JPS6212957B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6212957B2 JPS6212957B2 JP4953381A JP4953381A JPS6212957B2 JP S6212957 B2 JPS6212957 B2 JP S6212957B2 JP 4953381 A JP4953381 A JP 4953381A JP 4953381 A JP4953381 A JP 4953381A JP S6212957 B2 JPS6212957 B2 JP S6212957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sodium stearate
- molybdenum disulfide
- lubricant
- content
- stearate
- Prior art date
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- Expired
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- Lubricants (AREA)
Description
本発明は塑性加工用潤滑剤に関する。
周知のように、鍛造加工や引抜加工等の塑性加
工においては、ポンチやダイ等の工芸とワークピ
ースとの摩擦を軽減するために、前処理としてワ
ークピース表面に潤滑剤を付着する。そして一般
には、ワークピースの表面に先ずリン酸亜鉛を塗
布し、次いでステアリン酸ナトリウムを塗布して
リン酸亜鉛と反応せしめ、ステアリン酸亜鉛の潤
滑層を形成する。 ところが、上記の如く潤滑剤としてステアリン
酸ナトリウムを用いると、上記ステアリン酸亜鉛
の潤滑層の上に必ず未反応の遊離ステアリン酸ナ
トリウムが残存し、この遊離ステアリン酸ナトリ
ウムが、塑性加工の際、製品形状に欠陥を生じめ
る原因となるという不具合がある。 また、塑性加工条件が非常に厳しい場合、すな
わち、断面減少率や高さ減少率が特に大きい場合
は上記ステアリン酸亜鉛の潤滑層の潤滑性能は不
十分で、パンチやダイス等の工具の寿命の点にお
いて満足できるものではない。 潤滑性をさらによくするため、リン酸亜鉛処理
後に、上記ステアリン酸ナトリウムに代えて二硫
化モリブデンを塗布する方法も知られているが、
この二硫化モリブデンは後加工としてのメツキ処
理に不適なため、メツキ処理前に酸洗処理を行つ
て二硫化モリブデンを除く必要がある。 本発明者は、上記従来事情に鑑みて種々研究し
た結果、ワークピース表面にリン酸亜鉛処理を行
つた後、ステアリン酸ナトリウム二硫化モリブデ
ンの両者を含有してなる潤滑剤を塗布すれば、遊
離ステアリン酸ナトリウムの残存量も減少すると
ともに、潤滑性能も増し、さらに後処理として二
硫化モリブデン除去処理を行なわなくてもメツキ
処理を行えることを見出し、本発明を完成するに
至つた。 本発明に係る塑性加工性潤滑剤は、ステアリン
酸ナトリウムと二硫化モリブデンを含有してな
る。 この潤滑剤は、ワークピース表面のリン酸亜鉛
皮膜の上に塗布したとき、上記従来例の如きステ
アリン酸亜鉛層はできないか若しくはできたとし
ても僅かで、ステアリン酸ナトリウムと二硫化モ
リブデンが互いに吸着し合つてリン酸亜鉛皮膜上
に付着しているようである。 ステアリン酸ナトリウムの含有割合が増加する
と二硫化モリブデンと遊離したステアリン酸ナト
リウムが増加し、塑成加工時における製品形状に
与える悪影響が大きくなる傾向がある。また二硫
化モリブデンの含有割合が減少すれば潤滑性が悪
くなり、工具寿命が短かくなる傾向がある。また
ステアリン酸ナトリウムの含有割合が減少する
か、又は二硫化モリブデンの含有割合が増加すれ
ば、後処理としてのメツキの付着性に与える悪影
響が大きくなる傾向がある。 したがつて、上記の諸条件を考慮すると、ステ
アリン酸ナトリウムと二硫化モリブデンの含有割
合は、2.5〜3.5:3.5〜4.5であることが好まし
い。 さらに、この塑性加工用潤滑剤は、ステアリン
酸ナトリウム2.5〜3.5%を含みかつ適当量の少量
の分散剤を添加した液に二硫化モリブデンを分散
懸濁させることが好ましい。 本発明に係る塑性用潤滑剤を用いれば、以下の
利点がある。 (1) 潤滑性能が向上し、工具の寿命が延びる。 (2) 遊離ステアリン酸ナトリウムが減少し、製品
形状がよくなる。 (3) メツキ処理するために二硫化モリブデンを除
去する必要がない。 実施例 第1図のグラフにステアリン酸ナトリウムと二
硫化モリブデンの含有割合とメツキの付着性との
関係を表わす実験例を示している。 第1図のグラフは、横軸を二硫化モリブデンの
含有量として、縦軸をメツキ処理後の製品表面の
光の反射率(メツキの良否の評可)とし、かつス
テアリン酸ナトリウムの含有量をパラメータとし
て表わしたものである。 第1図より、二硫化モリブデンの含有量が増加
し、またはステアリン酸ナトリウムの含有量が減
少すれば、製品表面の光の反射率、したがつてメ
ツキが悪くなることが分かる。光の反射率は7%
以上であることが好ましい。 第2図は、ステアリン酸ナトリウムと二硫化モ
リブデンの含有比とこれに対応する潤滑剤組織を
示す顕別鏡写真並びに二硫化モリブデンの分布を
示すX線写真を示している。第2図は、二硫化モ
リブデンの含有量が同じ4%であつてもステアリ
ン酸ナトリウムが増加すれば二硫化モリブデンの
付着量が増加することを示している。これはステ
アリン酸ナトリウムが二硫化モリブデンを保持す
る作用を有するからである。したがつて一定の二
硫化モリブデンに対してステアリン酸ナトリウム
を増加させれば増加する程、二硫化モリブデンの
有する優れた潤滑性を得られることが理解され
る。 ステアリン酸ナトリウムと二硫化モリブデンの
含有割合と遊離ステアリン酸ナトリウム(製品形
状に悪影響を与えるステアリン酸ナトリウムの
量)との関係並びに工具寿命との関係は次表のと
おりであつた。
工においては、ポンチやダイ等の工芸とワークピ
ースとの摩擦を軽減するために、前処理としてワ
ークピース表面に潤滑剤を付着する。そして一般
には、ワークピースの表面に先ずリン酸亜鉛を塗
布し、次いでステアリン酸ナトリウムを塗布して
リン酸亜鉛と反応せしめ、ステアリン酸亜鉛の潤
滑層を形成する。 ところが、上記の如く潤滑剤としてステアリン
酸ナトリウムを用いると、上記ステアリン酸亜鉛
の潤滑層の上に必ず未反応の遊離ステアリン酸ナ
トリウムが残存し、この遊離ステアリン酸ナトリ
ウムが、塑性加工の際、製品形状に欠陥を生じめ
る原因となるという不具合がある。 また、塑性加工条件が非常に厳しい場合、すな
わち、断面減少率や高さ減少率が特に大きい場合
は上記ステアリン酸亜鉛の潤滑層の潤滑性能は不
十分で、パンチやダイス等の工具の寿命の点にお
いて満足できるものではない。 潤滑性をさらによくするため、リン酸亜鉛処理
後に、上記ステアリン酸ナトリウムに代えて二硫
化モリブデンを塗布する方法も知られているが、
この二硫化モリブデンは後加工としてのメツキ処
理に不適なため、メツキ処理前に酸洗処理を行つ
て二硫化モリブデンを除く必要がある。 本発明者は、上記従来事情に鑑みて種々研究し
た結果、ワークピース表面にリン酸亜鉛処理を行
つた後、ステアリン酸ナトリウム二硫化モリブデ
ンの両者を含有してなる潤滑剤を塗布すれば、遊
離ステアリン酸ナトリウムの残存量も減少すると
ともに、潤滑性能も増し、さらに後処理として二
硫化モリブデン除去処理を行なわなくてもメツキ
処理を行えることを見出し、本発明を完成するに
至つた。 本発明に係る塑性加工性潤滑剤は、ステアリン
酸ナトリウムと二硫化モリブデンを含有してな
る。 この潤滑剤は、ワークピース表面のリン酸亜鉛
皮膜の上に塗布したとき、上記従来例の如きステ
アリン酸亜鉛層はできないか若しくはできたとし
ても僅かで、ステアリン酸ナトリウムと二硫化モ
リブデンが互いに吸着し合つてリン酸亜鉛皮膜上
に付着しているようである。 ステアリン酸ナトリウムの含有割合が増加する
と二硫化モリブデンと遊離したステアリン酸ナト
リウムが増加し、塑成加工時における製品形状に
与える悪影響が大きくなる傾向がある。また二硫
化モリブデンの含有割合が減少すれば潤滑性が悪
くなり、工具寿命が短かくなる傾向がある。また
ステアリン酸ナトリウムの含有割合が減少する
か、又は二硫化モリブデンの含有割合が増加すれ
ば、後処理としてのメツキの付着性に与える悪影
響が大きくなる傾向がある。 したがつて、上記の諸条件を考慮すると、ステ
アリン酸ナトリウムと二硫化モリブデンの含有割
合は、2.5〜3.5:3.5〜4.5であることが好まし
い。 さらに、この塑性加工用潤滑剤は、ステアリン
酸ナトリウム2.5〜3.5%を含みかつ適当量の少量
の分散剤を添加した液に二硫化モリブデンを分散
懸濁させることが好ましい。 本発明に係る塑性用潤滑剤を用いれば、以下の
利点がある。 (1) 潤滑性能が向上し、工具の寿命が延びる。 (2) 遊離ステアリン酸ナトリウムが減少し、製品
形状がよくなる。 (3) メツキ処理するために二硫化モリブデンを除
去する必要がない。 実施例 第1図のグラフにステアリン酸ナトリウムと二
硫化モリブデンの含有割合とメツキの付着性との
関係を表わす実験例を示している。 第1図のグラフは、横軸を二硫化モリブデンの
含有量として、縦軸をメツキ処理後の製品表面の
光の反射率(メツキの良否の評可)とし、かつス
テアリン酸ナトリウムの含有量をパラメータとし
て表わしたものである。 第1図より、二硫化モリブデンの含有量が増加
し、またはステアリン酸ナトリウムの含有量が減
少すれば、製品表面の光の反射率、したがつてメ
ツキが悪くなることが分かる。光の反射率は7%
以上であることが好ましい。 第2図は、ステアリン酸ナトリウムと二硫化モ
リブデンの含有比とこれに対応する潤滑剤組織を
示す顕別鏡写真並びに二硫化モリブデンの分布を
示すX線写真を示している。第2図は、二硫化モ
リブデンの含有量が同じ4%であつてもステアリ
ン酸ナトリウムが増加すれば二硫化モリブデンの
付着量が増加することを示している。これはステ
アリン酸ナトリウムが二硫化モリブデンを保持す
る作用を有するからである。したがつて一定の二
硫化モリブデンに対してステアリン酸ナトリウム
を増加させれば増加する程、二硫化モリブデンの
有する優れた潤滑性を得られることが理解され
る。 ステアリン酸ナトリウムと二硫化モリブデンの
含有割合と遊離ステアリン酸ナトリウム(製品形
状に悪影響を与えるステアリン酸ナトリウムの
量)との関係並びに工具寿命との関係は次表のと
おりであつた。
【表】
【表】
表より、本発明によれば遊離ステアリン酸ナト
リウムの量が従来例に較べて著しく減少している
ことが分る。これは、従来例においては、十分な
潤滑性能を得るために多量(7%)のステアリン
酸ナトリウムを必要とし、その結果未反応の遊離
ステアリン酸ナトリウムの残存量も増加したのに
対し、本発明によれば、二硫化モリブデンを加え
ることにより、ステアリン酸ナトリウムを減少さ
せることができるためである。 また、同じく表より、本発明によれば製造個数
が従来例に較べて著しく増え、したがつて工具寿
命が著しく延びていることが分る。
リウムの量が従来例に較べて著しく減少している
ことが分る。これは、従来例においては、十分な
潤滑性能を得るために多量(7%)のステアリン
酸ナトリウムを必要とし、その結果未反応の遊離
ステアリン酸ナトリウムの残存量も増加したのに
対し、本発明によれば、二硫化モリブデンを加え
ることにより、ステアリン酸ナトリウムを減少さ
せることができるためである。 また、同じく表より、本発明によれば製造個数
が従来例に較べて著しく増え、したがつて工具寿
命が著しく延びていることが分る。
第1図は、ステアリン酸ナトリウムと二硫化モ
リブデンの含有割合とメツキの付着性の関係を示
すグラフ、第2図はステアリン酸ナトリウムと二
硫化モリブデンの含有割合と潤滑剤組織および二
硫化モリブデンの分布を顕微鏡写真およびX線写
真を用いて示す図である。
リブデンの含有割合とメツキの付着性の関係を示
すグラフ、第2図はステアリン酸ナトリウムと二
硫化モリブデンの含有割合と潤滑剤組織および二
硫化モリブデンの分布を顕微鏡写真およびX線写
真を用いて示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ステアリン酸ナトリウムと二硫化モリブデン
を含有してなることを特徴とする塑性加工用潤滑
剤。 2 ステアリン酸ナトリウムと二硫化モリブデン
の重量比が2.5〜3.5:3.5〜4.5であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の塑性加工用
潤滑剤。 3 ステアリン酸ナトリウム2.5〜3.5%を水で希
釈した液に二硫化モリブデン3.5〜4.5%を分散懸
濁させたことを特徴とする特許請求の範囲第2項
に記載の塑性加工用潤滑剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4953381A JPS57162796A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Lubricant for plastic working |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4953381A JPS57162796A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Lubricant for plastic working |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57162796A JPS57162796A (en) | 1982-10-06 |
| JPS6212957B2 true JPS6212957B2 (ja) | 1987-03-23 |
Family
ID=12833793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4953381A Granted JPS57162796A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Lubricant for plastic working |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57162796A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02298592A (ja) * | 1989-05-12 | 1990-12-10 | Sky Alum Co Ltd | アルミニウム材の温間成形加工用潤滑剤 |
-
1981
- 1981-03-31 JP JP4953381A patent/JPS57162796A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57162796A (en) | 1982-10-06 |
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