JPS62259478A - トンネル素子 - Google Patents

トンネル素子

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JPS62259478A
JPS62259478A JP61085747A JP8574786A JPS62259478A JP S62259478 A JPS62259478 A JP S62259478A JP 61085747 A JP61085747 A JP 61085747A JP 8574786 A JP8574786 A JP 8574786A JP S62259478 A JPS62259478 A JP S62259478A
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JP
Japan
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electrode
tunnel
tunnel element
insulating film
substrate
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Application number
JP61085747A
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English (en)
Inventor
Fumihiro Ebisawa
海老沢 文博
Tsutomu Horiuchi
勉 堀内
Hisao Tabei
田部井 久男
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トンネル素子に関するものであり、更に詳述
するならば、機能性有機分子を用いたトンネル素子型ス
イッチ素子あるいは記憶素子に関するものである。
従来の技術 従来この種の技術の1つとして、ニー・エイビラム(A
、 Aviram)  らの発明によるトンネル素子を
使用する分子整流器(米国特許第3953874号、ケ
ミカル フィジカル レター(Chemical Ph
ysicalLeシter、  Vow、29 (,1
974) p27?)  )がある。
第2図は、上記トンネル素子の素子構造を示す概略構成
図である。図示のトンネル素子は、例えばガラスでなる
基板1を有する。該基板上には、第1の金属電極2が設
けられている。該第1の金属電極上には、無機絶縁層上
3、ドナー分子6、絶縁体7、アクセプター分子8及び
無機絶縁体3の順序で薄膜層が形成されている。最上層
の無機絶縁体3の上には、第2の金属電極5が設けられ
ている。
以上のように構成されるトンネル素子の基本動作は整流
作用であり、整流器として使用される。
図示のトンネル素子の素子構造は比較的複雑であり、そ
の作製には極めて高度な分子配列技術等が要求される。
さらに、上述したようにこの素子の基本動作は整流作用
であり、スイッチ及びメモリ動作が十分ではないという
問題点を有する。
もう1つの従来技術として、アール・ニス・ポテンバ−
(R,S、Potember)らによるトンネル素子を
使用する可逆電界誘導スイッチ(米国特許第43718
83号、アプライド フィジクス レター(八ppli
ed  Physics  Letter、  Vol
、34  (1979)  p405)がある。
第3図は、上記トンネル素子の素子構造を示す概略構成
図である。図示のトンネル素子は、第1の電極9を有す
る。該電極上には有機バルク多結晶IOが形成され、該
有機バルク多結晶上には第2の電極11が形成される。
該第2の電極11及び前記第1の電極9の各々からは、
導電ペースト12を介してリード線13が取り出される
以上のように構成されるトンネル素子の基本動作はスイ
ッチ動作であり、可逆電界誘導スイッチとして使用され
る。
図示のトンネル素子は、バルク結晶を利用するものであ
り、有機分子の数を数個から数千個程度に減らした場合
、同様な効果を維持することは極めて困難である。すな
わち、バルク効果を利用しているために、素子の微細化
を実現することはできない。
その他の従来技術として、イー、ジー、ウィルソン(E
、 G、Wilson)の提案によるトンネル素子を使
用する三次元分子電子メモリ(エレクトロニック レタ
ー(Electronic Letter、  Vol
、19 (1983)p237))がある。
上記トンネル素子は、ポリジアセチレンLB膜を使用す
ることを特徴とするが、素子構造は比較的複雑であり、
記イ:α保持時間が電荷の横方向拡散によって決まり、
長時間の記憶には向いていない。
ケー、ムラオ(K、 Murao)らによる電位記憶素
子(特願昭58−200813号)で使用するトンネル
素子の原理は、現在のICメモリに用いられているゲー
トへの電荷蓄積効果と同じものである。ただし基本素子
構造はFET構造ではなく、二種のバッテリ構造となっ
ている点が相違する。この種のトンネル素子は、FET
構造の素子と同様、素子間分離と電荷保持性に問題があ
り、特に微細化を実現することができない。
海老沢らによるIETS分子メモリ(特願昭59−10
8185号)で使用するトンネル素子は、比較的単純な
素子構造を有し、その動作原理はトンネル電子の非弾性
散乱を利用している。このトンネル素子は、分子内構造
多重記憶素子として用いられ、スイッチ動作は十分でな
い。
発明が解決しようとする問題点 以上述べたように、これまで種々のトンネル素子が提案
されているが、素子構造が複雑であること、単−素子で
種々の動作を十分に実現することができないこと、微細
化が困難であること等の問題点があった。
そこで、本発明は、単純な素子構造を有し、スイッチ及
びメモリ動作が単−素子で実現でき且つ微細化が可能で
あ乞ようなトンネル素子を提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明によるならば、基板と、該基板上に形
成される第1の電極と、該第1の電極上に形成される無
機絶縁層と、該無機絶縁層上に形成される有機機能物質
でなる有機機能絶縁膜と、該有機機能絶縁膜上に形成さ
れる第2の電極とを備えることを特徴とするトンネル素
子が提供される。
添付図面を参照して、本発明によるトンネル素子の構成
を説明する。
第1図(a)は、本発明によるトンネル素子の1実施例
の概略構成図であり、第1図ら)は第1図(a)中のA
の部分の断面図である。
図示のトンネル素子は、例えばガラスでなる基板1を有
する。該基板上には、例えばアルミニウムを薄膜帯状に
形成した第1の金属電極2が設けられている。該第1の
金属電極を包囲するように例えば酸化アルミニウムでな
る無機絶縁体3が形成されている。該無機絶縁体の上に
は、トンネル素子の絶縁層に適した膜厚の有機機能物質
でなる有機機能絶縁膜4が形成されている。このように
構成された帯状の第1の金属電極2と直交するように、
例えば鉛でなる第2の金属電極5が形成されている。
本発明のトンネル素子に使用する有機機能物質としては
、(1)プロトン移動型多環芳香族化合物、(2)電子
移動型有機錯体が挙げられる。
(1)のプロトン移動型多環芳香族化合物の代表例とし
ては、1−ニトロソ−2−ナフトール、2−ニトロン−
1−ナフトール、キンヒドロン、2−ヒドロキシピリジ
ン、1,4−ジヒドロキシアントラキノン、フルオレセ
イン、ウラシル、オルトニトロ安息香酸、パラクロル安
息香酸、2−ニトロソ−1−ナフトール−4−スルホン
G、3−ニトロ−4−ヒドロキシ安息香酸などが挙げら
れる。
(2)の電子移動型有機錯体の代表例としては、銅−T
CNQ、銀−TCNQ、胴−TCNQF4、銀−TCN
QF4、NH=−TCNQ、NメチルフェナジウムーT
CNQ、ピリジニウム−T CNQ1キノリウム−TC
NQ、メチルトリフェニル−TCNQ、TTF−TCN
Q、DSeDTF−TCNQSTS eF−TCNQ、
ジメチルTTF−TCNQ、ベンゾTTF−TCNQ、
ジメチルDS eDTF−TCNQ、テトラメチルTS
eF−TCNQ、テトラセレノメトキシTSeF−TC
NQ、ジアニソイルへキサジイン−TCNQ(DAHD
−TCNQ) 、K、Pt(CNL(H2C)、、銅フ
タロシアニン−ヨウ素錯体などが挙げられる。
このように本発明のトンネル素子に用いられる有機機能
物質は極めて多くのものが有り、本発明は上記記載の有
機物になんら限定されるものではない。
このように、本発明によるトンネル素子は多くの有機材
料を採用することができ、その構造も従来の素子に較べ
て比較的簡単であり、バリヤ変化の時間依存性を変える
だけでスイッチにもメモリにもなりうる点が従来の技術
とは異なる。
〕1 月上に構成を説明した本発明に従うトンネル素子は、次
のように動作する。
第1の金属電極2と第2の金属電極5との間に絶縁破壊
に至らないような一定の電圧を印加すると、有機機能物
質4は、この電界の作用で分子構造に僅かな変化を起こ
し、そのポテンシャルバリヤφと絶縁膜厚dが変化する
。正または負の電圧印加によって、可逆的に前記φ及び
dを変化させることができる。この変化は、トンネル抵
抗の変化として顕著に現れるので、有機分子の分子構造
を変化させない範囲の小さな電圧を、第1の金属電極2
と第2の金属電極5との間に加えて、抵抗変化を読み取
ることができる。
抵抗変化の最大値と最小値を、それぞれ1と0に対応さ
せればメモリとして動作することになる。
またこの電界制御型のトンネル素子は、抵抗値の印加電
圧の変化に変えて、次トスのトンネル素子の抵抗変化を
引き起こすことができるのでインバータ及び論理回路を
構成することができる。このようにスイッチ素子として
も動作が可能になる。
本発明のトンネル素子を光アクセス型トンネル素子とし
て用いる場合は、電界アクセス型トンネル素子と全く同
じ構造をもつが、光をトンネル米子内に導入するために
第1の金属電極かまたは第2の金属電極の少なくともい
ずれか一方は、光に対して半透明である必要がある。
通常、膜質が優れ電気伝導性の高い方を半透明電極とし
、ここから光によるアクセスを行う。光をトンネル素子
の有機機能物質に照射すると、光の電界の作用で分子構
造に僅かな変化を起こし、そのポテンシャルバリヤφと
絶縁膜厚dは変化する。波長がhν1、hν2と相異な
るような光によって、可逆的に前記φ及びdを変化させ
ることができる。この変化はトンネル抵抗の変化として
顕著に現れるので、有機分子の分子構造を変化させない
範囲の小さな電圧を、第1の金属電極と第2の金属電極
との間に加えて、この変化を抵抗変化として読み取るこ
とができる。
この場合も、抵抗変化の最大値と最小値を、それぞれ1
と0に対応させればメモリとして動作することになる。
またこの光制御型のトンネル素子は、抵抗値の変化を電
圧の変化に変えて、次段のトンネル素子の抵抗変化を引
き起こすことができるので、インバータ及び論理回路を
構成することができる。このようにスイッチ素子として
も動作が可能になる。
以上説明の如く、本発明によるトンネル素子は、励起手
段として、直流もしくは交流電圧または光照射をもちい
ることにより有機機能絶縁膜のポテンシャルバリヤと膜
厚が変化し、スイッチ及びメモリ動作をする微細化可能
な能動素子である。
本発明のトンネル素子のバリヤを変化させる方法として
は、電場印加と光照射に限定されず、その他のバリヤー
アクセス法として、磁場印加、マイクロ波照射、放射線
照射、音波照射、表面弾性波伝搬、第3電極からの電圧
印加などが挙げられる。したがって、本発明のトンネル
素子に用いるバリヤーアクセス法は、なんら電場印加法
、光照射法に限定されるものではない。
このように、本発明によるトンネル素子は、その構造も
従来の素子に較べて比較的簡単であり、バリヤ変化の時
間依存性を変えるだけでスイッチにもメモリにもなりう
る点が従来の技術とは異なる。
以下、本発明を実施例により説明するが、これらの実施
例は本発明の単なる例示であり、本発明の技術適範囲を
何隻制限するものではない。
実施例 実施例1 基板として、縦2.5cm横1cm厚さ約1mmのガラ
ス基板1を準備した。これをセミコクリーン56(商品
名)の中に入れて、超音波洗浄を行った。
その後、純水で超音波洗浄し、高純度エタノール−に浸
した。使用する直前にアルゴンガスでブローした基板を
真空蒸着装置に設置し、この上に第1の金属電極2とし
て、長さ20mm、線幅0.6mmあるいは0.2mm
で1100nの厚さにアルミニウムを蒸着した。
次に直流グロー放電法(酸素圧60mmHg、 500
V、放電時間1乃至5分間)により、無機絶縁体3とし
ての酸化アルミニウムを形成させた。次にあらかじめ1
−ニトロソ−2ナフトールを、アセトン中に1mg/m
lの濃度で溶解させた溶液を準備し、この溶液を数ml
シリンジで採り、酸化アルミニウムの上に滴下した後、
直ちにアルゴンガスでブローして余分な溶液を除去した
。この操作によりトンネル素子の絶縁層に適した膜厚の
有機機能絶縁膜4が形成される。
これを再び真空蒸着装置に入れ、第1の金属電極2と直
交するように鉛を線幅0.2mmあるいは0.4mm、
長さ10 mm 、膜厚100乃至400nmに蒸着し
、第2の金属電極5とした。各電極からIn−3nハン
ダを用いて銀のリード線を取り出し、以下のようにして
トンネル素子のスイッチ及びメモリ動作を確認した。
第4図は、上記トンネル素子のスイッチ及びメモリ動作
確認のための測定回路を示す。
図示の回路では、トンネル素子14の第1の電極の一方
の端部と第2の電極の一方の端部は、パルス発生器17
及び直流電源15を並列に介して接続されている。また
第1の電極のもう一方の端部と第2の電極のもう一方の
端部は、電圧計18及びオンロスコープ19を並列に介
して接続されている。直流電源15とパルス発生器17
の間には電流計16が接続されており、電流計16及び
電圧計18の出力は、XYレコーダ20の人力に接続さ
れている。
初めにスイッチ動作の確認を行、った。結果を第5図に
示す。幅1μs1立ち上がり時間10ns。
電圧の大きさ2.8■のパルスを加えたところ、10μ
Sの時間遅れをもってトンネル電流が増加した。
つぎに同じパルスを負にしてトンネル素子に印加したと
ころ、およそ12μsの時間遅れをもってトンネル電流
が減少した。この素子の応答時間が数10μsであるこ
とがわかる。一方、この素子のオンオフ比は、変化した
トンネル電流の比としてあられすことができ、ここでは
0.5 Vの電圧でおよそ40%であった。
第6図は、メモリ動作におけるトンネル素子の電流−電
圧特性を示す。正の2.8■の電圧を印加するとトンネ
ル電流は増加した。一方、負の2.0■を印加すると電
流は減少した。このトンネル抵抗の変化を1とOに対応
させることができ、トンネル素子は1ビツトの記憶素子
となる。トンネル素子に直列負荷抵抗を入れることで、
電圧の変化として数10μsの時間で記憶を読み書きす
ることができた。
また、記憶の安定性に関しては、5桁の分解能をもつト
ンネル抵抗測定器でその変化を調べたところ、室温で1
週間放置した場合は、トンネル抵抗値は初期値に対して
約0.1%変化した。また、記(:αの繰り返し特性を
調べたところ、10000回の繰り返しでトンネル抵抗
値は初期値に対して約1%変化した。
上述したトンネル素子作製法及び素子特性測定法に従い
、上記有機機能物質としてその他種々のプロトン移動型
多環芳香族化合物を用いて、応答時間、オンオフ比及び
印加電圧を測定した。結果を第1表に示す。
実施例2 基板として、縦2.5cm横l cm厚さ約l mmの
ガラス基板1を準備した。これをセミコクリーン56(
商品名)の中に入れて、超音波洗浄を行った。
その後、純水で超音波洗浄し、高純度エタノールに浸し
た。使用する直前にアルゴンガスてブローした基板を真
空蒸着装置に設置し、この上に第1の金属電極2として
、長さ20mm、線幅0.6mmあるいは0,2n+n
+で1100nの厚さにアルミニウムを蒸着した。
次に直流グロー放電法(酸累圧60mmHg、  50
0 V、放電時間1乃至5分間)により、無機絶縁体3
としての酸化アルミニウムを形成させた。次にそのまま
真空蒸着装置に移し、TCNQ (テトラシアノキノジ
メタン)を1.5nm(膜厚計の値)の厚さに蒸着を行
った。その後直ちに銅を1.2nmの厚さに蒸着した。
この操作によりトンネル素子の絶縁層に適した膜厚の電
子移動型有機錯体膜4が形成される。
この上に第1の金属電極2と直交するように鉛を線幅0
.2mmあるいは0.4mm、長さ10mm、膜厚10
0乃至400nmに蒸着し、第2の金属電極5を形成し
た。各電極からIn−3nハンダを用いて銀のリード線
を取り出し、トンネル素子のスイッチ及びメモリ動作を
確認した。スイッチ及びメモリ動作の評価装置は、実施
例1で使用したものと同じである。
スイッチとしての印加電圧+1.6■または−1,7■
で、応答時間80ns、オンオフ比45%が得られた。
記憶素子としての動作は、実施例1に示したようにトン
ネル素子に直列負荷抵抗を入れることで、電圧の変化と
して数百nsの時間で記憶を読み書きすることである。
また、記憶の安定性に関しては、5桁の分解能を持つト
ンネル抵抗測定器でその変化を調べたところ、室温で1
週間放置した場合は、トンネル抵抗値は初期値に対して
約0.5%変化した。また、記憶の繰り返し特性を調べ
たところ、10000回の繰り返しでトンネル抵抗は初
期値に対して約1.5%変化した。
上述したトンネル素子作製法及び素子特性測定法に従い
、上記有機機能物質としてその他種々の電子移動型有機
錯体膜を用いて、応答時間、オンオフ比及び印加電圧を
測定した。結果を第2表に示す。
以上、電界アクセス型のトンネル素子の実施例を示した
。次に光アクセス型トンネル素子の実施例を示す。
実施例3 基板として、縦2.5cm横1 cm厚さ約1m111
の石英ガラス基板1を準備した。これをセミコクリーン
56(商品名)の中に入れて、超音波洗浄を行った。
その後、純水で超音波洗浄し、高純度エタノールに浸し
た。使用する直前にアルゴンガスでブローした基板を真
空蒸着装置に設置し、この上に第1の金属電極2として
、長さ20mm、線幅0.6mmあるいは0.2mmで
10nmの厚さにアルミニウムを蒸着した。
次に直流グロー放電法(酸素圧60mmHg、500■
、放電時間1乃至5分間)により、無機絶縁体3として
の酸化アルミニウムを形成させた。次にそのまま真空蒸
着装置に移し、TCNQ (テトラシアノキシメタン)
を1.5nm(膜厚計の値)の厚さに蒸着を行った。そ
の後この膜の上に、銀を1.Onmの厚さに蒸着した。
この操作によりトンネル素子の絶縁層に適した膜厚の機
能性有機膜4が形成される。
この上に第1の金属電極2と直交するように鉛を線幅0
.2mmあるいは0.4mm、長さ10 mm 、膜厚
100乃至400nmに蒸着し、第2の金属電極5を形
成した。各電極からIn−8nハンダを用いて銀のリー
ド線を取り出し、トンネル素子のスイッチ及びメモリ動
作を確認した。
スイッチ及びメモリの評価装置では、第4図に示す装置
の電界パルス発生器17の代わりに連続またはパルス動
作のできるレーザを2台準備した。
1つは第二次高調波発生器を持つNd−YAC,レーザ
で、波長は530nm、パルス動作時最大出力2KW(
パルス幅は最小100ns、立ち上がり10ns )で
ある。もう1つはへリウムーカドミウムレーザで、波長
は441.6nm(100a+W)で音響光学変調素子
を用いて100MHz、 10nsのパルスを発生させ
た。これらのレーザ光を半透明の第1の金属電極2から
照射し、この時のトンネル電流の変化を調べた。
トンネル電流は500mV以下の低電圧で測定した。
本実施例で作製した銅−T CN Qのトンネル素子に
441.6nmのレーザパルスを照射したところ、トン
ネル電流は増加した。次に、530r++nのレーザパ
ルスを照射したところ、逆にトンネル電流は減少した。
この変化は、可逆的に起った。オンオフ比は10乃至1
00W/c−の照射強度でほぼ一定となり約40%であ
った。レーザパルス幅を変えて応答時間を論べたところ
、およそ150nsであった。安定性及び繰り返し安定
性は電界アクセス型トンネル素子の場合とほぼ同等であ
った。
上述のトンネル素子作製法及び素子特性測定法に従い、
有機機能物質の種類を変えて応答時間、オンオフ比及び
レーザ波長を測定した。結果を第3表に示す。
実施例4 本実施例では、実施例1乃至3において用いた金属電極
を微小化している。電極を微細化する以外は、すべて同
じ作製法及び評価法を用いた。
基板として、縦2.5cm横1 am厚さ約1 mmの
ガラス基板1を準備した。これをセミコクリーン56(
商品名)の中に入れて、超音波洗浄を行った。
その後、純水で超音波洗浄し、高純度エタノールに浸し
た。使用する直前にアルゴンガスでブローした基板を真
空蒸着装置に設置し、この上に第1の金属電極2として
、5韮X0.1mmで50nmの厚さにアルミニウムを
蒸着した。このアルミニウムを、50kV  Ga“集
束イオンビーム(イオン電流50pA。
ビーム径0.1μm)で、線幅1μm、長さ5 mmス
パッタエツチング加工を行った。
次に直流グロー放電法(酸素圧60 mmHg 、  
500 V、放電時間1乃至5分間)によりアルミニウ
ム電極上に酸化アルミニウムを形成させた。次にあらか
じめ1−ニトロソ−2ナフトールをアセトン中に1mg
/mlの濃度で溶解させた溶液を準備しておき、この溶
液を数mlシリンジで採り、酸化アルミニウムの上に滴
下した後、ただちにアルゴンガスでブローして余分な溶
液を除去した。この操作によりトンネル素子の絶縁層に
適した膜厚の有機機能絶縁膜が形成された。
これを再び真空蒸着装置に入れ、第1の金属電極2と直
交するように鉛を線幅0.05mmあるいは0.1mm
、長さ5tt+n+、膜厚100乃至400nm l:
蒸着し、第2の金属電極5とした。この時、各トンネル
素子の面積はそれぞれ50μm’、  100μm2と
なっている。各電極からIn−3nハンダを用いて銀の
リード線を取り出し、以下のようにしてトンネル素子の
スイッチ及びメモリ動作をvl認した。
実施例1乃至実施例3ではメタルマスクによる電極形成
であったため、電極面積を40000μm′以下にする
ことが困難であった。しかし、ここでは電極面積をおよ
そ800分の1にすることができた。
このためトンネル電流は800分の1になったが、トン
ネル電流自体がもともとmAからμA程度であるため、
これが3桁程小さくなっただけで、十分にスイッチ及び
メモリ動作の確認が可能であった。測定結果を実施例1
と比較すれば、トンネル電流の絶対値が小さいだけで応
答時間、オンオフ比等はぼ同等の特性が得られた。他の
有機機能分子でも微細電極によるトンネル素子の作袈お
よび特性評価を行ったが、大きな電極を用いた場合とほ
ぼ同等な特性が得られた。
発明の詳細 な説明したように、本発明のトンネル素子は構造が簡単
であること、スイッチおよびメモリ動作が可能であるこ
と、微細化が可能であることなど能動素子として従来の
素子にはない多くの利点がある。
本発明のトンネル型素子では、素子面積が0.24mm
’の場合トンネル抵抗が1にΩ前後となる。従って1■
の電圧を加えると1mAのトンネル電流が流れる。素子
の微細化を進めると素子面積に反比例して測定するトン
ネル電流は小さくなる。現在、市販されている直流電流
計の最高感度は1O−17Aである。この電流計を用い
れば、素子面積を現在の10”分の1にしても十分に測
定が可能である。
その面積は0.24八2となり、5乃至10八程度の大
きさの有機分子では電極構成さえ可能ならば、分子1個
の素子を形成することも不可能では無い。
したがって、この素子の応用分野は、素子の微細化によ
り超高密度分子集積回路を形成し、小型高性能電子計算
機の主要部品とするなど電子工業分野にある。この技術
が電子工業の分野に広まれば、現在のシリコンを用いた
集積回路の微細化限界を打破し、現在の最大級の超LS
Iの素子数に比べて少なくとも100万倍の素子を有す
る集積回路が完成し、工業界および一般社会への波及効
果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明のトンネル素子の斜視図であり
、第1図(b)は、A部の拡大断面図である。 第2図は、ニー、エイビラム(A、Aviram)の発
明による分子整流器の断面図である。 第3図は、アール、ニス、ボテンバー(R,S。 potember)  らの発明による可逆電界誘導ス
イ、ソチの断面図である。 第4図は、本発明のトンネル素子のスイッチ及びメモリ
特性を評価する評価装置の回路図である。 第5図は、パルス電界を印加したときの典型的なスイッ
チング動作を示した図である。 第6図は、パルス電界を印加した時の典型的なメモリ動
作を示した図である。 (主な参照番号) 1・・基板、    2・・第1の金属電極、3・・無
機絶縁体、 4・・有機機能物質、5・・第2の金属電
極、 6・・ドナー分子、7・・絶縁体、   8・・
アクセプター分子、9・・電極、    10・・有機
バルク結晶、11・・電極、12・・導電ペースト、1
3・・リード線、  14・・トンネル素子、15・・
直流電源、  16・・電流計、17・・パルス発生器
、  18・・電圧計、■9・・オシロスコープ、20
・・XYコレーダ、21・・正のパルス電圧、 22・
・初期状態電流、23・・オン状態電流、 24・・負
のパルス電圧、25・・オフ状態電流、 26・・記憶状態′”1”に対応、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板と、該基板上に形成される第1の電極と、該
    第1の電極上に形成される無機絶縁層と、該無機絶縁層
    上に形成される有機機能物質でなる有機機能絶縁膜と、
    該有機機能絶縁膜上に形成される第2の電極とを備える
    ことを特徴とするトンネル素子。
  2. (2)上記第1及び第2の電極の双方またはいずれか一
    方は、金属電極であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のトンネル素子。
  3. (3)上記有機機能物質は、プロトン移動型多環芳香族
    化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載のトンネル素子。(4)上記有機機能物
    質は、電子移動型有機錯体であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第2項記載のトンネル素子。
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