JPS6243792Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6243792Y2 JPS6243792Y2 JP15489682U JP15489682U JPS6243792Y2 JP S6243792 Y2 JPS6243792 Y2 JP S6243792Y2 JP 15489682 U JP15489682 U JP 15489682U JP 15489682 U JP15489682 U JP 15489682U JP S6243792 Y2 JPS6243792 Y2 JP S6243792Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated board
- waterproof
- paper
- polyolefin resin
- composite sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000123 paper Substances 0.000 claims description 24
- 239000011111 cardboard Substances 0.000 claims description 23
- 239000010408 film Substances 0.000 claims description 23
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 22
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 20
- 229920001684 low density polyethylene Polymers 0.000 claims description 15
- 239000004702 low-density polyethylene Substances 0.000 claims description 15
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 claims description 12
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 claims description 10
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 7
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 4
- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 2
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 claims description 2
- 239000004700 high-density polyethylene Substances 0.000 claims description 2
- 229920000092 linear low density polyethylene Polymers 0.000 claims description 2
- 239000004707 linear low-density polyethylene Substances 0.000 claims description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 21
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 21
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 12
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 description 6
- 235000013611 frozen food Nutrition 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 235000012055 fruits and vegetables Nutrition 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 2
- QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N barium oxide Chemical compound [Ba]=O QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- PPQREHKVAOVYBT-UHFFFAOYSA-H dialuminum;tricarbonate Chemical compound [Al+3].[Al+3].[O-]C([O-])=O.[O-]C([O-])=O.[O-]C([O-])=O PPQREHKVAOVYBT-UHFFFAOYSA-H 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 2
- 239000005022 packaging material Substances 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 229940118662 aluminum carbonate Drugs 0.000 description 1
- AYJRCSIUFZENHW-DEQYMQKBSA-L barium(2+);oxomethanediolate Chemical compound [Ba+2].[O-][14C]([O-])=O AYJRCSIUFZENHW-DEQYMQKBSA-L 0.000 description 1
- BRPQOXSCLDDYGP-UHFFFAOYSA-N calcium oxide Chemical compound [O-2].[Ca+2] BRPQOXSCLDDYGP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000292 calcium oxide Substances 0.000 description 1
- ODINCKMPIJJUCX-UHFFFAOYSA-N calcium oxide Inorganic materials [Ca]=O ODINCKMPIJJUCX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- ZLNQQNXFFQJAID-UHFFFAOYSA-L magnesium carbonate Chemical compound [Mg+2].[O-]C([O-])=O ZLNQQNXFFQJAID-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000001095 magnesium carbonate Substances 0.000 description 1
- 229910000021 magnesium carbonate Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000395 magnesium oxide Substances 0.000 description 1
- CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N magnesium oxide Inorganic materials [Mg]=O CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- AXZKOIWUVFPNLO-UHFFFAOYSA-N magnesium;oxygen(2-) Chemical compound [O-2].[Mg+2] AXZKOIWUVFPNLO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 1
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
この考案は、防水性及び非通気性を有する段ボ
ールに関する。 一般に段ボールは大変すぐれた包装材料であり
古くから多方面にわたり包装材料として使われて
いる。 一方、近年は冷凍技術の発達に伴ない、冷凍食
品が急増しており、これら冷凍食品の輸送用ケー
スとしても段ボール製のものが大半を占めてい
る。 ところが通常の段ボールは、すべて紙製のシー
トを複数枚貼着したものであるので、水分を吸収
すると、その強度は急激に減退してしまうという
欠点を有しており、冷凍食品のような極低温物を
輸送する場合、輸送途中において輸送用ケースが
冷凍庫から出され、外気に触れると、空気中の水
分がたちまち大量に結露してしまい、この結露し
た水分が段ボールに浸透する結果、強度は著しく
おとろえこのケースがケースとしての機能を有し
なくなるといつた問題があつた。またこのような
ケースは、弾気性が過大で、青果物等を収容する
場合には、青果物中の水分が早く蒸散してしま
い、鮮度の維持が困難であるといつた問題もあつ
た。 そこで上記問題点を解決すべく、例えば実開昭
51ー93771号公報においては、第4図に示すごと
く、段ボールライナーa,aの両外側面に、ポリ
エチレン又はポリエステルのような耐水性を有す
る樹脂のフイルムb,bを貼着しておくこと、が
提案されている。 しかしながら、このような耐水性のフイルムb
をライナーaの表面に貼着してあるにすぎないも
のでは、段ボールに耐水性を附与している樹脂フ
イルムbは、それが段ボールの表面に露出してい
るので、この樹脂フイルムbは傷つき易く、これ
が傷つくと、防水性や非通気性の機能が簡単に損
われる、といつた欠点の他、段ボールの表面にこ
のような樹脂フイルムが貼着されていると、段ボ
ールの表面に通常行われる印刷を困難ならしめ
る、といつた欠点があり、また、ライナーaの表
面にこのような樹脂フイルムbを貼着するために
は、製段及び製函条件(とくに温度および接着
剤)を通常の条件より大巾に変更せざるを得ず、
そのため生産性の低下をもたらし、かつ得られた
段ボールシートにはカールが発生し易い、といつ
たような欠点もあつた。なお、上記のような欠点
をもたないものとしては、例えば実公昭49ー
29985号公報があり、そこには、第5図に示すご
とく、厚さ0.03〜0.3mmのポリオレフイン系樹脂
膜cを2枚のクラフト紙d,dで挾み込んで貼着
したものを、ダンボール用ライナー紙eとなした
ダンボールが提案されており、このものでは、前
記した樹脂膜の傷つきやすさ及び印刷の困難性と
いつた欠点が、一応改良されている。 しかしこのものにおける厚さ0.03〜0.3mmとい
つた樹脂膜cの厚さは、一般に耐水性を与えるた
めのものとしては非常に厚く、そのため、このも
のは安価なクラフト紙等で形成された段ボールよ
りもかなりコスト高となり、しかも重量も増大し
てしまうといつた欠点を有していた。 そこで本考案者は、なぜ0.03〜0.3mmもの厚さ
の樹脂膜cを必要とするのか鋭意考察研究を重ね
た結果、これら段ボールには、それを立体的な容
器に成形する際、罫線が施された折曲げ部位に、
罫線の附与及び折曲げ操作による大きな外力が作
用して、段ボールが、該折曲げ部位では大きく変
形されるのであるが、そのときには2枚のクラフ
ト紙d,d間に貼着された樹脂膜cも、著しく伸
長・変形されることとなり、このため、若しも前
記樹脂膜cが薄い場合には、折曲げ部においてこ
の樹脂膜cが損傷してしまい、この折曲げ部より
水や空気の流通が容易になり、容器に強度をもた
す上で最も重要な折曲げ部から強度の劣化が始ま
ることになるので、公知例ではこのような折曲げ
部からの強度の劣化を防ぐために、異常な厚さの
樹脂膜を施こすことが必要となつていた、という
ことに気付いたのである。 そこでこの考案は以上のような知見に基づき、
紙層間に介在させる樹脂膜が薄くても、折曲げ部
においてこの樹脂膜が損傷してしまうようなこと
がなく、よつて折曲げ部から容器強度の劣化が生
ずることのない、防水性及び非通気性を有する段
ボールを提供しようとするものであつて、その要
旨とするところは、平均粒径0.8μ以下の微細な
非水溶性無機物質が0.001〜5重量%分散混合さ
れたポリオレフイン系樹脂薄膜により、2枚の紙
を接着せる複合シートを、ライナーとして、又は
ライナーおよび波形芯として使用していること、
を特徴としてなる防水性及び非通気性を有する段
ボールにある。 実施例を第1,2図について説明すると、1は
複合シートであつて、段ボール用ライナー原紙2
と40g/m2のクラフト紙3を厚さ8μの溶融状態
の低密度ポリエチレン薄膜4により接着させて形
成したものであるが、この低密度ポリエチレン薄
膜4には、この考案にしたがつて、平均粒度が
0.05μの微細な炭酸カルシウム40を重量%で
0.5%程、均一に分散混合せしめておいた。上記
複合シート1をライナーとし、波形芯5には段ボ
ール用中芯原紙を用い、コルゲータにて通常条件
下で両面段ボールに製段し、本考案にしたがつた
段ボールAを得た。次に、この考案にしたがつた
段ボールの性能を実証するため、以上の如く構成
した実施例との比較例として、先づ段ボール用ラ
イナー原紙と40g/m2のクラフト紙を、厚さ16μ
の溶融状態の低密度ポリエチレン薄膜により接着
した複合シート(図示せず)を作製してみた。こ
の低密度ポリエチレンには、前記実施例の場合の
ような炭酸カルシウムの微細な無機物質は分散混
合せしめなかつた。そして、この複合シートをラ
イナーとし、波形芯には段ボール用中芯原紙を用
い、前記実施例と同一の条件にて製段をし、段ボ
ールBを得た。そこで、上記のようにして得られ
た本案の両面段ボールAと、公知例の両面段ボー
ルBとを、夫々同一の条件にて製函し、もつてA
ー1式段ボールケースP、Qを作製し、これら作
製した2種類のケースの防水性及び非通気性をテ
ストするために、ケースP及びケースQを粘着テ
ープによりそれぞれH字状に封緘すると共に、ケ
ースのジヨイント部にもそれぞれ粘着テープを貼
着した後、長時間の全面散水テストを行ない、所
定時間毎に開封してケース内部の折曲げ部の濡れ
状態を観察した。この結果をまとめたのが表で
ある。
ールに関する。 一般に段ボールは大変すぐれた包装材料であり
古くから多方面にわたり包装材料として使われて
いる。 一方、近年は冷凍技術の発達に伴ない、冷凍食
品が急増しており、これら冷凍食品の輸送用ケー
スとしても段ボール製のものが大半を占めてい
る。 ところが通常の段ボールは、すべて紙製のシー
トを複数枚貼着したものであるので、水分を吸収
すると、その強度は急激に減退してしまうという
欠点を有しており、冷凍食品のような極低温物を
輸送する場合、輸送途中において輸送用ケースが
冷凍庫から出され、外気に触れると、空気中の水
分がたちまち大量に結露してしまい、この結露し
た水分が段ボールに浸透する結果、強度は著しく
おとろえこのケースがケースとしての機能を有し
なくなるといつた問題があつた。またこのような
ケースは、弾気性が過大で、青果物等を収容する
場合には、青果物中の水分が早く蒸散してしま
い、鮮度の維持が困難であるといつた問題もあつ
た。 そこで上記問題点を解決すべく、例えば実開昭
51ー93771号公報においては、第4図に示すごと
く、段ボールライナーa,aの両外側面に、ポリ
エチレン又はポリエステルのような耐水性を有す
る樹脂のフイルムb,bを貼着しておくこと、が
提案されている。 しかしながら、このような耐水性のフイルムb
をライナーaの表面に貼着してあるにすぎないも
のでは、段ボールに耐水性を附与している樹脂フ
イルムbは、それが段ボールの表面に露出してい
るので、この樹脂フイルムbは傷つき易く、これ
が傷つくと、防水性や非通気性の機能が簡単に損
われる、といつた欠点の他、段ボールの表面にこ
のような樹脂フイルムが貼着されていると、段ボ
ールの表面に通常行われる印刷を困難ならしめ
る、といつた欠点があり、また、ライナーaの表
面にこのような樹脂フイルムbを貼着するために
は、製段及び製函条件(とくに温度および接着
剤)を通常の条件より大巾に変更せざるを得ず、
そのため生産性の低下をもたらし、かつ得られた
段ボールシートにはカールが発生し易い、といつ
たような欠点もあつた。なお、上記のような欠点
をもたないものとしては、例えば実公昭49ー
29985号公報があり、そこには、第5図に示すご
とく、厚さ0.03〜0.3mmのポリオレフイン系樹脂
膜cを2枚のクラフト紙d,dで挾み込んで貼着
したものを、ダンボール用ライナー紙eとなした
ダンボールが提案されており、このものでは、前
記した樹脂膜の傷つきやすさ及び印刷の困難性と
いつた欠点が、一応改良されている。 しかしこのものにおける厚さ0.03〜0.3mmとい
つた樹脂膜cの厚さは、一般に耐水性を与えるた
めのものとしては非常に厚く、そのため、このも
のは安価なクラフト紙等で形成された段ボールよ
りもかなりコスト高となり、しかも重量も増大し
てしまうといつた欠点を有していた。 そこで本考案者は、なぜ0.03〜0.3mmもの厚さ
の樹脂膜cを必要とするのか鋭意考察研究を重ね
た結果、これら段ボールには、それを立体的な容
器に成形する際、罫線が施された折曲げ部位に、
罫線の附与及び折曲げ操作による大きな外力が作
用して、段ボールが、該折曲げ部位では大きく変
形されるのであるが、そのときには2枚のクラフ
ト紙d,d間に貼着された樹脂膜cも、著しく伸
長・変形されることとなり、このため、若しも前
記樹脂膜cが薄い場合には、折曲げ部においてこ
の樹脂膜cが損傷してしまい、この折曲げ部より
水や空気の流通が容易になり、容器に強度をもた
す上で最も重要な折曲げ部から強度の劣化が始ま
ることになるので、公知例ではこのような折曲げ
部からの強度の劣化を防ぐために、異常な厚さの
樹脂膜を施こすことが必要となつていた、という
ことに気付いたのである。 そこでこの考案は以上のような知見に基づき、
紙層間に介在させる樹脂膜が薄くても、折曲げ部
においてこの樹脂膜が損傷してしまうようなこと
がなく、よつて折曲げ部から容器強度の劣化が生
ずることのない、防水性及び非通気性を有する段
ボールを提供しようとするものであつて、その要
旨とするところは、平均粒径0.8μ以下の微細な
非水溶性無機物質が0.001〜5重量%分散混合さ
れたポリオレフイン系樹脂薄膜により、2枚の紙
を接着せる複合シートを、ライナーとして、又は
ライナーおよび波形芯として使用していること、
を特徴としてなる防水性及び非通気性を有する段
ボールにある。 実施例を第1,2図について説明すると、1は
複合シートであつて、段ボール用ライナー原紙2
と40g/m2のクラフト紙3を厚さ8μの溶融状態
の低密度ポリエチレン薄膜4により接着させて形
成したものであるが、この低密度ポリエチレン薄
膜4には、この考案にしたがつて、平均粒度が
0.05μの微細な炭酸カルシウム40を重量%で
0.5%程、均一に分散混合せしめておいた。上記
複合シート1をライナーとし、波形芯5には段ボ
ール用中芯原紙を用い、コルゲータにて通常条件
下で両面段ボールに製段し、本考案にしたがつた
段ボールAを得た。次に、この考案にしたがつた
段ボールの性能を実証するため、以上の如く構成
した実施例との比較例として、先づ段ボール用ラ
イナー原紙と40g/m2のクラフト紙を、厚さ16μ
の溶融状態の低密度ポリエチレン薄膜により接着
した複合シート(図示せず)を作製してみた。こ
の低密度ポリエチレンには、前記実施例の場合の
ような炭酸カルシウムの微細な無機物質は分散混
合せしめなかつた。そして、この複合シートをラ
イナーとし、波形芯には段ボール用中芯原紙を用
い、前記実施例と同一の条件にて製段をし、段ボ
ールBを得た。そこで、上記のようにして得られ
た本案の両面段ボールAと、公知例の両面段ボー
ルBとを、夫々同一の条件にて製函し、もつてA
ー1式段ボールケースP、Qを作製し、これら作
製した2種類のケースの防水性及び非通気性をテ
ストするために、ケースP及びケースQを粘着テ
ープによりそれぞれH字状に封緘すると共に、ケ
ースのジヨイント部にもそれぞれ粘着テープを貼
着した後、長時間の全面散水テストを行ない、所
定時間毎に開封してケース内部の折曲げ部の濡れ
状態を観察した。この結果をまとめたのが表で
ある。
【表】
なお、表における使用記号は、
◎ 水濡れ全くなし
〇 水濡れごく僅か
△ 水濡れやや有り
× 水濡れかなり多し
×× 水濡れ極めて多し
の意である。
また、ケース表面におけるクラフト紙3の剥離
状態も比較したが、容器Pの方がケースQよりも
少なく、良好であつた。 以上のテスト結果より明らかなように、ケース
Pの段ボールAに使用した複合シート1は、前記
低密度ポリエチレン薄膜4の厚さは、それが8μ
で、ケースQの段ボールBに使用した複合シート
の低密度ポリエチレン薄膜の厚さの16μに比し、
およそ半分と、著しく薄いにもかかわらず、その
防水性能は、複合シート1によるものが比較例の
複合シートによるものよりも格段優れている。 これは、前記炭酸カルシウムの微細な無機物質
が低密度ポリエチレン薄膜4に分散混合されてい
るかどうかの相違によるものであり、この炭酸カ
ルシウム微粒子40が低密度ポリエチレン薄膜4
中に適当量混合分散されていると、引張りなどの
外力が加わつた場合に、この低密度ポリエチレン
薄膜4中の分子間ずれ応力が緩和される結果、一
定外力下でより大きい変形を起し易くなることに
よるものと推定され、かかる作用により、複合シ
ート1形成に用いる低密度ポリエチレン薄膜4が
極めて薄くとも、ケース形成のための折曲げ部に
おいて、この薄膜4が損傷することはなく、した
がつて過酷な湿潤条件下においても充分な防水性
を発揮できるものと考えられる。 なお、上記実施例においては、樹脂薄膜4を抵
密度ポリエチレンにより形成したが、この樹脂薄
膜4は、低密度ポリエチレンに限られるものでは
なく、他の実施例においては、リニア低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、アイソタクテイ
ツク、ポリプロピレンの未配向薄膜などのポリオ
レフイン系樹脂であつてもよく、また、1種のみ
の使用に限られるものでもなく、他の実施例にお
いては、2種以上の樹脂を混合して使用しても差
し支えない。そして何れの実施例においても、本
考案にしたがえば、樹脂薄膜4の厚さは、従来例
のごとく0.03〜0.3mmもの厚さは必要でなく、5
〜20μで充分である。 また、前記実施例においては、低密度ポリエチ
レン薄膜4中に炭酸カルシウム微粒子40を分散
混合させた例を示したが、この考案を構成してい
る非水溶性無機物質は、何も炭酸カルシウムに限
定されるものではなく、他の実施例においては、
炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アルミニ
ウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化マグ
ネシウム、酸化アルミニウムなどの非水溶性無機
物質を1種又は2種以上併用してもよい。また、
これら無機物質の平均粒径は0.8μ以下が好まし
く、使用量は0.001〜5重量%が好適である。な
お、前記複合シート1の形成に使用する紙として
は、段ボール用ライナー原紙及びクラフト紙の
他、段ボール用中芯原紙、薄葉紙、塗装加工紙そ
の他各種の紙が使用可能であり、また、本考案に
したがつた防水性及び非通気性を有する段ボール
は、片面段ボールにおけるライナーが前記複合シ
ート1によるもの、両面段ボールにおける2枚の
ライナーの中、一方又は双方が前記複合シート1
であるもの、複両面段ボールにおける3枚のライ
ナーの中、1枚もしくは2枚もしくは3枚とも前
記複合シート1であるもの、また、前記複合シー
ト1をライナーのみならず波形芯にも用いたもの
等を含んでいることは言うまでもない。 なお、ポリオレフイン系樹脂薄膜により2枚の
紙を接着させる工程は押出しラミネータにより実
施するとこれを容易に行いうるので、押出しラミ
ネータを使用してこの考案にしたがつた、複合シ
ートを製作する際、例えば、段ボール用ライナー
原紙2′とクラフト紙3′をポリオレフイン樹脂膜
4で接着させる前に、特に、段ボール用ライナー
原紙2′及びクラフト紙3′の各接着面側を、強酸
化焔などにて酸化処理をして、表面にセルロース
酸化物の薄層20,30を形成されつつ、接着さ
せた場合には、段ボール用ライナー原紙2′及び
クラフト紙3′と樹脂膜4間の接着力が増大し、
過酷な湿潤条件下でも樹脂膜4から2枚の紙
2′,3′がより剥離し難いといつた長所が更に附
加された本考案に係る段ボール構成用の複合シー
ト10を得ることできる。 以上、この考案に係る防水性及び非通気性を有
する段ボールを実施例について説明したが、上記
したところからも理解されるように、この考案に
したがつた防水性及び非通気性を有する段ボール
にあつては、製段及び製函に際し、何ら特別の条
件を必要とせず、通常の段ボールの場合と同様に
高速で製段及び製函できる段ボールでありなが
ら、またその表面に容易に印刷などを施しうる段
ボールでありながら、優れた防水性や非通気性を
発揮させるための樹脂薄膜が従来のものにくらべ
て極めて薄いので、これを低コストに得ることが
できる。したがつて本考案に係る段ボールによれ
ば、水産物、青果物、冷凍食品を始め多湿条件下
で使用される品物や、水蒸気、空気その他各種の
気体の透過防止を必要とする品物の、強度的に優
れた包装容器を、低コストに提供することができ
るものである。
状態も比較したが、容器Pの方がケースQよりも
少なく、良好であつた。 以上のテスト結果より明らかなように、ケース
Pの段ボールAに使用した複合シート1は、前記
低密度ポリエチレン薄膜4の厚さは、それが8μ
で、ケースQの段ボールBに使用した複合シート
の低密度ポリエチレン薄膜の厚さの16μに比し、
およそ半分と、著しく薄いにもかかわらず、その
防水性能は、複合シート1によるものが比較例の
複合シートによるものよりも格段優れている。 これは、前記炭酸カルシウムの微細な無機物質
が低密度ポリエチレン薄膜4に分散混合されてい
るかどうかの相違によるものであり、この炭酸カ
ルシウム微粒子40が低密度ポリエチレン薄膜4
中に適当量混合分散されていると、引張りなどの
外力が加わつた場合に、この低密度ポリエチレン
薄膜4中の分子間ずれ応力が緩和される結果、一
定外力下でより大きい変形を起し易くなることに
よるものと推定され、かかる作用により、複合シ
ート1形成に用いる低密度ポリエチレン薄膜4が
極めて薄くとも、ケース形成のための折曲げ部に
おいて、この薄膜4が損傷することはなく、した
がつて過酷な湿潤条件下においても充分な防水性
を発揮できるものと考えられる。 なお、上記実施例においては、樹脂薄膜4を抵
密度ポリエチレンにより形成したが、この樹脂薄
膜4は、低密度ポリエチレンに限られるものでは
なく、他の実施例においては、リニア低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、アイソタクテイ
ツク、ポリプロピレンの未配向薄膜などのポリオ
レフイン系樹脂であつてもよく、また、1種のみ
の使用に限られるものでもなく、他の実施例にお
いては、2種以上の樹脂を混合して使用しても差
し支えない。そして何れの実施例においても、本
考案にしたがえば、樹脂薄膜4の厚さは、従来例
のごとく0.03〜0.3mmもの厚さは必要でなく、5
〜20μで充分である。 また、前記実施例においては、低密度ポリエチ
レン薄膜4中に炭酸カルシウム微粒子40を分散
混合させた例を示したが、この考案を構成してい
る非水溶性無機物質は、何も炭酸カルシウムに限
定されるものではなく、他の実施例においては、
炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アルミニ
ウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化マグ
ネシウム、酸化アルミニウムなどの非水溶性無機
物質を1種又は2種以上併用してもよい。また、
これら無機物質の平均粒径は0.8μ以下が好まし
く、使用量は0.001〜5重量%が好適である。な
お、前記複合シート1の形成に使用する紙として
は、段ボール用ライナー原紙及びクラフト紙の
他、段ボール用中芯原紙、薄葉紙、塗装加工紙そ
の他各種の紙が使用可能であり、また、本考案に
したがつた防水性及び非通気性を有する段ボール
は、片面段ボールにおけるライナーが前記複合シ
ート1によるもの、両面段ボールにおける2枚の
ライナーの中、一方又は双方が前記複合シート1
であるもの、複両面段ボールにおける3枚のライ
ナーの中、1枚もしくは2枚もしくは3枚とも前
記複合シート1であるもの、また、前記複合シー
ト1をライナーのみならず波形芯にも用いたもの
等を含んでいることは言うまでもない。 なお、ポリオレフイン系樹脂薄膜により2枚の
紙を接着させる工程は押出しラミネータにより実
施するとこれを容易に行いうるので、押出しラミ
ネータを使用してこの考案にしたがつた、複合シ
ートを製作する際、例えば、段ボール用ライナー
原紙2′とクラフト紙3′をポリオレフイン樹脂膜
4で接着させる前に、特に、段ボール用ライナー
原紙2′及びクラフト紙3′の各接着面側を、強酸
化焔などにて酸化処理をして、表面にセルロース
酸化物の薄層20,30を形成されつつ、接着さ
せた場合には、段ボール用ライナー原紙2′及び
クラフト紙3′と樹脂膜4間の接着力が増大し、
過酷な湿潤条件下でも樹脂膜4から2枚の紙
2′,3′がより剥離し難いといつた長所が更に附
加された本考案に係る段ボール構成用の複合シー
ト10を得ることできる。 以上、この考案に係る防水性及び非通気性を有
する段ボールを実施例について説明したが、上記
したところからも理解されるように、この考案に
したがつた防水性及び非通気性を有する段ボール
にあつては、製段及び製函に際し、何ら特別の条
件を必要とせず、通常の段ボールの場合と同様に
高速で製段及び製函できる段ボールでありなが
ら、またその表面に容易に印刷などを施しうる段
ボールでありながら、優れた防水性や非通気性を
発揮させるための樹脂薄膜が従来のものにくらべ
て極めて薄いので、これを低コストに得ることが
できる。したがつて本考案に係る段ボールによれ
ば、水産物、青果物、冷凍食品を始め多湿条件下
で使用される品物や、水蒸気、空気その他各種の
気体の透過防止を必要とする品物の、強度的に優
れた包装容器を、低コストに提供することができ
るものである。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は要部の拡大断面図、第3図は他の実施例を
示す部分拡大断面図、第4図は従来例を示す縦断
面図、第5図は他の従来例を示す縦断面図であ
る。 1……複合シート、2……段ボール用ライナー
原紙、3……クラフト紙、4……ポリオレフイン
系樹脂薄膜、40……非水溶性無機物質、5……
波形芯。
2図は要部の拡大断面図、第3図は他の実施例を
示す部分拡大断面図、第4図は従来例を示す縦断
面図、第5図は他の従来例を示す縦断面図であ
る。 1……複合シート、2……段ボール用ライナー
原紙、3……クラフト紙、4……ポリオレフイン
系樹脂薄膜、40……非水溶性無機物質、5……
波形芯。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 平均粒径0.8μ以下の微細な非水溶性無機物
質が0.001〜5重量%分散混合されたポリオレ
フイン系樹脂薄膜により、2枚の紙を接着せる
複合シートを、ライナーとして、又はライナー
および波形芯として使用していること、を特徴
とする防水性及び非通気性を有する段ボール。 2 前記ポリオレフイン系樹脂薄膜の厚さが5〜
20μであつて、該ポリオレフイン系樹脂が低密
度ポリエチレンである、実用新案登録請求の範
囲第1項に記載の防水性及び非通気性を有する
段ボール。 3 前記ポリオレフイン系樹脂膜が厚さ5〜20μ
のリニア低密度ポリエチレンである、実用新案
登録請求の範囲第1項に記載の防水性及び非通
気性を有する段ボール。 4 前記ポリオレフイン系樹脂膜が厚さ5〜20μ
の高密度ポリエチレンである、実用新案登録請
求の範囲第1項に記載の防水性及び非通気性を
有する段ボール。 5 前記ポリオレフイン系樹脂膜が厚さ5〜20μ
のアイソタクテイツクポリプロピレンである、
実用新案登録請求の範囲第1項に記載の防水性
及び非通気性を有する段ボール。 6 前記複合シートを形成している紙が段ボール
原紙である、実用新案登録請求の範囲第1項〜
第5項のいずれかの項に記載の防水性及び非通
気性を有する段ボール。 7 前記複合シートを形成している紙がクラフト
紙である、実用新案登録請求の範囲第1項〜第
5項のいずれかの項に記載の防水性及び非通気
性を有する段ボール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15489682U JPS5959326U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 防水性及び非通気性を有する段ボ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15489682U JPS5959326U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 防水性及び非通気性を有する段ボ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5959326U JPS5959326U (ja) | 1984-04-18 |
| JPS6243792Y2 true JPS6243792Y2 (ja) | 1987-11-16 |
Family
ID=30342256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15489682U Granted JPS5959326U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 防水性及び非通気性を有する段ボ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5959326U (ja) |
-
1982
- 1982-10-12 JP JP15489682U patent/JPS5959326U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5959326U (ja) | 1984-04-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4286006A (en) | Corrugated material | |
| KR19990067244A (ko) | 층박리 가능한 패키징적층물 및 이의 제조방법 | |
| JPH09117380A (ja) | 食品用の板紙容器 | |
| JPH11130058A (ja) | 食品用の板紙カートン | |
| US2237809A (en) | Container | |
| JPS6243792Y2 (ja) | ||
| US20090004505A1 (en) | Composition For Laminate Having Reduced Metal Content, System, And Method Of Making Thereof | |
| JP4634659B2 (ja) | 段ボールシートおよびこれを用いた包装箱 | |
| JPS60110656A (ja) | 食物および他の日常の商品のための包装用箔 | |
| JP2836543B2 (ja) | 鮮度保持保冷段ボール容器 | |
| EP1923212A2 (en) | Double-layer packing paper | |
| JPS6350117Y2 (ja) | ||
| US20040262193A1 (en) | Packaging protector | |
| US5725918A (en) | Cardboard and/or paper based multilayer material | |
| JP2689348B2 (ja) | 鮮度保持用段ボール | |
| US3049429A (en) | Frozen food package | |
| KR20210028810A (ko) | 포장용 상자 | |
| JPS5836685Y2 (ja) | 容器口部密封用インナ−シ−ル材 | |
| JPS6328638A (ja) | クツシヨンシ−ト及びその製造方法 | |
| JP3150680B2 (ja) | 段ボール製気密容器 | |
| JPH09221175A (ja) | 青果物包装用紙及び包装容器 | |
| JPH0536676Y2 (ja) | ||
| JPH09248863A (ja) | 発泡加工紙を使用した紙容器の製造方法 | |
| US12187505B2 (en) | Paperboard trays with recyclable interior liner forming leakproof corners | |
| JPH0118349Y2 (ja) |