JPS6232150B2 - - Google Patents
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- JPS6232150B2 JPS6232150B2 JP55080288A JP8028880A JPS6232150B2 JP S6232150 B2 JPS6232150 B2 JP S6232150B2 JP 55080288 A JP55080288 A JP 55080288A JP 8028880 A JP8028880 A JP 8028880A JP S6232150 B2 JPS6232150 B2 JP S6232150B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating board
- weight
- refractory
- raw material
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
本発明は断熱性および耐蝕性を著しく改良した
タンデイツシユ用耐火断熱板に関する。 鋼の連続鋳造においては取鍋内の溶鋼をいつた
んタンデイツシユに受けてから鋳型に注入してい
る。このタンデイツシユの外殻は鉄製の容器であ
つて、内部は耐火れんがで内張りされ、底部には
出鋼用のノズルが設けられている。 タンデイツシユは受鋼前に1100〜1200℃に予熱
され、鋼の冷却を防止しているが、受鋼後から出
鋼完了までに、容器の断熱性が乏しく、経時的に
次第に溶鋼温度が低下し出鋼用ノズルが詰る欠点
がある。この理由は、一般にタンデイツシユに使
用される内張りの耐火れんがが緻密質であつて断
熱性が劣るためである。また溶鋼温度が降下する
と鋳造中に非金属介在物が溶鋼の表面に浮上せ
ず、鋼塊に巻込まれて不良品になる欠点もある。
さらに、残湯、地金の附着も多く、これらの除去
作業が困難であつて、地金の除去とともに、内張
り耐火れんがが地金除去作業と同時に脱落する場
合もあり、耐火れんがの張り替え作業に要するコ
スト・アツプも大きな問題となつている。 最近では、これらの除去作業が困難であつて、
地金の除去とともに、内張り耐火れんがが地金除
去作業と同時に脱落する場合もあり、耐火れんが
の張り替え作業に要するコスト・アツプも大きな
問題となつている。 最近では、これらの諸欠点を除くために耐火れ
んが表面に耐火材を塗布したり、断熱板を装着す
るようになつた。 このような従来技術としては特開昭48−79333
号公報があり、この場合に使用される断熱板の材
質はマグネシア質、炭化珪素質、アルミナ質、珪
酸質を主原料とし、これに中間強度を保つために
硼素の酸化物およびその塩類が少量使用され、ま
た板の強度を保ち保温性が要求されるので、有機
質あるいは無機質の繊維が使用されている。この
ような断熱板は、タンデイツシユ用耐火れんがの
表面に目地材として不定形耐火物を用いることに
よつて、ノズルの閉塞、地金除去作業等がある程
度改善された。 しかし、タンデイツシユの炉材費の低減と省エ
ネルギー、さらに高熱作業の省力化と作業の合理
化が重要な課題になつており、この観点から現在
のタンデイツシユ用断熱板は耐用性ならびに作業
性において多くの欠点が残されている。 本発明のタンデイツシユ用耐火断熱板は、アル
カリ土類金属の炭酸塩、たとえばCaCO3、
CaCO3・MgCO3などの仮焼処理を施こさない原
料であつて、加熱時にCO2ガスを発生する物質を
2〜20重量%添加したもので第1図に使用態様を
示す。第1図において1は本発明の耐火断熱板、
3はタンデイツシユの外殻4に内張りされた耐火
れんがである。 かかるCO2ガスを発生する原料としては生の石
灰石、ドロマイト(苦灰石)などがある。本発明
によれば、従来の断熱板の諸欠点を除去し省エネ
ルギーの立場から予熱費と予熱時間を短縮し、断
熱保温性が優れているため、残湯地金が少なく、
地金の除去作業も容易になり、作業環境が著しく
改善でき、さらに耐蝕性に優れるため耐用性が従
来の断熱板の約2倍に延長した。 従来のタンデイツシユ用断熱板の損傷機構を使
用後の状態から調査した結果、耐火物原料として
マグネシア質を主原料とした材質からなる断熱板
では、スラグ中の主成分であるSiO2,CaO,
Fe2O3等が、2CaO・Fe2O3の形で断熱板組織内に
侵入し、断熱板の主成分であるMgOおよび不純
物のSiO2と反応して、低融物CaO・MgO・
SiO2,MgO・Fe2O3,MgO・3CaO・2SiO2,
2CaO・MgO・SiO2等が生成し、断熱板の寿命を
短縮していることが判明した。 また、従来から、断熱板の強度と断熱性を高め
るため有機質あるいは無機質繊維等比重の軽い、
すなわち嵩の大きい繊維を一般に3〜10重量%使
用している。そのため、連続気孔が多く、かつ通
気性も大きくなり、スラグ中の成分が断熱板の組
織内に侵入し易くなり、これがMgOとの反応を
促進し耐蝕性を劣化させている。 これに対し、本発明のタンデイツシユ用耐火断
熱板1は、耐火物原料に石灰石、苦灰石を主成分
とする原料を仮焼処理を施こさないで2〜20重量
%添加することに特徴を有し、次の作用によつて
耐蝕性を向上させる。 たとえば、マグネシア質耐火原料に、
CaCO3,CaCO3・MgCO3を添加して受鋼加熱し
た場合、CaCO3=CaO+CO2,MgCO3=MgO+
CO2のように分解し、その際発生するCO2ガスは
タンデイツシユ用耐火断熱板の使用面に一種のガ
スシールを形成し、このため耐火断熱板と鋼とが
接触する機会が多少遅延するようになり、耐蝕性
を向上させる一因ともなつている。 さらに、CaCO3,CaCO3,MgCO3は加熱によ
り容積変化を起して収縮するため気孔を生ずる
が、その場合の気孔は密閉気孔であり、有機ある
いは無機質繊維3〜10重量%使用した従来の連続
気孔をもつ耐火断熱板にくらべ、本発明品はスラ
グ成分が侵入しにくくなり、断熱性が著しく向上
する。 また、本発明においては、断熱板1に必要に応
じ繊維類を併用する場合でも、CaCO3,
CaCO3・MgCO3を使用して得た断熱性をいつそ
う補足する意味で、繊維類の添加量は2重量%以
下の少量で満足される。したがつて、有機または
無機質繊維3〜10重量%使用する従来の断熱板と
くらべて気孔の状態が全く異なり、本発明品の方
が高耐蝕性である。 前述のごとく、本発明品が組織上耐蝕性が優れ
ており、CaCO3を含む場合を例にとれば、スラ
グ中のSiO2と耐火断熱板中のCaOが反応して高
融点の3CaO・SiO2,2CaO・SiO2が生成し、低
融物の生成と浸透を防止し、2CaO・Fe2O3は表
面にのみしか存在しない。このような作用によ
り、従来品にくらべ、本発明品は大巾に耐蝕性が
向上した。 本発明において、CaCO3,CaCO3・SgCO3の
添加量を2〜20重量%に限定した理由は、2重量
%以下では断熱効果がなく、20重量%以上では耐
火断熱板の収縮が大きくなつてキレツが生ずるた
めである。 なお、本発明における耐火物原料は、後述の実
施例に示すマグネシア質のほか、アルミナ質、ム
ライト質、粘土質、珪酸質等を包含するものであ
る。 また、耐蝕性をさらに改良した二重構造に係る
本発明品は、第2図に示すごとく、異質の耐火断
熱板1および2の2層からなる二重構造一体成形
物である。タンデイツシユの外殻4に内張りされ
た耐火れんが3(第1図と同様に一般にロー石質
焼成品)の表面に通常耐火モルタルにより装着す
るものであつて、使用面側はマグネシア質、アル
ミナ質、ムライト質、粘土質、珪酸質原料等に黒
鉛またはコークス等の炭素物質を1〜10重量%添
加した耐蝕性断熱板2を形成し、背面はたとえ
ば、マグネシアクリンカーにそれぞれCaCO3,
CaCO3・MgCO3を主成分とする石灰石、苦灰石
等の仮焼処理を施こさない原料の1種あるいは2
種以上を配合した、すなわち加熱時にCO2ガスが
発生する原料を2〜20重量%添加して断熱性を高
めた耐火断熱板1として、両者を一体に成形し、
必要に応じて、可撓性および強度の改善と断熱性
をいつそう向上するために、繊維質物質を2重量
%以下添加することもできる。 このような二重構造一体成形物は前述の作用・
効果のほか、使用面側の耐火断熱板2はスラグ、
溶鋼等に濡れにくい炭素物質を1〜10重量%含有
するため、スラグや溶鋼の耐火断熱板組織内への
侵入を抑制することができ、耐蝕性が大巾に向上
する。 次に本発明の実施例を詳述する。 実施例 1 第1表に配合および製品(不焼成品)ならびに
焼成後の品質試験結果を示す。表中符号Aは従来
品、符号B〜Eは石灰石5重量%〜25重量%添加
品である。
タンデイツシユ用耐火断熱板に関する。 鋼の連続鋳造においては取鍋内の溶鋼をいつた
んタンデイツシユに受けてから鋳型に注入してい
る。このタンデイツシユの外殻は鉄製の容器であ
つて、内部は耐火れんがで内張りされ、底部には
出鋼用のノズルが設けられている。 タンデイツシユは受鋼前に1100〜1200℃に予熱
され、鋼の冷却を防止しているが、受鋼後から出
鋼完了までに、容器の断熱性が乏しく、経時的に
次第に溶鋼温度が低下し出鋼用ノズルが詰る欠点
がある。この理由は、一般にタンデイツシユに使
用される内張りの耐火れんがが緻密質であつて断
熱性が劣るためである。また溶鋼温度が降下する
と鋳造中に非金属介在物が溶鋼の表面に浮上せ
ず、鋼塊に巻込まれて不良品になる欠点もある。
さらに、残湯、地金の附着も多く、これらの除去
作業が困難であつて、地金の除去とともに、内張
り耐火れんがが地金除去作業と同時に脱落する場
合もあり、耐火れんがの張り替え作業に要するコ
スト・アツプも大きな問題となつている。 最近では、これらの除去作業が困難であつて、
地金の除去とともに、内張り耐火れんがが地金除
去作業と同時に脱落する場合もあり、耐火れんが
の張り替え作業に要するコスト・アツプも大きな
問題となつている。 最近では、これらの諸欠点を除くために耐火れ
んが表面に耐火材を塗布したり、断熱板を装着す
るようになつた。 このような従来技術としては特開昭48−79333
号公報があり、この場合に使用される断熱板の材
質はマグネシア質、炭化珪素質、アルミナ質、珪
酸質を主原料とし、これに中間強度を保つために
硼素の酸化物およびその塩類が少量使用され、ま
た板の強度を保ち保温性が要求されるので、有機
質あるいは無機質の繊維が使用されている。この
ような断熱板は、タンデイツシユ用耐火れんがの
表面に目地材として不定形耐火物を用いることに
よつて、ノズルの閉塞、地金除去作業等がある程
度改善された。 しかし、タンデイツシユの炉材費の低減と省エ
ネルギー、さらに高熱作業の省力化と作業の合理
化が重要な課題になつており、この観点から現在
のタンデイツシユ用断熱板は耐用性ならびに作業
性において多くの欠点が残されている。 本発明のタンデイツシユ用耐火断熱板は、アル
カリ土類金属の炭酸塩、たとえばCaCO3、
CaCO3・MgCO3などの仮焼処理を施こさない原
料であつて、加熱時にCO2ガスを発生する物質を
2〜20重量%添加したもので第1図に使用態様を
示す。第1図において1は本発明の耐火断熱板、
3はタンデイツシユの外殻4に内張りされた耐火
れんがである。 かかるCO2ガスを発生する原料としては生の石
灰石、ドロマイト(苦灰石)などがある。本発明
によれば、従来の断熱板の諸欠点を除去し省エネ
ルギーの立場から予熱費と予熱時間を短縮し、断
熱保温性が優れているため、残湯地金が少なく、
地金の除去作業も容易になり、作業環境が著しく
改善でき、さらに耐蝕性に優れるため耐用性が従
来の断熱板の約2倍に延長した。 従来のタンデイツシユ用断熱板の損傷機構を使
用後の状態から調査した結果、耐火物原料として
マグネシア質を主原料とした材質からなる断熱板
では、スラグ中の主成分であるSiO2,CaO,
Fe2O3等が、2CaO・Fe2O3の形で断熱板組織内に
侵入し、断熱板の主成分であるMgOおよび不純
物のSiO2と反応して、低融物CaO・MgO・
SiO2,MgO・Fe2O3,MgO・3CaO・2SiO2,
2CaO・MgO・SiO2等が生成し、断熱板の寿命を
短縮していることが判明した。 また、従来から、断熱板の強度と断熱性を高め
るため有機質あるいは無機質繊維等比重の軽い、
すなわち嵩の大きい繊維を一般に3〜10重量%使
用している。そのため、連続気孔が多く、かつ通
気性も大きくなり、スラグ中の成分が断熱板の組
織内に侵入し易くなり、これがMgOとの反応を
促進し耐蝕性を劣化させている。 これに対し、本発明のタンデイツシユ用耐火断
熱板1は、耐火物原料に石灰石、苦灰石を主成分
とする原料を仮焼処理を施こさないで2〜20重量
%添加することに特徴を有し、次の作用によつて
耐蝕性を向上させる。 たとえば、マグネシア質耐火原料に、
CaCO3,CaCO3・MgCO3を添加して受鋼加熱し
た場合、CaCO3=CaO+CO2,MgCO3=MgO+
CO2のように分解し、その際発生するCO2ガスは
タンデイツシユ用耐火断熱板の使用面に一種のガ
スシールを形成し、このため耐火断熱板と鋼とが
接触する機会が多少遅延するようになり、耐蝕性
を向上させる一因ともなつている。 さらに、CaCO3,CaCO3,MgCO3は加熱によ
り容積変化を起して収縮するため気孔を生ずる
が、その場合の気孔は密閉気孔であり、有機ある
いは無機質繊維3〜10重量%使用した従来の連続
気孔をもつ耐火断熱板にくらべ、本発明品はスラ
グ成分が侵入しにくくなり、断熱性が著しく向上
する。 また、本発明においては、断熱板1に必要に応
じ繊維類を併用する場合でも、CaCO3,
CaCO3・MgCO3を使用して得た断熱性をいつそ
う補足する意味で、繊維類の添加量は2重量%以
下の少量で満足される。したがつて、有機または
無機質繊維3〜10重量%使用する従来の断熱板と
くらべて気孔の状態が全く異なり、本発明品の方
が高耐蝕性である。 前述のごとく、本発明品が組織上耐蝕性が優れ
ており、CaCO3を含む場合を例にとれば、スラ
グ中のSiO2と耐火断熱板中のCaOが反応して高
融点の3CaO・SiO2,2CaO・SiO2が生成し、低
融物の生成と浸透を防止し、2CaO・Fe2O3は表
面にのみしか存在しない。このような作用によ
り、従来品にくらべ、本発明品は大巾に耐蝕性が
向上した。 本発明において、CaCO3,CaCO3・SgCO3の
添加量を2〜20重量%に限定した理由は、2重量
%以下では断熱効果がなく、20重量%以上では耐
火断熱板の収縮が大きくなつてキレツが生ずるた
めである。 なお、本発明における耐火物原料は、後述の実
施例に示すマグネシア質のほか、アルミナ質、ム
ライト質、粘土質、珪酸質等を包含するものであ
る。 また、耐蝕性をさらに改良した二重構造に係る
本発明品は、第2図に示すごとく、異質の耐火断
熱板1および2の2層からなる二重構造一体成形
物である。タンデイツシユの外殻4に内張りされ
た耐火れんが3(第1図と同様に一般にロー石質
焼成品)の表面に通常耐火モルタルにより装着す
るものであつて、使用面側はマグネシア質、アル
ミナ質、ムライト質、粘土質、珪酸質原料等に黒
鉛またはコークス等の炭素物質を1〜10重量%添
加した耐蝕性断熱板2を形成し、背面はたとえ
ば、マグネシアクリンカーにそれぞれCaCO3,
CaCO3・MgCO3を主成分とする石灰石、苦灰石
等の仮焼処理を施こさない原料の1種あるいは2
種以上を配合した、すなわち加熱時にCO2ガスが
発生する原料を2〜20重量%添加して断熱性を高
めた耐火断熱板1として、両者を一体に成形し、
必要に応じて、可撓性および強度の改善と断熱性
をいつそう向上するために、繊維質物質を2重量
%以下添加することもできる。 このような二重構造一体成形物は前述の作用・
効果のほか、使用面側の耐火断熱板2はスラグ、
溶鋼等に濡れにくい炭素物質を1〜10重量%含有
するため、スラグや溶鋼の耐火断熱板組織内への
侵入を抑制することができ、耐蝕性が大巾に向上
する。 次に本発明の実施例を詳述する。 実施例 1 第1表に配合および製品(不焼成品)ならびに
焼成後の品質試験結果を示す。表中符号Aは従来
品、符号B〜Eは石灰石5重量%〜25重量%添加
品である。
【表】
【表】
第1表から判るように、従来品と比較して、本
発明品(符号B〜F)はいずれも低気孔でカサ比
重が高く、通気性が小さく、熱伝導率低く(断熱
性良好)、焼成線変化率も問題なく、高温使用に
安定である。 つぎに、従来品(符号A)を比較品として、符
号Cの本発明品1をタンデイツシユに内張りして
実用試験をおこなつた。その結果は、受鋼温度
1540〜1550℃のとき、従来品を用いたタンデイツ
シユ外殻4の外面温度は、受鋼後60分で40℃、
120分で50℃、180分後で60℃と上昇する。 これに対して、本発明品1は同様の条件で、60
分後には45℃であつたが、120分後には47℃とあ
まり温度が上らず、180分後で55℃であつた。 また、従来品は受鋼後120分後の断熱板背面温
度は600℃だつたが、本発明品1は570℃と低く、
断熱効果が高いことが確認された。 耐蝕性については、断熱板厚さ30mmで取鍋から
3回受鋼後、従来品は10mm溶損されたが、本発明
品1(符号C)は5mmの溶損にすぎず、2倍の耐
蝕性を示した。 実施例 2 本発明の他の態様すなわち二重構造物の実施例
について、その配合と構成およびそれらの品質を
第2表に示す。従来品は前記第1表(符号A)に
示すごとく、マグネシアクリンカー85重量%、繊
維物質として石綿10重量%、結合剤としてフエノ
ール樹脂5重量%配合し泥漿状にして、厚さ30mm
の板状に成形後乾燥して比較品とした。
発明品(符号B〜F)はいずれも低気孔でカサ比
重が高く、通気性が小さく、熱伝導率低く(断熱
性良好)、焼成線変化率も問題なく、高温使用に
安定である。 つぎに、従来品(符号A)を比較品として、符
号Cの本発明品1をタンデイツシユに内張りして
実用試験をおこなつた。その結果は、受鋼温度
1540〜1550℃のとき、従来品を用いたタンデイツ
シユ外殻4の外面温度は、受鋼後60分で40℃、
120分で50℃、180分後で60℃と上昇する。 これに対して、本発明品1は同様の条件で、60
分後には45℃であつたが、120分後には47℃とあ
まり温度が上らず、180分後で55℃であつた。 また、従来品は受鋼後120分後の断熱板背面温
度は600℃だつたが、本発明品1は570℃と低く、
断熱効果が高いことが確認された。 耐蝕性については、断熱板厚さ30mmで取鍋から
3回受鋼後、従来品は10mm溶損されたが、本発明
品1(符号C)は5mmの溶損にすぎず、2倍の耐
蝕性を示した。 実施例 2 本発明の他の態様すなわち二重構造物の実施例
について、その配合と構成およびそれらの品質を
第2表に示す。従来品は前記第1表(符号A)に
示すごとく、マグネシアクリンカー85重量%、繊
維物質として石綿10重量%、結合剤としてフエノ
ール樹脂5重量%配合し泥漿状にして、厚さ30mm
の板状に成形後乾燥して比較品とした。
【表】
【表】
本発明品は使用面側耐火断熱板2(符号BB)
は、マグネシアクリンカー88重量%、鱗状黒鉛5
重量%、繊維物質として石綿2重量%、結合剤と
してフエノール樹脂5重量%の泥漿をつくり、背
面側耐火断熱板1(符号E)はアグネシアクリン
カー73重量%、石灰石20重量%、繊維物質として
石綿2重量%、結合剤はフエノール樹脂を5重量
%配合した泥漿をつくり、まず使用面側耐火断熱
板2として厚さ15mmの板を成形し、次に背面側の
泥漿(符号E)を前記使用面側の板2の上面に厚
さ15mmに成形し、両者1および2の合計厚さを30
mmにして二重構造の一体成形物をつくり、乾燥後
製品とした。 本発明に係る符号BB、Eおよび二重構造の一
体成形物(符号BB+E)の3種の耐火断熱板の
品質を試験し、第2表に表す。 第1表に示す従来品(符号A)と比較して、使
用前の本製品すなわち不焼成の状態の品質におい
ても、充填密度が高く、曲げ強さが大きく、しか
も通気性が小さいという結果になつている。 本発明の使用面側2(符号BB)は炭素物質を
含むため、従来品にくらべ熱伝導率は、使用面側
の方が大きく、背面側は小さい。しかし一体成形
物(二重構造)では稍小さくなつている。 また、1350℃、1500℃加熱後の焼成線変化率
は、二重構造一体成形物は従来品よりも収縮が少
さく、曲げ強さ、加熱後の品質とも、優れた結果
を示している。 つぎに、タンデイツシユに試用した結果を記
す。 タンデイツシユの受鋼温度は1540〜1550℃であ
り、従来品(符号A)を使用した場合は、鉄製容
器の外面温度は受鋼後60分で40℃、120分で50
℃、180分後で60℃と上昇する。 これに対して、本発明に係る二重構造一体成形
物(符号BB+E)は、受鋼60分後で42℃、120分
後で50℃、180分後で57℃を示し、経時的に断熱
性が向上することが判明した。 耐蝕性については、従来品(符号A)は取鍋か
ら3回受鋼後で10mm溶損されたが、本発明品(符
号BB+E)は4回受鋼後で僅かに6mmの溶損で
あり、本発明が断熱性、耐蝕性ともに優れている
ことが明白である。
は、マグネシアクリンカー88重量%、鱗状黒鉛5
重量%、繊維物質として石綿2重量%、結合剤と
してフエノール樹脂5重量%の泥漿をつくり、背
面側耐火断熱板1(符号E)はアグネシアクリン
カー73重量%、石灰石20重量%、繊維物質として
石綿2重量%、結合剤はフエノール樹脂を5重量
%配合した泥漿をつくり、まず使用面側耐火断熱
板2として厚さ15mmの板を成形し、次に背面側の
泥漿(符号E)を前記使用面側の板2の上面に厚
さ15mmに成形し、両者1および2の合計厚さを30
mmにして二重構造の一体成形物をつくり、乾燥後
製品とした。 本発明に係る符号BB、Eおよび二重構造の一
体成形物(符号BB+E)の3種の耐火断熱板の
品質を試験し、第2表に表す。 第1表に示す従来品(符号A)と比較して、使
用前の本製品すなわち不焼成の状態の品質におい
ても、充填密度が高く、曲げ強さが大きく、しか
も通気性が小さいという結果になつている。 本発明の使用面側2(符号BB)は炭素物質を
含むため、従来品にくらべ熱伝導率は、使用面側
の方が大きく、背面側は小さい。しかし一体成形
物(二重構造)では稍小さくなつている。 また、1350℃、1500℃加熱後の焼成線変化率
は、二重構造一体成形物は従来品よりも収縮が少
さく、曲げ強さ、加熱後の品質とも、優れた結果
を示している。 つぎに、タンデイツシユに試用した結果を記
す。 タンデイツシユの受鋼温度は1540〜1550℃であ
り、従来品(符号A)を使用した場合は、鉄製容
器の外面温度は受鋼後60分で40℃、120分で50
℃、180分後で60℃と上昇する。 これに対して、本発明に係る二重構造一体成形
物(符号BB+E)は、受鋼60分後で42℃、120分
後で50℃、180分後で57℃を示し、経時的に断熱
性が向上することが判明した。 耐蝕性については、従来品(符号A)は取鍋か
ら3回受鋼後で10mm溶損されたが、本発明品(符
号BB+E)は4回受鋼後で僅かに6mmの溶損で
あり、本発明が断熱性、耐蝕性ともに優れている
ことが明白である。
第1図は、本発明による仮焼処理を施こさない
アルカリ土類金属炭酸塩を含む耐火断熱板を装着
したタンデイツシユの概略縦断面図、第2図は耐
蝕―耐火断熱板を二重構造に一体成形した本発明
の耐火断熱板を装着したタンデイツシユの概略縦
断面図を示す。 1……耐火断熱板、2……耐蝕性断熱板、3…
…耐火れんが、4……外殻。
アルカリ土類金属炭酸塩を含む耐火断熱板を装着
したタンデイツシユの概略縦断面図、第2図は耐
蝕―耐火断熱板を二重構造に一体成形した本発明
の耐火断熱板を装着したタンデイツシユの概略縦
断面図を示す。 1……耐火断熱板、2……耐蝕性断熱板、3…
…耐火れんが、4……外殻。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 耐火物原料に仮焼処理を施さない石灰石、苦
灰石の1種以上を2〜20重量%添加したことを特
徴とするタンデイツシユ用耐火断熱板。 2 耐火物原料がマグネシア質、アルミナ質、ム
ライト質、粘土質、珪酸質である特許請求の範囲
第1項記載のタンデイツシユ用耐火断熱板。 3 耐火物原料が無機質繊維物質または有機質繊
維物質またはそれら両者を2重量%以下の量で含
む特許請求の範囲第1項記載のタンデイツシユ用
耐火断熱板。 4 耐火物原料に炭素質物質を1〜10重量%添加
して成形した耐食性断熱板を使用面側に配し、か
つ耐火物原料に仮焼処理を施さない石灰石、苦灰
石の1種以上を2〜20重量%添加した断熱板を前
記耐食性断熱板の背面に配して二重構造に形成し
たタンデイツシユ用耐火断熱板。 5 耐火物原料がマグネシア質、アルミナ質、ム
ライト質、粘土質、珪酸質である特許請求の範囲
第4項記載のタンデイツシユ用耐火断熱板。 6 耐火物原料が無機質繊維物質または有機質繊
維物質またはそれら両者を2重量%以下の量で含
む特許請求の範囲第4項記載のタンデイツシユ用
耐火断熱板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8028880A JPS577866A (en) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | Refractory heat insulating plate for tandish |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8028880A JPS577866A (en) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | Refractory heat insulating plate for tandish |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS577866A JPS577866A (en) | 1982-01-16 |
| JPS6232150B2 true JPS6232150B2 (ja) | 1987-07-13 |
Family
ID=13714079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8028880A Granted JPS577866A (en) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | Refractory heat insulating plate for tandish |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS577866A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11662374B2 (en) | 2017-03-17 | 2023-05-30 | Furukawa Co., Ltd. | Group III nitride semiconductor substrate |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS596314A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-13 | Kawasaki Steel Corp | 溶鋼中の非金属介在物除去方法 |
| JPS62241866A (ja) * | 1986-04-15 | 1987-10-22 | 三井造船株式会社 | 高強度カルシア質耐火組成物 |
| SI2813481T1 (sl) * | 2013-06-10 | 2015-08-31 | Refractory Intellectual Property Gmbh & Co. Kg | Sestavek za izdelavo nekalupljenega ognjevzdržnega keramičnega proizvoda, postopek za izdelavno žganega ognjevzdržnega keramičnega proizvoda, žgan ognjevzdržen keramični proizvod in uporaba nekalupljenega ognjevzdržnega keramičnega proizvoda |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55140758A (en) * | 1979-04-21 | 1980-11-04 | Aikoh Co | Tandish lining material for steel continuous casting |
-
1980
- 1980-06-16 JP JP8028880A patent/JPS577866A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11662374B2 (en) | 2017-03-17 | 2023-05-30 | Furukawa Co., Ltd. | Group III nitride semiconductor substrate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS577866A (en) | 1982-01-16 |
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