JPS627236B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS627236B2
JPS627236B2 JP52052586A JP5258677A JPS627236B2 JP S627236 B2 JPS627236 B2 JP S627236B2 JP 52052586 A JP52052586 A JP 52052586A JP 5258677 A JP5258677 A JP 5258677A JP S627236 B2 JPS627236 B2 JP S627236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
weight
crosslinking
parts
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52052586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53138111A (en
Inventor
Kunio Kageyama
Mitsuharu Iwakura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP5258677A priority Critical patent/JPS53138111A/ja
Priority to GB21621/77A priority patent/GB1541382A/en
Priority to CA279,135A priority patent/CA1103380A/en
Priority to US05/802,046 priority patent/US4116895A/en
Priority to AU25695/77A priority patent/AU2569577A/en
Priority to DE19772725673 priority patent/DE2725673A1/de
Publication of JPS53138111A publication Critical patent/JPS53138111A/ja
Publication of JPS627236B2 publication Critical patent/JPS627236B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はパンクシール組成物に関し、更に詳し
くは、チユーブレスタイヤ用パンク防止材として
好適なパンクシール組成物に関するものである。 一般にチユーブレスタイヤは釘等が刺つても容
易に抜けないため急激な空気圧の低下がなく、パ
ンクに対し比較的安全であるとされている。しか
しながら、現実には、釘等が刺つた状態で長時間
走行、特に高速走行すると遠心力により釘等が抜
け易くなり、一旦釘等が抜けると急激な空気洩れ
現象、つまりパンクが起こり、車輛は危険な状態
となる。このような危険性を防止するためには、
たとえ走行中に釘等が抜けて急激な空気洩れ現象
が起こらないような状態を維持することが重要で
ある。そのため、従来から、タイヤ内面にシール
組成物を塗布し、釘などによるパンク時に、その
個所を直ちにシールすることによりタイヤ内部の
空気洩れを防ぎ、車輛の安全な走行を維持すると
いう試みが種々なされている。たとえば、融点10
℃以上のコールタールピツチまたは石油ピツチに
ポリイソブチレンを加え加熱溶融下にタイヤのク
ラウン内部に塗布する方法(特公昭31−9489号公
報)、クラウン内部に粘着性ゴムを貼着しその上
にメリヤス布等の通気性のある布状片を被着する
方法(特公昭35−17402号公報)、ブチルゴムにポ
リブテン、プロセスオイル等を加え、部分的に弱
い架橋を起させた粘着性物質を蜂巣状の区画に充
填させることによりパンク防止層を形成させる方
法(特公昭34−1095号公報)あるいはゴムラテツ
クス、アルコール、エチレングリコールにウレタ
ンフオームの粉砕物及び塩化ビニリデン等の短繊
維とメチルセルローズを加えたもの(特公昭39−
18744号公報)、酢酸ビニル、アクリル酸エステル
を主成分とするエマルジヨンにゴム粒子、例えば
古タイヤの粒子などを混合した液状のもの(実公
昭48−7442号公報)、発泡体のライナー層と粘着
性物質とを組合せたもの(特開昭50−21402号公
報)、エチレン―プロピレンゴムにポリブテンと
フイラーを混合したもの(特公昭50−39453号公
報)、スチレン―ブタジエン共重合体をランダム
に水添したものと、芳香族系オイルとロジン系樹
脂とを混合したもの(特公昭51−5433号公報)、
解重合した天然ゴム又は合成ゴムに大量の相溶性
の良いオイルを配合した後一部架橋させたもの
(特公昭52−4801号公報)、ブチルゴムと液状ゴム
(ブチルゴム)にカーボンブラツク、ポリブテ
ン、水添溶液重合したスチレン―ブタジエンゴム
と架橋剤などを溶媒に溶解させ、スプレー時に二
液混合して架橋させる方法(特開昭52−10354号
公報)などが提案されているが、これらはいずれ
も高温時の「たれ」現象が生じたり、高速走行時
に遠心力のためクラウン中心部にシール組成物が
移行集中する傾向があつたり、溶媒を多量に使用
するため安全性や作業環境性に問題があつたり、
事実上成形が不可能であつたり、シール性が不充
分であるといつた欠点をもつ。 従つて、本発明の目的は、前述の従来のパンク
シール組成物の欠点を排除し、パンク防止層とし
てチユーブレスタイヤ内面に施工した場合のシー
ル性に優れかつその施工作業性も容易なパンクシ
ール組成物を提供することにある。 本発明に係るパンクシール組成物は、(イ)ブ
チルゴム系エマルジヨンと、(ロ)ジエン系不飽
和炭化水素高分子エマルジヨン(以下、ジエン系
ゴムエマルジヨンという)及び天然ゴムラテツク
スの少なくとも一種と、(ハ)飽和炭化水素系高
分子エマルジヨンの少なくとも一種と、(ニ)架
橋剤及び(ホ)架橋開始剤とを、上記成分(イ)
の固形分100重量部に対し成分(ロ)の固形分5
〜150重量部並びに成分(イ)及び(ロ)の固形
分100重量部に対し成分(ハ)の固形分50〜500重
量部の割合で成る。 本発明のシール組成物におけるブチルゴム系エ
マルジヨンは一般に知られたブチルゴムに包含さ
れるゴム成分のエマルジヨンであり、具体的には
イソブチレン―イソプレン共重合体または該共重
合体を一部ハロゲン化たとえば塩素化、ブロム化
したものを界面活性剤を用いてエマルジヨン化し
たものが通常用いられる。かかるブチルゴム系エ
マルジヨンは全固形分が60重量%以上のものが好
ましく、全固形分がこれ未満のものは塗布後水分
を揮発させる際大量の熱エネルギーを必要とする
ので余り好ましくない。 本発明のシール組成物におけるジエン系ゴムエ
マルジヨンは前記ブチルゴム系エマルジヨンとの
相溶性が良好で、更に後で述べる架橋剤及び架橋
開始剤で架橋して三次元構造をとるものである。
かかるジエン系ゴムとしては、ポリイソプレン、
ポリブタジエン、スチレン―ブタジエン共重合体
(SBR)、アクリロニトリル―ブタジエン共重合体
(NBR)、エチレン―プロピレン―ジエン共重合
体(EPDM)及びこれらの誘導体などがあげられ
る。例えばポリイソプレンエマルジヨンは、溶液
中で有機金属触媒などで重合した、シス1,4結
合の多いポリイソプレンをトルエンなどの溶媒に
溶解させ、常法に従つて、アニオン型、カチオン
型又はノニオン型界面活性剤を使用して適当な温
度において水蒸気又は熱水の保温ジヤケツト付ベ
ーカーパーキンス(Baker Perkins)型ミキサー
のような強力な混合装置中で水を除々に加えなが
ら、ポリマーをできるだけ微粒子に分散させてエ
マルジヨン化し、その後前記トルエンなどの溶媒
を減圧蒸留などの方法で除去することによつて調
製できる。ポリイソプレンのほかに、スチレン、
酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸及びそれ
らのエステル類、アクリロニトリルなどのビニル
モノマー類の一種又は一種以上を一部(例えばイ
ソプレン又はポリイソプレンに対して10%以下、
共重合又はグラフト重合させてシーラントの強度
を上げたり、粘着性を増したりしたポリイソプレ
ン誘導体も同様にしてエマルジヨンにすることが
できる。その他の前記ジエン系ゴムについても溶
液重合によつて得られるポリマー、例えばシス結
合の多いポリブタジエン、1,2―ポリブタジエ
ン、スチレン―ポリブタジエン共重合体、例えば
スチレン―ブタジエン共重合体を無水マレイン酸
などで変性したスチレン―ブタジエン共重合体誘
導体、エチレン―プロピレン―ジエン共重合体な
どもポリイソプレンの場合と同様にしてエマルジ
ヨン化できる。一方、乳化重合によつて得られる
ジエン系ゴム、例えばランダムポリブタジエン、
スチレン―ブタジエン共重合体、例えばスチレン
―ブタジエン共重合体にビニルピリジンを少量共
重合したスチレン―ブタジエン共重合体誘導体、
アクリロニトリル―ブタジエン共重合体などは適
当な方法でその固形分濃度を上げて使用すること
ができる。天然ゴムも通常のラテツクスを濃縮し
て用いることができる。かかるジエン系ゴムエマ
ルジヨン及び天然ゴムラテツクスは固形分濃度が
60重量%以上のものが好ましく、全固形分濃度が
これ未満のものは塗布後水分を揮発させる際大量
の熱エネルギーを必要とするので余り好ましくな
い。 ジエン系ゴムエマルジヨン及び天然ゴムラテツ
クスは前記ブチルゴム系エマルジヨンに対して任
意の割合で混合することができるが、シーラント
にした場合のシール性を考慮すれば、ブチルゴム
固形分100重量部に対しジエン系ゴム又は天然ゴ
ムを固形分で5〜150重量部、好ましくは20〜100
重量部の範囲内で使用する。 これらのジエン系ゴム及び天然ゴムの配合量が
ブチルゴム100重量部に対し5重量部未満(固形
分)の場合には、ブチルゴムの不飽和結合が少な
いため(液状ブチルゴムを除けば不飽和結合含量
は通常2%以下である)、架橋剤を用いても低温
(例えば、約60℃以下の温度)短時間(例えば約
30分以内)の架橋反応条件では実用上十分な強度
やゲル化速度が得られず、しかも架橋による三次
元架橋密度が不足するため高温時の「たれ」現象
や流れ現象を完全には排除できないので好ましく
ない。即ち、不飽和結合の多い天然ゴムやジエン
系ゴムをブチルゴムに配合して共架橋することに
よつて三次元密度を上げ、上記性質を改良するこ
とができる。一方、ジエン系ゴム及び天然ゴムの
配合量が150重量部を越すと、生成シーラント層
の耐空気透過性及びシール性が低下するので好ま
しくない。前記ジエン系ゴムエマルジヨンは前記
ブチルゴム系エマルジヨンがアニオン型、カチオ
ン型又はノニオン型エマルジヨンのいずれである
かに従つて、これと同型のエマルジヨンにしなけ
ればならない。天然ゴムラテツクスを混合する場
合には、通常天然ゴムラテツクスのPHはアルカリ
側にあるので、使用するブチルゴム系エマルジヨ
ンもアニオン型又はノニオン型が好ましいが、カ
チオン型ブチルゴムエマルジヨンでも天然ゴムラ
テツクスと混合しても安定でゲル状にならないも
のもある。 本発明のシール組成物における飽和炭化水素系
高分子エマルジヨンとしては炭素数4〜6のモノ
オレフインを重合して得られる数平均分子量500
〜100000の重合体のエマルジヨンを好適に使用で
きる。このような重合体としては、例えばイソブ
テンを重合して得られるポリブテン、イソブチレ
ンを重合して得られるポリイソブチレン、ペンテ
ン類の一種もしくは一種以上を重合して得られる
ポリペンテン類、ヘキセン類の一種もしくは一種
以上を重合して得られるポリヘキセン類又は炭素
数4〜6のモノオレフイン類を共重合して得られ
るポリオレフインなどを含む。これらのポリオレ
フインは室温で液状もしくは半固形状であり、シ
ーラント中で粘着性附与の作用を果す。 前記飽和炭化水素系高分子の数平均分子量(
n)は500〜100000であるのが好ましい。これは
分子量500未満ではタイヤに塗布した後高分子が
シーラント層中から隣接接触物質中に移行して初
期の目的シーラント特性、例えば、自己シール性
が失われたり、モジユラスが高くなつたりすると
いう問題が生じ、分子量が100000を越えると、ゴ
ム弾性が強くなつて粘着性が失われシール性が低
下するので好ましくない。 これらの高分子は、前述のジエン系ゴムと同様
にして界面活性剤を用いてエマルジヨン化するこ
とができるが、この場合は分子量が小さいため必
ずしも溶剤を使用する必要がなく、容易に高濃度
のエマルジヨンを調製することができる。かかる
飽和炭化水素系高分子エマルジヨンは単独で用い
てもよくまた2種以上を適宜混合して用いてもよ
い。飽和炭化水素系エマルジヨンの全固型分も前
記ブチルゴム系エマルジヨンにおけると同様60重
量%以上であることが好ましい。なお、この場合
も混合すべき前記ジエン系ゴムエマルジヨン又は
天然ゴムがブチルゴム系エマルジヨンのPHやアニ
オン型、カチオン型又はノニオン型などのエマル
ジヨンの種類に適合させたエマルジヨンにするこ
とが必要である。 前記飽和炭化水素系高分子エマルジヨンは前記
ブチルゴムエマルジヨン、前記ジエン系ゴムエマ
ルジヨン及び天然ゴムラテツクスの全固形分(以
下、ゴム成分という)に対して任意の割合で混合
することができるが、シーラント層の粘着性及び
シール性を考慮すれば、ゴム成分100重量部に対
し、固形分割合で通常50〜500重量部、更に好ま
しくは80〜200重量部の飽和炭化水素高分子エマ
ルジヨンを混合するのが好ましい。 前記ブチルゴム系エマルジヨン、前記ジエン系
ゴムエマルジヨン及び天然ゴムラテツクスの少な
くとも一種並びに前記飽和炭化水素系高分子エマ
ルジヨンの少なくとも一種の混合物のみでもシー
ラント層として適用可能ではあるが、通常、ゴム
成分中の二重結合の架橋やα―メチレン基の水素
引抜き架橋によつて部分的に架橋させて三次元構
造をとらせる。 本発明のシール組成物における架橋剤は、一般
に知られたブチルゴム用架橋剤又はジエン系ゴム
用架橋剤を適宜選択使用することができる。しか
して本発明のシール性組成物の架橋は、室温〜70
℃程度の温和な条件で行なわせることが製造工程
からも製品の品質上からも好ましく、その為キノ
イド架橋あるいは樹脂架橋として知られる架橋手
段が特に好ましく用いられる。キノイド架橋の場
合は、パラキノンジオキシムまたはパラキノンジ
オキシムジベンゾエートを架橋剤として用い、架
橋開始剤として有機過酸化物または無機過酸化物
が併用される。 適当な有機過酸化物としてはベンゾイルパーオ
キシド、ラウロイルパーオキシド、2,4―ジク
ロロベンゾイルパーオキシド、t―ブチルパーオ
キシベンゾエート、ビス(p―モノメトキシベン
ゾイル)パーオキシド、ビス(p―ニトロベンゾ
イル)パーオキシド、2,5―ジメチル―2,5
―ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキセン、クメ
ンハイドロパーオキシド、t―ブチルハイドロパ
ーオキシドなどが用いられ、過酸化水素も使用で
きる。無機過酸化物としては過酸化マンガン、過
酸化鉛など、水と反応しない金属過酸化物があげ
られる。 また樹脂架橋の場合は、アルキルフエノール樹
脂を架橋剤として用い、架橋開始剤として塩化第
1錫または塩化第2錫が併用される。 これらの架橋剤及び架橋開始剤の使用量は、本
発明のシール組成物におけるゴム成分中の不飽和
結合の量又はα―メチレン基の量に依存する。従
つて使用するブチルゴムの不飽和度、天然ゴムや
ジエン系ゴムの不飽和度やα―メチレン基の量及
びこれらのゴム成分のブレンド比などを勘案して
通常の架橋重合体製造方法に準じて、使用架橋剤
及び架橋開始剤の量を適宜選定できる。これらの
架橋剤の使用量が少ないと架橋密度が小さくて高
温時のシール性に欠けたり、高速走行中にシーラ
ントが流れるという問題が生じ、反対に架橋剤の
量が多すぎると架橋密度が高くなりすぎてモジユ
ラスが大きくなりシーラントとしての機能が達せ
られない。例えばキノイド架橋の場合、ゴム成分
100重量部に対してキノンジオキシム類を1〜15
重量部、好ましくは3〜10重量部の範囲内で使用
するのが適当であり、過酸化物類はキノンジオキ
シム1当量に対して通常、0.5〜1.5当量の範囲で
使用する。キノンジオキシム1当量に対する過酸
化物の化学量論的反応量は1当量であるが、実際
には、架橋剤及び架橋開始剤のエマルジヨン中へ
の分散性や溶解性を考慮して上記範囲内に決定す
る。架橋開始剤が少ないと架橋剤がいくら多くて
も架橋反応は有効に行われないし、逆に架橋開始
剤が多過ぎると、例えば過剰の過酸化物が更にブ
チルゴムの劣化や他のジエン系ゴムの架橋に関与
したりして好ましくない。 樹脂架橋の場合には、例えばアルキルフエノー
ル樹脂の量は前記キノイド架橋の場合と同様ゴム
固形分100重量部に対し1〜15重量部、好ましく
は3〜10重量部の範囲内で使用するのが適当であ
り、同時に使用する塩化第1錫又は塩化第2錫は
アルキルフエノール樹脂に対し3:1〜10:1の
範囲内で使用するのが好ましい。 また本発明のシール性組成物には必要に応じて
更に無機充填剤、例えば無水硅酸、含水硅酸、ク
レー、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、アルミ
ナ、チタンホワイト、カーボンブラツク、セルロ
ースの微結晶体を配合することにより、エマルジ
ヨンの全固形分の濃度を高めると共に吹きつけ及
び塗布直後のたれ、流れを防止し、架橋物の耐熱
性を向上させることもできる。また、たれ防止の
目的だけならばたれ防止剤(チクソトロピツク
剤)を使用することも可能である。前記の無機充
填剤の量はエマルジヨン100重量部(固形分)に
対して通常50重量部以下が好ましく、これを50重
量部より多量加えるとシール性に欠ける傾向があ
る。 本発明のシール性組成物は通常被シール面つま
りタイヤの内面等に吹きつけまたは塗布すること
により使用されるが、より好ましい使用状態を形
成するためには、架橋剤をブチルゴムやジエン系
ゴムエマルジヨンに混合した系と架橋開始剤を飽
和炭化水素系高分子エマルジヨンに混合した系と
を調製し、この両者を使用直前に配合することが
好ましい。ゴム系エマルジヨン中に過酸化物や塩
化錫のような架橋開始剤を添加しておくと、ゴム
分子中の2重結合やα―メチレン基の水素と作用
して架橋反応を惹起し、経時的に粘度上昇を起こ
し吹きつけや塗布時の作業性を低下させる傾向が
ある。これに対し飽和炭化水素系エマルジヨン中
に架橋開始剤を添加しておいても上記のような経
時変化は起こさない。一方ゴム系エマルジヨン中
にパラキノンジオキシムやアルキルフエノール樹
脂のような架橋剤を添加しても、架橋開始剤が共
存しない限り架橋反応は惹起されない。従つて、
ゴム系エマルジヨンに架橋剤を混合した系と飽和
炭化水素系高分子エマルジヨンに架橋開始剤を混
合した系を別途につくり、使用時にこの両者を混
合した場合には、吹きつけや塗布以前に粘度上昇
等の作業性悪化に影響する品質変化を起こさず、
容易に高性能のシール層を形成できる。二液混合
に際し、ゴム系エマルジヨン中の予じめ飽和炭化
水素系高分子エマルジヨンを開始剤なしで混合す
るのは勿論問題ではない。 本発明のシール性組成物を被シール面、たとえ
ばパンク防止層としてタイヤ内面に適用するに当
つては、前記したように、使用直前に全体組成を
混合調整し、これを吹きつけまたは塗布等によつ
て所定個所に適用して後、放置あるいは60〜70℃
程度に加温することにより、水分を揮発させると
共に架橋反応を惹起させることが好ましい。かく
して形成されたシール層は伸びが大きく自己シー
ル性に富み、チユーブレスタイヤ用パンク防止材
として著効を示し車輛の安全な走行を保証すると
共に、土木建築用シール材等としても有効に利用
される。 以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。実施例において特にことわらない限り「部」
及び「%」は、それぞれ、「重量部」及び「重量
%」をあらわす。 実施例 1 ブチルゴムエマルジヨン(商品名Exxon
Butyllatex100、固型分62%、粘度3500cps(25
℃))100部とポリイソプレンエマルジヨン(第2
表注2参照)50部を混合し、これにパラキノンジ
オキシム(商品名、アクターQ、川口化学(株)製)
5部を予め分散させた。一方ではポリブテンエマ
ルジヨン(第2表注11参照)100部にカーボンブ
ラツク(SRF)20部と過酸化ベンゾイル8.4部を
添加し、均一に分散させた。この二種類のエマル
ジヨンを二液混合型のスタテイツクミキサーのつ
いたスプレーマシーンを用いて成型されたスチー
ルタイヤの内面に均一に塗布後表面を熱風(約60
℃)で乾燥し、ほぼ2.5〜3mmの厚さのシーラン
ト層を形成せしめた。このシーラ層の物性は第2
表に掲載した通りである。このタイヤをリムに装
着し圧力1.9Kg/cm2の空気を封入したものについ
てテストを行なつた。 加圧したタイヤに直径6mm、長さ約90mmの釘60
本を打ち込み貫通させてから経時に釘を20本ずつ
抜いて行きそのときの空気の圧力変化を測定し
た。尚タイヤは同一試験条件に5本使用した。打
ち込んだ個所はタイヤのクラウン部及びシヨルダ
ー部である。その結果を第1表に示す。
【表】 又タイヤに釘を打ち込んだまま鉄製ドラム上で
タイヤ速度80Km/hrで2hr走行後、速度を120Km/
hrに上げて30分間走行し、更に128Km/hrで30分
間走行というように30分間間隔で以後8Km/hr間
隔で増速してゆき、遠心力で釘が抜ける迄走行試
験を行なつた。この結果、タイヤによつて差があ
るが130Km/hr〜160Km/hrの範囲で釘はすべて抜
けた。抜けた直後にドラムを停止しタイヤの空気
圧を測定し洩れを検査した。テストした5本のも
のはいずれも空気圧の低下はなく満足するもので
あつた。又走行後のシーラント層を見てもシヨル
ダー部のものが何ら移動せず比較した未加硫のも
のに比して大きな差があつた。 実施例 2〜21 第2表に示すような組み合わせでシーラントを
作成しタイヤに塗布して実施例1と同様なテスト
を行なつた。いずれも空気圧の低下はなく、シー
ラントの流れもなかつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 22〜27 エツソブチルHT(商品名)(塩素化ブチルゴ
ム、エツソ化学製)をトルエンに膨潤溶解させて
約70%の固形分濃度とした。これをポリイソブチ
レンエマルジヨンと同様にして(第2表注14参
照)エマルジヨンにし、トルエンは減圧除去し
た。得られた塩素化ブチルゴムエマルジヨンの全
固形分は63%であつた。 同様にして臭素化ブチルゴム(商品名、ポリサ
ーブロムブチルX―2、Polysar社製)のエマル
ジヨンを調製した。これらのエマルジヨンを第3
表に示すような配合で用いた。
【表】 得られたエマルジヨンの二液を、それぞれ、循
環ポンプの付いたタンクに入れて約70℃に保温し
ておき、必要に応じて循環ポンプの吐出バルブを
切替えてスタテイツクミキサーを通してスチール
タイヤの内面に塗布した。これらのエマルジヨン
二液はスプレーによつて適正な混合比でタイヤ内
面に霧状に塗布され、架橋開始剤が活性であれば
タイヤ内壁面を伝つて流れるようなこともなく、
非常に滑らかな表面が得られる。従来のn―ヘキ
サンのような有機溶剤を用いた場合とは違つて施
工方法も簡単かつ安全で火災や爆発の危険性はな
い。生成シーラント層は約3.0mm厚でタイヤは乾
燥工程を経て製品となる。このタイヤにつき実施
例1と同様にして静的及び動的テストを実施した
が、パンクシール性は、いずれも実施例1と同等
であつた。 比較例 ポリイソブチレン(ビスタネツクスMML―
80Exxon化学製)20部にポリブテンHV―1900
(日石化学製)80部と無水硅酸15部を加え、加熱
して粘度を下げたものを約90℃でホツトスプレー
しタイヤ内面に塗布し実施例1と同様なテストを
行なつた。静的テストはいずれもシール性があつ
たが高速性能においては5本のうち1本はシール
せず空気圧の低下があつた。又高速走行後のシー
ラントはタイヤのクラウン中央部に遠心力と粘度
低下のため偏つてしまいシヨルダー部やシーラン
トの薄くなつた個所ではシール性はなかつた。 実施例 28〜33 ブチルゴムエマルジヨンに他のジエン系ゴムエ
マルジヨンをブレンドして調製したパンクシール
組成物(配合は第4表参照)から作成したシーラ
ントについて試験した。第4表に示す配合のシー
ラントを実施例1と同様にしてスチールタイヤの
内面に均一に塗布し、これらのタイヤを100℃及
び120℃の雰囲気で10時間回転させシーラントの
流れ具合を観察すると共にタイヤのシール性試験
を実施した。結果を第4表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)ブチルゴム系エマルジヨンと、(ロ)
    ジエン系不飽和炭化水素高分子エマルジヨン及び
    天然ゴムラテツクスの少なくとも一種と、(ハ)
    飽和炭化水素系高分子エマルジヨンの少なくとも
    一種と、(ニ)架橋剤及び(ホ)架橋開始剤と
    を、上記成分(イ)の固形分100重量部に対し成
    分(ロ)の固形分5〜150重量部並びに成分
    (イ)及び(ロ)の固形分100重量部に対し成分
    (ハ)の固形分50〜500重量部の割合で含んで成る
    ことを特徴とするパンクシール組成物。 2 前記ジエン系不飽和炭化水素高分子がポリイ
    ソプレン、ポリブタジエン、スチレン―ブタジエ
    ン共重合体、アクリロニトリル―ブタジエン共重
    合体、エチレン―プロピレン―ジエン共重合体及
    びこれらの誘導体である特許請求の範囲第1項記
    載のパンクシール組成物。 3 前記飽和炭化水素系高分子が炭素数4〜6の
    モノオレフインを重合して得られる数平均分子量
    500〜100000の重合体である特許請求の範囲第1
    項記載のパンクシール組成物。
JP5258677A 1976-06-07 1977-05-10 Component of sealing puncture Granted JPS53138111A (en)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5258677A JPS53138111A (en) 1977-05-10 1977-05-10 Component of sealing puncture
GB21621/77A GB1541382A (en) 1976-06-07 1977-05-23 Puncture sealant for a tubeless pneumatic tyre
CA279,135A CA1103380A (en) 1976-06-07 1977-05-25 Puncture sealant composition
US05/802,046 US4116895A (en) 1976-06-07 1977-05-31 Puncture sealant composition
AU25695/77A AU2569577A (en) 1976-06-07 1977-06-01 Puncture sealant composition
DE19772725673 DE2725673A1 (de) 1976-06-07 1977-06-06 Reifenpannendichtungszusammensetzung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5258677A JPS53138111A (en) 1977-05-10 1977-05-10 Component of sealing puncture

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53138111A JPS53138111A (en) 1978-12-02
JPS627236B2 true JPS627236B2 (ja) 1987-02-16

Family

ID=12918892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5258677A Granted JPS53138111A (en) 1976-06-07 1977-05-10 Component of sealing puncture

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS53138111A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58215472A (ja) * 1982-06-08 1983-12-14 Sekisui Chem Co Ltd 防食用プライマ−組成物
JP4754900B2 (ja) * 2005-08-03 2011-08-24 株式会社ブリヂストン パンクシーリング剤
EP2157150B1 (en) * 2007-05-10 2018-08-29 Bridgestone Corporation Puncture sealant
DE102007023994B4 (de) * 2007-05-23 2014-10-30 Continental Reifen Deutschland Gmbh Verfahren zum Herstellen eines lösungsmittelfreien Reifendichtmittels auf polymerer Basis
WO2008149898A1 (ja) * 2007-06-05 2008-12-11 Bridgestone Corporation パンクシーリング剤
JP5391313B1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-15 住友ゴム工業株式会社 パンクシーリング剤
KR101430052B1 (ko) * 2013-04-26 2014-08-14 금호타이어 주식회사 자가밀봉 성능을 갖는 타이어용 칼라 실란트 조성물
JP6235990B2 (ja) 2014-10-17 2017-11-22 住友ゴム工業株式会社 シーラントタイヤ
US10494459B2 (en) * 2014-10-17 2019-12-03 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Rubber composition for pneumatic tires
CN106715160B (zh) 2014-10-17 2019-09-03 住友橡胶工业株式会社 充气轮胎及其制造方法
JP6510259B2 (ja) * 2015-02-13 2019-05-08 住友ゴム工業株式会社 パンクシーリング剤
JP6583456B2 (ja) * 2018-03-20 2019-10-02 横浜ゴム株式会社 シーラント材組成物および空気入りタイヤ
JP7835340B1 (ja) * 2025-11-05 2026-03-25 日清紡ケミカル株式会社 接着剤組成物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424631B2 (ja) * 1973-08-09 1979-08-22
US4113799A (en) * 1975-07-14 1978-09-12 Rocket Research Corp. Elastomeric sealant composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53138111A (en) 1978-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4116895A (en) Puncture sealant composition
JP3545706B2 (ja) 耐パンク性タイヤ組成物及び塗布方法
US4539344A (en) Thermally stable sealant composition
US4113799A (en) Elastomeric sealant composition
JP2721682B2 (ja) 密封剤とその積層材及びそれを用いたタイヤ
JPS627236B2 (ja)
CN103717381B (zh) 用于充气物体的自密封弹性体组合物
EP0065144B1 (en) Sealant compositions having, as an essential component, polybutadiene as network polymer
RU2344151C2 (ru) Адгезивный полимерный композиционный материал, способ его получения, сохраняющее форму изделие и герметик или адгезивная композиция, содержащая названный композиционный материал
US4068027A (en) Sealant application method
SE431956B (sv) Polybutenblandning
JP2013518158A (ja) セルフシーリング特性を有するインフレータブル物品用のエラストマー組成物
JP2001503092A (ja) 硫黄を含まない膨張性および熱硬化性ゴム成形品
US4424295A (en) Elastomeric sealant composition
JP7176009B2 (ja) セルフシーリングタイヤ用シーリングコンパウンド
JPS583845B2 (ja) 二層構造のパンクシ−ル層を備えた安全タイヤ
JPS6160101B2 (ja)
JPS5914059B2 (ja) シ−ル性組成物
JPS602203B2 (ja) 2層構造パンク防止層を有する安全タイヤ
US4528331A (en) Sealant compositions having, as an essential component, hydrogenated polybutadiene as network polymer
EP0200382B1 (en) Sealant composition for pneumatic tyres
US4433077A (en) Process for preparing curable compounds
CN100398591C (zh) 丁基型橡胶粘合剂配混料
KR820000652B1 (ko) 펑크 밀봉제 조성물
US4409056A (en) Curable sealing composition