JPS6251440B2 - - Google Patents
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- JPS6251440B2 JPS6251440B2 JP15393482A JP15393482A JPS6251440B2 JP S6251440 B2 JPS6251440 B2 JP S6251440B2 JP 15393482 A JP15393482 A JP 15393482A JP 15393482 A JP15393482 A JP 15393482A JP S6251440 B2 JPS6251440 B2 JP S6251440B2
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Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は放射線及び放射性物質の漏洩による障
害を防止する遮蔽、防止材に関する。 医療、原子炉運転などにおいて放射線の遮蔽材
料として多種多様なものが使用されれている。こ
の中でコンクリートが一般の建築の主要構造部と
し利用されると同時に、放射線施設では最も重要
な遮蔽材料の一つとして用いられている。しかし
コンクリートで遮蔽能力を上げるにはかなり厚み
を大きくとらなければならないという問題があ
る。また密度が小さい軽量コンクリートなどは、
放射線の透過率が大きいので、特に厚みを大きく
しなければならない。さらにコンクリートは一般
に、保存条件にもよるが、密度の経年変化が大き
いので遮蔽能力が低下するという難点があつた。
さらにまた、コンクリートはヒビ割れの問題も注
意を要する点であつた。本発明者らはこのような
従来の遮蔽材料としてのコンクリートの難点・問
題点を克服するため全く新しい材料を開発すべく
種々検討を重ねた。その結果、製鋼工程の副生物
であるダクト(ガス灰)と鉄鋼スラグと硫黄とを
所定割合で混融加熱したのち冷却固化して得た固
化材が、圧縮強度が高く耐久性にすぐれ、その
上、遮蔽能力の良いとされる重量コンクリートな
どよりはるかに高い放射線遮蔽能力を示すことを
見出した。本発明はこの知見に基づいてなされる
に至つたものである。 すなわち本発明は、製鋼ダスト1〜3重量部、
鉄鋼スラグ3〜6重量部及び硫黄2〜3重量部の
割合で含有する組成物を95〜130℃で溶融混練し
たのち冷却固化してなることを特徴とする放射線
及び放射性物質の遮蔽、防止材を提供するもので
ある。 本発明において用いられる製鋼ダスト(ガス
灰)は平炉工場、電炉工場などの製鋼過程で、集
塵器に補集され、例えば平炉ダスト(平炉ガス
灰)は酸化鉄約68〜89%、転炉ダスト(転炉ガス
灰)は酸化鉄約84〜89%含有しいる。その大部分
が0.5〜1.0ミクロンの微細な粉状物である。 次に本発明において用いられる鉄鋼スラグと
は、高炉スラグ製鋼スラグなどの製鉄にあたり副
生するスラグを指称する。 化学組成は、高炉スラグでは、鉄鉱石の品質に
より変わるが主成分の成分範囲は重量%で
SiO230〜40%、CaO35〜50%、Al2O35〜20%、
MgO5〜10%、FeO3%未満、MnO3%未満となつ
ている。また製鋼スラグは平炉、転炉における製
鋼過程で生じる平炉スラグ、転炉スラグである。
その化学組成例を次表に示す。
害を防止する遮蔽、防止材に関する。 医療、原子炉運転などにおいて放射線の遮蔽材
料として多種多様なものが使用されれている。こ
の中でコンクリートが一般の建築の主要構造部と
し利用されると同時に、放射線施設では最も重要
な遮蔽材料の一つとして用いられている。しかし
コンクリートで遮蔽能力を上げるにはかなり厚み
を大きくとらなければならないという問題があ
る。また密度が小さい軽量コンクリートなどは、
放射線の透過率が大きいので、特に厚みを大きく
しなければならない。さらにコンクリートは一般
に、保存条件にもよるが、密度の経年変化が大き
いので遮蔽能力が低下するという難点があつた。
さらにまた、コンクリートはヒビ割れの問題も注
意を要する点であつた。本発明者らはこのような
従来の遮蔽材料としてのコンクリートの難点・問
題点を克服するため全く新しい材料を開発すべく
種々検討を重ねた。その結果、製鋼工程の副生物
であるダクト(ガス灰)と鉄鋼スラグと硫黄とを
所定割合で混融加熱したのち冷却固化して得た固
化材が、圧縮強度が高く耐久性にすぐれ、その
上、遮蔽能力の良いとされる重量コンクリートな
どよりはるかに高い放射線遮蔽能力を示すことを
見出した。本発明はこの知見に基づいてなされる
に至つたものである。 すなわち本発明は、製鋼ダスト1〜3重量部、
鉄鋼スラグ3〜6重量部及び硫黄2〜3重量部の
割合で含有する組成物を95〜130℃で溶融混練し
たのち冷却固化してなることを特徴とする放射線
及び放射性物質の遮蔽、防止材を提供するもので
ある。 本発明において用いられる製鋼ダスト(ガス
灰)は平炉工場、電炉工場などの製鋼過程で、集
塵器に補集され、例えば平炉ダスト(平炉ガス
灰)は酸化鉄約68〜89%、転炉ダスト(転炉ガス
灰)は酸化鉄約84〜89%含有しいる。その大部分
が0.5〜1.0ミクロンの微細な粉状物である。 次に本発明において用いられる鉄鋼スラグと
は、高炉スラグ製鋼スラグなどの製鉄にあたり副
生するスラグを指称する。 化学組成は、高炉スラグでは、鉄鉱石の品質に
より変わるが主成分の成分範囲は重量%で
SiO230〜40%、CaO35〜50%、Al2O35〜20%、
MgO5〜10%、FeO3%未満、MnO3%未満となつ
ている。また製鋼スラグは平炉、転炉における製
鋼過程で生じる平炉スラグ、転炉スラグである。
その化学組成例を次表に示す。
【表】
本発明の放射線及び放射性物質の遮蔽、防止材
において骨材として上記のような製鋼ダスト(ガ
ス灰)及び鉄鋼スラグを使用する主な理由は、鉄
(酸化鉄)及び重金属分含有量が多いので比重が
大であり、しかも硫黄との結合力が大で加熱下で
の溶融混練処理により長期安定性にすぐれた放射
線遮蔽材料を与えるからである。しかもこれらが
製鋼工程の副生物であるのでコストが安くこうし
た副生物の有効利用を果たすことができるという
利点も有するからである。 本発明方法に用いられる硫黄は必ずしも高純度
のものである必要はなく、コークス製造、製鉄、
石明精製工場などの脱硫工程から副生する副生硫
黄でも良い。 本発明方法において、このような製鋼ダストと
鉄鋼スラグと硫黄を1〜3重量部:3〜6重量
部:2〜3重量部の割合で混合し所定温度で混融
混練する。 この場合製鋼ダストが3重量部を越えると比重
が大きくなるが、強度、粘性が低下する。また詰
まり方の密度が悪いため、遮蔽力が悪くなる。一
方、1重量部未満では粘性が良くなるが比重が小
さくなつてしまう。 鉄鋼スラグが6重量部を越えると粘性が低減し
圧縮強度も出なくなり、3重量部未満では比重が
小さくなり、遮蔽力が悪くなる。 一方、硫黄が3重量部を越えると圧縮強度が低
下し、2重量部未満では骨材としての製鋼ダスト
と鉄鋼スラグの、硫黄とのなじみが不足し、十分
な粘性のものが得られなくなる。 溶融温度は、通常95〜130℃好ましくは95〜120
℃である。溶融温度が95℃より低い場合は溶融硫
黄の粘度が加熱しても十分に上昇しない。溶融硫
黄の粘度は120℃での加熱で最高になる。120℃を
越えると溶融硫黄からのSO2ガスの発生量が
5ppmを越える。このSO2ガスの発生に伴い溶融
硫黄の粘度が劣化して混融が不十分となるので上
限は130℃以下となる。なお安全衛生上からは
SO2の発生量を5ppm以下に抑えるのが好まし
い。 この溶融加熱は、溶融混合物の粘性が十分に発
現するまで行うが、通常5〜30分間で十分であ
る。 次に、硫黄、製鋼ダスト及び鉄鋼スラグの三者
を混融混練し、冷却固化する際の好ましい操作方
法を述べる。 まず、容器内に硫黄を入れて95〜130℃に加熱
して液状に溶融する。一方別の容器内で製鋼ダス
トと鉄鋼スラグとを95〜130℃に加熱処理し、こ
れを前記の溶融した硫黄に混合し、混練する。次
いで同じく95〜130℃で三者全体に粘性が発現す
るまで十分にかきまぜる。 このようにして得られた製鋼ダスト、鉄鋼スラ
グ及び硫黄からなる混融物は、自然放冷により冷
却して放射線及び放射性物質の遮蔽、防止材が得
られる。 この場合、冷却後の固化物を再度95〜130℃に
加熱することにより、その圧縮強度をさらに高め
ることができる。 このようにして得られたものは比重3.410〜
3.650で遮蔽材料としてコンクリートの中で、最
も遮蔽能力の高いとされているPSコンクリート
よりもさらにすぐれた放射線の遮蔽能力を示す。 また、圧縮強度が500Kg/cm2以上のものが得ら
れ耐久性にすぐれた構造材料として用いられる。
また硫黄の特性として耐薬品性もすぐれる。 さらに本発明の遮蔽、防止材は速乾性で粘着性
にすぐれている。したがつて放射性物質の貯蔵
庫、放射線使用室の壁が振動、風化などにより亀
裂が生じた場合で溶融液状として、そのわれ目に
充填することができる。そのため補修作業が安全
かつ能率的で短時間に行うことができ、経済性が
高い。またこのものの固化収縮率は5〜7×10-4
と普通コンクリートの自由収縮率とほぼ等しい値
を示す。 このように本発明の遮蔽、防止材によれば、単
に放射線を遮蔽するばかりでなく、保管中の放射
性物質の漏洩を防止できる。したがつて子炉運
転、保安作業、医療などで発生する放射性産業廃
棄物の遮蔽材料としても好適である。 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明
する。 実施例 1 硫黄(純度約70%)450gを反応容器に採り、
有炎熱源で110℃に加熱して液状に溶融した。一
方、電気炉ダスト(組成:SiO25.32%、CaO5.5
%、Al2O31.59%、Fe2O331%、ZnO11%、
MgO3.9%)200gと転炉スラグ(組成:SiO233.4
%、CaO41%、Al2O314.5%、Fe2O34.0%、
MgO6.0%、S1.0%、MgO0.7%、TiO21.5%)
850gとを別の反応容器にとり、有炎熱源で110℃
に加熱処理後、前記の加熱した液状硫黄中に添
加、混合し、110℃に保持して粘性が発現するま
でヘラでかきまぜた。次いでこの溶融混練物を1
cm×20cm×20cmの型枠に注型し自然冷却(型枠注
型後脱型迄約5分)して放射線遮蔽、防止材を製
造した。 このものの比重は3.595圧縮強度は650Kg/cm2で
あり後記の試験例1、2で示すようにすぐれた放
射線(γ線)遮蔽能力を示した。 実施例 2 硫黄(純度70%)400gを反応容器にとり有炎
熱源で110℃に加熱して液状に溶融した。一方転
炉ダスト(素成:Fe54%、Zn3%、Mn1%、
Pb0.4%、Cu0.05%)200gと転炉スラグ(組成:
SiO210.9%、CaO42.9%、Al2O31.5%、FeO20.7
%、MgO7.2%、S0.09%、MnO5.2%、TiO21.4
%)800gとを別の反応容器にとり、有炎熱源で
110℃に加熱処理後、実施例1と同様にこれを溶
融硫黄中の添加混合し、以下実施例1と同様の手
順で処理、注型して放射線遮蔽、防止材を得た。
このものの比重は3.415、圧縮強度は510Kg/cm2で
あり、これは実施例1のものと同様のすぐれた放
射線遮蔽能力を示した。 試験例 1 実施例1の放射線遮蔽、防止材(本発明品)、
PSコンクリート及び鉛ブロツクそれぞれを所定
の厚さに重ね、Co―60を線源とするγ線の透過
率を測定した。試験方法は国際放射線測定委員会
(ICRU)の測定法に準じて行つた。この時の測
定条件は次の通り。 1 コバルト―60:2分間照射 2 吸収体―線源距離:50cm 3 吸収体―線量計距離:50cm 4 照射野:10cm×10cm 5 線量計:IONEX TYPE2500/3S.No.1416 Probe:0.6mmlS.No.4060 この試験結果を第1図に示した。同図の結果よ
り、本発明品がコンクリートの中でも遮蔽能力の
良いとされるPSコンクリートに対し、同一厚さ
で比較してはるかに、低い透過率を示すことがわ
かる。 試験例 2 試験例1で用いた高エネルギーγ線の線源Co
―60に代えてそれよりエネルギーの低い線源I―
131又はさらに低エネルギーの線源であるTc―
99mを用いて、試験例1の方法に準じて、本発明
品(実施例1の放射線遮蔽、防止材)の透過率を
測定した。その結果を第2図のグラフに示した。 この結果より本発明品は高エネルギーから低エ
ネルギーにわたるγ線を効果的に遮蔽することが
わかる。
において骨材として上記のような製鋼ダスト(ガ
ス灰)及び鉄鋼スラグを使用する主な理由は、鉄
(酸化鉄)及び重金属分含有量が多いので比重が
大であり、しかも硫黄との結合力が大で加熱下で
の溶融混練処理により長期安定性にすぐれた放射
線遮蔽材料を与えるからである。しかもこれらが
製鋼工程の副生物であるのでコストが安くこうし
た副生物の有効利用を果たすことができるという
利点も有するからである。 本発明方法に用いられる硫黄は必ずしも高純度
のものである必要はなく、コークス製造、製鉄、
石明精製工場などの脱硫工程から副生する副生硫
黄でも良い。 本発明方法において、このような製鋼ダストと
鉄鋼スラグと硫黄を1〜3重量部:3〜6重量
部:2〜3重量部の割合で混合し所定温度で混融
混練する。 この場合製鋼ダストが3重量部を越えると比重
が大きくなるが、強度、粘性が低下する。また詰
まり方の密度が悪いため、遮蔽力が悪くなる。一
方、1重量部未満では粘性が良くなるが比重が小
さくなつてしまう。 鉄鋼スラグが6重量部を越えると粘性が低減し
圧縮強度も出なくなり、3重量部未満では比重が
小さくなり、遮蔽力が悪くなる。 一方、硫黄が3重量部を越えると圧縮強度が低
下し、2重量部未満では骨材としての製鋼ダスト
と鉄鋼スラグの、硫黄とのなじみが不足し、十分
な粘性のものが得られなくなる。 溶融温度は、通常95〜130℃好ましくは95〜120
℃である。溶融温度が95℃より低い場合は溶融硫
黄の粘度が加熱しても十分に上昇しない。溶融硫
黄の粘度は120℃での加熱で最高になる。120℃を
越えると溶融硫黄からのSO2ガスの発生量が
5ppmを越える。このSO2ガスの発生に伴い溶融
硫黄の粘度が劣化して混融が不十分となるので上
限は130℃以下となる。なお安全衛生上からは
SO2の発生量を5ppm以下に抑えるのが好まし
い。 この溶融加熱は、溶融混合物の粘性が十分に発
現するまで行うが、通常5〜30分間で十分であ
る。 次に、硫黄、製鋼ダスト及び鉄鋼スラグの三者
を混融混練し、冷却固化する際の好ましい操作方
法を述べる。 まず、容器内に硫黄を入れて95〜130℃に加熱
して液状に溶融する。一方別の容器内で製鋼ダス
トと鉄鋼スラグとを95〜130℃に加熱処理し、こ
れを前記の溶融した硫黄に混合し、混練する。次
いで同じく95〜130℃で三者全体に粘性が発現す
るまで十分にかきまぜる。 このようにして得られた製鋼ダスト、鉄鋼スラ
グ及び硫黄からなる混融物は、自然放冷により冷
却して放射線及び放射性物質の遮蔽、防止材が得
られる。 この場合、冷却後の固化物を再度95〜130℃に
加熱することにより、その圧縮強度をさらに高め
ることができる。 このようにして得られたものは比重3.410〜
3.650で遮蔽材料としてコンクリートの中で、最
も遮蔽能力の高いとされているPSコンクリート
よりもさらにすぐれた放射線の遮蔽能力を示す。 また、圧縮強度が500Kg/cm2以上のものが得ら
れ耐久性にすぐれた構造材料として用いられる。
また硫黄の特性として耐薬品性もすぐれる。 さらに本発明の遮蔽、防止材は速乾性で粘着性
にすぐれている。したがつて放射性物質の貯蔵
庫、放射線使用室の壁が振動、風化などにより亀
裂が生じた場合で溶融液状として、そのわれ目に
充填することができる。そのため補修作業が安全
かつ能率的で短時間に行うことができ、経済性が
高い。またこのものの固化収縮率は5〜7×10-4
と普通コンクリートの自由収縮率とほぼ等しい値
を示す。 このように本発明の遮蔽、防止材によれば、単
に放射線を遮蔽するばかりでなく、保管中の放射
性物質の漏洩を防止できる。したがつて子炉運
転、保安作業、医療などで発生する放射性産業廃
棄物の遮蔽材料としても好適である。 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明
する。 実施例 1 硫黄(純度約70%)450gを反応容器に採り、
有炎熱源で110℃に加熱して液状に溶融した。一
方、電気炉ダスト(組成:SiO25.32%、CaO5.5
%、Al2O31.59%、Fe2O331%、ZnO11%、
MgO3.9%)200gと転炉スラグ(組成:SiO233.4
%、CaO41%、Al2O314.5%、Fe2O34.0%、
MgO6.0%、S1.0%、MgO0.7%、TiO21.5%)
850gとを別の反応容器にとり、有炎熱源で110℃
に加熱処理後、前記の加熱した液状硫黄中に添
加、混合し、110℃に保持して粘性が発現するま
でヘラでかきまぜた。次いでこの溶融混練物を1
cm×20cm×20cmの型枠に注型し自然冷却(型枠注
型後脱型迄約5分)して放射線遮蔽、防止材を製
造した。 このものの比重は3.595圧縮強度は650Kg/cm2で
あり後記の試験例1、2で示すようにすぐれた放
射線(γ線)遮蔽能力を示した。 実施例 2 硫黄(純度70%)400gを反応容器にとり有炎
熱源で110℃に加熱して液状に溶融した。一方転
炉ダスト(素成:Fe54%、Zn3%、Mn1%、
Pb0.4%、Cu0.05%)200gと転炉スラグ(組成:
SiO210.9%、CaO42.9%、Al2O31.5%、FeO20.7
%、MgO7.2%、S0.09%、MnO5.2%、TiO21.4
%)800gとを別の反応容器にとり、有炎熱源で
110℃に加熱処理後、実施例1と同様にこれを溶
融硫黄中の添加混合し、以下実施例1と同様の手
順で処理、注型して放射線遮蔽、防止材を得た。
このものの比重は3.415、圧縮強度は510Kg/cm2で
あり、これは実施例1のものと同様のすぐれた放
射線遮蔽能力を示した。 試験例 1 実施例1の放射線遮蔽、防止材(本発明品)、
PSコンクリート及び鉛ブロツクそれぞれを所定
の厚さに重ね、Co―60を線源とするγ線の透過
率を測定した。試験方法は国際放射線測定委員会
(ICRU)の測定法に準じて行つた。この時の測
定条件は次の通り。 1 コバルト―60:2分間照射 2 吸収体―線源距離:50cm 3 吸収体―線量計距離:50cm 4 照射野:10cm×10cm 5 線量計:IONEX TYPE2500/3S.No.1416 Probe:0.6mmlS.No.4060 この試験結果を第1図に示した。同図の結果よ
り、本発明品がコンクリートの中でも遮蔽能力の
良いとされるPSコンクリートに対し、同一厚さ
で比較してはるかに、低い透過率を示すことがわ
かる。 試験例 2 試験例1で用いた高エネルギーγ線の線源Co
―60に代えてそれよりエネルギーの低い線源I―
131又はさらに低エネルギーの線源であるTc―
99mを用いて、試験例1の方法に準じて、本発明
品(実施例1の放射線遮蔽、防止材)の透過率を
測定した。その結果を第2図のグラフに示した。 この結果より本発明品は高エネルギーから低エ
ネルギーにわたるγ線を効果的に遮蔽することが
わかる。
第1図は本発明の放射線遮蔽、防止材、従来の
放射線遮蔽用コンクリート(PSコンクリート)
及び鉛ブロツクの、厚さと放射線透過率の関係を
示すグラフ、第2図は放射線の線源を変えた場合
の本発明品の厚さと放射線透過率との関係を示す
グラフである。
放射線遮蔽用コンクリート(PSコンクリート)
及び鉛ブロツクの、厚さと放射線透過率の関係を
示すグラフ、第2図は放射線の線源を変えた場合
の本発明品の厚さと放射線透過率との関係を示す
グラフである。
Claims (1)
- 1 製鋼ダスト1〜3重量部、鉄鋼スラグ3〜6
重量部及び硫黄2〜3重量部の割合で含有する組
成物を95〜130℃で混融加熱したのち冷却固化し
てなることを特徴とする放射線及び放射性物質の
遮蔽、防止材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15393482A JPS5943395A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 放射線の遮蔽、防止材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15393482A JPS5943395A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 放射線の遮蔽、防止材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5943395A JPS5943395A (ja) | 1984-03-10 |
| JPS6251440B2 true JPS6251440B2 (ja) | 1987-10-29 |
Family
ID=15573268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15393482A Granted JPS5943395A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 放射線の遮蔽、防止材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943395A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0744226A1 (en) * | 1995-05-26 | 1996-11-27 | Ikari-Laboratory For Environmental Science Co., Ltd. | Method for manufacturing molded materials solidified by sulfur and apparatus used in the method |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6120896A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-29 | サノヤ産業株式会社 | 放射線遮蔽用材 |
| JP2007231692A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Japan Atomic Energy Agency | 重量コンクリートの打継方法 |
| JP5904053B2 (ja) * | 2012-08-15 | 2016-04-13 | Jfeスチール株式会社 | 放射線遮蔽構造体および盛土 |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP15393482A patent/JPS5943395A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0744226A1 (en) * | 1995-05-26 | 1996-11-27 | Ikari-Laboratory For Environmental Science Co., Ltd. | Method for manufacturing molded materials solidified by sulfur and apparatus used in the method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5943395A (ja) | 1984-03-10 |
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