JPS623789B2 - - Google Patents

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JPS623789B2
JPS623789B2 JP57030465A JP3046582A JPS623789B2 JP S623789 B2 JPS623789 B2 JP S623789B2 JP 57030465 A JP57030465 A JP 57030465A JP 3046582 A JP3046582 A JP 3046582A JP S623789 B2 JPS623789 B2 JP S623789B2
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JP
Japan
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glass fiber
aqueous
composition
latex
strands
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JP57030465A
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JPS57209857A (en
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Miratsudo Jaajisu Maikuheiru
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PPG Industries Inc
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PPG Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS623789B2 publication Critical patent/JPS623789B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/04Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
    • C08J5/06Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials
    • C08J5/08Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials glass fibres
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/24Coatings containing organic materials
    • C03C25/26Macromolecular compounds or prepolymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/04Ingredients treated with organic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2321/00Characterised by the use of unspecified rubbers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はガラスフアイバー処理用の水性非デン
プン系組成物で処理されたエラストマー性材料を
補強するのに用いられるガラスフアイバーに関す
る。さらに詳しくは、本発明はガラスフアイバー
を処理してサイジングされた複フイラメントガラ
スフアイバーストランド(sized multifilament
glass fiber)strands)を製造する際に用いられ
る水性非デンプン系サイジング組成物で処理され
たガラスフアイバーに関する。なお本発明により
えられるサイジングされた複数フイラメントガラ
スフアイバーストランドは、水性接着組成物でコ
ーテイングしてタイヤを強化するのに用いるコー
ドとしうる。 ガラス溶融炉にあるブツシング(bushing)か
ら出てくるガラスの溶融流(molten stream)か
らガラスフアイバーを製造するばあい、そのガラ
スフアイバーがプツシングから出てきて形成され
たのちただちに水性処理組成物中で処理されなけ
ればならないということは従来からよく知られて
いることである。かかる水性処理組成物はフイル
ム形成剤、カツプリング剤、潤滑剤およびその他
の添加物(ガラスフアイバーの最終使用目的によ
り異なる)からなつている。またこのサイジング
組成物は、フアイバーを集めてストランドとする
ときのフアイバー同士の摩滅からフアイバーを保
護し、ガラスフアイバーと基質材料またはコーテ
イング材料(すなわち最終製品においてフアイバ
ーと接触しているもの)との間に適合性を付与す
るものである。 従来、エラストマー性材料の強化に用いる水性
接着コーテイング組成物でコーテイングされたガ
ラスフアイバーとするためのサイジングにとくに
有用である水性サイジング組成物はデンプン系の
フイルム形成剤を含有するものである。そのよう
なデンプンフイルム形成剤を含有する水性処理組
成物の具体例としては、米国特許第3655353号
(発明の名称:ガラスフアイバーサイズ、発明
者:ナレイ(Nalley)およびラブレイス
(Lovelace))および同第3887389号(発明の名
称:タイヤコード製造に用いるフアイバーガラス
サイジング、発明者:ヘデン(Hedden))の各明
細書に開示されているものがあげられる。 最近、デンプン含有水性サイジング組成物で処
理されたガラスフアイバーストランドを、エラス
トマー性の材料を補強するためのガラスフアイバ
ーストランドコードを製造する際に用いられる水
性接着コーテイング組成物でコーテイングするば
あい、均一なコーテイングを行ないえないことが
見出されてきている。すなわちデンプンフイルム
形成剤はフアイバー上でデンプンの塊りとなつて
存在するため、非連続的な不均一フイルムの状態
となることが見出されてきている。これらの塊
は、しばしばガラスフアイバーの太さと同じ程度
の厚みになることがある。このばあい、ガラスフ
アイバー表面上のフイルムが不均一であるため、
サイジングされたガラスフアイバーおよびストラ
ンドに塗布された接着コーテイング剤の粘着性
(pickup)がむらの多いものとなつてしまう。そ
れに加えて、デンプン系サイジング剤でサイジン
グされたガラスフアイバーは、水性媒体中での濡
れ性(wettability)が非常に低い。実際、ガラス
表面の濡れ性を高めるという作用はガラスフアイ
バー処理用組成物の重要な機能である。すなわち
濡れ性を高めることにより、つぎに塗布される水
性接着組成物によるガラスフアイバーの保護
(encapsulation)効果を向上させることができ
る。 またデンプン含有水性サイジング組成物を用い
て製造されたガラスフアイバーコードは、湿度老
化条件下では最良の性能を発揮しえないものであ
ることも見出された。 本発明はかかる従来の問題に鑑みなされたもの
であり、つぎの4つの目的がある。 本発明の第1の目的は、ガラスフアイバーの表
面に接触しているフイルムがより均一でかつ連続
的なものとされている処理ガラスフアイバーを提
供することにある。 本発明の第2の目的は、改善された濡れ性を有
する処理ガラスフアイバーを与え、その結果つぎ
に塗布される水性接着コーテイング組成物の複フ
イラメント(multifilament)ストランド内のフ
アイバー中、フアイバー上およびフアイバーの周
囲における流れ性および保護効果を向上せしめう
るガラスフアイバー処理用水性処理組成物で処理
されたガラスフアイバーを提供することにある。 本発明の第3の目的は、エラストマー性材料の
補強に用いられる水性接着コーテイング剤でコー
テイングされた処理ガラスフアイバーを与え、し
かもそのときえられる補強エラストマー性材料の
湿度老化性が改善されるガラスフアイバーを提供
することにある。 本発明の第4の目的は、ガラスフアイバーの表
面に接触しているフイルムがより均一でかつ連続
的であり、濡れ性も改善され、その結果水性接着
コーテイング剤でコーテイングしてコードを製造
したばあい、そのコードの性能が改善される処理
ガラスフアイバーストランドを提供することにあ
る。 叙上の目的および後述するその他の目的は、本
発明のガラスフアイバー処理用水性処理組成物で
処理されたガラスフアイバーによつて達成しう
る。 すなわち本発明は、 (A) 水酸基を3個以上有するポリオールのポリオ
キシアルキレン付加物でありかつ平均分子量が
300〜12000の水分散性ポリオキシアルキレンポ
リオールの1種または2種以上を可撓性フイル
ム形成剤として0.5〜5重量%、 (B) シランカツプリング剤の1種または2種以上
を0.1〜2重量%、 (C) カチオン性潤滑剤を0.1〜4重量%、および (D) 水を水性処理組成物中の全固形分量が3〜20
重量%となる量 を含むガラスフアイバー処理用非デンプン系水性
処理組成物で処理されたガラスフアイバーに関す
る。 本発明に用いる組成物には前記(A)〜(D)のほかに
非イオン系潤滑剤の1種または2種以上を用いる
こともできる。本発明に用いる組成物でガラスフ
アイバーを処理する方法は通常のよく知られた方
法で行なわれ、処理ガラスフアイバーストランド
とすることができる。この処理ガラスフアイバー
ストランドは、つぎに水性接着コーテイング剤で
コーテイングしてエラストマー性基質材料の補強
に用いるガラスフアイバーコードとすることがで
きる。 エラストマー性材料を補強するためのコードと
して用いられ、改善された可撓性を有するコーテ
イングされたガラス繊維ストランドは、複合材が
全体的に改善された可撓性を有しているときに可
撓性が向上するであろうと考えられる。かかる複
合材はサイジングされたガラスフアイバーストラ
ンドおよびその表面や周囲に施された接着コーテ
イング組成物の乾燥物からなつている。したがつ
てコーテイングされたガラスフアイバーストラン
ドの諸性質が低い値であるばあい、その低い値は
サイジングされたガラスフアイバーまたは接着コ
ーテイング剤によるものである。ガラスフアイバ
ーストランドコードの諸性質の低い値であるもの
のいくつかは、(i)ガラスフアイバーを処理するの
に用いた水性サイジング組成物の特性および(ii)サ
イジングされたガラスフアイバーストランドを接
着コーテイング組成物でコーテイングするときに
どれだけ均一にコーテイングしうるかという均一
コーテイング性によるものである。 デンプンバインダーを含有する水性サイジング
組成物(ガラスフアイバーの処理に用いられるも
ので、その処理物は水性接着コーテイング組成物
でコーテイングしてエラストマー性材料の補強に
用いるコードとされる)は、それをエラストマー
材料の補強に用いたばあい、水性サイジング組成
物のガラスフアイバー表面上の残渣、すなわちフ
イルムが不連続なものであるため、コードとして
の性能がわるい。 水性サイジング組成物中のデンプンバインダー
をより可撓性のよいポリマー性材料に代えるばあ
い、その問題が克服されるであろうと考えられ
る。当然、かかる可撓性バインダーは水性サイジ
ング組成物の乾燥残渣となつたときに、無機ガラ
スフアイバーとサイジングされたガラスフアイバ
ーストランドに塗布される接着コーテイング組成
物の有機基質とを化学的にカツプリングさせうる
性質を有しているものでなければならない。あと
にガラスフアイバーストランドに塗布される水性
接着コーテイング剤との相容性のよい被膜をつく
る可撓性フイルム形成剤を含有する水性サイジン
グ組成物は、ガラスフアイバーの表面上により連
続的なフイルムを与えかつ接着コーテイング組成
物の流れ性とそれによるフアイバーおよびストラ
ンドの保護性を向上せしめるような改善された濡
れ性を付与せしめるようなものであるべきであ
る。 叙上の諸特性の要求を満たすより可撓性のよい
フイルム形成剤は高分子量でかつ水分散性のよい
ポリオキシアルキレンポリオール類である。かか
ポリアルキレンポリオール類とはポリエーテルポ
リオール類として知られている種類の化合物であ
る。本発明で用いるポリオキシアルキレンポリオ
ールは、水酸基を3個以上有するポリオールのポ
リオキシアルキレン付加物であり、その平均分子
量は約300〜12000である。この水分散性で高分子
量のポリオキシアルキレンポリオール類はいかな
る従来公知の方法で製造されたものであつてもよ
く、たとえばメチレンオキサイド、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イドなどのアルキレンオキサイド類とグリセロー
ルなどのトリオール類とを塩基触媒下に反応させ
ることによつて製造されたものなどが用いられ
る。また4個または5個以上の水酸基を有するポ
リオールを同様にアルキレンオキサイドと反応さ
せてO―アルキル化させたものであつてもよい。
より高分子量のアルキレン化合物やポリオール化
合物(たとえば、ペンタエリトリツト、糖アルコ
ールなど)も、えられるものが水中で界面活性剤
を用いてエマルジヨン化するものであれば用いう
る。このことはポリオキシアルキレンポリオール
の水分散性に関係している。したがつてポリオキ
シアルキレンポリオールは固形または液状のいず
れのものであつてもよく、それが水に分散性、乳
化性または水溶性であれば本発明に用いうる。こ
れらポリオキシアルキレンポリオール類は1種ま
たは2種以上を水性サイジング組成物中、約0.5
〜5%(重量%、以下同様)の範囲で用いられ
る。ポリオキシアルキレンポリオール類の具体例
としては、たとえばトリメチロールプロパンのポ
リオキシプロピレン付加物、グリセロールのポリ
オキシプロピレン付加物、トリメチロールプロパ
ンのポリ(オキシプロピレン―B―オキシエチレ
ン)付加物などがあげられる。これらポリオキシ
アルキレンポリオール類は、平均分子量が一般に
約300〜12000、好ましくは約700またはそれ以上
ないし約10000のものが適当である。とくに好ま
しいポリオキシアルキレンポリオールの混合物は
平均分子量7000の液状ポリオキシアルキレンポリ
オールと平均分子量10000の液状ポリオキシアル
キレンポリオールとの混合物である。この混合物
においてポリオキシアルキレンポリオールはトリ
メチロールプロパンのポリ(オキシプロピレン―
B―オキシエチレン)付加物やトリメチロールプ
ロパンのポリオキシプロピレンは付加物が好まし
い。またこの混合物中の2成分はいかなる混合比
であつてもよいが、好ましくは50/50で混合する
のがよい。実際にこの混合物をうるには、市販の
トリメチロールプロパンのプロピレンオキサイド
―エチレンオキサイド共重合体付加物である液状
のプルラコール(Pluracol)V―7とプルラ
コールV―10(いずれも米国ミシガン州の
BASF―Wyandotte社製)を混合すればよい。な
お、プルラルコールV―7およびV―10の平均
分子量はそれぞれ約7000および約10000である。 プロラコールV―7の性質はつぎのとおりで
ある。
【表】
【表】 可溶
プロラコールV―10の性質はつぎのとおりで
ある。
【表】 本発明で用いる水性処理組成物には、叙上のポ
リオキシアルキレンポリオールに加えてシランカ
ツプリング剤の1種または2種以上を含有させる
ことができる。かかるシランカツプリング剤の使
用しうる種類に限定はないが、とくに好ましいも
のは本発明で用いる水性処理組成物に用いる潤滑
剤と結合したシランカツプリング剤である。その
ようなものの具体例としては米国ユニオン・カー
バイド社製のY―9072(γ―アミノプロピルトリ
メトキシシランで変性(modify)された潤滑
剤)があげられる。その他の適当なシランカツプ
リング剤としては米国ユニオン・カーバイド社製
のA―189(γ―メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン)があげられる。 さらに本発明に用いる組成物には、加工時にガ
ラスフアイバーを保護するためにカチオン性潤滑
剤を含有させる。使用しうるカチオン性潤滑剤の
種類にとくに限定はないが、とくに好ましくはポ
リアミン系の潤滑剤が適当である。かかるポリア
ミン系潤滑剤の具体例としては米国エメリー・イ
ンダストリーズ社製のエメリー6760
(Emery6760)などがあげられる。そのほかのカ
チオン性潤滑剤の好ましい例としてはテトラエチ
レンペンタミン、ステアリン酸のアルキルアミダ
ゾリン(alkyl amidazoline)反応生成物である
カチオン―X(Cation―X)材料である。 水性処理組成物中に用いられるシランカツプリ
ング剤とカチオン性潤滑剤の使用量は、通常その
ような組成物に用いられるような量である。また
当業者にとつてよく知られているそのほかの有効
成分を水性処理組成物に加えて種々の特性を付与
せしめることもできる。しかしながら前述した成
分がとくにガラスフアイバー(さらに接着コーテ
イング組成物でコーテイングされてエラストマー
性基材の補強に用いるガラスフアイバーストラン
ドコードとされるガラスフアイバー)の処理用水
性処理組成物の有効成分として有用なものであ
る。かかる水性処理組成物をガラスフアイバーに
塗布する方法は、従来公知のガラスフアイバー製
造工程の間に塗布する方法によつて行ないうる。 本発明で用いる水性処理組成物は、各成分(ポ
リエーテルポリオール、カチオン性潤滑剤、シラ
ンカツプリング剤など)を組成物としうるのに必
要な大過剰の水を加え、さらに所望の容量にまで
水で稀釈して製造される。 処理されたガラスフアイバーおよび(または)
ストランドは、つぎに熱風乾燥器またはほかの適
当な装置を用いて空気乾燥または高温乾燥する。
この処理ガラスフアイバー(ガラスフアイバーの
束(bundle)、ストランド(strand)を含む)は
タイヤコードを製造するのに用いられる適当な水
性接着コーテイング組成物を従来公知の適当な方
法によつてコーテイングされる。かかる水性接着
コーテイング組成物としてとくに適当なものは、
ビニルピリジンのコポリマーおよび(または)タ
ーポリマーを少なくとも含有するラテツクスであ
り、それらポリマーを製造する際のビニルピリジ
ン以外のモノマーとしては1・3―ジエン炭化水
素モノマーおよび(または)ビニル基含有モノマ
ー(たとえばスチレン)が好ましい。また該水性
接着コーテイング組成物は三量体ポリマーのみか
らなるレゾルシノールホルムアルデヒド樹脂をも
含有している。かかる三量体ポリマーとしては米
国特許出願第965473号(出願日:1978年10月30
日、出願人:エム・ジヤージス(M.Girgis)、ピ
ーピージー・インダストリーズ・インコーポレー
テツドに譲渡済み)明細書に開示されているもの
があげられる。さらにまた該接着コーテイング組
成物は、非自己架橋性エラストマー性ラテツクス
を該組成物の乾燥残渣中、約45〜95%で含有する
ものである。該エラストマー性ラテツクスは、好
ましくはその量がビニルピリジン含有ラテツクス
よりも多く、ゲル含量が低くかつ平均粒子径が小
さいものが適当である。水性接着コーテイング組
成物にはそのほかワツクスエマルジヨン、カルボ
キシル化スチレン―ブタジエン共重合体、酸化防
止剤を加えることもできる。 水性接着コーテイング組成物に含有されるビニ
ルピリジン含有ラテツクスはとくに限定されない
が、たとえばビニルピリジンとジエン炭化水素モ
ノマーとのコポリマーやビニルピリジン、ジエン
炭化水素モノマーおよびビニル基含有モノマー
(たとえばスチレン)のターポリマーなどがあげ
られる。通常用いられるビニルピリジンは2―ビ
ニルピリジンであるが、そのほか3―ビニルピリ
ジン、4―ビニルピリジン、2―メチル―5―ビ
ニルピリジン、2―メチル―6―ビニルピリジ
ン、2―エチル―4―ビニルピリジンなども用い
うる。またジエン炭化水素モノマーの具体例とし
てはブタジエン、イソプレン、2・3―ジメチル
―ブタジエン、2―エチル―ブタジエンなどがあ
げられる。さらにまたビニル基含有モノマーとし
ては、スチレンまたはその類似体が好ましい。 叙上のコポリマーまたはターポリマーはエラス
トマー性ラテツクス製造の技術分野における従来
公知の方法で製造することができる。コポリマー
中のジエンモノマーとビニルピリジンとの比は
95:5〜約20:80の範囲が好ましく、またターポ
リマー中のジエンモノマー、ビニル基含有モノマ
ーおよびビニルピリジンの比は70:15:15がとく
に好ましい。 フエノール―アルデヒド縮合ポリマーは、フエ
ノール、多価フエノール(たとえばレゾルシン、
カテコール、ハイドロキノンなど)、炭素数1〜
16の直鎖もしくは分枝鎖アルキル基置換フエノー
ル(たとえばクレゾール、イソプロピルフエノー
ル、キシレノールなど)またはそれらの混合物を
用いた反応生成物である。一般に、フエノール―
アルデヒド縮合ポリマーの製造には、多価フエノ
ールが少なくとも部分的に用いられる。またアル
デヒド類としては、そのような縮合ポリマーを製
造するのに適当なものが用いられるが、通常は炭
素数1〜3の脂肪族アルデヒド類(ホルムアルデ
ヒド、その水溶液(ホルマリン)、その重合体
(パラホルムアルデヒド)もしくはそれらの混合
物、あるいはアセトアルデヒド、プロピオンアル
デヒド、クロトンアルデヒドなどが好ましい。 水性接着コーテイング組成物に用いるフエノー
ル―アルデヒドポリマーを製造するためにフエノ
ール性化合物とアルデヒド類とを反応させる方法
は、当該技術分野において従来公知の方法によつ
て行なわれる。それ自体そままで用いうるかまた
はさらに付加的反応に供しうる市販のレゾルシン
―ホルムアルデヒド樹脂は米国コツパーズ・カム
パニー社製の“ペナコライト”R―2170樹脂
(“Penacolite”R―2170resin)である。またレ
ゾルシン―ホルムアルデヒド縮合樹脂は、米国特
許出願第956473号(出願日:1978年10月30日、発
明の名称:改良された接着コーテイング剤製造用
変性フエノール―アルデヒド樹脂およびその製造
法、発明者:エム・エム・ジヤージス(M.M.
Girgis)、ピーピージー・インダストリーズ、イ
ンコーポレーテツドに譲渡済み)明細書に開示さ
れている方法にしたがい、レゾルシンとホルムア
ルデヒドまたはホルムアルデヒド供与体とから製
造することもできる。 前述した非自己架橋性ポリマーとは、それ自体
の分子内または分子間で架橋することがないが、
ほかの物質と分子間架橋または外部架橋
(external crosslinkage)できる化合物である。
ここで分子内架橋とは、1つの分子の一部分また
はポリマー鎖と同じ分子の一部分またはポリマー
鎖とが架橋することを意味する。またポリマー鎖
とはポリマーの主鎖および分枝鎖(pendant)の
両方を意味する。 非自己架橋性エラストマー性ラテツクスとして
は、 (イ) 1・3―ジエン炭化水素モノマー(たとえば
ブタジエン、イソプレン、2・3―ジメチルブ
タジエン、2―エチルブタジエンなど)の1種
を用いる単独重合反応または2種以上を用いる
共重合反応によつてえられるエラストマー反応
生成物、 (ロ) ジエンとしてたとえばジシクロペンタジエ
ン、5―エチリデン―2―ノルボルネン、1・
4―ヘキサジエン、5―メチレン―2―ノルボ
ルネンなどを用い、それにエチレンおよび炭素
数3〜20のα―モノオレフイン(たとえばプロ
ピレン)を加えて3次元共重合してえられるエ
チレン―プロピレン―ジエンゴム(EPDM)、 (ハ) ニトリルブタジエンラテツクなどのニトリル
ゴム、 (ニ) イソブチレンと少量のブタジエンおよび(ま
たは)イソプレンとの共重合体であるいわゆる
ブチルゴム などがあげられる。 非自己架橋性エラストマー性ラテツクスは、ゲ
ル含率が40%以下、好ましくは25%以下のものが
用いられる。 かかるゲル含率はつぎに述べる2工程試験によ
つて測定される。ここで、第1工程はラテツクス
中のポリマーを凝集させることからなり、第2工
程はポリマーのゲル含量を測定することからなつ
ている。第1工程は、ラテツクスの凝集およびポ
リマーの乾燥であり、約100mlのラテツクスをと
り、それをアルキル化されたアリールホスフアイ
トの安定化液状混合物である33%ポリガード
(Polygard)エマルジヨン100mlと混合し、つい
でその混合物に2―プロパノール50mlを添加する
手順が含まれている。この混合物はN―アルキル
トリメチルアンモニウムクロライドを0.3%含有
する乳化剤混合物420mlに非常にゆつくりと加え
る。ラテツクスが凝集する(kick out)が、通常
はさらに、2―プロパノールを添加しないと充分
に凝集されない。ポリマーを取し、洗浄したの
ち、アルミニウム製の平鍋(Pan)に加える。こ
の平鍋を真空オープン中に室温下少なくとも16〜
24時間放置して乾燥する。ポリマーを水分含量
0.1%以下にまで乾燥したのち、0.3gのポリマー
を秤り取り(weight out)、ついでトルエン100ml
中に加え、遮光下に24時間放置する。トルエンポ
リマー混合物はつぎに過し、液をアルミニウ
ム製平鍋にとり、トルエンを蒸発させる。ポリマ
ー残渣の重量を測定して液中のポリマー濃度
(%)を測定する。ゲル含率(%)はつぎの算術
式によつて計算される。 ゲル含率(%)=(ポリマーの初期重量)−4×(液重量)/(ポリマーの初期重量)×100 非自己架橋性エラストマー性ラテツクスは、ゲ
ル含率が40%以下であることに加えて、その平均
粒径が2000Å以下、好ましくは約500〜1400Åの
ものを用いる。かかる平均粒径および粒径分布は
流体力学クロマトグラフイー(hydrodynamic
chromatography)によつて測定しうる(たとえ
ばJournal Coll.Inter、Sci.、48、147(1974);
McHugh et al、J.Coll.Inter.Sci.、Vol.IV、549
〜561(1976);1977年4月米国オハイオ州、ク
リーブランドにおける「クリーブランド―アクロ
ンGPC/LCシンポジウム」予稿集の“COLUMN
CHROMATOGRAPHY OFPARTIOLES
SUSPENSIONS AXIAL DISPERSION
CORRECTIONS”(Hamielec)参照)。 このようなゲル含率が低く、平均粒径の小さい
非自己架橋性エラストマー性ラテツクスは重合技
術の分野における従来公知の方法によつて製造さ
れうる。その具体的方法としては、乳化重合プロ
セスにおける予備―乳化技術(preemulsification
technique)および種つけ技術(seeding
technique)があげられる。所望のゲル含率をう
るには種々の方法があるが、たとえば適当な停止
剤を加えて重合反応を制限する方法によつて達成
しうる。適当な非自己架橋性エラストマー性ラテ
ツクスの市販品としては、米国グツドイヤー・タ
イヤ・アンド・ラバー社製のLPM―6290(1・
3―ポリブタジエンホモポリマーラテツクス)が
あげられる。このものの諸特性は、全固形分濃度
43〜46%、PH8〜9.5、粘度600maxセンチポイズ
(RFT No.1、20rpm)、凝塊0.05%max、機械的
安定度55〜75mg、表面張力約58〜74ダイン/cm、
粒径500〜2000Åおよびゲル含率25%maxであ
る。 水性接着組成物中の各種成分の量はある程度変
えることができ、各成分同士の量的関係も変える
ことができる。非自己架橋性エラストマー性ラテ
ツクスの量は組成物の乾燥固形分中少なくとも45
%の量で用いられ、好ましくはビニルピリジン含
有エラストマー性ラテツクスよりも多く用いる。
ビニルピリジン含有エラストマー性ラテツクスの
量は水性接着コーテイング組成物の乾燥固形分中
約5〜55%、好ましくは約10〜30%とされる。ま
た非自己架橋性エラストマー性ラテツクスの使用
量の範囲は水性接着コーテイング組成物の乾燥固
形分中約45〜85%、好ましくは60〜85%とされ
る。使用するフエノール―アルデヒド樹脂成分の
種類はとくに限定されないが、好ましくはレゾル
シン―ホルムアルデヒド樹脂が適当である。その
使用量は一般の水性接着コーテイング組成物に用
いられる量であるが、通常は乾燥固形分中約4〜
8%とされる。ビニルピリジン含有エラストマー
性ラテツクスとして好ましいものは、たとえば米
国グツドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー社製の
LVP―5622B(ビニルピリジン―ブタジエン―ス
チレンのターポリマー)である。かかるLVP―
5622Bの諸特性は、全固形分濃度40〜42%、PH
11.1、粘度150センチポイズmax(RVF No.1、
20rpm)、凝塊0.1%max、ムーニー粘度65〜85
(ML―4、100℃)、機械的安定度1000mg max、
表面張力約1100Åmaxである。そのほかの適当な
ビニルピリジン含有エラストマーとしては米国フ
アイヤーストーン・タイヤ・アンド・ラバー社製
のSR6642(ブタジエン―ビニルピリジン―スチ
レンのターポリマー、固形分濃度41%)があげら
れる。 本発明のガラスフアイバーをさらに処理する水
性接着コーテイング組成物には前記(A)〜(D)の必須
成分のほかに、処理物の特性を向上せしめうる成
分を加えることができる。 そのような成分の1つにワツクスエマルジヨン
があげられる。かかるワツクスエマルジヨンとし
ては、マイクロクリスタリンワツクスやパラフイ
ンワツクスまたはそれらの混合物など適当なワツ
クスのエマルジヨンが用いうる。またワツクスエ
マルジヨンの市販品としては、米国モービル・オ
イル社製のモービルサー・ワツクス(Mobilcer
Waxes)があげられる。かかるワツクスエマルジ
ヨンは水性処理組成物中固形分基準で15%の量ま
で用いうる。15%よりも多く用いるとコーテイン
グ組成物の樹脂基材への接着性がわるくなるため
好ましくない。より好ましい使用量は約5%程度
までであり、もつとも有益であつた。またこれら
のワツクスは通常50℃よりも高い融点を有するも
のである。マイクロクリスタリンワツクスのばあ
い、融点が100℃以上、好ましくは135℃以上のも
のが適当であり、またパラフインワツクスのばあ
い、通常約50〜80℃の融点のものが適当である。 そのほかの添加物としては酸化防止剤の1種ま
たは2種以上があげられ、その具体例としてはか
さ高いフエノール型酸化防止剤(hindered
phenolic type antioxidant)またはアミン型酸化
防止剤があげられる。それら酸化防止剤の添加量
の範囲は乾燥ゴム分の100部に対し、約5部以下
である。また酸化防止剤の市販品として好ましい
ものには、米国オハイオ州アクロンのアクロン・
デスパージヨン社製のボステツクス294
(BOSTEX294)があげられる。 さらにそのほかの添加物としては、熱張力老化
防止剤として加えうるケイソウ土があげられる。
またケイソウ土をハイドロサーム的に石灰や酸化
マグネシウムと反応させたものを用いうる。かか
る化学処理ケイソウ土はハイドロカルシウムシリ
ケートまたはハイドロマグネシウムシリケートと
して知られている。米細ジヨーンズ―マンスビル
社から市販されているマイクロセル
(Microcell)やセリケイト(Celikate)な
ども、それが酸化カルシウム含量約22〜28%また
は酸化マグネシウム含量約16%である限り有益な
ケイソウ土として用いられる。そのほか、カルシ
ウム処理ケイソウ土の酸化防止剤として好ましい
市販品としては、パラキユアA09(Paracure
A09)があげられる。 前記非自己架橋性エラストマー性ラテツクスが
水性サイジング組成物の乾燥固形分基準で約65%
またはそれよりも多く用いられるばあいには、カ
ルボキシル基含有スチレン―ブタジエンコポリマ
ーまたはカルボキシル基含有ブタジエンポリマー
を共存させるべきである。これらカルボキシル基
含有ポリマーを共存させることによりコーテイン
グ膜の接着性を向上させることができる。カルボ
キシル基含有スチレンブタジエンコポリマーのば
あい、その使用量は水性処理組成物の乾燥基準で
約0.5〜3%とするのが好ましい。一般にカルボ
キシル基含有ポリマーの量を前記範囲内で増加さ
せるほど非自己架橋性エラストマー性ラテツクス
の量を増すことができる。しかしその量が3%を
超えるとえられるコーテイング膜の可撓性がわる
くなるので好ましくない。カルボキシル基含有ス
チレン―ブタジエンコポリマーの好ましい市販品
としては米国アルコ・ポリマー社製のダイレツク
ス・オブ・ポリゾール(Dylex of Polysor)があ
げられる。またカルボキシル基含有ブタジエンポ
リマーの好ましい市販品としてはフアイヤースト
ーンSR6610ラテツクス(Firestone SR6610
latex)があげられる。 そのほか水性コーテイング組成物に種々の特性
を付与する有効成分を添加することが可能であ
る。しかしながら前述した各成分が、エラストマ
ー性基材の補強に用いるコードを製造する際に用
いる水性コーテイング組成物の特性をとくに向上
させるものである。本発明の水性コーテイング組
成物中のラテツクスには、それを製造(乳化重
合)する際に加えられた添加物が残留している。
これらの添加物としては、界面活性剤、重合開始
剤、反応停止剤および(または)連鎖移動反応剤
などが残留しており、そのほかの乳化重合助剤も
加えうる。たとえば連鎖移動反応剤としてジメチ
ル―ジチオカルバメートナトリウムやそのほかの
メルカプタン類などが用いられるが、それらは連
鎖ラジカルの生長の停止および別の新しい連鎖ラ
ジカルの生長の開始に用いられるものであり、そ
れによつてえられるポリマー鎖を短くできる。こ
れは非自己架橋性エラストマーのゲル含率をコン
トロールする1つの方法である。加えて、ほかの
イオウ重合調整剤(sulfur polymerization
modifier)が残留していてもよい。 つぎに本発明の好ましい実施態様について述べ
る。 本発明で用いる水性処理組成物の好ましい具体
例において、高分子量液状ポリオキシアルキレン
ポリオールは市販ポリオキシアルキレンポリオー
ルであるプルラコールV―7とプルラコール
V―10の50:50混合物が適当である。かかる混合
物の水性処理組成物中での添加量は約0.5〜5
%、好ましくは約1〜3%の範囲が適当である。
シランカツプリング剤は、Y―9072の商品名で市
販されている潤滑剤変性アミノシランカツプリン
グ剤が適当であり、水性処理組成物中約0.01〜2
%の範囲で用いる。カチオン性潤滑剤としては、
酸性カチオン性脂肪酸アミド類であり、エメリー
6760の商品名で市販されているものが好ましく、
水性処理組成物中約0.01〜4%の範囲で用いる。
水性処理組成物中の固形分濃度は、ガラスフアイ
バーに所望のLOI値を付与しうる範囲であればよ
いが、好ましくは約3〜20%の範囲である。また
ガラスフアイバーに付与されるLOI値は、約0.1
〜1%の範囲とするのが好ましく、もつとも好ま
しくは約0.2〜0.8%の範囲である。 第1図に本発明の一実施例の水性処理組成物乾
燥残渣の示差走査熱量測定チヤート(DSC)を
示す。かかる示差走査熱量測定により、水性処理
組成物の乾燥後のフイルムの熱的特性を知ること
ができる。DSCは試験片が加熱されるにつれて
それを等温に保つのに必要なエネルギー入力量を
測定することからなつている。この方法はエンタ
ルピーとして知られる熱力学的性質をモニターす
るものである。第1図に示したDSC曲線は、米
国パーキン・エルマー社の装置(10mcal/秒、
温度バランス483、ゼロベース366およびスロープ
458)を用いて測定したものである。測定条件は
セツトスロープ105、温度傾配40〓/分、温度範
囲135〜350〓である。またチヤートレンジは
10m.v.であり、チヤートスピードは40mm/分で
あり、試料の重量は6mgである。第1図からわか
るように、DSC曲線は−50℃、−20℃および0℃
に遷移点を示している。 つぎに実施例および比較例をあげて本発明をよ
り詳細に説明するが、本発明はそれらの実施例の
みに限定されるものではない。 実施例 1 脱イオン水24700gを容器に採り、プルラコー
ルV―7の300gを加え、ついでプルラコール
V―10の300gを加えた。撹拌しながらカチオ
ン性潤滑剤であるエメリー6760の200gを加え、
最後に潤滑剤変性アミノシランカツプリング剤で
あるY―9072の200gを加えた。このものを充分
に撹拌して固形分濃度3.5%の水性処理組成物を
えた。 この水性処理組成物を用いてKガラスフアイバ
ーを処理し、K―15ガラスフアイバーストランド
をえた。このストランドにおよそ1000フイラメン
トからなるものであり、各フイラメントの径は約
13.34±0.67ミクロンである。K―15ガラスフア
イバーストランドの1〜3本をコーテイングし、
エラストマー性材料の補強に用いるガラスフアイ
バーストランドコードを製造した。 実施例 2 つぎに示す各成分を用いたほかは実施例1と同
様にして実験を行ない、水性処理組成物(固形分
濃度3.5%)を調製した。 脱イオン水 24700g プルラコールV―7 300g プルラコールV―10 300g エメリー6760 200g A―189(γ―メルカプトトリメトキシシラン
200g この水性処理組成物を用いてK―15ガラスフア
イバーを処理し、ついで処理ガラスフアイバース
トランド(LOI0.4)を焼成して水性組成物の乾
燥残渣を有するガラスフアイバー処理物をえた。
この処理物のLOIは約0.2〜0.8であつた。 比較例 デンプン成分、アミノシランカツプリング剤、
カチオン―X(Cation―X:テトラエチレンベン
タミンおよびステアリン酸のアルキルイミダゾリ
ン反応生成物であるカチオン性潤滑剤)を用いて
水性処理組成物を調製した。各成分の使用量およ
び調製方法は米国特許第3655353号(発明者:チ
ヤールズ・イー・ナレイ(Charles E.Nalley)お
よびジヨー・ビー・ラブレイス(Joe B.
Lovelace)、発明の名称:ガラスフアイバーサイ
ズ)および米国特許第3887389号(発明者:ジエ
リー・シー・ヘデン(Jerry C.Hedden)、発明の
名称:タイヤコード製造のためのフアイバーガラ
スサイジング)の各明細書に詳述されている方法
にしたがつて行なつた。 すなわち、各成分としてつぎのものを用いた。 アミロンスターチ(Amylon Starch)(アミロー
スを50重量%含むポテトスターチ) 716g ナシヨナルHFSスターチ(ホスホラスオキシク
ロライドで架橋された、アミロースを27重量%含
むコーンスターチ) 761g プレコオイル(Pureeo Oil)(水添綿実油) 340g ツイーン81(ソルビトールエステルのエチレンオ
キシド誘導体) 81g カチオンX(テトラエチレンペンタミンとステア
リン酸のアルキルイミダゾリン反応生成物)
152g カルボワツクス300(Carbowax300)(分子量約
300のポリエチレングリコール) 180g バイオメト66(Biomet 66)(ビス(トリ―n―
ブチル―錫)オキシドの水性分散液) 0.37g イゲパルCA630(Igepal CA 630)(アセチルフ
エノキシポリオキシエタンエタノール) 332g モビルサーQ(Mobilcer Q)(マイクロクリスタ
リンワツクスの50%水性分散液) 800g C―600(変性ジアミンシラン) 200g 氷酢酸 50g 水 全量を37、854.34c.c.にするのに充分な量 まず、冷脱イオン水を約12リツトル容の混合タ
ンクに入れ、両デンプン成分をアミロンスター
チ、ナシヨナルHFSスターチの順に加えて攪拌
し、攪拌を塊りがすべて溶解するのまで続けた。
ついで水12リツトルを加え、えられたスラリーを
ジヤケツトクツカー中で92〜105℃の間でデンプ
ン成分が水系にすつかり取り込まれるのに充分な
時間煮た。スラリーにカルボワツクス300を加
え、ついで76〜83℃に維持された水500〜600c.c.に
予め混合されたカチオンXを加えて攪拌した。別
途ツイーン81をプレコオイルに加えて混合し、60
〜83℃の水250〜1200c.c.加えた。えられた混合物
をスラリーに加え攪拌した。スラリーを25〜35℃
に冷却し、これに25℃の水1リツトルに溶かした
イゲパルCA630、ついで水1リツトルで希釈した
モビルサーQを加えた。さらに酢酸が加えられて
いる水1200c.c.で希釈したC―600をスラリーに加
え、最後にバイオメト66を加えて組成物を製造
し、全量が37、85.34c.c.となるように水を加えて
調整した。 この水性処理組成物を用いてKガラスフアイバ
ーを処理してK―15ガラスフアイバーストランド
を製造した。つぎにこのストランドは水性接着コ
ーテイング組成物でコーテイングし、乾燥し、部
分的にキユアリングしたのち、その3本をより合
わせてタイヤコードとした。 叙上の実施例1および比較例でえられたストラ
ンドはそれぞれ後述する2種類のコーテイング組
成物Aまたはコーテイング組成物Bでコーテイン
グした。 (コーテイング組成物A) 全成分 211リツトル混合 (前混合) () 脱イオン(43.3℃) 9.7リツトル レゾルシン 46.4Kg ホルムアルデヒド 37.2Kg () 脱イオン水 13.9Kg 水酸化カリウム 1.0Kg (主混合) () ポリブタジエンホモポリマーラテツクス
1088.6Kg ビニルピリジンターポリマーラテツクス
523.0Kg ポリブタジエンホモポリマーとビニルピリジン
ターポリマーの比率 70:30 ポリテツクス294(Bostex294、かさ高いフエ
ノール酸化防止剤) 13.9Kg モービルサーQワツクスエマルジヨン 97.7Kg 脱イオン水 68.7Kg () レゾシンホルムアルデヒド樹脂
前混合でえたもの () 脱イオン水 1.2リツトル NH4OH 4.2Kg () 脱イオン水 1.2リツトル カルボキシル基含有スチレンブタジエンコポリ
マーラテツクス 27.9Kg (前混合工程) 前混合容器に43℃の水をとり、レゾルシンを加
え、ついで完全に溶解するまで混合した。溶解さ
せた時点でホルムアルデヒドを加えた。前混合の
温度は通常26.7℃ぐらいになるが、もしそうなら
ないばあい、25.6〜26.7℃付近に調節し、4時間
エージングしなければならない。エージングの間
のPHは約3.8〜5.5であつた。 (前混合工程) 水酸化カリウムを脱イオン水に加え、撹拌して
溶解させておいた。前記工程の4時間エージン
グさせたものに、この水酸化カリウムと脱イオン
水混合物をゆつくりと加えた。えられた混合物は
温度約23.9〜26.7℃、PH7.5またはそれ以上で約5
時間放置した。 (主混合工程) 主混合タンクに必要なゲル含率と粒子径を有す
るポリブタジエンホモポリマー、ポリビニルピリ
ジン―ブタジエン―スチレンターポリマーラテツ
クスおよび酸化防止剤とワツクスエマルジヨンを
含有する水を加えた。 (主混合工程) つぎに前混合でえたレゾルシン―ホルムアルデ
ヒド樹脂を主混合タンクに加え、25分間撹拌し、
さらに約10時間エージングさせた。 (主混合工程) 前記工程の終了直後に水とNH4OHとを併わ
せて主混合タンクに加え、10分間撹拌した。 (主混合工程) カルボキシル基含有スチレン―ブタジエンコポ
リマーラテツクスと水とを併わせて撹拌中の主混
合タンクに加えた。この工程において用いるカル
ボキシル基含有スチレン―ブタジエンコポリマー
ラテツクスは、米国アルコ・ポリマー社製のダイ
レツクス55―E(Dylex55―E)やそのほかのダ
イレツクスまたはポリスターの商標で市販されて
いるカルボキシル基含有スチレン―ブタジエンコ
ポリマーが好ましい。 (コードの製造) タイヤ用のゴム材料として用いられるエラスト
マー性材料の補強には、K―15―3/0のガラス
フアイバーストランドからつくられるコードが用
いられる。またバイアスド・ベルテツド・タイヤ
(biased belted tire)補強用のコード製造にはG
―75―5/0ガラスフアイバーストランドが用い
られ、ラジアルタイヤのカーカス(carcass)お
よびベルト補強用のコード製造にはG―75/10/
0またはG―75/15/0ガラスフアイバーストラ
ンドが用いられうる。G―フアイバーは、径が
9.53±0.63ミクロンであることが特徴であり、そ
れらの400本からストランドがつくられ、さらに
そのストランド数本を用いてコード(G―コー
ド)がつくられる。したがつて5本のストランド
からなるG―コードには、フアイバーが2000本含
まれる。G―コードがバイアスド・ベルテツド・
タイヤに用いられるばあいには、コードは5本の
ストランドから形成されたものがよく、またラジ
アルタイヤに用いられるばあいには10〜15本のス
トランドから形成されたものが好ましい。10〜15
本のストランドを用いることにより、単位面積あ
たりのコード密度を高くでき、その結果タイヤカ
ーカスに高い強度を付与することができる。この
強度はラジアルプライタイヤに所望の性質を付与
するのに必要である。また3本のフイラメント束
を別々に含浸させ、そののち互いにより合わせ、
3/0タイヤコードに仕上げるのも好ましい。す
なわち、K―15 1/0フアイバーの束3本を
別々に前述の水性接着組成物を用いて前述と同様
の方法によつて処理し、乾燥し、部分キユアリン
グし、つぎに互いにより合わせて3/0タイヤ補
強用コードをつくつた。このタイヤ補強用コード
はつぎにゴムの補強に供し、さらに補強されたゴ
ムはその特性試験に供した。 (コーテイング組成物B) 固形分濃度:27±0.5% PH:8.5±0.3 全 量:54.2リツトル (成 分) (使用量) 脱イオン水(43.3℃) 3.2リツトル レゾルシン 9.4Kg ホルムアルデヒド 10.3Kg 脱イオン水 0.53リツトル 水酸化カリウム 0.27Kg フアイヤーストーン6803(ポリブタジエンラテ
ツクス) 24.3Kg フアイヤーストーン6642(ビニルピリジンター
ポリマーラテツクス) 181.4Kg ポリブタジエンとビニルピリジンターポリマー
の比率 60:40 ボステツクス194(かさ高いフエノールの酸化
防止剤) 3.6Kg 脱イオン水 12.7リツトル モービルサーQ 18.1Kg パラキユアA―09 1.8Kg 脱イオン水 1.1リツトル NH4OH 1.1Kg 脱イオン水 1.1リツトル レゾルシン 1.8Kg 前記コーテイング組成物Aのばあいと同様にし
てレゾルシン―ホルムアルデヒド樹脂を調製し、
ラテツクスと酸化防止剤を混合した。ここでカル
ボキシル基含有スチレン―ブタジエンコポリマー
は用いなかつたが、酸化防止剤としてパラキユア
806(カルシウム処理ケイソウ土50%および
2・6―ジ―t―ブチル―フエノール50%の混合
物)をワツクスエマルジヨンおよび水と混合し、
ラテツクスの混合物に加えた。つぎにレゾルシン
―ホルムアルデヒド樹脂を加え、さらに水―
NH4OH混合物を加え充分に混合した。 えられた水性処理組成物はコーテイング組成物
と同様の方法によつてK―15ガラスフアイバーの
コーテイングに用い、さらにタイヤコードの製造
に供した。 実施例1または比較例でえられた組成物を用い
てつくられたタイヤコードを同じゴム材料の補強
に供し、前述の方法によつてタイヤを製造した。
それらのタイヤは米国特許第4238595号明細書に
開示されている物理的試験に供した。えられた結
果を第1表に示す。 第1表に示されている試験の概略はつぎのとお
りである。 [コーテイングピツクアツプ(Coating pickup] コーテイングされたガラスフアイバーを加熱し
て有機分を燃やし、コーテイングされていないガ
ラスフアイバーとの重量の差を求めた。 [ゴム内での張力(In Rubber Tensile)] ガラスフアイバーコードをゴムマトリツクス中
でキユアし、えられたガラスフアイバーコード強
化マトリツクスをインストロン(Instron)
試験機内で張力をテストした。(ゲージ長:17.8
〜19cm、クロスヘツド速度5.1cm/分)。顎部
(jaw)を離し、破断するのに要する力を測定し
た。 [剥離接着性(Strip Adhesion)] 円筒形のドラムにゴムストツクのストリツプ
(10.2×26.7×0.1cm)をドラムの表面が実質的に
覆われるように巻きつけた。その上にコーテイン
グされたガラスフアイバーヤーンを巻きつけ、ゴ
ムストツク上に連続したガラスフアイバーストラ
ンド層を形成したのち、ドラムから取りはずし、
7.6×25.4cmのサンプルに切断した。 7.6×25.4cmのモールド内に7.6×25.4cmのゴム
ストツクを置き、その上に前記サンプルをガラス
フアイバーストランド層がゴムストツクから離れ
るように置いた。7.6×25.4cmの2枚のオランダ
布のストリツプをゴムストリツプのストランド側
の対向する端部に置いた。その上に7.62×25.4cm
のゴムストリツプを置き、最後にその上にストラ
ンドが直下のゴムストリツプに接するようにスト
ランド層を有する7.62×25.4cmのゴムストリツプ
を置いた。型を閉じ、ゴムラミネート物を4.788
パスカルの圧力で149℃にて30分間キユアした。
型を開け、ラミネート物を取り出し、一夜間ゆつ
くりと放冷した。 えられたラミネート物を14×2.54cmのストリツ
プに切断し、121℃にて30分間加熱したのち、オ
ランダ布を取り除いた。 この試験片をインストロン試験機にかけ(ゲ
ージ長:1.27〜1.9cm)、クロスヘツド速度を5.1
cm/分になるように目盛合せし、加熱されたゴム
の最下層および露出したストランドを頂部顎部に
置き、加熱されたゴムの最上層を底部顎部に置い
た。インストロン試験機を間隔が5.1cmになるま
で作動させ、分離時の荷重を記録した。ついで最
上層を頂部顎部に挿入し、ストランドを底部顎部
に入れ、ゲージ長を1.27〜1.9cmとした。試験機
を間隔が5.1cmになるまで作動させ、分離時の荷
重を記録した。これらの操作を試験片の他端につ
いて燥返し、さらに他の試験片についても行な
い、それらの結果の平均をとつた。 第1表中の数字は、ストランドとゴム層との分
離が生じたときの平均荷重(Kg)である。カツコ
内は1〜5段階の等級であり、1の接着不良
(adhesive failre)から5の結合不良(cohesive
failure)に分けられ、5に近づくほど評価が高く
なる。 [シンコフアト(Sincofat)試験] シンコフアトは単一コード疲労試験(Single
cord fatigue test)の略であり、MITテイニアス
オルスン フレツクス テスター(MIT
Tinius Olson Flex Tester)を用いて行なつ
た。キユアされたゴム中のガラスフアイバーコー
ドにつきフレツクステスターにより室温で18000
サイクルにて試験を行なつた。 第1表において0はサンプルの何の異常も認め
られなかつたことを示し、また実施例1の167お
よび比較例1の138はいずれも曲げられたコード
の引張強度(psi)を示している。
【表】 第1表に示した結果からわかるように、本発明
で用いる水性処理組成物を用いてつくられたコー
ドは、ガラスフアイバー表面上により連続的なフ
イルムが形成され、ガラスフアイバーの濡れ性が
改善されさらには温度老化性が改善されたことに
よる改善された特性を有するものであつた。 以上に述べたように、本発明によればエラスト
マー性材料補強用のガラスフアイバーコード製造
に用いられるガラスフアイバー処理用非デンプン
系水性処理組成物で処理されたガラスフアイバー
が提供される。かかる水性処理組成物は、水分散
性で高分子量のポリオキシアルキレンポリオール
(1種または2種以上)を可撓性フイルム形成剤
として用いるものである。またそのポリオキシア
ルキレンポリオールは水性処理組成物中約0.5〜
5%の範囲で用いられる。該組成物でサイジング
されたガラスフアイバーストランドは、さらに水
性接着コーテイング組成物でコーテイングされエ
ラストマー性材料補強用のコード製造に供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の水性処理組成物乾
燥残渣の示差走査熱量測定チヤートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 水酸基を3個以上有するポリオールのポ
    リオキシアルキレン付加物でありかつ平均分子
    量が300〜12000の水分散性ポリオキシアルキレ
    ンポリオールの1種または2種以上を可撓性フ
    イルム形成剤として0.5〜5重量%、 (B) シランカツプリング剤の1種または2種以上
    を0.1〜2重量%、 (C) カチオン性潤滑剤を0.1〜4重量%、および (D) 水を水性処理組成物中の全固形分量が3〜20
    重量%となる量 含むガラスフアイバー処理用非デンプン系水性処
    理組成物で処理されたガラスフアイバー。 2 前記(A)のポリオキシアルキレンポリオール
    が、平均分子量7000の液状ポリオキシアルキレン
    ポリオールと平均分子量10000の液状ポリオキシ
    アルキレンポリオールとを比率50:50で混合した
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のガラスフアイバー。 3 前記水性処理組成物の乾燥残渣を0.1〜1LOI
    有する特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    ガラスフアイバー。
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