JPS6213145Y2 - - Google Patents

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JPS6213145Y2
JPS6213145Y2 JP1982119458U JP11945882U JPS6213145Y2 JP S6213145 Y2 JPS6213145 Y2 JP S6213145Y2 JP 1982119458 U JP1982119458 U JP 1982119458U JP 11945882 U JP11945882 U JP 11945882U JP S6213145 Y2 JPS6213145 Y2 JP S6213145Y2
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sphere
driven roller
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はX−Y方向入力装置に係り、例えばグ
ラフイツク・デイスプレイ装置の図形入力装置な
どに好適なX−Y方向入力装置に関するものであ
る。
グラフイツク・デイスプレイ装置は、基本的に
はデイスプレイ・スクリーン、デイスプレイ・コ
ントローラ、データ・チヤンネルならびに各種入
力装置などから構成されている。この入力装置の
一つに、ジンバル機構で支持されたレバーを操作
者が任意の方向に倒すと、その方向と倒れ角度を
検出して、X軸方向とY軸方向の各成分の電圧あ
るいはデイジタル信号を発生する「ジヨイステツ
ク」(登録商標)がある。ところがこの入力装置
は、レバーの回動範囲が制限されるとともに、入
力信号の安定性などにも問題がある。
この欠点を解消するため、近年、所謂「マウ
ス」と呼称される入力装置が開発されている。こ
の入力装置は、回転自在に配置された例えば鋼球
などからなる被回転球体(以下、球体と略称す
る)と、その球体と接して球体の回転力によつて
回転する第1の従動ローラと、球体と接して球体
の回転力によつて回転するとともに軸方向が前記
第1の従動ローラの軸方向とほぼ直交する第2の
従動ローラと、前記第1および第2の従動ローラ
の回転角をそれぞれ個別に検出する可変抵抗器や
エンコーダなどからなる第1および第2の回転角
検出手段と、これら球体、第1および第2の従動
ローラならびに第1および第2の回転角検出手段
などを収容するケーシングとから基本的に構成さ
れている。
そして前記ケーシングの下面に開口が設けら
れ、その開口を通して球体の一部が下方へ突出し
ており、ケーシングを持つて球体を所定のベース
上で任意の方向に転動することにより、第1およ
び第2の従動ローラがそれぞれ所定方向に回転す
る。これら従動ローラの回転方向と回転角を第1
および第2の回転角検出手段でそれぞれX軸方向
とY軸方向の各成分の電圧あるいはデイジタル信
号として取り出し、それら信号をデイスプレイ装
置に入力するシステムになつている。
本考案は、この種の入力装置を対象とするもの
で、信頼性の高いX−Y方向入力装置を提供する
ことを目的とする。
次に本考案の実施例を図を用いて詳細に説明す
る。
第1図は、実施例に係るX−Y方向入力装置を
含むグラフイツク・デイスプレイ装置の全体の斜
視図である。
テーブル1上には、スクリーン、コントローラ
ならびにデータ・チヤンネルなどを備えたデイス
プレイ装置2と、フアンクシヨン・キーを有する
入力装置3と、本考案の実施例に係る入力装置4
とが置かれている。なお、入力装置4はテーブル
1上に敷設された専用のシート5上で操作され、
この操作により例えばデイスプレイ装置2のスク
リーン6に表示されているカーソル7を任意の位
置に移動させることができるようになつている。
次にこの入力装置4の構造ならびに動作原理に
ついて説明する。第2図は入力装置4の平面図、
第3図は入力装置の正面図、第4図は入力装置の
背面図、第5図は入力装置の切断側面図である。
ケーシング8は硬質合成樹脂で成形された下ケ
ース9と上ケース10とからなり、第3図および
第4図に示すように上ケース10のケース下端部
11が下ケース9のケース上端部12を覆うよう
に外嵌されている。これは下ケース9と上ケース
10の接合部からケーシング8内へ塵埃や水など
が侵入するのを阻止するためである。
上ケース10は操作者が片手で持つて操作でき
る大きさに設計され、また第2図ないし第5図に
示す如く持ち易いように上壁部13ならびに左、
右側壁部14,14が適度の角度をもつて傾斜し
ている。上ケース10における上壁部13の所定
位置、すなわち上ケース10を手で握つたとき指
と対向する位置には、スイツチ15の操作端16
が嵌入される長方形の嵌入穴17が形成されてい
る。このスイツチ15は押ボタン式のもので、第
2図に示すように2個あるいは3個(一点鎖線で
表示)程度設置され、入力装置4自体のスイツチ
の他に、例えばデイスプレイ装置2においてカー
ソル7のすぐ上にある表示パターンの一部を削除
したり、あるいは他の表示位置に移動させたりそ
の他の制御に用いられる。第3図ないし第5図に
示すように、スイツチ15の操作端16は上ケー
ス10より若干突出している。
第6図は上ケース10の底面図で、上壁部13
の内面の所定位置には筒部18が一体に突設さ
れ、筒部18の内側には合成ゴムなどからなる短
管状の弾性緩衝体19が挿入されている。筒部1
8内での緩衝体19の固定は、緩衝体19の弾性
を利用して強制的に押し込むか、あるいは接着剤
などによつて固定される。第5図に示すように、
緩衝体19の機能を発揮するため、それの下端は
前記筒部18の下端よりも若干下方へ突出してい
る。
第6図に示すように上ケース10の前壁部20
のほぼ中央にはブツシユ嵌合切欠部21が、また
それの両側には連結穴22,22が設けられてい
る。また、上ケース10の後壁部23の内面中央
には、タツピングネジ24(第5図参照)が螺挿
されるネジ挿入部25が一体に突設されている。
第7図は取付板26を付設した下ケース9の平
面図、第8図は下ケース9の底面図である。下ケ
ース9の前壁部27のほぼ中央にはブツシユ嵌合
切欠部28が形成され、その両側には前方に向い
て連結爪29,29がそれぞれ突設されている。
下ケース9の後壁部30の内面中央には、挿通穴
31を有するネジ挿通部32が一体に突設されて
いる。第7図に示すように下ケース9の上には若
干の隙間をおいて金属あるいは硬質合成樹脂など
からなる取付板26がネジ33で連結され、この
取付板26は後述のように各部品の取付けに利用
されるとともに、下ケース9の補強部材としても
役立つている。また、下ケース9からは複数本
(本実施例では3本)の支柱34が一体に立設さ
れ、それらの上部には第5図に示すように所定形
状の導電パターン(図示せず)を有するプリント
基板35がネジ止めによつて取り付けられてい
る。本実施例の場合、第7図に示すように1本の
支柱34は取付板26を貫通して上方に延びてい
る。
下ケース9と上ケース10の接合は、第3図に
示すように下ケース9の連結爪29,29を上ケ
ース10の連結穴22,22にそれぞれ嵌入し、
第5図に示すように下ケース9側からタツピング
24を上ケース10のネジ挿入部25に螺挿する
ことによつて行なわれる。下ケース9と上ケース
10を接合する際、ゴム製のブツシユ36が前記
ブツシユ嵌合切欠部21,28の間に嵌め込ま
れ、下ケース9と上ケース10との間で挾着され
る。ブツシユ36は信号線37を保護するための
もので、信号線37の一端は第5図に示すように
前記プリント基板35に接続され、他端は第1図
に示すようにデイスプレイ装置2の入力端に接続
されている。この信号線37は、入力装置4をシ
ート5上で操作するのに支障のない長さを有して
いる。
第7図に示すように下ケース9の所定位置には
円形の開口部38が形成され、さらに取付板26
の開口部38と対向する位置には開口部38より
も若干径大の貫通穴39が設けられている。第9
図は、第8図−線上の拡大断面図である。こ
の図に示されているように、前記開口部38の周
縁は下方に向けて若干径小になるようにテーパ4
0がつけられ、開口部38の下側周縁には開口部
38を取り囲むように環状の第1突堤41が設け
られている。この第1突堤41の径方向外側には
所定の間隔をおいて環状の第2突堤42が設けら
れ、これら第1突堤41および第2突堤42は下
ケース9から一体に突設され、両方ともほぼ同じ
高さになつている。
第8図に示すように、第1突堤41および第2
突堤42が下ケース9の後方に片寄つているた
め、これと対応して前方の両側にそれぞれバラン
ス用突部43が設けられている。この例の場合
は、下ケース9の開口部38から一部が突出した
後述する球体44と両側の突部43,43で3点
支持され、入力装置4全体がぐらつかないように
バランスがとれている。
第10図は他の例における下ケース9の底面
図、第11図は第10図−線上の拡大断面図
である。この例の場合、第10図に示すように下
ケース9の下面前方のほぼ中央位置に1つのバラ
ンス用突部43が、下面後方の両側に2つのバラ
ンス用突部43がそれぞれ設けられて、これら3
つの突部43でバランスよく3点支持されてい
る。なお、バランス用突部43の配置をこの例と
全く反対のように、すなわち、下ケース9の下面
前方の両側に2つのバランス用突部43を、下面
後方のほぼ中央位置に1つのバランス用突部43
を設けても構わない。
いずれにしてもバランス用突部43によつて支
持する場合、第11図に示すように突部43は前
記第1突堤41ならびに第2突堤42よりも若干
長く突出され、入力装置4をベース上で操作する
際に突堤41,42の下面が直接ベースに接触し
ないか、あるいは接触しても軽く接触するように
なつている。
このバランス用突部43はベースとの接触抵抗
を可及的に小さくするため、下端部に丸味がつけ
られている。この丸味のある突部43を設ける方
法として、例えば次の2つの方法がある。すなわ
ち、第1の方法は第9図および第11図に示すよ
うに、下端部に丸味のあるバランス用突部43を
下ケース9と一体に成形する方法である。第2の
方法は第12図に示すように、小径の鋼球を下ケ
ース9の所定位置に下端部が若干突出するように
埋込む方法である。このように鋼球を用いれば、
バランス用突部43の摩耗がなく長期間それの機
能が発揮できて好適である。
前記下ケース9に形成された開口部38の上方
には鋼球からなり所定の重量を有する球体44が
配置され、それの一部は開口部38から下方へ突
出して、ベース(シート5あるいは他の面)上を
転動するようになつている。
第13図は、入力装置の組立途中における作動
部の拡大平面図である。球体44の球面には第1
従動ローラ45と第2従動ローラ46とが接触し
ており、両ローラ45,46はそれぞれ軸受47
を介して取付板26に回転自在に取り付けられて
いる。この例の場合、図示していないが各軸受4
7は取付板26にネジ止めされている。前記第1
従動ローラ45および第2従動ローラ46は、所
定の割合にガラス繊維を混入したポリアセタール
樹脂で成形されている。一方、軸受47は、摩擦
係数の小さい例えばフツ素樹脂やポリアセタール
樹脂などで成形されている。
第13図に示すように作動部を平面から視た場
合、第1従動ローラ45と第2従動ローラ46は
互に軸方向が直交するように配置され、両ローラ
45,46は球体44の回転力によつてそれぞれ
個別に回転される。第1従動ローラ45の回転方
向と回転角は、回転軸48を介して連結されてい
る第1可変抵抗器49によつて検出される。一
方、第2従動ローラ46の回転方向と回転角は、
回転軸50を介して連結されている第2可変抵抗
器51によつて検出される。すなわち第14図に
示すように、第1従動ローラ45の回転方向と回
転角の変化は、第1可変抵抗器49における摺動
子52のスライド方向とそれの移動量として現わ
れる。同様に第2従動ローラ46の回転方向と回
転角の変化は、第2可変抵抗器51における摺動
子53のスライド方向とそれの移動量として現わ
れる。従つて球体44の回転状態をx軸方向とy
軸方向の各成分に分けて、第1可変抵抗器49お
よび第2可変抵抗器51のそれぞれの電圧値とし
て検出することができる。このようなことから可
変抵抗器49,51は、小さいトルクでも適正に
応答できることが必要である。
第1可変抵抗器49の端子群54ならびに第2
可変抵抗器51の端子群55は、上方に延びてプ
リント基板35にそれぞれ接続されている。
第15図は、球体44と従動ローラ45,46
ならびに弾性付勢ローラ56のそれぞれの配置状
態を示す説明図である。弾性付勢ローラ56は同
図ならびに第13図に示すように、球体44と接
触し、それを介して第1従動ローラ45ならびに
第2従動ローラ46と対向した位置に配設されて
いる。この弾性付勢ローラ56は、球体44と第
1従動ローラ45ならびに球体44と第2従動ロ
ーラ46との間での動力伝達が確実に行なうよう
にするために設けられたもので、弾性付勢ローラ
56は球体44の回転力によつて自在に回転する
とともに、球体44を第1従動ローラ45ならび
に第2従動ローラ46側に弾性付勢している。
第15図に示すように、球体44−第1従動ロ
ーラ45の間の接触圧と球体44−第2従動ロー
ラ46の間の接触圧が等しくなるように、球体4
4と弾性付勢ローラ56の接触点Pと球体44の
回転中心Oを結ぶ直線Qが、第1従動ローラ45
と第2従動ローラ46との間の中心点を通るよう
に、すなわちΘ=Θになるように弾性付勢ロ
ーラ56が配置されている。
第1従動ローラ45、第2従動ローラ46、第
1可変抵抗器49、第2可変抵抗器51ならびに
弾性付勢ローラ56がそれぞれ取付板26に取り
付けられたのち、この取付板26が下ケース9の
内面に固着されるようになつている。
球体44の材質として鋼球などの金属の他にガ
ラスや合成樹脂も考えられるが、これら単独の材
質では金属に較べて比重が小さいから、ベースと
の摩擦力が十分に得られず、スリツプして適正な
入力信号が得られない。このような理由から金属
製の球体44が好適であるが、このものにおいて
も球面の粗さを所定の範囲に管理する必要があ
る。
球体44の表面粗さを種々変えた場合の摩擦係
数の変化を試験し、その結果を第16図に示す。
この試験では入力装置4のベースとして使用され
るであろう汎用ガラス、曇りガラス、デスク、ポ
リウレタンシート、アクリル樹脂板の5種類のも
のに対する摩擦係数を測定した。すなわち、同図
において横軸に球体44の表面粗さを、縦軸に摩
擦係数をそれぞれとり、図中の曲線イは平坦な表
面を有する汎用ガラスに対する摩擦係数の変化
を、曲線ロは表面に微細な凹凸を有する曇りガラ
スに対する摩擦係数の変化を、曲線ハはメラミン
樹脂の化粧板を張つたデスクの表面に対する摩擦
係数の変化を、曲線ニは表面に微細な凹凸を有す
るポリウレタンシートに対する摩擦係数の変化
を、曲線ホはアクリル樹脂板に対する摩擦係数の
変化を、それぞれ示す曲線である。
なお、この試験でいう例えば「表面粗さ5μ」
とは、球体44の表面の凹凸において、凹部の最
も低い個所と凸部の最も高い個所との差が5μあ
ることを示している。
この図から明らかなように、球体44の表面粗
さが1.7μ(同図において最も左側の測定点)や
2.2μ(同図において左から2番目の測定点)程
度の小さいものであれば、全体的に摩擦係数が小
さく、ベース上を球体44が転動するときに両者
の間でスリツプが生じることがあり、好ましくな
い。従つてベースとの間で所望の摩擦トルクを得
るためには、球体44の表面粗さが約5μ以上必
要である。大きい摩擦トルクを得るためには、球
体44の表面粗さを大きくする必要があるが、余
り表面粗さが大きくなると次のような問題を生じ
る。
すなわち、金属製の球体44はボール状の粗材
を何段階かに分けて徐々に細かく表面研摩するこ
とによつて仕上げられる訳であるが、このとき球
体44の表面粗さは表面研摩の段階によつて決ま
つてくる。従つて表面粗さが大きいと言うことは
十分に仕上げられていないことであり、結果的に
は所望の真円度が得られないことになる。球体4
4の真円度が得られないと、第1および第2従動
ローラ45,46の回転状態がばらつき、適正な
入力信号が得られない。
また、球体44の表面粗さが大き過ぎると、特
に硬質のベース上で転動するときに騒音を発し、
製品価値が低下してしまう。さらに表面粗さが大
きいと、ベース上にコーヒなどの飲料水やインク
などがこぼれていて、その上を球体44が転動し
たとき、飲料水やインクなどが球体44の表面凹
部に入り込み、サビの原因になる。球体44の表
面にサビが発生すると、ベースならびに従動ロー
ラ45,46との接触状態が変化し、入力信号が
不安定になることがある。このような理由から、
球体44の表面粗さは約20μ程度にとどめておく
必要があり、望ましくは約10〜15μの範囲に表面
粗さを規制した方がよい。
球体44として、特に軟窒化処理(タフトライ
ド処理)を行なつて耐摩耗性、耐疲労性ならびに
耐食性を向上したものが好適である。なお、この
処理が施こされても、球体44の表面粗さは前述
のように約5〜20μの範囲に規制されていること
が必要である。
入力装置4を操作する専用のシート5として、
球体44によつて表面近傍が若干窪む程度に軟ら
かい方が好ましい。このようなシート5を用いれ
ば、両者の接触面積が増え、しかも球体44が所
定の表面粗さを有しているから比較的大きな摩擦
力が得られる。第16図に曲線ニで示した表面に
微細の凹凸を有するポリウレタンシートは、前述
のように球体44によつて表面近傍が若干窪む程
度の軟らかさを有し、しかも表面に微細な凹凸を
有しているため、専用のシート5として好適であ
る。第17図および第18図は、このシート5の
拡大断面図である。第17図は、表面を梨地状に
加工して微細な凹凸を形成したポリウレタンシー
ト57を単独で専用のシート5として用いた例を
示している。第18図は、前記ポリウレタンシー
ト57の下側に軟質合成ゴムなどからなる滑り止
めシート58を貼合した複合体を専用のシート5
として用いた例を示している。この後者の場合は
下側に滑り止めシート58があるから、テーブル
などの上に載置したシート5が入力装置4の操作
中などに移動することがなく、操作し易い。
また、第19図に示すように専用シート5の外
周より若干内側に入力装置4の操作領域を表示す
る区画線59を表面に印刷しておけば、その区画
線59内で入力装置4が操作され、球体44が不
意にシート5から脱落するようなことが防止でき
る。
第20図は前記従動ローラ45,46の側面
図、第21図はそれの切断正面図である。第1お
よび第2の従動ローラ45,46はともにガラス
繊維などの繊維補強材を混入した合成樹脂で成形
され、回転軸48,50が挿通する小判形の貫通
穴60を有する内周筒部61と、それより径方向
外側に所定の間隔をおいて設けられた外周筒部6
2と、内周筒部61から外周筒部62に向けて放
射状に延びた複数の連結部63と、内周筒部61
の一方の端部と外周筒部62の一方の端部とを連
結する端面部64とから構成されている。これら
内周筒部61と外周筒部62と連結部63と端面
部64とはほぼ同じ肉厚を有し、内周筒部61と
外周筒部62との間に連結部63で区画された複
数の弧状凹部65が形成されている。
このような構成になつた従動ローラ45,46
は、軽量でしかも成形による内部歪の発生がほと
んどなく、真円度が得られるから、球体44から
の動力伝達が適正に行なわれる。
第22図は従動ローラ45,46の変形例を示
す図で、球体44と接する外表面に微細な凹凸が
形成され、球体44との間でスリツプが生じない
ようになつている。
第23図は、従動ローラ45,46を支持する
回転軸48,50の一部正面図である。回転軸4
8,50の従動ローラ45,46を支持する個所
には外周部に対向したて2つの平坦部66が設け
られ、それによつて断面形状が小判形になつてい
る。一点鎖線で示すように回転軸48,50の平
坦部66を形成した外周に従動ローラ45,46
が嵌着されて、回転軸48,50に抜止めワツシ
ヤー67が取り付けられるが、このワツシヤー6
7と平坦部66の他端との間の距離L1は従動ロ
ーラ45,46のローラ幅L2よりも若干長く設
計されている。従つて従動ローラ45,46は
L1とL2の差分だけ回転軸48,50の軸方向に
沿つてそれぞれ移動できるようになつており、入
力装置4の操作中に球体44が水平方向に幾分移
動したときに、従動ローラ45,46がそれに追
従できるようになつている。
第24図は前記弾性付勢ローラ56を含む弾性
付勢手段68の側面図、第25図はその弾性付勢
手段68の背面図、第26図はその弾性付勢手段
68に用いる線バネ69の斜視図である。
この弾性付勢手段68は、合成樹脂あるいは硬
質ゴムなどからなる弾性付勢ローラ56と、それ
を回転自在に支承する支軸70と、その支軸70
の両端部をスライド可能に支持する支持台71
と、弾性付勢ローラ56を球体44側に弾性付勢
するための線バネ69とから構成されている。支
軸70の両端部には、第25図に示すように線バ
ネ69が軸方向に移動して外れるのを阻止するた
めの移動阻止部72がそれぞれ設けられている。
前記支持台71には支軸70の両端部をそれぞれ
支持する手持突記73,73が所定の間隔をおい
て立設され、それらの上部に球体44側に向けて
切込まれた切込溝74がそれぞれ形成されて、そ
の切込溝74に支軸70の両端部がスライド可能
に挿入されるとともに、支軸70に支承された弾
性付勢ローラ56が支持突起73,73の間に回
転可能に挿入される。
線バネ69は第26図に示すように、水平方向
に延びた2つの基端部75と、それら基端部75
の一端から斜め上方に向けて立設した2つの押圧
部76とから構成され、これら基端部75と押圧
部76とは1本のバネ線材を屈曲することによつ
て容易に一体に形成される。そして第24図およ
び第25図に示すように、基端部75が支持台7
1の両側から差込まれて線バネ69の位置決めが
なされ、一方、押圧部76は支軸70の両端部に
それぞれ弾接される。この弾接で弾性付勢ローラ
56が球体44に弾接され、さらに球体44は第
1および第2従動ローラ45,46に均等に弾接
されて、球体44と第1従動ローラ45との間な
らびに球体44と第2従動ローラ46との間で所
望の接触圧が得られる。
この弾性付勢手段68による球体44と第1お
よび第2従動ローラ45,46との弾接を効率よ
く行なうため、第24図に示すように、入力装置
4の操作時には球体44と第1従動ローラ45と
の接触点R、球体44と第2従動ローラ46との
接触点S、球体44と弾性付勢ローラ56との接
触点Pが同一平面上になるように設計されてい
る。
前述のように球体44は下ケース9の開口部3
8の近傍に回転自在に配置されているから、入力
装置4の取扱い中などに球体44が上下動し、そ
のために球体44が下ケース9の開口部38の開
口縁あるいは取付板26の貫通穴39の開口縁に
衝突して、騒音が出たりあるいは球体44が傷つ
くことがある。
このような問題を解消するため第27図に示す
ように、下ケース9における開口部38の内側開
口縁近傍に弾性を有する球体保護部材77が配置
される。この球体保護部材77は合成ゴムあるい
は軟質の合成樹脂などからなり、開口部38の開
口縁をとり囲むように環状をしている。球体保護
部材77の固定方法としては、この例で示すよう
に下ケース9と取付板26の間で挾着してもよい
し、また下ケース9あるいは取付板26に接着し
ても構わない。このように開口部38の近傍に弾
性を有する球体保護部材77を配置すれば、それ
の緩衝作用により前述の問題点が解消される。さ
らに環状の球体保護部材77を用いた場合には、
開口部38と球体44との隙間がほとんどなくな
り、隙間からケーシング8内部への塵埃類の侵入
が阻止され、塵埃類の侵入による諸種のトラブル
を合わせて解消することができる。
第28図は取付板26を使用しない場合の作動
部の拡大平面図、第29図は第28図−線上
の一部を断面にした側面図である。この入力装置
の場合、部品点数の削減のため前述の取付板26
は用いられておらず、そのため第1および第2従
動ローラ45,46の各軸受47、第1および第
2可変抵抗器49,51ならびに弾性付勢手段6
8の支持台71などが直接下ケース9にネジ止め
などの適宜な手段で取付けられる。各軸受47は
回転軸48,50を挿通しなければならないか
ら、下ケース9と一体に成形することができず、
第29図に示すように下ケース9の下面から螺挿
したネジ78によつてそれぞれ取り付けられる。
この入力装置4が、例えば第1あるいは第2従
動ローラ45,46が下側に球体44がその上側
になつた状態で落下すると、球体44の重量によ
つて第1あるいは第2従動ローラ45,46に大
きな衝撃力が加わる。そしてこの衝撃力は回転軸
48,50ならびにそれを介して各軸受47に伝
達され、回転軸48,50が変形したり、あるい
は軸受47ががたついたり下ケース9から外れる
ことがある。
そのため第28図に示すように、回転軸48,
50の近傍で球体44とは反対側に軸変形防止突
部79が下ケース9から一体に2本ずつ突設さ
れ、これら軸変形防止突部79は通常の回転軸4
8,50の回転を妨げないように回転軸48,5
0から若干離れている。また、第28図および2
9図に示すように各軸受47の反球体44側には
軸受支持部80が下ケース9から一体に突設さ
れ、各軸受支持部80に形成された段部81(第
28図参照)に軸受47の角部を当接することに
より、下ケース9上での軸受47の位置決めがで
きるようになつている。
さらにこの入力装置4では、第30図に示すよ
うに弾性付勢ローラ56の軸心Uが球体44の回
転中心Oよりも若干上方になるように設計され、
従つて球体44と弾性付勢ローラ56との接触点
Tも球体44の回転中心Oより上方にある。この
ような構造にすることにより、下ケース9は、弾
性付勢手段68の支持台71、支軸70ならびに
弾性付勢ローラ56を介して球体44の上半球で
支持された形になり、結果的には球体44を除く
入力装置4の他の部品の総重量ならびに操作者の
手の力のほとんどが球体44とベース(シート5
など)との接触点Vに集中することになる。その
ため下ケース9に設けられたバランス用突部43
のベースに対する接触圧が小さくなつて、ベース
上での入力装置4の操作が軽快になるとともに、
接触点Vでの荷重の集中で、球体44とベースと
の間でのスリツプはほとんど起こらないようにな
る。
なお、第30図における角度Θは約10〜30度、
好ましくは20〜30度である。
弾性付勢手段68による球体44と第1ならび
に第2従動ローラ45,46との圧接力は、回転
力の伝達性能などに大きく影響し、安定した入力
信号を得るために極めて重要である。ところで前
述のような構造の弾性付勢手段68の場合、線バ
ネ69自体のバネ弾性のバラツキ、球体44なら
びに弾性付勢ローラ56の径寸法のバラツキ、手
持台71の取付位置のバラツキなどがあるため、
所望の圧接力を得るのが難しくなることがある。
そのためには第31図および第32図に示すよ
うに、下ケース9あるいは前述の取付板26に球
体44の方向に向けて延びた長穴82を形成して
おき、調整ネジ83の締付けにより弾接付勢手段
68のブロツクが球体44に対して若干位置調整
ができるようにしておけばよい。なお、図中の8
4はガイド部材で、支持台71と係合して弾性付
勢手段68のスライド方向を規制している。
また、球体44と第1および第2従動ローラ4
5,46の圧接力を所望の範囲に自動的に調整す
る手段として、第33図ならびに第34図に示す
方法も有効である。
すなわち、第1および第2従動ローラ45,4
6を支持する回転軸48,50の先端部側が支承
される軸受47aに、第34図に示すように水平
方向に長い橢円形の軸挿入穴85が形成され、そ
こに回転軸48,50の先端部がスライド可能に
挿入されている。従つて各回転軸48,50は、
それぞれ基部側の軸受47bを支点として水平方
向に若干回動可能になつている。さらに回転軸4
8,50の先端部近くで反球体44側には弾性を
有する受ピン86がそれぞれ1本ずつ立設され、
回転軸48,50の周面に接している。そのた
め、弾性付勢手段68による付勢力が強過ぎた場
合には受ピン86がそれに応じて撓み、一方、弾
性付勢手段68の付勢力が弱い場合には受ピン8
6の弾性力が付加されるから、球体44と第1お
よび第2従動ローラ45,46の圧接力が所望の
範囲に自動的に調整される。この自動調整手段と
第31図および第32図で説明した弾性付勢手段
68の位置調整とを組合せればさらに有効であ
る。
第35図は、スイツチ15の操作端16の変形
例を示す図である。この例では合成樹脂で成形さ
れた操作端16の一端87がプリント基板35な
どの支持部材に支持され、その一端87を支点と
して回動可能になつており、スイツチ15と対向
する位置にスイツチ押下部88が一体に形成され
ている。また、操作端16の上面で上ケース10
の嵌入穴17の開口縁と対向する部分には環状の
凹溝88が形成され、入力装置4が不意に水をか
ぶつた際に凹溝88で水を溜め内部への浸水を防
止する構造になつている。
前記実施例では従動ローラの回転角を可変抵抗
器で検出したが、それの代りにエンコーダなどを
用いることもできる。
本考案は前述のように、回転自在に配置された
被回転球体と、その被回転球体と接して被回転球
体の回転力によつて回転する第1の従動ローラ
と、被回転球体と接して被回転球体の回転力によ
つて回転するとともに軸方向が前記第1の従動ロ
ーラの軸方向とほぼ直交する第2の従動ローラ
と、前記第1の従動ローラの回転角を検出する第
1の回転角検出手段と、前記第2の従動ローラの
回転角を検出する第2の回転角検出手段とを備え
たX−Y方向入力装置において、前記従動ローラ
が、回転軸が挿通する貫通穴を有する内周筒部
と、その内周筒部より径方向外側に所定の間隔を
おいて設けられた外周筒部と、内周筒部から外周
筒部に向けて放射状に延びた複数の連結部と、内
周筒部と外周筒部との間に連結部で区画された複
数の弧状凹部とを備えていることを特徴とするも
のである。
このような構成になつた従動ローラは、軽量で
しかも成形による内部歪の発生がほとんどなく真
円度が得られるから、回転むらがなく、被回転球
体からの動力伝達が適正に行なわれる。その結
果、信号の出力状態が安定しており、信頼性の高
いX−Y方向入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図はすべて本考案の実施例に係るX−Y方向入
力装置を説明するためのもので、第1図はその入
力装置を含むグラフイツク・デイスプレイ装置の
斜視図、第2図はその入力装置の平面図、第3図
は入力装置の正面図、第4図は入力装置の背面
図、第5図は入力装置の切断側面図、第6図は上
ケースの底面図、第7図は取付板を付設した下ケ
ースの平面図、第8図は下ケースの底面図、第9
図は第8図−線上の拡大断面図、第10図は
他の例における下ケースの底面図、第11図は第
10図−線上の拡大断面図、第12図はバラ
ンス用突部の変形例を示す拡大断面図、第13図
は入力装置の作動部の拡大平面図、第14図は作
動部の原理図、第15図は球体と従動ローラと付
勢ローラの配置状態を示す説明図、第16図は球
体の表面粗さと摩擦係数との関係を示す特性図、
第17図および第18図は専用シートの拡大断面
図、第19図は専用シートの平面図、第20図は
従動ローラの側面図、第21図は従動ローラの切
断正面図、第22図は従動ローラの変形例を示す
正面図、第23図は回転軸の一部正面図、第24
図は弾性付勢手段の側面図、第25図は弾性付勢
手段の背面図、第26図はその弾性付勢手段に用
いる線バネの斜視図、第27図は球体保護部材の
装着状態を示す要部断面図、第28図は入力装置
の作動部の拡大平面図、第29図は第28図−
線上の一部を断面にした側面図、第30図は弾
性付勢手段の側面図、第31図は弾性付勢手段の
平面図、第32図はその弾性付勢手段の要部を断
面にした背面図、第33図は入力装置の作動部の
拡大平面図、第34図はその作動部における軸受
近傍の側面図、第35図はスイツチ操作端の変形
例を示す拡大断面図である。 4……入力装置、5……シート、8……ケーシ
ング、9……下ケース、10……上ケース、38
……開口部、44……球体、45……第1従動ロ
ーラ、46……第2従動ローラ、48,50……
回転軸、49……第1可変抵抗器、51……第2
可変抵抗器、60……貫通穴、61……内周筒
部、62……外周筒部、63……連結部、65…
…弧状凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転自在に配置された被回転球体と、その被
    回転球体と接して被回転球体の回転力によつて
    回転する第1の従動ローラと、被回転球体と接
    して被回転球体の回転力によつて回転するとと
    もに軸方向が前記第1の従動ローラの軸方向と
    ほぼ直交する第2の従動ローラと、前記第1の
    従動ローラの回転角を検出する第1の回転角検
    出手段と、前記第2の従動ローラの回転角を検
    出する第2の回転角検出手段とを備えたX−Y
    方向入力装置において、前記従動ローラが、回
    転軸が挿通する貫通穴を有する内周筒部と、そ
    の内周筒部より径方向外側に所定の間隔をおい
    て設けられた外周筒部と、内周筒部から外周筒
    部に向けて放射状に延びた複数の連結部と、内
    周筒部と外周筒部との間に連結部で区画された
    複数の弧状凹部とを備えていることを特徴とす
    るX−Y方向入力装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項記載におい
    て、前記内周筒部と外周筒部と連結部とがほぼ
    等しい肉厚を有していることを特徴とするX−
    Y方向入力装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第(1)項記載におい
    て、前記外周筒部の外周表面に微細な凹凸が形
    成されていることを特徴とするX−Y方向入力
    装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲第(1)項記載におい
    て、前記従動ローラが繊維補強材を混入した合
    成樹脂で成形されていることを特徴とするX−
    Y方向入力装置。
JP1982119458U 1982-08-07 1982-08-07 X−y方向入力装置 Granted JPS5923838U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982119458U JPS5923838U (ja) 1982-08-07 1982-08-07 X−y方向入力装置
US06/521,320 US4594586A (en) 1982-08-07 1983-08-08 X-Y position input device for display system

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Publication Number Publication Date
JPS5923838U JPS5923838U (ja) 1984-02-14
JPS6213145Y2 true JPS6213145Y2 (ja) 1987-04-04

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