JPS62276113A - 消波構造体 - Google Patents

消波構造体

Info

Publication number
JPS62276113A
JPS62276113A JP12043286A JP12043286A JPS62276113A JP S62276113 A JPS62276113 A JP S62276113A JP 12043286 A JP12043286 A JP 12043286A JP 12043286 A JP12043286 A JP 12043286A JP S62276113 A JPS62276113 A JP S62276113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
wall
upright
dissipating structure
waves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12043286A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hagiwara
萩原 運弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP12043286A priority Critical patent/JPS62276113A/ja
Publication of JPS62276113A publication Critical patent/JPS62276113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 「産業上の利用分野」 この発明は、港湾や海岸に来襲する波を消波するために
!!Q 置される消波構造体に関する。
「従来の技術」 一般に、港湾や海岸の海域を静穏化する目的で、この港
湾や海岸には消波構造体が設置されることがある。従来
提案されている低反射率の消波構造体としては、例えば
、2列の直列壁によりその間に1つの遊水部を形成する
と共に、先頭の直立壁を透過構造としたような構造のも
のが知られている。この消波構造体によれば、来襲する
波は、先頭の直立壁を通過する際に、その進行方向が乱
されることで、波の持つエネルギーが減少され、更に最
後尾の直立壁に反射した波と前記遊水部に進入した波と
が、この遊水部内で各々の位相差により互いに打ち消し
あう。従って、この遊水部の幅を適当に選択することに
より、低反射率の消波構造体を実現することが可能とな
る。
[発明が解決しようとする問題点」 ところで、前記従来の低反射率の浦波構造体は、1つの
遊水部と1つの透過構造の直立壁とから構成されている
ので、前記遊水部の幅が略定数倍となるような特定の周
期の波にしか著しい消波効果を示さない。従って、広範
囲な周期の波が来!IN ”l’る実海域において、所
望の消波効果を発揮できない、という問題点があった。
この発明は、広範囲な周期の波に対して良好な浦波効果
を期待しうる消波構造体を如何にして実現するかを問題
にしている。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、少なくとも3列の直立壁によりその間に複
数の遊水部を形成すると共に、前記直立壁のうち少なく
とも先頭及び中間の直立壁を柱体列からなる透過構造に
してなる消波構造体において、前記先頭の直立壁と最後
尾の直立壁との間の距離を来襲する波の波長の0.2〜
0.25倍とし、前記先頭の直立壁の開口比の値を0.
3〜0゜4の範囲内とし、同中間の直立壁の開口比の値
を0.1〜0.2の範囲内とし、かつ前記各直立壁間の
遊水部における壁面間隔をそれぞれほぼ等しく形成した
ような消波構造体を構成して、前記問題点を解決してい
る。
ここで、前記消波構造体としては、箱状に形成されたケ
ーソンとした構成が好ましい。
「作用」 この発明では、来襲する波が、先頭及び中間の直立壁を
通過する際に、その前後で前記波の進行方向が乱される
ことにより、そのエネルギーが減少される。更に、直立
壁間の遊水部内で、反射された波と、各遊水部内に進入
する波とが、各々の位相差により互いに打ち消しあい、
これにより反射波が減少される。特に、波の波長が短い
場合には、先頭及び中間の直立壁間の遊水部が、また波
の波長が長い場合には、各遊水部が一体となって波の打
ち消しあいを行う。
「実施例」 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図はこの発明の第1実施例である消波構造体を示す
図である。第1図において、符81は消波構造体であり
、この消波構造体1は、矢印六方向から波の来襲する海
面2中に、その基台3を海底地盤8上に載置して設置さ
れている。この消波構造体1は、前記基台3上に直立壁
4a、4b、4Cが一定間隔おきに3列列設されて構成
されている。先頭の直立壁4aと中間の直立壁4b、及
び中間の直立壁4bと最後尾の直立壁4cとの間には、
それぞれ遊水部5a、5bが形成されている。この先頭
の直立壁4a及び中間の直立壁4bは、柱体6.6、・
・・を複数個列設して構成され、これにより各直立壁4
a、4bは透過構造とされている。柱体6.6の間には
、矩形の孔7(開口部)が形成されている。
消波構造体1は、その先頭の直立壁4aと最後尾の直立
壁4Cとの間の距離が、来襲する波の波長の0.2〜0
.25倍であるように形成されている。また、前記先頭
の直立壁4aは、その開口比(水面2下の開口部7面積
を水面2下の直立壁4仝体の面積で除したもの)の値が
0.3〜0゜4の範囲内であるように形成され、更に中
間の直立壁4bは、その1m口比の値が0.1〜0.2
の範囲内であるように形成されている。そして、前記先
頭及び中間の直立壁4a、4b間に形成される遊水部5
aにおける壁面間隔は、中間及び最後尾の直立壁4b、
4cの間に形成される遊水部5bにおける壁面間隔と略
等しいように形成されている。
この浦波構造体1は、陸上にて製作された後、先頭の直
立壁4aを上方に向けてフロート等により海中に浮遊さ
せ、更に曳航船等により海中の所定位置まで曳航し、基
台3を下方に向けた後、海底地18上に基台3を載置、
固定して設置される。
以上のように構成された消波構造体1においては、矢印
六方向から来襲する波が、先頭及び中間の直立壁4a、
4bを通過する際に、その前後で前記波の進行方向が乱
されることにより、そのエネルギーが減少される。更に
、この消波構造体1においては、直立壁4a、4b、4
C間の遊水部5a、5b内で、中間及び最後尾の直立壁
4b、4cによりFi射された波と、各遊水部5a、5
b内に進入する波とが、各々の位相差により互いに打ら
消しあい、これにより消波構造体1からの反射波が減少
される。特に、波の波長が短い場合には、先頭及び中間
の直立壁4a、4b間の遊水部5aが、また波の波長が
長い場合には、各遊水部5a、5bが一体となって遊水
部5a、5b内での波の打ち消しあいを行う。よって、
この消波構造体1の構造条件、即ち先頭の直立壁4a及
び最後尾の直立壁4Cの間の距離や、各透過構造の直立
壁4a、4bの間口比や、また各遊水部5a。
5bにおける壁面間隔の比を適当な値に制限することに
より、広範囲な周期の波に対して良好な消波効果を期待
しうる消波構造体1を実現することができる。
前記構造条件の最適範囲は、以下の理論及び実験結果に
より決定づけられる。まず、第2図ないし第3図に示す
ように、水深の異なる水底20に、油側から順に第1、
第2、・・・第Nの透過壁21.21、・・・が設置さ
れて構成されるN重透過壁型消波構造体1に、入射波が
斜めに作用する場合について考察する。本発明でとりあ
げる二組透過壁型消波構造体の場合には以下の展開式に
おいてN=2とおけばよいことになる。ここで、波長が
Lなる波22は矢印A方向に進行する。また、第1即ち
先頭の透過壁21には、その海面2に接する箇所に原点
Oが設けられ、X軸は、この原点Oから構造物法線に直
交する方向に向って海面2上に設けられると共に、Y軸
は、この原点Oから構造物法線に沿って海面2上に設け
られ、またZ軸は、この原点から海面2の上方に向って
垂直に設けられている。X!J’s−1の位f5t(s
 =1.2.−。
NまただしJ’ 0−0)に設置された壁厚bsの第S
透過壁21は、−dz S≦2≦−dzs  1の部分
が開口され、それ以外の部分が不透過構造とされている
。更に、X=J’Hの位置には、不透過壁が設置されて
いるものとする。ここで、以下の理論においては、各透
過壁21の壁厚は理論上十分薄いものとし、よってこの
各透過壁21による水流の不連続性の影W範囲は、波長
りに比して非常に小さいものと仮定する。
透過壁21.21、・・・により区切られた流体域は、
波22の進行する順に(1)、(2)、・・・、(N+
1>と名付けられる。この流体域の水深は、それぞれ−
hl、−h2、・・・、−11N++ とされている。
以上の構造を有する消波構造体1に、周波数σ(−2π
/T、Tは波22の周期)を持つ波がX軸とθなる角度
を成して入射する場合を考える。この波22の運動を、
完全流体での微小振幅波として仮定すると共に、各流体
域における速度ポテンシャルΦr  (X、y、Z;t
 )−φr  (x、y、z )eI(rtJ(r =
 1 、2. ・・−、N+ 1 )の形で表せば、こ
の速度ポテンシャルφrは、各流体域での境界条件を満
足するラプラス方程式の一般解として、次式で表わされ
る。
C;=l、Z、−−−−−、N−1ン−一−一(ど)−
−−−−(,3) ここに、各透過壁21.21間の間隔1s=、1’ S
  J’ S−+ −bs (s wl、 2. ・=
、 N)であり、またAは入射波、Bは反射波、0(j
ゝ、E(j)、Hは定常波、Cn 、 F n” 、G
n” 、I n ハ各流体域での散乱波を表す複素定数
である。また、であり、k  、kn  は、0を重力
加速度とすると、次式の固有ff+とじて与えられる。
透過壁の開口部の幅等が入射波長しに対して非常に小さ
いと考えれば、この開口部においてはX軸方向の流速成
分US  (Z)(S−1,2,・、N>が卓越するも
のと考えられる。そこで、このX軸方向の流速成分US
(Z)と、前記各速度ポテンシャルφSとは、各透過壁
21の開口比をεS  (S=1.2.・・・、N)と
すれば、流量の連続性より、次式で関係づけられる。
式(5)に式(1)〜(3)を代入すれば、次式が得ら
れる。
−−−−−−(’7) 上式における関数系cosh Kcr)(z+hr)及
びcos−(r) kn  (z+hr) (r −1、2,−、N+ 1
 >は、2−a〜−h「において完全直交系を成するか
ら、式%式%( +hr)を乗じて整理し、かつZ=−d2s−+〜−d
2s以外の部分子Us  (z)−0(s =1.2゜
・・・、N>であることを考慮して、(−hr、o)の
区間で定積分を行えば、式(1)〜(3)の未定複素定
数は次式で与えられる。
ただし、n−1,2,−、、j−1,2,−、N−1で
あり、MO”’ 、Mn”  (r = 1−2 、=
・。
N+1)は次式で定義される。
よって、前記(7)〜(14)式に示すように、各未定
複素定数は、透過壁21の開口部でのX軸方向の流速成
分Us(z)を適宜手段により求めることで決定され、
これにより各流体域の速度ポテンシャルφSが求められ
る。
次に、第S透過壁21周辺の流れの運動方程式を、X軸
方向の流速成分US  (Z)(s =1.2゜・・・
、N)を用いて近似すれば、次式のようになる。
ここで、Ps及びPS++は透過壁21前後での流体圧
力であり、ρは流体の密度、Cs*、LSIは10失計
数及び見If)けのオリフィス長さである。上式(17
)は、この式中の非線形抵抗環を、波22での一周期間
の流体のエネルギー消費が等しいJ:うな線形抵抗項に
置ぎ換えると、速度ボテフシ1アルφSを用いて次式の
ように書き換えられる。
ここで、 式(18)に式(1)〜(3)を代入すれば、次式が得
られる。
更に、上式(20)〜(22)に、式(8)〜(15)
を代入して整理すれば、最終的には次式%式% 式(23)は、第1種フレド小ルム(F redbol
m)連立積分方程式であり、特殊な問題を除いて解析的
に解くのは殆ど不可能である。そこで、式(23)を数
値積分して、連立方程式に直した上で、未知関数Us(
z)を求める必要がある。ここで、入射波を表す複素定
数へは、流体域(1)での入射波ηを、 tに臀cos (ic”)(z cosθ−+7siJ
)cnlと表せば、A=  −+; Q/2σで与えら
れる。
ここで上式におけるyの値は、任意の値であれば良い。
また、実際の計算においては、式(19)の(Jsoも
既知ではないので、適宜初期値を代入して繰り返し計算
をしながら、その収束性を確認する必要がある。そして
、Us(z)が求められれば、式(8)から反射率KR
−I B/A Iが計算できる。
ここで、遊水部内に、X軸に平行な方向に延在する隔壁
が間隔yo毎に設けられている場合について言及する。
この隔壁の間隔yoが入射波の波長りに対して十分小さ
いものと仮定すれば、遊水部内での流体運動は、入射波
の入射角度に依存せずX軸方向の成分のみを持つとみな
される。よって前記の如く遊水部内に隔壁が設けられた
場合にも、前記隔壁が設けられない場合と同様の手法で
積分方程式を得ることができる。
さて、US(Z)を求めるためには、透過壁21の損失
係数C3傘、及び見掛けのオリフィス長さUS傘を推定
する必要がある。これらは透過壁21開口部での流速を
用いて計算される波力算定式中の抗力計数CD及び質量
計数CMにより、次式で相互に関係づけられる。
C”−CoCI−と)−−−−(24)ビ・申+CH(
1−と)lεlb  −−−−(25)ここで、εは透
過壁21の開口比、bは透過壁21の壁厚であ−る。し
かし、本理論に述べた如く、透過壁21が何重にもii
Q冒され、しかもその背後に不透過壁が設置されている
ような構造の消波構造体について、は上式のCD 、C
Mは明らかにされていない。そこで、本発明で取り扱う
二重透過壁型消波構造体に対して、第1及び第2透過壁
21621に作用する波力を直接測定することにより、
各透過壁21での抗力係数COs、 CHs(s =1
.2)を求めることにした。
透過壁21に作用する前波力FTs(s−1,2)が抗
力FDSと質量力Flsとの線形結合で表されるとすれ
ば、この全波力FT5は次式のように書き表される。
Fvs(t)−ド05(t)  ″ FI5(t、)”
(:03(t)Jトos(t>+ C,Msrtrft
stt、>        −−−−−(?G)ここで
、USは流旦流速であり、τは透過壁における波の水面
からの到達高さ、hは水深である。また、dASとdV
sはそれぞれ微小面積と微小体積であり、これらは、構
造物の幅員をdsとすれば、それぞれ次式のように表さ
れる。
式(26)にお【プる抗力係数CDS及びCH3は、そ
れぞれ時間の関数であるが、水深方向については一定値
をとるものと仮定する。
式(27)、(28)における流市流速usは、遊水部
内での波の反復反射に基づいた関係式を用いれば、各透
過壁21の壁面で次式のように表される。
ここで、 t ft Ir?z rr+ C05」ユ法」吐ム ◆h+hrb+ srnm し ただし、しは入射波の波長、γ「SとγtS(S−1゜
2)はそれぞれ単一透過壁21の反射率及び透過率であ
る。
次に、式(26)に式(27)〜(30)を代入してL
9られる計算波力FTsと、二重透過壁型消波構造体1
の各透過壁21に作用する実測波力Fmsとが一致し、
しかも抗力係数CDs及び質量係数CHsとが微小時間
Δ℃の間で変化しないものと考えれば、この両係数は次
式で与えられる。
よって、上式により、任意の時刻tにおける抗力計数と
質量係数の近似値を、実験結果から算出することが可能
となる。更に、この実験結果から得られた抗力係数と質
量係数を、波浪条件および構造条件とにより適当な関数
系に定式化し、式中に含まれる定数を実験値と推定式に
よる値の二乗和が最小となるように決定した。この結果
を次式に示1゜ここで、Xは堤体幅である。。
よって、以上水した式(24)、(25)及び(33)
、(34)から、二重透過壁型消波構造体1における第
1及び第2透過壁21.21の損失係数と見掛けのオリ
フィス長さを推定することができる。
次に、前記理論に基づいて、具体的に消波構造体1の構
造条件の各数値について、検討を行う。
第5図は、−重ないし二重透過壁型消波構造体の反射率
KR(縦軸)と、相対水深h + / L (横軸)と
の関係を示した図である。ここで、各パラメーターは、
−ta透過壁型の場合、水深比h2/h+−1,0、間
口比ε−0,3であり、二重透過壁型の場合、水深比h
2/h+ =h3/h+ =1.0、遊水幅比Jl/J
2=1.0.1)110比ε+ =0.3、ε2−0.
1であり、共通して波形勾配Hi /L==0.03、
入射角θ−0°である。
第5図において、通常の海域で見られる相対水深h +
 / L≧0.1の条件下では、相対水深の変化、即ち
水深h+固定の条件で周期を変化させると、−重透過壁
型の場合、遊水部が特定の周期の波(この場合相対水深
h+/L−0,2付近)にのみ著しく反射率KRを低下
させ、それ以外の周期の波に関して反射率KRが増加す
るのに対して、二重透過壁型の場合、周期の変化に対し
て反射率KRの変化が小さいと共に、その絶対値も一重
透過壁型の場合に比較して小さい。
また、第6図は、同様に一重ないし二重透過壁型消波構
造体の反射率KR(縦軸)と、波形勾配Hi /L (
横軸)との関係を示した図である。ここで、各パラメー
ターは、−ffi透過壁型の場合、水深化Fi2/fi
+−1,0、開口比ε−0,3であり、二重透過壁型の
場合、水深比h2/h+=h3/h+・1.O,遊水幅
比J+/ノ2=1゜0、開口比ε+ =0.3、ε2=
0.1であり、共通して相対水深h 1/L=0.24
4、堤体幅比(先頭の透過壁と最後尾の不透過壁との間
の距離)X/L=0.25、入射角θ=o’ rある。
第6図において、通常のFhi域で見られる波形勾配1
1i/I−≦0.05の条件下では、波形勾配の変化、
即ら波の波長し固定の条例で波の波高ト(1の変化に対
して、二重透過壁型の浦波構造体のほうが、−重透過壁
型の場合に比較して、反射率KRの変化及び絶対値共に
小さい。
従って、第5図ないし第6図の実験結果によれば、二重
透過壁型消波構造体は、−重透過壁型消波構造体に比較
して、広範囲な周期及び波高の波に対して良好な消波効
果をMILうる消波M4構造1であるといえる。よって
、以下の議論では、二重透過壁型消波構造体についての
み検討を行なうことにする。
二重透過壁型消波構造体の反射率KRは、前記の如く、
波浪条件を規定する波形勾配H; /L。
相対水深h + / Lなる2個の無次元パラメーター
と、構造条件を規定する堤体幅比X/L、水深比h2/
h+ 、h3/III 、遊水幅比)1/J2、m10
比ε1、ε2、入射角θなる7個のパラメーターとによ
り、その値が決定される。そこで、以下の議論において
、前記各パラメータの最適範囲について検討する。
まず、堤体幅比X/L及び各透過壁の開口比ε1及びε
2の最適範囲について検討する。第7図ないし第9図は
、反射率KR(ill軸)と堤体幅比X/L、(横軸)
との関係を、開口比εl、ε2をパラメーターとして示
した図である。ここで、他のパラメーターは、それぞれ
h+/L−0,244、Hi /L−0,03、hz/
h+−hs/h+ −1−0,!+ /42 =1.0
、θ−〇°に設定されている。また、第7図ないし第9
図において、第7図は中間の透過壁の開口比ε2−0.
1、第8図はε2−0.2.第9図はεz−0,3とさ
れている。
第7図ないし第9図において、いずれの場合でも、堤体
幅比X/L−0,2〜0.25の範囲内において、反射
率KRは極小値を取っている。従って、来襲する波の波
ILに対して、消波構造体1の全幅Xを0.2〜0.2
5 f8の範囲内に制限すれば、反射率KRを低く抑え
た消波構造体1を実現することができる。逆に、前記範
囲以外の堤体幅比X/Lを有する消波構造体1では、そ
の反射率KRを十分に小さくすることができない。
次に、中間の透過壁の開口比ε2についてその最適範囲
を検討する。第7図ないし第9図において、開口比ε2
が大きくなるに連れて、堤体幅比X/Lの変化に対する
反射率KRの変化が大きくなっている。従って、来襲す
る波の周期が変化しても反射率の変化を小さく抑えるた
めには、開口比ε2を0.1〜0.2の範囲内に制限す
る必要がある。逆に、前記範囲以外の開口比ε2を有す
る消波構造体1では、波の周期の変化に対する反射率の
変化を小さく抑えることができない。
更に、以上の条件を踏まえて、先頭の透過壁の開口比ε
iについて、その最適範囲を検討する。
第7図ないし第8図において、開口比ε1の増加に連れ
て、極小反射率KRの絶対値が減少されている。従って
、この実験結果からllt察すれば、開[]比ε1はで
さるだけ大きい値を槓つほうか望ましいと考えられる。
しかし、先頭の透過壁の構造的強度の面から考えれば、
開口比ε1の増加に対応して透過壁そのものが脆弱化す
る恐れがあるので、間口比ε1は0.3〜0.4の範囲
内に制限をする必要がある。逆に、前記範囲以下の開口
比ε1を有する消波構造体1では、反射率を小さく抑え
た消波構造体を実現することができず、また前記範囲以
上の間口比ε1を有する消波構造体1では、来襲する波
に対抗するだけの強度を得るのが困難である。
次に、遊水幅比!+/12の最適範囲について検討する
。第10図は、反射率KR(縦軸)と堤体幅比X/L 
(横軸)との関係を、遊水幅比J1/ J zをパラメ
ーターとして示した図である。ここで、他のパラメータ
ーは、それぞれtl+/L−0,244、Hi /L=
0.03、ε+ =0.3、ε2=0.1、Fiz/F
it =hz/h+ =1.0、θ=O°に設定されて
いる。第10図にJjいで、遊水幅比ノ1/j2が増加
するに連れて、極小反射率KRの絶対値は小さり1.す
るものの、反射率仝休の変化幅は増大する傾向にある。
従って、広範囲な周期の波に対して良好な消波効果を示
す消波構造体を実現するためには、反射率の極小値及び
変化幅を共に小さく抑える必要があり、このために消波
構造体1の遊水幅比を1.0句近に制限する必要がある
。逆に、前記範囲以外の遊水幅比を有する消波構造体で
は、反射率の極小値及び変化幅を共に小さく抑えること
ができない。
最後に、遊水部内に隔壁を設けたことによる効果につい
て検討する。第11図ないし第12図は、反射率KR(
縦軸)と堤体幅比X/L (横軸)との関係を、入射波
の入射角θ及び隔壁の有無をパラメーターとして示した
図である。第12図に示すように、遊水部内に隔壁を設
けた場合、第11図に示すように、遊水部内に隔壁を設
けない場合に比較して、入射角の増加に対する反射率K
Rの増加を小さく抑えることが可能となる。従って、遊
水部内に隔壁を設けることによって、消波構造体1に対
して斜めに波が入射しても、反射率が増加しないJ:う
な消波構造体1を実現することができる。
以上示した各数値の範囲に従って構榮されため波構造体
1は、前記実験結果に示すように、先頭及び中間の直立
壁4a、4bにより、透過づる波のエネルギーを減少さ
せると共に、各遊水部5a、5bが来襲する波の波長に
応じて別個に、また一体に作用して、この遊水部5a、
5b内で反射する波と透過する波とを互いの位相差によ
り打ち消して小さくさせる。従って、広範囲な周期の波
に対して良好な消波効果を期待しうる消波構造体を実現
することができる。
また、前記消波構造体1は、ユニット化されて形成され
ているため、海上における作業が少なくて済み、従って
短期間で施工、設置することができる。また同時に、こ
の消波構造体1は、大水深域の波浪条件の厳しい場所に
も適用することができ、離岸堤や漁礁の効果も併せ持つ
ことができる。
次に、第4図は、この発明の第2実施例である消波構造
体を示す図である。第4図において、消波M4構造1は
、箱型に形成されたいわゆるケーソンとして構成されて
いる。この浦波構造体1は、前記第1実施例と同様に、
基台3及びこの基台3上に形成された3列の直立壁4a
、4b、4Cから概略構成されている。ざらに浦波構造
体1には、その両側端及び上端にそれぞれ側壁10,1
0及び天版11が設けられ、これにより消波構造体1は
全体として箱状に形成されている。
先頭の直立壁4aと中間の直立壁4b、及び中間の直立
壁4bと最後尾の直立壁4cとの間には、それぞれ第1
実施例と同様に遊水部5a、5bが形成されている。ま
た、この先頭の直立壁4a及び中間の直立壁4bは、第
1実施例と同様に柱体6.6、・・・を複数個列設して
構成され、これにより各直立壁4a、4bは透過構造と
されている。
消波構造体1は、その先頭の直立壁4aと最後尾の直立
壁4Cとの間の距離が、前記第1実施例における距離と
同様の範囲になるように形成されている。また、前記先
頭及び中間の直立94a、4bは、これらの各l;11
0比が第1実施例における開口比と同様の範囲内である
ように形成されている。そして、前記先頭及び中間の直
立壁4a、4b闇に形成される遊水部5aに63 GJ
る壁面間隔は、第1実施例と同様に中間及び最後尾の直
立壁4b、4Cの間に形成される遊水部5bにお(ブる
壁面間隔と略等しいように形成されている。
この浦波構造体1は、前記第1実施例と同様に、陸上に
て製作された後、フロート等により海中に浮遊され、更
に曳航船等により海中の所定位Wまで曳航されて、海底
地盤8上にail、固定されて!iQ置される。
この浦波構造体1が来襲する波を消波する作用は、前記
第1実施例である消波構造体の作用と同様である。ここ
で、消波構造体1の!1lIl壁10.10は、前記理
論及び実験結果における隔壁に相当するので、この浦波
構造体1に斜めに波が入射しても、その消波効果が衰え
ることが少ない。
なお、この発明である消波構造体は、前記実施例に限定
されない。例えば、前記直立壁としては、杭打ち構造の
ものであっても良い。また、前記実施例にJ5ける消波
構造体を、複a個列設して全体として浦波構造体を構成
しても良い。
「発明の効果」 以上肩幅に説明したように、この発明によれば、先頭の
M立壁と最後尾の直立壁との間の距離が来襲する波の波
長の0.2〜0.25倍であり、先頭の直立壁における
透過部の面積をこの先頭の直立壁全体の面積で除した値
である先頭の直立壁の開口比の値が0.3〜0.4の範
囲内であり、中間の直立壁の開口比の値が0.1〜0.
2の範囲内であり、かつ各直立壁間の遊水部における壁
面間隔がそれぞれほぼ等しく形成されているような消波
構造体を構成したので、来襲する波が先頭及び中間の直
立壁を通過する際に、その前後で前記波の進行方向が乱
されることにより、そのエネルギーが減少される。更に
、前記遊水部内で、直立壁に反射された波と、各遊水部
内に進入する波とが、各々の位相差により互いに打ち消
しあい、これにより消波構造体からの反射波が減少され
る。
特に、波の波長が短い場合には、先頭及び中間の直\゛
L壁間の遊水部が別個に、また波の波長が長い1楊合に
は、各遊水部が一体となって波の打ら演しあいを行う。
よって、広範囲な周1ullの波に対して劇好な消波効
果を明侍しうる消波構造体を実現づることができる。
また、前記消波構造体を箱状に形成されたケーソンとし
た場合、消波構造体の側壁における波の反射により、こ
の消波構造体に斜めに波が入射しても、その消波効果が
衰えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例である消波構造体を示す
斜視図、第2図はこの発明の詳細な説明する図、第3図
は第2図と同様の図、第4図はこの発明の第2実施例で
ある消波構造体を示す斜視図、第5図は相対水深と消波
構造体の反射率との関係の一例を示す図、第6図は波形
勾配と消波構造体の反射率との関係の一例を示す図、第
7図は堤体幅比と消波構造体の反射率との関係の一例を
示す図、第8図は第7図と同様の図、第9図は第7図と
同様の図、第10図は第7図と同様の図、第11図は第
7図と同様の図、第12図は第7図と同様の図である。 1・・・・・・間波構造体、4・・・用直立壁、5・・
・・・・遊水部、6・・・・・・柱体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも3列の直立壁によりその間に複数の遊
    水部を形成すると共に、前記直立壁のうち少なくとも先
    頭及び中間の直立壁を柱体列からなる透過構造にしてな
    る消波構造体であって、前記先頭の直立壁と最後尾の直
    立壁との間の距離が来襲する波の波長の0.2〜0.2
    5倍であり、前記先頭の直立壁における透過部の面積を
    この先頭の直立壁全体の面積で除した値である先頭の直
    立壁の開口比の値が0.3〜0.4の範囲内であり、同
    中間の直立壁の開口比の値が0.1〜0.2の範囲内で
    あり、かつ前記各直立壁間の遊水部における壁面間隔が
    それぞれほぼ等しく形成されていることを特徴とする消
    波構造体。
  2. (2)前記消波構造体は箱状に形成されたケーソンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の消波構
    造体。
JP12043286A 1986-05-26 1986-05-26 消波構造体 Pending JPS62276113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12043286A JPS62276113A (ja) 1986-05-26 1986-05-26 消波構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12043286A JPS62276113A (ja) 1986-05-26 1986-05-26 消波構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62276113A true JPS62276113A (ja) 1987-12-01

Family

ID=14786068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12043286A Pending JPS62276113A (ja) 1986-05-26 1986-05-26 消波構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62276113A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01310006A (ja) * 1988-06-08 1989-12-14 Shimizu Corp 消波構造体
WO1996026324A1 (en) * 1995-02-23 1996-08-29 Fair Samuel S Shore erosion control structures
JP2006193885A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Penta Ocean Constr Co Ltd 長周期波高低減構造物
JP2006335187A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 大型浮体用低反射型消波工
KR101033207B1 (ko) * 2010-08-24 2011-05-06 이성대 2중 월류형 잠제
KR101042377B1 (ko) * 2010-04-16 2011-06-17 김인호 월류형 잠제
KR102525408B1 (ko) * 2022-11-04 2023-04-26 윤형석 항만시설용 다단계 소파블럭

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935776A (ja) * 1972-07-25 1974-04-02
JPS5544893U (ja) * 1979-09-14 1980-03-24

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935776A (ja) * 1972-07-25 1974-04-02
JPS5544893U (ja) * 1979-09-14 1980-03-24

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01310006A (ja) * 1988-06-08 1989-12-14 Shimizu Corp 消波構造体
WO1996026324A1 (en) * 1995-02-23 1996-08-29 Fair Samuel S Shore erosion control structures
US5586835A (en) * 1995-02-23 1996-12-24 Fair; Samuel S. Shore erosion control structures
AU718080B2 (en) * 1995-02-23 2000-04-06 Samuel S. Fair Shore erosion control structures
JP2006193885A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Penta Ocean Constr Co Ltd 長周期波高低減構造物
JP2006335187A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 大型浮体用低反射型消波工
KR101042377B1 (ko) * 2010-04-16 2011-06-17 김인호 월류형 잠제
KR101033207B1 (ko) * 2010-08-24 2011-05-06 이성대 2중 월류형 잠제
KR102525408B1 (ko) * 2022-11-04 2023-04-26 윤형석 항만시설용 다단계 소파블럭

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hon et al. Multiquadric solution for shallow water equations
Dalrymple et al. Wave diffraction through offshore breakwaters
Briggs et al. Wave diffraction around breakwater
Diskin et al. Piling-up behind low and submerged permeable breakwaters
Hay et al. Principal bed states during SandyDuck97: Occurrence, spectral anisotropy, and the bed state storm cycle
Luijendijk Validation, calibration and evaluation of Delft3D-FLOW model with ferry measurements
JPS62276113A (ja) 消波構造体
Tiedeman et al. A demountable wave absorber for wave flumes and basins
CN106290576A (zh) 一种复合型蚀变岩/带的工程地质分类方法
Theocharis et al. A new wave absorbing quay-wall for wave height reduction in a harbor basin
Codiga Physics and observational signatures of free, forced, and frictional stratified seamount‐trapped waves
Davies et al. Model testing of wave transmission past low-crested breakwaters
Lee Water surface resonance in the L-shaped channel of seawater exchange breakwater
Middleton et al. Edge waves on the Sydney coast
Mahmoudof et al. Numerical study of cross-shore variations of bound super-harmonics over a single sandbar system
Thompson et al. Numerical modeling of harbor response to waves
Stone Wave Climate and bottom boundary layer dynamics with implications for offshore sand mining and barrier island replenishment in south-central Louisiana. OCS Study MMS 2000-053. US Dept. of the Interior, Minerals Mgmt. Service, Gulf of Mexico OCS Region, New Orleans, La. 90 pp
Hirayama Calculation of wave transformation conducted by a coupling between Boussinesq model and energy balance equation model
Harkins et al. Resonant forcing of harbors by infragravity waves
Takezawa et al. Diffraction of water waves due to a pit breakwater
JPS62170606A (ja) 透過性消波堤
Yu et al. Numerical computation of wave transformation on beaches
JPH06978B2 (ja) 消波構造物
Connell et al. Morphologic modeling of multiple barrier island breaches for regional application
Darbyshire The reflection of waves off beaches