JPS625193B2 - - Google Patents

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JPS625193B2
JPS625193B2 JP4420279A JP4420279A JPS625193B2 JP S625193 B2 JPS625193 B2 JP S625193B2 JP 4420279 A JP4420279 A JP 4420279A JP 4420279 A JP4420279 A JP 4420279A JP S625193 B2 JPS625193 B2 JP S625193B2
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JP
Japan
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acid
polyester
parts
weight
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP4420279A
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English (en)
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JPS55137169A (en
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Ichiro Yoshihara
Tadashi Watanabe
Osamu Iwase
Kazuaki Noda
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP4420279A priority Critical patent/JPS55137169A/ja
Publication of JPS55137169A publication Critical patent/JPS55137169A/ja
Publication of JPS625193B2 publication Critical patent/JPS625193B2/ja
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  • Epoxy Resins (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な粉体塗料用樹脂組成物に関し、
さらに詳しくは、ポリエステルの長所である付着
性、機械的及び化学的性質とビニル系樹脂の長所
である塗膜表面の平滑性とを兼ね備えた粉体塗料
用熱硬化性ポリエステルグラフトビニル系樹脂組
成物に関する。 ある種のポリエステルグラフトビニル系樹脂を
粉体塗料用の樹脂として使用することは、例えば
特開昭49−120987号公報、特開昭51−125108号公
報などに記載されており、従来から既知のことで
ある。しかし、これら公報に開示されている粉体
塗料用樹脂は、製造が著しく煩雑であつたり、塗
膜形成時にグラフトしていないポリエステルのホ
モポリマーが塗膜面に浮き出てくる現象(以下、
この現象を「ウキ」と略称する)が生じ、その結
果粉体塗料の耐ブロツキング性能が劣つたり、塗
膜の鮮映性が低下したり、さらには硬化性、可撓
性、耐溶剤性などの性能において実用性のある塗
膜を得るには高温度での焼付が必要で、通常200
℃以上で焼付けしなければならない等の欠点があ
つた。特に、200℃以上の高温で焼付けをする場
合には、被塗物のハンダ付けが熔融したり、被塗
物素材に熱ヒズミが発生する等の問題が生ずるの
で好ましいことではない。 現在、市場においては上記現況に鑑み、低温度
で焼付けすることができ、かつウキを生じない粉
体塗料用樹脂組成物の開発が切望されている。 本発明者らは、上記の要望に応えるべく、低温
での焼付が可能でかつウキを生じない粉体塗料用
のベヒクル樹脂組成物を提供することを目的とし
て鋭意研究を行なつた結果、二塩基酸単位の少な
くとも50モル%がイソフタル酸単位及び/又はヘ
キサヒドロフタル酸単位からなる酸価が5以下の
特定のプレポリエステルに重合性不飽和基含有多
塩基酸を反応させて得られる酸価が20以下のポリ
エステルをベースとするグラフトビニル系樹脂
を、ベヒクル樹脂として用いることにより上記目
的が容易に達成し得ることを見い出し本発明を完
成するに至つたのである。 しかして、本発明に従えば、 〔A〕(i) 二塩基酸単位の少なくとも50モル%が
イソフタル酸単位及び/又はヘキサヒドロフ
タル酸単位からなる酸価が5以下のプレポリ
エステル100重量部に、重合性不飽和基含有
塩基酸0.1〜5重量部を反応させて得られる
酸価が20以下のポリエステル5〜80重量%の
存在下に、 (ii) グリシジル基含有ビニル系単量体10〜40重
量%、 (iii) スチレン系単量体10〜70重量%、及び (iv) その他のビニル系単量体0〜60重量%を重
合させて得られる樹脂状生成物(以下この樹
脂状生成物を「ポリエステルグラフトビニル
系樹脂」又は「グラフト樹脂」と呼ぶ)と、 〔B〕 ポリカルボキシル化合物 とを含有することを特徴とする粉体塗料用樹脂組
成物が提供される。 本発明の粉体塗料用樹脂組成物は、従来の粉体
塗料を用いた場合の焼付温度(通常200℃以上)
よりもはるかに低い焼付温度(約170℃又はそれ
以下)で硬化させることができ、しかも、ウキの
無い、平滑で、鮮映性にすぐれ、さらに沸騰水浸
漬後の付着性(以下この付着性を「耐沸騰水性」
と略称する)その他の物性に優れた塗膜を付与す
るという顕著な効果を発揮する。本発明の粉体塗
料用樹脂組成物がこのような優れた性能を示す正
確な理由は明らかではないが、ポリエステルグラ
フトビニル系樹脂の構成とその構造方法に起因す
るものと信じられる。 すなわち、本発明は、グラフト樹脂の形成のた
めに使用するポリエステルとして、二塩基酸単位
がイソフタル酸及び/又はヘキサヒドロフタル酸
単位を主体とし、通常のテレフタル酸単位は存在
しないか存在したとしても少割合で含むポリエス
テルを使用し、且つ該ポリエステルと重合させる
べきビニル系単量体混合物においてスチレン、α
−メチルスチレン等のスチレン系単量体を必須成
分として採用することに1つの特徴がある。これ
によりポリエステル及びビニル系単量体混合物の
両者のベンゼン核濃度が近接し、その結果、ポリ
エステルとビニル系単量体混合物との相溶性が著
しく向上し、そのために両者間のグラフト効率が
良好となり、得られるグラフト樹脂は前述の如き
優れた性能、中でも耐沸騰水性及びその他の物性
に優れた塗膜を形成することが見い出されたので
ある。 また、本発明においては、予め特定のプレポリ
エステルを形成せしめ、しかる後、重合性不飽和
基含有多塩基酸と反応させて得られる酸価が20以
下の特定のポリエステルを使用する点にも1つの
特徴がある。かかる特定の方法で製造されたポリ
エステルの使用により、前記ビニル系単量体との
重合率が上昇し、ウキを生じない粉体塗料用のベ
ヒクル樹脂を与えることが判明した。 以下、本発明の粉体塗料用樹脂組成物について
さらに詳細に説明する。 (1) ポリエステル 本発明のグラフト樹脂の形成のために使用され
るポリエステルは、二塩基酸単位の少なくとも50
モル%がイソフタル酸単位及び/又はヘキサヒド
ロフタル酸単位からなる酸価が5以下のプレポリ
エステルに、重合性不飽和基含有多塩基酸を反応
させることによつて得られる酸価が20以下のポリ
エステルである。 本発明に従つて用いられるプレポリエステル
は、二塩基酸単位として、それぞれ下記式 及び で示されるイソフタル酸単位及びヘキサヒドロフ
タル酸単位のいずれか一方又は双方を合計で、全
二塩基酸単位の少なくとも50モル%、好ましくは
60〜90モル%含有し、二塩基酸単位の残りは下記
で示されるテレフタル酸単位であることができ
る。 一方、該プレポリエステルのアルコール成分単
位は、特に制約されるものではなく、従来からポ
リエステルの形成に際して通常使用されているも
のから成ることができ、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1・3−ブチレング
リコール、1・4−ブチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、1・4−シクロヘキサンジメ
タノール、1・6−ヘキサンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエ
タン、ペンタエリスリトールなどのアルコールか
ら誘導されたアルコール成分単位が包含される。 該プレポリエステルは、常法に従い、イソフタ
ル酸及び/又はヘキサヒドロフタル酸又はこれら
のエステル形成性誘導体(例えば酸無水物、酸ハ
ライド、ジメチルエステルなど)、好ましくはジ
メチルイソフタレート及び/又はヘキサヒドロ無
水フタル酸を必要に応じて、テレフタル酸又はそ
のエステル形成性誘導体(例えば酸ハライド、ジ
メチルエステルなど)、好ましくはジメチルテレ
フタレートと共に、上記したアルコールの少なく
とも1種と、適宜酢酸亜鉛、リサージ、オレイン
酸鉛などの触媒の存在下に、約200〜約240℃の温
度で縮合重合させることにより製造することがで
き、その際末端封鎖剤として、例えば安息香酸、
p−t−ブチル安息香酸、安息香酸メチルエステ
ルなどを使用して、分子量を調節してもよい。 上記二塩基酸成分とアルコール成分との反応割
合は、得られるプレポリマーの酸価が5以下、好
適には3以下になるように調節すべきであり、そ
のためには、アルコール成分を二塩基酸成分1当
量に対して1.05〜1.2当量の割合で用いるのが有
利である。 二塩基酸成分中の1成分としてテレフタル酸又
はそのエステル形成性誘導体を用いる場合には、
その使用量は全二塩基酸成分の使用量の50モル%
以下、望ましくは40モル%以下にとどめるべきで
あり、また、イソフタル酸又はそのエステル形成
性誘導体とヘキサヒドロフタル酸又はそのエステ
ル形成性誘導体とを使用する場合のこれら両者の
使用割合は臨界的ではなく、広範に変えることが
できるが、一般にはモル比で1:4乃至4:1の
範囲内で使用することが好適である。 上記プレポリエステルの分子量もまた特に制約
されるものではなく広範に変えることができる
が、一般に数平均分子量が約500〜約8000、好ま
しくは約1000〜約4000の範囲内のものが適してい
る。 叙上の如くして製造されたプレポリエステルは
5以下、好ましくは3以下の酸価を有するもので
あり、該プリポリエステルは次いで重合性不飽和
多塩基酸又はその反応性誘導体例えば酸無水物、
酸ハライド、ジメチルエステルなどと反応せしめ
ることにより酸価が20以下のポリエステルとす
る。 該重合性不飽和多塩酸としては、後述するビニ
ル系単量体と付加重合しうるエチレン性不飽和結
合を少なくとも1個とカルボキシル基を少なくと
も2個有するものが使用され、例えばマレイン
酸、イタコン酸、フマル酸、ハイミツク酸等が包
含され、また、これらの反応性誘導体の例には、
無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ハイミツ
ク酸(3・6−エンドメチレンテトラヒドロ無水
フタル酸)等が挙げられ、これらはそれぞれ単独
で又は2種以上組合わせて使用することができ
る。 これら重合性不飽和多塩基酸又はその反応性誘
導体は、生成するポリエステルの酸価が20以下、
好ましくは15以下になるような割合で使用するこ
とができ、より具体的には、前記プレポリエステ
ル100重量部に対して、1般に0.1〜5重量、好ま
しくは0.5〜3重量の範囲内で使用する。 前記プレポリエステルと該重合性不飽和多塩基
酸又はその反応性誘導体との反応は、一般に、溶
媒の不在下又は適当な不活性有機溶媒中におい
て、約140〜約230℃の温度において、通常約1〜
約6時間程度加熱することにより行なうことがで
きる。この反応では一般に触媒は必要としない。 かくして得られるポリエステルは酸価が20以
下、好ましくは15以下であり、一般に約1000〜約
8000、好ましくは約1500〜約5000の範囲内の数平
均分子量を有することができる。 (2) ビニル系単量体 本発明においては、前(1)項に述べたポリエステ
ルに対しグリシジル基含有ビニル系単量体、スチ
レン系単量体及び必要に応じてその他のビニル系
単量体からなるビニル系単量体が重合せしめられ
る。これら各ビニル系単量体についてさらに具体
的に述べれば次のとおりである。 グリシジル基含有ビニル系単量体: グリシジル基含有ビニル系単量体としては、分
子中に下記式 で示されるグリシジル基を少なくとも1個、望ま
しくは唯1個とエチレン性不飽和結合
【式】を少なくとも1個、好ましくは1 個のみ含有する単量体が用いられ、例えばグリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
アリルグリシジルエーテル等が包含される。 スチレン系単量体; スチレン系単量体としてはスチレン及びその置
換誘導体が包含され、該誘導体としては例えばα
−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチ
レン、ジクロロスチレン等が挙げられる。かかる
スチレン系単量体はそれぞれ単独で又は2種もし
くはそれ以上組合わせて使用することができ、中
でもスチレンが好適である。 その他のビニル系単量体: その他のビニル系単量体としては上記グリシジ
ル基含有ビニル系単量体及び/又はスチレン系単
量体と共重合可能なものが使用され、例えば、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、イソプ
ロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、3−ヒドロキシプロピル
アクリレートなどのアクリル酸エステル類;メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソ
プリピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレ
ート、i−ブチルメタクリレート、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートなどのメタクリル酸エステル類;ア
クリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N・
N−ジエチルアクリルアミドなどのアクリル酸ア
ミド類、メタクリルアミド、N・N−ジメチルメ
タクリルアミド、N−エチルメタクリルアミドな
どのメタクリル酸アミド類;アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、酢酸ビニル、などが挙げら
れる。これらビニル系単量体はそれぞれ単独で用
いることができ、或いは2種又はそれ以上組合わ
せて使用することができる。中でもn−ブチルア
クリレート、メチルメタクリレート、n−ブチル
メタクリレートが好適である。 (3) 重合 本発明に従えば、以上に述べたグリシジル基含
有ビニル系単量体及びスチレン系単量体が必要に
応じて上記その他のビニル系単量体と共に前記ポ
リエステルの存在下に重合せしめられる。その結
果、上記ビニル系単量体相互の重合と共に、該ビ
ニル系単量体及び/又は該ビニル系単量体の重合
物とポリエステルとの間の反応により、最終的に
ポリエステルグラフトビニル系樹脂が生成する。 上記の重合は上記の各成分を、例えばそれ自体
の溶液重合法に従い、不活性有機溶媒中で、適当
な重合触媒の存在下に、約60〜約150℃の温度に
おいて重合させ、しかる後脱溶媒することにより
行なうことができる。該重合はまたそれ自体公知
の塊状重合法、懸濁重合法を用いて行なうことも
できる。 該ポリエステル及びビニル系単量体の使用割合
は、最終製品の粉体塗料を用いて形成せしめられ
る塗膜に望まれる物性等に応じて変えることがで
きるが、一般的には、全樹脂形成成分の重量を基
準にして、前記ポリエステル5〜80重量%、好ま
しくは10〜60重量%;グリシジル基含有ビニル系
単量体10〜40重量%、好ましくは15〜30重量%;
スチレン系単量体10〜70重量%、好ましくは20〜
60重量%;その他のビニル系単量体0〜60重量
%、好ましくは0〜40重量%の割合で用いること
ができる。 上記重合において用いられる好適な不活性有機
溶媒としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ブテ
ル、トルエン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、セロソルブ、セロソルブアセテー
トなどが包含される。 また使用可能な重合触媒としては、通常のアク
リル重合に用いられるものが好適であり、例えば
ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイドなどの過酸化物;アゾビスイソブチロニト
リル、アゾビスイソワレロニトリルなどのアゾビ
スニトリル類などが挙げられ、これらは上記ビニ
ル系単量体の合計量100重量部に対して1〜10重
量部の割合で使用することができ、さらに、メル
カプタン類やハロゲン化物などの連鎖移動剤を該
ビニル系単量体の合計量100重量部に対して0.1〜
5重量部の割合で用いてもよい。 叙上の重合により得られる樹脂状生成物(グラ
フト樹脂)は、一般に、約2000〜約20000、特に
約4000〜約15000の範囲内の数平均分子量及び約
70〜約140℃、好ましくは約90〜約120℃の範囲内
の環球軟化点(JIS−K−2513に記載の方法によ
り測定、以下同様)を有していることが望まし
い。また、該樹脂状生成物は存在には、約300〜
約1500、好ましくは約400〜約1400の範囲内のエ
ポキシ当量を有していることが望ましい。 (4) ポリカルボキシル化合物 本発明に従い、前(3)項で得られる樹脂状生成物
(グラフト樹脂)に配合して粉体塗料用樹脂組成
物とするために使用されるポリカルボキシル化合
物は、該グラフト樹脂の架橋剤として役立つもの
であり、特にカルボキシル基を少なくとも2個有
する脂肪族又は芳香族化合物が有利に使用され、
例えば、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、デカンジカ
ルボン酸;フタル酸、トリメリツト酸、ピロメリ
ツト酸;或いはこれらの酸無水物が挙げられる。
さらにカルボキシル基を2個以上有するポリエス
テル樹脂もまたポリカルボキシル化合物として使
用することができる。これらポリカルボキシル化
合物はそれぞれ単独で又は2種もしくはそれ以上
組合わせて用いることができる。これらポリカル
ボキシル化合物のうち、特にセバシン酸、デカン
ジカルボン酸、無水フタル酸などが好適である。 (5) 粉体塗料用樹脂組成物の調製 本発明の粉体塗料用樹脂組成物は、前述のグラ
フト樹脂にポリカルボキシル化合物を配合するこ
とにより調製することができる。その際の該ポリ
カルボキシル化合物の配合量は臨界的ではなく、
用いるグラフト樹脂及び/又はポリカルボキシル
化合物の種類等に応じて広範に変えうるが、一般
には、前記グラフト樹脂中のグリシジル基1当量
に対して、該ポリカルボキシル化合物を0.5〜2
当量、好ましくは0.6〜1.3当量の割合で配合する
のが有利である。 本発明の粉体塗料組成物には、さらに、粉体塗
料の調製に際して通常使用されている添加物、例
えば硬化促進剤(例:ジブチル錫オキシド、トリ
フエニル錫クロリドなどの錫化合物)、塗面調製
剤〔例:エポン1004(シエル化学社製)、モダフ
ロー(モンサント社製)など〕等を、従来使用さ
れている量で含ませることもできる。 (6) 粉体塗料 本発明により提供される樹脂組成物は、粉体塗
料用のベヒクル樹脂として、従来の粉体塗料より
も低い温度、通常約170℃又はそれ以下の温度で
焼付けることが可能で、ウキの無い、平滑で、鮮
映性に優れ、耐沸騰水性その他の物性にも優れた
塗膜を与える粉体塗料の製造に有利に使用するこ
とができる。 かかる特性をもつ粉体塗料の製造は、それ自体
公知の方法に従い、例えば、グラフト樹脂、ポリ
カルボキシル化合物及びさらに必要に応じて前記
の添加物を含んでなる本発明の樹脂組成物に、適
宜、着色顔料(例:酸化チタン、カーボンブラツ
ク、シアニンブルー、ベンガラなど)、体質顔料
(例:硫酸バリウム、炭酸カルシウムなど)、塗面
調整剤及び硬化促進剤等を加え、加熱三本ロール
ミル、エクトルーダー等で約90〜約140℃程度の
温度にて充分に混合分散させ、しかる後得られる
混練物を粉砕することにより行なうことができ
る。 得られる粉体塗料は、常法に従い、静電吹付法
にて、自動車のボデー、家電機器などの放塗物表
面に塗装し、約160〜約180℃の温度で約10〜約40
分間焼付けることにより、優れた性能をもつ硬化
塗膜を形成せしめることができる。 次に参考例、実施例及び比較例によつて本発明
をさらに具体的に説明する。なお、下記において
「部」はいずれも「重量部」である。 参考例 1 プリポリエステルAの製造 撹拌機、温度計および分離器を備えた反応容器
に、ジメチルイソフタル酸194部(1モル)、ジメ
チルテレフタル酸194部(1モル)、ヘキサヒドロ
無水フタル酸154部(1モル)、ネオペンチルグリ
コール208部(2モル)、エチレンジグリコール
124部(2モル)および酢酸亜鉛0.7部を仕込み、
窒素気流中で撹拌しながら、180℃から230℃まで
4時間かけて昇温し、留出するメタノールおよび
水を系外へ除去した。その後、p−t−ブチル安
息香酸を178部(1モル)添加してさらに約5時
間230℃の温度に保ち、酸価が0.8で数平均分子量
が約2750のプリポリエステルAを得た。 参考例 2 プレポリエステルBの製造 上記参考例1において、ジメチルイソフタル酸
1モルおよびヘキサヒドロ無水フタル酸1モルの
代りにジメチルテレフタル酸2モルを用い、すな
わちジメチルテレフタル酸を合計で3モル用いる
ほかは参考例1と全く同様に操作し、酸価が1.0
で数平均分子量が3500のプレポリエステルBを得
た。 参考例 8 ポリエステルAの製造 前記参考例1で得たプレポリエステルA1000部
および無水マレイン酸15部を、150℃で2時間反
応させる。得られたポリエステルAの酸価は9.5
で数平均分子量は約2800であつた。 参考例 4 ポリエステルBの製造 前記参考例1で得たプレポリエステルA1000部
およびフマル酸30部を、220℃で4時間反応させ
る。得られたポリエステルBの酸価は12で数平均
分子量は3000であつた。 参考例 5 ポリエステルCの製造 前記参考例1で得たプレポリエステルA1000部
および無水マレイン酸80部を150℃で2時間反応
させる。得られたポリエステルCの酸価は43時間
で数平均分子量は3500であつた。 参考例 6 グラフト樹脂Aの製造 撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた反応
容器に前記参考例3で得たポリエステルA500部
およびトルエン500部を入れ100℃に保つ。その中
へスチレン270部、グリシジルメタクリレート180
部、n−ブチルアクリレート50部、およびアゾビ
スイソブチロニトリル20部の混合液を3時間かけ
て滴下する。その後、100℃に2時間保つたの
ち、減圧し脱溶剤を行なう。 得られたグラフト樹脂Aの軟化点は95℃、数平
均分子量は6000、エポキシ当量は780であつた。 参考例 7 グラフト樹脂Bの製造 参考例6と同じ装置を用い、同一の操作によ
り、ポリエステルB200部、トルエン500部の加熱
混合液中へスチレン400部、グリシジルメタクリ
レート250部、メチルメタクリレート80部、2−
エチルヘキシルメタクリレート70部、およびベン
ゾイルパーオキサイド35部からなる混合液を滴下
し、重合を行なつた。 得られたグラフト樹脂Bの軟化点は90℃、数平
均分子量は7500、エポキシ当量は590であつた。 参考例 8 グラフト樹脂Cの製造 前記参考例2で得たプレポリエステルB1000部
および無水マレイン酸150部を150℃で2時間反応
させる。得られるポリエステルの酸価は9.0で数
平均分子量は3700であつた。 次いで、上記参考例6においてポリエステルA
の代りに上記で得たポリエステルを用いる以外、
参考例6と全く同様に操作した。得られたグラフ
ト樹脂Cの軟化点は101℃、数平均分子量は
6200、エポキシ当量は800であつた。 参考例 9 グラフト樹脂Dの製造 参考例6においてポリエステルAの代わりに前
記参考例5で得たポリエステルCを用いたとこ
ろ、滴下終了後30分でゲル化した。このゲル化し
た樹脂をグラフト樹脂Dとする。 参考例 10 グラフト樹脂Eの製造 参考例1のプレポリエステル形成成分にさらに
無水マレイン酸5部を加え、参考例1におけると
同様に操作した。ただしp−t−ブチル安息香酸
の添加を省略して、直ちにポリエステルを生成せ
しめた。得られたポリエステルの酸価は0.5で数
平均分子量は3000であつた。 次いで、参考例6においてポリエステルAの代
りに上記で得たポリエステルを用いる以外、参考
例6と全く同様に操作してグラフト樹脂Eを得
た。この樹脂の軟化点は96℃、数平均分子量は
7000、エポキシ当量は780であつた。 参考例 11 樹脂Fの製造例 スチレン270部、グリシジルメタクリレート180
部、n−ブチルアクリレート50部およびアゾビス
イソブチロニトリル20部の混合液を、100℃に保
つたトルエン500部へ3時間かけて滴下し、その
後100℃に2時間保つたのち、減圧し脱溶剤し
た。得られる樹脂〔酸価0.5;数平均分子量
8000;エポキシ当量410〕50重量%と前記参考例
3で得たポリエステルA50重量%の混合物を100
℃でロールミルで混練し、樹脂Fを製造した。こ
の樹脂Fの軟化点は86℃であつた。 実施例1〜2及び比較例1〜8 前記参考例6〜11で得た樹脂A〜F〔ただし参
考例9で得たグラフト樹脂Dはゲル化したため粉
体塗料の調製はできなかつた〕、デカンジカルボ
ン酸、セバシン酸、トリフエニル錫クロリド、ジ
ブチル錫オキシド、酸化チタン及びモダフローを
下記第1表に示す割合で配合し、エクストルーダ
用いて100℃で混練した後、ピンデイスクミルで
粉砕した。 得られる粉体塗料を、常法に従い静電塗装法に
て軟鋼板表面に約60μの厚さで塗布し、170℃で
20分間焼付けした。
【表】
【表】 以上の各例で得た粉体塗料の塗膜の性能を下記
の試験法に従つて測定した。その結果を下記第2
表に示す。 耐沸騰水性:JISK5400−1970 7、3に準ずる。
沸水に1時間浸漬後ごばん目試験を行い、許容
限界を○△とし、程度に応じて、◎、〇、○△、
△、×の5段階で評価する。 エリクセン:JIS Z−2247による。 耐衝撃性:JIS K54000−1970 6、13B法〔1/
2″、500g〕による。 耐塩水噴霧性:塗面にカミソリで素地に達する2
本の対角線を引き、JIS Z2371による塩水を噴
霧し、スクラツチからの塗膜の浮き上り巾
(mm)を調べる。 平滑性:小坂製作所のSE−3型万能表面形状測
定器により波高Hを測定し、H1μ、1μ<
H1.5μ、1.5μ<H2μ、2μ<H3
μ、3μ<Hをそれぞれ◎、〇、○△、△、×と
評価した。 鮮映性:塗面に映る像の鮮映度を肉眼観察し、か
なり細い線でも識別できる場合を◎;輪郭が殆
んどわからない場合を△とした。 耐ブロツキング性:粉体塗料を40mmφの試験管中
に15gとり、40℃で240時間放置後、試料をと
り出し、もとの微粉末にもどるものはその程度
に応じ◎、〇、○△(◎が一番よい)と評価し、
もどらないものはその程度に応じ△、×とし
た。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 〔A〕(i) 二塩基酸単位の少なくとも50モル
    %がイソフタル酸単位及び/又はヘキサヒド
    ロフタル酸単位からなる酸価が5以下のプレ
    ポリエステル100重量部に、重合性不飽和基
    含有多塩基酸0.1〜5重量部を反応させて得
    られる酸価が20以下のポリエステル5〜80重
    量%の存在下に、 (ii) グリシジル基含有ビニル系単量体10〜40重
    量%、 (iii) スチレン系単量体10〜70重量%、及び (iv) その他のビニル系単量体0〜60重量% を重合させて得られる樹脂状生成物と、 〔B〕 ポリカルボキシル化合物 とを含有することを特徴とする粉体塗料用樹脂組
    成物。
JP4420279A 1979-04-13 1979-04-13 Powder coating resin composition Granted JPS55137169A (en)

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