723に導入
される。この状態では2個の減衰回路721,
722はその音量情報に対応して減衰された電
圧をVeに出力する。下記第2の方法が実行さ
れない場合は出力Veのレベルは1音符長間に
わたつて音量情報で指定された減衰率を保持す
る。
(2) 抑揚情報による減衰率変化:これには第8の
レジスタ73、第1のカウンタ723、第2の
カウンタ724およびゲート725,726が
用いられる。即ち、データ転送タイミング信号
WE3によつて第9のレジスタ73にデータバ
ス12上の抑揚データがラツチされると同時
に、そのデータを第2のカウンタ724に導入
する。第2のカウンタ724は外部クロツク
Cloを減算計数し、内容が零になるとボロー信
号を第1のカウンタ723のクロツク端子へ送
出するとともに、ゲート726を介して第2の
カウンタ724にデータ転送信号を送り返し
て、第9のレジスタ73の出力を再度導入す
る。この回路構成によつて、第2のカウンタ7
24からのボロー信号は抑揚データに対応した
周期で発生し、第1のカウンタ723の出力状
態を1ステツプ毎に変化させる。第9のレジス
タ73の出力線の1本は第1のカウンタ723
をアツプカウンタとして動作させるか、ダウン
カウンタとして動作させるかを決定するデータ
信号を出すもので、音楽表現上はクレツセンド
とデクレセンドに対応するものである。第9の
レジスタ73の出力線の内3本のデータ信号を
ゲート725に加え論理積をとつて、その出力
を第1のカウンタ723に加えているのは、上
記論理積出力が“1”になると第1のカウンタ
723の計数を禁止し、第1のカウンタ723
の出力を変化させないようにするためのもの
で、これによつて抑揚の機能を抑制できるよう
にしてある。
上述の(2)の方法によれば、減衰器722の出力
eは抑揚情報と外部クロツクCloの周波数とで決
まる変化割合に従つて階段的にではあるが連続的
に変化する。この実施例では外部クロツクClo
しては1符長間に一定個数(こゝでは説明の都合
上128個/符長とする。)のパルス数を有する符長
クロツクを用いており、抑揚情報としてはこの符
長クロツクの1符長間パルス数を2音間の強弱情
報の差で割つた数値とする。
こうすることによつて、2音間にわたるスムー
ズな抑揚の変化が達成できる。第10図には以上
説明した信号の流れの一例を示した。第1音の音
量情報が“40”、コードでは“101000”、抑揚情報
が“16”、コードでは“00010000”のとき、第1
のカウンタ723の出力の初期状態は“101000”
のパターンで、これに対応する減衰比の電圧レベ
ルが減衰器722の出力Veとなる。抑揚情報の
最高ビツトが“0”であるから、第1のカウンタ
723はダウンカウンタとして動作し、クレツセ
ンド機能を実現する。符長クロツクCloは128個/
1符長としているので、1符長間に128/16=8個
のボロー信号が第2のカウンタ724から出て、
第1のカウンタ723の出力状態は8ステツプ変
化させる。従つて、第1音の発音中に出力Ve
第10図の最上部波形図に示したようなレベル変
化をする。第2音目の音量情報は32、コードで
は“100000”で、これは第1音目のクレツセンド
機能によつて到達したレベルを表現したコードと
なつている。第2音目の抑揚情報のコードは
“01110000”で、この場合はゲート725の機能
によつて第1のカウンタ723は計数禁止の状態
となり、出力Veは同じレベルを保持する。第3
音目の抑揚情報のコードは“10001010”で最高位
ビツトが“1”であるので、第1のカウンタはア
ツプカウンタとして動作し、12ステツプのデクレ
センド機能が達成できることは理解できよう。
この抑揚発生器72の出力Veは第8図に示し
たように、エンベロープ波形発生器25への印加
電圧として用いられ、エンベロープ波形のレベル
を制御し、結果的には最終合成音のレベルの抑
揚、音量を制御する。従つて、第2図に示した基
本構成における減衰器19は不必要となる。
以上詳述したように、振幅変調および抑揚発生
機能をもたせたので、トレモロ効果や、振幅の微
妙な変動効果が得られる。
第11図はこの発明の基本構成へのノイズを重
畳する機能の附与例を示すブロツク構成図で、第
2図に示した基本構成の他に、ノイズ発生器8
0、ノイズセレクタ81、第11のレジスタ82お
よび加算器83が追加されている。第12図は加
算器83を除いた上記追加部分の具体例を示す回
路構成図である。
ノイズ発生器80は周波数スペクトル分布の異
つた8種類のノイズ信号を作り出す回路で、大き
く、白雑音発生回路とフイルタ回路とに分かれ
る。いずれも周知の手段である。白雑音は発振器
801からの100〜500kHzのクロツクで10ビツト
程度のシフトレジスタ802をシフトし、このよ
うなシフトレジスタ802の適当な2つ以上の段
の出力状態の排他的論理和回路803へ入力し、
その出力をこのシフトレジスタ802の入力デー
タとすることによつて近似的に得られる。フイル
タはハイパスフイルタとローパスフイルタとを適
当に組合わせて用いて周波数スペクトル分布の異
つたノイズ信号を得ればよい。図のフイルタ80
4はローパスフイルタを例示したものである。ノ
イズセレクタ81は8接点のアナログスイツチ
で、第11のレジスタ82にCPU1から送られて
くる3ビツトのノイズ情報によつてアナログスイ
ツチの接続接点が決定され、8種類のノイズ信号
の中から1つが選ばれノイズ信号Soとして出力
される。この出力Soは周期波形発生器23、エ
ンベロープ波形発生器25もしくは加算器83に
送られ合成波形に混入される。
なお、乗算器34でいずれもノイズ波形を混入
した周期波形とエンベロープ波形との積をとるの
みでなく、ノイズ波形とこれを混入したエンベロ
ープ波形との積をとるように切り替えるスイツチ
83を設けてもよく、後者の場合は拍子木やカス
タネツトやマラカスなどの打楽器音に類似した楽
音を発生できる。
以上詳述したように、合成音にノイズを含める
機能をもたせたので、一層自然楽器音に近い楽音
を発生できる。
第13図はこの発明の基本構成へのリズム変調
機能の附与例を示すブロツク構成図で、第2図に
示した基本構成の他にリズム変調器90および第
12のレジスタ91が追加されている。このリズム
変調器90は第4のレジスタ20との組合わせに
よつて上記基本構成のリズムクロツク発生器21
の機能が包含されている。
第14図はリズム変調器90の具体例を示す回
路構成図である。これは集積回路の機能素子を組
合せて構成したものである。CPU1から第4の
レジスタ20に転送された速度標語情報はアツ
プ/ダウン動作をするカウンタ901に与えら
れ、通常はカウンタ901は計数禁止の状態で、
その入力された速度標語情報がそのまゝ読み出し
専用メモリ(ROM)902のアドレスデータと
して出力される。ROM902は12ビツト256語の
データを記憶しているもので、アドレス入力に対
応したデータ12ビツトがレート乗算器903に供
給される。レート乗算器903はROM902の
出力データに従つて、第3の基本クロツク源32
からの第2の基本クロツクφの周波数を変換し
てリズムクロツクφとして出力する。ROM9
02のアドレス0〜255に対応してリズムクロツ
クφの周波数は20〜200Hzの範囲に変化するよ
うに、第2の基本クロツクφの周波数および
ROM902のデータ値が設定されている。前述
の通り、リズムクロツクφは符長計時回路17
の計時単位時間を与えるもので、その周期は最短
音符長(1/256音符相当)に対応する。
以上の動作は固定リズムの場合で、リズムを変
化させる場合、すなわち音楽用語のリターダン
ド、アクセレランドを実現するには、第12のレジ
スタ91とプレセツトカウンタ904とが使用さ
れる。第12のレジスタ91にはCPU1から10ビ
ツト程度の速度変化情報が転送される。第12のレ
ジスタ91出力情報の1ビツトはカウンタ901
のCi端子に送られ、このカウンタ901をカウ
ント可能状態にする。第12のレジスタ91のもう
一つの1ビツトはリズムの変化の方向、すなわち
リターダントであるかアクセレランドであるかを
識別する情報で、これはカウンタ901のU/D
端子に与えられ、このカウンタ901のカウント
の方向を決定する。第12のレジスタ91の残りの
情報はリズム変化の度合を表現する数値情報で、
これはプレセツトカウンタ904にプレセツト値
として入力される。プレセツトカウンタ904は
レート乗算器903の出力、すなわちリズムクロ
ツクφをカウントし、上記プレセツト値に達す
るとボロー信号がカウンタ901のクロツク端子
に入力され、結果的にROM902のアドレスを
1つ変化させ、リズムクロツクφの周波数を1
段階変化させる。一方、プレセツトカウンタ90
4はそのボロー信号によつて第12のレジスタ91
から数値情報を再入力し、前述の動作を数値情報
の内容数値に対応した周期でくり返し、リズムク
ロツクφをステツプ状に変化させる。このよう
にリズム変調器90を用いて楽曲のテンポを変化
させることができる。
以上詳述したように、リズム変調機能をもたせ
たので、楽曲の緩急自在なテンポ変化が可能とな
り、非常に情緒豊かな楽音を発生できる。
第15図は第2図の基本構成に上述の附加機能
をすべて附加して構成したこの発明の一実施例を
示すブロツク構成図で、その構成および作用は第
6図〜第14図について説明した通りで、あらた
めて説明の要はないであろう。
さて、このような楽音発生器を用いて第1図に
例示するような自動演奏装置を構成する際、多チ
ヤネルの楽音発生器を用いることによつて、音楽
表現能力は格段と向上し、8〜16チヤネル(声
部)程度の多チヤネル化によつてオーケストラ規
模の音楽の合成が実現できる。しかし、この場
合、通常はそのチヤネル数だけの楽音発生器を必
要とする。ところがこれまで説明してきた楽音発
生器の構成を生かしてコンパクトな多チヤネル楽
音発生器を実現することができる。
第15図において1点鎖線で囲んだ部分100
は各チヤネル毎に設ける必要があるが、その他の
部分、すなわち、データバス12は勿論、12音発
生器28、第1の基本クロツク源29、周波数変
調波形発生器60、立上り立下りクロツク発生器
30、第2の基本クロツク源31、振幅変調波発
生器70、ノイズ発生器80、第4のレジスタ2
0、第12のレジスタ91、リズム変調器90およ
び第3の基本クロツク源32は各チヤネル共通に
利用できる。第16図はこの発明の他の実施例を
示すブロツク構成図で、上述の主旨に従つて、共
通部分は一組みのみ設け、各チヤネル部分100
に相当する101,102,………103を所要
数設けたものである。共通部分からは各チヤネル
部分101,102,………,103へそれぞれ
信号が送られ、各チヤネル部分101,102,
………,103は同期した、しかもそれぞれ独自
の楽音を発生でき、多チヤネル化によつてオーケ
スト規模の音楽の合成ができる。
以上詳述したように、この発明になる楽音発生
器では第1ないし第12のレジスタへの音楽パラメ
ータを1音毎に変更できるようにしたので楽譜に
忠実な音楽が作成できる他に、楽音の周期波形を
任意の周波数で周波数変調できるようにしたので
ピツチビブラート、グライド効果、ボルタメント
効果などが達成でき、また、振幅変調および抑揚
発生機能をもたせたのでトレモロ効果や振幅の微
妙な変動効果が得られ、更に合成音にノイズを含
めるようにしたので一層自然楽器音に近い楽音が
発生でき、なお、リズム変調機能をもたせたので
楽曲の緩急自在なテンボ変化が可能となり、通
常、楽譜に表わされる音楽的表現の殆んどすべて
をカバーでき、楽譜に忠実な、表現豊かな楽音の
発生ができる。
更に本願第2の発明ではオーケストラ規模の音
楽の合成に利用できる多チヤネル化にあたつて、
共通部分を設けたので、装置をコンパクトに構成
でき、回路調整などに便利であり、更に12音発生
器を共通部分に設けてあるので、全チヤネルが一
つのキー上の平均律スケールで統一され、チヤネ
ル間のピツチずれによる調整の乱れがなくなり、
リズム変調器も共通部分に設けているので、全チ
ヤネルにわたるリズムの統一が完壁となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術になる自動演奏装置を示すブ
ロツク構成図、第2図はこの発明の基本構成のみ
を示すブロツク構成図、第3図は電流場方式の波
形発生器の原理説明図、第4図は走査クロツクセ
レクタの一構成例を示すブロツク図、第5図は第
3図の電流場方式の波形発生器と第4図の走査ク
ロツクセレクタとを組合わせて得られるエンベロ
ープ波形の一例を示す波形図、第6図は基本構成
への周波数変調機能の附与例を示すブロツク構成
図、第7図はその附加部分の具体例を示す回路構
成図、第8図は基本構成への振幅変調機能および
抑揚発生機能の附与例を示すブロツク構成図、第
9図はその附加部分の具体例を示す回路構成図、
第10図はその抑揚発生器の動作説明図、第11
図は基本構成へのノイズを重畳する機能の附与例
を示すブロツク構成図、第12図はその附加部分
の具体例を示す回路構成図、第13図は基本構成
へのリズム変調機能の附与例を示すブロツク構成
図、第14図はリズム変調器の具体例を示す回路
構成図、第15図はこの発明の一実施例を示すブ
ロツク構成図、第16図はこの発明の他の実施例
を示すブロツク構成図である。 図において、8は楽音発生器、14は第1のレ
ジスタ、15はピツチセレクタ、16は第2のレ
ジスタ、17は符長計時回路、18は第3のレジ
スタ、19は減衰器、20は第4のレジスタ、2
1はリズムクロツク発生器、22は第5のレジス
タ、23は周期波形発生器、24は第6のレジス
タ、25はエンベロープ波形発生器、26は第7
のレジスタ、27は走査クロツクセレクタ、28
は12音発生器、30は立上り立下りクロツク発生
器、34は乗算器、35は抵抗板、36は電位検
出用電極、37は電圧印加用電極、38は電圧印
加回路、39は走査回路、60は周波数変調波形
発生器、61は変調波形セレクタ、62は変調
器、63は第8のレジスタ、70は振幅変調波形
発生器、71は振幅変調波形セレクタ、72は抑
揚発生器、73は第9のレジスタ、74は第10の
レジスタ、80はノイズ発生器、81はノイズセ
レクタ、82は第11のレジスタ、90はリズム変
調器、91は第12のレジスタ、100,101,
102,103はチヤネル部分である。なお、図
中同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 音高情報を記憶する第1のレジスタ、符長情
    報を記憶する第2のレジスタ、音量情報を記憶す
    る第3のレジスタ、速度標語情報を記憶する第4
    のレジスタ、音色に係る周期波形情報を記憶する
    第5のレジスタ、音色に係るエンベロープ波形情
    報を記憶する第6のレジスタ、音色に係るエンベ
    ロープの立上りおよび立下り時間情報を記憶する
    第7のレジスタ、周波数変調情報を記憶する第8
    のレジスタ、抑揚情報を記憶する第9のレジス
    タ、振幅変調情報を記憶する第10のレジスタ、ノ
    イズ情報を記憶する第11のレジスタ、速度変化情
    報を記憶する第12のレジスタ、最高オクターブの
    12音に対応するピツチクロツクを作り出す12音発
    生器、上記第1のレジスタの記憶情報にもとづい
    て上記12音発生器から出力されるピツチクロツク
    の1つを選ぶピツチセレクタ、上記ピツチクロツ
    クの周波数を周波数変調すべき複数個の波形を発
    生する周波数変調波形発生器、上記第8のレジス
    タの記憶情報にもとづいて上記周波数変調波形発
    生器から出力される波形の1つを選ぶ変調波形セ
    レクタ、この変調波形セレクタの出力波形で上記
    ピツチセレクタの出力ピツチクロツクを周波数変
    調する変調器、上記第5のレジスタの記憶情報に
    もとづいてかつ上記変調器で変調されたピツチク
    ロツクに応じた周期波形を発生する周期波形発生
    器、エンベロープ波形の立上りおよび立下り時間
    のベースとなる複数種類の立上り立下りクロツク
    を発生する立上り立下りクロツク発生器、上記第
    7のレジスタの記憶情報にもとづいて上記立上り
    立下りクロツク発生器から出力されるクロツクの
    1つを選ぶ走査クロツクセレクタ、上記第6のレ
    ジスタの記憶情報にもとづいてかつ上記走査クロ
    ツクセレクタで選ばれたクロツクに応じたエンベ
    ロープ波形を発生するエンベロープ波形発生器、
    上記エンベロープ波形を振幅変調すべき複数個の
    波形を発生する振幅変調波形発生器、上記第10の
    レジスタの記憶情報にもとづいて上記振幅変調波
    形発生器から出力される波形の1つを選ぶ振幅変
    調波形セレクタ、上記第3のレジスタの記憶情報
    と上記第9のレジスタの記憶情報とにもとづいて
    上記エンベロープ波形の振幅を制御しまた1音符
    長の間に所定割合で変化させる信号を発生する抑
    揚発生器、重畳すべき複数種のノイズ波形を発生
    するノイズ発生器、上記第11のレジスタの記憶情
    報にもとづいて上記ノイズ波形の1つを選択する
    ノイズセレクタ、上記第4のレジスタの記憶情報
    に対応した周期を有しもしくはこの周期を上記第
    12のレジスタの記憶情報にもとづいて変調したリ
    ズムクロツクを出力するリズム変調器、上記リズ
    ムクロツクを計時単位として上記第2のレジスタ
    の記憶内容に対応した時間を計時する符長計時回
    路、上記振幅変調波形セレクタの出力波形と上記
    抑揚発生器の出力信号とによつて振幅変調制御を
    受けた上記エンベロープ波形発生器の出力と上記
    周期波形発生器の出力との積を得る乗算器、並び
    に上記乗算器から得られる合成波出力に上記ノイ
    ズセレクタで選ばれたノイズ波形を重畳する手段
    を備え、上記各レジスタは1音毎にその記憶情報
    を導入するようにした楽音発生装置。 2 それぞれ複数個の電圧印加用電極と電位検出
    用電極とが設けられた抵抗板、上記複数個の電圧
    印加用電極に所望のパターンで電圧を印加する電
    圧印加回路、および上記複数個の電位検出用電極
    を順次走査して電圧波形を得る走査回路を有する
    第1の波形発生器を周期波形発生器として用い、
    上記電圧印加回路による電圧印加パターンを第5
    のレジスタの記憶情報で制御し、上記走査回路に
    よる走査をピツチセレクタで選ばれたピツチクロ
    ツクで制御するとともに、上記第1の波形発生器
    と同様の構成を有する第2の波形発生器をエンベ
    ロープ波形発生器として用い、この第2の波形発
    生器の電圧印加回路による電圧印加パターンを第
    6のレジスタの記憶情報で制御し、上記第2の波
    形発生器の走査回路による走査を走査クロツクセ
    レクタで選ばれた立上り立下りクロツクで制御す
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の楽音発生装置。 3 音高情報を記憶する第1のレジスタ、符長情
    報を記憶する第2のレジスタ、音量情報を記憶す
    る第3のレジスタ、速度標語情報を記憶する第4
    のレジスタ、音色に係る周期波形情報を記憶する
    第5のレジスタ、音色に係るエンベロープ波形情
    報を記憶する第6のレジスタ、音色に係るエンベ
    ロープの立上りおよび立下り時間情報を記憶する
    第7のレジスタ、周波数変調情報を記憶する第8
    のレジスタ、抑揚情報を記憶する第9のレジス
    タ、振幅変調情報を記憶する第10のレジスタ、ノ
    イズ情報を記憶する第11のレジスタ、速度変化情
    報を記憶する第12のレジスタ、最高オクターブの
    12音に対応するピツチクロツクを作り出す12音発
    生器、上記第1のレジスタの記憶情報にもとづい
    て上記12音発生器から出力されるピツチクロツク
    の1つを選ぶピツチセレクタ、上記ピツチクロツ
    クの周波数を周波数変調すべき複数個の波形を発
    生する周波数変調波形発生器、上記第8のレジス
    タの記憶情報にもとづいて上記周波数変調波形発
    生器から出力される波形の1つを選ぶ変調波形セ
    レクタ、この変調波形セレクタの出力波形で上記
    ピツチセレクタの出力ピツチクロツクを周波数変
    調する変調器、上記第5のレジスタの記憶情報に
    もとづいてかつ上記変調器で変調されたピツチク
    ロツクに応じた周期波形を発生する周期波形発生
    器、エンベロープ波形の立上りおよび立下り時間
    のベースとなる複数種類の立上り立下りクロツク
    を発生する立上り立下りクロツク発生器、上記第
    7のレジスタの記憶情報にもとづいて上記立上り
    立下りクロツク発生器から出力されるクロツクの
    1つを選ぶ走査クロツクセレクタ、上記第6のレ
    ジスタの記憶情報にもとづいてかつ上記走査クロ
    ツクセレクタで選ばれたクロツクに応じたエンベ
    ロープ波形を発生するエンベロープ波形発生器、
    上記エンベロープ波形を振幅変調すべき複数個の
    波形を発生する振幅変調波形発生器、上記第10の
    レジスタの記憶情報にもとづいて上記振幅変調波
    形発生器から出力される波形の1つを選ぶ振幅変
    調波形セレクタ、上記第3のレジスタの記憶情報
    と上記第9のレジスタの記憶情報とにもとづいて
    上記エンベロープ波形の振幅を制御しまた1音符
    長の間に所定割合で変化させる信号を発生する抑
    揚発生器、重畳すべき複数種のノイズ波形を発生
    するノイズ発生器、上記第11のレジスタの記憶情
    報にもとづいて上記ノイズ波形の1つを選択する
    ノイズセレクタ、上記第4のレジスタの記憶情報
    に対応した周期を有しもしくはこの周期を上記第
    12のレジスタの記憶情報にもとづいて変調したリ
    ズムクロツクを出力するリズム変調器、上記リズ
    ムクロツクを計時単位として上記第2のレジスタ
    の記憶内容に対応した時間を計時する符長計時回
    路、上記振幅変調波形セレクタの出力波形と上記
    抑揚発生器の出力信号とによつて振幅変調制御を
    受けた上記エンベロープ波形発生器の出力と上記
    周期波形発生器の出力との積を得る乗算器、並び
    に上記乗算器から得られる合成波出力に上記ノイ
    ズセレクタで選ばれたノイズ波形を重畳する手段
    を備え、上記各レジスタは1音毎にその記憶情報
    を導入するようにしたものにおいて、上記12音発
    生器、上記周波数変調波形発生器、上記立上り立
    下りクロツク発生器、上記振幅変調波形発生器、
    上記リズム変調器、上記第4のレジスタ、および
    上記第12のレジスタを共通部分として1組設け、
    残余の部分をチヤネル部分として複数組設け上記
    共通部分で上記複数組のチヤネル部分を制御する
    ようにしたことを特徴とする楽音発生装置。 4 それぞれ複数個の電圧印加用電極と電位検出
    用電極とが設けられた抵抗板、上記複数個の電圧
    印加用電極に所望のパターンで電圧を印加する電
    圧印加回路、および上記複数個の電位検出用電極
    を順次走査して電圧波形を得る走査回路を有する
    第1の波形発生器を周期波形発生器として用い、
    上記電圧印加回路による電圧印加パターンを第5
    のレジスタの記憶情報で制御し、上記走査回路に
    よる走査をピツチセレクタで選ばれたピツチクロ
    ツクで制御するとともに、上記第1の波形発生器
    と同様の構成を有する第2の波形発生器をエンベ
    ロープ波形発生器として用い、この第2の波形発
    生器の電圧印加回路による電圧印加パターンを第
    6のレジスタの記憶情報で制御し、上記第2の波
    形発生器の走査回路による走査を走査クロツクセ
    レクタで選ばれた立上り立下りクロツクで制御す
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の楽音発生装置。
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