JPS6212993Y2 - - Google Patents
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- JPS6212993Y2 JPS6212993Y2 JP6641186U JP6641186U JPS6212993Y2 JP S6212993 Y2 JPS6212993 Y2 JP S6212993Y2 JP 6641186 U JP6641186 U JP 6641186U JP 6641186 U JP6641186 U JP 6641186U JP S6212993 Y2 JPS6212993 Y2 JP S6212993Y2
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Landscapes
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、液化天然ガスの密度を測定する密度
測定装置に関する。
測定装置に関する。
成分の異なる液化天然ガス(以下LNGと略記
する)が、同一タンク1内に貯留されて混合が不
充分であると、上部に密度の小さいLNGが、ま
た下部に密度の大きいLNGが存在したままとな
り、両者の間に安定な境界が形成される。LNG
の境界よりも下の部分は、タンク底部からの入熱
によつて密度が小さくなつてゆく。境界よりも上
の部分は、蒸発によつて密度が大きくなつてゆ
く。そのため或る時点に達すると、ロールオーバ
現象として知られている急激な気化が生じる。こ
のロールオーバによる急激なガスの発生を処理す
るためには、より大容量のガス処理設備が必要と
なる。したがつてLNG中の境界の有無を検出し
て、ロールオーバを防ぐ手段を予め講じておく必
要がある。
する)が、同一タンク1内に貯留されて混合が不
充分であると、上部に密度の小さいLNGが、ま
た下部に密度の大きいLNGが存在したままとな
り、両者の間に安定な境界が形成される。LNG
の境界よりも下の部分は、タンク底部からの入熱
によつて密度が小さくなつてゆく。境界よりも上
の部分は、蒸発によつて密度が大きくなつてゆ
く。そのため或る時点に達すると、ロールオーバ
現象として知られている急激な気化が生じる。こ
のロールオーバによる急激なガスの発生を処理す
るためには、より大容量のガス処理設備が必要と
なる。したがつてLNG中の境界の有無を検出し
て、ロールオーバを防ぐ手段を予め講じておく必
要がある。
従来技術では、タンク内に上下方向に一定間隔
に取付けられた温度計によつてLNGの上下方向
の温度分布を測定して、ロールオーバの監視を行
なつている。しかしロールオーバの直接の原因で
あるLNGの密度差を検出するものではないの
で、確実に境界の有無を検出することは困難であ
る。
に取付けられた温度計によつてLNGの上下方向
の温度分布を測定して、ロールオーバの監視を行
なつている。しかしロールオーバの直接の原因で
あるLNGの密度差を検出するものではないの
で、確実に境界の有無を検出することは困難であ
る。
したがつて本考案の主な目的は、液化天然ガス
の上下方向各部分の密度を測定して貯留されてい
る液化天然ガスの上下方向の密度分布を測定する
ことができるようにした液化天然ガスの密度測定
装置を提供することである。
の上下方向各部分の密度を測定して貯留されてい
る液化天然ガスの上下方向の密度分布を測定する
ことができるようにした液化天然ガスの密度測定
装置を提供することである。
本考案は、液化天然ガス2が貯留されたタンク
1内に設けられかつ鉛直軸線を有する複数のセン
サ3,4,5,6を有し、各センサ3,4,5,
6は、金属製の直円筒状外筒電極7と、 外筒電極7内に同心に挿入され、外筒電極7よ
りも軸線方向に短く、外筒電極7の軸線方向両端
よりも内方に位置する両端を有する金属製の直円
筒状内筒電極8と、 外筒電極7の内周面と、内筒電極8の外周面と
の間に形成された円環状空隙9において、周方向
に間隔をあけて、かつ軸線方向に間隔をあけて設
けられた第1電気絶縁体10と、 内筒電極8の上部外壁から外筒電極7を貫通し
て半径方向外方に突出された筒状の第2電気絶縁
体11と、 外筒電極7の両端に形成される連結用フランジ
13,14と、 内筒電極8の上端に接続され、第2電気絶縁体
11を挿通して上方に延びる内筒電極用リード線
19,20,21,22とを含み、 それらの各センサ3,4,5,6のうち、最下
位置にあるセンサ3の下端の前記フランジ14は
第3電気絶縁体15を介してタンク1の底16に
固着され、 また、それらの各センサ3,4,5,6のう
ち、最上位置にあるセンサ6の上端の前記フラン
ジ13aは、タンク1の天井33に取付けられて
いる上下に延びる筒状の端子箱17の下端に嵌合
して電気的に絶縁されて保持され、 外筒電極7には半径方向に貫通した透孔12が
軸線方向に散在して穿設され、 各外筒電極7は前記フランジ13,14によつ
て上下に同軸に連結されて電気的に接続され、 外筒電気的7の上端には外筒電極用リード線1
8が接続され、さらに、 内筒電極用リード線19,20,21,22が
それぞれ接続される個別接点27〜30と、個別
接点27〜30のうちの1つの選択的に切換わつ
て接続される共通接点31とを有する切換えスイ
ツチ24と、 共通接点31と外筒電極用リード線18とが接
続され、空隙9に介在されている液体の誘電率に
対応した密度を測定する検出回路25とを含むこ
とを特徴とする液化天然ガスの密度測定装置であ
る。
1内に設けられかつ鉛直軸線を有する複数のセン
サ3,4,5,6を有し、各センサ3,4,5,
6は、金属製の直円筒状外筒電極7と、 外筒電極7内に同心に挿入され、外筒電極7よ
りも軸線方向に短く、外筒電極7の軸線方向両端
よりも内方に位置する両端を有する金属製の直円
筒状内筒電極8と、 外筒電極7の内周面と、内筒電極8の外周面と
の間に形成された円環状空隙9において、周方向
に間隔をあけて、かつ軸線方向に間隔をあけて設
けられた第1電気絶縁体10と、 内筒電極8の上部外壁から外筒電極7を貫通し
て半径方向外方に突出された筒状の第2電気絶縁
体11と、 外筒電極7の両端に形成される連結用フランジ
13,14と、 内筒電極8の上端に接続され、第2電気絶縁体
11を挿通して上方に延びる内筒電極用リード線
19,20,21,22とを含み、 それらの各センサ3,4,5,6のうち、最下
位置にあるセンサ3の下端の前記フランジ14は
第3電気絶縁体15を介してタンク1の底16に
固着され、 また、それらの各センサ3,4,5,6のう
ち、最上位置にあるセンサ6の上端の前記フラン
ジ13aは、タンク1の天井33に取付けられて
いる上下に延びる筒状の端子箱17の下端に嵌合
して電気的に絶縁されて保持され、 外筒電極7には半径方向に貫通した透孔12が
軸線方向に散在して穿設され、 各外筒電極7は前記フランジ13,14によつ
て上下に同軸に連結されて電気的に接続され、 外筒電気的7の上端には外筒電極用リード線1
8が接続され、さらに、 内筒電極用リード線19,20,21,22が
それぞれ接続される個別接点27〜30と、個別
接点27〜30のうちの1つの選択的に切換わつ
て接続される共通接点31とを有する切換えスイ
ツチ24と、 共通接点31と外筒電極用リード線18とが接
続され、空隙9に介在されている液体の誘電率に
対応した密度を測定する検出回路25とを含むこ
とを特徴とする液化天然ガスの密度測定装置であ
る。
第1図は本考案の一実施例の断面図である。タ
ンク1内には、LNG2が貯留されており、この
タンク1内において上下方向に複数(図示4個)
のセンサ3,4,5,6が鉛直軸線を有して配設
される。
ンク1内には、LNG2が貯留されており、この
タンク1内において上下方向に複数(図示4個)
のセンサ3,4,5,6が鉛直軸線を有して配設
される。
第2図は第1図のセンサ3の縦断面図であり、
第3図はそのセンサ3の平面図である。このセン
サ3は、金属製の外筒電極7と、金属製の内筒電
極8とを含み、両電極7,8が同心にかつ環状の
空隙9をあけて配設されている。外筒電極7と内
筒電極8とは、空隙9において周方向に間隔をあ
けてかつ軸線方向に間隔をあけて設けられた複数
個の電気絶縁体10と、内筒8の上部外壁から外
筒7を貫通して半径方向に外方に突出された筒状
の電気絶縁体11とによつて、一体的に保持され
る。内筒電極8は外筒電極7よりも軸線方向に短
く、内筒電極8の軸線方向両端は外筒電極7の軸
線方向両端よりも軸線方向内方に位置される。外
筒電極7には半径方向に貫通した小径の透孔12
が軸線方向に散在して穿設される。これによつて
センサ3が液体中である液化天然ガス2中に浸漬
されたとき、液体が空隙9内に流入することがで
きる。外筒電極7の軸線方向両端には連結用のフ
ランジ13,14が形成される。他のセンサ4,
5,6も上述のセンサ3と同一の構造を有する。
外筒電極7および内筒電極8は、図示のように直
円筒状である。
第3図はそのセンサ3の平面図である。このセン
サ3は、金属製の外筒電極7と、金属製の内筒電
極8とを含み、両電極7,8が同心にかつ環状の
空隙9をあけて配設されている。外筒電極7と内
筒電極8とは、空隙9において周方向に間隔をあ
けてかつ軸線方向に間隔をあけて設けられた複数
個の電気絶縁体10と、内筒8の上部外壁から外
筒7を貫通して半径方向に外方に突出された筒状
の電気絶縁体11とによつて、一体的に保持され
る。内筒電極8は外筒電極7よりも軸線方向に短
く、内筒電極8の軸線方向両端は外筒電極7の軸
線方向両端よりも軸線方向内方に位置される。外
筒電極7には半径方向に貫通した小径の透孔12
が軸線方向に散在して穿設される。これによつて
センサ3が液体中である液化天然ガス2中に浸漬
されたとき、液体が空隙9内に流入することがで
きる。外筒電極7の軸線方向両端には連結用のフ
ランジ13,14が形成される。他のセンサ4,
5,6も上述のセンサ3と同一の構造を有する。
外筒電極7および内筒電極8は、図示のように直
円筒状である。
再び第1図を参照して、センサ3の下端のフラ
ンジ14は、電気絶縁体15を介して、タンク1
の底16に固着される。センサ3,4,5,6
は、それらの軸線方向両端に形成されているフラ
ンジ13などによつて、相互に同軸に連結され
る。それによつて、センサ3,4,5,6の各外
筒電極7などは相互に電気的に接続される。各内
筒電極の軸線方向両端は、各外筒電極の軸線方向
両端よりも内方に位置するので、この連結状態に
おいてセンサ3,4,5,6の各内筒電極は相互
に電気的に絶縁される。最上部のセンサ6の上端
の前記フランジ13aは、タンク1の天井33に
取付けられている上下に延びる筒状の端子箱17
の下端に嵌合して電気的に絶縁されて保持され
る。センサ3,4,5,6の外筒電極に共通に接
続されたリード線18と、各センサ3,4,5,
6の内筒電極8などに個別的に接続されたリード
線19,20,21,22とは、測定手段23に
接続される。
ンジ14は、電気絶縁体15を介して、タンク1
の底16に固着される。センサ3,4,5,6
は、それらの軸線方向両端に形成されているフラ
ンジ13などによつて、相互に同軸に連結され
る。それによつて、センサ3,4,5,6の各外
筒電極7などは相互に電気的に接続される。各内
筒電極の軸線方向両端は、各外筒電極の軸線方向
両端よりも内方に位置するので、この連結状態に
おいてセンサ3,4,5,6の各内筒電極は相互
に電気的に絶縁される。最上部のセンサ6の上端
の前記フランジ13aは、タンク1の天井33に
取付けられている上下に延びる筒状の端子箱17
の下端に嵌合して電気的に絶縁されて保持され
る。センサ3,4,5,6の外筒電極に共通に接
続されたリード線18と、各センサ3,4,5,
6の内筒電極8などに個別的に接続されたリード
線19,20,21,22とは、測定手段23に
接続される。
第4図は第1図〜第3図示の密度測定装置の原
理を示す電気回路図である。測定手段23におい
て、センサ3〜6の誘電率εは、切換えスイツチ
24を介して個別的に検出回路25によつて検出
される。検出回路25には表示装置26が接続さ
れる。切換えスイツチ24は、内筒電極用リード
線19,20,21,22がそれぞれ接続される
個別接点27〜30と、それらの個別接点27〜
30のうち1つの選択的に切り換わつて接続され
る共通接点31とを有する。共通接点31と外筒
電極用リード線18とは、検出回路25に接続さ
れる。
理を示す電気回路図である。測定手段23におい
て、センサ3〜6の誘電率εは、切換えスイツチ
24を介して個別的に検出回路25によつて検出
される。検出回路25には表示装置26が接続さ
れる。切換えスイツチ24は、内筒電極用リード
線19,20,21,22がそれぞれ接続される
個別接点27〜30と、それらの個別接点27〜
30のうち1つの選択的に切り換わつて接続され
る共通接点31とを有する。共通接点31と外筒
電極用リード線18とは、検出回路25に接続さ
れる。
測定されるべきLNG2の密度Dは、次のよう
な原理に基づいて、測定される。すなわち無極性
分子から成る誘電体に関しては、一般的に次の
Clausius−Mosottiの関係式が成立する。
な原理に基づいて、測定される。すなわち無極性
分子から成る誘電体に関しては、一般的に次の
Clausius−Mosottiの関係式が成立する。
CM=ε−1/ε+2・1/ρ=4/3π・No・α…(1
) ここで、CMはClausius−Mosotti function、
ρは密度(モル/cm3)、Noはアボガドロ数、αは
分極率である。第1式において右辺は各物質固有
の値であり、温度は、圧力および物質の状態に関
係しない定数である。LNG2のような多成分か
ら成る液体に関しても第1式と同様な関係式が成
立し、組成の異なるLNG毎に、各組成を有する
LNGに特定のCM値が存在する。さらに一定の温
度において、LNGの組成が変つたときの誘電率
εと密度Dの関係式が計算によつて次の通り導き
出される。
) ここで、CMはClausius−Mosotti function、
ρは密度(モル/cm3)、Noはアボガドロ数、αは
分極率である。第1式において右辺は各物質固有
の値であり、温度は、圧力および物質の状態に関
係しない定数である。LNG2のような多成分か
ら成る液体に関しても第1式と同様な関係式が成
立し、組成の異なるLNG毎に、各組成を有する
LNGに特定のCM値が存在する。さらに一定の温
度において、LNGの組成が変つたときの誘電率
εと密度Dの関係式が計算によつて次の通り導き
出される。
D=a+b・(ε−1) …(2)
ここで、Dは密度(g/cm3)、a,bは定数で
ある。したがつてLNG2の密度Dは、その誘電
率εを測定することによつて、第2式から求める
ことができる。本考案者の実験によれば、−159℃
のLNGの規格化した誘電率ε/ε0と、密度
D/D0とについて第5図示の関係が成立ち、こ
のことからも第2式の成立が実証される。第5図
において、ε0=1.680であり、D0=0.47(g/
cm3)である。
ある。したがつてLNG2の密度Dは、その誘電
率εを測定することによつて、第2式から求める
ことができる。本考案者の実験によれば、−159℃
のLNGの規格化した誘電率ε/ε0と、密度
D/D0とについて第5図示の関係が成立ち、こ
のことからも第2式の成立が実証される。第5図
において、ε0=1.680であり、D0=0.47(g/
cm3)である。
タンク1内にLNG2を貯留した場合、センサ
3,4,5,6のLNG2に浸漬されている部分
の外筒電極7などに穿設されている透孔12を通
つてLNG2が流入し、センサ3,4,5,6内
の空隙9などにおける流入LNGの液面は、LNG
2の液面l1と同一高さに位置する。それによつ
て各センサ3,4,5,6の静電容量が定まり、
それらの静電容量は各センサ3,4,5,6の空
隙9などに介在されているLNGの誘電率εに依
存する。たとえば図示の如くLNG2の液面l1
がセンサ6における上下方向の途中に位置してい
る場合、切換えスイツチ24を切換えて、センサ
3,4,5の静電容量を検出回路25によつて測
定し、それらの静電容量に対応した誘電率εを検
出する。この誘電率εから、各センサ3,4,5
の位置におけるLNG2の密度が、表示装置26
に表示される。それによつてタンク1内における
LNG2の上下方向の異なる位置の密度を測定す
ることができる。したがつてLNG2の上下方向
の密度分布を監視することができ、温度差による
境界の有無を検出することができる。
3,4,5,6のLNG2に浸漬されている部分
の外筒電極7などに穿設されている透孔12を通
つてLNG2が流入し、センサ3,4,5,6内
の空隙9などにおける流入LNGの液面は、LNG
2の液面l1と同一高さに位置する。それによつ
て各センサ3,4,5,6の静電容量が定まり、
それらの静電容量は各センサ3,4,5,6の空
隙9などに介在されているLNGの誘電率εに依
存する。たとえば図示の如くLNG2の液面l1
がセンサ6における上下方向の途中に位置してい
る場合、切換えスイツチ24を切換えて、センサ
3,4,5の静電容量を検出回路25によつて測
定し、それらの静電容量に対応した誘電率εを検
出する。この誘電率εから、各センサ3,4,5
の位置におけるLNG2の密度が、表示装置26
に表示される。それによつてタンク1内における
LNG2の上下方向の異なる位置の密度を測定す
ることができる。したがつてLNG2の上下方向
の密度分布を監視することができ、温度差による
境界の有無を検出することができる。
境界が検出されたときには、タンク1の底部か
らLNG2をポンプなどで抜出してタンク1の上
部に循環させればよい。それによつてタンク1内
のLNG2の上下方向の密度が均等化され、ロー
ルオーバの発生を未然に防ぐことができる。ある
いはまた、ロールオーバの発生を未然に防ぐため
に、LNG2が貯留されているタンク1に、LNG
2と異なる成分のLNGを新たに貯留するとき
に、既に貯留してあるLNG2の密度D1と新たな
LNGの密度D2とを測定する。その結果、D1<D2
であればタンク1の上部から、またその逆にD1
>D2であればタンク1の底部から、新たに貯留
されるべきLNGをタンク1に供給する。そうす
ることによつて、密度差による境界の形成したが
つてロールオーバの発生が防がれる。
らLNG2をポンプなどで抜出してタンク1の上
部に循環させればよい。それによつてタンク1内
のLNG2の上下方向の密度が均等化され、ロー
ルオーバの発生を未然に防ぐことができる。ある
いはまた、ロールオーバの発生を未然に防ぐため
に、LNG2が貯留されているタンク1に、LNG
2と異なる成分のLNGを新たに貯留するとき
に、既に貯留してあるLNG2の密度D1と新たな
LNGの密度D2とを測定する。その結果、D1<D2
であればタンク1の上部から、またその逆にD1
>D2であればタンク1の底部から、新たに貯留
されるべきLNGをタンク1に供給する。そうす
ることによつて、密度差による境界の形成したが
つてロールオーバの発生が防がれる。
LNG2の密度差による境界l2が図示の如く
センサ4の上下方向の途中に形成されている場合
を想定する。このときセンサ3,4,5によつて
測定されたLNG2の密度DをそれぞれD3,D4,
D5とすれば、D3>D4>D5である。これらの密度
D3,D4,D5と、境界l2のセンサ4の端部から
の距離h1,h2との間には次の式が成立つ。
センサ4の上下方向の途中に形成されている場合
を想定する。このときセンサ3,4,5によつて
測定されたLNG2の密度DをそれぞれD3,D4,
D5とすれば、D3>D4>D5である。これらの密度
D3,D4,D5と、境界l2のセンサ4の端部から
の距離h1,h2との間には次の式が成立つ。
〓〓=D4−D5/D3−D4 …(3)
これによつて、境界l2の上下方向の位置を知
ることができる。
ることができる。
以上の如く本考案によれば、次の効果(a)〜(i)が
達成される。
達成される。
(a) 鉛直軸線を有する複数のセンサを上下方向に
配設し、それらのセンサを用いて液化天然ガス
の誘電率を各センサ毎に個別に検出し密度を測
定するようにしたので、液体の上下方向すなわ
ち深さ方向の密度分布を測定することができ、
したがつてLNGに特有のいわゆるロールオー
バ現象の発生の危険性を予知することができ
る。
配設し、それらのセンサを用いて液化天然ガス
の誘電率を各センサ毎に個別に検出し密度を測
定するようにしたので、液体の上下方向すなわ
ち深さ方向の密度分布を測定することができ、
したがつてLNGに特有のいわゆるロールオー
バ現象の発生の危険性を予知することができ
る。
(b) 外筒電極7の両端には、連結用フランジ1
3,14が形成されているので、密度を測定す
べき液体の貯留量に応じてセンサ3,4,5,
6を上下につなげばよく、したがつて液面l1
に対応した数だけセンサ3,4,5,6を連結
すればよく、現場での設置作業の能率が向上す
るとともに、液面l1に最適な上下の寸法を有
する液化天然ガスの密度測定装置が提供され
る。
3,14が形成されているので、密度を測定す
べき液体の貯留量に応じてセンサ3,4,5,
6を上下につなげばよく、したがつて液面l1
に対応した数だけセンサ3,4,5,6を連結
すればよく、現場での設置作業の能率が向上す
るとともに、液面l1に最適な上下の寸法を有
する液化天然ガスの密度測定装置が提供され
る。
(c) 検出回路25は、内筒電極用リード線19,
20,21,22の切換えスイツチ24によつ
て選択された1つと、外筒電極用リード線18
とに接続されて空隙9に介在されている液体の
誘電率に対応した密度を測定するものであつ
て、内筒電極8は外筒電極用7よりも短く、か
つ各センサ3,4,5,6ごとに電気的に絶縁
されているので、各センサ3,4,5,6ごと
における液化天然ガスの密度を検出することが
でき、したがつて上述のように液化天然ガスに
特有のロールオーバ現象の発生の危険性を予知
することができる。
20,21,22の切換えスイツチ24によつ
て選択された1つと、外筒電極用リード線18
とに接続されて空隙9に介在されている液体の
誘電率に対応した密度を測定するものであつ
て、内筒電極8は外筒電極用7よりも短く、か
つ各センサ3,4,5,6ごとに電気的に絶縁
されているので、各センサ3,4,5,6ごと
における液化天然ガスの密度を検出することが
でき、したがつて上述のように液化天然ガスに
特有のロールオーバ現象の発生の危険性を予知
することができる。
(d) また各センサ3,4,5,6ごとに境界l2
および液面l1を検出するようにしたので精度
が向上される。
および液面l1を検出するようにしたので精度
が向上される。
(e) 内筒電極用リード線19,20,21,22
は、内筒電極8に接続されており、第2電気絶
縁体を挿通して外筒電極7を半径方向に貫通し
ており、したがつて空隙9を挿通したり内筒電
極8の内部空間を挿通したりする構成ではない
ので、現場における設置作業が容易である。
は、内筒電極8に接続されており、第2電気絶
縁体を挿通して外筒電極7を半径方向に貫通し
ており、したがつて空隙9を挿通したり内筒電
極8の内部空間を挿通したりする構成ではない
ので、現場における設置作業が容易である。
(f) 外筒電極7には、半径方向に貫通した透孔1
2が軸線方向に散在して穿設されているので、
空隙9内に液化天然ガスが確実に入込むことが
でき、液化天然ガスの密度の測定が正確とな
る。
2が軸線方向に散在して穿設されているので、
空隙9内に液化天然ガスが確実に入込むことが
でき、液化天然ガスの密度の測定が正確とな
る。
(g) 外筒電極7と内筒電極8とは、直円筒状であ
り同心であるので、円環状の空隙9内に入込む
液化天然ガスの密度と、誘電率との関係は前述
の第5図に示されるように一直線となり、した
がつて液化天然ガスの密度の検出が容易であ
る。
り同心であるので、円環状の空隙9内に入込む
液化天然ガスの密度と、誘電率との関係は前述
の第5図に示されるように一直線となり、した
がつて液化天然ガスの密度の検出が容易であ
る。
(h) 内筒電極用リード線19,20,21,22
は、内筒電極8の上端に接続されて上方に延び
る。したがつてたとえば1つの内筒電極用リー
ド線19が接続されている内筒電極8を外囲す
る外筒電極7に沿つて、その内筒電極用リード
線19が延びることはない。したがつて液化天
然ガスの密度を高精度で測定することが可能に
なる。もしも内筒電極用リード線19が、セン
サ3の内筒電極8の中腹または下端に接続され
ており、これによつて内筒電極8に接続されて
いる内筒電極用リード線19が、その内筒電極
8を外囲する外筒電極7と、近接して平行に延
びる部分が比較的長いとすれば、その内筒電極
用リード線19と外筒電極7との間に介在され
ている液化天然ガスの誘電率に起因して、測定
誤差を生じることになる。本考案はこの問題を
解決する。
は、内筒電極8の上端に接続されて上方に延び
る。したがつてたとえば1つの内筒電極用リー
ド線19が接続されている内筒電極8を外囲す
る外筒電極7に沿つて、その内筒電極用リード
線19が延びることはない。したがつて液化天
然ガスの密度を高精度で測定することが可能に
なる。もしも内筒電極用リード線19が、セン
サ3の内筒電極8の中腹または下端に接続され
ており、これによつて内筒電極8に接続されて
いる内筒電極用リード線19が、その内筒電極
8を外囲する外筒電極7と、近接して平行に延
びる部分が比較的長いとすれば、その内筒電極
用リード線19と外筒電極7との間に介在され
ている液化天然ガスの誘電率に起因して、測定
誤差を生じることになる。本考案はこの問題を
解決する。
(i) 内筒電極用リード線19,20,21,22
は、第2電気絶縁体11を挿通しており、この
第2電気絶縁体は内筒電極8の上部外壁から外
筒電極7を貫通して、半径方向外方に突出され
ており、筒状に形成されている。したがつて内
筒電極用リード線19,20,21,22が、
液化天然ガスの揺れなどによつて振動しても、
外筒電極7と電気的に接続されてしまうおそれ
がなく、長期間に亘つて確実に密度を測定する
ことが可能である。
は、第2電気絶縁体11を挿通しており、この
第2電気絶縁体は内筒電極8の上部外壁から外
筒電極7を貫通して、半径方向外方に突出され
ており、筒状に形成されている。したがつて内
筒電極用リード線19,20,21,22が、
液化天然ガスの揺れなどによつて振動しても、
外筒電極7と電気的に接続されてしまうおそれ
がなく、長期間に亘つて確実に密度を測定する
ことが可能である。
(j) 複数のセンサ3,4,5,6は鉛直軸線を有
し、最下位値にあるセンサ3の下端のフランジ
14は、第3電気絶縁体15を介してタンク1
の底に固着され、最上位置にあるセンサ6の上
端のフランジ13aは、タンク1の天井33に
取付けられている。上下に延びる筒状の端子箱
17の下端に嵌合して電気的に絶縁されて保持
される。
し、最下位値にあるセンサ3の下端のフランジ
14は、第3電気絶縁体15を介してタンク1
の底に固着され、最上位置にあるセンサ6の上
端のフランジ13aは、タンク1の天井33に
取付けられている。上下に延びる筒状の端子箱
17の下端に嵌合して電気的に絶縁されて保持
される。
したがつてセンサ3,4,5,6はタンク1
と電気的に接続されており、測定精度を向上す
ることができる。またタンク1内に貯留されて
いる液化天然ガス2が揺れても、それに伴なつ
てセンサ3,4,5,6が揺れたりすることが
防がれ、強度が向上される。
と電気的に接続されており、測定精度を向上す
ることができる。またタンク1内に貯留されて
いる液化天然ガス2が揺れても、それに伴なつ
てセンサ3,4,5,6が揺れたりすることが
防がれ、強度が向上される。
(k) さらにまた最上位置にあるセンサ6の上端の
フランジ13aが上下に延びる筒状の端子箱1
7の下端に嵌合しているので、複数のセンサ
3,4,5,6の上下の変位が許容されるよう
になる。そのためセンサ3,4,5,6の熱膨
張および熱収縮が可能となる。したがつて、セ
ンサ3,4,5,6に不所望な熱応力が作用せ
ず、したがつてタンク1の底16と天井33と
に不所望な応力が作用せず、亀裂の発生などを
防ぐことができ、安全である。
フランジ13aが上下に延びる筒状の端子箱1
7の下端に嵌合しているので、複数のセンサ
3,4,5,6の上下の変位が許容されるよう
になる。そのためセンサ3,4,5,6の熱膨
張および熱収縮が可能となる。したがつて、セ
ンサ3,4,5,6に不所望な熱応力が作用せ
ず、したがつてタンク1の底16と天井33と
に不所望な応力が作用せず、亀裂の発生などを
防ぐことができ、安全である。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
はセンサ3の縦断面図、第3図はセンサ3の平面
図、第4図は第1図示の密度測定装置の原理を示
す電気回路図、第5図は本考案の実験による温度
−159℃のLNGの規格化した誘電率ε/ε0と密
度D/D0との関係を示すグラフである。 1……タンク、2……LNG、3,4,5,6
……センサ、7……外筒電極、8……内筒電極、
9……空隙、10,11,15……電気絶縁体、
12……透孔、13,14……フランジ、16…
…タンク1の底、17……端子箱、18,19,
20,21,22……リード線、23……測定手
段、24……切換えスイツチ、25……検出回
路、26……表示装置、l1……液面、l2……
境界。
はセンサ3の縦断面図、第3図はセンサ3の平面
図、第4図は第1図示の密度測定装置の原理を示
す電気回路図、第5図は本考案の実験による温度
−159℃のLNGの規格化した誘電率ε/ε0と密
度D/D0との関係を示すグラフである。 1……タンク、2……LNG、3,4,5,6
……センサ、7……外筒電極、8……内筒電極、
9……空隙、10,11,15……電気絶縁体、
12……透孔、13,14……フランジ、16…
…タンク1の底、17……端子箱、18,19,
20,21,22……リード線、23……測定手
段、24……切換えスイツチ、25……検出回
路、26……表示装置、l1……液面、l2……
境界。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 液化天然ガス2が貯留されたタンク1内に設け
られかつ鉛直軸線を有する複数のセンサ3,4,
5,6を有し、各センサ3,4,5,6は、 金属製の直円筒状外筒電極7と、 外筒電極7内に同心に挿入され、外筒電極7よ
りも軸線方向に短く、外筒電極7の軸線方向両端
よりも内方に位置する両端を有する金属製の直円
筒状内筒電極8と、 外筒電極7の内周面と、内筒電極8の外周面と
の間に形成された円環状空隙9において、周方向
に間隔をあけて、かつ軸線方向に間隔をあけて設
けられた第1電気絶縁体10と、 内筒電極8の上部外壁から外筒電極7を貫通し
て半径方向外方に突出された筒状の第2電気絶縁
体11と、 外筒電極7の両端に形成される連結用フランジ
13,14と、 内筒電気絶縁体8の上端に接続され、第2電気
絶縁体11を挿通して上方に延びる内筒電極用リ
ード線19,20,21,22とを含み、 それらの各センサ3,4,5,6のうち、最下
位置にあるセンサ3の下端の前記フランジ14は
第3電気絶縁体15を介してタンク1の底16に
固着され、 また、それらの各センサ3,4,5,6のう
ち、最上位置にあるセンサ6の上端の前記フラン
ジ13aは、タンク1の天井33に取付けられて
いる上下に延びる筒状の端子箱17の下端に嵌合
して電気的に絶縁されて保持され、 外筒電極7には半径方向に貫通した透孔12が
軸線方向に散在して穿設され、 各外筒電極7は前記フランジ13,14によつ
て上下に同軸に連結されて電気的に接続され、 外筒電極7の上端には外筒電極用リード線18
が接続され、さらに、 内筒電極用リード線19,20,21,22が
それぞれ接続される個別接点27〜30と、個別
接点27〜30のうちの1つの選択的な切換わつ
て接続される共通接点31とを有する切換えスイ
ツチ24と、 共通接点31と外筒電極用リード線18とが接
続され、空隙9に介在されている液体の誘電率に
対応した密度を測定する検出回路25とを含むこ
とを特徴とする液化天然ガスの密度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6641186U JPS6212993Y2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6641186U JPS6212993Y2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61182839U JPS61182839U (ja) | 1986-11-14 |
| JPS6212993Y2 true JPS6212993Y2 (ja) | 1987-04-03 |
Family
ID=30599288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6641186U Expired JPS6212993Y2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6212993Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5349245B2 (ja) * | 2009-10-16 | 2013-11-20 | 東京瓦斯株式会社 | 貯蔵タンク内の液密度計測装置 |
| JP5349368B2 (ja) * | 2010-03-01 | 2013-11-20 | 東京瓦斯株式会社 | 貯蔵タンク内の液密度計測装置 |
-
1986
- 1986-05-01 JP JP6641186U patent/JPS6212993Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61182839U (ja) | 1986-11-14 |
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