JPS6231699B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6231699B2 JPS6231699B2 JP54062223A JP6222379A JPS6231699B2 JP S6231699 B2 JPS6231699 B2 JP S6231699B2 JP 54062223 A JP54062223 A JP 54062223A JP 6222379 A JP6222379 A JP 6222379A JP S6231699 B2 JPS6231699 B2 JP S6231699B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formate
- acid
- terpene
- formula
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明はテルペン系不飽和アルコールのエステ
ル類特にギ酸エステルを還元する方法において、
有機酸の少量を添加し中性若しくは弱酸性として
還元することを特徴とする方法に関するものであ
る。 テルペン系不飽和アルコールのエステル類は、
医薬、香料、農薬あるいはその中間体として、工
業的に有用な化合物であり、特にギ酸エステル類
は香料として有用な化合物である。 テルペン系不飽和アルコールのギ酸エステル類
は、テルペン系不飽和アルコールとギ酸−酸無水
物混合物あるいはホスゲンと既知の方法で合成す
ることができる。このようにして得られたテルペ
ン系不飽和アルコールのギ酸エステルはさらに不
飽和結合を還元して有用なギ酸エステルに誘導す
ることができる。このようにテルペン系不飽和ア
ルコールのギ酸エステルを還元する場合は一般に
既知の白金、パラジウム等の金属触媒を硅藻土、
活性炭等の担体に保持させた固体触媒を使用し、
溶媒の存在下または溶媒を使用せず水素で還元す
ればよい。テルペン系不飽和アルコールのギ酸エ
ステルの還元を前述のような既知の方法で行う場
合、還元反応中にギ酸エステルの加水分解が起
り、もとのテルペン系アルコールが副生成物とし
て得られる。テルペン系アルコールはギ酸エステ
ルと沸点差はかなりあるが、精留による完全分離
は困難であり、特に還元生成物を香料として使用
する場合は、テルペン系アルコールの混入がたと
え少量であつても製品にアルコール臭をあたえる
ので、ギ酸エステル特有の甘いさわやかな香気が
失われるという不都合が生じる。 テルペン系不飽和アルコールのギ酸エステル類
は、一般に加水分解を受け易く、空気中に放置す
れば、空中の水分によつても加水分解を受ける傾
向が強い。還元反応中の加水分解機構は明確では
ないが、デヒドロリナリルホーメートの還元反応
を例として、反応生成物よりデヒドロリナリルホ
ーメートに関係する反応の機構を推定すれば、式
(1)より(7)に示す通りである。 即ち、(7)式に示す反応でデヒドロリナリルホー
メート()を還元すれば、リナリルホーメート
()を主反応生成物としてあたえるが、(1)式の
反応で()、()のオレフイン、(2)式の反応で
()、()、()のオレフインが生成し、同時
にギ酸が生成する。ここで生成したギ酸は(3)式で
示す分解により水を生成する。生成した水は(4)式
および(5)式に示すようにギ酸エステルの加水分解
を起し、アルコールを生成する。 テルペン系不飽和アルコールのギ酸エステルの
還元反応において、(1)(2)式の反応によるギ酸の生
成を完全に防止することは困難であり、したがつ
て完全に水分のない系で還元することはむずかし
い。この様にして系に水が存在すれば、不安定な
ギ酸エステルは、加水分解を受けてテルペン系ア
ルコールを生成し、その結果目的ととするギ酸エ
ステル中にテルペン系アルコールが混入し、製品
の香気特性を変えるという不都合が生じる。 本発明者らは、この様な反応機構を想定してギ
酸エステルの還元反応中の加水分解を抑制する方
法を鋭意検討したところ、少量の有機酸を反応系
に添加することによつて、この加水分解を抑え得
るという知見に到達した。しかも驚くべきこと
に、アセチレン性テルペノイド基を有するギ酸エ
ステルを選択還元してオレフイン系ギ酸エステル
を得る目的で、塩基性被毒剤を水素添加触媒と共
に使用した反応系においても、少量の有機酸を添
加して溶液を中性乃至弱酸性に保つて還元するこ
とによつて、加水分解による望ましくないアルコ
ールの副生を防止し得ることを見出し、本発明に
到達した。 本発明において使用できる有機酸としては、例
えば酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、i−酪酸等
の脂肪族一塩基酸、例えば酒石酸、リンゴ酸、ク
エン酸等のオキシ酸、例えばコハク酸、アジピン
酸等の脂肪族二塩基酸、例えば安息香酸、フタル
酸等の芳香族酸、酸無水物例えば無水酢酸、無水
プロピオン酸等の酸を生成する物質、または例え
ばフエノール、クレゾール等の酸性芳香族ヒドロ
キシ化合物等を挙げることができ、中でも好まし
いものは脂肪族一塩基酸であり、とりわけ酢酸が
最適である。 有機酸の使用量は、酸の強度および被毒剤の塩
基性の強さで異るが、テルペン系不飽和アルコー
ルのギ酸エステルの重量に対し0.1乃至10%であ
り、好ましくは0.2乃至3%であり、この範囲の
添加量で溶液は中性乃至弱酸性となる。使用量が
0.1%より少いとアルコールの生成抑制の実用的
効果が期待できず、10%より多いとその酸の分離
に手間がかかつたり、他の副反応が生起してその
ため製品の香気特性が損われる等の不都合を生
じ、好ましくない。 本発明の対象となるテルペン系不飽和アルコー
ルのギ酸エステルとしては、次の各一般式で示さ
れるものが挙げられる。
ル類特にギ酸エステルを還元する方法において、
有機酸の少量を添加し中性若しくは弱酸性として
還元することを特徴とする方法に関するものであ
る。 テルペン系不飽和アルコールのエステル類は、
医薬、香料、農薬あるいはその中間体として、工
業的に有用な化合物であり、特にギ酸エステル類
は香料として有用な化合物である。 テルペン系不飽和アルコールのギ酸エステル類
は、テルペン系不飽和アルコールとギ酸−酸無水
物混合物あるいはホスゲンと既知の方法で合成す
ることができる。このようにして得られたテルペ
ン系不飽和アルコールのギ酸エステルはさらに不
飽和結合を還元して有用なギ酸エステルに誘導す
ることができる。このようにテルペン系不飽和ア
ルコールのギ酸エステルを還元する場合は一般に
既知の白金、パラジウム等の金属触媒を硅藻土、
活性炭等の担体に保持させた固体触媒を使用し、
溶媒の存在下または溶媒を使用せず水素で還元す
ればよい。テルペン系不飽和アルコールのギ酸エ
ステルの還元を前述のような既知の方法で行う場
合、還元反応中にギ酸エステルの加水分解が起
り、もとのテルペン系アルコールが副生成物とし
て得られる。テルペン系アルコールはギ酸エステ
ルと沸点差はかなりあるが、精留による完全分離
は困難であり、特に還元生成物を香料として使用
する場合は、テルペン系アルコールの混入がたと
え少量であつても製品にアルコール臭をあたえる
ので、ギ酸エステル特有の甘いさわやかな香気が
失われるという不都合が生じる。 テルペン系不飽和アルコールのギ酸エステル類
は、一般に加水分解を受け易く、空気中に放置す
れば、空中の水分によつても加水分解を受ける傾
向が強い。還元反応中の加水分解機構は明確では
ないが、デヒドロリナリルホーメートの還元反応
を例として、反応生成物よりデヒドロリナリルホ
ーメートに関係する反応の機構を推定すれば、式
(1)より(7)に示す通りである。 即ち、(7)式に示す反応でデヒドロリナリルホー
メート()を還元すれば、リナリルホーメート
()を主反応生成物としてあたえるが、(1)式の
反応で()、()のオレフイン、(2)式の反応で
()、()、()のオレフインが生成し、同時
にギ酸が生成する。ここで生成したギ酸は(3)式で
示す分解により水を生成する。生成した水は(4)式
および(5)式に示すようにギ酸エステルの加水分解
を起し、アルコールを生成する。 テルペン系不飽和アルコールのギ酸エステルの
還元反応において、(1)(2)式の反応によるギ酸の生
成を完全に防止することは困難であり、したがつ
て完全に水分のない系で還元することはむずかし
い。この様にして系に水が存在すれば、不安定な
ギ酸エステルは、加水分解を受けてテルペン系ア
ルコールを生成し、その結果目的ととするギ酸エ
ステル中にテルペン系アルコールが混入し、製品
の香気特性を変えるという不都合が生じる。 本発明者らは、この様な反応機構を想定してギ
酸エステルの還元反応中の加水分解を抑制する方
法を鋭意検討したところ、少量の有機酸を反応系
に添加することによつて、この加水分解を抑え得
るという知見に到達した。しかも驚くべきこと
に、アセチレン性テルペノイド基を有するギ酸エ
ステルを選択還元してオレフイン系ギ酸エステル
を得る目的で、塩基性被毒剤を水素添加触媒と共
に使用した反応系においても、少量の有機酸を添
加して溶液を中性乃至弱酸性に保つて還元するこ
とによつて、加水分解による望ましくないアルコ
ールの副生を防止し得ることを見出し、本発明に
到達した。 本発明において使用できる有機酸としては、例
えば酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、i−酪酸等
の脂肪族一塩基酸、例えば酒石酸、リンゴ酸、ク
エン酸等のオキシ酸、例えばコハク酸、アジピン
酸等の脂肪族二塩基酸、例えば安息香酸、フタル
酸等の芳香族酸、酸無水物例えば無水酢酸、無水
プロピオン酸等の酸を生成する物質、または例え
ばフエノール、クレゾール等の酸性芳香族ヒドロ
キシ化合物等を挙げることができ、中でも好まし
いものは脂肪族一塩基酸であり、とりわけ酢酸が
最適である。 有機酸の使用量は、酸の強度および被毒剤の塩
基性の強さで異るが、テルペン系不飽和アルコー
ルのギ酸エステルの重量に対し0.1乃至10%であ
り、好ましくは0.2乃至3%であり、この範囲の
添加量で溶液は中性乃至弱酸性となる。使用量が
0.1%より少いとアルコールの生成抑制の実用的
効果が期待できず、10%より多いとその酸の分離
に手間がかかつたり、他の副反応が生起してその
ため製品の香気特性が損われる等の不都合を生
じ、好ましくない。 本発明の対象となるテルペン系不飽和アルコー
ルのギ酸エステルとしては、次の各一般式で示さ
れるものが挙げられる。
【式】
【式】
【式】
これらの一般式において、R1は水素またはメ
チル基を意味し、R2は
チル基を意味し、R2は
【式】で示されるイソ
プレノイド基またはこの基を含むアルキル基を意
味し、nは1〜5であることが好ましい。これら
の化合物のうちデヒドロリナリルホーメート、リ
ナリルホーメート、デヒドロネロリルホーメー
ト、ネロリルホーメート、シトロネリルホーメー
トは香料および香料中間体として特に有用であ
り、これらの化合物について本発明を実施するこ
とは極めて有意義である。 特にデヒドロリナリルホーメート、デヒドロネ
ロリルホーメート等のアセチレン性テルペノイド
基を有するギ酸エステルを選択還元してオレフイ
ン系ギ酸エステルを得るために塩基性被毒剤を用
いる場合に塩基性被毒剤としてはキノリン、ピコ
リン、トリエチルアミン、トリエチレンジアミ
ン、ジメチルアニリン等が好適である。 以下に本発明を実施例によつて具体的に詳説す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 実施例 1 500ml容量のガラス製耐圧反応容器にデヒドロ
リナリルホーメート36g、メタノール150ml、市
販のパラジウム触媒(日本エンゲルハルド社製リ
ンドラー触媒)キノリン1.4g、酢酸0.5gを入れ
溶液のPHを測定したところ微酸性であつた。容器
中の空気を完全に窒素で置換した後、さらに窒素
を水素に置換し、撹拌下に30℃、水素のゲージ圧
4Kg/cm2となるよう水素を補給しながら還元反応
を行つた。水素の吸収がなくなつた時、反応を中
止し残圧をパージして大気圧にもどした。反応生
成物は触媒を過して除き、液はそのままガス
クロマトグラフイー(島津ガスクロGC−5型−
島津製作所製−を使用、以下同じ)により組成分
析を行ない、標準物質による検量線を使用し、原
料デヒドロリナリルホーメートに対するモル組成
として算出した結果は次のようになつた。 化合物名 反応生成物組成(%) リナリルホーメート 80.5 ジヒドロリナリルホーメート 0.6 リナロール 0.4 オレフイン(++) 15.3 液は溶媒のメタノールを追出した後、減圧下
に精留して58〜60℃(1mmHg)の留分としてリ
ナリルホーメートを得た。この留分中にはリナロ
ールは0.2%しか含まれておらず、甘いさわやか
なホーメートの香気特性を示しており、リナロー
ルに起因するアルコール性の香気は感じられなか
つた。 比較例 1 実施例1のデヒドロリナリルホーメートの還元
条件において、酢酸を使用しなかつた以外は全く
同様の条件で反応および後処理を行ない、原料デ
ヒドロリナリルホーメートに対する生成物のモル
組成を求めたところ、次のような組成であつた。 化合物名 反応生成物組成(%) リナリルホーメート 78.2 ジヒドロリナリルホーメート 0.6 リナロール 2.4 オレフイン(++) 17.1 還元生成物は実施例1と同様に蒸留して、58〜
60℃(1mmHg)の留分としてリナリルホーメー
トが得られたが、この留分中にはリナロール1.6
%を含んでおり、その香気は甘く重いものであ
り、リナロールに起因する異臭を感じさせ、リナ
リルホーメートの香気品位をそこなうものであつ
た。 実施例 2 実施例1の還元条件において、添加する酢酸の
量と生成するリナロールの割合との関係を見た。
結果は表−1に示されるが、表中の%は実施例1
に記載したように原料デヒドロリナリルホーメー
トに対する反応生成物の生成モル%で示したもの
である。
味し、nは1〜5であることが好ましい。これら
の化合物のうちデヒドロリナリルホーメート、リ
ナリルホーメート、デヒドロネロリルホーメー
ト、ネロリルホーメート、シトロネリルホーメー
トは香料および香料中間体として特に有用であ
り、これらの化合物について本発明を実施するこ
とは極めて有意義である。 特にデヒドロリナリルホーメート、デヒドロネ
ロリルホーメート等のアセチレン性テルペノイド
基を有するギ酸エステルを選択還元してオレフイ
ン系ギ酸エステルを得るために塩基性被毒剤を用
いる場合に塩基性被毒剤としてはキノリン、ピコ
リン、トリエチルアミン、トリエチレンジアミ
ン、ジメチルアニリン等が好適である。 以下に本発明を実施例によつて具体的に詳説す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 実施例 1 500ml容量のガラス製耐圧反応容器にデヒドロ
リナリルホーメート36g、メタノール150ml、市
販のパラジウム触媒(日本エンゲルハルド社製リ
ンドラー触媒)キノリン1.4g、酢酸0.5gを入れ
溶液のPHを測定したところ微酸性であつた。容器
中の空気を完全に窒素で置換した後、さらに窒素
を水素に置換し、撹拌下に30℃、水素のゲージ圧
4Kg/cm2となるよう水素を補給しながら還元反応
を行つた。水素の吸収がなくなつた時、反応を中
止し残圧をパージして大気圧にもどした。反応生
成物は触媒を過して除き、液はそのままガス
クロマトグラフイー(島津ガスクロGC−5型−
島津製作所製−を使用、以下同じ)により組成分
析を行ない、標準物質による検量線を使用し、原
料デヒドロリナリルホーメートに対するモル組成
として算出した結果は次のようになつた。 化合物名 反応生成物組成(%) リナリルホーメート 80.5 ジヒドロリナリルホーメート 0.6 リナロール 0.4 オレフイン(++) 15.3 液は溶媒のメタノールを追出した後、減圧下
に精留して58〜60℃(1mmHg)の留分としてリ
ナリルホーメートを得た。この留分中にはリナロ
ールは0.2%しか含まれておらず、甘いさわやか
なホーメートの香気特性を示しており、リナロー
ルに起因するアルコール性の香気は感じられなか
つた。 比較例 1 実施例1のデヒドロリナリルホーメートの還元
条件において、酢酸を使用しなかつた以外は全く
同様の条件で反応および後処理を行ない、原料デ
ヒドロリナリルホーメートに対する生成物のモル
組成を求めたところ、次のような組成であつた。 化合物名 反応生成物組成(%) リナリルホーメート 78.2 ジヒドロリナリルホーメート 0.6 リナロール 2.4 オレフイン(++) 17.1 還元生成物は実施例1と同様に蒸留して、58〜
60℃(1mmHg)の留分としてリナリルホーメー
トが得られたが、この留分中にはリナロール1.6
%を含んでおり、その香気は甘く重いものであ
り、リナロールに起因する異臭を感じさせ、リナ
リルホーメートの香気品位をそこなうものであつ
た。 実施例 2 実施例1の還元条件において、添加する酢酸の
量と生成するリナロールの割合との関係を見た。
結果は表−1に示されるが、表中の%は実施例1
に記載したように原料デヒドロリナリルホーメー
トに対する反応生成物の生成モル%で示したもの
である。
【表】
酢酸の使用量が0.1gの場合は、生成物を精留
した後においても、リナリルホーメート留分はな
おリナロールを0.9%含んでおり、かすかにアル
コール臭を感じさせるものであつたが、他の場合
はすべてリナリルホーメートの特性ある香気を示
すものであつた。 実施例 3 実施例1の還元条件において、添加剤としての
酢酸の代りに有機酸の種類を変え、その使用量は
実施例1のデヒドロリナリルホーメートと酢酸の
モル比に相当するようにし、還元反応生成物の組
成分析を行なつたところ、表−2の結果が得られ
た。 表−2 有機酸の種類 生成物中のリナロール(%) プロピオン酸 0.4 n−酪酸 0.3 i−酪酸 0.5 吉草酸 0.8 酒石酸 0.9 安息香酸 1.1 〓 〓実施例1のキノリンの代りにジメチルアニリ
ンを使用 還元生成物の精留により得られたリナリルホー
メートはいずれもリナリルホーメート特有の甘い
さわやかな香気を示し、リナロール臭は感じなか
つた。 実施例 4 実施例1のデヒドロリナリルホーメートの代り
に、デヒドロネロリルホーメート52gを用いた以
外は、同様の条件および処理を行ない、ネロリル
ホーメートの合成を行つた。反応生成物の組成は
他の例と同様にガスクロマトグラフイー分析によ
り決定したが、ネロリドールの生成は僅かに0.3
モル%であり、反応生成物より精留で得られた
119〜122℃(1mmHg)のネロリルホーメート留
分中には、ネロリドールは0.2モル%しか含まれ
ておらず、アルコール性の異臭は全く感じられ
ず、さわやかな甘味を有していた。 本実施例において酢酸を使用しない場合は反応
生成物中のネロリドールは2.1%であり、このも
のの精留で得られるネロリルホーメートは、ネロ
リドール臭を感じさせるものであつた。 実施例 5 実施例1の還元条件において、キノリンを添加
しなかつた以外は同様の条件で還元反応を行な
い、反応生成物の組成分析を行つたところ、ジヒ
ドロリナリルホーメートの外に0.5%のジヒドロ
リナロールが生成していた。反応生成物より精留
して得られた59〜61℃(1mmHg)のジヒドロリ
ナリルホーメート留分中のジヒドロリナロール
は、0.4%であり、ジヒドロリナロールに起因す
るアルコール臭は全く感じられなかつた。 実施例 6 実施例1のデヒドロリナリルホーメートの代り
に、フイテイリルホーメート92gを使用した以外
は同様の還元条件で反応を行ない、反応生成物の
組成分析を行つたところ、イソフイトールの生成
は僅かに0.5%であり、イソフイテイルホーメー
トを84%生成していた。
した後においても、リナリルホーメート留分はな
おリナロールを0.9%含んでおり、かすかにアル
コール臭を感じさせるものであつたが、他の場合
はすべてリナリルホーメートの特性ある香気を示
すものであつた。 実施例 3 実施例1の還元条件において、添加剤としての
酢酸の代りに有機酸の種類を変え、その使用量は
実施例1のデヒドロリナリルホーメートと酢酸の
モル比に相当するようにし、還元反応生成物の組
成分析を行なつたところ、表−2の結果が得られ
た。 表−2 有機酸の種類 生成物中のリナロール(%) プロピオン酸 0.4 n−酪酸 0.3 i−酪酸 0.5 吉草酸 0.8 酒石酸 0.9 安息香酸 1.1 〓 〓実施例1のキノリンの代りにジメチルアニリ
ンを使用 還元生成物の精留により得られたリナリルホー
メートはいずれもリナリルホーメート特有の甘い
さわやかな香気を示し、リナロール臭は感じなか
つた。 実施例 4 実施例1のデヒドロリナリルホーメートの代り
に、デヒドロネロリルホーメート52gを用いた以
外は、同様の条件および処理を行ない、ネロリル
ホーメートの合成を行つた。反応生成物の組成は
他の例と同様にガスクロマトグラフイー分析によ
り決定したが、ネロリドールの生成は僅かに0.3
モル%であり、反応生成物より精留で得られた
119〜122℃(1mmHg)のネロリルホーメート留
分中には、ネロリドールは0.2モル%しか含まれ
ておらず、アルコール性の異臭は全く感じられ
ず、さわやかな甘味を有していた。 本実施例において酢酸を使用しない場合は反応
生成物中のネロリドールは2.1%であり、このも
のの精留で得られるネロリルホーメートは、ネロ
リドール臭を感じさせるものであつた。 実施例 5 実施例1の還元条件において、キノリンを添加
しなかつた以外は同様の条件で還元反応を行な
い、反応生成物の組成分析を行つたところ、ジヒ
ドロリナリルホーメートの外に0.5%のジヒドロ
リナロールが生成していた。反応生成物より精留
して得られた59〜61℃(1mmHg)のジヒドロリ
ナリルホーメート留分中のジヒドロリナロール
は、0.4%であり、ジヒドロリナロールに起因す
るアルコール臭は全く感じられなかつた。 実施例 6 実施例1のデヒドロリナリルホーメートの代り
に、フイテイリルホーメート92gを使用した以外
は同様の還元条件で反応を行ない、反応生成物の
組成分析を行つたところ、イソフイトールの生成
は僅かに0.5%であり、イソフイテイルホーメー
トを84%生成していた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式
【式】又はR2− OCOH (一般式中、R1:水素またはメチル基 R2:【式】で示さ れるイソプレノイド基またはこの基を含むアルキ
ル基) で示される化合物の少くとも1種を水素で還元す
るに際し、有機酸類を添加することを特徴とする
テルペン系ギ酸エステルの還元方法。 2 一般式で示される化合物が、デヒドロリナル
ホーメート、リナリルホーメート、デヒドロネロ
リルホーメート、ネロリルホーメートまたはシト
ロネリルホーメートであることを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の還元方法。 3 有機酸が脂肪族一塩基酸、オキシ酸、脂肪族
二塩基酸、芳香族酸、酸無水物、酸性芳香族ヒド
ロキシ化合物、中でも脂肪族一塩基酸に属する少
くとも1種であることを特徴とする特許請求の範
囲第1または2項に記載の還元方法。 4 有機酸の添加量がテルペン系ギ酸エステルの
重量に対して0.1乃至10%であり、好ましくは0.2
%乃至3%であることを特徴とする特許請求の範
囲第1、2または3項に記載の還元方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6222379A JPS55154942A (en) | 1979-05-22 | 1979-05-22 | Reduction of terpene formic acid ester |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6222379A JPS55154942A (en) | 1979-05-22 | 1979-05-22 | Reduction of terpene formic acid ester |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55154942A JPS55154942A (en) | 1980-12-02 |
| JPS6231699B2 true JPS6231699B2 (ja) | 1987-07-09 |
Family
ID=13193930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6222379A Granted JPS55154942A (en) | 1979-05-22 | 1979-05-22 | Reduction of terpene formic acid ester |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55154942A (ja) |
-
1979
- 1979-05-22 JP JP6222379A patent/JPS55154942A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55154942A (en) | 1980-12-02 |
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