JPS6236968B2 - - Google Patents
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- JPS6236968B2 JPS6236968B2 JP14224982A JP14224982A JPS6236968B2 JP S6236968 B2 JPS6236968 B2 JP S6236968B2 JP 14224982 A JP14224982 A JP 14224982A JP 14224982 A JP14224982 A JP 14224982A JP S6236968 B2 JPS6236968 B2 JP S6236968B2
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- calcium carbonate
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Landscapes
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Paper (AREA)
Description
本発明は、水分散性合成炭酸カルシウム粒状
体、特に見掛け比重が比較的大きく、微粉の飛散
が極めて少なく、取扱性及び作業性の良好な、し
かも水に容易に分散する実用性の大きい炭酸カル
シウム粒状体に関するものである。 炭酸カルシウムは水不溶性で、その白色粉末は
白色顔料、各種充てん剤として塗料、製紙工業そ
の他の技術分野で広く大量に使用されている。そ
れらの利用に際しては、合成炭酸カルシウムは、
微粉状として、その白色性、吸油性、吸水性など
の特性を十分に発揮させるのが普通である。しか
しそれを微粉末としたものは極めてかさ高であ
り、輸送や貯蔵に不便であるばかりでなく、使用
の際に粉立ちが多く、さらに水分散性も悪く作業
性が低くなるのを免れない。また、このような合
成炭酸カルシウムは、過ケーキに低粘化剤を加
えて水性スラリーとしたとき、固形分濃度を60重
量%以上にすることが困難であるため、例えば固
形分濃度65〜70重量%を必要とする塗工用高濃度
カラーには実質上、使用できないという欠点があ
る。 他方、粉末炭酸カルシウムの取扱いを容易にす
るために粒状化する試みがなされているが、粒径
をコントロールし、揃えることが極めて困難で、
そのため見掛比重も大きく変動して取扱いが不便
であるばかりでなく、例えば20〜40重量%の水分
を含有する粒状体は、なお表面粘着性を有し、輸
送や貯蔵などの間に粒子相互が結合し、あるいは
崩壊しやすいなどの問題をもたらす。これを防止
するのに、さらに20重量以下に乾燥しなければな
らないが、そのような乾燥は、非常に多くの手間
と時間を要し、工業的に著しく不利である。さら
に悪いことには、この粒状炭酸カルシウムは、水
に分散させるとき、適用する製品の品質を低下さ
せる恐れのあるもの、例えば紙塗工用顔料として
望ましくない325メツシユのふるいを通過しない
粗粒子が1重量%以上残存するため、良質の分散
液が得られず、また高度な乾燥処理を施すため水
分散性もそこなわれることになる。 本発明者らは、粉末炭酸カルシウムの粒状化及
び粒状体の上記のような種々の欠点ないし問題点
を克服し、水分散性の優れた合成炭酸カルシウム
粒状体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、アラ
ゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを用いて造粒
し、所定の含水量、粒度に調整することによりそ
の目的を達成しうることを見出し、本発明をなす
に至つた。 すなわち、本発明は、アラゴナイト系柱状合成
炭酸カルシウムを少なくとも50重量%含む炭酸カ
ルシウムからなり、含水率2〜35重量%、粒径
0.1〜10mmを有する水分散性合成炭酸カルシウム
粒状体を提供するものである。 本発明の粒状体を構成するアラゴナイト系柱状
合成炭酸カルシウムは、必ずしも純粋なものであ
る必要はなく、それを主体とするもの、すなわち
少なくとも50重量%、好ましくは80重量%以上の
アラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを含む炭
酸カルシウムであればよい。 本発明の水分散性合成炭酸カルシウム粒状体を
製造するには、例えば特公昭55−51852号公報に
載されている方法に従い、石灰乳の中へ二酸化炭
素を吹き込むことにより得られるアラゴナイト系
柱状合成炭酸カルシウムを10〜40重量%の濃度で
含有する水性スラリーを、脱水処理して固形分濃
度45〜65重量%のケーキとし、これを粒径0.1〜
10mmの粒状体に造粒したのち、これを乾燥して含
水率2〜35重量%に調整する。この際のアラゴナ
イト系柱状合成炭酸カルシウムとしては、その長
径が約3μ以下、特に2μ以下のものが好適であ
る。 水性スラリーの脱水は、常法に従い、普通に使
用されている脱水機を用いて行うことができる。
このような脱水機としては、例えば、オリバーブ
レス、フイルタープレス、遠心脱水機、ベルトプ
レス、加圧脱水機、デカンターなどスラリーを脱
水するのに慣用されているものを挙げることがで
きる。この際、ケーキが粒状化するような脱水機
を用いれば、後続の造粒工程を同時に行うことが
できるので有利である。例えばベルトプレスを用
いて脱水した場合、脱水されたケーキはロールに
付着するが、これをスクレーパーでかき取る際、
粒状化して離脱するので、そのまま造粒が行われ
ることになる。 この脱水処理により、固形分濃度45〜65重量
%、好ましくは55〜60重量%のケーキが得られ
る。このケーキは次いで押出法などにより、造粒
され、粒径0.1〜10mm、好ましくは1〜5mmの粒
状体としたのち、含水率2〜35重量%、好ましく
は20〜30重量%まで乾燥される。 この乾燥は、フラツシユ乾燥、バンド乾燥、流
動乾燥、ロータリー乾燥、加熱ロール乾燥、真空
乾燥、たな乾燥など任意の手段によつて行うこと
ができるが、含水率の制御が容易であり、しかも
粒子の崩壊を少なくすることができるという見地
から、バンド乾燥、たな乾燥及び加熱ロール乾燥
が有利である。また、乾燥温度としては、0〜
300℃、好ましくは50〜150℃の範囲内の温度が選
ばれる。 アラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを主体
とするケーキは比較的低温で容易に乾燥すること
ができるので、工業的に極めて有利であり、また
含水率が35重量%、すなわち固形分65重量%に乾
燥した粒状体は、他種の同程度の炭酸カルシウム
粒状体のような表面のべたつきが全くなく、輸送
や貯蔵中に粒相互の固着などの不都合な現象も全
くない優れた性質を示す。 このように、本発明の炭酸カルシウム粒状体
は、比較的含水量が多い場合にも、見掛上あるい
は感触的に良好な乾燥状態であり、取扱いに不都
合がないから、簡単な乾燥でよく、工業的に有利
である。また、本発明の炭酸カルシウム粒状体は
水と接触させるとき極めて容易に分散してスラリ
ー化し、しかも高い固形分濃度のスラリーを形成
することができるので、作業性に優れるとともに
広い利用範囲を有し、その実用的価値は著しく高
い。 本発明の炭酸カルシウム粒状体は、上記のよう
な優れた諸性能を有するので、10mmを超えた塊に
形成させてもよいが、その乾燥及び使用に際して
の取扱いを考慮するときは、0.1〜10mmの粒径に
調製することが好ましい。また、その含有水分
は、35重量%を超えると粒状体表面が若干粘着性
を帯び、粒状体が相互に結合したり、粒状体の強
度が低して崩壊する恐れがあるので、含水率を35
重量%以下に乾燥させることが必要である。他
方、一般に炭酸カルシウム中の微量水分を完全に
除去するには多くの時間と経費を要する上に、過
度の乾燥は分散性の低下をもたらすため、本発明
における含有水分の下限としては2重量%が実用
的限度となる。したがつて本発明粒状体の含水率
は2〜35重量%、好ましくは20〜30重量%の範囲
内で選ばれる。 また、本発明の炭酸カルシウム粒状体はアラゴ
ナイト系柱状炭酸カルシウムを主体とした炭酸カ
ルシウムで形成されるが、アラゴナイト系柱状炭
酸カルシウム粒状体が少なくとも50重量%存在す
ることが必要であり、50重量%未満では水に対す
る分散性が低下するばかりでなく、上記含水率範
囲内、特に比較的多量の水分を含有する場合の保
形性も悪く、また水に分散させた場合に粗大化し
た粒子の325メツシユ不通過残存量が1%以上と
なり好ましくない。アラゴナイト系柱状炭酸カル
シウムの存在量は、好ましくは70重量%以上、さ
らに好ましくは80重量%以上である。 本発明の炭酸カルシウム粒状体は、上記したよ
うに、水分散性に優れ、コーレスミキサーなどの
ような分散機で容易に水性スラリー化することが
でき、また従来の炭酸カルシウム又はその粒状体
からは得られなかつた高濃度、例えば70重量%前
後の高い固形分濃度のスラリーを形成させること
もできる。さらに、本発明の粒状体は比較的高い
含水率の粒状炭酸カルシウムとして提供でき、安
定できかつ取扱いが容易な実用性の優れた炭酸カ
ルシウム供給源となる。 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 平均粒径0.1μ×1μの合成アラゴナイト系柱
状炭酸カルシウム(純度100%)を約20重量%の
固形分濃度で含む水性スラリーをベルトプレスを
用いて含水率45重量%の顆粒状ケーキとしたの
ち、これをバンド乾燥機により、乾燥温度約100
℃乾燥して含水率約2.5重量%の炭酸カルシウム
粒状体を得た。 得られた粒状体は粒径1〜3mm、炭酸カルシウ
ム固形分75.2重量%、カサ比重(g/ml)は0.71
であつた。 この炭酸カルシウム粒状体を用い、分散機コー
レスミキサーにより、周速25m/secで20分処理
して、固形分約30重量%及び約70重量%のそれぞ
れの水分散液を得た。各分散液について諸性質を
測定し、それらの結果をまとめて第1表に示し
た。 なお、固形分約70重量%分散液にはポリアクリ
ル酸ソーダ系分散剤(サンノプコ社製、商80名
「SN5044」)を1重量%を添加した。
体、特に見掛け比重が比較的大きく、微粉の飛散
が極めて少なく、取扱性及び作業性の良好な、し
かも水に容易に分散する実用性の大きい炭酸カル
シウム粒状体に関するものである。 炭酸カルシウムは水不溶性で、その白色粉末は
白色顔料、各種充てん剤として塗料、製紙工業そ
の他の技術分野で広く大量に使用されている。そ
れらの利用に際しては、合成炭酸カルシウムは、
微粉状として、その白色性、吸油性、吸水性など
の特性を十分に発揮させるのが普通である。しか
しそれを微粉末としたものは極めてかさ高であ
り、輸送や貯蔵に不便であるばかりでなく、使用
の際に粉立ちが多く、さらに水分散性も悪く作業
性が低くなるのを免れない。また、このような合
成炭酸カルシウムは、過ケーキに低粘化剤を加
えて水性スラリーとしたとき、固形分濃度を60重
量%以上にすることが困難であるため、例えば固
形分濃度65〜70重量%を必要とする塗工用高濃度
カラーには実質上、使用できないという欠点があ
る。 他方、粉末炭酸カルシウムの取扱いを容易にす
るために粒状化する試みがなされているが、粒径
をコントロールし、揃えることが極めて困難で、
そのため見掛比重も大きく変動して取扱いが不便
であるばかりでなく、例えば20〜40重量%の水分
を含有する粒状体は、なお表面粘着性を有し、輸
送や貯蔵などの間に粒子相互が結合し、あるいは
崩壊しやすいなどの問題をもたらす。これを防止
するのに、さらに20重量以下に乾燥しなければな
らないが、そのような乾燥は、非常に多くの手間
と時間を要し、工業的に著しく不利である。さら
に悪いことには、この粒状炭酸カルシウムは、水
に分散させるとき、適用する製品の品質を低下さ
せる恐れのあるもの、例えば紙塗工用顔料として
望ましくない325メツシユのふるいを通過しない
粗粒子が1重量%以上残存するため、良質の分散
液が得られず、また高度な乾燥処理を施すため水
分散性もそこなわれることになる。 本発明者らは、粉末炭酸カルシウムの粒状化及
び粒状体の上記のような種々の欠点ないし問題点
を克服し、水分散性の優れた合成炭酸カルシウム
粒状体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、アラ
ゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを用いて造粒
し、所定の含水量、粒度に調整することによりそ
の目的を達成しうることを見出し、本発明をなす
に至つた。 すなわち、本発明は、アラゴナイト系柱状合成
炭酸カルシウムを少なくとも50重量%含む炭酸カ
ルシウムからなり、含水率2〜35重量%、粒径
0.1〜10mmを有する水分散性合成炭酸カルシウム
粒状体を提供するものである。 本発明の粒状体を構成するアラゴナイト系柱状
合成炭酸カルシウムは、必ずしも純粋なものであ
る必要はなく、それを主体とするもの、すなわち
少なくとも50重量%、好ましくは80重量%以上の
アラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを含む炭
酸カルシウムであればよい。 本発明の水分散性合成炭酸カルシウム粒状体を
製造するには、例えば特公昭55−51852号公報に
載されている方法に従い、石灰乳の中へ二酸化炭
素を吹き込むことにより得られるアラゴナイト系
柱状合成炭酸カルシウムを10〜40重量%の濃度で
含有する水性スラリーを、脱水処理して固形分濃
度45〜65重量%のケーキとし、これを粒径0.1〜
10mmの粒状体に造粒したのち、これを乾燥して含
水率2〜35重量%に調整する。この際のアラゴナ
イト系柱状合成炭酸カルシウムとしては、その長
径が約3μ以下、特に2μ以下のものが好適であ
る。 水性スラリーの脱水は、常法に従い、普通に使
用されている脱水機を用いて行うことができる。
このような脱水機としては、例えば、オリバーブ
レス、フイルタープレス、遠心脱水機、ベルトプ
レス、加圧脱水機、デカンターなどスラリーを脱
水するのに慣用されているものを挙げることがで
きる。この際、ケーキが粒状化するような脱水機
を用いれば、後続の造粒工程を同時に行うことが
できるので有利である。例えばベルトプレスを用
いて脱水した場合、脱水されたケーキはロールに
付着するが、これをスクレーパーでかき取る際、
粒状化して離脱するので、そのまま造粒が行われ
ることになる。 この脱水処理により、固形分濃度45〜65重量
%、好ましくは55〜60重量%のケーキが得られ
る。このケーキは次いで押出法などにより、造粒
され、粒径0.1〜10mm、好ましくは1〜5mmの粒
状体としたのち、含水率2〜35重量%、好ましく
は20〜30重量%まで乾燥される。 この乾燥は、フラツシユ乾燥、バンド乾燥、流
動乾燥、ロータリー乾燥、加熱ロール乾燥、真空
乾燥、たな乾燥など任意の手段によつて行うこと
ができるが、含水率の制御が容易であり、しかも
粒子の崩壊を少なくすることができるという見地
から、バンド乾燥、たな乾燥及び加熱ロール乾燥
が有利である。また、乾燥温度としては、0〜
300℃、好ましくは50〜150℃の範囲内の温度が選
ばれる。 アラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを主体
とするケーキは比較的低温で容易に乾燥すること
ができるので、工業的に極めて有利であり、また
含水率が35重量%、すなわち固形分65重量%に乾
燥した粒状体は、他種の同程度の炭酸カルシウム
粒状体のような表面のべたつきが全くなく、輸送
や貯蔵中に粒相互の固着などの不都合な現象も全
くない優れた性質を示す。 このように、本発明の炭酸カルシウム粒状体
は、比較的含水量が多い場合にも、見掛上あるい
は感触的に良好な乾燥状態であり、取扱いに不都
合がないから、簡単な乾燥でよく、工業的に有利
である。また、本発明の炭酸カルシウム粒状体は
水と接触させるとき極めて容易に分散してスラリ
ー化し、しかも高い固形分濃度のスラリーを形成
することができるので、作業性に優れるとともに
広い利用範囲を有し、その実用的価値は著しく高
い。 本発明の炭酸カルシウム粒状体は、上記のよう
な優れた諸性能を有するので、10mmを超えた塊に
形成させてもよいが、その乾燥及び使用に際して
の取扱いを考慮するときは、0.1〜10mmの粒径に
調製することが好ましい。また、その含有水分
は、35重量%を超えると粒状体表面が若干粘着性
を帯び、粒状体が相互に結合したり、粒状体の強
度が低して崩壊する恐れがあるので、含水率を35
重量%以下に乾燥させることが必要である。他
方、一般に炭酸カルシウム中の微量水分を完全に
除去するには多くの時間と経費を要する上に、過
度の乾燥は分散性の低下をもたらすため、本発明
における含有水分の下限としては2重量%が実用
的限度となる。したがつて本発明粒状体の含水率
は2〜35重量%、好ましくは20〜30重量%の範囲
内で選ばれる。 また、本発明の炭酸カルシウム粒状体はアラゴ
ナイト系柱状炭酸カルシウムを主体とした炭酸カ
ルシウムで形成されるが、アラゴナイト系柱状炭
酸カルシウム粒状体が少なくとも50重量%存在す
ることが必要であり、50重量%未満では水に対す
る分散性が低下するばかりでなく、上記含水率範
囲内、特に比較的多量の水分を含有する場合の保
形性も悪く、また水に分散させた場合に粗大化し
た粒子の325メツシユ不通過残存量が1%以上と
なり好ましくない。アラゴナイト系柱状炭酸カル
シウムの存在量は、好ましくは70重量%以上、さ
らに好ましくは80重量%以上である。 本発明の炭酸カルシウム粒状体は、上記したよ
うに、水分散性に優れ、コーレスミキサーなどの
ような分散機で容易に水性スラリー化することが
でき、また従来の炭酸カルシウム又はその粒状体
からは得られなかつた高濃度、例えば70重量%前
後の高い固形分濃度のスラリーを形成させること
もできる。さらに、本発明の粒状体は比較的高い
含水率の粒状炭酸カルシウムとして提供でき、安
定できかつ取扱いが容易な実用性の優れた炭酸カ
ルシウム供給源となる。 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 平均粒径0.1μ×1μの合成アラゴナイト系柱
状炭酸カルシウム(純度100%)を約20重量%の
固形分濃度で含む水性スラリーをベルトプレスを
用いて含水率45重量%の顆粒状ケーキとしたの
ち、これをバンド乾燥機により、乾燥温度約100
℃乾燥して含水率約2.5重量%の炭酸カルシウム
粒状体を得た。 得られた粒状体は粒径1〜3mm、炭酸カルシウ
ム固形分75.2重量%、カサ比重(g/ml)は0.71
であつた。 この炭酸カルシウム粒状体を用い、分散機コー
レスミキサーにより、周速25m/secで20分処理
して、固形分約30重量%及び約70重量%のそれぞ
れの水分散液を得た。各分散液について諸性質を
測定し、それらの結果をまとめて第1表に示し
た。 なお、固形分約70重量%分散液にはポリアクリ
ル酸ソーダ系分散剤(サンノプコ社製、商80名
「SN5044」)を1重量%を添加した。
【表】
ただし、上記測定項目の測定法ないし測定器は
次のとおりである。 粘度:25℃、60rpm.1分値 PH:ガラス電極 粒度:光透過式粒度分布測定機(重量%は固形分
に基く) 白色度:Kett式白色度計 325メツシユ残:325メツシユふるい不通過残部
(重量%は固形分に基く) 実施例 2 実施例1と同様にして、平均粒径0.2μ×2μ
のアラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウム(純度
100%)を含有する水性スラリーから、含水率
21.9重量%の炭酸カルシウム粒状体を調製した。
得られた粒状体の粒径は1〜3mmであり、カサ比
重は0.68であつた。 得られた炭酸カルシウム粒状体を用い、実施例
1と同様にして固形分約30重量%及び約70重量%
の分散液を調製し、諸物性を測定した。それらの
結果を第2表に示す。
次のとおりである。 粘度:25℃、60rpm.1分値 PH:ガラス電極 粒度:光透過式粒度分布測定機(重量%は固形分
に基く) 白色度:Kett式白色度計 325メツシユ残:325メツシユふるい不通過残部
(重量%は固形分に基く) 実施例 2 実施例1と同様にして、平均粒径0.2μ×2μ
のアラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウム(純度
100%)を含有する水性スラリーから、含水率
21.9重量%の炭酸カルシウム粒状体を調製した。
得られた粒状体の粒径は1〜3mmであり、カサ比
重は0.68であつた。 得られた炭酸カルシウム粒状体を用い、実施例
1と同様にして固形分約30重量%及び約70重量%
の分散液を調製し、諸物性を測定した。それらの
結果を第2表に示す。
【表】
【表】
実施例 3
平均粒径約0.3μ×3μ以下のアラゴナイト系
柱状炭酸カルシウムを含有する水性スラリーを用
い、実施例1と同様にして含水率20.1重量%の粒
状体を調製した。このものの粒径は1〜3mmで、
カサ比重は0.65であつた。 これを用いて、実施例1と同様の方法で、固形
分約30重量%及び約70重量%の分散液をそれぞれ
調製し、各分散液の諸性質を測定した。それらの
結果を第3表に示す。
柱状炭酸カルシウムを含有する水性スラリーを用
い、実施例1と同様にして含水率20.1重量%の粒
状体を調製した。このものの粒径は1〜3mmで、
カサ比重は0.65であつた。 これを用いて、実施例1と同様の方法で、固形
分約30重量%及び約70重量%の分散液をそれぞれ
調製し、各分散液の諸性質を測定した。それらの
結果を第3表に示す。
【表】
比較例 1
実施例2と同じ平均粒径0.2μ×2μのアラゴ
ナイト系柱状炭酸カルシウムを含有する水性スラ
リーを用い、同様に操作して含水率39.8重量%の
顆粒状体を調製した。この場合、乾燥が不十分で
水分が多いため、粒状体相互の付着を生じる状態
で粒状体が形成される結果、粒径は1〜20mmの広
い範囲でばらつき、またカサ比重のばらつきも大
きかつた。 比較例 2 平均粒径0.4μ×1μのカルサイト紡錘状炭酸
カルシウムを含有する水性スラリーを用い、実施
例1と同様にして含水率24.9重量%の顆粒を調製
した。このものの粒径は1〜5mmであつて、カサ
比重は0.62であつた。 得られた粒状体を実施例1と同様に操作して、
固形分濃度約30重量%及び約70重量%の分散液を
それぞれ調製し、それらの物性を測定して結果を
第4表にまとめて示した。
ナイト系柱状炭酸カルシウムを含有する水性スラ
リーを用い、同様に操作して含水率39.8重量%の
顆粒状体を調製した。この場合、乾燥が不十分で
水分が多いため、粒状体相互の付着を生じる状態
で粒状体が形成される結果、粒径は1〜20mmの広
い範囲でばらつき、またカサ比重のばらつきも大
きかつた。 比較例 2 平均粒径0.4μ×1μのカルサイト紡錘状炭酸
カルシウムを含有する水性スラリーを用い、実施
例1と同様にして含水率24.9重量%の顆粒を調製
した。このものの粒径は1〜5mmであつて、カサ
比重は0.62であつた。 得られた粒状体を実施例1と同様に操作して、
固形分濃度約30重量%及び約70重量%の分散液を
それぞれ調製し、それらの物性を測定して結果を
第4表にまとめて示した。
【表】
このカルサイト系紡錘状炭酸カルシウム粒状体
は約25重量%の含水率でも多少の粘着性を有し、
またこれを水性スラリーとするとき、もとの微細
粒子に分散しにくく、特に325メツシユアツパー
の粗粒残留分が1重量%以上未崩壊状態で残り、
水分散性の良好な粒状体とはいえないものであ
る。 比較例 3 平均粒径0.2〜0.4μのカルサイト系立方体状炭
酸カルシウムを含有する水性スラリーを実施例1
と同様の条件で処理し、含水率19.9重量%の粒状
体を得た。得られた粒状体の粒径は1〜8mmで、
カサ比重は0.61であつた。 この炭酸カルシウム粒状体から実施例1と同様
にして、固形分濃度が約30重量%及び70重量%の
水分散液をそれぞれ調製し、各分散液の諸物質を
測定した。測定結果を第5表に示す。
は約25重量%の含水率でも多少の粘着性を有し、
またこれを水性スラリーとするとき、もとの微細
粒子に分散しにくく、特に325メツシユアツパー
の粗粒残留分が1重量%以上未崩壊状態で残り、
水分散性の良好な粒状体とはいえないものであ
る。 比較例 3 平均粒径0.2〜0.4μのカルサイト系立方体状炭
酸カルシウムを含有する水性スラリーを実施例1
と同様の条件で処理し、含水率19.9重量%の粒状
体を得た。得られた粒状体の粒径は1〜8mmで、
カサ比重は0.61であつた。 この炭酸カルシウム粒状体から実施例1と同様
にして、固形分濃度が約30重量%及び70重量%の
水分散液をそれぞれ調製し、各分散液の諸物質を
測定した。測定結果を第5表に示す。
【表】
【表】
カルサイト系立方体状炭酸カルシウムを用いて
得た粒状体は、固形分濃度を80重量%程度にまで
乾燥しても、なお粒状体表面に粘着性があり、取
扱いが困難であつた。また、分散液とした場合
に、未崩壊の粗粒物が多く、易水分散性粒状体と
して不適当であつた。 参考例 前記実施例1〜3の本発明の粒状体及び比較の
ために市販炭酸カルシウム粉末(VW90)を用
い、それぞれ塗工用組成物を調製し、コート原紙
として68g/m2の上質紙の表面に下記条件で塗工
した。 ・塗工方法 コーテイングロツド 手塗(塗布量
20g/m2) ・スーパーカレンダー処理条件 1 線 圧 100Kg/cm 2 温 度 55℃ 3 通紙回数 3回 4 カレンダー速度 8m/min 得られた各塗工紙の特性を第6表に示す。
得た粒状体は、固形分濃度を80重量%程度にまで
乾燥しても、なお粒状体表面に粘着性があり、取
扱いが困難であつた。また、分散液とした場合
に、未崩壊の粗粒物が多く、易水分散性粒状体と
して不適当であつた。 参考例 前記実施例1〜3の本発明の粒状体及び比較の
ために市販炭酸カルシウム粉末(VW90)を用
い、それぞれ塗工用組成物を調製し、コート原紙
として68g/m2の上質紙の表面に下記条件で塗工
した。 ・塗工方法 コーテイングロツド 手塗(塗布量
20g/m2) ・スーパーカレンダー処理条件 1 線 圧 100Kg/cm 2 温 度 55℃ 3 通紙回数 3回 4 カレンダー速度 8m/min 得られた各塗工紙の特性を第6表に示す。
【表】
なお、表中の光学的特性及び印刷特性は、次の
方法によつた。 光学的特性 ・白色度、不透明度−ハンター式白色度計 ・白紙光沢−グロスメーター75゜−75゜ 印刷特性 ・印刷光沢−グロスメーター75゜−75゜
(TKUG紅−ロ0.4ml) ・K&NInk受理性−ハンター式白色度計(K&
N2分値) ・IGT Pick−IGT印刷適性試験機(SMX墨
TKU)(使用インキ 東洋イキウルトラキン
グ) また、実施例1〜3の炭酸カルシウム粒状体を
それぞれ用いた内添紙の諸物性を適用した紙の物
性とともに第7表に示す。
方法によつた。 光学的特性 ・白色度、不透明度−ハンター式白色度計 ・白紙光沢−グロスメーター75゜−75゜ 印刷特性 ・印刷光沢−グロスメーター75゜−75゜
(TKUG紅−ロ0.4ml) ・K&NInk受理性−ハンター式白色度計(K&
N2分値) ・IGT Pick−IGT印刷適性試験機(SMX墨
TKU)(使用インキ 東洋イキウルトラキン
グ) また、実施例1〜3の炭酸カルシウム粒状体を
それぞれ用いた内添紙の諸物性を適用した紙の物
性とともに第7表に示す。
【表】
なお、この表における内添紙の各試験方法は下
記のとおりである。 メートル坪量(g/m2):JIS P 8124 紙厚(mm):(株)東京計測機製作所BT−2型ベン
チシツクネスケージ使用 紙中の灰分(%):JIS P 8129 歩留(%):JIS P 8129より算出 白色度(%):JIS P 8123 不透明度(%):JIS P 8138 散乱係数(cm2/g):ハンター白色度計にて測
定、算出 引張強さ(Kg):JIS P 8113 伸び(%):JIS P 8113 裂断長(Km):JIS P 8113より算出 破裂強さ(Kg/cm2)JIS P 8112 比破裂強さ(Kg/cm2):JIS P 8112より算出 吸水度(mm):JIS P 8141
記のとおりである。 メートル坪量(g/m2):JIS P 8124 紙厚(mm):(株)東京計測機製作所BT−2型ベン
チシツクネスケージ使用 紙中の灰分(%):JIS P 8129 歩留(%):JIS P 8129より算出 白色度(%):JIS P 8123 不透明度(%):JIS P 8138 散乱係数(cm2/g):ハンター白色度計にて測
定、算出 引張強さ(Kg):JIS P 8113 伸び(%):JIS P 8113 裂断長(Km):JIS P 8113より算出 破裂強さ(Kg/cm2)JIS P 8112 比破裂強さ(Kg/cm2):JIS P 8112より算出 吸水度(mm):JIS P 8141
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを少
なくとも50重量%含む炭酸カルシウムからなり、
含水率2〜35重量%、粒径0.1〜10mmを有する水
分散性合成炭酸カルシウム粒状体。 2 石灰乳の中へ二酸化炭素を吹き込んで得られ
る、アラゴナイト系柱状合成炭酸カルシウムを10
〜40重量%の濃度で含有する水性スラリーを、固
形分濃度45〜65重量%になるまで脱水したのち、
粒径0.1〜10mmの粒状体に造粒し、次いで乾燥し
て含水率2〜35重量%に調整することを特徴とす
る水分散性合成炭酸カルシウム粒状体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14224982A JPS5935024A (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 水分散性合成炭酸カルシユウム粒状体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14224982A JPS5935024A (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 水分散性合成炭酸カルシユウム粒状体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5935024A JPS5935024A (ja) | 1984-02-25 |
| JPS6236968B2 true JPS6236968B2 (ja) | 1987-08-10 |
Family
ID=15310910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14224982A Granted JPS5935024A (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 水分散性合成炭酸カルシユウム粒状体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935024A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009091180A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Shiraishi Calcium Kaisha Ltd | 生体吸収率が高い炭酸カルシウム及びその製造方法 |
| EP3202714B1 (en) * | 2014-09-30 | 2020-07-08 | GC Corporation | Method for producing calcium carbonate blocks |
-
1982
- 1982-08-17 JP JP14224982A patent/JPS5935024A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5935024A (ja) | 1984-02-25 |
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