JPS6229057B2 - - Google Patents

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JPS6229057B2
JPS6229057B2 JP58063519A JP6351983A JPS6229057B2 JP S6229057 B2 JPS6229057 B2 JP S6229057B2 JP 58063519 A JP58063519 A JP 58063519A JP 6351983 A JP6351983 A JP 6351983A JP S6229057 B2 JPS6229057 B2 JP S6229057B2
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JP
Japan
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enclosure
capsule
fluid
injection device
fluid injection
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Shii Baron Hawaado
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は患者の静脈内へ流体を供給するための
流体注入装置に係り、より具体的には、ガス発生
装置を有する流体注入装置に係る。
(従来の技術) 血液、プラズマ又はその他の流体を血液の流れ
内に注入する従来の流体注入装置においては、そ
の流体を収容している容器は通常、患者よりも約
1m乃至1.5m(数フイート)上に持上げられてい
て流体の重力が静脈内圧力に打かつようになつて
いる。容器を持上げるという不便さ、及びそれに
伴う種々の欠点を除くために数々の技術が利用さ
れてきており、そのような技術には機械式圧送機
器を用いるものや、注入されるべき液体を収容し
ている柔かいプラスチツク製包囲体を手で操作す
るものなどがある。例えば、米国特許第2766907
号及び同第3153414号には、ガスタンク又は圧搾
球体のごとき外部圧力源に膨張可能な袋体が接続
されている加圧注入装置が開示されている。機械
式圧送装置、圧力タンク又は他の外部加圧機器を
用いた場合、動力源が必要とされるばかりでな
く、多数の患者を扱うには多量の機器の調達、保
守及び貯蔵が必要となる。柔かい流体容器を手で
操作するやり方は、大勢の医学関係者を必要とす
るので、多数の患者を扱うにはやつかいである。
上述した技術を用いた場合の他の、そしてもつと
重大な問題は、患者の静脈内へ空気が導入されて
栓塞症が生ずるのを防止するために細心の注意を
払わなければならないことである。
従来技術における欠点のうちの総べてではない
が、或るものは、米国特許第3023750号に開示さ
れている流体注入装置によつて解決されている。
その米国特許に開示されている流体注入装置は、
静脈内へ供給されるべき流体を貯蔵している可撓
性容器と、この可撓性容器の内部に折込まれた密
封可撓性バツグとを有している。その密封可撓性
バツグは、粉末状をした乾燥化学物質と、脆いカ
プセル内に収容された液体化学物質とを内蔵して
いる。使用時、可撓性容器を操作することによつ
て脆いカプセルを破裂させて2つの化学物質を互
いに混合せしめると共に反応せしめ、もつて、密
封可撓性バツグ内に膨張ガスを発生させるように
なつている。折込まれた状態にあつた可撓性バツ
グは開かれて可撓性容器内に貯蔵されていた流体
に圧力を作用し、注射針に連通しているチユーブ
を介して流体注入装置から流体を圧送せしめるよ
うになつている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した装置は、静脈内圧力に打かつべく流体
が収容されている容器を持上げるという必要性を
無くしてはいるけれども、可撓性容器から総べて
の、あるいはほとんど総べての流体が排出された
後に、可撓性容器内部で膨張する密封可撓性バツ
グがなおも力を作用し続けると、流体注入装置か
ら空気が圧送されてしまうかも知れないというわ
ずかながらの、しかし重大な危険性が残つてい
る。加えて、膨張する密封可撓性バツグは流体に
直接接触した状態で可撓性容器の内部に配置され
ているので、その密封可撓性バツグからわずかな
ガスの漏洩が生じても流体が汚染されてしまい、
患者を危険に陥れてまう。
(問題を解決するための手段) 本発明は、静脈内へ供給されるべき注入流体を
貯蔵している可撓壁で構成された注入バツグから
加圧状態において前記注入流体を患者に投与する
ための流体注入装置であつて、密封された内部を
画成する可撓壁を有し且つこの内部の容積が膨張
可能である包囲体と、前記包囲体と前記注入バツ
グとを並置させて収容するための開放頂部と開放
底部とを有する、実質的に伸長不可能な壁で構成
されたスリーブと、前記包囲体内に配置されてい
て破裂可能の脆い少なくとも1つのカプセルと、
該カプセル内に収容された反応物質とを有し、該
カプセルが破裂された際に前記包囲体内にガスを
発生させて該包囲体の容積を膨張させるガス発生
装置とを有し、前記ガス発生装置によつて容積が
膨張された前記包囲体が前記注入バツグを前記ス
リーブの伸長不可能な壁に押圧し、これによつて
前記注入バツグから前記注入流体が加圧状態で流
出されるようになつていることを特徴とする。
更に本発明は、静脈内へ供給されるべき注入流
体を貯蔵している可撓壁で構成された注入バツグ
から加圧状態において前記注入流体を患者に投与
するための流体注入装置であつて、密封された内
部を画成する可撓壁を有し且つこの内部の容積が
膨張可能である包囲体と、前記包囲体と連結され
ていて該包囲体と協働して前記注入バツグを収容
するためのスリーブ状開口を画成する、実質的に
伸長不可能な壁で構成されたパネルと、前記包囲
体内に配置されていて破裂可能の脆い少なくとも
1つのカプセルと、該カプセル内に収容された反
応物質とを有し、該カプセルが破裂された際に前
記包囲体内にガスを発生させて該包囲体の容積を
膨張させるガス発生装置とを有し、前記ガス発生
装置によつて容積が膨張された前記包囲体が前記
スリーブ状開口内に収容された前記注入バツグを
前記パネルの伸長不可能な壁に押圧し、これによ
つて前記注入バツグから前記注入流体が加圧状態
で流出されるようになつていることを特徴とす
る。
(作用) 本発明においては、ガス発生装置を内部に有し
ている包囲体と、注入流体を収容している注入バ
ツグとが別々に構成されているので、ガス発生装
置によつて発生されたガスが注入バツグ内に入る
という惧れはない。包囲体から仮りにガスが漏洩
するようなことがあつたとしても、そのガスは単
に周囲の大気に放散されるだけのことである。更
に、注入バツグからほとんどの注入流体が排出さ
れた後においてもなお包囲体が膨張を続けるとし
ても、包囲体の膨張はスリーブ又はパネルに注入
バツグを完全に押し付けたところで停止されるの
で、包囲体がかぎりなく膨張をつづけて流体注入
装置からついに空気が圧送されてしまうという事
故はない。
(実施例) 以下、本発明の実施例について添附図面を参照
して説明する。
第1図から第4図までに示されているごとく、
本発明の実施例による流体注入装置10は、透明
ポリ塩化ビニル等のごとき比較的柔かく且つ曲げ
可能なプラスチツクでなる筒状のスリーブ12を
有している。スリーブ12は通常、平坦な状態を
なして貯蔵されていると共に開放頂部14及び開
放底部16を有している。
スリーブ12は、注入流体を貯蔵している注入
バツグ18及び膨張可能な包囲体20を受入れ且
つ囲繞するべく寸法決めされており、包囲体20
は包囲体20を膨張せしめるのに充分な容積のガ
スを発生せしめるためのガス発生装置44を内蔵
している。スリーブ12、注入バツグ18及び包
囲体20は、包囲体20が膨張せしめられる際、
注入バツグ18内の流体が後述するごとく加圧状
態をなして注入バツグ18から圧送せしめられる
よう配置されている。
注入バツグ18は、重力供給により人体に血
液、プラズマ、あるいは他の流体を注入するのに
従来から用いられていて周知の形式のもので、可
撓性の透明プラスチツク材料で作られた中空バツ
グ本体22を有している。中空バツグ本体22
は、チユーブ26が通る開放首部24を除いて、
熱シールされた周縁部により完全に密封されてい
る。チユーブ26は注入バツグ18の内部と連通
しており、また、チユーブ26の外端は密封キヤ
ツプ28によつて閉鎖されている。注入バツグ1
8が用いられる際、可撓プラスチツク製のチユー
ブ30(第2図)の一端は密封キヤツプ28を通
して挿入されて注入バツグ18の内部と連通し、
注入バツグ18から流体を流出するようになつて
いる。チユーブ30の他端には流体を注入される
患者の静脈内に導入される通常の中空針(図示な
し)が備えられている。
注入バツグ18の頂部には一体にフラツプ32
が備えられており、フラツプ32には中央開口3
4が備えられており、中央開口34によつて注入
バツグ18はフツク、スタンドあるいは他の支持
体に吊下げられるようになつている。通常、注入
バツグ18は患者よりも充分上の垂直位置に吊下
げられていて収容されている流体が重力によつて
患者に給送され得るようになつている。
注入バツグ18は投与されるべき注入流体36
で一部又は完全に充填されている。その注入流体
36は血液、プラズマ、又は抗凝固剤と混合せし
められた血液等であつてよい。中空バツグ本体2
2を密封せしめる前に空気は排出されて流体上の
空間内を負圧状態にしている。
包囲体20は透明であり、好ましくは、透明な
ポリ塩化ビニルのごとき、スリーブ12と同じ柔
かで曲げ可能なプラスチツク材料で作られてい
る。第1図及び第2図に示された本発明の実施例
においては、包囲体20はスリーブ12の幅と等
しいか、又はほぼ等しい幅に作られている。しか
しながら、包囲体20の高さはスリーブ12の高
さよりもかなり大きい。包囲体20がスリーブ1
2内に挿入される際、包囲体20はスリーブ12
内に容易に嵌入せしめられ、また、包囲体20の
上方部分38及び下方部分40は、第2図に示さ
れているごとく、スリーブ12の開放頂部14よ
りも上に、開放底部16よりも下に夫々突出して
いる。包囲体20はそれの総べての周縁部で完全
に密封されており、また、包囲体20の上方部分
38には一体をなして中空ニツプル42が形成さ
れており、中空ニツプル42はその上方部分38
から突出している。中空ニツプル42は完全に密
封されていると共に包囲体20の内部と連通して
いる。包囲体20がスリーブ12内に挿入される
と、中空ニツプル42はスリーブ12の開放頂部
14よりも上に位置せしめられ、後述する目的で
中空ニツプル42を切断するべく中空ニツプル4
2に近付くことができるようになつている。
包囲体20はガス発生装置44を内蔵してお
り、ガス発生装置44は、包囲体20がスリーブ
12内に収容されている際に包囲体20を膨張せ
しめるべく作動可能にされている。ガス発生装置
44は包囲体20の下方部分40内に配置されて
いて、ガス発生装置44がスリーブ12の開放底
部16よりも下に位置せしめられ、ガス発生装置
44に使用者が容易に近付くことができてガス発
生装置44を作動せしめ、もつて包囲体20内に
ガスを発生せしめるようになつている。
ガス発生装置44は、破裂せしめられたとき包
囲体20内にガスを放出することができる圧縮ガ
ス容器であつてもよいし、あるいは、より好まし
くは、混合せしめられる際ガスを発生する2種類
以上の化学物質を貯蔵したものであつてもよい。
例示されている包囲体20は少なくとも一つの薄
壁のカプセル46はアンプルを内蔵しており、カ
プセル46は破られ、又は潰され得るようになつ
ていて、その際内部に収容していた2種類の化学
物質が放出されて混合せしめられるようになつて
いる。カプセル46の詳細は第4図に示されてお
り、カプセル46は細長い薄壁カプセル本体を有
しており、この細長い薄壁カプセル本体はそれの
中央の所に、又はそれの中央の近くに一体をなす
横方向の隔壁48を有しており、この隔壁48も
薄く、カプセル46が圧迫され且つ潰される際簡
単に破ることができるようになつている。隔壁4
8の一方の側にカプセル46は計量された量の粉
末化学物質50を収容しており、また、隔壁48
の他方の側にカプセル46は、その粉末化学物質
と反応してガスを発生せしめる或る量の液体52
を収容している。混合せしめられる際ガスを発生
させるための好適な化学物質の組合せの例は前述
した米国特許第3023750号に開示されている。こ
れらの例にはカプセル46の隔壁48の一方の側
に収容された乾燥粉末形態をした計量された量の
重曹と、隔壁48の他方の側に収容された或る量
の水との組合せが含まれている。カプセル46及
び隔壁48が破裂せしめられると、水は重曹と混
合して二酸化炭素ガスを発生せしめる。別の例と
して、カプセル46は或る量の希塩酸と、これか
ら分離せしめられた或る量の炭酸カルシウムとを
収容してもよい。
流体注入装置10のスリーブ12及び包囲体2
0は流通及び貯蔵のために平坦な形をなして梱包
及び包装されている。任意の標準形式の注入バツ
グ18から注入流体を投与することが望まれる際
には、包囲体20をスリーブ12内に挿入せし
め、次いで包囲体20と並置させて注入バツグ1
8をスリーブ12内に挿入することにより迅速且
つ容易に組立てられる。その時、注入バツグ18
は包囲体20とスリーブ12の伸長不可能な壁の
一部分との間に位置せしめられ、注入バツグ18
及び包囲体20の上方部分はスリーブ12の開放
頂部14よりも上に突出している。包囲体20は
透明であり、また、ガス発生装置44はスリーブ
12よりも下に位置せしめられているので、使用
者はガス発生装置44を直ちに見付けることがで
き、カプセル46を容易に圧迫して破裂せしめる
ことができる。
カプセル46が破裂せしめられると、そのカプ
セルの隔壁48も破裂せしめられ、液体52が粉
末化学物質50と混合されてガスを発生せしめ
る。このガスは破裂されたカプセル46から包囲
体20の内部へ流れ、包囲体20は膨張し始め
る。包囲体20が膨張すると、包囲体20は注入
バツグ18に当接して注入バツグ18をスリーブ
12の伸長不可能な壁に押付け、また、包囲体2
0は上方部分38及び下方部分40がスリーブ1
2の壁をやや越えるまで膨らんで注入バツグ18
がスリーブ12内で移動しないよう固定せしめ、
それにより、スリーブ12、注入バツグ18及び
包囲体20の組立体は、注入バツグ18がスリー
ブ12から滑り落ちる危険性無く、垂直位置まで
持上げられ、注入バツグ18の中央開口34をフ
ツク等に通すことにより吊下げられ得る。チユー
ブ30の一端に備えられている中空針は患者の静
脈内へ挿入せしめられ、そして、包囲体20が膨
張を続けると、包囲体20は注入バツグ18をス
リーブ12の伸長不可能な壁に押付けて注入バツ
グ18内に圧力を生じせしめ、その圧力により、
注入バツグ18内の注入流体36はチユーブ30
を通つて患者の静脈内へ圧送せしめられる。
包囲体20は注入バツグ18と実質上同じ高さ
のものであり、また、スリーブ12は注入バツグ
18の大部分を覆うのに充分な高さに作られてい
るので、注入バツグ18の大部分は包囲体20と
スリーブ12の伸長不可能な壁との間で圧追せし
められる。従つて、注入バツグ18にはそれのほ
ぼ全長に沿つて均一に圧力が作用せしめられ、狭
い、即ち高さ寸法の小さなスリーブを用いた場合
に起こりがちな、注入バツグ18が締付けられて
注入バツグ18に収容されている注入流体の供給
が停止してしまうという惧れはない。
本発明によれば、発生せしめられたガスは包囲
体20内に必ず且つ完全に収容され、また、注入
流体36は包囲体20とは別の注入バツグ18内
に収容されている。従つて、ガスと注入流体36
とは決して接触することができず、こうして、塞
栓症の危険性を排除することができる。仮りに、
ガスで充填せしめられた包囲体20が事故で破れ
たとしても、放出せしめられるガスは、密封され
ている注入バツグ18内に収容されている注入流
体36と混合することはない。
包囲体20内に2つの同じカプセル46を内蔵
させ、第1図に示されているごとく、各カプセル
46を包囲体20の下方角隅部に移動不可能に配
備せしめてもよい。注入流体36を早い流速で流
すことが必要とされる非常事態においては、2つ
のカプセル46,46を破裂せしめて包囲体20
をより迅速に膨張せしめ、それにより、より大き
な圧力を注入バツグ18に作用せしめることがで
きる。カプセル46を一つ備える場合でも、ある
いは二つ備える場合でも、各カプセル46は適宜
の接着剤56により包囲体20の下方部分40に
固定され、こうして、一つ又は二つのカプセル4
6は、注入作業を管理している付添人がそのカプ
セル46をすぐに見付けて破裂せしめることがで
きる露出された位置に位置せしめられている。他
に、カプセル46の位置は、どのような位置指示
装置(例えば色による表示)によつてその位置が
わかるようにしてもよい。
包囲体20が平坦に収縮せしめられた状態でス
リーブ12内に最初に挿入される際、包囲体22
0はスリーブ12の内部空間の小部分を占めてい
るに過ぎない。包囲体20が膨張せしめられる
と、包囲体20はスリーブ12の内部空間の大部
分を占め、最終的には、包囲体20は注入バツグ
18をスリーブの伸長不可能な壁に平坦な状態に
なるまで押圧せしめる。第2図は、注入バツグ1
8の背後で膨張せしめられた状態にある包囲体2
0を示している。
何等かの理由で、患者への注入流体の加圧供給
を停止させる必要性が生じた場合には、ナイフ又
は鋏のごときもので単に中空ニツプル42を切断
するだけで、流体注入装置10は直ちに作動が停
止せしめられる。即ち、中空ニツプル42を切断
することにより、包囲体20内のガスは大気に逃
げ、包囲体20は収縮せしめられる。この時、流
体の注入は重力供給により通常の態様をもつて続
行せしめられる。
第3図は、流体注入装置10に用いられ得る包
囲体58の変形例を示している。この実施例で
は、包囲体58はスリーブ12の幅よりもかなり
大きな幅を有するよう作られている。従つて、こ
の包囲体58はそれの側部60及び62が折曲げ
られて注入バツグ18の側部を抱き込むような状
態をなしてスリーブ12内に挿入されている。流
体注入装置10が組立てられ、カプセル46の片
方又は両方を破裂せしめることによつて包囲体5
8が膨張せしめられると、包囲体58の中央部分
は注入バツグ18をスリーブ12の壁に押圧せし
める。同時に、内側に折曲げられた側部60及び
62も膨張して注入バツグ18の側部を内側に押
圧せしめ、それにより注入バツグ18は後方から
前方へ、及び両側部で圧縮せしめられるようにな
つている。これにより、注入バツグ18内の注入
流体36の全体が確実に加圧供給せしめられる。
この実施例においては、第3図に示されているご
とく、カプセル46を見ることができ且つ何時で
も容易に近付くことができる位置に、これらカプ
セル46は側部60及び62内の下端に固定され
ている。
前述した2つの実施例においては、注入バツグ
18内の注入流体36の注入が完了した後、中空
ニツプル42を切断することにより包囲体20又
は58は収縮せしめられ、その収縮せしめられた
包囲体20又は58及び空になつた注入バツグ1
8はスリーブ12から取出されて廃棄される。次
いで、完全に充填された注入バツグ18及び収縮
状態の新らしい包囲体20又は58をスリーブ1
2内に挿入し、こうして次の注入を行うことがで
きる。このように、スリーブ12は再使用可能な
ので、経済的である。
第5図から第7図までには本発明の別の実施例
が示されており、流体注入装置102は、予め充
填せしめられている従来の可撓プラスチツク製の
注入バツグ100が迅速且つ容易に装架されてそ
の注入バツグ100に圧力が作用せしめられるの
を可能ならしめるべき構成されている。この実施
例においては、ガス発生装置を内蔵している包囲
体116は、従来の注入バツグ100を装架する
ためにパネル124と連結されている。
第5図から第7図までを参照して理解される通
り、包囲体116は一対の壁104,106を有
しており、壁104,106はそれらの総ての周
縁部108,110,112及び114のまわり
で熱シールによつて接合されていて、ガス発生装
置を内蔵している。
前述した通り、ガス発生装置は、包囲体116
内にガスを放出するべく破裂され得る圧縮ガス容
器から成つていてもよいし、又は、より好ましく
は、混合せしめられる際ガスを発生せしめる2種
類以上の化学物質を貯蔵するものから成つていて
もよい。後者の場合、包囲体116は第4図に示
された形式の一つ又は二つのカプセル118を内
蔵しており、カプセル118は複数の化学物質を
収容していると共に破られ、又は潰されることが
できて、その際化学物質を放出し、これら化学物
質を混合せしめて包囲体116内にガスを発生せ
しめるようになつている。好ましくは、カプセル
118は透明な包囲体116内に結合剤120に
よつて固定されている。
包囲体116の周縁部108及び112には熱
シールのごときものによつて伸長不可能なパネル
124が固着されていてパネル124の内面と、
密封された包囲体116の壁104の外面128
との間にスリーブ状開口122を画成している。
パネル124は包囲体116の壁104及び10
6とほぼ同じ長さ及び幅を有しており、そして、
これら壁104,106の可撓性の故に、パネル
124と包囲体116との間のスリーブ状開口1
22は拡開され得て、予め充填せしめられた従来
の注入バツグ100がそのスリーブ状開口122
を通して第5図から第7図までに示された収容位
置へ装架されるのを可能ならしめている。この収
容位置においては、充填されている注入バツグ1
00は、包囲体116とパネル124との間に囲
繞されている。
壁104,106、及びパネル124は多数の
プラスチツクフイルム材料のうちの一つで形成さ
れたものであつてよい。より好適には、壁106
及びパネル124は可撓性フイルムで形成されて
おり、また、壁104は伸張可能なフイルムで形
成されていて包囲体116の膨張運動の大部分
が、装架された注入バツグ100へ向けられ、そ
れにより、注入バツグ100内に収容されている
注入流体130に圧力を作用せしめるようになつ
ている。
使用時、従来の可撓性の注入バツグ100は壁
104及びパネル124の間に置かれる。注入バ
ツグ100の底部内に固定されているチユーブ1
38を閉鎖しているゴム製のキヤツプ136を通
して中空針134を挿入することにより、可撓性
プラスチツクチユーブ132は注入バツグ100
に連結され且つ連通せしめられる。可撓性プラス
チツクチユーブ132の反対側の端に備えられて
いる中空針(図示なし)は注入流体を受ける患者
の静脈内に導入せしめられる。この状態で、包囲
体116を外側から操作することにより前述した
ようにカプセル118を破裂せしめ、カプセル1
18内の2種類の化学物質を混合せしめてガスを
発生させ、ガスにより包囲体116は第6図に示
されているごとく膨張せしめられる。膨張する包
囲体116は、注入バツグ100に当接し、パネ
ル124に注入バツグ100を圧迫せしめて注入
バツグ100内に圧力を生じせしめ、この圧力に
より、注入バツグ100に収容されている注入流
体130は可撓性プラスチツクチユーブ132を
通つて患者の静脈内へ圧送せしめられる。
第7図に示されているごとく、流体注入装置1
02は比較的幅広く作られていて、1000c.c.の流体
を収容している標準の注入バツグ及び500c.c.の流
体を収容している標準の注入バツグを、壁104
及びパネル124の間のスリーブ状開口122内
に容易に挿入することができる。先の実施例と同
様に、壁104及びパネル124の高さは注入バ
ツグ100の前壁及び後壁の大部分を覆うのに充
分なもので、注入バツグ100の高さ全体にわた
つて均一な圧力を確実に作用せしめるようになつ
ている。
第8図及び第9図は、今まで述べてきた本発明
の実施例のいずれにも組込むことができる包囲体
及びガス発生装置の変形例を示している。この変
形例においては、包囲体210は計量された少量
(例えば50c.c.)の炭酸水素ナトリウム溶液212
を収容している。包囲体210内には市場で入手
可能な2本のカプセル214が固定されていない
状態で配置されており、カプセル214の各々は
計量された量(例えば2.5c.c.)の氷酢酸を収容し
ている。他の適宜のガス発生用反応物質溶液及び
反応物質を包囲体210及びカプセル214内に
配備することもできる。
第9図はカプセル214の詳細構造を図示して
いる。カプセル214は薄壁のガラス製のアンプ
ル216を有しており、アンプル216は計量さ
れた量の氷酢酸を収容している。アンプル216
は、可撓性ではあるが丈夫で透明なプラスチツク
チユーブ218内に密接に嵌合せしめられてい
る。そして、プラスチツクチユーブ218の両端
は綿の詰め物220によつて閉鎖されている。
使用時、注入流体を管理する人はカプセル21
4を掴んで圧迫又は曲げ、アンプル216を破
る。プラスチツクチユーブ218はガラスの破片
が包囲体210の壁に突き刺さるのを防止してい
る。綿の詰め物220はガラスがプラスチツクチ
ユーブ218から外へ出るのを阻止する一方で氷
酢酸及び炭酸水素ナトリウムが通つて混合するの
を可能ならしめている。この結果生ずる化学反応
により、ガス状二酸化炭素及び酢酸ナトリウムが
発生せしめられる。酢酸ナトリウムは比較的無害
であり、環境を壊す危れ無く容易に廃棄すること
ができる。2.5c.c.の氷酢酸を収容している破裂せ
しめられた各カプセル214は、包囲体210内
に収容されている50c.c.の炭酸水素ナトリウム溶液
(50c.c.の水に6グラムの炭酸水素ナトリウム)と
反応した場合、150mmHgの圧力を生じせしめる。
通常のゆつくりした注入の場合には最初に一つ
のカプセル214のみを破裂させる。注入流体の
流出により注入の速度が遅くなつた時、2番目の
カプセル214を破裂させて注入を完了せしめ
る。急速な注入が必要とされる場合には、両方の
カプセル214を同時に破つて約300mmHgの圧力
を発生せしめることができる。
明るい色の指示染料を、包囲体210内の炭酸
水素ナトリウム溶液内に入れてもよい。このよう
な指示染料は漏洩を検出するのに有用であり、ま
た、指示染料が入れられた溶液は破裂せしめられ
たカプセル214内に流入するので、氷酢酸カプ
セル214が破裂せしめられたかどうか確認する
のにも有用である。
(発明の効果) 本発明によれば、従来技術における注入バツグ
をそのまま使用することができ、ガス発生装置を
内包している包囲体が注入バツグとは別体でこれ
と完全に分離されているので、ガス発生装置から
発生されたガスが注入バツグ内に漏洩するという
危険は全く無い。また、伸長不可能なスリーブ又
はパネルによつて、包囲体が膨張して注入バツグ
を押圧する限界が画定されているから、注入バツ
グからすべての注入流体が排出された後に流体注
入装置が空気を圧送してしまうという危険は全く
無い。本発明によるときには、上記した危険なし
で、注入流体を速かに加圧して流出させることが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に従つて作られた包
囲体及スリーブの分解斜視図で、内部構造の詳細
を示すべく一部破断した図であり、第2図は使用
に際しスリーブ内に配置された包囲体及び充填さ
れた注入バツグを示す正面図であり、第3図は第
2図と同様の図であるが、スリーブ内に配備され
且つ注入バツグを抱き込んでいる包囲体の変形例
を示している正面図であり、第4図は流体注入装
置に用いられる化学物質を収容するカプセルの拡
大図であり、第5図は本発明の別の実施例の長手
方向断面図であり、第6図は第5図に対応した長
手方向断面図であるが、一部膨張せしめられた、
ガス発生装置を内蔵している包囲体を示している
図であり、第7図は第5図に示された装置の斜視
図で、内部構造の詳細を示すべく一部破断した図
であり、第8図は更に別の例の包囲体の一部破断
正面図であり、第9図は第8図の包囲体に用いら
れるカプセルを示す斜視図である。 10…流体注入装置、12…スリーブ、14…
開放頂部、16…開放底部、18…注入バツグ、
20…包囲体、22…中空バツグ本体、24…開
放首部、26…チユーブ、28…密封キヤツプ、
30…チユーブ、32…フラツプ、34…中央開
口、36…注入流体、38…上方部分、40…下
方部分、42…ニツプル、44…ガス発生装置、
46…カプセル、48…隔壁、50…粉末化学物
質、52…液体、56…接着剤、58…包囲体、
60,62…側部、100…注入バツグ、102
…流体注入装置、104,106…壁、108,
110,112,114…周縁部、116…包囲
体、118…カプセル、120…結合剤、122
…スリーブ状開口、124…パネル、128…外
面、130…注入流体、132…可撓性プラスチ
ツクチユーブ、134…中空針、136…キヤツ
プ、138…チユーブ、210…包囲体、212
…炭酸水素ナトリウム溶液、214…カプセル、
216…アンプル、218…プラスチツクチユー
ブ、220…綿の詰め物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 静脈内へ供給されるべき注入流体36を貯蔵
    している可撓壁で構成された注入バツグ18から
    加圧状態において前記注入流体36を患者に投与
    するための流体注入装置10であつて、 密封された内部を画成する可撓壁を有し且つこ
    の内部の容積が膨張可能である包囲体20;5
    8;210と、 前記包囲体20;58;210と前記注入バツ
    グ18とを並置させて収容するための開放頂部1
    4と開放底部16とを有する、実質的に伸長不可
    能な壁で構成されたスリーブ12と、 前記包囲体20;58;210内に配置されて
    いて破裂可能の脆い少なくとも1つのカプセル4
    6;214と、該カプセル46;214内に収容
    された反応物質とを有し、該カプセル46;21
    4が破裂された際に前記包囲体20;58;21
    0内にガスを発生させて該包囲体20;58;2
    10の容積を膨張させるガス発生装置44とを有
    し、 前記ガス発生装置44によつて容積が膨張され
    た前記包囲体20;58;210が前記注入バツ
    グ18を前記スリーブ12の伸長不可能な壁に押
    圧し、これによつて前記注入バツグ18から前記
    注入流体36が加圧状態で流出されるようになつ
    ていることを特徴とする流体注入装置。 2 前記包囲体210はある量の第1の反応物質
    212を収容しており、前記カプセル214はあ
    る量の第2の反応物質を収容しており、前記カプ
    セル214が破裂される際前記第2の反応物質は
    前記第1の反応物質212と反応して膨張用ガス
    を発生するようになつている特許請求の範囲第1
    項記載の流体注入装置。 3 前記包囲体20;58;210は透明で可撓
    性の壁を有していて前記ガス発生装置44を見る
    ことができるようになつている特許請求の範囲第
    2項記載の流体注入装置。 4 前記第1の反応物質212は指示染料を含有
    しており、この指示染料は破裂された前記カプセ
    ル214内に入つて該カプセル214の破裂状態
    を示すようになつている特許請求の範囲第3項記
    載の流体注入装置。 5 少なくとも2個の別々に破裂可能な脆い前記
    カプセル46;214が前記包囲体20;58;
    210内に収容されていて、該包囲体20;5
    8;210内に別々にガスを発生させるようにな
    つている特許請求の範囲第1項記載の流体注入装
    置。 6 前記カプセル46は混合されるとガスを発生
    することができる複数の化学物質50,52を収
    容しており、前記カプセル46はこの化学物質5
    0,52を互いに分離させる少なくとも1つの薄
    い隔壁48を有している特許請求の範囲第1項記
    載の流体注入装置。 7 前記包囲体20;58;210の上方部分3
    8及び下方部分40は前記スリーブ12の開放頂
    部14及び開放底部16より突出している特許請
    求の範囲第1項記載の流体注入装置。 8 前記カプセル46;214は前記包囲体2
    0;58;210の前記スリーブ12の開放頂部
    14又は開放底部16より突出した上方部分38
    又は下方部分40内の固定された位置に取り付け
    られており、その上方部分38又は下方部分40
    は前記カプセル46;214の位置を示すための
    位置指示装置を有しており、もつて、前記カプセ
    ル46;214を迅速且つ容易に探し出して破裂
    させることができるようになつている特許請求の
    範囲第7項記載の流体注入装置。 9 前記位置指示装置は、前記カプセル46;2
    14の置かれた場所における前記包囲体20;5
    8;210の透明な壁部分を含み、前記カプセル
    46;214を外から見えるように露出させてい
    る特許請求の範囲第8項記載の流体注入装置。 10 静脈内へ供給されるべき注入流体130を
    貯蔵している可撓壁で構成された注入バツグ10
    0から加圧状態において前記注入流体130を患
    者に投与するための流体注入装置102であつ
    て、 密封された内部を画成する可撓壁を有し且つこ
    の内部の容積が膨張可能である包囲体116;2
    10と、 前記包囲体116;210と連結されていて該
    包囲体116;210と協働して前記注入バツグ
    100を収容するためのスリーブ状開口122を
    画成する、実質的に伸長不可能な壁で構成された
    パネル124と、 前記包囲体116;210内に配置されていて
    破裂可能の脆い少なくとも1つのカプセル11
    8;214と、該カプセル118;214内に収
    容された反応物質とを有し、該カプセル118;
    214が破裂された際に前記包囲体116;21
    0内にガスを発生させて該包囲体116;210
    の容積を膨張させるガス発生装置とを有し、 前記ガス発生装置によつて容積が膨張された前
    記包囲体116;210が前記スリーブ状開口1
    22内に収容された前記注入バツグ100を前記
    パネル124の伸長不可能な壁に押圧し、これに
    よつて前記注入バツグ100から前記注入流体1
    30が加圧状態で流出されるようになつているこ
    とを特徴とする流体注入装置。 11 前記包囲体210はある量の第1の反応物
    質212を収容しており、前記カプセル214は
    ある量の第2の反応物質を収容しており、前記カ
    プセル214が破裂される際前記第2の反応物質
    は前記第1の反応物質212と反応して膨張用ガ
    スを発生するようになつている特許請求の範囲第
    10項記載の流体注入装置。 12 前記包囲体116;210は透明で可撓性
    の壁を有していて前記ガス発生装置を見ることが
    できるようになつている特許請求の範囲第11項
    記載の流体注入装置。 13 前記第1の反応物質212は指示染料を含
    有しており、この指示染料は破裂された前記カプ
    セル214内に入つて該カプセル214の破裂状
    態を示すようになつている特許請求の範囲第12
    項記載の注入装置。 14 少なくとも2個の別々に破裂可能な脆い前
    記カプセルが118;214前記包囲体116;
    210内に収容されていて、該包囲体116;2
    10内に別々にガスを発生させるようになつてい
    る特許請求の範囲第10項記載の流体注入装置。 15 前記カプセル118は混合されるとガスを
    発生することができる複数の化学成分を収容して
    おり、前記カプセル118はこの化学成分を互い
    に分離させる少なくとも1つの薄い隔壁を有して
    いる特許請求の範囲第10項記載の流体注入装
    置。
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