JPS6255533B2 - - Google Patents
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- JPS6255533B2 JPS6255533B2 JP10880279A JP10880279A JPS6255533B2 JP S6255533 B2 JPS6255533 B2 JP S6255533B2 JP 10880279 A JP10880279 A JP 10880279A JP 10880279 A JP10880279 A JP 10880279A JP S6255533 B2 JPS6255533 B2 JP S6255533B2
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- Japan
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- carbon black
- conductive
- weight
- polytetrafluoroethylene
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- Conductive Materials (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、導電性樹脂組成物の製造方法に関す
るものである。さらに詳しくいえば、本発明は、
導電性カーボンブラツクを熱可塑性樹脂中に均一
に分散することにより、優れた性質をもつ導電性
樹脂組成物を製造する方法に関するものである。 本発明にいう導電性樹脂組成物とは、その体積
固有抵抗値が106Ωcm以下、一般に1×10-1〜1
×104Ωcmの、導電性もしくは半導体特性を示す
樹脂組成物である。 導電性カーボンブラツクを均一に分散して含有
する熱可塑性樹脂組成物は、優れた電気特性を有
するため、各種電気部品材料、建築材料等とし
て、各分野において広く使用されているが、その
原料であるカーボンブラツク及び熱可塑性樹脂の
入手が容易なことと、各種形状に成形しやすいこ
となどの理由で、近年ますます導電材料として注
目されるようになつてきた。 通常、この導電性樹脂組成物は、カーボンブラ
ツク粉末と、熱可塑性樹脂の粉末又はペレツトの
混合物を、その樹脂の溶融温度以上で混練し、カ
ーボンブラツクを樹脂中に均一に練り込むことに
よつて調製される。しかしながら、カーボンブラ
ツクと熱可塑性樹脂とは、それぞれの物性例えば
比重、粒度、流動性などが異なるため、かなり時
間をかけて混練してもカーボンブラツクの均一な
分散が困難であり、この組成物から成形した製品
において、体積固有抵抗値のバラツキを生じるの
を免れない。さらに、導電性カーボンブラツクの
分散が不均一であると、比較的高価な原料である
導電性カーボンブラツクの使用量を多くしても、
その割に体積固有抵抗値を低くすることができな
いという難点もある。 したがつて、導電性樹脂組成物の製造技術分野
においては、導電性カーボンブラツクの均一分散
により、できるだけ少ない量の導電性カーボンブ
ラツクで、低い体積固有抵抗値を有する材料を得
ることが1つの課題となつていた。 これまで、カーボンブラツクを熱可塑性樹脂中
に均一に分散させるには、カーボンブラツクに熱
可塑性樹脂との親和性を与える分散剤を添加する
か、あるいはカーボンブラツクを表面処理して分
散しやすくしたのち熱可塑性樹脂と混練する方法
などが行われている。しかし、これらの方法は、
補強用カーボンブラツクや顔料用カーボンブラツ
クを単に樹脂に練り込む場合などには、ある程度
その目的を達成しうるが、できるだけ少ないカー
ボンブラツクを用いて、低い体積固有抵抗値をも
つ導電性樹脂組成物を得る方法としては、まだ十
分満足しうるものとはいえない。 本発明者らは、簡単な手段で、導電性カーボン
ブラツクを樹脂中に均一に分散させ、優れた電気
特性を示す導電性樹脂組成物を製造する方法を開
発するために、鋭意研究を重ねた結果、フイブリ
ル化したポリテトラフルオロエチレンの存在下で
各成分を混練することによりその目的を達成しう
ることを見出し、この知見に基づいて本発明をな
すに至つた。 すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂と導電性カ
ーボンブラツクとを混練するに当り、各成分をフ
イブリル化したポリテトラフルオロエチレンの存
在下、このポリテトラフルオロエチレンの融点以
下で加熱混合して各成分中の粉体部分を拘束状態
にもたらしたのち、混練することを特徴とする導
電性樹脂組成物の製造方法を提供するものであ
る。 ある種のポリテトラフルオロエチレン、例えば
テトラフルオロエチレンの乳化重合により得られ
るデイスパージヨン又はこれを分離造粒して得ら
れるペースト押出用フアインパウダーは、圧縮、
せん断を加えることによつてフイブリル化するこ
とが知られている。 このフイブリル化可能なポリテトラフルオロエ
チレンは、デイスパージヨンの場合、平均粒径約
0.2ミクロンの粒子で、約60%コロイド水性懸濁
液となつているし、またフアインパウダーの場
合、この平均粒径約0.2ミクロンの一次粒子が平
均粒径約0.5mmのアグロメレート化した粉末とな
つている。これらはいずれも市販されており、容
易に入手することができる。 本発明で用いるフイブリル化ポリテトラフルオ
ロエチレンは、前記の粒子にあらかじめ圧縮、せ
ん断を加えてフイブリルとしたものでもよいし、
また前記の粒子をそのまま熱可塑性樹脂と導電性
カーボンブラツクとの混合物に加えたのち、圧
縮、せん断してフイブリル化したものでもよい。
そして、このようにしてフイブリル化した状態で
各成分と十分に混合すると、混合物中の粉体部分
すなわち導電性カーボンブラツク及び粉末状の熱
可塑性樹脂はこのフイブリルにより捕捉されてア
グロメレート化した状態となる。 本発明においては、フイブリル化したポリテト
ラフルオロエチレンを、上記の粉体部分のアグロ
メレートに必要な量だけ混合物中に存在させる。
この量は、粉体部分の種類、粒子径、樹脂との配
合割合、滑剤や帯電防止剤などの他の添加剤の有
無、あるいは使用する混合機の機種、混合条件な
どによつて左右されるが、通常、混合物中の粉体
部分100重量部当り、ポリテトラフルオロエチレ
ンの固形分0.02〜5重量部の範囲で選ばれる。 一般に、配合組成中の粉体部分の配合割合が大
きいほど、粉体の粒子径が小さいほど、フイラー
のかさ比重が小さいほど、また混合機のせん断エ
ネルギーや供給熱量が小さいほど多量のポリテト
ラフルオロエチレンの添加を必要とする。 本発明におけるフイブリル化ポリテトラフルオ
ロエチレンを得るための原料としては、例えばテ
フロン6J(登録商標、三井フロロケミカル社
製)、テフロン6JC(登録商標、三井フロロケミ
カル社製)、ポリフロンF103(登録商標、ダイキ
ン工業社製)、ポリフロンD―1(登録商標、ダ
イキン工業社製)、などの市販品が好適である。 また、本発明において用いられる熱可塑性樹脂
の例としては、ポリ塩化ビニル低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ABS樹脂などをあげることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、また2種以
上を混合して用いてもよい。使用に際しての形状
は、ペレツト状、か粒状又は粉状のいずれでもよ
い。 次に、本発明で用いられる導電性カーボンブラ
ツクは、一般の導電性樹脂組成物の製造に際して
慣用されているカーボンブラツクの中から任意に
選ぶことができる。このようなカーボンブラツク
の例としては、アセチレンブラツク、導電性フア
ーネスブラツク、副生カーボンブラツクなどをあ
げることができるが、特に吸油量(DBP値)が
100〜400ml/100を有するものが好適である。こ
のカーボンブラツクの配合量は、樹脂組成物全量
に基づき5〜50重量%が適当である。この量が5
重量%未満では、十分な電気特性が得られない
し、また50重量%を超えると機械的強度、成形性
が低下するので好ましくない。 本発明の実施に際しては、前記した成分に加え
て、所望に応じガラス繊維、アスベスト繊維など
の長繊維状補強剤、顔料、帯電防止剤、滑剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、カツプリング剤を添加
することもできる。 本発明において、熱可塑性樹脂と無機質フイラ
ーの混合物中の粉体部分をフイブリル化ポリテト
ラフルオロエチレンによりアグロメレート化する
のに用いる混合機については特に制限はなく、フ
イブリル化が起るに十分な圧縮、せん断を加えら
れるものである限り、任意に選択することができ
る。このようなものとしては、例えばリボンブレ
ンダー、ヘンシエルミキサー、ニーダーなどの回
分式混合機、熱媒ジヤケツトを備えたスクリユー
混合機などがある。この混合物は圧縮、せん断に
際して自己発熱するので外部からの加熱は必ずし
も必要ではない。 また、アグロメレート処理は、混合物全体につ
いて一度に行う必要はなく、混合物の一部につい
て行つた後で、さらに残りを追加して行うことも
できる。例えば、熱可塑性樹脂と導電性カーボン
ブラツクとフイブリル化しうるポリテトラフルオ
ロエチレンとを加熱混合し、ポリテトラフルオロ
エチレンをフイブリル化し、これによつて粉体状
原料を拘束させてもよいし、また熱可塑性樹脂及
び導電性カーボンブラツクのうちいずれか一方と
フイブリル化しうるポリテトラフルオロエチレン
とを加熱混合し、ポリテトラフルオロエチレンを
フイブリル化したのち、これにもう一方の原料を
加え、さらに加熱混合あるいは単に混合してもよ
いし、さらに熱可塑性樹脂及び導電性カーボンブ
ラツクのうちいずれか一方の原料の全部ともう一
方の原料の一部とフイブリル化しうるポリテトラ
フルオロエチレンを加熱混合して、ポリテトラフ
ルオロエチレンをフイブリル化させたのち、残り
の原料の全部を加えさらに加熱混合あるいは単に
混合することによりアグロメレート化してもよ
い。 本発明方法においては、このようにして得られ
た混合物を、混練能力を有する機械に供給し、使
用する熱可塑性樹脂の融点以上に保つて混練する
ことにより、所望の導電性樹脂組成物を得ること
ができる。この際使用される混練能力を有する機
械としては、例えばバンブリミキサー、インター
ミツクスなどの回分式混練機があるが、特に普通
に使用される連続押出機が好適である。 本発明により得られた導電性樹脂組成物は、そ
のまま所望の製品に押出成形してもよいし、また
ペレツト状に加工して成形原料として供給するこ
ともできる。この導電性樹脂組成物は、極めて均
質なものであり、カーボンブラツクが樹脂中に均
一に分散しているため、使用したカーボンブラツ
クの量が少なくても、比較的に低い体積固有抵抗
値を示すという特徴がある。また、機械的強度の
点においても、従来のものに比べて著しく高い値
を示す上に、成形時又は成形後において、吐出不
良や過熱による劣化などのトラブルを生じること
がないという利点がある。 このように、本発明によると、一般に汎用され
ている種々の混練能力を有する機械を用いること
ができ、しかも良質の製品を得ることができるの
で、非常に高い工業的意義を有する。 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 ポリ塩化ビニル樹脂パウダー100重量部に対
し、安定剤(アデカアーガス化学社製、商品名マ
ーク1500)3重量部、ワツクス1.5重量部、カー
ボンブラツク(アクゾ社製、商品名Ketjenblack
EC)6.6重量部及び異つた量のテフロン6J(三井
フロロケミカル社製、ペースト押出成形用フアイ
ンパウダー)を配合し、このものをそれぞれ内容
積20のスーパーミキサーに入れ、ジヤケツト温
度70℃、ブレード回転数750rpmで5分間加熱混
合した。 このようにして得た7種の試料を、40mm径のベ
ントタイプ単軸押出機(L/D=28、ダルメージ
タイプスクリユー、スクリユー圧縮比3.5、スク
リユー回転数80rpm)に供給し、厚さ2mmの板に
押出成形した。次いでこれを裁断して150×150×
2mmの試験片を3個ずつ作成した。この各試験片
についてASTM―D991に準拠して、その体積固
有抵抗値(Ωcm)を測定し、この結果を第1表に
示す。
るものである。さらに詳しくいえば、本発明は、
導電性カーボンブラツクを熱可塑性樹脂中に均一
に分散することにより、優れた性質をもつ導電性
樹脂組成物を製造する方法に関するものである。 本発明にいう導電性樹脂組成物とは、その体積
固有抵抗値が106Ωcm以下、一般に1×10-1〜1
×104Ωcmの、導電性もしくは半導体特性を示す
樹脂組成物である。 導電性カーボンブラツクを均一に分散して含有
する熱可塑性樹脂組成物は、優れた電気特性を有
するため、各種電気部品材料、建築材料等とし
て、各分野において広く使用されているが、その
原料であるカーボンブラツク及び熱可塑性樹脂の
入手が容易なことと、各種形状に成形しやすいこ
となどの理由で、近年ますます導電材料として注
目されるようになつてきた。 通常、この導電性樹脂組成物は、カーボンブラ
ツク粉末と、熱可塑性樹脂の粉末又はペレツトの
混合物を、その樹脂の溶融温度以上で混練し、カ
ーボンブラツクを樹脂中に均一に練り込むことに
よつて調製される。しかしながら、カーボンブラ
ツクと熱可塑性樹脂とは、それぞれの物性例えば
比重、粒度、流動性などが異なるため、かなり時
間をかけて混練してもカーボンブラツクの均一な
分散が困難であり、この組成物から成形した製品
において、体積固有抵抗値のバラツキを生じるの
を免れない。さらに、導電性カーボンブラツクの
分散が不均一であると、比較的高価な原料である
導電性カーボンブラツクの使用量を多くしても、
その割に体積固有抵抗値を低くすることができな
いという難点もある。 したがつて、導電性樹脂組成物の製造技術分野
においては、導電性カーボンブラツクの均一分散
により、できるだけ少ない量の導電性カーボンブ
ラツクで、低い体積固有抵抗値を有する材料を得
ることが1つの課題となつていた。 これまで、カーボンブラツクを熱可塑性樹脂中
に均一に分散させるには、カーボンブラツクに熱
可塑性樹脂との親和性を与える分散剤を添加する
か、あるいはカーボンブラツクを表面処理して分
散しやすくしたのち熱可塑性樹脂と混練する方法
などが行われている。しかし、これらの方法は、
補強用カーボンブラツクや顔料用カーボンブラツ
クを単に樹脂に練り込む場合などには、ある程度
その目的を達成しうるが、できるだけ少ないカー
ボンブラツクを用いて、低い体積固有抵抗値をも
つ導電性樹脂組成物を得る方法としては、まだ十
分満足しうるものとはいえない。 本発明者らは、簡単な手段で、導電性カーボン
ブラツクを樹脂中に均一に分散させ、優れた電気
特性を示す導電性樹脂組成物を製造する方法を開
発するために、鋭意研究を重ねた結果、フイブリ
ル化したポリテトラフルオロエチレンの存在下で
各成分を混練することによりその目的を達成しう
ることを見出し、この知見に基づいて本発明をな
すに至つた。 すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂と導電性カ
ーボンブラツクとを混練するに当り、各成分をフ
イブリル化したポリテトラフルオロエチレンの存
在下、このポリテトラフルオロエチレンの融点以
下で加熱混合して各成分中の粉体部分を拘束状態
にもたらしたのち、混練することを特徴とする導
電性樹脂組成物の製造方法を提供するものであ
る。 ある種のポリテトラフルオロエチレン、例えば
テトラフルオロエチレンの乳化重合により得られ
るデイスパージヨン又はこれを分離造粒して得ら
れるペースト押出用フアインパウダーは、圧縮、
せん断を加えることによつてフイブリル化するこ
とが知られている。 このフイブリル化可能なポリテトラフルオロエ
チレンは、デイスパージヨンの場合、平均粒径約
0.2ミクロンの粒子で、約60%コロイド水性懸濁
液となつているし、またフアインパウダーの場
合、この平均粒径約0.2ミクロンの一次粒子が平
均粒径約0.5mmのアグロメレート化した粉末とな
つている。これらはいずれも市販されており、容
易に入手することができる。 本発明で用いるフイブリル化ポリテトラフルオ
ロエチレンは、前記の粒子にあらかじめ圧縮、せ
ん断を加えてフイブリルとしたものでもよいし、
また前記の粒子をそのまま熱可塑性樹脂と導電性
カーボンブラツクとの混合物に加えたのち、圧
縮、せん断してフイブリル化したものでもよい。
そして、このようにしてフイブリル化した状態で
各成分と十分に混合すると、混合物中の粉体部分
すなわち導電性カーボンブラツク及び粉末状の熱
可塑性樹脂はこのフイブリルにより捕捉されてア
グロメレート化した状態となる。 本発明においては、フイブリル化したポリテト
ラフルオロエチレンを、上記の粉体部分のアグロ
メレートに必要な量だけ混合物中に存在させる。
この量は、粉体部分の種類、粒子径、樹脂との配
合割合、滑剤や帯電防止剤などの他の添加剤の有
無、あるいは使用する混合機の機種、混合条件な
どによつて左右されるが、通常、混合物中の粉体
部分100重量部当り、ポリテトラフルオロエチレ
ンの固形分0.02〜5重量部の範囲で選ばれる。 一般に、配合組成中の粉体部分の配合割合が大
きいほど、粉体の粒子径が小さいほど、フイラー
のかさ比重が小さいほど、また混合機のせん断エ
ネルギーや供給熱量が小さいほど多量のポリテト
ラフルオロエチレンの添加を必要とする。 本発明におけるフイブリル化ポリテトラフルオ
ロエチレンを得るための原料としては、例えばテ
フロン6J(登録商標、三井フロロケミカル社
製)、テフロン6JC(登録商標、三井フロロケミ
カル社製)、ポリフロンF103(登録商標、ダイキ
ン工業社製)、ポリフロンD―1(登録商標、ダ
イキン工業社製)、などの市販品が好適である。 また、本発明において用いられる熱可塑性樹脂
の例としては、ポリ塩化ビニル低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ABS樹脂などをあげることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、また2種以
上を混合して用いてもよい。使用に際しての形状
は、ペレツト状、か粒状又は粉状のいずれでもよ
い。 次に、本発明で用いられる導電性カーボンブラ
ツクは、一般の導電性樹脂組成物の製造に際して
慣用されているカーボンブラツクの中から任意に
選ぶことができる。このようなカーボンブラツク
の例としては、アセチレンブラツク、導電性フア
ーネスブラツク、副生カーボンブラツクなどをあ
げることができるが、特に吸油量(DBP値)が
100〜400ml/100を有するものが好適である。こ
のカーボンブラツクの配合量は、樹脂組成物全量
に基づき5〜50重量%が適当である。この量が5
重量%未満では、十分な電気特性が得られない
し、また50重量%を超えると機械的強度、成形性
が低下するので好ましくない。 本発明の実施に際しては、前記した成分に加え
て、所望に応じガラス繊維、アスベスト繊維など
の長繊維状補強剤、顔料、帯電防止剤、滑剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、カツプリング剤を添加
することもできる。 本発明において、熱可塑性樹脂と無機質フイラ
ーの混合物中の粉体部分をフイブリル化ポリテト
ラフルオロエチレンによりアグロメレート化する
のに用いる混合機については特に制限はなく、フ
イブリル化が起るに十分な圧縮、せん断を加えら
れるものである限り、任意に選択することができ
る。このようなものとしては、例えばリボンブレ
ンダー、ヘンシエルミキサー、ニーダーなどの回
分式混合機、熱媒ジヤケツトを備えたスクリユー
混合機などがある。この混合物は圧縮、せん断に
際して自己発熱するので外部からの加熱は必ずし
も必要ではない。 また、アグロメレート処理は、混合物全体につ
いて一度に行う必要はなく、混合物の一部につい
て行つた後で、さらに残りを追加して行うことも
できる。例えば、熱可塑性樹脂と導電性カーボン
ブラツクとフイブリル化しうるポリテトラフルオ
ロエチレンとを加熱混合し、ポリテトラフルオロ
エチレンをフイブリル化し、これによつて粉体状
原料を拘束させてもよいし、また熱可塑性樹脂及
び導電性カーボンブラツクのうちいずれか一方と
フイブリル化しうるポリテトラフルオロエチレン
とを加熱混合し、ポリテトラフルオロエチレンを
フイブリル化したのち、これにもう一方の原料を
加え、さらに加熱混合あるいは単に混合してもよ
いし、さらに熱可塑性樹脂及び導電性カーボンブ
ラツクのうちいずれか一方の原料の全部ともう一
方の原料の一部とフイブリル化しうるポリテトラ
フルオロエチレンを加熱混合して、ポリテトラフ
ルオロエチレンをフイブリル化させたのち、残り
の原料の全部を加えさらに加熱混合あるいは単に
混合することによりアグロメレート化してもよ
い。 本発明方法においては、このようにして得られ
た混合物を、混練能力を有する機械に供給し、使
用する熱可塑性樹脂の融点以上に保つて混練する
ことにより、所望の導電性樹脂組成物を得ること
ができる。この際使用される混練能力を有する機
械としては、例えばバンブリミキサー、インター
ミツクスなどの回分式混練機があるが、特に普通
に使用される連続押出機が好適である。 本発明により得られた導電性樹脂組成物は、そ
のまま所望の製品に押出成形してもよいし、また
ペレツト状に加工して成形原料として供給するこ
ともできる。この導電性樹脂組成物は、極めて均
質なものであり、カーボンブラツクが樹脂中に均
一に分散しているため、使用したカーボンブラツ
クの量が少なくても、比較的に低い体積固有抵抗
値を示すという特徴がある。また、機械的強度の
点においても、従来のものに比べて著しく高い値
を示す上に、成形時又は成形後において、吐出不
良や過熱による劣化などのトラブルを生じること
がないという利点がある。 このように、本発明によると、一般に汎用され
ている種々の混練能力を有する機械を用いること
ができ、しかも良質の製品を得ることができるの
で、非常に高い工業的意義を有する。 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 ポリ塩化ビニル樹脂パウダー100重量部に対
し、安定剤(アデカアーガス化学社製、商品名マ
ーク1500)3重量部、ワツクス1.5重量部、カー
ボンブラツク(アクゾ社製、商品名Ketjenblack
EC)6.6重量部及び異つた量のテフロン6J(三井
フロロケミカル社製、ペースト押出成形用フアイ
ンパウダー)を配合し、このものをそれぞれ内容
積20のスーパーミキサーに入れ、ジヤケツト温
度70℃、ブレード回転数750rpmで5分間加熱混
合した。 このようにして得た7種の試料を、40mm径のベ
ントタイプ単軸押出機(L/D=28、ダルメージ
タイプスクリユー、スクリユー圧縮比3.5、スク
リユー回転数80rpm)に供給し、厚さ2mmの板に
押出成形した。次いでこれを裁断して150×150×
2mmの試験片を3個ずつ作成した。この各試験片
についてASTM―D991に準拠して、その体積固
有抵抗値(Ωcm)を測定し、この結果を第1表に
示す。
【表】
この表から明らかなように、本発明の組成物の
中、テフロン使用量が粉体部分の重量当り0.02〜
5.0重量%のものは、特に低い体積固有抵抗値を
示し、また各試験片間におけるバラツキも小さ
い。 実施例 2 実施例1で得た組成物の中、試料番号1と4の
組成を選び、これをスーパーミキサーで混合した
のち、40mm径ベントタイプ単軸押出機(L/D=
28、ダルメージタイプスクリユー、スクリユー圧
縮比3.5、スクリユー回転数80rpm)に供給し、
ペレツト化した。次いでこのペレツトをプレス成
形して150×150×2mmの試験片各5枚を作成し、
これについて、ASTM―D991に準拠して体積固
有抵抗値(Ωcm)を測定した。この結果を第2表
に示す。
中、テフロン使用量が粉体部分の重量当り0.02〜
5.0重量%のものは、特に低い体積固有抵抗値を
示し、また各試験片間におけるバラツキも小さ
い。 実施例 2 実施例1で得た組成物の中、試料番号1と4の
組成を選び、これをスーパーミキサーで混合した
のち、40mm径ベントタイプ単軸押出機(L/D=
28、ダルメージタイプスクリユー、スクリユー圧
縮比3.5、スクリユー回転数80rpm)に供給し、
ペレツト化した。次いでこのペレツトをプレス成
形して150×150×2mmの試験片各5枚を作成し、
これについて、ASTM―D991に準拠して体積固
有抵抗値(Ωcm)を測定した。この結果を第2表
に示す。
【表】
この表から明らかなように、テフロンを併用し
ないものは、体積固有抵抗値が大きく、かつその
バラツキが著しいにもかかわらず、テフロンを併
用したものは体積固有抵抗値が小さく、かつその
バラツキがない。 実施例 3 ポリ塩化ビニルパウダー100重量部に対し、安
定剤(アデカアーガス化学社製、商品名マーク
1500)3重量部、ワツクス1.5重量部、アセチレ
ンブラツク(電気化学工業社製、商品名デンカブ
ラツク)26重量部及びテフロン6J(三井フロロケ
ミカル社製、ペースト押出成形用フアインパウダ
ー)0.3重量部を配合し、これを内容積20のス
ーパーミキサーに入れ、ジヤケツト温度70℃、ブ
レード回転数750rpmで5分間加熱混合した。こ
のようにして得た原料を90mm径ベントタイプ単軸
押出機(L/D=28、ダルメージタイプスクリユ
ー、スクリユー圧縮比3.5、スクリユー回転数
80rpm)に供給し、厚さ2mmの板に押出成形し
た。次にこの板を裁断して150×150×2mmの試験
片5枚を作成した。この各試験片について
ASTM―D991に準拠して体積固有抵抗値(Ω
cm)を測定した。また、比較のためにテフロン6J
を含まない試験片5枚を作成し、これについて同
様にして体積固有抵抗値を測定した。これらの結
果を第3表に示す。
ないものは、体積固有抵抗値が大きく、かつその
バラツキが著しいにもかかわらず、テフロンを併
用したものは体積固有抵抗値が小さく、かつその
バラツキがない。 実施例 3 ポリ塩化ビニルパウダー100重量部に対し、安
定剤(アデカアーガス化学社製、商品名マーク
1500)3重量部、ワツクス1.5重量部、アセチレ
ンブラツク(電気化学工業社製、商品名デンカブ
ラツク)26重量部及びテフロン6J(三井フロロケ
ミカル社製、ペースト押出成形用フアインパウダ
ー)0.3重量部を配合し、これを内容積20のス
ーパーミキサーに入れ、ジヤケツト温度70℃、ブ
レード回転数750rpmで5分間加熱混合した。こ
のようにして得た原料を90mm径ベントタイプ単軸
押出機(L/D=28、ダルメージタイプスクリユ
ー、スクリユー圧縮比3.5、スクリユー回転数
80rpm)に供給し、厚さ2mmの板に押出成形し
た。次にこの板を裁断して150×150×2mmの試験
片5枚を作成した。この各試験片について
ASTM―D991に準拠して体積固有抵抗値(Ω
cm)を測定した。また、比較のためにテフロン6J
を含まない試験片5枚を作成し、これについて同
様にして体積固有抵抗値を測定した。これらの結
果を第3表に示す。
【表】
この表から明らかなように、テフロン6Jを含ま
ないものは体積固有抵抗値が大きく、しかもバラ
ツキが認められるが、テフロン6Jを含むものは体
積固有抵抗値が小さく、しかもバラツキが認めら
れない。 実施例 4 実施例3におけるアセチレンブラツクの代り
に、導電性フアーネスブラツク(キヤボツト社
製、商品名Vulcan XC72)を用い他は同じ条件
で導電性樹脂組成物の試験片を作成し、同様にし
て体積固有抵抗値を測定した。この結果を第4表
に示す。
ないものは体積固有抵抗値が大きく、しかもバラ
ツキが認められるが、テフロン6Jを含むものは体
積固有抵抗値が小さく、しかもバラツキが認めら
れない。 実施例 4 実施例3におけるアセチレンブラツクの代り
に、導電性フアーネスブラツク(キヤボツト社
製、商品名Vulcan XC72)を用い他は同じ条件
で導電性樹脂組成物の試験片を作成し、同様にし
て体積固有抵抗値を測定した。この結果を第4表
に示す。
【表】
この表から明らかなようにテフロン6Jを含まな
いものは体積固有抵抗値が大きく、しかもバラツ
キが認められるが、テフロン6Jを含むものは体積
固有抵抗値が小さく、しかもバラツキが認められ
ない。 実施例 5 高密度ポリエチレンパウダー100重量部に対し
カーボンブラツク(アクゾ社製、商品名Ketjen
―black EC)8重量部及びテフロン6J0.3重量部
を配合したものと、比較のためテフロン6Jを配合
しないものとを、それぞれスーパーミキサーで混
合したのち90mm径ベントタイプ単軸押出機(L/
D=28、ダルメージタイプスクリユー、スクリユ
ー圧縮比3.5、スクリユー回転数(80rpm)に供
給し、厚さ2mmの押出成形した。次にこの板を裁
断して150×150×2mmの試験片おのおの5枚を作
成した。これをASTM―D991に準拠して体積固
有抵抗値を測定した。結果を第5表に示す。
いものは体積固有抵抗値が大きく、しかもバラツ
キが認められるが、テフロン6Jを含むものは体積
固有抵抗値が小さく、しかもバラツキが認められ
ない。 実施例 5 高密度ポリエチレンパウダー100重量部に対し
カーボンブラツク(アクゾ社製、商品名Ketjen
―black EC)8重量部及びテフロン6J0.3重量部
を配合したものと、比較のためテフロン6Jを配合
しないものとを、それぞれスーパーミキサーで混
合したのち90mm径ベントタイプ単軸押出機(L/
D=28、ダルメージタイプスクリユー、スクリユ
ー圧縮比3.5、スクリユー回転数(80rpm)に供
給し、厚さ2mmの押出成形した。次にこの板を裁
断して150×150×2mmの試験片おのおの5枚を作
成した。これをASTM―D991に準拠して体積固
有抵抗値を測定した。結果を第5表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂と導電性カーボンブラツクとを
混練するに当り、各成分をフイブリル化したポリ
テトラフルオロエチレンの存在下、このポリテト
ラフルオロエチレンの融点以下で加熱混合して各
成分中の粉体部分を拘束状態にもたらしたのち、
混練することを特徴とする導電性樹脂組成物の製
造方法。 2 導電性カーボンブラツクの量が、組成物全量
に基づき5〜50重量%である特許請求の範囲第1
項記載の方法。 3 フイブリル化したポリテトラフルオロエチレ
ンの量が、粉体部分100重量部当り0.02〜5重量
部である特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10880279A JPS5665027A (en) | 1979-08-27 | 1979-08-27 | Production of conductive resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10880279A JPS5665027A (en) | 1979-08-27 | 1979-08-27 | Production of conductive resin composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5665027A JPS5665027A (en) | 1981-06-02 |
| JPS6255533B2 true JPS6255533B2 (ja) | 1987-11-20 |
Family
ID=14493844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10880279A Granted JPS5665027A (en) | 1979-08-27 | 1979-08-27 | Production of conductive resin composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5665027A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11339263B2 (en) | 2015-03-16 | 2022-05-24 | Shpp Global Technologies B.V. | Fibrillated polymer compositions and methods of their manufacture |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60188439A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-25 | Meidensha Electric Mfg Co Ltd | 導電性複合材料 |
| JPS61151267A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-09 | Taiho Kogyo Co Ltd | 導電性摺動樹脂材料 |
| JPH0822928B2 (ja) * | 1987-05-15 | 1996-03-06 | 馨 岡本 | マスタ−バッチの製造法 |
| JPH0774300B2 (ja) * | 1989-10-25 | 1995-08-09 | セントラル硝子株式会社 | 軟質フッ素樹脂組成物 |
-
1979
- 1979-08-27 JP JP10880279A patent/JPS5665027A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11339263B2 (en) | 2015-03-16 | 2022-05-24 | Shpp Global Technologies B.V. | Fibrillated polymer compositions and methods of their manufacture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5665027A (en) | 1981-06-02 |
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