JPS6232197B2 - - Google Patents

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JPS6232197B2
JPS6232197B2 JP13474176A JP13474176A JPS6232197B2 JP S6232197 B2 JPS6232197 B2 JP S6232197B2 JP 13474176 A JP13474176 A JP 13474176A JP 13474176 A JP13474176 A JP 13474176A JP S6232197 B2 JPS6232197 B2 JP S6232197B2
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JP
Japan
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reaction
alkali metal
triphenylborane
sodium
cyclohexane
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Application number
JP13474176A
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English (en)
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JPS5262252A (en
Inventor
Nazarenko Nikorasu
Kaaru Shiideru Uiriamu
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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Priority claimed from US05/630,994 external-priority patent/US4076756A/en
Priority claimed from US05/687,174 external-priority patent/US4046815A/en
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPS5262252A publication Critical patent/JPS5262252A/ja
Publication of JPS6232197B2 publication Critical patent/JPS6232197B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/027Organoboranes and organoborohydrides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Na+HOB(アリール)のようなト
リアリールボランアルカリ金属水酸化物付加物
(以下トリアリールボランのアルカリ金属水酸化
物塩または単にトリアリールボランのアルカリ金
属塩と呼ぶことがある)の製法に関する。更に詳
しくは、本発明はアルカリ金属、有機ハロゲン化
物及びオルトホウ酸エステルを不活性有機溶媒中
で反応させ、反応生成物を水と接触させることに
よりボランを回収し、さらにその水混合物から揮
発物を蒸溜し、それにより生じた蒸溜物をPH6以
上の酸と接触させてボランを形成させることより
なるトリアリールボランの製造法である。
有機ボラン、すなわちホウ素と結合した1つま
たはそれ以上の炭素を有する化合物は、ハロゲン
化ホウ素のエーテル溶液中でRMgXタイプの試薬
を使用するグリニヤール(Grignard)反応を含
む種種の方法により製造されている。米国特許第
2880242号には、アルカリ金属を含む無水エーテ
ル溶液中での有機ハロゲン化物とハロゲン化ホウ
素の直接作用による三置換ボラン製造のための改
良法が開示されている。
米国特許第3199857号には、有機ホウ素ハロゲ
ン化物または有機ホウ酸エステルを製造するため
に、不活性液状媒体中で有機アルカリ金属を対応
する三ハロゲン化ホウ素またはホウ酸のエステル
と反応させて相当する有機ホウ素化合物を製造す
る方法が開示されている。
有機ホウ素化合物の製造に関するもう一つの方
法が米国特許第3187054号に開示されている。こ
の方法には、不活性炭化水素溶媒中で三ハロゲン
化ホウ素、ホウ素エステルまたはホウ素・炭素化
合物と有機ナトリウム化合物との反応が含まれて
いる。大気圧で約50℃以下の温度において、望ま
しくはホウ酸エステルの存在下で、芳香族ハロゲ
ン化物を細かく分散した金属ナトリウムと反応さ
せることによる種種のアリール・ポリボロン酸
(Polyboronic acid)及びエステルの製造法が米
国特許第3090801号に開示されている。トリフエ
ニルボランを水酸化ナトリウムと反応させること
によるトリフエニルボランの水酸化ナトリウム塩
の製造は、「Uber Komplexbildung mit
Triphenylbor」(Ann.573,208(1951))と題し
た論文において、WittigとRaffにより開示されて
いる。これらに関係した化合物、例えばアルキル
ホスフイン、の製造は米国特許第3223736号に開
示されている。
本発明は、細分化したアルカリ金属、たとえば
粒径が1〜100μのナトリウム金属を、ハロゲン
化アリールたとえばクロルベンゼン、およびオル
トホウ酸エステル、たとえばイソプロパノールや
第二級ブタノールのような第二級アルカノールか
ら誘導されたオルトホウ酸エステルと、反応条件
下で液状のC5〜C8不活性炭化水素溶媒(不活性
ではないが電子移動を増大するベンゼンやアルカ
リ金属を活性化するイソプロパノールのような助
触媒を添加してもよい)中、実質上無水の条件下
で反応させ、そして生成したトリアリールボラン
アルカリ金属アルコキシドを加水分解することか
らなるトリアリールボランのアルカリ金属水酸化
物付加物の製法を提供する。得られた付加物の溶
液を酸、たとえば塩酸で、PH6〜8に中和すれ
ば、トリアリールボランが得られる。
トリアリールボランのアルカリ金属アルコキシ
ドは、前記反応成分の同時接触による一工程で、
または最初に有機アルカリ金属化合物を生成させ
次いでこれをオルトホウ酸エステルと反応させる
二工程で製造できる。本発明の一つの好ましい態
様によれば、シクロヘキサン中、無水条件下、15
〜120℃のある温度において、粒径1〜5μの細
分化したナトリウムをクロルベンゼンおよびオル
トホウ酸イソプロピルと、一工程または二工程で
反応させ、そして生成したトリフエニルボランナ
トリウムイソプロポキシドを加水分解して、トリ
フエニルボランの水酸化ナトリウム付加物を得
る。
本発明が意図している望ましいトリアリールボ
ランには、一般式R3―Bのものが含まれてい
る。ここで、Rは同一または異るものであり、6
ないし12個の炭素原子を有するアリール基または
置換アリール基、例えばフエニル、オルトトリ
ル、パラトリル、ナフチル、メトキシ・パラフエ
ニル、パラアミノフエニル、ビフエニル、クロル
フエニル及びブロムフエニルである。
本発明の方法において、使用できるアルカリ金
属としては、ナトリウムが望ましいが、リチウ
ム、カリウム等も含まれる。アルカリ金属との反
応の速度及び効率は、少くとも部分的にはそのア
ルカリ金属の表面積に関係している。この金属は
反応溶媒中で1―5μの粒子の懸濁であることが
望ましいが、100μまで及びそれ以上の粒子でも
低級アルキルアルコール、すなわち1―6個の炭
素原子を有するもの、例えばメタノール、エタノ
ール及びイソプロパノールを含むある種の活性化
剤と共に使用することができる。この活用化剤
は、反応が低温で進行するときに使用されるのが
望ましく、直接に反応混合物中にまたは反応溶媒
に溶液として入れてもよい。例えば、メチルシク
ロヘキサン溶媒中でその反応が100℃またはそれ
以上の温度で進行する場合には、ナトリウムを溶
融状態で直接その反応媒体中に入れる。急激な反
応は大きい発熱があるので、反応が非常に急速に
起る場合は、冷却の必要が生じ過度の経済的損失
を伴うことになる。従つて、冷却の必要度を少く
するためにその望ましい操作条件下で反応速度を
調整することが望ましい。この目的は、反応のた
めのナトリウム分散物の連続的定量添加またはナ
トリウム分散物の追加を実施することにより、収
率に不利な影響を与えることなしに達成すること
ができる。
本発明の方法では、不活性有機溶媒として多く
の種類の化合物が使用できる。反応体は、反応温
度においてその溶媒によく溶けるものであつて、
かつその溶媒と反応しないものでなければならな
い。電子移動を増加させるベンゼンのような化合
物(移動剤)をその媒体中に含ますことができ
る。これは特に、低い反応温度において使用され
る。ある溶媒が適当であるか否かは、その反応工
程を進行させる方法により異なる。例えば、アリ
ール化剤がつくられて、それがオルトエステルと
反応するような方法では、トルエン、キシレン及
びクメンのような溶媒は、それらがアリール化剤
と反応するのであまり望ましくないようである。
しかしながら、オルトホウ酸エステルが存在する
時は、アリール化剤はそのエステルと優先的に反
応しそれによりトルエンのような溶媒を実質的に
不活性にする。溶媒の還流により熱除去に便利で
あるためにその溶媒が大気圧で好ましい反応温度
近くの沸点を有することが望ましい。適当な溶媒
としては、その不飽和化合物がアルカリ金属、有
機ハロゲン化物またはオルトエステルと反応しな
いような、5―8個の炭素原子を有する枝分れア
ルカンまたは枝分れなしのアルカン、例えば、ペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン及び3―
メチルペンタン;5―8個の炭素原子を有するシ
クロアルカン、例えばシクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、シクロオクタン、シクロペンタ
ン;5―8個の炭素原子を有するアルケン、並び
に5―8個の炭素原子を有するシクロアルケンが
ある。前の例では、ヘキセンとオクテンが含まれ
る。他の適当な不活性有機溶媒は、前述の説明か
ら当業者には明かであろう。シクロヘキサンは、
それが望ましい反応温度で沸騰すること、従つて
熱除去に効果があること及び以下において述べる
ようにある種のエステルを使用するときは好まし
い生成物が高い収率で得られるという理由から、
望ましい溶媒である。
この有機ハロゲン化物は、系内で相溶し、そこ
においてそのハロゲンが反応に利用されるが、他
の官能部分及び置換基が反応に対し実質的に不活
性であるようなハロゲン置換有機物である。異な
るR基を有するボラン(R3―B)またはその付
加物が望まれる場合は二種以上の有機ハロゲン化
物またはハロゲン化芳香族化合物が使用される。
アリール基が6―10個の炭素原子を有するアリー
ル・ハロゲン化物及び置換アリール・ハロゲン化
物のようなハロゲン芳香族化合物は特に有用であ
る。アリール・ハロゲン化物は、ハロゲン置換基
に加えて、1―8個の炭素原子を有するアルキル
基、2―8個の炭素原子を有するアルケニル基、
6―10個の炭素原子を有するアリール基、1―8
個の炭素原子を有するアルコキシ基及び式―NR2
を有するアミノ基からなる群から選ばれた同種ま
たは異種の1個または2個以上の基で置換されて
いてもよい。ただし、―NR2のRはハロゲンまた
は上記のハロゲン以外の置換基である。アリー
ル・ハロゲン化物中の炭素原子の全数は12を越え
ないことが望ましい。適当なハロゲン芳香族化合
物の例としては、クロルベンゼン、ブロムベンゼ
ン、4―クロルビフエニル、2―クロルトルエ
ン、4―クロルトルエン、ジクロルベンゼン、ジ
ブロムベンゼン、オクチルクロルベンゼン、クロ
ルトルエン、パラクロルトルエン、オクテニルク
ロルベンゼン、クロルビフエニル、ナフチルクロ
ルベンゼン、パラクロルアニソール、クロルフエ
ニル・オクチル・エーテル、パラクロルアニリン
及びクロル―N,N′―ジメチルアニリンがあ
る。クロルベンゼンは望ましいハロゲン芳香族化
合物である。有機ハロゲン化物またハロゲン芳香
族化合物の量はその反応性に関連して変るけれど
も、ハロゲン化芳香族化合物、アルカリ金属及び
エステルが同時に反応するような方法ではエステ
ルに対しては、そのモル比が3.5/1―3/1の範囲に
あることが望ましい。
本発明の反応は、アルカリ金属がエステルと接
触する前に有機ハロゲン化物と反応する場合には
40―65℃の範囲、また反応剤が同時に接触する時
は75―105℃の範囲の温度で反応を行わせること
が望ましいけれども、広い温度範囲、すなわち15
―120℃にわたつて行わせることができる。
本発明において使用可能なホウ酸トリエステル
(オルトホウ酸エステル)には、1―10個の炭素
原子を含むアルコールから誘導された一般式B
(OR)3で表わされるものが含まれている。ただ
し、ここでRは、メチル、エチル、n―プロピ
ル、イソプロピル、n―ブチル、第二ブチル、第
二アミル、メチルイソブチル、オクチル、シクロ
ヘクシル、シクロペンチル及びフエニルからなる
群から選ばれるものであり、各Rは同一または異
なるものであつてもよい。低級第二アルキルアル
コール、すなわち3―8個の炭素原子を有するそ
の第二アルコールから誘導されたホウ酸エステル
は、シクロヘキサンが不活性反応媒体として使用
されるときは特に望ましいものである。というの
は、これらがここで述べた方法で使用されるとき
に、望ましい生成物が非常に高い収率で得られる
からである。
本発明の方法が上に述べた好ましい方法で実施
されるときは、ホウ素を含む副産物は、トリアリ
ールボランの重量に対して6%より少なく、望ま
しい場合は3%より少なく、トリアリールボラン
のナトリウム塩付加物は水溶液中で安定である。
本法によれば、充分な純度のトリアリールボラ
ンアルカリ金属アルコキシドが生成し、これを水
で処理して得た水溶液中では、トリアリールボラ
ンのアルカリ金属水酸化物付加物は長期間安定で
ある。反応生成物を水で処理する公知方法がある
が、反応生成物中にはボリン酸やその前駆物のよ
うな不純物が多量に含まれており、それらがトリ
アリールボランのアルカリ金属水酸化物付加物含
有液を酸性化する際に生成するトリアリールボラ
ンと反応するため、ボランの歩留りが低い。
本法によつて得られる水溶液中でトリアリール
ボランアルカリ金属水酸化物付加物は安定である
ので、液中のアルコールのような揮発性化合物
は、例えば、通常の水共沸混合物としての蒸溜、
または溶媒抽出によりその溶液から除去すること
ができる。アルコールはトリアリールボラン及び
特にトリフエニルボランと反応するので、収率の
低下をもたらすものである。蒸溜は大気圧で70―
100℃の温度範囲で適宜行われる。他の適当な蒸
溜条件及び適当な溶媒は当業界ではよく知られて
いるものである。
揮発性化合物を除去した後に、混合物をプロト
ン酸すなわちブロンステツド酸により、PHを約6
以上に、生成物がトリフエニルボランの場合は望
ましくはPHは約6―8の範囲に、もつとも望まし
くは7.1―7.4に酸性化する。より酸性のPHへの中
和は、トリアリールボランの急速な酸触媒加水分
解をひき起しボリン酸を形成することが発見され
た。そしてそのボリン酸が今度は分解を促進して
いく。酸との接触後、すなわち、トリアリールボ
ランの形成中に、この生成物は前記不純物及び加
水分解に対してもつとも敏感である。従つて、水
溶液からのボランの急速な分離、望ましくはボラ
ン形成直後の分離によりボランの分解を最小にす
ることが望ましい。酸性化する前の水溶液中にお
けるトリアリールボランのボリン酸に対する比
は、13/1より大きく、望ましくは15/1より大き
く、もつとも望ましくは20/1より大きくすべきで
ある。これは、トリフエニルボランが水溶液から
沈殿するときのボリン酸によるトリフエニルボラ
ンの汚染を少くとも部分的に妨げる中和によつて
トリアリールボランの充分な率を確保するためで
ある。非常に低い比では、トリフエニルボランが
沈殿するときにボリン酸を溶液中に保持するため
に、その系に追加の水を入れることが必要になる
ことがある。トリアリールボランの最大収率を確
保するために数種の方法が単独または組合せて使
用できることは前述のことから明らかである。ト
リアリールボランが酸素に対して非常に反応性が
あることは注意すべきであり、本方法のこの段階
の間中は酸素を除去するよう注意が払わるべきで
ある。
本発明のより完全な理解は、本明細書に付属し
その一部となつている図面を参照することによつ
てなされる。この図面には特定の反応体としてシ
クロヘキサン溶媒中でナトリウム、クロルベンゼ
ン及びオルトホウ酸イソプロピルを使用し、トリ
フエニルホウ素を製造する具体的な系が記載され
ている。しかしながら、以下の説明は、前に記載
したような多くの種類の反応体及び溶媒にも適用
されることがわかるであろう。
第1図において、反応容器1に、配管2を通じ
てホウ酸を、配管3を通じて化学量論的量以上の
イソプロパノールを、そして配管4を通じてシク
ロヘキサン溶媒を入れ、それらの内容物を70℃近
くの温度まで加熱することによりバツチ反応容器
1でオルトホウ酸イソプロピルを製造する。水が
生成するが、これは上部コンデンサー5に導かれ
るシクロヘキサン―水・イソプロパノール共沸混
合物を蒸発させることにより、反応容器1から連
続的に除去される。凝縮物は、水―イソプロパノ
ール層を有機層から分離する回収系へ配管6を通
じて導かれる。有機層は反応容器1に再循環させ
る。反応容器の温度が断熱的に約80℃まで上昇す
るように放置されている間に水の生成の減少によ
り確認されるホウ酸の完全な転化が得られるま
で、反応は継続される。未反応または部分的に反
応したホウ酸またはアルコールはフエニル・ナト
リウムを消費していくので、実質的に完全なホウ
酸の反応及び余剰アルコールの除去が必要とされ
る。反応容器1の生成物は次に配管7を通じて反
応容器8に導かれる。ここで、その生成物は、配
管9を通じて導かれたナトリウム分散物及び配管
10を通じて導かれたクロルベンゼンと接触す
る。このナトリウム分散物は、溶融ナトリウムの
流れ12とシクロヘキサンの流れ13を供給され
る分散容器11内で、溶融ナトリウムと高温
(100―110℃)シクロヘキサンを加圧下で混合す
ることにより製造される。望ましい具体例では、
ナトリウム分散物、クロルベンゼン及びオルトホ
ウ酸イソプロピルは、約1時間かけて定められた
割合でその反応容器に計量して入れる。反応は望
ましくはシクロヘキサンの沸点(大気圧において
約80℃)で行わせる。その間の高い発熱反応によ
つて発生した熱は、エア・コンデンサー14でシ
クロヘキサン蒸気を凝縮することにより除去す
る。反応完了後、それらの反応体は配管15を通
じて反応容器16へ導かれる。ここで、それら
は、トリフエニルボランの水酸化ナトリウム塩を
つくり、またイソプロパノルを再生産するため
に、配管17を通じて導かれた水と約30―45℃の
温度で接触させる。余分のナトリウムは水と反応
して苛性アルカリ及び水素を発生させるので、適
当な装置(図示されていない)により除去し、か
つ処理すべきである。反応器16における反応混
合物と水との完全な接触の後、生成物の流れは、
水相からシクロヘキサン(油)相を分離するため
に配管19を通じてデカンター(傾瀉器)18へ
送られる。油相は、本発明方法の再循環成分を回
収し精製し、適当な装置(図示されていない)で
副産物を除去するために、配管20を通じて除去
され処理される。水相は、配管21を通じてデカ
ンター18から貯溜タンク22へ移動させ、ここ
でトリフエニルボランのナトリウム付加物の水溶
液が長期間貯溜される。トリフエニルボランは、
蒸溜カラム25で、タンク22(配管24)の溶
液から水共沸混合物としてアルコールを除く(配
管23)蒸溜により製造される。カラム25のテ
ールは、次に配管26を通じて酸混和槽27に送
られ、ここで配管28を通じて塩酸が加えられ水
溶液は定められたPHに中和される。その中でトリ
フエニルボランが沈殿し、塩化ナトリウムが形成
される。トリフエニルボランの水性スラリーは配
管29を通じてフイルター28に導かれ、ここで
塩水を含む廃水はボランから分離され配管30を
通じて処理のために排出される。水分を含むトリ
フエニルボランは配管31を通じて導かれ、次に
回収のため洗浄し乾燥する。
以下の実施例は、本発明を具体的に例示するも
のであるが、本発明を制限するものではない。
「部」及び「パーセンテージ」は特に指示しな
い限り、重量によるものである。すべての試薬は
少くともC.P.級のものである。収率はエステルに
もとづいている。
実施例 1 用いた装置は、反応物をチツ素雰囲気に保つた
めの設備とともに、機械的かきまぜ機、温度計、
添加漏斗及び環流冷却器を備えた四口フラスコで
あつた。ナトリウム分散物(粒径1―5μ)3.8
gとベンゼン2mlを含むシクロヘキサン40mlを入
れ、次にフラスコの内容物を80℃加熱した。シク
ロヘキサン45ml中にクロルベンゼン9.0gとオル
トホウ酸イソプロピル4.7gを含む溶液を、前記
内容物の温度を80℃に保ちながら60分間にわたつ
てそのフラスコに加えた。クロルベンゼンとオル
トホウ酸イソプロピルの添加後、フラスコの内容
物は、徐々に室温まで冷却するために放置し、次
に水60mlをフラスコに入れた。生成した水の相と
有機物の相はフラスコからとり出して分離した。
トリフエニルボランのナトリウム塩を含むこの水
の相は標準実験室蒸溜カラムに入れられ、このカ
ラムにおいて、アルコールが70―100℃で2時間
にわたる共沸蒸溜によりとり除かれた。トリフエ
ニルボランのボラン加水分解生成物に対する比が
85/1である蒸溜残留物を、トリフエニルボランが
沈殿するPH7.2になるまで、2.10規定の塩酸で室
温において滴定した。次に、生じたスラリーをろ
過して、白色のフイルター・ケーキを水で洗浄
し、真空乾燥して、トリフエニルボラン5.17gを
得た(収率85.4%)。
アルコール除去の方法としては、蒸溜法に代え
て、溶媒抽出でも可能である。前記の本実施例記
載と同様にしてつくつた反応混合物をH2O75mlと
接触させた。有機物の相と水の相を分離し、トリ
フエニルボランのナトリウム塩を含む水の相を3
回抽出した。各抽出はシクロヘキサン40mlにより
室温で行つた。水溶液にシクロヘキサン150mlを
混合し、ついでそれを塩酸で酸性化した。トリフ
エニルボランを含むシクロヘキサンの層を乾燥
し、アンモニア処理を行い、そして真空により濃
縮し、78.9%トリフエニルボランを得た。
実施例 2 実施例1で述べたやり方を用いて、シクロヘキ
サン45ml中にオルトホウ酸第二ブチル5.8gとク
ロルベンゼン8.8gの溶液を含む反応フラスコ
に、シクロヘキサン40ml中に細分化したナトリウ
ム3.8gを含む混合物を、温度を80℃に保ちなが
ら60分間にわたつて加えた。生成物は実施例1で
述べたと同様にしてつくられ、5.8%トリフエニ
ルボラン(89.9%収率)とボリン酸(比41/1)を
含む水の相(蒸溜前)が得られた。
実施例 3 実施例1に記載したやり方を用い、シクロヘキ
サン40ml中に細分化したナトリウム3.8gを含む
混合物を、シクロヘキサン45ml中にオルトホウ酸
メチル・イソブチル7.9gとクロルベンゼン9g
を含む溶液に、フラスコ内容物の温度を80℃に保
ちながら1時間かけて加えた。生成物は実施例2
記載の方法と同様にしてつくつた。水の相の分析
は74.9%のトリフエニルボラン収率を示した。ト
リフエニルボランのボラン加水分解生成物に対す
る推定比は20/1であつた。
実施例 4 実施例1に記載したものと実質的に同じ装置を
使用し、トルエン40ml中に細分化したナトリウム
分散物3.8gを含む懸濁液をフラスコに入れ、ナ
トリウムが融解する温度の100℃まで加熱した。
次に、オルトホウ酸イソプロピル(4.7g)をそ
のフラスコに入れた。この混合物に、1時間かけ
てトルエン30ml中にクロルベンゼン9.0gを含む
溶液を点滴により加えた。この時間中に温度は急
速に上昇し、そして105℃でとどまつた。実施例
2と同じようにして得られた水溶液の分析結果
は、トリフエニルボランの88%収率及びボランの
加水分解生成物に対する比が33/1であることを示
した。
次に、これと実質的に同じ結果がトルエンの代
りにメチル・シクロヘキサンを使用し、かつ100
℃で反応を進行させることにより得られた。
実施例 5 実施例1記載の装置と実質的に同じものを使用
して、シクロヘキサン40ml中に細分化したナトリ
ウム4.0gを含む混合物を反応フラスコに入れ、
次にシクロヘキサン45ml中にクロルベンゼン9.0
gとオルトホウ酸イソプロピル4.7gを含む混合
物を、80℃で反応を保ちながら70分かけてそのフ
ラスコに入れた。実施例2の場合と同様の水溶液
分析はトリフエニルボランの収率が82.7%である
ことを示した。
実施例 6 本例および次の実施例7はトリフエニルボラン
のナトリウム塩の安定性を実証するものである。
トリフエニルボランのナトリウム塩水溶液(ボラ
ンの25.7重量%)の4種の11.0gサンプルを、
2.10規定の塩酸で、PHがそれぞれ8.0,7.2および
6.1、さらに比較のためPHが1.9に酸性化した。こ
れらのサンプルを約3時間そのまま放置した。次
にナトリウム塩を5%水酸化ナトリウムの添加に
より形成し、その水溶液をメタノール、ヘキサ
ン、アンモニアの混合物を移動相としてシリカ・
ゲルを担体として使用して液体クロマトグラフイ
ーで分析した。PHが6.1,7.2及び8.0に酸性化した
サンプルに対しては、トリフエニルボランの分解
は検知されなかつた。しかしながら、1.9に酸性
化したサンプルは、45重量%のトリフエニルボラ
ンの分解を示した。
実施例 7 実施例1に述べたやり方と実質的に同じやり方
でトリフエニルボランのナトリウム塩の水溶液を
つくつた。空気を除去しながら、その水溶液を90
時間100℃で沸騰させた。検知されるような分解
は観察されなかつた。このサンプルは、貯溜一カ
月後においても認められるような分解を示さなか
つた。
実施例 8 実施例1において、シクロヘキサンの代りにパ
ラークロルトルエンでおきかえ、トリーパラート
リルボランを78.3%収率で生成する以外は、実施
例1と実質的に同様の実験を繰返した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の工程を実施するための一つ
の典型的な例を示すフローチヤートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルカリ金属と、ハロゲン化アリールと、オ
    ルトホウ酸エステルとを、5〜8個の炭素原子を
    有する液体炭化水素溶媒中で実質的に無水の条件
    下で接触させ、ついでその生成物を水と接触させ
    ることからなるトリアリールボランのアルカリ金
    属水酸化物付加物の製法。 2 オルトホウ酸エステルが低級第二級アルキル
    アルコールから誘導されるものである特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3 ハロゲン化アリールがクロルベンゼンであ
    り、溶媒がシクロヘキサンであり、オルトホウ酸
    エステルがオルトホウ酸イソプロピルである特許
    請求の範囲第2項に記載の方法。 4 ハロゲン化アリールを、オルトホウ酸エステ
    ルとの接触に先立つてアルカリ金属と接触させて
    有機アルカリ金属化合物を形成する特許請求の範
    囲第1ないし3項のいずれかの項に記載の方法。 5 反応剤を同時に接触させ、75〜105℃の範囲
    に維持する特許請求の範囲第1ないし3項のいず
    れかの項に記載の方法。
JP13474176A 1975-11-12 1976-11-11 Process for preparing triaryl borane Granted JPS5262252A (en)

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US05/630,994 US4076756A (en) 1975-11-12 1975-11-12 Process for the preparation of triarylborane
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