JPS62268A - 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 - Google Patents
変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法Info
- Publication number
- JPS62268A JPS62268A JP13783185A JP13783185A JPS62268A JP S62268 A JPS62268 A JP S62268A JP 13783185 A JP13783185 A JP 13783185A JP 13783185 A JP13783185 A JP 13783185A JP S62268 A JPS62268 A JP S62268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lactic acid
- lactobacillus bulgaricus
- strain
- inoculated
- cultured
- Prior art date
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- Granted
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Dairy Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
本発明は新規な微生物及びその選択法に関し、更に詳し
くは、低温においてその乳酸生成が微弱な低温感受性の
ラクトバチルス・ブルガリクスOL L 1074(L
actobacillus bulgaricus O
LL 1074)及びその選択法に関する。
くは、低温においてその乳酸生成が微弱な低温感受性の
ラクトバチルス・ブルガリクスOL L 1074(L
actobacillus bulgaricus O
LL 1074)及びその選択法に関する。
代表的な醗酵孔として古くから製造されているヨーグル
トはラクトバチルス・ブルガリクス(Lactobac
illus bulgaricus)とストレプトコッ
カス・サーモフィルス(S trep tococcu
sthermoph i Ius)とを主なスターター
として製造されている。すなわち、ヨーグルト用ミック
スにこれら乳酸菌スターターを接種し、40〜46℃で
数時間醗酵させて適度の酸度に到達したとき冷蔵して醗
酵を停止させ、冷蔵の状態で販売される。
トはラクトバチルス・ブルガリクス(Lactobac
illus bulgaricus)とストレプトコッ
カス・サーモフィルス(S trep tococcu
sthermoph i Ius)とを主なスターター
として製造されている。すなわち、ヨーグルト用ミック
スにこれら乳酸菌スターターを接種し、40〜46℃で
数時間醗酵させて適度の酸度に到達したとき冷蔵して醗
酵を停止させ、冷蔵の状態で販売される。
ヨーグルトはこのように低温保存によって乳酸醗酵はか
なり抑制されるものの、完全に抑制されるわけではない
。低温保存中においても乳酸は徐々に生産されてヨーグ
ルトの酸味は増加するので製造直後の好ましい酸味を保
存流通期間中も一定に維持することは極めて困難である
。
なり抑制されるものの、完全に抑制されるわけではない
。低温保存中においても乳酸は徐々に生産されてヨーグ
ルトの酸味は増加するので製造直後の好ましい酸味を保
存流通期間中も一定に維持することは極めて困難である
。
そこで、ヨーグルトを製造直後に殺菌処理し、その保存
性を効果的に高める方法が知られているが、しかし、こ
の方法ではヨーグルトは生菌を含まず、生きた微生物を
含有するというヨーグルトの最大の特徴が失われる。ヨ
ーグルト保存中の酸度の上昇等を防止するこの他の方法
として、特開昭50−6745号公報のヨーグルトを乳
酸菌の高温側発育停止限界温度以上であって、完全な死
滅に至らない温度及び時間の条件下に加熱する方法、特
公昭54−38187号公報のスターターとしてラクト
バチルス・ニーグリティー(Lactobacillu
s jugurti)を人工的に変異処理して乳酸非醗
酵性となした変異株M−13を使用する方法等がある。
性を効果的に高める方法が知られているが、しかし、こ
の方法ではヨーグルトは生菌を含まず、生きた微生物を
含有するというヨーグルトの最大の特徴が失われる。ヨ
ーグルト保存中の酸度の上昇等を防止するこの他の方法
として、特開昭50−6745号公報のヨーグルトを乳
酸菌の高温側発育停止限界温度以上であって、完全な死
滅に至らない温度及び時間の条件下に加熱する方法、特
公昭54−38187号公報のスターターとしてラクト
バチルス・ニーグリティー(Lactobacillu
s jugurti)を人工的に変異処理して乳酸非醗
酵性となした変異株M−13を使用する方法等がある。
しかし、上記特開昭50−6745号公報の方法では低
温に放置したものを加熱し、さらに冷却することを要し
、工程が複雑で熱エネルギーの点からも不経済であり、
温度及び生菌数の管理が難しい。特公昭54−3818
7号公報の方法ではり、jugurti変異株の醗酵性
糖類を培地に添加することが必須であるため、その添加
量を目標酸度に設定する繁雑さがあり、また最近消費者
の要望が高まっているブレーンタイプのヨーグルトを製
造することはできない。
温に放置したものを加熱し、さらに冷却することを要し
、工程が複雑で熱エネルギーの点からも不経済であり、
温度及び生菌数の管理が難しい。特公昭54−3818
7号公報の方法ではり、jugurti変異株の醗酵性
糖類を培地に添加することが必須であるため、その添加
量を目標酸度に設定する繁雑さがあり、また最近消費者
の要望が高まっているブレーンタイプのヨーグルトを製
造することはできない。
本発明者は、ヨーグルトの保存中における乳酸量の増加
のメカニズムに注目し、低温下で乳酸の増加率がきわめ
て少ない低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス変
異株を分離し、本発明を完成するに到った。
のメカニズムに注目し、低温下で乳酸の増加率がきわめ
て少ない低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス変
異株を分離し、本発明を完成するに到った。
本発明は、菌体を牛乳培地に接種し43℃で乳酸量が0
.23%〜0.28%となるまで培養した゛後冷却し、
10℃で7日間保存したときの乳酸増加量が0.1%以
下であることを特徴とする低温感受性のラクトバチルス
・ブルガリクス変異株に属する微生物及び酵母エキスを
含む脱脂乳培地にラクトバチルス・ブルガリクス菌株を
接種して2回繰り返し培養し、この賦活された菌株を牛
乳培地に接種して43゛Cで乳酸量が0.23%〜0.
28%となるまで培養し、得られる培養物を直ちに冷却
して10℃、7日間保存し、該培養物から乳酸増加量が
0.1%以下の菌株を選択することからなる低温感受性
のラクトバチルス・ブルガリクス変異株に属する微生物
の選択方法である。
.23%〜0.28%となるまで培養した゛後冷却し、
10℃で7日間保存したときの乳酸増加量が0.1%以
下であることを特徴とする低温感受性のラクトバチルス
・ブルガリクス変異株に属する微生物及び酵母エキスを
含む脱脂乳培地にラクトバチルス・ブルガリクス菌株を
接種して2回繰り返し培養し、この賦活された菌株を牛
乳培地に接種して43゛Cで乳酸量が0.23%〜0.
28%となるまで培養し、得られる培養物を直ちに冷却
して10℃、7日間保存し、該培養物から乳酸増加量が
0.1%以下の菌株を選択することからなる低温感受性
のラクトバチルス・ブルガリクス変異株に属する微生物
の選択方法である。
ヨーグルトを冷蔵保存したときの酸度上昇は主としてラ
クトバチルス・ブルガリクスによって生産されるD(=
)乳酸によるものである。
クトバチルス・ブルガリクスによって生産されるD(=
)乳酸によるものである。
これは、ヨーグルト用ミックスにラクトバチルス・ブル
ガリクスならびにストレプトコッカス・サーモフィルス
(Streptococcus thermophil
us)を接種し、40〜46℃で乳酸醗酵し、得られる
ヨーグルトを低温で保存したときの乳酸量の増加から知
ることができる。第1図はヨーグルトを10℃で約2週
間保存したときのD (−)乳酸量、L(+)乳酸量及
び総乳酸量の増加量を示すものである。なお、D (−
)乳酸はラクトバチルス・ブルガリクスにより、又、L
(+)乳酸はストレプトコッカス・サーモフィルスによ
りそれぞれ産生されるものである。第1図から低温保存
により産生される乳酸の大部分はD(−)乳酸によるも
のであることが判る。そしてヨーグルトの低温保存時の
酸味の増加は主としてラクトバチルス・ブルガリクスに
よることを示すものである。
ガリクスならびにストレプトコッカス・サーモフィルス
(Streptococcus thermophil
us)を接種し、40〜46℃で乳酸醗酵し、得られる
ヨーグルトを低温で保存したときの乳酸量の増加から知
ることができる。第1図はヨーグルトを10℃で約2週
間保存したときのD (−)乳酸量、L(+)乳酸量及
び総乳酸量の増加量を示すものである。なお、D (−
)乳酸はラクトバチルス・ブルガリクスにより、又、L
(+)乳酸はストレプトコッカス・サーモフィルスによ
りそれぞれ産生されるものである。第1図から低温保存
により産生される乳酸の大部分はD(−)乳酸によるも
のであることが判る。そしてヨーグルトの低温保存時の
酸味の増加は主としてラクトバチルス・ブルガリクスに
よることを示すものである。
本発明者らは、この点に着目し鋭意研究を行った結果、
43℃近傍では旺盛な乳酸醗酵を示すが低温保存中では
乳酸の産生量がきわめて少ない低温感受性のラクトバチ
ルス・ブルガリクス変異株の分離に成功し、本願発明を
完成するに到った。
43℃近傍では旺盛な乳酸醗酵を示すが低温保存中では
乳酸の産生量がきわめて少ない低温感受性のラクトバチ
ルス・ブルガリクス変異株の分離に成功し、本願発明を
完成するに到った。
本発明者らは、ラクトバチルス・ブルガリクスATCC
11842を親株として、分離培地に培養し、本発明の
低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス変異株を分
離した。すなわち、ラクトバチルス・ブルガリクスAT
CC11842をMR3培地に接種し培養後、この培養
液の一部をペニシリンGカリウム塩を含むMRS培地に
添加し培養する。この培養液から菌体を分離し、血液肝
臓寒天平板上に塗抹し嫌気条件下に培養する。血液肝臓
寒天培地上に出現する集落を滅菌脱脂乳中で2回継代培
養する。この培養液を牛乳培地に接種し、43℃で乳酸
量が0.23%〜0.28%となるまで培養したのち直
ちに冷却し、10℃で7日間保存したときの乳酸増加量
が0.1%以下の菌株を選択分離した。
11842を親株として、分離培地に培養し、本発明の
低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス変異株を分
離した。すなわち、ラクトバチルス・ブルガリクスAT
CC11842をMR3培地に接種し培養後、この培養
液の一部をペニシリンGカリウム塩を含むMRS培地に
添加し培養する。この培養液から菌体を分離し、血液肝
臓寒天平板上に塗抹し嫌気条件下に培養する。血液肝臓
寒天培地上に出現する集落を滅菌脱脂乳中で2回継代培
養する。この培養液を牛乳培地に接種し、43℃で乳酸
量が0.23%〜0.28%となるまで培養したのち直
ちに冷却し、10℃で7日間保存したときの乳酸増加量
が0.1%以下の菌株を選択分離した。
なお、MR8壇地培地ペプトン10g、肉エキスlOg
、酵母エキス5g、ブドウ糖20g、ツイーン801.
0rBl、 K2HPO42,Og、 CHzCOO
Na’3H,05g、 クエン酸アンモニウム2 g
1MgSO4・7H,0200mg、 Mn5Oa
44Hz050mg、及び蒸留水1000+nlを混合
し、pH6,0〜6.5に調製し120℃で15分間殺
菌したものであり、牛乳培地は牛乳、脱脂粉乳及び水を
95=2:3の比率で混合、溶解し、95℃で5分間加
熱殺菌したものである。
、酵母エキス5g、ブドウ糖20g、ツイーン801.
0rBl、 K2HPO42,Og、 CHzCOO
Na’3H,05g、 クエン酸アンモニウム2 g
1MgSO4・7H,0200mg、 Mn5Oa
44Hz050mg、及び蒸留水1000+nlを混合
し、pH6,0〜6.5に調製し120℃で15分間殺
菌したものであり、牛乳培地は牛乳、脱脂粉乳及び水を
95=2:3の比率で混合、溶解し、95℃で5分間加
熱殺菌したものである。
この新規に分離した微生物は、下記の菌学的性質を有し
、後記のような理由からラクトバチルス・ブルガリクス
に属するものの、その変異株と同定して、ラクトバチル
ス・ブルガリクスOL L 1074と命名した°。こ
の菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄
第8322号(FERM−P隘8322)として寄託さ
れている。
、後記のような理由からラクトバチルス・ブルガリクス
に属するものの、その変異株と同定して、ラクトバチル
ス・ブルガリクスOL L 1074と命名した°。こ
の菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄
第8322号(FERM−P隘8322)として寄託さ
れている。
その菌学的性質は、次のとおりである。
A、形態的性状
(1) 細胞の形:桿菌
(2)運動性:なし
く3)胞子の有無:なし
く4)ダラム染色性:陽性
(5) 異染小体を有する
B、培地上の生育状態
BL寒天培地(栄研)平板上で本菌株を塗布し、スチー
ルウール法により37℃、48時間培養して、不透明な
不定型R型コロニー形態を示す。
ルウール法により37℃、48時間培養して、不透明な
不定型R型コロニー形態を示す。
C0生理学的性質
(1) 硝酸塩の還元:陰性
(2) インドールの生成:陰性
(3)ゼラチンの液化:陰性
(4) カタラーゼ:陰性
(5)でんぷんの分解:陰性
(6) 酸素に対する態度二連性嫌気性菌(7)グル
コースよりホモ乳酸醗酵によりD(−)乳酸を生成し、
ガスは産生じない。
コースよりホモ乳酸醗酵によりD(−)乳酸を生成し、
ガスは産生じない。
(8) リンゴ酸塩よりCO2を生成しない。
(91MR3培地での25℃における増殖は不能又はき
わめて微弱であるが45℃では旺盛に増殖する。
わめて微弱であるが45℃では旺盛に増殖する。
αの 各種炭水化物の分解性
■グルコース:+
■ラクトース:+
■フラクトース:+
■マンノース:+
■ガラクトースニー
■シュークロースニー
■マルトースニー
■セロビオースニー
■トレハロースニー
[相]メリビオース:−
■ラフィノースニー
■メレテトース二一
■スターチニー
■マンニトールニー
[相]ソルビトールニー
[相]ニースクリンニー
@サリシン二一
[相]アミグダリン二一
以上の性質を光間の方法(臨床検査用、1163(19
74)) により同定すると親株のラクトバチルス・
ブルガリクスATCC11842の菌学的性質と一致し
たが、MR3培地の25℃における増殖能力がきわめて
低い点で明確に相違し、低温感受性を有する変異株であ
ることが認められた。
74)) により同定すると親株のラクトバチルス・
ブルガリクスATCC11842の菌学的性質と一致し
たが、MR3培地の25℃における増殖能力がきわめて
低い点で明確に相違し、低温感受性を有する変異株であ
ることが認められた。
この低温域受性のラクトバチルス・ブルガリクスOL
L 1074を10代にねたり継代培養を行い試験した
が結果は第1表に示す通りで低温における乳酸生産能力
は常に低かった。
L 1074を10代にねたり継代培養を行い試験した
が結果は第1表に示す通りで低温における乳酸生産能力
は常に低かった。
第1表
脱脂乳培地に継代培養して得たラクトバチルス・ブルガ
リクス0LL1074(i工研菌寄第2碍)を牛乳培地
に2%接種し、43℃で培養し、乳酸量を約0.25%
としたものを10℃で7日保存した時の乳酸増加量。
リクス0LL1074(i工研菌寄第2碍)を牛乳培地
に2%接種し、43℃で培養し、乳酸量を約0.25%
としたものを10℃で7日保存した時の乳酸増加量。
本菌株の低温感受性変異ラクトバチルス・ブルガリクス
OL L1074 (微工研菌寄第2322号)と親株
のラクトバチルス・ブルガリクスATCC11842と
の相違をさらに明瞭にするため、両菌株をMR3培地に
接種し、25℃及び43℃で培養したときの増殖曲線を
調べた。結果は第2図のとおりである。第2図から明ら
かなとおり、親株と本菌株との増殖曲線は43℃では両
者に差異がないが、25℃においては明確に相違してい
る。
OL L1074 (微工研菌寄第2322号)と親株
のラクトバチルス・ブルガリクスATCC11842と
の相違をさらに明瞭にするため、両菌株をMR3培地に
接種し、25℃及び43℃で培養したときの増殖曲線を
調べた。結果は第2図のとおりである。第2図から明ら
かなとおり、親株と本菌株との増殖曲線は43℃では両
者に差異がないが、25℃においては明確に相違してい
る。
次にラクトバチルス・ブルガリクス0LLIO74を滅
菌脱脂乳に接種し43℃で培養して得たスターターを牛
乳に2%接種し、43℃で4時間培養して醗酵孔を調製
した。この醗酵孔を10℃で14日間保存したときの乳
酸量の変化を調べた。
菌脱脂乳に接種し43℃で培養して得たスターターを牛
乳に2%接種し、43℃で4時間培養して醗酵孔を調製
した。この醗酵孔を10℃で14日間保存したときの乳
酸量の変化を調べた。
結果は第3図のとおりである。第3図からラクトバチル
ス・ブルガリクスOL L LO74を用いた醗酵孔は
低温保存したとき、乳酸生成量がかなり抑制されること
が判る。更に、ラクトバチルス・ブルガリクスOL L
1074とストレプトコッカス・サーモフィルスIA
M−1047との混合スターターを用いてヨーグルトを
調製した。このヨーグルトをlOoCで14日間保存し
たときの乳酸酸度(%)とD(−)乳酸量(%)の変化
を調べた。結果は第4図のとおりである。第4図からラ
クトバチルス・ブルガリクスOL L 1074をヨー
グルト用スターターとして用いるときは、低温保存中の
酸度上昇が低く、D C−)乳酸産生量も抑えられるの
で、醗酵孔の製造直後の好ましい酸味を流通保存中も保
持することができる。
ス・ブルガリクスOL L LO74を用いた醗酵孔は
低温保存したとき、乳酸生成量がかなり抑制されること
が判る。更に、ラクトバチルス・ブルガリクスOL L
1074とストレプトコッカス・サーモフィルスIA
M−1047との混合スターターを用いてヨーグルトを
調製した。このヨーグルトをlOoCで14日間保存し
たときの乳酸酸度(%)とD(−)乳酸量(%)の変化
を調べた。結果は第4図のとおりである。第4図からラ
クトバチルス・ブルガリクスOL L 1074をヨー
グルト用スターターとして用いるときは、低温保存中の
酸度上昇が低く、D C−)乳酸産生量も抑えられるの
で、醗酵孔の製造直後の好ましい酸味を流通保存中も保
持することができる。
次に本発明の実施例を示す。
〈実施例〉
ラクトバチルス・ブルガリクスATCC11842をM
R5培地30−に接種し、37℃で16時間培養する。
R5培地30−に接種し、37℃で16時間培養する。
この培養液20mZをペニシリンGカリウム塩を0.1
0 unit/rnl含有するMR3培地500 mt
中に添加し、25℃で48時間培養する。この培養液を
5000rpmで15分間遠心分離して集菌し、得られ
る菌体を滅菌生理食塩水に懸濁する。この0.1ml宛
を血液肝臓寒天(ブラッド・リバー・アガー・BL寒天
)平板上に塗抹し、37℃で48時間嫌気培養する。こ
れらの操作を繰り返し、BL寒天平板上に出現したそれ
ぞれの集落を、酵母エキスを0.1%含有する滅菌脱脂
乳に接種し、37℃、16時間2回継代培養する。この
培養液を牛乳培地に2%接種し、乳酸量が0.23〜0
.28%となるまで43℃で培養したのち、直ちに冷却
する。この培養苗株の中から、10℃で7日間保存した
ときの乳酸増加量が0.1%以下である菌株を選択して
、低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス0LL1
074を分離した。
0 unit/rnl含有するMR3培地500 mt
中に添加し、25℃で48時間培養する。この培養液を
5000rpmで15分間遠心分離して集菌し、得られ
る菌体を滅菌生理食塩水に懸濁する。この0.1ml宛
を血液肝臓寒天(ブラッド・リバー・アガー・BL寒天
)平板上に塗抹し、37℃で48時間嫌気培養する。こ
れらの操作を繰り返し、BL寒天平板上に出現したそれ
ぞれの集落を、酵母エキスを0.1%含有する滅菌脱脂
乳に接種し、37℃、16時間2回継代培養する。この
培養液を牛乳培地に2%接種し、乳酸量が0.23〜0
.28%となるまで43℃で培養したのち、直ちに冷却
する。この培養苗株の中から、10℃で7日間保存した
ときの乳酸増加量が0.1%以下である菌株を選択して
、低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス0LL1
074を分離した。
次にラクトバチルス・ブルガリクス0LLIO74を用
いてヨーグルト及び乳酸菌飲料を調製した場合を参考例
として示す。
いてヨーグルト及び乳酸菌飲料を調製した場合を参考例
として示す。
く参考例 1〉
低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクスOL L
1074と、ストレプトコッカス・サーモフィルスIA
M−1047とを滅菌脱脂乳に接種し43℃で培養して
醗酵乳用ス′ターターとする。このスターターを殺菌ヨ
ーグルトミックス(脱脂粉乳を強化した殺菌牛乳)に2
%接種し、直ちに43“Cで乳酸酸度として0.8%と
なるまで培養し、直ちに冷却しヨーグルトを得た。この
ようにして得たヨーグルトは43℃での醗酵所要時間が
3.5時間で対照としてラクトバチルス・ブルガリクス
ATCC11842を用いた場合と全く同じであったが
25℃以下の低温に保存したときの酸度上昇は、対照品
の2以下であり、酸味の上昇が低かった。また、10℃
14日保存後におけるD(−)乳酸の総乳酸に占める割
合は20.8%で対照品が50.4%であったのに対し
、明らかに低かった。
1074と、ストレプトコッカス・サーモフィルスIA
M−1047とを滅菌脱脂乳に接種し43℃で培養して
醗酵乳用ス′ターターとする。このスターターを殺菌ヨ
ーグルトミックス(脱脂粉乳を強化した殺菌牛乳)に2
%接種し、直ちに43“Cで乳酸酸度として0.8%と
なるまで培養し、直ちに冷却しヨーグルトを得た。この
ようにして得たヨーグルトは43℃での醗酵所要時間が
3.5時間で対照としてラクトバチルス・ブルガリクス
ATCC11842を用いた場合と全く同じであったが
25℃以下の低温に保存したときの酸度上昇は、対照品
の2以下であり、酸味の上昇が低かった。また、10℃
14日保存後におけるD(−)乳酸の総乳酸に占める割
合は20.8%で対照品が50.4%であったのに対し
、明らかに低かった。
〈参考例 2〉
低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス0LLI0
74とストレプトコ・7カス・サーモフィルスf A
M−1047とを滅菌脱脂乳に接種し、43℃で培養し
て醗酵乳用スターターとする。このスターターを殺菌ヨ
ーグルトミックス(脱脂粉乳とショ糖を添加した殺菌加
糖牛乳)に2%接種し、直ちに43℃で培養し、乳酸酸
度として1.0%に達したときに直ちに冷却し、殺菌済
みの果肉つきフルーツ(オレンジ、ストロベリー、バイ
ン等)を攪拌しながら7.0%添加し、容器に充填して
フルーツヨーグルト製品とした。このようにして得たフ
ルーツヨーグルトは43℃での醗酵所要時間が4時間で
、対照としたラクトバチルス・ブルガリクスATCC1
1842を用いた場合と全く同じであったが、10℃で
7日間保存したときの乳酸増加量は、0.08%であり
、低温保存時の酸味の上昇がかなり抑制されていた。
74とストレプトコ・7カス・サーモフィルスf A
M−1047とを滅菌脱脂乳に接種し、43℃で培養し
て醗酵乳用スターターとする。このスターターを殺菌ヨ
ーグルトミックス(脱脂粉乳とショ糖を添加した殺菌加
糖牛乳)に2%接種し、直ちに43℃で培養し、乳酸酸
度として1.0%に達したときに直ちに冷却し、殺菌済
みの果肉つきフルーツ(オレンジ、ストロベリー、バイ
ン等)を攪拌しながら7.0%添加し、容器に充填して
フルーツヨーグルト製品とした。このようにして得たフ
ルーツヨーグルトは43℃での醗酵所要時間が4時間で
、対照としたラクトバチルス・ブルガリクスATCC1
1842を用いた場合と全く同じであったが、10℃で
7日間保存したときの乳酸増加量は、0.08%であり
、低温保存時の酸味の上昇がかなり抑制されていた。
(参考例 3〉
低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクスOL L
1074を滅菌脱脂乳に接種し、37℃で4時間培養す
る。別にラクトバチルス・アシドフィルスΔTCC−4
356を滅菌脱脂乳に接種し、35℃で20時間培養す
る。シヨ糖、CMC,香料、有機酸からなるpl+3.
5の殺菌調合液60kg (ショ糖14.0. CMC
O,4,香料0.05. クエン酸0.20゜アスコ
ルビン酸0.05 kg、水46.0 :単位はkg
)を準備し、これに上記2種の菌液の等量混合液40k
gを配合し、均質化して乳酸菌飲料とする。この乳酸菌
飲料は10℃で7日間保存したとき、酸度変化が認めら
れず、使用した二種の乳酸菌数も変化せず、香味良好で
あった。
1074を滅菌脱脂乳に接種し、37℃で4時間培養す
る。別にラクトバチルス・アシドフィルスΔTCC−4
356を滅菌脱脂乳に接種し、35℃で20時間培養す
る。シヨ糖、CMC,香料、有機酸からなるpl+3.
5の殺菌調合液60kg (ショ糖14.0. CMC
O,4,香料0.05. クエン酸0.20゜アスコ
ルビン酸0.05 kg、水46.0 :単位はkg
)を準備し、これに上記2種の菌液の等量混合液40k
gを配合し、均質化して乳酸菌飲料とする。この乳酸菌
飲料は10℃で7日間保存したとき、酸度変化が認めら
れず、使用した二種の乳酸菌数も変化せず、香味良好で
あった。
本発明によるラクトバチルス・ブルガリクスの低温怒受
性変異株を用いて調製したヨーグルト及び乳酸菌飲料は
、これを低温で保存したとき酸味の上昇が抑制され、製
造直後の好ましい酸味が流通保存中も保持されるという
極めて有用な効果を奏するものである。
性変異株を用いて調製したヨーグルト及び乳酸菌飲料は
、これを低温で保存したとき酸味の上昇が抑制され、製
造直後の好ましい酸味が流通保存中も保持されるという
極めて有用な効果を奏するものである。
第1図はヨーグルトを10℃で保存したときの乳酸の増
加量、第2図はMR3培地での菌の増殖曲線、第3′図
は酷酵乳を10℃で保存したときの乳酸量の変化、第4
図は混合スターターを用いてAm !したヨーグルトを
10℃で保存したときの乳酸量の変化をそれぞれ示す。 代理人 弁理士 平 木 祐 輔 M I 図’ヨーグルトを1σCで保存したときの
乳酸の増加屋10℃保存日数 M3 図:発酵乳を106Cで保存した時の乳酸量の変
化2)C)←)乳酸(嘔) 手続補正書 昭和61年6月19日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 特願昭60−137831号 2、発明の名称 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区京橋2丁目3番6号名称 (6
13)明治乳業株式会社 代表者 島村端三 4、代理人 住 所 東京都港区虎ノ門三丁目20番4号7、補正
の内容 (11明細書第8頁第6行〜7行目[微工研菌寄第83
22号(FEl?M−PNo、8322) Jとあるを
「微工研条寄第1041号(微工研菌寄第8322号)
」と補正する。 (2)明細書第11頁第5行目「(微工研菌寄第832
2号)」とあるを「(微工研条寄第1041号)」と補
正する。 (3)明細書第12頁第1行目[(微工研菌寄第J?3
22号)」とあるを「(微工研条寄第1041号)」と
補正する。 受託番号変更届 7゜昭和61年6月
19日 8゜ 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿
9゜1、事件の表示 特願昭60−137831号 2、発明の名称 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 3、手続をした者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区京橋2丁目3番6号名称 (6
13)明治乳業株式会社 代表者 島村端三 4、代理人 住 所 東京都港区虎ノ門三丁目20番4号通商産業
省工業技術院漱生物工業技術研究所6、旧受託番号 微工研菌寄第8322号 新寄託機関の名称 通商産業省工業技術院微生物工業技術研究斬新受託番号 微工研条寄第1041号 添付書類の目録
加量、第2図はMR3培地での菌の増殖曲線、第3′図
は酷酵乳を10℃で保存したときの乳酸量の変化、第4
図は混合スターターを用いてAm !したヨーグルトを
10℃で保存したときの乳酸量の変化をそれぞれ示す。 代理人 弁理士 平 木 祐 輔 M I 図’ヨーグルトを1σCで保存したときの
乳酸の増加屋10℃保存日数 M3 図:発酵乳を106Cで保存した時の乳酸量の変
化2)C)←)乳酸(嘔) 手続補正書 昭和61年6月19日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 特願昭60−137831号 2、発明の名称 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区京橋2丁目3番6号名称 (6
13)明治乳業株式会社 代表者 島村端三 4、代理人 住 所 東京都港区虎ノ門三丁目20番4号7、補正
の内容 (11明細書第8頁第6行〜7行目[微工研菌寄第83
22号(FEl?M−PNo、8322) Jとあるを
「微工研条寄第1041号(微工研菌寄第8322号)
」と補正する。 (2)明細書第11頁第5行目「(微工研菌寄第832
2号)」とあるを「(微工研条寄第1041号)」と補
正する。 (3)明細書第12頁第1行目[(微工研菌寄第J?3
22号)」とあるを「(微工研条寄第1041号)」と
補正する。 受託番号変更届 7゜昭和61年6月
19日 8゜ 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿
9゜1、事件の表示 特願昭60−137831号 2、発明の名称 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 3、手続をした者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区京橋2丁目3番6号名称 (6
13)明治乳業株式会社 代表者 島村端三 4、代理人 住 所 東京都港区虎ノ門三丁目20番4号通商産業
省工業技術院漱生物工業技術研究所6、旧受託番号 微工研菌寄第8322号 新寄託機関の名称 通商産業省工業技術院微生物工業技術研究斬新受託番号 微工研条寄第1041号 添付書類の目録
Claims (3)
- (1)菌体を牛乳培地に接種し43℃で乳酸量が0.2
3%〜0.28%となるまで培養した後冷却し、10℃
で7日間保存したときの乳酸増加量が0.1%以下であ
ることを特徴とする低温感受性のラクトバチルス・ブル
ガリクス変異株に属する微生物。 - (2)微生物がラクトバチルス・ブルガリクス菌株OL
L1074であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の微生物。 - (3)酵母エキスを含む脱脂乳培地にラクトバチルス・
ブルガリクス菌株を接種して2回繰り返し培養し、この
賦活された菌株を牛乳培地に接種して43℃で乳酸量が
0.23%〜0.28%となるまで培養し、得られる培
養物を直ちに冷却して10℃、7日間保存し、該培養物
から乳酸増加量が0.1%以下の菌株を選択することか
ら成る低温感受性のラクトバチルス・ブルガリクス変異
株に属する微生物の選択方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13783185A JPS62268A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 |
| US06/877,848 US4734361A (en) | 1985-06-26 | 1986-06-24 | Low temperature-sensitive variant of lactobacillus bulgaricus and a selection method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13783185A JPS62268A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62268A true JPS62268A (ja) | 1987-01-06 |
| JPH042230B2 JPH042230B2 (ja) | 1992-01-16 |
Family
ID=15207856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13783185A Granted JPS62268A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 変異株ラクトバチルス・ブルガリクス及びその選択方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62268A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011105335A1 (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-01 | 株式会社ヤクルト本社 | 新規ビフィドバクテリウム属細菌の作出方法 |
| JP2014239672A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 大塚食品株式会社 | 漬物の製造に適した乳酸菌、それを用いた漬物の素及び発酵漬物 |
-
1985
- 1985-06-26 JP JP13783185A patent/JPS62268A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011105335A1 (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-01 | 株式会社ヤクルト本社 | 新規ビフィドバクテリウム属細菌の作出方法 |
| JP2014239672A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 大塚食品株式会社 | 漬物の製造に適した乳酸菌、それを用いた漬物の素及び発酵漬物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH042230B2 (ja) | 1992-01-16 |
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