JPS6226117Y2 - - Google Patents

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JPS6226117Y2
JPS6226117Y2 JP9969082U JP9969082U JPS6226117Y2 JP S6226117 Y2 JPS6226117 Y2 JP S6226117Y2 JP 9969082 U JP9969082 U JP 9969082U JP 9969082 U JP9969082 U JP 9969082U JP S6226117 Y2 JPS6226117 Y2 JP S6226117Y2
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、テニス、バトミントンなどに使用
されるラケツト用合成繊維ガツトに関するもので
ある。
従来、ラケツト用のガツトとしては、鯨筋、羊
腸などの動物筋が用いられていたが、資源難や製
品の耐久性などの面から、現在では市販品の大部
分がナイロンその他の合成繊維製になつている。
ガツトで打球を捕え、カツト、ドライブなどの力
を加えるためにはガツトの表面に適度な凹凸が存
在する必要がある。ところが合成繊維製のガツト
ではその表面が平滑すぎるために、太い芯線の周
囲に細い糸を巻付けて巻線とし、巻線の表面に現
われる撚目状の凹凸によつて球を捕え、球にカツ
ト、ドライブなどの力を加えるように工夫されて
いる。
このような従来の合成繊維ガツトは、第1図お
よび第2図に示されるように、芯線1の周囲に巻
付けられた巻線2の上に接着剤や樹脂などの固着
剤3を塗布または浸漬などにより付着させて芯線
1に巻線2を固定させている。このため、巻線2
と巻線2間に形成される撚目4が固着剤3の層形
成によつて潰れ、ガツト本来の燃目効果が損なわ
れるという欠点があつた。また、巻線を多層巻に
するような場合は、前記のような固定を各層毎に
実施しなければならず工程が繁雑となり大変であ
つた。その上、芯線叉は巻線にポリアミド系繊維
などが使用されているような場合、芯線と巻線の
固定樹脂にフエノール系樹脂などを用いると、フ
エノールにより糸の表面が侵されて強度が大幅に
低下すると共に、フエノール臭により作業環境が
悪化する。このフエノール臭はプレヤーに対して
も不快感を与えるといたつた欠点があり、固定樹
脂選択にも制限があるなど問題を有していた。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
のでカツト、ドライブなどのかかり易い撚目効果
にすぐれ、かつ充分な強度と耐久性に富んだラケ
ツト用合成繊維ガツトを提供するものである。
この考案は熱可塑性樹脂Aを鞘成分としこの熱
可塑性樹脂Aよりも高融点の熱可塑性樹脂Bを芯
成分とする鞘芯型複合繊維によつて芯線が形成さ
れ、この芯線の周囲に芯線と同じ構造の鞘芯型複
合繊維が巻線として巻付けられ、かつ、鞘芯型複
合繊維の鞘成分によつて芯線および巻線が融着固
定されてなるラケツト用合成繊維ガツトを要旨と
している。以下、これについて詳しく説明する。
第3図は、この考案にかかるラケツト用合成繊
維ガツトを作るのに用いられる鞘芯型複合繊維の
模式的断面図、第4図はこの考案にかかるラケツ
ト用合成繊維ガツトの一部を断面であらわす部分
的斜視図、第5図は同上の断面図、第6図は第5
図の一部拡大図である。芯線としては、第3図に
みるように熱可塑性樹脂Aを鞘成分としこの熱可
塑性樹脂Aよりも高融点の熱可塑性樹脂Bを鞘成
分とする鞘芯型複合繊維が用いられ、巻線も芯線
と同じ構造すなわち熱可塑性樹脂A′を鞘成分と
しこの熱可塑性樹脂A′よりも高融点の熱可塑性
樹脂B′を芯成分とする鞘芯型複合繊維が用いられ
る。鞘成分となる熱可塑性樹脂AとA′は同一種
類のものであつてもよく、異なつてもよい。芯成
分となる熱可塑性樹脂BとB′についても同様であ
る。鞘成分用樹脂A,A′と芯成分用樹脂B,
B′間の融点差は、両鞘成分用樹脂A,A′の溶融
によつて両芯成分用樹脂B,B′を互いに固着させ
るときに、両芯成分用樹脂B,B′の形状、性質な
どに実質的変化が生じない程度に選ばれる。鞘成
分を構成する層の厚みは、それぞれの溶融によつ
て芯成分を互いに固着させるに足る程度にあれば
よいが、それ以上であつてもよい。芯成分の断面
形状は円形に限られない。芯線は通常1本の鞘芯
型複合繊維で構成されるが、ときにより互に撚り
合わせもしくは撚り合わせない複数本の鞘芯型複
合繊維で構成されることもある。巻線も同様であ
るが、巻線の場合複数本用いられるのが普通であ
る。巻線が複数本の繊維で構成される場合、複数
種類の繊維が併せて用いられてよい。鞘芯型でな
い繊維が混ざつてもよい。芯線についても同様で
ある。
鞘芯型複合繊維の鞘成分(低融点のもの)であ
る熱可塑性樹脂A,A′としては、例えばポリア
ミド、共重合ポリアミド、ポリエステル、共重合
ポリエステル、ポリエーテルおよびポリフツ化ビ
ニリデンなどが用いられる。芯成分(高融点のも
の)である熱可塑性樹脂B,B′としては、例え
ば、ポリアミド、ポリエステル(ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート)な
どが用いられる。鞘成分と芯成分の各樹脂は上述
の中から適宜組合せて選択することができる。鞘
成分と芯成分に同系統の熱可塑性樹脂を用いた場
合は、両者の相溶性が向上し、より剥離現象など
の生じにくい強力なものが得られ、好ましい。鞘
成分と芯成分の体積比率や、鞘成分の共重合組成
および共重合比率なども、前記鞘成分と芯成分の
組合せを含めてガツトに要求される諸特性に合致
するよう考慮し、適宜選択して採用すればよく、
特に限定されるものではない。
芯線の周囲に巻線が巻かれ、鞘芯型複合繊維の
鞘成分を構成する熱可塑性樹脂A,A′が、これ
らの融点よりも高く、芯成分を構成する熱可塑性
樹脂B,B′の融点よりも低い温度で加熱溶融され
る。これによつて、第4図ないし第6図にみるよ
うに、熱可塑性樹脂Bよりなる芯線5の周囲に、
熱可塑性樹脂B′よりなる巻線6が巻き付けられ、
両線5,6が熱可塑性樹脂A,A′の溶融によつ
て作られた融着用樹脂層7によつて互に融着固定
される。巻線6同士も融着用樹脂層7によつて互
に融着固定される。
このようにして、ガツトの芯線5とその周囲に
巻かれた巻線6の剥離や巻線切れが防止される。
このため、ラケツトに張設したガツトの巻線6は
使用中強い打球時にも目ずれを起したり、巻線切
れを起したりすることがない。
また、巻線6の外周には樹脂などが殆んど付着
していないので、ガツト表面には、巻線形態の凹
凸がほぼそのままあらわれ、これによつて、カツ
ト、ドライブ打ちに重要な撚目構造(谷部)8が
顕著に形成されるのである。
この考案にかかるラケツト用合成繊維ガツト
は、このように、融点の異なる鞘芯型複合繊維を
芯線と巻線の素材として用い、両者の鞘成分によ
つて芯線と巻線を融着固定するようにしているの
で、芯線と巻線は強固に接着されてガツト自体の
強度および耐久性が保持される。しかも、従来の
ように樹脂で固着するようなことをしないので、
ガツト表面は巻線自体の撚目構造が顕著となり、
この撚目構造による凹凸はボールの捕球作用にす
ぐれ、カツトやドライブをかけやすくする。この
考案によればまた、製造時、巻線を巻付けながら
連続的に加熱融着して糸相互の固定をすることが
できるので、作業環境の改善を含め、著しく工程
が合理化できる。特に、多層巻線の場合はこの効
果が顕著著なものとなる。
以下実施例について説明する。
〔実施例 1〕 鞘芯型複合糸の芯部にはナイロン6(mp215
℃)を、鞘部にはナイロン6/66/610(mp150
℃)の同比率の共重合樹脂を用いて通常の鞘芯型
複合紡糸を行ない、これを約5倍に延伸してモノ
フイラメントを作つた。
芯線として用いるモノフイラメントは直径0.90
mmでその内鞘部の厚みが約10μのものを使用し
た。巻線には直経0.20mmでその内の鞘部厚約5μ
のモノフイラメントになるように設定した。
芯線1本の周囲に巻線22本を互いに密着させて
一層巻線をしながら、糸の表面温度が160℃にな
るよう乾熱加熱し、糸相互を融着させ、続いて冷
却固定してガツトを作つた。
〔実施例 2〕 鞘芯型複合糸の芯部にはポリブチレンテレフタ
レート(mp224℃)を、鞘部にはポリブチレンテ
レフタレートとポリブチレンイソフタレートの同
比率共重合体(mp130℃)を用い、融着させる糸
の表面温度を150℃とした以外は実施例1と同一
条件でガツトを作つた。
〔実施例 3〕 鞘芯型複合糸の芯部にはポリエチレンテレフタ
レート(mp260℃)を、鞘部にはポリブチレンテ
レフタレートとポリブチレンイソフタレートの同
比率共重合体(mp130℃)を用い融着させる糸の
表面温度を155℃とした以外は実施例1と同一条
件でガツトを作つた。
このようにして実施例1〜3で得られたガツト
を通常の方法でラケツトに張り、数人のプレーヤ
ーによつて従来品と比較実用評価したところ、実
施例1〜3はいずれのプレーヤーもカツト、ドラ
イブなどがかゝりやすく打球感のよいしかも耐久
性に富んだ優れたガツトであるとの評価を与え
た。
なお、芯線および巻線のいずれか一方のみに、
上記鞘芯型複合繊維を用い、その鞘成分を溶融さ
せることによつて、ラケツト用合成繊維ガツトを
作るということも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来品ガツトの断面図、第2図は第1
図の一部拡大図、第3図はこの考案にかかるガツ
トを作るのに用いる鞘芯型複合繊維の模式的断面
図、第4図はこの考案のガツトの一部を断面であ
らわした部分的斜視図、第5図は同上のものの断
面図、第6図は第5図の一部拡大図である。 5……芯線、6……巻線、7……融着固定用樹
脂層、8……谷部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂Aを鞘成分としこの熱可塑性樹脂
    Aよりも高融点の熱可塑性樹脂Bを芯成分とする
    鞘芯型複合繊維によつて芯線が形成され、この芯
    線の周囲に芯線と同じ構造の鞘芯型複合繊維が巻
    線として巻付けられ、かつ、鞘芯型複合繊維の鞘
    成分によつて芯線および巻線が融着固定されてな
    るラケツト用合成繊維ガツト。
JP9969082U 1982-06-30 1982-06-30 ラケツト用合成繊維ガツト Granted JPS595958U (ja)

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JP9969082U JPS595958U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 ラケツト用合成繊維ガツト

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JP9969082U JPS595958U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 ラケツト用合成繊維ガツト

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JPS595958U JPS595958U (ja) 1984-01-14
JPS6226117Y2 true JPS6226117Y2 (ja) 1987-07-03

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JP9969082U Granted JPS595958U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 ラケツト用合成繊維ガツト

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JPS595958U (ja) 1984-01-14

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