JPS6256621B2 - - Google Patents
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- JPS6256621B2 JPS6256621B2 JP57068592A JP6859282A JPS6256621B2 JP S6256621 B2 JPS6256621 B2 JP S6256621B2 JP 57068592 A JP57068592 A JP 57068592A JP 6859282 A JP6859282 A JP 6859282A JP S6256621 B2 JPS6256621 B2 JP S6256621B2
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Classifications
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J25/00—Transit-time tubes, e.g. klystrons, travelling-wave tubes, magnetrons
- H01J25/02—Tubes with electron stream modulated in velocity or density in a modulator zone and thereafter giving up energy in an inducing zone, the zones being associated with one or more resonators
- H01J25/10—Klystrons, i.e. tubes having two or more resonators, without reflection of the electron stream, and in which the stream is modulated mainly by velocity in the zone of the input resonator
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/02—Electrodes; Magnetic control means; Screens
- H01J23/08—Focusing arrangements, e.g. for concentrating stream of electrons, for preventing spreading of stream
- H01J23/087—Magnetic focusing arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J25/00—Transit-time tubes, e.g. klystrons, travelling-wave tubes, magnetrons
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- H01J25/12—Klystrons, i.e. tubes having two or more resonators, without reflection of the electron stream, and in which the stream is modulated mainly by velocity in the zone of the input resonator with pencil-like electron stream in the axis of the resonators
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- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はクライストロン装置の改良に関する。
クライストロン装置は、周知のように直進電子
ビームを発生する電子銃部、電子ビーム路に沿つ
て配置された入力空胴、1個又は複数個の中間空
胴、出力空胴、これらを相互に連結するドリフト
管、用済みの電子ビームを捕集するコレクタ部、
および電子ビームを集束するための集束磁界装置
を有してなり、マイクロ波の増幅や発振をおこな
わせるものである。 そして近来はとくに、入出力変換効率を高める
ため各空胴間を接続するドリフト管の長さを中間
空胴から出力空胴にかけて順次短くして不等配分
にするとともに、高効率および所要の帯域特性が
得られるように各空胴の同調周波数を適宜異なら
せて動作させる多空胴ビーム直進形クライストロ
ン装置が広く使用されている。 ところで、このような電子ビーム直進形クライ
ストロン装置を、連続波あるいは変調周波数の低
い信号の振幅増幅に使用する場合には非常に安定
で高い入出力変換効率での動作が得られる。しか
しパルス信号の増幅あるいはテレビジヨン放送用
電波の同期信号の如くパルス状信号を含む信号の
増幅においては、しばしば第1図に符号aで示す
ような数MHz前後の周波数での振動や、第2図に
符号bで示すような不安定な出力レベル変動を生
じることがある。このような現象は、飽和出力に
対して60%ぐらいの出力レベルから上のレベルで
断続的に発生する。また負荷の定在波比が劣化し
た場合には50%以下の出力レベルでも発生するこ
とがある。このような不所望な現象の発生を皆無
とするには入出力変換効率を50%以下にまでおと
して使用せざるを得ない。 このような不安定現象が起る理由は、出力空胴
に高周波を誘起することにより速度エネルギーを
失つた電子が、その下流のドリフト管あるいはコ
レクタ部に滞留してその空間電荷によりこの付近
の電位を一層低める結果、高周波成分をもつ電子
の一部が電子銃方向に逆行して上流の空胴に高周
波電界を誘起するとともにこの高周波電界により
順行電子ビームが速度変調を受け、高周波出力を
不安定にするものと考えられる。そこでこのよう
な逆行電子をドリフト管の一部に強制的に捕捉さ
せるようにしたクライストロン装置が、米国特許
第4099133号明細書に開示されている。それによ
れば、出力空胴の下流又はすぐ上流のドリフト管
のまわりに磁石又は強磁性体を配置して電子ビー
ム路上の集束磁界を部分的に曲げて逆行電子をド
リフト管壁に捕捉しようとする構成である。 ところで、逆行電子をドリフト管の一部に捕捉
するためのみであれば、ビーム集束電界を曲げる
位置とそのための手段の設置位置はどこでもよい
ように思える。しかしながら、逆行電子による高
周波出力の不安定現象を抑制しつつ出力変換効率
を最大にできるビーム集束磁界分布の設定が、と
くに重要であることを本発明者は見い出した。 本発明は以上のような事情にもとづいてなされ
たもので、前述のような不所望な振動、出力レベ
ルの変動などの現象を防止して安定で高い入出力
変換効率の動作を得ることのできるビーム直進形
クライストロン装置を提供するものである。 以下、図面を参照してその実施例を説明する。
なお同一部分は同一符号であらわす。 第3図乃至第8図に示す実施例は、UHFテレ
ビジヨン放送用電力増幅機に使用される5空胴直
進形クライストロン装置である。クライストロン
管本体20はその空胴群が集束磁界装置21の内
側に配設されている。管本体20は、電子ビーム
を発生する電子銃部22、第1ドリフト管23、
入力線路24が接続された共振器からなる入力空
胴25、第2ドリフト管26、ダミーロード27
が接続された共振器からなる第1中間空胴28、
第3ドリフト管29、ダミーロード30が接続さ
れた共振器からなる第2中間空胴31、第4ドリ
フト管32、ダミーロードのない高いQの共振器
からなる第3中間空胴33、第5ドリフト管3
4、出力同軸線路35が接続された共振器からな
る出力空胴36、第6ドリフト管37、および電
子ビームを捕集するためのコレクタ部38が、電
子ビーム路の上流から下流へ順次配列されてな
る。各ドリフト管の開口端部は各空胴内で所定の
間隙をおいて相対向しており、空胴間隙をつくつ
ている。そして各ドリフト管長すなわち空胴間隙
の中心間の長さ(l1)、(l2)、(l3)、(l4)は、高
効
率を得る目的で(l2)が最も長く、次に(l1)、
(l3)、(l4)の順に短かい関係になつている。つま
りこの発明は、中間空胴が2個もしくはそれ以上
の多空胴形クライストロン装置で、ドリフト管の
長さすなわち各空胴間隙の間隔が、例えば第3図
に示したように出力空胴とそのすぐ上流の中間空
胴33との間のドリフト管34の長さ(l4)が、
その1つ上流のドリフト管32またはさらにその
1つ上流のドリフト管29の長さ(l3)又は(l2)
よりも短かく構成されている。また各空胴の同調
周波数は、高効率、高利得および広帯域特性を得
る目的で、入力空胴がわから(f1)、(f2)、(f3)、
(f4)、(f5)とし、動作中心周波数を(f0)とすると
第5図に示すような関係にそれぞれ離調されてい
る。なお、第2中間空胴31と第3中間空胴33
の同調関係を図と逆に入れ替えてもよい。そして
各空胴のQも総合の帯域特性が第5図に示すよう
に所定の帯域幅になるようにしている。管本体2
0には、電子銃部22と入力空胴25との間、お
よび出力空胴36とコレクタ部38との間にそれ
ぞれ強磁性体からなる円板状磁極板(ポールピー
ス)39,40が、各ドリフト管23,37にそ
れぞれの中央孔が一体的に固着されている。これ
ら磁極板には集束磁界装置21の継鉄枠41の上
下端板42,43が磁気的に結合されている。継
鉄枠41の内側には、管本体の管軸cと同心状と
なるように巻かれた4個の電磁石コイル44,4
5,46,47が所定間隔をおいて配置されてお
り、これによつて生じる一方向の磁束が、管軸c
すなわち電子ビーム路に平行に導かれる。 そして、出力空胴36とコレクタ部がわに近接
する磁極板40との間に、この部分のドリフト管
37の外周に磁束拡散部材50が管軸cに対して
同心状に配置されている。この実施例で磁束拡散
部材50は、鉄のような強磁性体の円筒からな
り、以下の説明ではこれを単に磁性円筒51と記
載する。この部分すなわち出力空胴、磁極板、コ
レクタ部の付近の構造を第4図により説明する。
第5ドリフト管34の途中の外周に銅製の出力空
胴壁板52が気密封着され、これと対向するよう
に第6ドリフト管37の途中の外周にもう1枚の
出力空胴壁板53が気密封着されている。これら
2枚の円板状出力空胴壁板52,53の間に、円
筒状セラミツク誘電体からなる真空外囲器54が
気密封着されており、またその外周に箱形の外付
空胴箱55がねじ56により接続固定され、出力
空胴36を形づくつている。第6ドリフト管37
は内径がコレクタ部がわに順次径大となるように
形成されその上方開口部は磁極板40の中央孔4
0aに気密に鑞接され、外周には複数のラジエー
タフイン57が積層固着されている。磁極板40
にはステンレス鋼の支持リング58および円板5
9、さらに絶縁セラミツクのスペーサ60を介し
て銅製のコレクタ電極61が気密に接合されてお
り、コレクタ部38を構成している。なお第6ド
リフト管37のフイン外周の、出力空胴壁板53
と磁極板40との間には、ステンレス鋼のような
非磁性体であつて機械的強度の強い補強円筒62
が、セラミツク誘電体製の外囲器54と対応する
位置に鑞接されている。またコレクタ電極61の
下側には銅製円筒63が接続され、これはコレク
タの延長部としてはたらく。さて磁性円筒51は
補強円筒62の外周に巻きつけられており、その
一端開口面51aが磁極板40の中央孔40aよ
りも外側の内面に密接されて磁気的に接続されて
おり、他端開口面51bはドリフト管37に沿つ
て出力空胴36の方に延長され、その空胴壁板5
3の付近まで延長して配置されている。なお補強
円筒62と磁性円筒51とには、内側のラジエー
タフイン57に冷却空気を導入、排出するための
孔64が円周上に複数個形成されている。 次にこのクライストロン装置の電子ビーム集束
磁界の分布について説明する。第7図および第8
図に、この発明実施例の構造をそれぞれの図の右
側aに、それに対応する電子ビーム路上(すなわ
ち管軸c上)の磁束密度分布をそれぞれの図の左
側bに実線曲線Rで示している。すなわちこの発
明の装置は、磁束拡散部材50によりビーム路上
の磁束密度の最大位置(k)が出力空胴36の間隙G
よりもわずかに上流に位置し、そこから下流側で
磁束fが放射方向に拡散して磁束密度が急に低下
する分布になつている。この磁束密度最大点の位
置(k)は、上述のように出力空胴間隙Gよりも上流
側で且つこの出力空胴間隙Gから上流方向にこの
部分のドリフト管長(l4)すなわち出力空胴間隙
中心gとその1つ上流の中間空胴の空胴間隙中心
jとの間の距離の3/5までの領域にあるように設
定されている。 なお磁性円筒を有しない場合の磁束密度分布
は、同図にそれぞれ点線曲線pで示すようにコレ
クタ部側磁極板40の中央孔の位置(h)のわずか上
流に磁束密度最大点が位置している。 なおまた、この磁束密度分布は出力空胴間隙中
心gと磁極板40の中央孔40aの内側位置(h)と
中間の位置(i)におけるビーム路上の磁束密度が、
出力空胴間隙中心gの位置での磁束密度の60%〜
85%の範囲になるようにすることが特性上さらに
好ましい。なお磁極板40内面の中央孔40aの
位置での磁束密度は出力空胴間隙位置の50%以下
の磁束密度であり、これは磁性円筒がないときよ
りも少し低い値となる。本発明における磁性円筒
51は、このように電子ビーム路上の磁束が出力
空胴間隙中心よりも上流側で外側へ拡散され、ビ
ーム路上の磁束密度がこの付近から下流側で急激
に低下しはじめるように設けたものである。 出力空胴の1つ上流の中間空胴およびさらにそ
の上流の空胴で速度変調をうけた電子ビームが、
出力空胴間隙の直前でより大きい高周波成分をも
つように集群される。そして出力空胴間隙よりも
上流側で且つこの出力空胴間隙からドリフト管長
の3/5までの領域にビーム集束磁界の磁束密度最
大点が位置される分布となつているので、出力空
胴間隙よりも上流で電子ビームがより強く集束さ
れ、電子の反発力による拡散が抑制されるととも
にこの磁束密度最大点から下流となる出力空胴間
隙ではビーム集束力が再び緩和され電子ビームと
出力空胴との高周波結合が強くなり入出力変換効
率が改善される。 本発明者は、磁極板の中央孔の内径(直径)が
32mm、この磁極板から第6ドリフト管の出力空胴
間隙までの長さが100mm、ドリフト管の最小部内
径が22mmである場合、磁性円筒51として厚さ
1.5mm、内径120mm、長さ53mmの鉄円筒を、一端が
磁極板に接するようにして同心状に配置し、高周
波出力信号の不安定現象が生じない最大入出力変
換効率を測定した。その結果、磁性円筒がない場
合は約55%の効率であるのに対し、本発明では63
%に改善することができた。なお上述の例で磁性
円筒は、その長さを約半分の28mmにすると効果が
非常に薄れてしまい、他方、磁束密度最大点がド
リフト管長(l4)の3/5以上上流側に位置する如く
その長さを大幅に長くし、出力空胴間隙よりもは
るかに上流の位置たとえば出力空胴の1つ上流の
空胴付近から磁束が拡散するような磁束密度分布
にしてしまうと、主電子ビームそのものの集束を
乱してしまつてむしろ不都合が生ずる。また磁性
円筒は磁極板から少し離して配置してもよい。こ
の場合は両者を密接させた場合よりも円筒の長さ
を幾分長くする必要がある。しかし離して配置し
ても両者は磁気的には空間を介して結合してお
り、実用上大差ない。なお主電子ビームすなわち
入力空胴がわからコレクタ部へ向かう順行電子ビ
ームは、このような磁性円筒を配置してもほとん
どすべてコレクタ部へ捕集されることが確かめら
れた。具体的にはドリフト管へ流入する電子流に
よるドリフト管電流と、コレクタ部へ捕集される
電子ビームによるコレクタ電流とを、第6図に示
した絶縁スペーサ60で電気的に両者を分離し、
一方電位は同電位として動作させて測定したとこ
ろ、コレクタ電流が2.1Aのとき、磁性円筒がな
い場合はドリフト管電流が10mAであるのに対
し、磁性円筒を配置した本発明の場合はこれより
も若干増えるがそれでも15mAで、これはコレク
タ電流の0.7%にすぎず、主電子ビームのコレク
タ部への直進を妨げるほどのものではないといえ
る。このように本発明の磁界分布は、主電子ビー
ムの直進に対してはほとんど悪影響を与えず、速
度の遅い電子あるいは逆行電子に対してこれを速
やかにドリフト管に捕集させるように作用する。 第9図に示す実施例は、コレクタ部38に近く
設けられた磁極板40の外周に磁気的に補助磁極
板71を結合し、磁極板40の裏面に磁束拡散部
材50を磁気的に接続したものである。磁束拡散
部材50は磁性円筒51の下端に外方へ拡がるフ
ランジ部73が一体的に設けられた強磁性体から
なつている。フランジ部73は出力空胴壁55の
近くに位置し、この空胴壁55の外径寸法よりは
小さい寸法の円板である。 これによつて磁束は出力空胴間隙Gよりも少し
上流から拡散する。このため前述のように戻りビ
ームの発生を抑制するとともに電子ビームと出力
空胴との高周波結合が改善される。 第10図乃至第13図に示す本発明の各実施例
は、いずれも磁束拡散部材50の変形例を示すも
のである。第10図に示す実施例は、コレクタ部
38に近く設けられた磁極板40の外周に磁気的
に結合された補助磁極板71の内側に、半断面が
クランク状に曲げて形成された強磁性体の磁性円
筒51およびフランジ部73からなる磁束拡散部
材50をねじ72により固定してある。この磁性
円筒51の下側の内方に延びるフランジ部73は
磁極板40と平行になつており、その端部開口5
1bはドリフト管37の外周の補強円筒62の近
くまで延ばされている。この実施例も磁束拡散部
材50により電子ビーム路上の磁束の一部が出力
空胴間隙Gよりもすぐ上流付近から外側へ拡げら
れる。 第11図に示す実施例は、磁束拡散部材50を
その一端に径小にして磁極板40の中央孔40a
の部分に接続し、外側へ拡げたテーパ部74をつ
くつたうえ径大な円筒部75をねじ76により固
定し、これをドリフト管37に沿つて出力空胴3
6の方に延長したものである。これは円筒部75
をねじ76により出力空胴間隙との相対位置が調
整できるようにしてあり、この円筒部75の調節
によつて電子ビーム路上の磁束の一部の拡がり具
合を所望に応じて微調整できる。 第12図に示す実施例は、コレクタ側の電磁石
47を出力空胴36に一部同軸的にかかる位置に
おき、継鉄端板43の円筒部43aの内側に補助
磁極板71を設けこれを磁性円筒51の下端に接
続し、さらにこの磁性円筒51の上端にコレクタ
部38に近接しドリフト管37に結合された磁極
板40を結合したものである。この実施例では補
助磁極板71と磁性円筒とで磁束拡散部材50を
構成するとともに、これらはまた事実上磁界装置
の磁極板の一部を構成している。これによつて管
軸上の磁束密度分布をその最大点が出力空胴間隙
Gよりもわずか上流に位置させそこからコレクタ
部がわに急激に低下する分布とすることができ
る。 以上の実施例では、ドリフト管の外側に磁性円
筒を付加したものであるが、これに限らず、例え
ば第6図に示す補強円筒62そのものを鉄のよう
な強磁性体で形成して、これで磁性円筒を兼ねて
もよい。この場合はわざわざ第6図の磁性円筒5
1を外付けしなくてよいため構造が不所望に複雑
にならず、実用性がさらに増す。 また同様に、第6図において出力空胴壁板53
の一部または全部を強磁性体で形成してもよい。
この場合、強磁性体で形成した出力空胴壁板53
は磁気的には磁極板40との間の比較的大きな空
間を介して接続され、電子ビーム路上の磁束の一
部が出力空胴間隙よりもわずか上流で外側へ拡が
りはじめるようになる。なおこの場合、第5図の
磁性円筒51を使用してもよく、この磁性円筒の
長さを適当に選らべば、所望の本発明の磁界分布
に調節することもできる。 また第6図に示すドリフト管37の外周に積層
したラジエータフイン57の一部または全部を強
磁性体で形成して、外側の磁性円筒を省略しても
よい。 第13図に示す実施例は、ドリフト管37の外
側に、リング状の永久磁石78を配置したもので
ある。この場合、同図に示すように上側磁極板4
0がN極であれば、永久磁石78を上側がS極、
下側がN極となるように着磁しておく。これによ
つて磁石による磁界の一部が磁極板とも結合し、
電子ビーム路上の集束用磁束の一部は出力空胴間
隙Gよりもわずか上流で外側へ拡げられこの付近
からビーム路上の磁束密度が急に低下する分布に
できる。磁石78は電磁石であつてもよく、これ
によつて磁束拡散部材50を構成してもよい。 なお、以上の実施例は、ドリフト管の外周に円
筒状の磁石あるいは強磁性体を同心状に設けた例
であるが、これに限らず、電子ビーム路のまわり
の近くに棒状、半円状、U字状など任意形状の磁
石あるいは強磁性体片を、ビーム路に対して対称
に、あるいは非対称に配置してもよい。 さらにまた、本発明はコレクタ電位低下形のク
ライストロン装置にも適用できる。 以上のように、本発明のクライストロン装置は
比較的簡単な構造で高効率、安定な動作特性を得
ることができる。
ビームを発生する電子銃部、電子ビーム路に沿つ
て配置された入力空胴、1個又は複数個の中間空
胴、出力空胴、これらを相互に連結するドリフト
管、用済みの電子ビームを捕集するコレクタ部、
および電子ビームを集束するための集束磁界装置
を有してなり、マイクロ波の増幅や発振をおこな
わせるものである。 そして近来はとくに、入出力変換効率を高める
ため各空胴間を接続するドリフト管の長さを中間
空胴から出力空胴にかけて順次短くして不等配分
にするとともに、高効率および所要の帯域特性が
得られるように各空胴の同調周波数を適宜異なら
せて動作させる多空胴ビーム直進形クライストロ
ン装置が広く使用されている。 ところで、このような電子ビーム直進形クライ
ストロン装置を、連続波あるいは変調周波数の低
い信号の振幅増幅に使用する場合には非常に安定
で高い入出力変換効率での動作が得られる。しか
しパルス信号の増幅あるいはテレビジヨン放送用
電波の同期信号の如くパルス状信号を含む信号の
増幅においては、しばしば第1図に符号aで示す
ような数MHz前後の周波数での振動や、第2図に
符号bで示すような不安定な出力レベル変動を生
じることがある。このような現象は、飽和出力に
対して60%ぐらいの出力レベルから上のレベルで
断続的に発生する。また負荷の定在波比が劣化し
た場合には50%以下の出力レベルでも発生するこ
とがある。このような不所望な現象の発生を皆無
とするには入出力変換効率を50%以下にまでおと
して使用せざるを得ない。 このような不安定現象が起る理由は、出力空胴
に高周波を誘起することにより速度エネルギーを
失つた電子が、その下流のドリフト管あるいはコ
レクタ部に滞留してその空間電荷によりこの付近
の電位を一層低める結果、高周波成分をもつ電子
の一部が電子銃方向に逆行して上流の空胴に高周
波電界を誘起するとともにこの高周波電界により
順行電子ビームが速度変調を受け、高周波出力を
不安定にするものと考えられる。そこでこのよう
な逆行電子をドリフト管の一部に強制的に捕捉さ
せるようにしたクライストロン装置が、米国特許
第4099133号明細書に開示されている。それによ
れば、出力空胴の下流又はすぐ上流のドリフト管
のまわりに磁石又は強磁性体を配置して電子ビー
ム路上の集束磁界を部分的に曲げて逆行電子をド
リフト管壁に捕捉しようとする構成である。 ところで、逆行電子をドリフト管の一部に捕捉
するためのみであれば、ビーム集束電界を曲げる
位置とそのための手段の設置位置はどこでもよい
ように思える。しかしながら、逆行電子による高
周波出力の不安定現象を抑制しつつ出力変換効率
を最大にできるビーム集束磁界分布の設定が、と
くに重要であることを本発明者は見い出した。 本発明は以上のような事情にもとづいてなされ
たもので、前述のような不所望な振動、出力レベ
ルの変動などの現象を防止して安定で高い入出力
変換効率の動作を得ることのできるビーム直進形
クライストロン装置を提供するものである。 以下、図面を参照してその実施例を説明する。
なお同一部分は同一符号であらわす。 第3図乃至第8図に示す実施例は、UHFテレ
ビジヨン放送用電力増幅機に使用される5空胴直
進形クライストロン装置である。クライストロン
管本体20はその空胴群が集束磁界装置21の内
側に配設されている。管本体20は、電子ビーム
を発生する電子銃部22、第1ドリフト管23、
入力線路24が接続された共振器からなる入力空
胴25、第2ドリフト管26、ダミーロード27
が接続された共振器からなる第1中間空胴28、
第3ドリフト管29、ダミーロード30が接続さ
れた共振器からなる第2中間空胴31、第4ドリ
フト管32、ダミーロードのない高いQの共振器
からなる第3中間空胴33、第5ドリフト管3
4、出力同軸線路35が接続された共振器からな
る出力空胴36、第6ドリフト管37、および電
子ビームを捕集するためのコレクタ部38が、電
子ビーム路の上流から下流へ順次配列されてな
る。各ドリフト管の開口端部は各空胴内で所定の
間隙をおいて相対向しており、空胴間隙をつくつ
ている。そして各ドリフト管長すなわち空胴間隙
の中心間の長さ(l1)、(l2)、(l3)、(l4)は、高
効
率を得る目的で(l2)が最も長く、次に(l1)、
(l3)、(l4)の順に短かい関係になつている。つま
りこの発明は、中間空胴が2個もしくはそれ以上
の多空胴形クライストロン装置で、ドリフト管の
長さすなわち各空胴間隙の間隔が、例えば第3図
に示したように出力空胴とそのすぐ上流の中間空
胴33との間のドリフト管34の長さ(l4)が、
その1つ上流のドリフト管32またはさらにその
1つ上流のドリフト管29の長さ(l3)又は(l2)
よりも短かく構成されている。また各空胴の同調
周波数は、高効率、高利得および広帯域特性を得
る目的で、入力空胴がわから(f1)、(f2)、(f3)、
(f4)、(f5)とし、動作中心周波数を(f0)とすると
第5図に示すような関係にそれぞれ離調されてい
る。なお、第2中間空胴31と第3中間空胴33
の同調関係を図と逆に入れ替えてもよい。そして
各空胴のQも総合の帯域特性が第5図に示すよう
に所定の帯域幅になるようにしている。管本体2
0には、電子銃部22と入力空胴25との間、お
よび出力空胴36とコレクタ部38との間にそれ
ぞれ強磁性体からなる円板状磁極板(ポールピー
ス)39,40が、各ドリフト管23,37にそ
れぞれの中央孔が一体的に固着されている。これ
ら磁極板には集束磁界装置21の継鉄枠41の上
下端板42,43が磁気的に結合されている。継
鉄枠41の内側には、管本体の管軸cと同心状と
なるように巻かれた4個の電磁石コイル44,4
5,46,47が所定間隔をおいて配置されてお
り、これによつて生じる一方向の磁束が、管軸c
すなわち電子ビーム路に平行に導かれる。 そして、出力空胴36とコレクタ部がわに近接
する磁極板40との間に、この部分のドリフト管
37の外周に磁束拡散部材50が管軸cに対して
同心状に配置されている。この実施例で磁束拡散
部材50は、鉄のような強磁性体の円筒からな
り、以下の説明ではこれを単に磁性円筒51と記
載する。この部分すなわち出力空胴、磁極板、コ
レクタ部の付近の構造を第4図により説明する。
第5ドリフト管34の途中の外周に銅製の出力空
胴壁板52が気密封着され、これと対向するよう
に第6ドリフト管37の途中の外周にもう1枚の
出力空胴壁板53が気密封着されている。これら
2枚の円板状出力空胴壁板52,53の間に、円
筒状セラミツク誘電体からなる真空外囲器54が
気密封着されており、またその外周に箱形の外付
空胴箱55がねじ56により接続固定され、出力
空胴36を形づくつている。第6ドリフト管37
は内径がコレクタ部がわに順次径大となるように
形成されその上方開口部は磁極板40の中央孔4
0aに気密に鑞接され、外周には複数のラジエー
タフイン57が積層固着されている。磁極板40
にはステンレス鋼の支持リング58および円板5
9、さらに絶縁セラミツクのスペーサ60を介し
て銅製のコレクタ電極61が気密に接合されてお
り、コレクタ部38を構成している。なお第6ド
リフト管37のフイン外周の、出力空胴壁板53
と磁極板40との間には、ステンレス鋼のような
非磁性体であつて機械的強度の強い補強円筒62
が、セラミツク誘電体製の外囲器54と対応する
位置に鑞接されている。またコレクタ電極61の
下側には銅製円筒63が接続され、これはコレク
タの延長部としてはたらく。さて磁性円筒51は
補強円筒62の外周に巻きつけられており、その
一端開口面51aが磁極板40の中央孔40aよ
りも外側の内面に密接されて磁気的に接続されて
おり、他端開口面51bはドリフト管37に沿つ
て出力空胴36の方に延長され、その空胴壁板5
3の付近まで延長して配置されている。なお補強
円筒62と磁性円筒51とには、内側のラジエー
タフイン57に冷却空気を導入、排出するための
孔64が円周上に複数個形成されている。 次にこのクライストロン装置の電子ビーム集束
磁界の分布について説明する。第7図および第8
図に、この発明実施例の構造をそれぞれの図の右
側aに、それに対応する電子ビーム路上(すなわ
ち管軸c上)の磁束密度分布をそれぞれの図の左
側bに実線曲線Rで示している。すなわちこの発
明の装置は、磁束拡散部材50によりビーム路上
の磁束密度の最大位置(k)が出力空胴36の間隙G
よりもわずかに上流に位置し、そこから下流側で
磁束fが放射方向に拡散して磁束密度が急に低下
する分布になつている。この磁束密度最大点の位
置(k)は、上述のように出力空胴間隙Gよりも上流
側で且つこの出力空胴間隙Gから上流方向にこの
部分のドリフト管長(l4)すなわち出力空胴間隙
中心gとその1つ上流の中間空胴の空胴間隙中心
jとの間の距離の3/5までの領域にあるように設
定されている。 なお磁性円筒を有しない場合の磁束密度分布
は、同図にそれぞれ点線曲線pで示すようにコレ
クタ部側磁極板40の中央孔の位置(h)のわずか上
流に磁束密度最大点が位置している。 なおまた、この磁束密度分布は出力空胴間隙中
心gと磁極板40の中央孔40aの内側位置(h)と
中間の位置(i)におけるビーム路上の磁束密度が、
出力空胴間隙中心gの位置での磁束密度の60%〜
85%の範囲になるようにすることが特性上さらに
好ましい。なお磁極板40内面の中央孔40aの
位置での磁束密度は出力空胴間隙位置の50%以下
の磁束密度であり、これは磁性円筒がないときよ
りも少し低い値となる。本発明における磁性円筒
51は、このように電子ビーム路上の磁束が出力
空胴間隙中心よりも上流側で外側へ拡散され、ビ
ーム路上の磁束密度がこの付近から下流側で急激
に低下しはじめるように設けたものである。 出力空胴の1つ上流の中間空胴およびさらにそ
の上流の空胴で速度変調をうけた電子ビームが、
出力空胴間隙の直前でより大きい高周波成分をも
つように集群される。そして出力空胴間隙よりも
上流側で且つこの出力空胴間隙からドリフト管長
の3/5までの領域にビーム集束磁界の磁束密度最
大点が位置される分布となつているので、出力空
胴間隙よりも上流で電子ビームがより強く集束さ
れ、電子の反発力による拡散が抑制されるととも
にこの磁束密度最大点から下流となる出力空胴間
隙ではビーム集束力が再び緩和され電子ビームと
出力空胴との高周波結合が強くなり入出力変換効
率が改善される。 本発明者は、磁極板の中央孔の内径(直径)が
32mm、この磁極板から第6ドリフト管の出力空胴
間隙までの長さが100mm、ドリフト管の最小部内
径が22mmである場合、磁性円筒51として厚さ
1.5mm、内径120mm、長さ53mmの鉄円筒を、一端が
磁極板に接するようにして同心状に配置し、高周
波出力信号の不安定現象が生じない最大入出力変
換効率を測定した。その結果、磁性円筒がない場
合は約55%の効率であるのに対し、本発明では63
%に改善することができた。なお上述の例で磁性
円筒は、その長さを約半分の28mmにすると効果が
非常に薄れてしまい、他方、磁束密度最大点がド
リフト管長(l4)の3/5以上上流側に位置する如く
その長さを大幅に長くし、出力空胴間隙よりもは
るかに上流の位置たとえば出力空胴の1つ上流の
空胴付近から磁束が拡散するような磁束密度分布
にしてしまうと、主電子ビームそのものの集束を
乱してしまつてむしろ不都合が生ずる。また磁性
円筒は磁極板から少し離して配置してもよい。こ
の場合は両者を密接させた場合よりも円筒の長さ
を幾分長くする必要がある。しかし離して配置し
ても両者は磁気的には空間を介して結合してお
り、実用上大差ない。なお主電子ビームすなわち
入力空胴がわからコレクタ部へ向かう順行電子ビ
ームは、このような磁性円筒を配置してもほとん
どすべてコレクタ部へ捕集されることが確かめら
れた。具体的にはドリフト管へ流入する電子流に
よるドリフト管電流と、コレクタ部へ捕集される
電子ビームによるコレクタ電流とを、第6図に示
した絶縁スペーサ60で電気的に両者を分離し、
一方電位は同電位として動作させて測定したとこ
ろ、コレクタ電流が2.1Aのとき、磁性円筒がな
い場合はドリフト管電流が10mAであるのに対
し、磁性円筒を配置した本発明の場合はこれより
も若干増えるがそれでも15mAで、これはコレク
タ電流の0.7%にすぎず、主電子ビームのコレク
タ部への直進を妨げるほどのものではないといえ
る。このように本発明の磁界分布は、主電子ビー
ムの直進に対してはほとんど悪影響を与えず、速
度の遅い電子あるいは逆行電子に対してこれを速
やかにドリフト管に捕集させるように作用する。 第9図に示す実施例は、コレクタ部38に近く
設けられた磁極板40の外周に磁気的に補助磁極
板71を結合し、磁極板40の裏面に磁束拡散部
材50を磁気的に接続したものである。磁束拡散
部材50は磁性円筒51の下端に外方へ拡がるフ
ランジ部73が一体的に設けられた強磁性体から
なつている。フランジ部73は出力空胴壁55の
近くに位置し、この空胴壁55の外径寸法よりは
小さい寸法の円板である。 これによつて磁束は出力空胴間隙Gよりも少し
上流から拡散する。このため前述のように戻りビ
ームの発生を抑制するとともに電子ビームと出力
空胴との高周波結合が改善される。 第10図乃至第13図に示す本発明の各実施例
は、いずれも磁束拡散部材50の変形例を示すも
のである。第10図に示す実施例は、コレクタ部
38に近く設けられた磁極板40の外周に磁気的
に結合された補助磁極板71の内側に、半断面が
クランク状に曲げて形成された強磁性体の磁性円
筒51およびフランジ部73からなる磁束拡散部
材50をねじ72により固定してある。この磁性
円筒51の下側の内方に延びるフランジ部73は
磁極板40と平行になつており、その端部開口5
1bはドリフト管37の外周の補強円筒62の近
くまで延ばされている。この実施例も磁束拡散部
材50により電子ビーム路上の磁束の一部が出力
空胴間隙Gよりもすぐ上流付近から外側へ拡げら
れる。 第11図に示す実施例は、磁束拡散部材50を
その一端に径小にして磁極板40の中央孔40a
の部分に接続し、外側へ拡げたテーパ部74をつ
くつたうえ径大な円筒部75をねじ76により固
定し、これをドリフト管37に沿つて出力空胴3
6の方に延長したものである。これは円筒部75
をねじ76により出力空胴間隙との相対位置が調
整できるようにしてあり、この円筒部75の調節
によつて電子ビーム路上の磁束の一部の拡がり具
合を所望に応じて微調整できる。 第12図に示す実施例は、コレクタ側の電磁石
47を出力空胴36に一部同軸的にかかる位置に
おき、継鉄端板43の円筒部43aの内側に補助
磁極板71を設けこれを磁性円筒51の下端に接
続し、さらにこの磁性円筒51の上端にコレクタ
部38に近接しドリフト管37に結合された磁極
板40を結合したものである。この実施例では補
助磁極板71と磁性円筒とで磁束拡散部材50を
構成するとともに、これらはまた事実上磁界装置
の磁極板の一部を構成している。これによつて管
軸上の磁束密度分布をその最大点が出力空胴間隙
Gよりもわずか上流に位置させそこからコレクタ
部がわに急激に低下する分布とすることができ
る。 以上の実施例では、ドリフト管の外側に磁性円
筒を付加したものであるが、これに限らず、例え
ば第6図に示す補強円筒62そのものを鉄のよう
な強磁性体で形成して、これで磁性円筒を兼ねて
もよい。この場合はわざわざ第6図の磁性円筒5
1を外付けしなくてよいため構造が不所望に複雑
にならず、実用性がさらに増す。 また同様に、第6図において出力空胴壁板53
の一部または全部を強磁性体で形成してもよい。
この場合、強磁性体で形成した出力空胴壁板53
は磁気的には磁極板40との間の比較的大きな空
間を介して接続され、電子ビーム路上の磁束の一
部が出力空胴間隙よりもわずか上流で外側へ拡が
りはじめるようになる。なおこの場合、第5図の
磁性円筒51を使用してもよく、この磁性円筒の
長さを適当に選らべば、所望の本発明の磁界分布
に調節することもできる。 また第6図に示すドリフト管37の外周に積層
したラジエータフイン57の一部または全部を強
磁性体で形成して、外側の磁性円筒を省略しても
よい。 第13図に示す実施例は、ドリフト管37の外
側に、リング状の永久磁石78を配置したもので
ある。この場合、同図に示すように上側磁極板4
0がN極であれば、永久磁石78を上側がS極、
下側がN極となるように着磁しておく。これによ
つて磁石による磁界の一部が磁極板とも結合し、
電子ビーム路上の集束用磁束の一部は出力空胴間
隙Gよりもわずか上流で外側へ拡げられこの付近
からビーム路上の磁束密度が急に低下する分布に
できる。磁石78は電磁石であつてもよく、これ
によつて磁束拡散部材50を構成してもよい。 なお、以上の実施例は、ドリフト管の外周に円
筒状の磁石あるいは強磁性体を同心状に設けた例
であるが、これに限らず、電子ビーム路のまわり
の近くに棒状、半円状、U字状など任意形状の磁
石あるいは強磁性体片を、ビーム路に対して対称
に、あるいは非対称に配置してもよい。 さらにまた、本発明はコレクタ電位低下形のク
ライストロン装置にも適用できる。 以上のように、本発明のクライストロン装置は
比較的簡単な構造で高効率、安定な動作特性を得
ることができる。
第1図および第2図は各々クライストロン装置
の出力波形の例を示す図、第3図は本発明の一実
施例を示す概略図、第4図は各空胴の同調周波数
を示す図、第5図は総合の帯域特性図、第6図は
第3図に示す装置の要部拡大断面図、第7図はそ
の構造及びそれに対応する中心軸上の磁束密度分
布を示す図、第8図は同じくその要部を拡大して
示す拡大図、第9図は本発明の他の実施例を示す
概略図、第10図は本発明の他の実施例を示す要
部縦断面図、第11図乃至第13図は各々本発明
の他の実施例を示す要部縦断面図である。 20……クライストロン管本体、21……集束
磁界装置、22……電子銃部、25……入力空
胴、28,31,33……中間空胴、36……出
力空胴、38……コレクタ部、23,26,2
9,32,34,37……ドリフト管、G……出
力空胴間隙、C……電子ビーム路(管軸)、40
……磁極板、50……磁束拡散部材、51……磁
性円筒、78……永久磁石。
の出力波形の例を示す図、第3図は本発明の一実
施例を示す概略図、第4図は各空胴の同調周波数
を示す図、第5図は総合の帯域特性図、第6図は
第3図に示す装置の要部拡大断面図、第7図はそ
の構造及びそれに対応する中心軸上の磁束密度分
布を示す図、第8図は同じくその要部を拡大して
示す拡大図、第9図は本発明の他の実施例を示す
概略図、第10図は本発明の他の実施例を示す要
部縦断面図、第11図乃至第13図は各々本発明
の他の実施例を示す要部縦断面図である。 20……クライストロン管本体、21……集束
磁界装置、22……電子銃部、25……入力空
胴、28,31,33……中間空胴、36……出
力空胴、38……コレクタ部、23,26,2
9,32,34,37……ドリフト管、G……出
力空胴間隙、C……電子ビーム路(管軸)、40
……磁極板、50……磁束拡散部材、51……磁
性円筒、78……永久磁石。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電子銃部22、入力空胴25、少なくとも2
個の中間空胴28,31,33、出力空胴36、
コレクタ部38、及びこれらの間を連結する複数
のドリフト管を有する管本体20と、電子ビーム
路に略平行な集束磁界を与えるように配設される
とともに出力空胴36の下流側に設けられたコレ
クタ側磁極板40を含む集束磁界装置21と、上
記管本体20の出力空胴間隙から下流の電子ビー
ム路のまわりに設けられた磁束拡散部材50とを
具備し、且つ上記管本体20の出力空胴36とそ
のすぐビーム上流の中間空胴33とを連結するド
リフト管の長さ(l4)がその一つ上流のドリフト
管32又はさらにその一つ上流のドリフト管29
の長さ(l3、l2)よりも短く構成されてなるビーム
直進形クライストロン装置において、 上記磁束拡散部材50による電子ビーム路上の
磁束密度分布が、上記出力空胴36の空胴間隙G
よりも上流であつて且つ該出力空胴間隙から上流
方向にドリフト管34の長さ(l4)の3/5までの領
域に磁束密度最大点があり、該磁束密度最大点か
ら下流がわで低下する分布であることを特徴とす
るビーム直進形クライストロン装置。 2 磁束拡散部材50は、出力空胴36の下流に
配置されたドリフト管37のまわりに配置された
磁石又は強磁性体で構成されてなる特許請求の範
囲第1項記載のビーム直進形クライストロン装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57068592A JPS58186138A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | クライストロン装置 |
| DE8383103870T DE3369230D1 (en) | 1982-04-26 | 1983-04-20 | Klystron unit |
| EP83103870A EP0092790B1 (en) | 1982-04-26 | 1983-04-20 | Klystron unit |
| US06/488,609 US4558258A (en) | 1982-04-26 | 1983-04-25 | Klystron unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57068592A JPS58186138A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | クライストロン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58186138A JPS58186138A (ja) | 1983-10-31 |
| JPS6256621B2 true JPS6256621B2 (ja) | 1987-11-26 |
Family
ID=13378210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57068592A Granted JPS58186138A (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | クライストロン装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4558258A (ja) |
| EP (1) | EP0092790B1 (ja) |
| JP (1) | JPS58186138A (ja) |
| DE (1) | DE3369230D1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US4800322A (en) * | 1984-10-23 | 1989-01-24 | Litton Systems, Inc. | Broadband klystron cavity arrangement |
| US4764710A (en) * | 1986-11-19 | 1988-08-16 | Varian Associates, Inc. | High-efficiency broad-band klystron |
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| FR2666169B1 (fr) * | 1990-08-24 | 1992-10-16 | Thomson Tubes Electroniques | Klystron a bande passante instantanee elargie. |
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| CA2173855C (en) * | 1993-10-29 | 2007-06-26 | Mieczyslaw H. Mazurek | Pressure-sensitive adhesives having microstructured surfaces |
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| US5521551A (en) * | 1994-11-21 | 1996-05-28 | Ferguson; Patrick E. | Method for suppressing second and higher harmonic power generation in klystrons |
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| US6326730B1 (en) | 1998-11-16 | 2001-12-04 | Litton Systems, Inc, | Low-power wide-bandwidth klystron |
| US6524675B1 (en) | 1999-05-13 | 2003-02-25 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive-back articles |
| FR2880540B1 (fr) * | 2005-01-13 | 2008-07-11 | Aventis Pharma Sa | Utilisation de derives de la purine comme inhibiteurs de la proteine hsp90 |
| CN101521133B (zh) * | 2009-04-20 | 2011-04-06 | 无锡希恩电气有限公司 | 速调管聚焦线圈 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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- 1983-04-20 DE DE8383103870T patent/DE3369230D1/de not_active Expired
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Also Published As
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