JPS624406A - 結晶性物質の精製方法 - Google Patents

結晶性物質の精製方法

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JPS624406A
JPS624406A JP14325585A JP14325585A JPS624406A JP S624406 A JPS624406 A JP S624406A JP 14325585 A JP14325585 A JP 14325585A JP 14325585 A JP14325585 A JP 14325585A JP S624406 A JPS624406 A JP S624406A
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purifying
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Kiyoshi Sakuma
清 佐久間
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、結晶性物質の精製方法に係り、特に、原料
混合物中における結晶性成分の三重点が工業的に比較的
容易に操作可能な温度及び圧力の範囲内にあるような場
合に好適な結晶性物質の精製方法に関する。
[従来の技術] 種々の混合物をその構成成分に分離する方法とし工は、
主として蒸溜法や晶析法が行なわれている。しかしなが
ら、共沸混合物、熱的に不安定な混合物、沸点差の小さ
い混合物等においては、従来の蒸溜法では分離が困難な
場合があり、また、従来の晶析法では固液両相の完全な
分離が困難で、理論的には純粋であるべき同相が母液の
混入により純粋な固相成分として回収することが困難な
場合がある。
このような結晶性成分を含む原料混合物を分離精製する
方法として、結晶性成分の三重点以下の条件で気液固三
相共存下に液相を蒸発消失させることにより実質的に液
相を含まない同相を回収する結晶性物質の精製方法が提
案されている(米国特許第4,218,893号明細当
)。
この方法は、2成分系混合物の相平衡に関する次の−よ
うな特性を利用したものである。すなわち、液相混合物
においては、気液平衡関係では圧力の低下に伴ってほぼ
平行的な関係で温度の低下が起こる一方、この際の固液
平衡関係は1気圧程度の圧力変化ではほとんど影響を受
けない、従って、液相混合物が結晶性成分を含む場合あ
る圧力以下では気液平衡線図と固液平衡線図とが重なっ
て気液固三相共存の領域ができる。この時、系の温度と
組成は圧力によって定まる。これを具体的に説明すると
、圧力の低下に伴って液相の温度と結晶性成分の濃度と
が低下する。いま、−断熱容器に原料混合物を装入し、
容器内の圧力を徐々に低下させて行くとある圧力で液相
の沸騰が始り、断熱的に保たれた容器内では液相の蒸発
に見合った熱m分だけ原料混合物の温度が低下し、何ら
かの手段で蒸発を継続させれば、容器内の圧力と温度と
は低下し続け、ついには結晶性成分の結晶化が始り、さ
らに蒸発を続けて行くと析出結晶量が増加し、ある時点
で液相が消失して付着母液のない高純度の結晶性成分を
得ることができるのである。
上記米国特許第4,218,893号明細書記載の発明
は、この理論を応用したもので、断熱条件下で液相の蒸
発を継続的に起させる方法として、蒸発により発生した
気相の全てをそのまま固液相と平衡状態を保ちながら接
触させ続けて液相が消失するまで蒸発を進行させる併流
接触法と、蒸発により発生した気相をその時点で直ちに
系外に抜取ることを液相が消失するまで継続して行う微
分的蒸気抜取り法とを比較して前者の併流接触法が理論
的に有利であるどし、その実施方法を提案している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記米国特許第4,218,893号明
1II記載の方法では、それが断熱的に実施する方法で
あるから、液相消失の終点が原料混合物によって一義的
に決ってしまい、仮に上記併流接触法を採用しても所要
の操作圧力が極めて低いものになり易く、工業的に比較
的容易に実施し得る応用範囲が極めて限定されたものに
なるという問題があり、また、揮発性の低い不純物の除
去には極めて不利であり、さらに併流接触法を工業的に
実施するための装置にはこれを実施する際の操作条件に
基く多くの制約から設計、製作が容易でないという問題
があった。
本発明者は、かかる観点に鑑み、液相が消失して精製操
作が終了する時点の作業条件を比較的自由に選択し得る
ようにし、これによって装置の設計に要求される種々の
制約から解放され得る結晶性物質の精製方法について鋭
意研究を重ねた結果、蒸発晶析系に積極的に熱の導入を
しながら原料混合物中における結晶性成分の三重点以下
の条件で気液固三相共存状態を維持し得ることを見出し
、本発明を完成したものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、結晶性成分を含む少なくとも2成
分以上の原料混合物を、上記結晶性成分の三重点以下の
条件で少なくとも気液固三相共存状態に維持される蒸発
晶析系に装入し、結晶性成分の結晶化を進行させると共
に原料混合物の液相を蒸発消失せしめ、上記蒸発晶析系
から実質的に液相を含まない状態で結晶性成分の同相を
回収する結晶性物質の精製方法において、上記蒸発晶析
系の温度及び圧力が上記結晶性成分の三重点以下の条件
を維持する範囲で上記蒸発晶析系に外部から積極的に熱
の導入を行う結晶性物質の精製方法である。
本発明において、精製の対象となる結晶性成分としては
、それが三重点以下の条件で工業的に操作可能な物質で
あればよく、一般的には標準融点Mp (K)と標準沸
点Bp(K)との比M p/Bpが0.7より大きい物
質について特に有利であり、例えば、アントラキノン、
アントラセン・ベンゼン、1,2,4.5−テトラクロ
ルベンゼン、1.4−ジクロルベンゼン、β−ナフトー
ル、無水フタル酸、ナフタリン、p−キシレン、無水マ
レイン酸等を例示することができる。
本発明における蒸発晶析系は、それが回分式であっても
、また、連続式であってもよく、また、この蒸発晶析系
に外部から熱を導入する方法についても導入される熱量
を制御して結晶性成分の三重点以下の条件を維持し得る
ものであればよく、例えば、ジレケット等の加熱手段を
備えた蒸発晶析装置を使用し、間接的に加熱する間接加
熱法、原料混合物や製品結晶性物質の一部を蒸発させて
得られた気相を導入して行う直接加熱法、原料混合物よ
りも揮発性が小さく結晶性成分の融液と溶解し難い第三
媒体の気相の導入によって行う第三媒体直接加熱法等を
挙げることができる。
次に、本発明方法をより一層理解し易くするため、種々
の蒸発晶析系を図面に基いて説明する。
第1図は、回分式で間接加熱法により外部から熱の導入
を行う蒸発晶析系を示すフローシートであル。装入ライ
ン1から容器2内に原料混合物を装入し、真空ライン3
によって容器2内を減圧して行くとこの容器2内の圧力
が原料混合物のその温度における蒸気圧に到達したとこ
ろで沸騰が始る。ここで発生する蒸気をペーパーライン
4によって凝縮器5に導き、その凝縮液を還流ライン2
1を通じて容器2に戻す。容器2内圧力の低下に伴って
蒸発が続き、容器2内温度が低下して原料混合物中の結
晶性成分の結晶化が始り、さらに減圧を続けると圧力の
低下に伴って結晶量が増し、それに応じて液相中の結晶
性成分濃度が低下し続ける。
この容器2内の圧力が工業的に容易に操作し得る範囲で
予め定められた設定圧力に達した時点で抜取ライン6か
ら系外に上記凝縮液の抜出しを開始する。熱媒の導入ラ
イン7から容器2に設けたジャケット8に熱媒を導入し
、容器2内の液相を蒸発させて完全に消失させる。この
時、液相が完全に消失すると、蒸発が一時停止し、さら
に間接加熱を続けると容器2内の固相の温度が上昇し、
純粋な結晶性成分の蒸気圧が上記設定圧力に到達した時
点でこの結晶性成分の蒸発が始る。
従って・上記固相からの蒸発が始る前に適当な方法で上
記気相の凝縮を停止させ、間接加熱を続行すると固相と
して容器2内に残った結晶性成分は融解し、液相の状態
で高純度の結晶性成分を抜取ライン9から抜取ることが
できる。なお、気相の凝縮を停止させる方法としては、
例えば、容器2内に窒素ガス等を導入して容器2内の圧
力を上昇させる方法、凝縮器5へのベーパーライン4を
閉じる方法、凝縮器5への冷媒ライン10を閉じる方法
等を挙げることができる。
この第1図の70−シートに示す方法において、同相が
部分的に融解した時点で加熱を停止し、一定時間保持し
て固相の結晶内に取込まれた不純物を融液中に滲出せし
め、再び減圧して気化させる操作を行うことにより、結
晶の精製効果をより一層高めることができ、さらに高純
度の結晶性成分を回収することができる。この操作は、
一般に結晶の純度を高めるために採用されている発汗操
作に属するものである。なお、第1図において、符号1
1は熱媒の出口ラインである。
次に、第2図は、回分式で原料混合物や製品結晶性物質
の一部を蒸発させて得られた気相を導入する直接加熱法
により外部から熱の導入を行う蒸発晶析系を示す70−
シートである。第1図の場合と同様に、装入ライン1か
ら容器2内に原料混合物を装入し、真空ライン3によっ
て容器2内を減圧し、発生する蒸気をペーパーライン4
によって凝縮器5を経由して循環させる。容器2内圧力
の低下に伴って容器2内温度が低下し原料混合物中の結
晶性成分の結晶化が始る。この容器2内の圧力が予め定
められた設定圧力に達した時点で継続的な減圧を中断し
、その設定圧力に維持したまま上記凝縮液を抜取ライン
6から系外に抜出す。
それと同時に原料混合物又は製品の結晶性成分の一部を
蒸発させて得られた気相を導入ライン12から容器2内
に導入する。このとき、上記気相中の結晶性成分の一部
は容器2内の液相に凝縮し、ざらに固相となって析出す
るほか、この凝縮同化に伴って放出される潜熱に見合っ
た液相の蒸発が進行する。
導入ライン12からの気相の導入を継続するにつれ、容
器2内の固相、すなわち結晶量が増加し、液相は減少し
てついには消失する。これは、容器2内の気相の平衡組
成がこの容器2内に導入される気相に比べて結晶性成分
において低濃度側にあるためである。
この導入ライン12からの気相の導入をそのまま継続す
ると、この気相から固相への直接的な凝結が起り、固相
の温度が上昇し始める。この凝結は同相の温度が結晶性
成分の同相の蒸気圧が設定圧力に達するまで続く。従っ
て、第1図の場合と同様に、上記固相の温度が上記温度
に達する前に適当な方法で上記気相の凝縮を停止させ、
外部から加熱して容器2内に残った結晶性成分を融解し
、液相の状態で高純度の結晶性成分を抜取ライン9から
抜取ることができる。
この第2図の場合においても、上記第1図の場合と同様
に、固相が部分的に融解した時点で気相あ導入による加
熱を停止し、一定時間保持して固相の結晶内に取込まれ
た不純物を融液中に滲出せしめ、再び減圧して気化させ
る操作を行うことにより、結晶の精製効果をより一層高
めることができ、さらに高純度の結晶性成分を回収する
ことができる。
また、この第2図に示す方法おいて、製品の結晶性成分
の一部を蒸発させて導入ライン12から容器2内に導入
する場合には、その導入を継続しながら凝縮器5への気
相のペーパーライン4を閉じるだけで容器2内の固相を
融解せしめ、製品として抜出すことができるほか、製品
の結晶性成分の純度をより高いものにすることができる
。さらに、場合によっては、始めは原料混合物を蒸発さ
せて得られる気相を導入し、液相が消失する前の適当な
時点で製品の結晶性成分を蒸発させて得られる気相に切
換えて導入するようにしてもよい。
さらに、第3図は、回分式で原料混合物よりも揮発性が
小さく結晶性成分の融液と溶解し難い第三媒体の気相の
導入による第三媒体直接加熱法により外部から熱の導入
を行う蒸発晶析系を示すフローシートである。第1図の
場合と同様に、装入ライン1から容器2内に原料混合物
を装入し、真空ライン3によって容器2内を減圧し、発
生する蒸気をペーパーライン4によって凝縮器5を経由
して循環させる。容器2内圧力の低下に伴って容器2内
温度が低下し原料混合物中の結晶性成分の結晶化が始り
、この容器2内の圧力が予め定められた設定圧力に達し
た時点で継続的な減圧を中断し、その設定圧力に維持し
たまま上記凝縮液を抜取ライン6から系外に抜出すと同
時に、導入ライン12から容器2内に第三媒体、例えば
ベンゼンの精製においてはスチーム等の導入を開始する
。、3#入された第三媒体は、原料混合物の平衡関係に
大きな影響を与えることなく、容器2内で凝縮あるいは
固化し、このとき放出される潜熱に見合った液相の蒸発
が進行する。この導入ライン12から第三媒体を導入し
続けると、ついには原料混合物の液相が消失し、結晶性
成分の固相と第三媒体の液相又は固相のみになる。原料
混合物の液相が消失したら、容器2から上記結晶性成分
の固相と第三媒体の液相又は固相を抜取り、デカンテー
ション等の適当な方法で結晶性成分と第三媒体とを分離
し、結晶性成分を製品として取出せばよい。
この第3図の方法においても、上記第1図及び第2図の
場合と同様に、容器2内の温度を監視することで液相が
消失した終点を容易に検知することができるほか、発汗
作用を利用して精製効果の向上を図ることができる。な
お、第3図において符号13は製品の結晶性成分を分離
するための分離槽であり、符号14は容器2から抜出さ
れた結晶性成分及び/又は第三媒体からなる同相を融解
するためのジャケット等の加熱装置であり、符号15は
この加熱装置14に熱媒を導入するラインであって符号
16はこの熱媒を排出するラインであり、さらに、符号
17は製品の結晶性成分を取出すラインであって符号1
8は第三媒体を取出すラインである。
さらにまた、第4図は、連続式で原料混合物や製品結晶
性物質の一部を蒸発させて得られた気相を導入する直接
加熱法により外部から熱の導入を行う蒸発晶析系を示す
フローシートであり、容器2として析出した結晶をその
一端から他端に移送する手段を持った横型のものが使用
されている。
容器2は原料混合物の結晶析出圧力よりも低く、工業的
に容易に実施可能な最適圧力として予め設定された設定
圧力に保持されており、原料混合物は装入ライン1から
連続的に装入されるようになっている。容器2に装入さ
れた原料混合物は、先、  ずこの原料混合物自体が有
する顕熱によって蒸発し、容器2内の設定圧力と平衡に
なるまで温度が低下し、同時にその平衡条件に見合った
結晶が析出する。
上記容器2の一端には製品である結晶性成分の一部を蒸
発させて得られた気相を導入する導入ライン12が設け
られており、この容器2内では、導入ライン12から導
入された気相及び原料混合物中の結晶性成分の凝縮、固
化と、原料混合物中の液相の蒸発とが同時に進行する。
この時、蒸発によって発生した気相は、容器2の他端の
ペーパーライン4から抜取られ、凝縮器5に導かれて凝
縮し、その一部が抜取ライン6から抜取られると共に、
残りが還流液として容器2内に循環する。また、容器2
内で析出した結晶は、導入ライン12から容器2内に導
入される気相の流れと逆方向にこの気相と向流に移送さ
れ、容器2の端部からロータリーバルブ19を介して抜
取ライン9から扱取られ、結晶性成分の三重点より高い
適当な圧力に保持された融解槽20に装入され、その一
部がこの融解MJ20の抜取ライン9がら高純度の製品
として連続的に取出されると共に、残りが蒸発して容器
2内に熱を導入するための気相となり、上記導入ライン
12から容器2内に導入される。
この第4図に示す連続式の場合においても、ロータリー
バルブ19を通じて抜取られる結晶に液相が残っている
かどうかはその温度を監視することにより容易に検知す
ることができ、液相が残存している場合には結晶温度が
操作圧力における平衡温度とほぼ同じ値を示すので、こ
の場合には導入ライン12から容器2への気相導入量を
増加すればよい。さらに、抜取ライン6から凝縮した液
相を抜取る岨についても、この量は原料混合物の組成と
操作圧力における平衡組成とで定まるので、設定圧力よ
りも操作圧力が高い時には抜取ライシロからの抜取り量
が過大であるからその抜取り1を減らせばよく、また、
逆の場合は逆の操作を行えばよい。
なお、この第4図においては、横型の容器2を使用し、
熱の導入方法として原料混合物や製品結晶性物質の一部
を蒸発さけて得られた気相を導入する直接加熱法を採用
しているが、これに限らず、縦型の容器を使用してもよ
く、また、他の熱の導入方法を採用してもよい。
ところで、上記第1〜4図の方法において、凝縮器5の
表面に結晶性成分の結晶が析出してその伝熱係数が低下
づるのを防止するための方法であるが、前述したように
、精製の対象となる原料混合物はその沸点が近接した成
分からなるのが普通であり、このような原料混合物から
蒸発によって発生する気相の組成は、もとの液相の組成
にほぼ等しいと考えられ、凝縮器5の伝熱面における温
度が気相の露点より僅かに低い程度であれば、そこでの
結晶析出恒は仮に存在しても固液の比率で僅かな量にと
どまるものと考えられる。しかし、この析出固相が凝縮
液相によって洗い流されることなくこの凝縮器5の伝熱
面に付着蓄積するとその伝熱係数を著しく低下させるこ
とになり、何らかの対策が必要になる。その1つとして
、原料混合物よりも揮発性に富み、しかも原料混合物中
の結晶性成分と相溶性のの大きな第四媒体を独自にある
いは還流液に混入して容器2内に導入するのがよく、こ
れによって、蒸発により発生ずる気相中にこの第四媒体
を比較的高濃度で存在させることができ、結晶性成分が
凝縮器5の伝熱面で固化するのを防止することができる
。このような第四媒体の例としては、例えばベンゼンに
対するn−ヘキサン等を挙げることができる。
[作用1 本発明の結晶性物質の精製方法は、結晶性成分を含む少
なくとも2成分以上の原料混合物を上記結晶性成分の三
重点以下の条件で少なくとも気液固三相共存状態に維持
される蒸発晶析系に装入し、結晶性成分の結晶化を進行
させると共に原料混合物の液相を蒸発消失せしめ、上記
蒸発晶析系から実質的に液相を含まない状態で結晶性成
分の固相を回収するものであるが、この際に、蒸発晶析
系を初めから終りまで断熱的条件下で操作するのではな
く、上記蒸発晶析系の温度及び圧力が上記結晶性成分の
三重点以下の条件を維持し得る範囲で、この蒸発晶析系
に外部から積極的に熱の導入を行い、蒸溜晶析系を工業
的に有利に操作可能な温度及び圧力に人為的に設定する
ものである。
[実施例] 以下、本発明方法の実施の一例を示す。
実施例1 ベンゼン97重量部とシクロヘキサン3重量部とからな
る原料混合物を凝縮器付きの非断熱ガラス製置11容器
に取り、真空系に接続して徐々に減圧した。この原料混
合物は、圧力5 Q torrで蒸発を開始し、その時
の温度は15℃であり、蒸発した蒸気は凝縮器で凝縮し
凝縮液抜取り容器に回収した。所定の圧力、すなわち実
験N001では35tOrr及び実験No、 2では2
Q torrになった後、その圧力で約0.5時間保持
し、上記容器内に得られた結晶性成分、すなわちベンゼ
ンの収量とその純度とを測定した。結果を第1表に示す
第1表 実験No、  収量(wt部) 純度(wt部)1  
  51.7  99.99 2    65.2  99.98 実施例2 実施例1の原料混合物にさらに水100重a部を加え、
設定圧力を3 Q torr (実験NO,3)及び2
0 torr (実験No、 4 )とし、また、得ら
れたベンゼンと水の分離をデカンテーションで行った以
外は、実施例1と同じ条件でベンゼンの精製を行った。
結果を第2表に示す。
第2表 実験NO,収量(wt部) 純度(wt部)3    
59.0  99.93 4    54.9  99.46 実施例3 実施例1の原料混合物にざらにn−ヘキサン13型缶部
を加え、設定圧力を15 torr (実験NO,5)
とした以外は一実施例1と同じ条件でベンゼンの精製を
行った。結果を第3表に示す。
第3表 実験No、  収量(wt部) 純度(wt部)5  
  63.1  99.98 [発明の効果] 本発明方法によれば、結晶性成分を含む少なくとも2成
分以上の原料混合物を上記結晶性成分の三重点以下の条
件で少なくとも気液固三相共存状態に維持される蒸発晶
析系に装入し、結晶性成分の結晶化を進行させると共に
原料混合物の液相を蒸発消失せしめ、上記蒸発晶析系か
ら実質的に液相を含まない状態で結晶性成分の同相を回
収する方法で精製する際に、蒸発晶析系を初めから終電
まで断熱的条件下で操作するのではなく、上記に発晶析
系の温度及び圧力が上記結晶性成分の三」点以下の条件
を維持し得る範囲で、この蒸発晶七系に外部から積極的
に熱の導入を行い、蒸溜晶七系を工業的に有利に操作可
能な温度及び圧力にノ為的に設定するものであるから、
以下のようなり果を奏するものである。
■断熱的操作で要求されるような特別にかつ厳股に設計
された容器が必要になるというようなこ七がなく、従来
公知の技術で設計される装置を用し1て実施することが
でき、特に、真空乾燥装置として慣用されている装置を
そのまま使用することもできる。
■断熱的操作で液相を消失させるのに比べて、比較的温
和な条件で容易に液相を消失させることができ、作業性
が著しく向上する。
■必要に応じて還流を行うことができ、これによって結
晶性成分を高純度でがっ^収率で回収することができる
)  ■必要に応じて結晶のいわゆる発汗操作を組込む
【  ことができ、結晶性成分をより高純度で回収する
j  ことができる。
i  ■断熱的操作では除去不可能な高沸点不純物でも
1  除去できる。
【図面の簡単な説明】
1   第1〜4図は、本発明に係る結晶性物質のM製
方法を説明するためのフローシートである。 特許出願人    新日鐵化学株式会社代  理  人
      弁理士  成  瀬   勝  夫(外2
名) 第1図 第2N 第3図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶性成分を含む少なくとも2成分以上の原料混
    合物を、上記結晶性成分の三重点以下の条件で少なくと
    も気液固三相共存状態に維持される蒸発晶析系に装入し
    、結晶性成分の結晶化を進行させると共に原料混合物の
    液相を蒸発消失せしめ、上記蒸発晶析系から実質的に液
    相を含まない状態で結晶性成分の固相を回収する結晶性
    物質の精製方法において、上記蒸発晶析系の温度及び圧
    力が上記結晶性成分の三重点以下の条件を維持する範囲
    で上記蒸発晶析系に外部から熱の導入を行うことを特徴
    とする結晶性物質の精製方法。
  2. (2)外部からの熱の導入が間接加熱手段によって行わ
    れる特許請求の範囲第1項記載の結晶性物質の精製方法
  3. (3)外部からの熱の導入が原料混合物又は製品結晶性
    物質の一部を蒸発させて得られた気相の導入によって行
    われる特許請求の範囲第1項記載の結晶性物質の精製方
    法。
  4. (4)外部からの熱の導入が原料混合物よりも揮発性が
    小さく結晶性成分の融液と溶解し難い第三媒体の気相の
    導入によって行われる特許請求の範囲第1項記載の結晶
    性物質の精製方法。
  5. (5)蒸発晶析系で蒸発した気相を凝縮させ、この凝縮
    液の一部又は全部を蒸発晶析系に還流する特許請求の範
    囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の結晶性物質の
    精製方法。
  6. (6)原料混合物よりも揮発性が高く、かつ、結晶性成
    分との相溶性が高い第四媒体を独自にあるいは還流液に
    混入して蒸発晶析系に導入する特許請求の範囲第1項な
    いし第5項のいずれかに記載の結晶性物質の精製方法。
  7. (7)蒸発晶析系の運転を回分的に実施する特許請求の
    範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の結晶性物質
    の精製方法。
  8. (8)蒸発晶析系で析出した結晶の一部を融解させ、再
    度蒸発させてこの融液を消失させる操作を少なくとも1
    回以上行う特許請求の範囲第7項記載の結晶性物質の精
    製方法。
  9. (9)蒸発晶析系の運転を連続的に実施する特許請求の
    範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の結晶性物質
    の精製方法。
  10. (10)蒸発晶析系における固相の流れと気相の流れと
    が向流となるようにする特許請求の範囲第9項記載の結
    晶性物質の精製方法。
JP14325585A 1985-06-29 1985-06-29 結晶性物質の精製方法 Pending JPS624406A (ja)

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JP14325585A JPS624406A (ja) 1985-06-29 1985-06-29 結晶性物質の精製方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01500090A (ja) * 1986-01-31 1989-01-19 チエング,チエン−エン 一次冷媒による共晶凍結法(preuf法)
JP2008143270A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Toyota Motor Corp トレーリングアーム式サスペンション構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55139816A (en) * 1979-04-18 1980-11-01 Cng Res Co Method of separating gas

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