JPS6238871B2 - - Google Patents
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- JPS6238871B2 JPS6238871B2 JP53124453A JP12445378A JPS6238871B2 JP S6238871 B2 JPS6238871 B2 JP S6238871B2 JP 53124453 A JP53124453 A JP 53124453A JP 12445378 A JP12445378 A JP 12445378A JP S6238871 B2 JPS6238871 B2 JP S6238871B2
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- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱起電力素子およびガス点火安全装置
に関し、一つめの発明の目的は熱起電力が大きく
かつ長寿命で信頼性の高い熱起電力素子を提供
し、また二つめの発明の目的は上記熱起電力素子
を備え性能のすぐれたガス点火安全装置を提供す
ることにある。
に関し、一つめの発明の目的は熱起電力が大きく
かつ長寿命で信頼性の高い熱起電力素子を提供
し、また二つめの発明の目的は上記熱起電力素子
を備え性能のすぐれたガス点火安全装置を提供す
ることにある。
熱起電力素子としては、従来から銅−コンスタ
ンタン、アルメル−クロメル、白金−白金ロジウ
ムのような金属の熱電対、Bi−Te,Bi−Sbなど
の半導体の熱電体が知られている。ところでその
熱起電率は金属の熱電対で数+μV/℃、半導体
の熱電対で100〜300μV/℃程度しか得られず、
安定温度範囲(融解したり、化学的に酸化したり
しない温度範囲)での起電力は精々10mVのオー
ダしか得られない。また、熱安定性の高い酸化
物、炭化物、窒化物、珪化物では酸化物および珪
化物以外は熱起電率が低く、数μV/℃程度であ
る。珪化物の熱起電率は〜200μV/℃、そして
酸化物のそれは数百μV/℃であり、したがつて
これらの素子では、ガスの種火の表示をしたり、
あるいはガス機器の消火を検知した上で警報した
り、バルブの制御をするには起電力が小さく、こ
のため増巾のため回路に電流を流す必要があり、
特に電池を電源とする場合には頻繁に取替える欠
点があり実用に至らなかつた。
ンタン、アルメル−クロメル、白金−白金ロジウ
ムのような金属の熱電対、Bi−Te,Bi−Sbなど
の半導体の熱電体が知られている。ところでその
熱起電率は金属の熱電対で数+μV/℃、半導体
の熱電対で100〜300μV/℃程度しか得られず、
安定温度範囲(融解したり、化学的に酸化したり
しない温度範囲)での起電力は精々10mVのオー
ダしか得られない。また、熱安定性の高い酸化
物、炭化物、窒化物、珪化物では酸化物および珪
化物以外は熱起電率が低く、数μV/℃程度であ
る。珪化物の熱起電率は〜200μV/℃、そして
酸化物のそれは数百μV/℃であり、したがつて
これらの素子では、ガスの種火の表示をしたり、
あるいはガス機器の消火を検知した上で警報した
り、バルブの制御をするには起電力が小さく、こ
のため増巾のため回路に電流を流す必要があり、
特に電池を電源とする場合には頻繁に取替える欠
点があり実用に至らなかつた。
一方種火表示には、従来から二つの方式があ
る。その一つは白金線を種火にあたるように炎中
に挿入し、光をオプチカルフアイバーで表示部に
導びくものである。この場合可動部がないという
良い点があるが、光の強度が低い、また高価にな
るという欠点がある。今一つは、クロメル−コン
スタンタンのような金属の熱電対を炎中に挿入
し、起電力で電圧計を動作させるものである。前
者に較べて安価であるが、可動部があり、取付け
位置が問題となつたり、また表示部に水分が入ら
ないようにする必要がある。
る。その一つは白金線を種火にあたるように炎中
に挿入し、光をオプチカルフアイバーで表示部に
導びくものである。この場合可動部がないという
良い点があるが、光の強度が低い、また高価にな
るという欠点がある。今一つは、クロメル−コン
スタンタンのような金属の熱電対を炎中に挿入
し、起電力で電圧計を動作させるものである。前
者に較べて安価であるが、可動部があり、取付け
位置が問題となつたり、また表示部に水分が入ら
ないようにする必要がある。
本発明は要部が臭化第1銅単独あるいは臭化第
1銅に沃化第1銅を加えたものから構成され、熱
起電率が数mV/℃というように大きな固有領域
を有し、かつその固有領域に移る温度および要部
の融点を任意に変えれる熱起電力素子を提供し、
またその熱起電力素子を要部に備えたガス点火安
全装置を提供することにより、上述のような従来
における欠点を除去しようとするもので、以下に
それぞれ図面を用い実施例を説明する。
1銅に沃化第1銅を加えたものから構成され、熱
起電率が数mV/℃というように大きな固有領域
を有し、かつその固有領域に移る温度および要部
の融点を任意に変えれる熱起電力素子を提供し、
またその熱起電力素子を要部に備えたガス点火安
全装置を提供することにより、上述のような従来
における欠点を除去しようとするもので、以下に
それぞれ図面を用い実施例を説明する。
まず、一つめの本発明の一実施例である熱起電
力素子の構成を第1図を用いて説明する。図にお
いて、1は純度99.5%以上の臭化第一銅
(CuBr)および沃化第一銅(Cul)を、窒素、あ
るいは希ガス中で融点附近迄加熱し、遊離するハ
ロゲンがなくなるまで処理したものを粉砕し、
CuBr単独、あるいはこれにCulを混合して成型し
た熱起電力素子本体である。2,2′は、素子本
体1の両側に本体と一体に成型したグラフアイト
の薄層である。この薄層をグラフアイトで構成し
たのは、CuBrおよびCulがP型半導体であり、こ
のため接触部に電位障壁を作らずしかも熱的に安
定でかつ安価な材料としてグラフアイトが優れて
いるためである。3は一方のグラフアイト薄層2
に接触するようにして設けた高温側電極で、ここ
では容器としての機能も兼ね備えている。高温側
電極3は、その一端面から突出した突起3′が炎
中に入るため、高温での耐蝕性にすぐれる金属材
料で作られている。具体的にはクロムが16%以上
含まれるステンレス鋼が上記条件にかない適当で
ある。高温側電極3の開口側端部は折曲され、絶
縁リング5を介し銅キヤツプ4を押え付けてい
る。6は高温側リードで高温側電極3にスポツト
溶接により接続されている。7は低温側リードで
銅キヤツプ4に半田8により熔着されている。な
おグラフアイト薄層2および突起3′も含め高温
側電極3のグラフアイト薄層2近傍部分が広義に
いう高温側電極を構成し、一方グラフアイト薄層
2′、銅キヤツプ4、半田8等が同じく広義にい
う低温側電極を構成する。
力素子の構成を第1図を用いて説明する。図にお
いて、1は純度99.5%以上の臭化第一銅
(CuBr)および沃化第一銅(Cul)を、窒素、あ
るいは希ガス中で融点附近迄加熱し、遊離するハ
ロゲンがなくなるまで処理したものを粉砕し、
CuBr単独、あるいはこれにCulを混合して成型し
た熱起電力素子本体である。2,2′は、素子本
体1の両側に本体と一体に成型したグラフアイト
の薄層である。この薄層をグラフアイトで構成し
たのは、CuBrおよびCulがP型半導体であり、こ
のため接触部に電位障壁を作らずしかも熱的に安
定でかつ安価な材料としてグラフアイトが優れて
いるためである。3は一方のグラフアイト薄層2
に接触するようにして設けた高温側電極で、ここ
では容器としての機能も兼ね備えている。高温側
電極3は、その一端面から突出した突起3′が炎
中に入るため、高温での耐蝕性にすぐれる金属材
料で作られている。具体的にはクロムが16%以上
含まれるステンレス鋼が上記条件にかない適当で
ある。高温側電極3の開口側端部は折曲され、絶
縁リング5を介し銅キヤツプ4を押え付けてい
る。6は高温側リードで高温側電極3にスポツト
溶接により接続されている。7は低温側リードで
銅キヤツプ4に半田8により熔着されている。な
おグラフアイト薄層2および突起3′も含め高温
側電極3のグラフアイト薄層2近傍部分が広義に
いう高温側電極を構成し、一方グラフアイト薄層
2′、銅キヤツプ4、半田8等が同じく広義にい
う低温側電極を構成する。
次に以下のような構成になつた熱起電力素子の
特性について説明する。第2図aは高温側電極を
加熱したときの低温側電極との温度差に対する熱
起電力発生の状態を示す。図中曲線AはCuBr単
独で成型したもの、BはCuBr95%・Cul5%の混
合物を成形したもの、CはCuBr90%・Cul10%の
混合物を成形したものである。この測定に供した
試料における本体部は何れも径7.0mmφ、長さ15
mm、グラフアイト層の厚みは0.5mmである。高温
側電極は先端で径7.0mm、開放端で8.0mmの内径を
持つ円錐台状をなしている。低温側電極の温度を
第1図aにおいて破線tで示している。CuBr単
独のものは、温度差が120℃附近から起電力の急
激の立上りが起るが、温度差が200℃附近になる
と熱起電力は約700mVに達し、それ以上温度差
を与えても上昇は小さい。CuBr95%の場合は310
℃の温度差で急激な上昇が起り、CuBr90%の場
合には360℃の温度差で熱起電力の上昇が起つて
いる。そしてそれぞれの高温側電極の温度が本体
をなす材料の融点(後述する)相当の温度まで加
熱されたときには、熱起電力が750mVにも達し
た。
特性について説明する。第2図aは高温側電極を
加熱したときの低温側電極との温度差に対する熱
起電力発生の状態を示す。図中曲線AはCuBr単
独で成型したもの、BはCuBr95%・Cul5%の混
合物を成形したもの、CはCuBr90%・Cul10%の
混合物を成形したものである。この測定に供した
試料における本体部は何れも径7.0mmφ、長さ15
mm、グラフアイト層の厚みは0.5mmである。高温
側電極は先端で径7.0mm、開放端で8.0mmの内径を
持つ円錐台状をなしている。低温側電極の温度を
第1図aにおいて破線tで示している。CuBr単
独のものは、温度差が120℃附近から起電力の急
激の立上りが起るが、温度差が200℃附近になる
と熱起電力は約700mVに達し、それ以上温度差
を与えても上昇は小さい。CuBr95%の場合は310
℃の温度差で急激な上昇が起り、CuBr90%の場
合には360℃の温度差で熱起電力の上昇が起つて
いる。そしてそれぞれの高温側電極の温度が本体
をなす材料の融点(後述する)相当の温度まで加
熱されたときには、熱起電力が750mVにも達し
た。
ここで第1図bに前記3種類の試料についてそ
れぞれ測定した導電率の温度特性を示す。この導
電率は実質的には素子本体部の導電率に相当す
る。なお図中各曲線には第1図aにおける場合と
同一符号を付しそれぞれ対応させている。
れぞれ測定した導電率の温度特性を示す。この導
電率は実質的には素子本体部の導電率に相当す
る。なお図中各曲線には第1図aにおける場合と
同一符号を付しそれぞれ対応させている。
さて第1図aにおける熱起電力の急激な上昇
は、第1図bに示した温度特性からわかるよう
に、伝導が固有領域に達した辺りの温度から起つ
ており、その熱起電率は約5mV/℃であつた。
またCuBr単独の場合にみられる熱起電率の低下
はイオン電導が優勢になる温度領域でおこつてい
る。熱起電力の急激な上昇領域を利用すれば精度
の高い温度検出が可能になる。一定熱起電力を得
て温度制御をしようとする場合、第2図aから明
らかなように、CuBr単独の場合より、CuBrに
Culを加えた場合の方が、例えば500mVの熱起電
力が得られる高温側電極の温度がCuBr単独の場
合では250℃、CuBr90%、Cul10%の場合では470
℃というように、制御する温度を高くすることが
できる。
は、第1図bに示した温度特性からわかるよう
に、伝導が固有領域に達した辺りの温度から起つ
ており、その熱起電率は約5mV/℃であつた。
またCuBr単独の場合にみられる熱起電率の低下
はイオン電導が優勢になる温度領域でおこつてい
る。熱起電力の急激な上昇領域を利用すれば精度
の高い温度検出が可能になる。一定熱起電力を得
て温度制御をしようとする場合、第2図aから明
らかなように、CuBr単独の場合より、CuBrに
Culを加えた場合の方が、例えば500mVの熱起電
力が得られる高温側電極の温度がCuBr単独の場
合では250℃、CuBr90%、Cul10%の場合では470
℃というように、制御する温度を高くすることが
できる。
次にCuBrにCulを加えた場合の融点の変化を第
3図に示す。図から明らかなようにCulを加える
ことにより融点は上昇する。熱起電力素子を種火
表示に使う場合には、高温側電極近傍の素子本体
部の温度が500℃に達することも充分あり得る。
このような場合CuBr単独で素子本体部を構成す
ると本体部の一部が溶融するという懸念が生じる
が、Culが5〜10%含まれるもので本体部を構成
しておくことによりそのような懸念は払拭され
る。CuBrにCulを加えるとそれ自体の応答速度は
遅くなるが、種火表示に用いられる場合のように
高温側電極が高温中におかれて温度を検出すると
きには、むしろ高温側電極近傍の本体部の昇温速
度が素子全体としての応答速度を支配し、しかも
種火は一般的に単位容積当りの熱量が大きいの
で、電極近傍の本体部は素速く昇温され、したが
つて本体部自体の応答の遅れは無視できるものと
なる。これに対しガスコンロでの消火などの異状
を検出するのに用いる場合には、コンロ火の単位
容積当りの熱量は種火にくらべて低く、かつ検出
温度領域が低いところにあるので、CuBr単独で
本体部を構成したものを用いる方が、本体部自体
の応答が速いという特徴を発揮できる。
3図に示す。図から明らかなようにCulを加える
ことにより融点は上昇する。熱起電力素子を種火
表示に使う場合には、高温側電極近傍の素子本体
部の温度が500℃に達することも充分あり得る。
このような場合CuBr単独で素子本体部を構成す
ると本体部の一部が溶融するという懸念が生じる
が、Culが5〜10%含まれるもので本体部を構成
しておくことによりそのような懸念は払拭され
る。CuBrにCulを加えるとそれ自体の応答速度は
遅くなるが、種火表示に用いられる場合のように
高温側電極が高温中におかれて温度を検出すると
きには、むしろ高温側電極近傍の本体部の昇温速
度が素子全体としての応答速度を支配し、しかも
種火は一般的に単位容積当りの熱量が大きいの
で、電極近傍の本体部は素速く昇温され、したが
つて本体部自体の応答の遅れは無視できるものと
なる。これに対しガスコンロでの消火などの異状
を検出するのに用いる場合には、コンロ火の単位
容積当りの熱量は種火にくらべて低く、かつ検出
温度領域が低いところにあるので、CuBr単独で
本体部を構成したものを用いる方が、本体部自体
の応答が速いという特徴を発揮できる。
次に本体部低温側での放熱作用による熱起電力
特性への影響について調べるための実験をおこな
つたので、それについて述べる。
特性への影響について調べるための実験をおこな
つたので、それについて述べる。
まず第4図aに示すようにCuBr95%・Cul5%
の混合物を成形して作つた素子本体1の片側に設
けたカーボン薄層2の上面にはヒータ9を内蔵し
た熱板10を接触せしめるとともに側面には高温
側リード6を接続し、また本体1の他の片側に設
けたカーボン薄層2′の下面には放熱板11(直
径10cm、厚み2cmの銅板よりなる)を接触せしめ
るとともに側面には低温側リード7を接続して低
温側における放熱性のすぐれた試料イを作つた。
なを図中12,12′はカーボン薄層2,2′にお
ける温度を測定するために設けられた熱電対であ
る。
の混合物を成形して作つた素子本体1の片側に設
けたカーボン薄層2の上面にはヒータ9を内蔵し
た熱板10を接触せしめるとともに側面には高温
側リード6を接続し、また本体1の他の片側に設
けたカーボン薄層2′の下面には放熱板11(直
径10cm、厚み2cmの銅板よりなる)を接触せしめ
るとともに側面には低温側リード7を接続して低
温側における放熱性のすぐれた試料イを作つた。
なを図中12,12′はカーボン薄層2,2′にお
ける温度を測定するために設けられた熱電対であ
る。
また第4図bに示すようにaにおけると同じ組
成の混合物を成形した本体1を備える試料ロを作
つた。構造の大部分が第1図における場合と共通
している。ただこの場合には低温側電極をなす銅
キヤツプ4が容器(第1図での場合と同様高温側
電極3がこれを兼ねる)の開口部より幾分奥まつ
たところに位置し、一方その開口部は中央に端子
13を備えたガラスハーメチツク蓋体14により
封口されている。そして銅キヤツプ4と端子13
は圧着スプリング15により電気的にも熱的にも
接続されている。
成の混合物を成形した本体1を備える試料ロを作
つた。構造の大部分が第1図における場合と共通
している。ただこの場合には低温側電極をなす銅
キヤツプ4が容器(第1図での場合と同様高温側
電極3がこれを兼ねる)の開口部より幾分奥まつ
たところに位置し、一方その開口部は中央に端子
13を備えたガラスハーメチツク蓋体14により
封口されている。そして銅キヤツプ4と端子13
は圧着スプリング15により電気的にも熱的にも
接続されている。
このような構造になつていることにより、銅キ
ヤツプ4等よりなる低温側電極の外気中への放熱
が押えられている。なお熱電対11は高温側電極
3の突起3′が設けられている面の温度を測定で
き、またもう一つの熱電対12は端子13の温度
を測定できるように設けられている。
ヤツプ4等よりなる低温側電極の外気中への放熱
が押えられている。なお熱電対11は高温側電極
3の突起3′が設けられている面の温度を測定で
き、またもう一つの熱電対12は端子13の温度
を測定できるように設けられている。
また試料ハとしては第1図に示したのと同一の
ものが準備された。本体1の材料組成は第4図
a,bにおけるものと同じである。なお熱電対は
第4図bにおけると同様な状態になるようにして
設けた。
ものが準備された。本体1の材料組成は第4図
a,bにおけるものと同じである。なお熱電対は
第4図bにおけると同様な状態になるようにして
設けた。
さて以上のようにして準備した3種類の試料
イ,ロ,ハのそれぞれについて高温側電極を加熱
しその時の熱起電力および低温側電極の温度を測
定した結果を第5図に示す。ここで図中実線は熱
起電力を示し、破線は低温側電極の温度を示す。
また各曲線に付した符号は前記試料に対応する。
図から明らかなように低温側電極の放熱を押えた
構造のもの、すなわち試料ロでは当然のことなが
らその低温側電極の温度が他の二つに比べ高くな
り、一方それが原因となつて試料イ,ハにみられ
るような熱起電力の急激な立上がりはみられな
い。このことから低温側電極での放熱が充分なさ
れるような構造とすることの必要性が理解され
る。なお図に示すように試料ハは試料イとの間に
ほとんど差がみられない。これは第1図に示した
ような構造のものであれば、試料イのように放熱
板を設けたものと低温側電極の放熱に関し同等な
効果を有していることを示すものである。このよ
うな放熱効果は第1図に示すように銅キヤツプ4
面上の広い面積にわたつて半田8が被着され、そ
の半田8がまた広い面積にわたつて外気に接して
いることに基づく。低温側電極の放熱を図るの
に、むろん第1図に示したような構造に限定され
るものではない。
イ,ロ,ハのそれぞれについて高温側電極を加熱
しその時の熱起電力および低温側電極の温度を測
定した結果を第5図に示す。ここで図中実線は熱
起電力を示し、破線は低温側電極の温度を示す。
また各曲線に付した符号は前記試料に対応する。
図から明らかなように低温側電極の放熱を押えた
構造のもの、すなわち試料ロでは当然のことなが
らその低温側電極の温度が他の二つに比べ高くな
り、一方それが原因となつて試料イ,ハにみられ
るような熱起電力の急激な立上がりはみられな
い。このことから低温側電極での放熱が充分なさ
れるような構造とすることの必要性が理解され
る。なお図に示すように試料ハは試料イとの間に
ほとんど差がみられない。これは第1図に示した
ような構造のものであれば、試料イのように放熱
板を設けたものと低温側電極の放熱に関し同等な
効果を有していることを示すものである。このよ
うな放熱効果は第1図に示すように銅キヤツプ4
面上の広い面積にわたつて半田8が被着され、そ
の半田8がまた広い面積にわたつて外気に接して
いることに基づく。低温側電極の放熱を図るの
に、むろん第1図に示したような構造に限定され
るものではない。
次に第5図に前記3種類の試料イ,ロ,ハのそ
れぞれについて、2時間加熱、2時間放置の繰り
返えし寿命試験をおこなつた結果を示す。各曲線
に付した符号は試料イ,ロ,ハにそれぞれ対応す
る。この図からも明らかなように試料ハが長時間
にわたりそのすぐれた熱電力特性を安定に維持し
ている。なお試料イにおいて低温側電極の放熱が
図れる構造になつているにもかかわらず、図中曲
線イのように熱起電力が漸次低下しているのは電
極部分の構造が暫定的なものになつていること等
に起因しているものと思われる。
れぞれについて、2時間加熱、2時間放置の繰り
返えし寿命試験をおこなつた結果を示す。各曲線
に付した符号は試料イ,ロ,ハにそれぞれ対応す
る。この図からも明らかなように試料ハが長時間
にわたりそのすぐれた熱電力特性を安定に維持し
ている。なお試料イにおいて低温側電極の放熱が
図れる構造になつているにもかかわらず、図中曲
線イのように熱起電力が漸次低下しているのは電
極部分の構造が暫定的なものになつていること等
に起因しているものと思われる。
次に二つめの本発明の実施例であるガス点火安
全装置について第7図を用い説明する。
全装置について第7図を用い説明する。
図において21は一つめの本発明により提供さ
れる熱起電力素子、22はトランジスタでそのベ
ースおよびエミツタが熱起電力素子21の両端子
に接続されている。23は発光ダイオードでその
−端子はトランジスタ22のコレクタに接続さ
れ、他端は可変抵抗25を介して電池24の−端
子に接続されている。電池24の他端子はトラン
ジスタ22のエミツタに接続されている。
れる熱起電力素子、22はトランジスタでそのベ
ースおよびエミツタが熱起電力素子21の両端子
に接続されている。23は発光ダイオードでその
−端子はトランジスタ22のコレクタに接続さ
れ、他端は可変抵抗25を介して電池24の−端
子に接続されている。電池24の他端子はトラン
ジスタ22のエミツタに接続されている。
次に本装置の動作について述べる。熱起電力素
子21の高温側電極の端面から突出した突起(第
1図3′に相当)がガス燃焼器の種火の炎中に位
置するようにして熱起電力素子21を配設する。
種火がついていないときには起電力素子21の両
端子間に熱起電力は生じず、したがつてこの状態
ではトランジスタ22は非導通であり、発光ダイ
オード23は点灯されない。いま種火がついて上
記高温側電極の突起が加熱されると熱起電力が生
じてトランジスタ22のベースに電流が流れ、し
たがつてトランジスタ22は導通状態となつて発
光ダイオード23は点灯する。種火が消えると前
述のようにベース電流が流れず発光ダイオードは
消灯する。
子21の高温側電極の端面から突出した突起(第
1図3′に相当)がガス燃焼器の種火の炎中に位
置するようにして熱起電力素子21を配設する。
種火がついていないときには起電力素子21の両
端子間に熱起電力は生じず、したがつてこの状態
ではトランジスタ22は非導通であり、発光ダイ
オード23は点灯されない。いま種火がついて上
記高温側電極の突起が加熱されると熱起電力が生
じてトランジスタ22のベースに電流が流れ、し
たがつてトランジスタ22は導通状態となつて発
光ダイオード23は点灯する。種火が消えると前
述のようにベース電流が流れず発光ダイオードは
消灯する。
以上のような構成において熱起電力素子は種火
による加熱により大きな熱起電力を生じるので、
トランジスタを駆動するのに熱起電力を増巾する
必要がなく、したがつて本装置を構成する部品が
少なく、むろん増巾のための電源も必要としない
など装置全体が極めて簡単となり安価にしてでき
る。そして本装置の心蔵部をなすともいえる熱起
電力素子の寿命特性がすぐれることから、本装置
は長時間にわたりその機能を安定に維持する。さ
らにまた熱起電力の急な立上がりにともない発光
ダイオードは急に明るさを増すので遠方からその
表示を容易に確認することができる。さらには可
変抵抗で発光ダイオードに流れる電流が規制され
かつトランジスタの1次側に電池からの電流が流
れ込むことはないので電力消費が極めて少ない。
による加熱により大きな熱起電力を生じるので、
トランジスタを駆動するのに熱起電力を増巾する
必要がなく、したがつて本装置を構成する部品が
少なく、むろん増巾のための電源も必要としない
など装置全体が極めて簡単となり安価にしてでき
る。そして本装置の心蔵部をなすともいえる熱起
電力素子の寿命特性がすぐれることから、本装置
は長時間にわたりその機能を安定に維持する。さ
らにまた熱起電力の急な立上がりにともない発光
ダイオードは急に明るさを増すので遠方からその
表示を容易に確認することができる。さらには可
変抵抗で発光ダイオードに流れる電流が規制され
かつトランジスタの1次側に電池からの電流が流
れ込むことはないので電力消費が極めて少ない。
なお上記の実施例では発光ダイオードを設けて
種火の光表示ができるようにしたが、発光ダイオ
ードの代りに例えば制御リレーを設け、その動作
により表示灯を点灯したりあるいはブザーを鳴ら
して警告できるようにしてもよい。さらにはソレ
ノイドバルブを設けてガス供給、停止の操作が自
動的に行なわれるようにしてもよい。発光ダイオ
ードと制御リレーあるいはソレノイドバルブとを
併設してももちろんよい。制御リレーあるいはソ
レノイドバルブ等はトランジスタのコレクター、
エミツタ間が切断状態になつたときに動作するよ
うに構成しておけば電池の消費を低く押えること
ができる。
種火の光表示ができるようにしたが、発光ダイオ
ードの代りに例えば制御リレーを設け、その動作
により表示灯を点灯したりあるいはブザーを鳴ら
して警告できるようにしてもよい。さらにはソレ
ノイドバルブを設けてガス供給、停止の操作が自
動的に行なわれるようにしてもよい。発光ダイオ
ードと制御リレーあるいはソレノイドバルブとを
併設してももちろんよい。制御リレーあるいはソ
レノイドバルブ等はトランジスタのコレクター、
エミツタ間が切断状態になつたときに動作するよ
うに構成しておけば電池の消費を低く押えること
ができる。
第8図は第7図に示したガス点火安全装置の変
形を示す。基本的には第7図に示したのと同一構
成であるが、只この場合には二つのトランジスタ
22′,22″で構成するダーリントン回路に熱起
電力素子21が接続されている。第7図における
場合と同様トランジスタの1次側に流れる電流は
押えられているので電池の消費は極めて少ない。
形を示す。基本的には第7図に示したのと同一構
成であるが、只この場合には二つのトランジスタ
22′,22″で構成するダーリントン回路に熱起
電力素子21が接続されている。第7図における
場合と同様トランジスタの1次側に流れる電流は
押えられているので電池の消費は極めて少ない。
なお各図面間で共通する要素についてはその説
明を省略した。
明を省略した。
以上のように一つめの本発明により得られる熱
起電力素子は熱起電力が大きく、しかも素子本体
部をなす臭化第1銅に沃化第1銅を適当な割合で
混合することにより、熱起電力が急な立上がりを
する固有領域の温度を任意に変えることが可能
で、したがつてある温度領域において、精度よく
温度を検出しようとする場合、あるいはある温度
領域においてより大きな熱起電力を得ようとする
場合に容易に対処することができる。
起電力素子は熱起電力が大きく、しかも素子本体
部をなす臭化第1銅に沃化第1銅を適当な割合で
混合することにより、熱起電力が急な立上がりを
する固有領域の温度を任意に変えることが可能
で、したがつてある温度領域において、精度よく
温度を検出しようとする場合、あるいはある温度
領域においてより大きな熱起電力を得ようとする
場合に容易に対処することができる。
又低温側電極の温度上昇を押えるだけの簡単な
構造により、高温側電極との温度差を大きくして
より大きな熱起電力が取出せるばかりでなく、長
時間にわたり再現性よくその熱起電力を取出すこ
とができ、信頼性の高いものとすることができ
る。
構造により、高温側電極との温度差を大きくして
より大きな熱起電力が取出せるばかりでなく、長
時間にわたり再現性よくその熱起電力を取出すこ
とができ、信頼性の高いものとすることができ
る。
一方二つめの本発明により得られるガス点火安
全装置は上記熱起電力素子のすぐれた性能を備え
ることにより、ガスの着消火を精度よく検出し、
しかもガスの着消火を知らせ警告する表示灯ある
いはブザー等の駆動、あるいはガス供給停止の自
動操作を指令するために上記素子の熱起電力を増
巾する必要のないことから装置の構成が簡単にな
つて安価にしてできるなど数多のすぐれた利点を
備える。
全装置は上記熱起電力素子のすぐれた性能を備え
ることにより、ガスの着消火を精度よく検出し、
しかもガスの着消火を知らせ警告する表示灯ある
いはブザー等の駆動、あるいはガス供給停止の自
動操作を指令するために上記素子の熱起電力を増
巾する必要のないことから装置の構成が簡単にな
つて安価にしてできるなど数多のすぐれた利点を
備える。
第1図は本発明の一実施例である熱起電力素子
の断面図、第2図aは上記熱起電力素子の熱起電
力を示す曲線図、第2図bは上記熱起電力素子の
要部をなす材料の導電率の温度特性を示す曲線
図、第3図は上記要部をなす材料の組成に対する
融点の変化を示す曲線図、第4図a,bはそれぞ
れ上記熱起電力素子を構成する低温側電極の放熱
効果を調べるために作つた試料の正面図および断
面図、第5図は上記熱起電力素子および上記試料
の熱起電力特性を示す曲線図、第6図は同じく上
記熱起電力素子および上記試料の寿命特性を示す
曲線図、第7図は二つめの本発明の実施例である
ガス点火安全装置の回路図、第8図は上記ガス点
火安全装置の変形の回路図である。 1……素子本体、2,2′……カーボン薄層、
3……高温側電極、4……銅キヤツプ、6……高
温側リード、7……低温側リード、12,12′
……熱電対、21……熱起電力素子、22,2
2′,22″……トランジスタ、23……発光ダイ
オード、24……電池。
の断面図、第2図aは上記熱起電力素子の熱起電
力を示す曲線図、第2図bは上記熱起電力素子の
要部をなす材料の導電率の温度特性を示す曲線
図、第3図は上記要部をなす材料の組成に対する
融点の変化を示す曲線図、第4図a,bはそれぞ
れ上記熱起電力素子を構成する低温側電極の放熱
効果を調べるために作つた試料の正面図および断
面図、第5図は上記熱起電力素子および上記試料
の熱起電力特性を示す曲線図、第6図は同じく上
記熱起電力素子および上記試料の寿命特性を示す
曲線図、第7図は二つめの本発明の実施例である
ガス点火安全装置の回路図、第8図は上記ガス点
火安全装置の変形の回路図である。 1……素子本体、2,2′……カーボン薄層、
3……高温側電極、4……銅キヤツプ、6……高
温側リード、7……低温側リード、12,12′
……熱電対、21……熱起電力素子、22,2
2′,22″……トランジスタ、23……発光ダイ
オード、24……電池。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 遊離するハロゲンのないように調整した臭化
第1銅を含む成形体と、この成形体の両側にそれ
ぞれグラフアイト層を介し圧着された高温側電極
と低温側電極とを有する熱起電力素子。 2 成形体が遊離するハロゲンのないように調整
した沃化第1銅を含む特許請求の範囲第1項記載
の熱起電力素子。 3 高温側電極が筒状体と一体になつて一端が開
口した容器を構成し、かつその容器に成形体とと
もに収納された低温側電極の端面がセラミツクス
からなる耐熱絶縁リングを介して容器開口端に形
成した折曲部により押圧されるとともに絶縁リン
グの内側に低温側電極に接合された半田層が設け
られた特許請求の範囲第1項記載の熱起電力素
子。 4 高温電極がクロムを16%以上含むステンレス
鋼よりなる特許請求の範囲第1項又は第3項記載
の熱起電力素子。 5 低温側電極が銅よりなる特許請求の範囲第1
項又は第3項記載の熱起電力素子。 6 遊離するハロゲンのないように調整した臭化
第1銅を含む成形体と、この成形体の両側にそれ
ぞれグラフアイト層を介して設けられ高温雰囲気
中に位置される高温側電極および低温雰囲気中に
位置される低温側電極とを備える熱起電力素子が
トランジスタの入力回路に挿入されかつガスの着
消火をしらせる表示装置およびガスの供給を制御
する制御装置の少なくとも一つが上記トランジス
タの出力回路に挿入されたことを特徴とするガス
点火安全装置。 7 成形体が遊離するハロゲンのないように調整
した沃化第1銅を含む特許請求の範囲第6項記載
のガス点火安全装置。 8 表示装置として発光ダイオードを用いた特許
請求の範囲第6項記載のガス点火安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12445378A JPS5550676A (en) | 1978-10-09 | 1978-10-09 | Thermoelectromotive force element and gas ignition safety device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12445378A JPS5550676A (en) | 1978-10-09 | 1978-10-09 | Thermoelectromotive force element and gas ignition safety device |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5550676A JPS5550676A (en) | 1980-04-12 |
| JPS6238871B2 true JPS6238871B2 (ja) | 1987-08-20 |
Family
ID=14885885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12445378A Granted JPS5550676A (en) | 1978-10-09 | 1978-10-09 | Thermoelectromotive force element and gas ignition safety device |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5550676A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61169985U (ja) * | 1985-04-11 | 1986-10-21 | ||
| JPS6323997U (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-17 | ||
| JP7597579B2 (ja) * | 2018-09-03 | 2024-12-10 | 住友電気工業株式会社 | 熱電変換素子、熱電変換モジュール、光センサ、熱電変換材料の製造方法および熱電変換素子の製造方法 |
-
1978
- 1978-10-09 JP JP12445378A patent/JPS5550676A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5550676A (en) | 1980-04-12 |
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