JPS6215964B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6215964B2 JPS6215964B2 JP54111725A JP11172579A JPS6215964B2 JP S6215964 B2 JPS6215964 B2 JP S6215964B2 JP 54111725 A JP54111725 A JP 54111725A JP 11172579 A JP11172579 A JP 11172579A JP S6215964 B2 JPS6215964 B2 JP S6215964B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- formula
- cable
- transformer
- hydrocarbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
本発明は、OF又はPOFケーブル系統の各部
(例えば、ケーブル部、接続部、管路部、終端
部)等で漏油事故が発生した場合、この漏油の検
出を容易にするため油中に標識物質(トレーサ
ー)を添加したOFケーブルの漏油検出方法に関
するものである。 OF又はPOFケーブル系統の各部等で漏油事故
が発生した場合、漏油部分が目視発見できる顕著
な場合の外は別として、従来、漏油事故の発見及
び漏油個所の推定は非常に困難であつた。例えば
次のような例であつた。その一つとして、鉱油系
絶縁油を使用したOFケーブルが地下管路中に布
設されており、加圧装置の漏油警報が作動して漏
油事故の発生が報じられた。このことから当該ケ
ーブルルートを調査したところ、ケーブル系統の
目視観察できる露出部では漏油個所は発見でき
ず、地下管路の各所のマンホール内水面に浮遊す
る油滴が発見された。このような場合、どのマン
ホール区内で漏油事故が発生しているのか知るた
めには水面浮遊油を採取して分析することが必要
になる。 ところが、マンホール内貯留水中には各種の鉱
油(例えばマシン油、スピンドル油、潤滑油等)
が流入しているのが実情であるためOF油を確認
する簡単な決め手がなかつた。赤外分析等では判
別することができず、粘度、引火点、比重、屈折
率等の諸特性を夫々測定して総合的に推定するこ
とになる。この場合、諸特性の測定作業自体が大
変である上に、測定に必要とされる油が大量に必
要であつて、しかも他種の油にOF油が混合した
場合には判別しえない等の問題点があつた。 また、近年ケーブル終端が変圧器に直結される
使用法(例えばエレフアント接続)が増えている
が、このような場合、終端部で漏油事故が発生し
ても変圧器に混合してしまつて漏油判定は殆んど
不可能であつた。というのは、変圧器の油量が通
常数1000もあつて漏油に対し極て大量であるた
め非常に希薄な混入となつて決め手を欠くこと、
及び変圧器使用油とOFケーブル油が本質的に類
似のものであることによる。 このような実情から新しい漏油判定方法の開発
が望まれていた。 本発明は、このような点に鑑みなされたもので
ある。基本的には、漏油検出のため標識物質に着
目し、この標識物質をケーブルの電気絶縁油中に
添加するもので、この標識物質として、分析の容
易性、絶縁油及び絶縁系への影響等を考慮のもと
に、炭化水素系の螢光物質を最適物質として設定
したものである。 この螢光物質としては、ジフエニル系炭化水
素、ナフタリン系炭化水素、アントラセン及びフ
エナントレン系等の三環化合物、四環以上の炭化
水素化合物が挙げられる。例えば、ジフエニル系
としては、
(例えば、ケーブル部、接続部、管路部、終端
部)等で漏油事故が発生した場合、この漏油の検
出を容易にするため油中に標識物質(トレーサ
ー)を添加したOFケーブルの漏油検出方法に関
するものである。 OF又はPOFケーブル系統の各部等で漏油事故
が発生した場合、漏油部分が目視発見できる顕著
な場合の外は別として、従来、漏油事故の発見及
び漏油個所の推定は非常に困難であつた。例えば
次のような例であつた。その一つとして、鉱油系
絶縁油を使用したOFケーブルが地下管路中に布
設されており、加圧装置の漏油警報が作動して漏
油事故の発生が報じられた。このことから当該ケ
ーブルルートを調査したところ、ケーブル系統の
目視観察できる露出部では漏油個所は発見でき
ず、地下管路の各所のマンホール内水面に浮遊す
る油滴が発見された。このような場合、どのマン
ホール区内で漏油事故が発生しているのか知るた
めには水面浮遊油を採取して分析することが必要
になる。 ところが、マンホール内貯留水中には各種の鉱
油(例えばマシン油、スピンドル油、潤滑油等)
が流入しているのが実情であるためOF油を確認
する簡単な決め手がなかつた。赤外分析等では判
別することができず、粘度、引火点、比重、屈折
率等の諸特性を夫々測定して総合的に推定するこ
とになる。この場合、諸特性の測定作業自体が大
変である上に、測定に必要とされる油が大量に必
要であつて、しかも他種の油にOF油が混合した
場合には判別しえない等の問題点があつた。 また、近年ケーブル終端が変圧器に直結される
使用法(例えばエレフアント接続)が増えている
が、このような場合、終端部で漏油事故が発生し
ても変圧器に混合してしまつて漏油判定は殆んど
不可能であつた。というのは、変圧器の油量が通
常数1000もあつて漏油に対し極て大量であるた
め非常に希薄な混入となつて決め手を欠くこと、
及び変圧器使用油とOFケーブル油が本質的に類
似のものであることによる。 このような実情から新しい漏油判定方法の開発
が望まれていた。 本発明は、このような点に鑑みなされたもので
ある。基本的には、漏油検出のため標識物質に着
目し、この標識物質をケーブルの電気絶縁油中に
添加するもので、この標識物質として、分析の容
易性、絶縁油及び絶縁系への影響等を考慮のもと
に、炭化水素系の螢光物質を最適物質として設定
したものである。 この螢光物質としては、ジフエニル系炭化水
素、ナフタリン系炭化水素、アントラセン及びフ
エナントレン系等の三環化合物、四環以上の炭化
水素化合物が挙げられる。例えば、ジフエニル系
としては、
【式】R1、R2、R3
が水素又は炭化水素基のものがあり、好ましくは
【式】のジフエニルエタンが
よい。ナフタリン系としては、
【式】R1、R2は一方が炭化水素基
で他方が水素又は炭化水素基のものがよい。アン
トラセン系としては、
トラセン系としては、
【式】R1、R2、R3は水素
又は炭化水素基のものがあり、好ましくは
【式】
【式】のメチル又はエチル
アントラセンがよい。フエメントレン系として
は、
は、
【式】R1、R2R3は水素
又は炭化水素基のものがあり、好ましくは
【式】
【式】のメチル又はエチルフ
エメントレンがよい。四環以上のものとしては、
【式】R1、R2は水素
基又は炭化水素基のナフタセン、
【式】R1、R2は水素又は
炭化水素基のクリセン、
【式】
R1、R2は水素又は炭化水素基のピレン等がよ
い。これらの化合物を各種OFケーブル油又は変
圧器油更には鉱油系製品に添加させた場合、検出
し得る濃度は極めて小さくてよく、最小検出濃度
は、添加する化合物の種類によつてもある程度の
差はあるが、最も優れた化合物の場合には実に
0.01PPMであつた。 実際の適用にあたつては、漏油を判定する場
合、マンホール内水面に浮遊する油滴を採取し、
この試料油を直接螢光分析器により分析するとよ
い。この分析による螢光物質の検出により油滴中
に各種の鉱油が混在していても漏油個所を簡単か
つ迅速に発見することができる。 更に、検出感度を向上させるためには、試料油
中の螢光物質を適当な方法によつて分離濃縮する
手法も使い得る。例えば、液体クロマトグラフの
利用により、螢光物質のみを分離濃縮すれば、検
出感度を直接測定する場合の100倍程度も向上さ
せることができる。この濃緒手法によれば、極め
て希薄な漏油の検出、例えば従来殆んど不可能で
あつた変圧器の終端部の漏油検出も可能となる。 本発明の標識物質の備えるべき性質としては、
基本的には上述のように螢光分析に対して高感度
であることであるが、この他に添加剤として、
二、三の性質が必要である。この第1は、ケーブ
ルに使用する絶縁油(鉱油系OF油、アルキルベ
ンゼン系OF油、ポリブテン油等)に対して溶解
する性質を有することである。その必要な溶解度
は、螢光分析との兼ね合いで決まるが、概むね
0.1〜1%程度の溶解度があれば実用できる。第
2は、あまり揮発性のないものであることであ
る。揮発性が大きいと、OFケーブルの製造時、
又は工事等に際して加熱及び真空引き等の処理を
受けたとき、除去されてしまうので実用にならな
いからである。第3は、絶縁油及び絶縁系に対し
て悪影響を与えるものであつてはならないことで
ある。これらの点に関し、本発明の炭化水素系の
螢光物質はいずれも満足するものとして選定さ
れ、十分実用に耐えうるものである。 実施例 1 鉱油系OFケーブル油(JIS、O2320 1種1
号)100重量部に対し、炭化水素系の螢光物質と
して、5重量部のジフエニルエタン系絶縁油
(JIS、C2320 5種)及び同じく5重量部のアル
キルナフタリン系絶縁油(JIS、C2320 4種1
号)を配合して絶縁油を作つた。 この絶縁油を変圧器用絶縁油(JIS、C2320 1
種2号)に対して各種濃度で混合し、螢光分析で
の検出最小濃度を求めた。この際の条件は次の通
りである。 分析装置……FP−550型螢光分析器 励起波長……220〜350nm 測定波長……300〜600nm スリツト巾……0.1mm この分析の結果、検出最小濃度は、ジフエニル
エタン系絶縁油としては100PPMで、アルキルナ
フタリン系絶縁油としては10PPMであつた。 尚、本発明によらないOF油と変圧器用絶縁油
の混合の場合は50%以上の混合においても検出で
きなかつた。 実施例 2 POFケーブル終端がエレフアント接続で変圧
器と接続されている場合、終端部充填油としてポ
リブテン系合成油(JIS、C2320 3種3号)が使
用されている。このポリブテン系合成油に、炭化
水素系の螢光物質として、メチルアントラセンを
1%の濃度で添加した。 この絶縁油を変圧器用絶縁油(JIS、C2320 1
種2号)に混合した場合の螢光分析によると最小
検出濃度を求めたところ、メチルアントラセンと
しては1PPMで、ポリブテン系合成油としては1
%であつた(分析条件は上述の実施例1と同
じ)。 更に、上記の混合油を液体クロマトグラフを利
用して濃縮分離法を併用した場合の最小検出濃度
は、感度が著しく向上し、メチルアントラセンと
しては0.01PPMで、ポリブテン系合成油としては
0.01%であつた。この際の分離濃縮条件は次の通
りである。 分析装置……FLC−A100型高速液体クロマトグ
ラフ+螢光分析器 カラム……WC−03、50cm 溶離液……水+メタノール 流速……ml/min 尚、本発明によらない場合には、上記混合油の
混合を検出できなかつた。
い。これらの化合物を各種OFケーブル油又は変
圧器油更には鉱油系製品に添加させた場合、検出
し得る濃度は極めて小さくてよく、最小検出濃度
は、添加する化合物の種類によつてもある程度の
差はあるが、最も優れた化合物の場合には実に
0.01PPMであつた。 実際の適用にあたつては、漏油を判定する場
合、マンホール内水面に浮遊する油滴を採取し、
この試料油を直接螢光分析器により分析するとよ
い。この分析による螢光物質の検出により油滴中
に各種の鉱油が混在していても漏油個所を簡単か
つ迅速に発見することができる。 更に、検出感度を向上させるためには、試料油
中の螢光物質を適当な方法によつて分離濃縮する
手法も使い得る。例えば、液体クロマトグラフの
利用により、螢光物質のみを分離濃縮すれば、検
出感度を直接測定する場合の100倍程度も向上さ
せることができる。この濃緒手法によれば、極め
て希薄な漏油の検出、例えば従来殆んど不可能で
あつた変圧器の終端部の漏油検出も可能となる。 本発明の標識物質の備えるべき性質としては、
基本的には上述のように螢光分析に対して高感度
であることであるが、この他に添加剤として、
二、三の性質が必要である。この第1は、ケーブ
ルに使用する絶縁油(鉱油系OF油、アルキルベ
ンゼン系OF油、ポリブテン油等)に対して溶解
する性質を有することである。その必要な溶解度
は、螢光分析との兼ね合いで決まるが、概むね
0.1〜1%程度の溶解度があれば実用できる。第
2は、あまり揮発性のないものであることであ
る。揮発性が大きいと、OFケーブルの製造時、
又は工事等に際して加熱及び真空引き等の処理を
受けたとき、除去されてしまうので実用にならな
いからである。第3は、絶縁油及び絶縁系に対し
て悪影響を与えるものであつてはならないことで
ある。これらの点に関し、本発明の炭化水素系の
螢光物質はいずれも満足するものとして選定さ
れ、十分実用に耐えうるものである。 実施例 1 鉱油系OFケーブル油(JIS、O2320 1種1
号)100重量部に対し、炭化水素系の螢光物質と
して、5重量部のジフエニルエタン系絶縁油
(JIS、C2320 5種)及び同じく5重量部のアル
キルナフタリン系絶縁油(JIS、C2320 4種1
号)を配合して絶縁油を作つた。 この絶縁油を変圧器用絶縁油(JIS、C2320 1
種2号)に対して各種濃度で混合し、螢光分析で
の検出最小濃度を求めた。この際の条件は次の通
りである。 分析装置……FP−550型螢光分析器 励起波長……220〜350nm 測定波長……300〜600nm スリツト巾……0.1mm この分析の結果、検出最小濃度は、ジフエニル
エタン系絶縁油としては100PPMで、アルキルナ
フタリン系絶縁油としては10PPMであつた。 尚、本発明によらないOF油と変圧器用絶縁油
の混合の場合は50%以上の混合においても検出で
きなかつた。 実施例 2 POFケーブル終端がエレフアント接続で変圧
器と接続されている場合、終端部充填油としてポ
リブテン系合成油(JIS、C2320 3種3号)が使
用されている。このポリブテン系合成油に、炭化
水素系の螢光物質として、メチルアントラセンを
1%の濃度で添加した。 この絶縁油を変圧器用絶縁油(JIS、C2320 1
種2号)に混合した場合の螢光分析によると最小
検出濃度を求めたところ、メチルアントラセンと
しては1PPMで、ポリブテン系合成油としては1
%であつた(分析条件は上述の実施例1と同
じ)。 更に、上記の混合油を液体クロマトグラフを利
用して濃縮分離法を併用した場合の最小検出濃度
は、感度が著しく向上し、メチルアントラセンと
しては0.01PPMで、ポリブテン系合成油としては
0.01%であつた。この際の分離濃縮条件は次の通
りである。 分析装置……FLC−A100型高速液体クロマトグ
ラフ+螢光分析器 カラム……WC−03、50cm 溶離液……水+メタノール 流速……ml/min 尚、本発明によらない場合には、上記混合油の
混合を検出できなかつた。
Claims (1)
- 1 OFケーブルの鉱油系電気絶縁油中に漏油検
出用の標識物質として炭化水素系の螢光物質(但
し、アルキルナフタリンを除く)を添加すること
を特徴とするOFケーブルの漏油検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172579A JPS5636805A (en) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | Electric insulating oil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172579A JPS5636805A (en) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | Electric insulating oil |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5636805A JPS5636805A (en) | 1981-04-10 |
| JPS6215964B2 true JPS6215964B2 (ja) | 1987-04-10 |
Family
ID=14568577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11172579A Granted JPS5636805A (en) | 1979-09-03 | 1979-09-03 | Electric insulating oil |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5636805A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0286763U (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-10 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5840702A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-03-09 | ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション | ハロゲン化脂肪族絶縁油組成物及び電気機器から絶縁油の漏れの検出方法 |
| JPS58206004A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-01 | マルコン電子株式会社 | コンデンサ用絶縁油およびその混合方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5078899A (ja) * | 1973-11-16 | 1975-06-26 | ||
| JPS5640443B2 (ja) * | 1974-01-18 | 1981-09-21 | ||
| JPS5163499A (ja) * | 1974-11-29 | 1976-06-01 | Hitachi Ltd | Ekitaijudensoseibutsuo funyushita denkisochi |
-
1979
- 1979-09-03 JP JP11172579A patent/JPS5636805A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0286763U (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5636805A (en) | 1981-04-10 |
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