JPS628013Y2 - - Google Patents
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- JPS628013Y2 JPS628013Y2 JP1985108088U JP10808885U JPS628013Y2 JP S628013 Y2 JPS628013 Y2 JP S628013Y2 JP 1985108088 U JP1985108088 U JP 1985108088U JP 10808885 U JP10808885 U JP 10808885U JP S628013 Y2 JPS628013 Y2 JP S628013Y2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N15/00—Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
- G01N15/10—Investigating individual particles
- G01N15/14—Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
- G01N15/1468—Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry with spatial resolution of the texture or inner structure of the particle
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
Description
[利用分野]
本考案は物体(その1つの重要な例は白血球の
差動カウントである)の検鏡の分野に関し、すな
わち、各種の白血球細胞の識別とカウントおよび
赤血球形態研究の分野に関する。 [従来技術] スライドの上で希望する血液細胞を検出し、位
置を定める作業は単調で時間のかかる作業である
から、血液細胞の自動検出の分野でかなりの努力
が費されてきている。そのような努力の結果の例
は米国特許第3315229号、第3503684号、第
3806257号、第3864564号に開示されている。 [考案の概要] 一般的にいえば、本考案の装置は白血球の差動
カウント、赤血球細胞の形態研究、血小板が十分
に含まれているかについての研究を従来のものよ
りも高速かつ疲労が少ないようにしてオペレータ
が行なうことを可能にするコンピユータ化した自
動走査装置を提供するものである。この装置は主
として差動カウントを行なうことを目的として作
られたものではあるが、たとえば網赤血球数およ
び骨髄研究のような他の血液検査にも使用でき
る。また、この装置は組織学、細胞学、微生物学
および臨床細胞遺伝学における顕微鏡検査にも使
用できる。 この装置は検鏡におけるきまりきつた作業を自
動化し、オペレータが細胞識別に専念できるよう
にする。この装置は白血球を検出し、それをカラ
ーテレビモニタに表示して観察と識別を容易にす
る。それらの細胞は実際の寸法の数千倍にも拡大
されて表示されるから、識別は容易に行なわれ
る。白血球はオペレータが識別できる位の速さで
現われる。教授の補助として、カラーテレビジヨ
ンは医学生や技術者に細胞を拡大して示す。ま
た、クラス全員に特定の細胞の性質を印刷して与
えることもできる。 各スライド用のデータはカウントと報告書形式
での印刷が終るまでメモリに貯えられる。装置に
組込まれている自動呼出し機能により、特定の細
胞を指令に応じて再配置できる。疑問のある細胞
を更に検査する必要がある時は、オペレータは表
示されたX−Y座標を単に注意するだけでよい。
それからスライドを除去できる。病理学者がスラ
イドを再び見る用意ができた時に、そのスライド
を再び挿入して、適切なキーを押すと座標位置が
呼び出される。問題の細胞は再検査のために自動
的に見出される。血液学研究室における作業は円
滑に流れ、病理学者は異常細胞の臨界研究のため
にしばしばじやまされることはない。この独特の
再現機能のために、スライドをある装置から別の
装置へ移動させることができる。 装置の動作においては、普通に用意されたスラ
イド台の上に置き、それからスライドを適切な位
置に置いて、データ挿入キーを用いて標本識別番
号を入れる。そうするとこの装置は自動機能の用
意ができる。細胞は自動的に探索され、オペレー
タが識別できるように自動的にピントが合わされ
る。オペレータが識別を行なつてから次の細胞が
10分の3秒以内で呈示される。白血球数は後でプ
リントするためにコンピユータに貯えられる。完
全なRBC形態についての記述と、血小板が十分
な数だけあるか否かについての見積りをいつでも
コンピユータに入れることができる。微分を行な
つてから結果を報告書の形でプリントする。 本考案では光源と光学系が、光ビームを研究室
のスライドを通じてカラーテレビカメラに照射す
る。第1の光ビーム分割器が光源からの光ビーム
の一部を観察者の接眼鏡へ向け、第2の光ビーム
分割器は光ビームの別の部分を自動細胞検出およ
び自動ピント合わせ装置へ向ける。この分割され
た第2のビーム経路中の振動する光学的走査器が
視野を連続的に走査し、光景の光の明暗が受けら
れるように、自動細胞検出および自動ピント合わ
せ装置内の光ダイオードのような光応答装置へ、
光学的映像を表す走査された光の強さを与える。
細胞検出モードでは、スライドを保持する顕微鏡
の「台」はX方向とY方向の駆動モータにより曲
りくねつた経路に沿つて自動的に駆動される。細
胞検出装置は台の自動移動中に振動する光走査器
を使用する。光応答装置と電子回路はコンピユー
タと関連して動作して、白血球のX−Y座標の識
別と蓄積を行う。曲りくねつた経路中で白血球を
検出すると、台は光軸の上に置かれる。台が白血
球の上で停止すると、自動ピント合わせ装置が動
作して振動光学走査器と、光応答器と、回路およ
びZ軸駆動機を動作させて、走査の観察される領
域と白血球の平面内にあるコントラストの高い物
体(たとえば赤血球の縁部)に対してピントを自
動的に合わせる。観察者が白血球の種類を確認し
てから、台駆動機は次の白血球を検出するために
曲りくねつた経路を動かされる。 [実施例] 以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。 第1図には血液が塗布されたスライドの上に希
望する血液細胞を自動的に走査し、ある1つの細
胞の上に停止し、その細胞に対してピントを合わ
せるための装置が示されている。光源10からの
光は集光レンズ11で集められてからスライド1
2を通つて対物レンズ14に入る。スライド12
は顕微鏡の台13の上にのせられている。対物レ
ンズ14に入つた光はビーム分割器15と、映像
形成レンズ系16と、反射鏡17と第2ビーム分
割器18を通つてカラー・ビデイコン・テレビカ
メラ19に入る。このテレビカメラ19は、モニ
タ31とともに細胞の映像を即座に観察者に表示
させる。テレビカメラ19はたとえば東芝製の
1K−12形カメラを使用でき、テレビモニタはソ
ニー製のKV−5000を使用できる。第1ビーム分
割器15は光ビームの一部を接眼鏡20へ反射す
る。第2のビーム分割器18は光ビームの更に別
の一部を光学的走査器21へ反射させる。走査器
は反照式検流計の反射鏡機構を利用できる。走査
器21に入射した光ビームは、アパーチヤ22,
23を通つて光応答素子24,25に入射する。
この光応答素子はここではホトダイオードとして
示してある。振動する光走査器は、細胞検出ダイ
オード24と、ピント合わせダイオード25に対
する視野を連続的に繰り返えし走査する。第1図
では図示を明確にするためにホトダイオード24
と25がかなり離れて置かれているように示され
ているが、実際には両者は接近して置かれてい
る。希望によつては、1個のホトダイオードを細
胞検出と自動ピント合わせの両方の機能を行わせ
るために使用できる。 キーボード30(第13図、第14図)により
医療技師すなわち観察者は自動走査顕微鏡装置の
すべての動作を制御することと、外部データの挿
入とを行うことができる。これらの動作のいくつ
かには初期テストに関連する情報の入力と、自動
白血球検出およびピント合わせと、台の手動制御
と、ピントの手動調節と、表示器30Aにおける
表示と、プリンタ30Bによるプリントが含まれ
る。プリンタ30Bは、ITT−ゼネラル・コント
ロールズ社(ITT.General Controls)製のNO・
C−8304形プリンタを使用できる。テレビカメラ
19はカラーテレビサブシステムの一部で、カメ
ラ制御ユニツトとカラーテレビモニタ31とがカ
ラーテレビサブシステムに含まれる。 ホトダイオード24の電気出力は細胞検出処理
器32に与えられ、処理器32の出力はX−Y台
駆動機34に与えられる。ホトダイオード25の
電気出力は自動ピント合わせ処理器33に与えら
れ、台駆動機34のZ軸部を駆動して、検出され
て光軸に合わせられた細胞に対してピントを正し
く合わせる。 第2図には血液が塗布されたガラススライドの
拡大図が示されている。この図の右下半分は標準
の約2.54×7.62cm(1×3インチ)のガラススラ
イド40を示す。このガラススライド40の上に
は細胞検出中に顕微鏡台がたどる典型的な曲りく
ねつた経路41を表す線が重畳されている。もち
ろん、この曲りくねつた経路は希望するだけ右け
延ばすことができるし、他の形の経路を選択する
こともできる。スライド上の円形部分42は特定
の時間における光学系の典型的な視野を表し、接
眼鏡20を通じて見ることができる。 第2図の左側には何個かの赤色細胞42a(小
円)と、この時には曲りくねつた経路のこの点に
見える白血球(大きな円)を示すために、円形視
野42を拡大して示してある。この視野42の中
央部にはテレビカメラのより限定された視野を表
す長方形領域43がある。視野の中心部を横切る
水平線44は、振動光学走査器21により光学的
に走査されて、細胞検出ダイオード24へ与えら
れる光景の一部を表す。同様な水平線45は自動
ピント合わせのために走査される視野部分を表
す。直線45は直線44から離れており、視野の
異なる部分を走査するものとして示されている
が、2本の直線44,45を互いに上にある2個
のホトダイオードにより見ることができるように
ホトダイオードを位置させることができる。第2
図の右上には視野43を更に拡大して示してあ
る。これは、テレビ画像を写真撮影したもので、
白血球が中心に置かれ、その周囲を何個かの赤血
球で囲んでいる。 観察者はカラーテレビモニタ31または接眼鏡
20で血液細胞を見ることもできる。水平線4
4,45がホトダイオード24,25に投射され
ると、その時に見える光学的特性を表す電気信号
に変換される。第2a図および第2b図は細胞検
出と自動ピント合わせのためにそのように変換さ
れた信号の例を示す。第2a図から、白血球の黒
い細胞核部分が、細胞検出回路で確認できる信号
の振幅の大きな変化となつていることがわかる。 第3図は、自動ピント合わせ処理器33と、自
動細胞検出処理器32とを、ブロツク図で詳細に
示す第3A図乃至第3D図の組合わせを示す。前
記したように、光源10は顕微鏡の中を透過させ
る光ビームを発生し、その光ビームの一部は振動
する光走査鏡21に入射し、それから反射された
アパーチヤ22,23を通つてホトダイオード2
4,25に入射するから、ホトダイオード24,
25は直線44,45で表される一連の走査光を
受ける。 白血球検出動作中は、Y軸モータは白血球が見
つかるまで回転を続けて、予め定められた曲りく
ねつた経路に沿つてY軸方向へ1走査当り約4μ
の速さでスライドを移動させる。白血球が見つか
るとY軸モータは停止し、次にX軸モータが台を
右または左へ動かしてその白血球を光軸上に置い
てから停止する。それから自動ピント合わせ動作
が開始され、Z軸モータが台をZ軸方向すなわち
鉛直方向に動かす。細胞検出動作はY軸モータが
動作している時だけ行われ、X軸モータが台を新
しい曲りくねつた経路に沿つて動かす間は細胞検
出は行われない。細胞が検出されてX軸モータが
その細胞を視野の中心に置くと、マイクロコンピ
ユータが曲りくねつた経路の位置の情報を保持
し、台を細胞の検出を開始した時の位置へ戻す。
自動ピント合わせ動作中は、光走査器21の鋸歯
状波走査(第6図のカーブf)により、走査中の
光度変化率を与える赤色細胞の数を含む光走査光
を自動ピント合わせホトダイオードに入射させ
る。より正確に顕微鏡のピントが合わされると、
変化率信号がより鋭くなる。前記別の方法では、
自動ピント合わせ装置は、変化率信号を得るため
に観察された走査線に存在する細胞縁部の交差に
依存する。 X,Y,Z軸方向への台駆動機は、ハネウエル
社のマイクロスイツチ部門(Honeywell Inc,
Microswitch Division)製のモータ・タコメータ
NO・91929(カタログ掲載2VM61−033−4)の
ような既知のサーボモータ3台で構成される。マ
イクロプロセツサのメモリに特定の白血球の場所
の正確なX−Y座標を与え、更に観察するために
選択された白血球を表すそれらの座標に台を戻す
ために、サーボモータには符号器が取りつけられ
る。台の現在の位置のX−Y座標はオペレータの
表示パネル上に表示される。この装置に用いられ
る符号器は米国カリホルニア州コスタ・メサ
(Costa Mesa)所在のデイスク・インスツルメン
ツ社(Disc Instruments Inc・,)製の992−200
−O−C−L−P型符号器で、前記ハネウエル社
のサーボモータに取りつけられている。 表示パネル30Aは、(1)数えられた細胞の全数
を表す細胞数、(2)数えられた正常な赤血球数を示
すNRBC/100WBC、または%変換キーが押され
た時あるいは細胞数リミツトに達した時の白血球
100個当りのNRBC、(3)12種類の各白血球につい
て数えられた白血球数を示す微分計数単位
(Differential Tally)、または%変換キーが押さ
れた時あるいは細胞数リミツトに達した時のパー
セント、(4)台の現在のX−Y座標位置、を含む数
多くの項目の表示を行う。 自動細胞検出回路と自動ピント合わせ回路は、
自動細胞検出モードまたは自動ピント合わせモー
ドでそれぞれ動作し、両方のモードで同時に動作
することはない。アナログ/デジタル変換器5
5、アナログ/デジタル出力レジスタ58、マイ
クロプロセツサのインタフエース回路、および光
走査器21とその電子回路85のような、いくつ
かの電子回路を多重動作できるようにするモード
切り換えがマイクロプロセツサ70により行われ
る。自動ピント合わせモードと細胞自動検出モー
ドはキーボードで選択され、この選択によつてモ
ード切り換えがマイクロプロセツサの制御の下に
行われる。 自動ピント合わせ回路と細胞自動検出回路との
動作をマイクロプロセツサ70で制御するため
に、第3C図に示す動作可能ライン71はデジタ
ルインバータラツチ回路72にパルスを与える。
この回路72が作動されると、その入力端子73
に加えられた「0」信号によりその出力端子に
「1」出力が現われ、この出力により自動ピント
合わせ回路が作動させられる。また、入力端子7
3に「1」入力が加えられると細胞自動検出回路
が作動させられる。 自動ピント合わせ 自動ピント合わせルーチンは細胞が検出される
たびに行われ、これはその検出動作の前のピント
位置が正しい場合でも行われる。スライド台は下
方(−Z方向)へ2ミクロンだけ動かされる。そ
れからスライド台は4ミクロンだけ上方(+Z方
向)へ動かされ、その間に0.5ミクロンおきに焦
点A/D値が読出される。すなわち、1回の走査
はZ方向における0.5ミクロンの前進に一致す
る。最大のA/D値とその位置がマイクロプロセ
ツサ70に加えられ、上と下のしきい値と比較さ
れる。そしてそのA/D値が限度以内の時はスラ
イド台は選択された新たな良いピント位置へ向け
て下へ動かされる。また、A/D値がしきい値テ
ストに合格しない時は、スライド台は直前に得ら
れた最適のピント位置まで下へ動かされる。この
自動ピント合わせ回ルーチンは約100ミリ秒を占
める。 まず初めに自動ピント合わせ処理器について説
明する。電気信号の流れは次の通りである。ホト
ダイオード25に入射した光は電気信号に変えら
れて、増幅器50に加えられる。この増幅器50
の出力は微分器51により微分され、この微分器
の出力は全波整流器52で全波整流され、整流出
力はリセツト積分器53で積分される。アパーチ
ヤ23と、光応答器25と、増幅器50と、微分
器51と、積分器53と、A/D変換器55とは
組合わされて光電変換器、更に詳しくいえば光度
変化率−電圧変換器を構成する。正常な自動ピン
ト合わせ反射鏡走査では、多くの赤色細胞が交差
され(第2図では走査線45とは2個だけが交差
している様子を示している)、各細胞の縁部は光
応答器25に入射する光の光度を急速に変化させ
る。 赤色細胞を囲む血漿は赤色細胞よりもはるかに
透明であるから、走査光がその細胞の縁部を横切
る時に、光応答器25に入射する光の光度が急速
に変化する。ピントがよく合うようになると、細
胞の縁部による信号の変化が鋭くなる。自動ピン
ト合わせ用のアパーチヤ23の直径は約0.5ミク
ロンで、赤血球の直径の約4ミクロンと比較する
と非常に小さいから、細胞の縁部の鋭さが強調さ
れる。光応答器25に入射する光の強さの変化率
が鋭いほど、微分器51の積分すべき出力パルス
は大きくなる。積分された信号は必要に応じて可
変利得積分増幅器54で増幅され、アナログスイ
ツチ75Bに加えられ、このスイツチ75Bが自
動ピント合わせデータを送る位置にある時にA/
D変換器55に加えられて、そこでデジタル値に
変換される。スイツチ75の制御については後で
説明する。アナログスイツチ75は、2つの入力
端子I1とI2を有するブロツク75Aと、2つの入
力端子I3とI4を有するブロツク75Bとを有す
る。アナログスイツチ75は入力端子I1とI4がそ
ぞれの出力端子に接続される位置と、入力端子I1
とI3がそれぞれの出力端子に接続される位置とに
操作できる。 したがつて、後で説明するように、アナログス
イツチ75Aは自動ピント合わせ動作中に160Hz
鋸歯状波駆動信号を受け、細胞検出動作中に1000
Hzの正弦波を受けて、光走査器21に2種類の駆
動信号を与える。それと同時にアナログスイツチ
75Bは自動ピント合わせ中にA/D変換器55
に自動ピント合わせ走査情報を与え、細胞検出中
に走査鏡位置情報を与える。 A/D変換器55は入力端子IN、クロツク端
子CKおよびストローブ端子STを有する。この
A/D変換器55の入力端子INは、自動ピント
合わせモード中はアナログスイツチ75Bにより
自動ピント合わせ積分出力を受け、細胞検出モー
ドの時には光走査鏡位置電圧を受ける。A/Dス
タート変換は、自動ピント合わせモードで各自動
ピント合わせ光走査の終りに開始される。A/D
変換は、細胞検出モード中に白血球が検出された
時にも開始される。 光走査器駆動電子回路は1KHz正弦波発生器
と、鋸歯状波発生器83(第3C図)とを含む。
この鋸歯状波発生器83は自動ピント合わせのた
めに、約160Hzの繰り返えし率で光走査鏡21を
駆動する。特に、第3C図で19.3KHz方形波発振
器すなわちクロツク80(第6図カーブa)は、
分周器81を介して出力線82に接続され、この
出力線82に160Hzの周波数を与える。この分周
(第6図カーブa,b)は、縦続接続された通常
の11分の1分周カウンタにより行われる。出力線
82に現われる160Hzの出力信号すなわちブラン
キング信号は、なるべく幅が570マイクロ秒で、
正へ向うパルス(第6図カーブc)の形にする。
このパルスは鋸歯状波発生器83に加えられる。
鋸歯状波は自動ピント合わせ光走査調節増幅器8
4を介してアナログスイツチ75Aの入力端子I1
に加えられる。そしてアナログスイツチが自動ピ
ント合わせモードの時には、鋸歯状波は光走査駆
動回路85に与えられ、この回路85の出力は光
走査器21を駆動する。一実施例における光走査
は幅が約4ミクロン、長さが約150ミクロンであ
る。走査器21の位置を表す電気信号は走査器か
ら走査器位置増幅器141に与えられる。この増
幅器141への入力から得られる鋸歯状波を第6
図のカーブfに示す。一実施例では、走査器21
は検流計であつて、駆動回路85からの鋸歯状波
電流はその検流計のコイルを流れて、ムーブメン
トに固定されている反射鏡を振動させる。検流計
のコイルに直列接続されている低抵抗はリード1
40を介して走査器位置増幅器141に信号を与
える。 この鋸歯状波帰線部分の間は、ライン82上の
自動ピント合わせブランキングパルスも反転され
て91から、積分器リセツト遅延ワンシヨツト
(O/S)88に加えられる。このワンシヨツト
88の動作持続時間は162マイクロ秒である。ワ
ンシヨツト88からの出力パルスの後縁部は積分
器リセツトワンシヨツト89をトリガする(第6
図カーブe)。ワンシヨツト89は積分器リセツ
トアナログスイツチ57を閉じさせ、積分器53
をリセツトする。光走査器の各走査によりホトダ
イオード25には光景の光の明暗が与えられる。
シミユレートされた信号を第6図カーブgに示
す。これらの光の明暗すなわちコントラストは増
幅され、微分され、整流されてからパルスが積分
器53で組合わされ、第6図カーブjに示すよう
な一般的な種類のアナログ出力を発生する。 分周器81の出力端子はライン82,90を介
してナンドゲート77の上側入力端子にも接続さ
れる。インバータラツチ72が動作可能状態にさ
れて「1」出力をライン74(自動ピント合わせ
モード)を介してナンドゲート77に与える時に
は、ライン90を介してナンドゲート77に加え
られる正パルスとともに、ナンドゲート77の出
力端子には常に「0」出力を発生させ、この
「0」出力はライン91を介してオアゲート92
と93の入力端子に与えられる。オアゲート92
の出力はDフリツプフロツプ94に与えられる。
このDフリツプフロツプ94の別の入力端子には
1.24MHz発振器95の出力が加えられる。Dフリ
ツプフロツプの出力端子は1マイクロ秒スター
ト変換ワンシヨツト96に接続される。ワンシヨ
ツト96は8ビツトA/D変換器55にストロー
ブパルスを与える。発振器95の出力が「1」と
なると、Dフリツプフロツプの入力端子にその
「1」出力が与えられ、そのためにその出力端
子に「1」出力が生じ、その出力はワンシヨツト
96をトリガし、A/D変換器55をストローブ
制御する。 オアゲート93の出力は自動ピント合わせブラ
ンキング信号を与える。この信号はライン100
を介してマイクロプロセツサ70に与えられると
ともに、カウンタA,Bクリアワンシヨツト10
2へライン101を介して与えられる。ワンシヨ
ツト102の出力(第6図カーブq)はライン
103により2ビツトカウンタA(読出し)10
4と、2ビツトカウンタB(書込み)105との
クリア入力端子に加えられる。自動ピント合わせ
ブランキングパルスはカウンタクリアシヨツト1
02をトリガする。このワンシヨツト102は読
出しカウンタ104と書込みカウンタ105を各
自動ピント合わせ光走査の初めにクリアする。各
カウンタ104,105はそれぞれ一対の出力端
子WBとWA、RBとRAを有する。それらの出力端
子はデジタル比較器106の入力端子B1,B0,
A1,A0にそれぞれ接続される。この比較器10
6の出力端子は3状態バツフア107に接続され
る。このバツフアは細胞検出用意信号または自動
ピント合わせ用意信号とを、ライン110を介し
てマイクロプロセツサ70へ与える。2ビツトカ
ウンタB(書込み)105は変換の終りワンシヨ
ツト111からの入力を受ける。このワンシヨツ
ト111は8ビツトA/D変換器55からライン
112を介して加えられる変換の終り信号により
トリガされる。ワンシヨツト111からの信号出
力はライン113を介して、4×8ビツトレジス
タ58への動作可能入力端子へも与えられる。カ
ウンタ104,105の出力端子WB,WA,R
B,RAはレジスタ58の入力端子にも接続され
る。 次に動作を説明する。光走査器の連続走査中は
台はZ方向に連続的に動き、ピントが合うにつれ
て光度変化率が明確となり、微分されたパルス
(第6図カーブh)は明確となつて鋭くかつ振幅
が大きくなり、積分器53のアナログ出力は第5
図に示すように増大する。Z軸方向に沿う移動速
度は1走査当り0.5ミクロンである。ピントが最
も良く合うと、積分器53の出力はもはや大きく
ならず、良いピント点を通りすぎるにつれて減少
しはじめる。マイクロプロセツサ70の比較器
(図示せず)は各走査の信号レベルを以前の走査
の信号レベルと比較し、複数の走査の最大信号を
保持する。この最大信号のZアドレスはマイクロ
プロセツサに貯えられており、Z軸位置はこのア
ドレスへ戻され、ピント合わせは終る。このよう
にして血液細胞はテレビモニタのスクリーンと、
顕微鏡の接眼鏡のいずれでも観察するのに最適な
ピント状態になる。 自動ピント合わせ動作中に起る一連の事象を示
すタイミング図(第6図A,B,C)は、カーブ
aでは19.3KHz発振器の出力を示し、この出力は
11分の1に分周され(カーブb)、カーブcに示
すように160Hzの出力を与える。この出力の正部
である570μs部分は自動ピント合わせブランキ
ングパルス160と呼ばれる。パルス160の前
縁部は、積分器リセツト遅延ワンシヨツト88
と、鋸歯状波発生器83とをトリガさせ、かつ
A/D変換を開始させる。ワンシヨツト88のト
リガによりワンシヨツト88は162μsのパルス
を発生し(カーブd)、トリガされた鋸歯状波発
生器83は復帰動作を開始する(カーブf)。
A/D変換をカーブkで示す。このトリガ時から
162μs経過すると積分器リセツト遅延パルスが
終る。このパルスの後縁部は積分器リセツトワン
シヨツト89をトリガして、幅が638μsの積分
器リセツトパルス162を発生させる(カーブ
e)。カーブjは積分器53の出力を示す。この
出力は1度零になつてからリセツトパルス162
が終るまで零を保つ。その間に、積分器53が放
電される前にカーブjの部分163における電圧
レベルのA/D変換が終る。変換の終り
(EOC)パルスをカーブlに示す。A/D変換器
55内の情報はライン113上のパルス(カーブ
n)により動作可能化されたレジスタ58へ転送
される。EOCパルスの後縁部はカウンタBをト
リガする(カーブn)。そのためにカウンタBは
更新されて、マイクロプロセツサ70に自動ピン
ト合わせ用意完了パルス164(カーブo)を与
える。マイクロプロセツサ70は蓄積のためにレ
ジスタ58からデータを受けることができ、入力
チヤンネル・ストローブパルス(カーブp)はレ
ジスタ58とバツフア59を動作可能状態にし
て、データをマイクロプロセツサのメモリへ転送
させる。このストローブパルスはデジタル比較器
が満されるようにカウンタAのクロツク操作も行
う。 次に、時間順序に従つて、ブランキングパルス
160の後縁部は鋸歯状波発生器83に掃引を開
始させ(カーブf)、それにより新たな自動ピン
ト合わせ走査を開始させる。また、この時に、自
動ピント合わせパルス(カーブo)が終り、
130nsのカウンタA,Bクリヤパルスが生ずる。
最後に、積分器リセツトパルス(カーブe)は終
了して積分器53が動作できるようにする。増幅
器50からのシミユレートされた信号出力(カー
ブg)は微分器51により微分されてカーブhに
示すようなパルスとなり、全波整流されてカーブ
iに示す信号となり、この信号は積分される。積
分器の階段状出力をカーブjに示す。第5図では
連続する走査による積分器の出力を、最適ピント
位置が決定され、得られるにつれて振幅が大きく
なる隣接する垂直線として示されている。 細胞検出 次に再び第3図を参照して細胞検出の動作につ
いて説明する。要約すれば、細胞検出中は顕微鏡
の台は白血球を探すために所定の曲りくねつたパ
ターンに沿つて動かされ、細胞を検出した時にそ
の細胞を観察できるようにその白血球の上に停止
させられる。光源10は顕微鏡に光ビームを透過
させ、その光ビームの一部は振動する光走査器2
1に到達し、そこからアパーチヤ22を通つてホ
トダイオード24に入射するから、このホトダイ
オード24は第2図の直線44により表される連
続する光走査列を受ける。ホトダイオード24の
出力は細胞検出前置増幅器60に接続される。こ
の増幅器の出力の例を第2a図と、第4図のカー
ブhに示す。この出力はライン143を介して負
のピーク保持検出器144に加えられ、検出器1
44の出力は細胞検出しきい値増幅器145を介
して細胞検出比較器146の負入力端子に加えら
れる。ライン143は比較器146の正入力端子
にも直結される。負のピーク保持検出器144は
D/C電圧を発生する。この電圧は標準血液スラ
イドを走査する時の血漿レベルの関数である。増
幅器145の利得は可変で、血漿レベルのある百
分率である可変細胞検出しきい値電圧を与える。
このしきい値レベルは比較器146で細胞検出前
置増幅器の出力と比較され、この前置増幅器から
の信号のうちしきい値レベル(すなわち、白い細
胞の核からの信号)よりも負でない信号は、比較
器の出力端子に「1」を発生させる。 負ピーク保持検出器144と、しきい値可変増
幅器145と、比較器146とで構成されるレベ
ル検出器61は、白血球の暗い核により発生され
たより大きな信号レベル(第4図カーブh)に応
答して、比較器146から信号出力(第4図カー
ブi)を発生する。 比較器146の出力信号はA/D変換器55を
ストローブ制御する。このA/D変換器はアナロ
グスイツチ75Bを介してアナログ入力信号も受
ける。この信号は光走査器駆動電流にしたがつて
走査線の位置の関数である。この電流の波形は、
時間とともに増大(または減少)して光走査を視
野を横切つて行わせる直線ランプの形をしている
から、A/D変換器55へのアナログ入力も増大
し、このA/D変換器がストローブ制御されて走
査中に白血球を検出したことを示すと、デジタル
出力はその白血球のアドレスすなわち走査線に沿
う座標を示す。この情報は4×8ビツトのレジス
タ58に与えられる。レジスタは実際には4台の
レジスタで、1回の走査で3個までの白血球につ
いての情報を取り扱える容量を有する。この情報
は後でマイクロプロセツサ70に加えられてそこ
に貯えられる。 特に、比較器146からの「1」信号は細胞検
出遅延ワンシヨツト130をトリガする。このワ
ンシヨツトは13.5μsの遅延を行つて、細胞の縁
部よりも白血球の核の中心近くで検出を行えるよ
うにする。ワンシヨツト130の出力が「0」に
なつた時に、その出力「0」は細胞検出ロツクア
ウトワンシヨツト131をトリガし、75μsのタ
イムアウトを与える。ワンシヨツト131の出
力はワンシヨツト130の入力端子に帰還され
て、20μ以下の距離しか離れていない隣接する2
個の細胞のうちの第2の細胞の検出を阻止する。
ワンシヨツト131の出力が「0」になると、
その出力によりオアゲート92と、Dフリツプフ
ロツプ94と、変換スタートワンシヨツト96と
は細胞検出A/D変換を開示する。したがつて、
オアゲート92のいずれかの入力が「0」になる
と、その出力は「1」となつてDフリツプフロツ
プ94に加えられる。1.24MHzのクロツクが高レ
ベルとなると、Dフリツプフロツプ94の入力端
子に「1」入力が加えられるから、Dフリツプフ
ロツプ94の出力が「1」となり、A/Dスタ
ート変換ワンシヨツト96をトリガし、A/D変
換器55をストローブ制御する。クロツク95の
ために変換のスタートに最大で18μsの遅延が起
り得る。 A/D変換器55での変換が終ると(EOC)、
ライン112に与えられていた信号が低レベルと
なり、変換の終りワンシヨツト111をトリガす
ると、その出力は「0」となり、そのためにラ
イン113上の信号は書込みレジスタ58を動作
可能状態にして、A/D変換器55のデータを
A/D変換器出力レジスタ58へ転送させること
ができるようにする。ワンシヨツト111の出
力が1.3μs後に「1」へ戻ると、それはデータ
をレジスタに「0」で保持し、カウンタ105の
カウンタを1カウントだけ増加させる。読出しカ
ウンタ104は0カウト状態にあり、カウンタ1
04のカウントはカウンタ105のカウントより
も小さいから、比較器106は満される。細胞検
出/自動ピント合わせ(CF/AF)用意完了ライ
ン110上の信号は高レベルとなつて、データが
利用できることをマイクロプロセツサへ知らせ
る。そうするとマイクロプロセツサはライン15
0へストローブパルスを与える。このストローブ
パルスは読出しレジスタ58と3状態バツフア5
9を動作可能状態とし、データがマイクロプロセ
ツサのデータバスへ転送される。ライン150上
のストローブパルスが高レベルに戻ると、そのス
トローブパルスは読出しカウンタ104のカウン
トをしただけ増加させる。読出しカウンタ104
のカウントが書込みカウンタ105のカウントに
等しくなると、A<Bという比較器106の要求
は満されないから、ライン110上のCF/AF用
意完了信号は「0」へ戻つて、それ以上のデータ
を利用できないことをマイクロプロセツサに知ら
せる。 振動する光走査器21,21′は細胞検出中は
1000Hzの振動数で駆動される。本考案の一実施例
では、細胞検出中は光走査器を駆動させるために
正弦波発振器120(第4A図カーブa)が用い
られ、この正弦波の比較的直線的な部分が走査の
ために使用される。 正弦波発振器120は1KHzの光走査波形出力
を発生する。この出力は細胞検出光走査調節増加
器121で希望レベルまで増加されてから、ライ
ン122によりアナログスイツチ75AのI2入力
端子に加えられ、そこから光走査器駆動回路85
に加えられる。正弦波発振器120の出力はライ
ン123を介して零検出比較器124にも加えら
れる。この比較器124は1KHzの方形波を発生
する(第4図図カーブb)。この方形波出力は220
μs細胞検出ブランキング遅延ワンシヨツト12
5に加えられる。この方形波出力の後縁部はワン
シヨツト125をトリガする。このワンシヨツト
125の出力は600μs細胞検出ブランキング期
間ワンシヨツト126に加えられる。このワンシ
ヨツト126の出力はライン127によりオア
ゲート93の他の入力端子に加えられるから、細
胞検出ブランキング信号と、自動ピント合わせブ
ランキング信号とがオアゲート93へ共に加えら
れる。オアゲート93の出力端子におけるこれら
のブランキング信号は、ライン100を介してマ
イクロプロセツサ70に加えられるとともに、カ
ウンタA,Bクリアワンシヨツト102の入力端
子に加えられらる。このワンシヨツト102の
出力は130nsの間「0」となり、各細胞検出光走
査または各自動ピント合わせ光走査の初めに、読
出しカウンタAと書込みカウンタBをクリアす
る。細胞検出ブランキングワンシヨツト126の
出力は、細胞検出遅延ワンシヨツト130のク
リア入力端子にライン127を介して加えられ、
この動作により細胞検出の帰線期間中は細胞が検
出されないようにする。 ここで、光走査器21について簡単に説明す
る。この走査器21の位置はライン140を介し
て光走査器位置増幅器141に加えられる電流の
大きさにより示される。この増幅器141の出力
はアナログスイツチ75Bの入力端子I4に加えら
れる。増幅器141は光走査器電流と光走査器の
鏡の位置との間に位相の推移を行わせ、利得を可
変にして光走査器の位置電圧をA/D変換器55
のダイナミツク範囲内で調節できるようにする。 この装置の重要な特徴は、1回の走査で検出す
る複数の白血球のアドレスを記録することを可能
にすることである。白血球が接触していたり、極
めて接近している(約20ミクロン以下の間隔)時
には、装置は隣接するすべての白血球をテレビジ
ヨンの画面に置く1つのアドレスをとり出す。多
数の白血球が隣接していない時には、マイクロプ
ロセツサには個々の白血球のアドレスが貯えら
れ、順次呈示される。 ここで、1回の走査で隣接しない3個の細胞が
検出される細胞検出モードを仮定すると、各細胞
は個々に検出されて、各細胞のアドレスがレジス
タ58に貯えられる。この時には3カウントがカ
ウンタB105に入れられており、デジタル比較
器はマイクロプロセツサに入れるべき情報を示す
出力を与え、ライン110上の細胞検出用意済み
信号がマイクロプロセツサ70に与えられ、Yモ
ータは停止し、マイクロプロセツサは3個の細胞
のうちの最初の細胞についてのX方向走査場所デ
ータをレジスタ48から取り出し(カウンタA1
04は1番目の細胞のデータの呼出しを行う)、
各細胞をテレビジヨンモニタに入れる動作が開始
される。符号器パルスの数(すなわち距離)と、
曲りくねつた経路から離れて位置する最初の細胞
はマイクロプロセツサにより計算される。細胞が
テレビジヨンモニタ上の中心位置に既にない時に
は、曲りくねつた経路に対する細胞の位置はX指
令を決定するために用いられる。Xモータはテレ
ビジヨンモニタの画面の中央部にくるようにスラ
イドを動かし、中央部に細胞がきた時にスライド
を停止させる。次に自動ピント合わせルーチンが
行われて、細胞は観察と識別を行う用意が完了す
る。最初の細胞の確認がオペレータによりキーボ
ードから入れられると、次の細胞の検出動作が開
始されるが、ライン110からマイクロプロセツ
サに与えられる細胞検出用意完了信号は依然とし
て高レベルで、レジスタが別の細胞についての情
報を有することを示す。マイクロプロセツサはラ
イン150へ別のパルスを与え、再びレジスタ5
8とバツフア59を動作可能状態にし、カウンタ
A104を更に1カウントだけ歩進させて、3個
の細胞のうちの2番目の細胞についてのデータを
マイクロプロセツサが取り出すことができるよう
にする。この2番目のセルをテレビジヨンモニタ
の画面の中央部へ移動させる動作は前と同様にし
て行われる。カウンタB105は3カウントを
得、カウンタA104は2カウントだけ歩進す
る。カウンタAのカウントはカウンタBのカウン
トよりも少いから、細胞検出用意完了信号は高レ
ベルを保つて、レジスタ58に記録されている更
に別の細胞の存在を示す。次に上記の動作が繰り
返えされて3番目の細胞の場所が記録され、その
細胞がテレビジヨンモニタの中央部まで動かさ
れ、ピントが合わされて3番目の細胞を識別でき
る。そうするとカウンタ104と105のカウン
トは等しくなり、デジタル比較器はレジスタ58
内の対象としない細胞についてはもはや確認せ
ず、細胞検出用意信号はなくなる。そうすると従
来の細胞検出が行われる。 各走査ごとの曲りくねつた経路に沿つて移動す
る距離は約4ミクロンである。この距離は普通の
白血球の直径の約6〜10ミクロンにほぼ匹敵する
から、その白血球は視野の中心を通りすぎる前に
認められるのが普通である。細胞検出中に駆動し
ているZ軸モータは白血球を検出した時にほとん
ど即時に停止することができる。白血球の前縁部
が通常横切られて認められ、かつ白血球は比較的
一様な寸法を持つているから、走査における白血
球アドレスから得られるX軸補正とともに、コン
ピユータからの一定のY軸補正は顕微鏡台の位置
を調節して、白血球を顕微鏡の光軸とテレビジヨ
ンのモニタの画面のほぼ中央部に移動させる。そ
れからマイクロプロセツサは、白血球がX方向で
中央部からどれ位離れているかの計算を行う。細
胞が既にモニタの画面のほぼ中央部にある時は、
X方向の補正は行われない。もしそうでない時
は、曲りくねつた経路に対する細胞の位置がX指
令を決定するために用いられ、次にマイクロプロ
セツサはXモータを始動させて、要求された数の
符号器パルスを得るまで符号器パルスをカウント
し、その数の符号器パルスをカウントした時にX
モータを停止させる。それから細胞をテレビジヨ
ンモニタの画面の中央まで動かし、スライドを停
止させる。そしてその時のX,Y座標を読取つて
表示する。マイクロプロセツサはそれらの数を用
いて装置を元の曲りくねつた経路へ戻させる。X
位置についていえばX位置の1ミクロンはA/D
の1レベルに等しい。ここで用いている符号器の
分解能は符号器パルス1個当り4ミクロンに等し
く、4ミクロンの有効なX方向分解能を与える。 次に、細胞検出タイミング図について説明す
る。第4A図および第4B図に示す細胞検出タイ
ミング図は発振器120からの1KHzの正弦波
(カーブa)を基にしている。この正弦波は増幅
器121、スイツチ75A、駆動回路85を介し
て光走査器21を駆動する。比較器124は正弦
波の零電圧交差点を検出して、カーブbに示す
1KHz方形波を出力として与える。この方形波の
後縁部は220μsブランキング遅延ワンシヨツト
125をトリガし、そのためにこのワンシヨツト
は出力パルス171(カーブd)を発生する。ブ
ランキングの遅延はワンシヨツト125内のポテ
ンシヨメータで調節して、ブランキングを走査器
21に対して適切な位相関係にさせることができ
る。たとえば、1000Hzでは90度移相は225μsで
ある。光走査時間は500μsで、そのうちの400μ
sは細胞検出に使用される。遅延パルス171の
後縁部は細胞検出ブランキング期間ワンシヨツト
126をトリガする。このワンシヨツト126は
ブランキング期間がほぼ600μsで、細胞検出可
能期間がほぼ400μsの方形波(カーブe)を発
生する。このほぼ400μsの期間は走査鏡21の
振れの光学的中心を中心に配置される。細胞検出
可能時間の前縁部172(カーブf)では、
130nsのカウンタクリヤワンシヨツト102がパ
ルス(カーブf)を発生してカウンタ104,1
05をリセツトする。第2図の中の第2a図を参
照して先に説明した細胞検出中は強さの変化する
光がホトダイオードに加えられる。この光は血漿
が検出された時だけ最大で、次に大きいのは赤血
球を走査した時であり、白血球を走査した時は光
の強さは最も小さい。第4図のカーブhは細胞検
出前置増幅器60の電圧出力のうち、ホトダイオ
ード24に入射する光の強さに対応するレベルの
カーブを示す。カーブhで表される特定の走査の
細胞検出時間中は、2個の白血球が示されて検出
される。しきい値レベルをこえる最初の白血球は
細胞検出比較器146から出力パルス174(カ
ーブi)を生ずる。検出された細胞の寸法に応じ
てパルス幅は変えることができる。結果として得
られる細胞検出遅延ワンシヨツト130の出力パ
ルス175をカーブjに示す。このパルスの後縁
部は細胞検出ロツクアウトワンシヨツト131を
トリガし、そのためにこのワンシヨツトはパルス
176(カーブk)を発生する。このパルスはオ
アゲート92とDフリツプフロツプ94を介して
スタート変換ワンシヨツト96をトリガする。こ
のワンシヨツト96は1μsのパルス(カーブ
l)を発生する。走査器位置増幅器141からの
アナログ信号はスイツチ75Bを介してA/D変
換器55の入力端子に加えられ、そこでデジタル
信号へ変えられて検出した白血球のX座標を示
す。変換が終ると、EOCパルス178(カーブ
m)がワンシヨツト111をトリガする。ワンシ
ヨツト111はカウンタ105を1カウントに
し、レジスタ58へ書込み可能にするから、A/
D変換器55内の情報はレジスタ58内のレジス
タOに転送される。カウンタ105内のカウント
はラインWBとWAによりレジスタ58へ与えら
れ、このレジスタに適切な符号化を行つて、A/
D変換器からの情報をレジスタ58の4個のレジ
スタのうちの適切なレジスタへロードさせる。こ
の時には、細胞検出用意完了パルス(カーブo)
もマイクロプロセツサ70に与えられる。このマ
イクロプロセツサがレジスタ58からのデータを
記憶するために受けることができ、かつ入力チヤ
ンネルストローブパルス180(カーブp)を受
けることができる時は、レジスタ58を読出して
バツフア59はデータをマイクロプロセツサの蓄
積装置に転送できる。 次に第4B図のカーブhについて再び考えてみ
る。このカーブに示す波形は1回の走査中の前置
増幅器60の出力で、2個目の白血球が示されて
いることがわかるであろう。そうすると比較器1
46はパルス181(カーブi)を再び発生す
る。このパルスから遅延パルス182(カーブ
j)と、細胞検出ロツクアウトパルス183(カ
ーブk)とが前記したのと同じ順序で形成され
る。そうすると2ビツトカウンタB105のカウ
ントが2カウントに増大するから、A/D変換器
55内の新たな情報がレジスタ58のレジスタ1
に貯えられる。パルス184(カーブp)は、情
報がハードウエアに入れられるほど高速で、ソフ
トウエアが情報を受ける必要がないことを示すか
ら、マイクロプロセツサがこのデータを受ける用
意ができるのは何マイクロ秒か後である。走査中
には2個の白血球を示してあるが、1回の走査中
に別々の3個の白血球をレジスタ58で記録し
て、マイクロプロセツサへ転送させることができ
る。1回の走査で近接した2個の白血球を検出し
た時は、細胞検出ロツクアウト131は2個目の
細胞の座標の記録を阻止するが、検出された1番
目の細胞をテレビモニタ上で見るとオペレータに
は両方の細胞が見える。そのすぐ後で2番目の細
胞のデータがマイクロプロセツサへストローブさ
れ、カウンタAのカウントがカウンタBのカウン
トと同じになつてデジタル比較器が満足させられ
るようにマイクロプロセツサはカウンタAのカウ
ントを更新する。そのために細胞検出用意完了信
号が低レベルとされ、その走査では2個の細胞だ
けが検出されたことを示す。 キーボード 第14図に詳しく示されているキーボード30
は各数の数値コードと、血小板十分性コードと、
異常RBC形態厳格性(abnormal RBC
morphology severity)コードと、X−Y台座標
とを入れるために用いられる数値キーボードを含
む。キーボードの数値部分の左側では、次のキー
群が、新しいスライドへデータを入れる前に古い
データをクリアするために用いられる標本IDク
リアキーと、台を3数字X座標まで動かす数値キ
ーボードを介してそのX座標を入れることを可能
とするXキーと、Y座標について上記Xと同じY
キーと、数値キーボードを介してオペレータ識別
コードを入れることを可能とするTech#キー
と、数値キーボードを介して日付コードを入れる
ことを可能とするDataキーと、数値キーボード
を介して3数字注釈コードを入れることを可能に
するCommentキーと、X−Y座標の校正を可能
とするCalibrateキーとを含む。 次のキー群は、装置を自動検出モードに置く細
胞自動検出キーと、そのすぐ下に設けられた、装
置を手動細胞検出モードに置く手動キーと、手動
モードの時に自動ピント合わせを行う自動ピント
合わせキーと、貯えられているデータをコンピユ
ータへ入れるコンピユータ入力キーと、貯えられ
ているデータを紙片にプリントさせるプリントキ
ーとを含む。 次のキー群は、細胞カウントキーを介して白血
球の微分カウントの入力を可能にする微分カウン
トキーと、正常な赤血球形態についての注釈を入
力させるための正常赤血球形態キーと、異常な赤
血球の形態についての注釈を細胞カウントキーを
通じて、および厳格性注釈を数値キーボードを通
じて入力させるための異常赤血球形態キーと、血
小板十分性注釈を数値キーボードを介して入力可
能とするための血小板キーと、網赤血球
(reticulocyte)数を細胞カウントキーを介して入
力可能とする網赤血球数キーとを含む。 マイクロプロセツサ 第1図および第3図にブロツクで示すマイクロ
プロセツサについては、これまで何回も言及して
きた。マイクロプロセツサ70の付属部分の詳細
を第7A図、第7B図に示す。第7A図に示すマ
イクロプロセツサの心臓部は中央処理部
(CPU)200で、これはたとえばインテル社
(Intel Covp)のModel8008−1を使用できる。
この8008−1プロセツサはインテル社の発行印刷
物たとえば「インテルMCS−8ユーザーズ・マ
ニユアル(Intel MCS−8Users Manual)、1974
年11月」に記載されている。この8008−1プロセ
ツサの4個の基本的な機能ブロツクは命令レジス
タと、メモリと、演算論理ユニツトと、I/Oパ
ツフアとである。このプロセツサは6個の8ビツ
トレジスタと、8ビツト累算器と、2個の8ビツ
ト一時レジスタと、4個のフラツグビツトと、加
減算と論理演算とを行う8ビツト並列2進演算ユ
ニツトとを含む。14ビツトプログラムカウンタと
7個の14ビツト語を含むメモリスタツクがプログ
ラムアドレスとサブルーチンアドレスとを貯える
ために内部で用いられる。14ビツトアドレスによ
りメモリの16K語を直接にアドレスできる。8008
−1プロセツサのより詳細な説明と命令について
は前記マニユアルを参照されたい。この装置のプ
ログラムは通常のメモリアレイ201に貯えられ
る。第7A図および第7B図に示されている残り
のブロツクは8008−1 CPU200の通常の周辺装
置と考えることができる。 プログラム 後で示す表A,B,C,D,Eはそれぞれ細胞
呼出ルーチン、微分カウントルーチン、細胞検出
ルーチン、曲りくねつた線へ復帰ルーチン、自動
ピント合わせルーチンに用いられるプログラムの
詳細である。これらのプログラムを補足説明する
ものは第8図乃至第12図各図に示されている流
れ図である。このプログラムには、PL/Mプロ
グラム言語が用いられている。 第8図の流れ図は第8A図乃至第8D図で構成
され、全体のソフトウエア・オペレーテイング・
システムと、多くのルーチンの機能各称とを示す
全体的な図である。これらのルーチンのうちいく
つかのルーチンは本発明に付属するもので第9図
〜第12図に示されている。第9図は「X,Y座
標エントリイ・ルーチン」と名づけられた流れ図
で、X座標エントリイ動作モードルーチン(3数
字座標を受け、指定された場所へ駆動するための
ルーチン)と、Y座標エントリイ動作モードルー
チン(3数字座標を受け、指定された場所へ駆動
するためのルーチン)とを含らA表のプログラム
ルーチンである。 第10A図乃至第10F図で構成される第10
図は「キーボード1:微分カウントルーチン」と
名づけられた流れ図で、微分動作モードルーチン
であるB表を補充するものである。 第11A図乃至第11H図より成る第11図は
「細胞自動検出ルーチン(第1部)」と名づけられ
た流れ図で、「与えられた1回の走査で検出した
3個の細胞を中央に置くことができる細胞自動検
出ルーチン」であるC表のプログラムルーチンの
補充である。 第12A図乃至第12D図より成る第12図は
「細胞自動検出ルーチン(第2部)」と名づけられ
た流れ図で、「1つまたはそれ以上の制限された
領域が現存している時にYモータが低速で駆動さ
れる細胞検出ルーチン、第2部」であるD表のプ
ログラムルーチンの補充である。
差動カウントである)の検鏡の分野に関し、すな
わち、各種の白血球細胞の識別とカウントおよび
赤血球形態研究の分野に関する。 [従来技術] スライドの上で希望する血液細胞を検出し、位
置を定める作業は単調で時間のかかる作業である
から、血液細胞の自動検出の分野でかなりの努力
が費されてきている。そのような努力の結果の例
は米国特許第3315229号、第3503684号、第
3806257号、第3864564号に開示されている。 [考案の概要] 一般的にいえば、本考案の装置は白血球の差動
カウント、赤血球細胞の形態研究、血小板が十分
に含まれているかについての研究を従来のものよ
りも高速かつ疲労が少ないようにしてオペレータ
が行なうことを可能にするコンピユータ化した自
動走査装置を提供するものである。この装置は主
として差動カウントを行なうことを目的として作
られたものではあるが、たとえば網赤血球数およ
び骨髄研究のような他の血液検査にも使用でき
る。また、この装置は組織学、細胞学、微生物学
および臨床細胞遺伝学における顕微鏡検査にも使
用できる。 この装置は検鏡におけるきまりきつた作業を自
動化し、オペレータが細胞識別に専念できるよう
にする。この装置は白血球を検出し、それをカラ
ーテレビモニタに表示して観察と識別を容易にす
る。それらの細胞は実際の寸法の数千倍にも拡大
されて表示されるから、識別は容易に行なわれ
る。白血球はオペレータが識別できる位の速さで
現われる。教授の補助として、カラーテレビジヨ
ンは医学生や技術者に細胞を拡大して示す。ま
た、クラス全員に特定の細胞の性質を印刷して与
えることもできる。 各スライド用のデータはカウントと報告書形式
での印刷が終るまでメモリに貯えられる。装置に
組込まれている自動呼出し機能により、特定の細
胞を指令に応じて再配置できる。疑問のある細胞
を更に検査する必要がある時は、オペレータは表
示されたX−Y座標を単に注意するだけでよい。
それからスライドを除去できる。病理学者がスラ
イドを再び見る用意ができた時に、そのスライド
を再び挿入して、適切なキーを押すと座標位置が
呼び出される。問題の細胞は再検査のために自動
的に見出される。血液学研究室における作業は円
滑に流れ、病理学者は異常細胞の臨界研究のため
にしばしばじやまされることはない。この独特の
再現機能のために、スライドをある装置から別の
装置へ移動させることができる。 装置の動作においては、普通に用意されたスラ
イド台の上に置き、それからスライドを適切な位
置に置いて、データ挿入キーを用いて標本識別番
号を入れる。そうするとこの装置は自動機能の用
意ができる。細胞は自動的に探索され、オペレー
タが識別できるように自動的にピントが合わされ
る。オペレータが識別を行なつてから次の細胞が
10分の3秒以内で呈示される。白血球数は後でプ
リントするためにコンピユータに貯えられる。完
全なRBC形態についての記述と、血小板が十分
な数だけあるか否かについての見積りをいつでも
コンピユータに入れることができる。微分を行な
つてから結果を報告書の形でプリントする。 本考案では光源と光学系が、光ビームを研究室
のスライドを通じてカラーテレビカメラに照射す
る。第1の光ビーム分割器が光源からの光ビーム
の一部を観察者の接眼鏡へ向け、第2の光ビーム
分割器は光ビームの別の部分を自動細胞検出およ
び自動ピント合わせ装置へ向ける。この分割され
た第2のビーム経路中の振動する光学的走査器が
視野を連続的に走査し、光景の光の明暗が受けら
れるように、自動細胞検出および自動ピント合わ
せ装置内の光ダイオードのような光応答装置へ、
光学的映像を表す走査された光の強さを与える。
細胞検出モードでは、スライドを保持する顕微鏡
の「台」はX方向とY方向の駆動モータにより曲
りくねつた経路に沿つて自動的に駆動される。細
胞検出装置は台の自動移動中に振動する光走査器
を使用する。光応答装置と電子回路はコンピユー
タと関連して動作して、白血球のX−Y座標の識
別と蓄積を行う。曲りくねつた経路中で白血球を
検出すると、台は光軸の上に置かれる。台が白血
球の上で停止すると、自動ピント合わせ装置が動
作して振動光学走査器と、光応答器と、回路およ
びZ軸駆動機を動作させて、走査の観察される領
域と白血球の平面内にあるコントラストの高い物
体(たとえば赤血球の縁部)に対してピントを自
動的に合わせる。観察者が白血球の種類を確認し
てから、台駆動機は次の白血球を検出するために
曲りくねつた経路を動かされる。 [実施例] 以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。 第1図には血液が塗布されたスライドの上に希
望する血液細胞を自動的に走査し、ある1つの細
胞の上に停止し、その細胞に対してピントを合わ
せるための装置が示されている。光源10からの
光は集光レンズ11で集められてからスライド1
2を通つて対物レンズ14に入る。スライド12
は顕微鏡の台13の上にのせられている。対物レ
ンズ14に入つた光はビーム分割器15と、映像
形成レンズ系16と、反射鏡17と第2ビーム分
割器18を通つてカラー・ビデイコン・テレビカ
メラ19に入る。このテレビカメラ19は、モニ
タ31とともに細胞の映像を即座に観察者に表示
させる。テレビカメラ19はたとえば東芝製の
1K−12形カメラを使用でき、テレビモニタはソ
ニー製のKV−5000を使用できる。第1ビーム分
割器15は光ビームの一部を接眼鏡20へ反射す
る。第2のビーム分割器18は光ビームの更に別
の一部を光学的走査器21へ反射させる。走査器
は反照式検流計の反射鏡機構を利用できる。走査
器21に入射した光ビームは、アパーチヤ22,
23を通つて光応答素子24,25に入射する。
この光応答素子はここではホトダイオードとして
示してある。振動する光走査器は、細胞検出ダイ
オード24と、ピント合わせダイオード25に対
する視野を連続的に繰り返えし走査する。第1図
では図示を明確にするためにホトダイオード24
と25がかなり離れて置かれているように示され
ているが、実際には両者は接近して置かれてい
る。希望によつては、1個のホトダイオードを細
胞検出と自動ピント合わせの両方の機能を行わせ
るために使用できる。 キーボード30(第13図、第14図)により
医療技師すなわち観察者は自動走査顕微鏡装置の
すべての動作を制御することと、外部データの挿
入とを行うことができる。これらの動作のいくつ
かには初期テストに関連する情報の入力と、自動
白血球検出およびピント合わせと、台の手動制御
と、ピントの手動調節と、表示器30Aにおける
表示と、プリンタ30Bによるプリントが含まれ
る。プリンタ30Bは、ITT−ゼネラル・コント
ロールズ社(ITT.General Controls)製のNO・
C−8304形プリンタを使用できる。テレビカメラ
19はカラーテレビサブシステムの一部で、カメ
ラ制御ユニツトとカラーテレビモニタ31とがカ
ラーテレビサブシステムに含まれる。 ホトダイオード24の電気出力は細胞検出処理
器32に与えられ、処理器32の出力はX−Y台
駆動機34に与えられる。ホトダイオード25の
電気出力は自動ピント合わせ処理器33に与えら
れ、台駆動機34のZ軸部を駆動して、検出され
て光軸に合わせられた細胞に対してピントを正し
く合わせる。 第2図には血液が塗布されたガラススライドの
拡大図が示されている。この図の右下半分は標準
の約2.54×7.62cm(1×3インチ)のガラススラ
イド40を示す。このガラススライド40の上に
は細胞検出中に顕微鏡台がたどる典型的な曲りく
ねつた経路41を表す線が重畳されている。もち
ろん、この曲りくねつた経路は希望するだけ右け
延ばすことができるし、他の形の経路を選択する
こともできる。スライド上の円形部分42は特定
の時間における光学系の典型的な視野を表し、接
眼鏡20を通じて見ることができる。 第2図の左側には何個かの赤色細胞42a(小
円)と、この時には曲りくねつた経路のこの点に
見える白血球(大きな円)を示すために、円形視
野42を拡大して示してある。この視野42の中
央部にはテレビカメラのより限定された視野を表
す長方形領域43がある。視野の中心部を横切る
水平線44は、振動光学走査器21により光学的
に走査されて、細胞検出ダイオード24へ与えら
れる光景の一部を表す。同様な水平線45は自動
ピント合わせのために走査される視野部分を表
す。直線45は直線44から離れており、視野の
異なる部分を走査するものとして示されている
が、2本の直線44,45を互いに上にある2個
のホトダイオードにより見ることができるように
ホトダイオードを位置させることができる。第2
図の右上には視野43を更に拡大して示してあ
る。これは、テレビ画像を写真撮影したもので、
白血球が中心に置かれ、その周囲を何個かの赤血
球で囲んでいる。 観察者はカラーテレビモニタ31または接眼鏡
20で血液細胞を見ることもできる。水平線4
4,45がホトダイオード24,25に投射され
ると、その時に見える光学的特性を表す電気信号
に変換される。第2a図および第2b図は細胞検
出と自動ピント合わせのためにそのように変換さ
れた信号の例を示す。第2a図から、白血球の黒
い細胞核部分が、細胞検出回路で確認できる信号
の振幅の大きな変化となつていることがわかる。 第3図は、自動ピント合わせ処理器33と、自
動細胞検出処理器32とを、ブロツク図で詳細に
示す第3A図乃至第3D図の組合わせを示す。前
記したように、光源10は顕微鏡の中を透過させ
る光ビームを発生し、その光ビームの一部は振動
する光走査鏡21に入射し、それから反射された
アパーチヤ22,23を通つてホトダイオード2
4,25に入射するから、ホトダイオード24,
25は直線44,45で表される一連の走査光を
受ける。 白血球検出動作中は、Y軸モータは白血球が見
つかるまで回転を続けて、予め定められた曲りく
ねつた経路に沿つてY軸方向へ1走査当り約4μ
の速さでスライドを移動させる。白血球が見つか
るとY軸モータは停止し、次にX軸モータが台を
右または左へ動かしてその白血球を光軸上に置い
てから停止する。それから自動ピント合わせ動作
が開始され、Z軸モータが台をZ軸方向すなわち
鉛直方向に動かす。細胞検出動作はY軸モータが
動作している時だけ行われ、X軸モータが台を新
しい曲りくねつた経路に沿つて動かす間は細胞検
出は行われない。細胞が検出されてX軸モータが
その細胞を視野の中心に置くと、マイクロコンピ
ユータが曲りくねつた経路の位置の情報を保持
し、台を細胞の検出を開始した時の位置へ戻す。
自動ピント合わせ動作中は、光走査器21の鋸歯
状波走査(第6図のカーブf)により、走査中の
光度変化率を与える赤色細胞の数を含む光走査光
を自動ピント合わせホトダイオードに入射させ
る。より正確に顕微鏡のピントが合わされると、
変化率信号がより鋭くなる。前記別の方法では、
自動ピント合わせ装置は、変化率信号を得るため
に観察された走査線に存在する細胞縁部の交差に
依存する。 X,Y,Z軸方向への台駆動機は、ハネウエル
社のマイクロスイツチ部門(Honeywell Inc,
Microswitch Division)製のモータ・タコメータ
NO・91929(カタログ掲載2VM61−033−4)の
ような既知のサーボモータ3台で構成される。マ
イクロプロセツサのメモリに特定の白血球の場所
の正確なX−Y座標を与え、更に観察するために
選択された白血球を表すそれらの座標に台を戻す
ために、サーボモータには符号器が取りつけられ
る。台の現在の位置のX−Y座標はオペレータの
表示パネル上に表示される。この装置に用いられ
る符号器は米国カリホルニア州コスタ・メサ
(Costa Mesa)所在のデイスク・インスツルメン
ツ社(Disc Instruments Inc・,)製の992−200
−O−C−L−P型符号器で、前記ハネウエル社
のサーボモータに取りつけられている。 表示パネル30Aは、(1)数えられた細胞の全数
を表す細胞数、(2)数えられた正常な赤血球数を示
すNRBC/100WBC、または%変換キーが押され
た時あるいは細胞数リミツトに達した時の白血球
100個当りのNRBC、(3)12種類の各白血球につい
て数えられた白血球数を示す微分計数単位
(Differential Tally)、または%変換キーが押さ
れた時あるいは細胞数リミツトに達した時のパー
セント、(4)台の現在のX−Y座標位置、を含む数
多くの項目の表示を行う。 自動細胞検出回路と自動ピント合わせ回路は、
自動細胞検出モードまたは自動ピント合わせモー
ドでそれぞれ動作し、両方のモードで同時に動作
することはない。アナログ/デジタル変換器5
5、アナログ/デジタル出力レジスタ58、マイ
クロプロセツサのインタフエース回路、および光
走査器21とその電子回路85のような、いくつ
かの電子回路を多重動作できるようにするモード
切り換えがマイクロプロセツサ70により行われ
る。自動ピント合わせモードと細胞自動検出モー
ドはキーボードで選択され、この選択によつてモ
ード切り換えがマイクロプロセツサの制御の下に
行われる。 自動ピント合わせ回路と細胞自動検出回路との
動作をマイクロプロセツサ70で制御するため
に、第3C図に示す動作可能ライン71はデジタ
ルインバータラツチ回路72にパルスを与える。
この回路72が作動されると、その入力端子73
に加えられた「0」信号によりその出力端子に
「1」出力が現われ、この出力により自動ピント
合わせ回路が作動させられる。また、入力端子7
3に「1」入力が加えられると細胞自動検出回路
が作動させられる。 自動ピント合わせ 自動ピント合わせルーチンは細胞が検出される
たびに行われ、これはその検出動作の前のピント
位置が正しい場合でも行われる。スライド台は下
方(−Z方向)へ2ミクロンだけ動かされる。そ
れからスライド台は4ミクロンだけ上方(+Z方
向)へ動かされ、その間に0.5ミクロンおきに焦
点A/D値が読出される。すなわち、1回の走査
はZ方向における0.5ミクロンの前進に一致す
る。最大のA/D値とその位置がマイクロプロセ
ツサ70に加えられ、上と下のしきい値と比較さ
れる。そしてそのA/D値が限度以内の時はスラ
イド台は選択された新たな良いピント位置へ向け
て下へ動かされる。また、A/D値がしきい値テ
ストに合格しない時は、スライド台は直前に得ら
れた最適のピント位置まで下へ動かされる。この
自動ピント合わせ回ルーチンは約100ミリ秒を占
める。 まず初めに自動ピント合わせ処理器について説
明する。電気信号の流れは次の通りである。ホト
ダイオード25に入射した光は電気信号に変えら
れて、増幅器50に加えられる。この増幅器50
の出力は微分器51により微分され、この微分器
の出力は全波整流器52で全波整流され、整流出
力はリセツト積分器53で積分される。アパーチ
ヤ23と、光応答器25と、増幅器50と、微分
器51と、積分器53と、A/D変換器55とは
組合わされて光電変換器、更に詳しくいえば光度
変化率−電圧変換器を構成する。正常な自動ピン
ト合わせ反射鏡走査では、多くの赤色細胞が交差
され(第2図では走査線45とは2個だけが交差
している様子を示している)、各細胞の縁部は光
応答器25に入射する光の光度を急速に変化させ
る。 赤色細胞を囲む血漿は赤色細胞よりもはるかに
透明であるから、走査光がその細胞の縁部を横切
る時に、光応答器25に入射する光の光度が急速
に変化する。ピントがよく合うようになると、細
胞の縁部による信号の変化が鋭くなる。自動ピン
ト合わせ用のアパーチヤ23の直径は約0.5ミク
ロンで、赤血球の直径の約4ミクロンと比較する
と非常に小さいから、細胞の縁部の鋭さが強調さ
れる。光応答器25に入射する光の強さの変化率
が鋭いほど、微分器51の積分すべき出力パルス
は大きくなる。積分された信号は必要に応じて可
変利得積分増幅器54で増幅され、アナログスイ
ツチ75Bに加えられ、このスイツチ75Bが自
動ピント合わせデータを送る位置にある時にA/
D変換器55に加えられて、そこでデジタル値に
変換される。スイツチ75の制御については後で
説明する。アナログスイツチ75は、2つの入力
端子I1とI2を有するブロツク75Aと、2つの入
力端子I3とI4を有するブロツク75Bとを有す
る。アナログスイツチ75は入力端子I1とI4がそ
ぞれの出力端子に接続される位置と、入力端子I1
とI3がそれぞれの出力端子に接続される位置とに
操作できる。 したがつて、後で説明するように、アナログス
イツチ75Aは自動ピント合わせ動作中に160Hz
鋸歯状波駆動信号を受け、細胞検出動作中に1000
Hzの正弦波を受けて、光走査器21に2種類の駆
動信号を与える。それと同時にアナログスイツチ
75Bは自動ピント合わせ中にA/D変換器55
に自動ピント合わせ走査情報を与え、細胞検出中
に走査鏡位置情報を与える。 A/D変換器55は入力端子IN、クロツク端
子CKおよびストローブ端子STを有する。この
A/D変換器55の入力端子INは、自動ピント
合わせモード中はアナログスイツチ75Bにより
自動ピント合わせ積分出力を受け、細胞検出モー
ドの時には光走査鏡位置電圧を受ける。A/Dス
タート変換は、自動ピント合わせモードで各自動
ピント合わせ光走査の終りに開始される。A/D
変換は、細胞検出モード中に白血球が検出された
時にも開始される。 光走査器駆動電子回路は1KHz正弦波発生器
と、鋸歯状波発生器83(第3C図)とを含む。
この鋸歯状波発生器83は自動ピント合わせのた
めに、約160Hzの繰り返えし率で光走査鏡21を
駆動する。特に、第3C図で19.3KHz方形波発振
器すなわちクロツク80(第6図カーブa)は、
分周器81を介して出力線82に接続され、この
出力線82に160Hzの周波数を与える。この分周
(第6図カーブa,b)は、縦続接続された通常
の11分の1分周カウンタにより行われる。出力線
82に現われる160Hzの出力信号すなわちブラン
キング信号は、なるべく幅が570マイクロ秒で、
正へ向うパルス(第6図カーブc)の形にする。
このパルスは鋸歯状波発生器83に加えられる。
鋸歯状波は自動ピント合わせ光走査調節増幅器8
4を介してアナログスイツチ75Aの入力端子I1
に加えられる。そしてアナログスイツチが自動ピ
ント合わせモードの時には、鋸歯状波は光走査駆
動回路85に与えられ、この回路85の出力は光
走査器21を駆動する。一実施例における光走査
は幅が約4ミクロン、長さが約150ミクロンであ
る。走査器21の位置を表す電気信号は走査器か
ら走査器位置増幅器141に与えられる。この増
幅器141への入力から得られる鋸歯状波を第6
図のカーブfに示す。一実施例では、走査器21
は検流計であつて、駆動回路85からの鋸歯状波
電流はその検流計のコイルを流れて、ムーブメン
トに固定されている反射鏡を振動させる。検流計
のコイルに直列接続されている低抵抗はリード1
40を介して走査器位置増幅器141に信号を与
える。 この鋸歯状波帰線部分の間は、ライン82上の
自動ピント合わせブランキングパルスも反転され
て91から、積分器リセツト遅延ワンシヨツト
(O/S)88に加えられる。このワンシヨツト
88の動作持続時間は162マイクロ秒である。ワ
ンシヨツト88からの出力パルスの後縁部は積分
器リセツトワンシヨツト89をトリガする(第6
図カーブe)。ワンシヨツト89は積分器リセツ
トアナログスイツチ57を閉じさせ、積分器53
をリセツトする。光走査器の各走査によりホトダ
イオード25には光景の光の明暗が与えられる。
シミユレートされた信号を第6図カーブgに示
す。これらの光の明暗すなわちコントラストは増
幅され、微分され、整流されてからパルスが積分
器53で組合わされ、第6図カーブjに示すよう
な一般的な種類のアナログ出力を発生する。 分周器81の出力端子はライン82,90を介
してナンドゲート77の上側入力端子にも接続さ
れる。インバータラツチ72が動作可能状態にさ
れて「1」出力をライン74(自動ピント合わせ
モード)を介してナンドゲート77に与える時に
は、ライン90を介してナンドゲート77に加え
られる正パルスとともに、ナンドゲート77の出
力端子には常に「0」出力を発生させ、この
「0」出力はライン91を介してオアゲート92
と93の入力端子に与えられる。オアゲート92
の出力はDフリツプフロツプ94に与えられる。
このDフリツプフロツプ94の別の入力端子には
1.24MHz発振器95の出力が加えられる。Dフリ
ツプフロツプの出力端子は1マイクロ秒スター
ト変換ワンシヨツト96に接続される。ワンシヨ
ツト96は8ビツトA/D変換器55にストロー
ブパルスを与える。発振器95の出力が「1」と
なると、Dフリツプフロツプの入力端子にその
「1」出力が与えられ、そのためにその出力端
子に「1」出力が生じ、その出力はワンシヨツト
96をトリガし、A/D変換器55をストローブ
制御する。 オアゲート93の出力は自動ピント合わせブラ
ンキング信号を与える。この信号はライン100
を介してマイクロプロセツサ70に与えられると
ともに、カウンタA,Bクリアワンシヨツト10
2へライン101を介して与えられる。ワンシヨ
ツト102の出力(第6図カーブq)はライン
103により2ビツトカウンタA(読出し)10
4と、2ビツトカウンタB(書込み)105との
クリア入力端子に加えられる。自動ピント合わせ
ブランキングパルスはカウンタクリアシヨツト1
02をトリガする。このワンシヨツト102は読
出しカウンタ104と書込みカウンタ105を各
自動ピント合わせ光走査の初めにクリアする。各
カウンタ104,105はそれぞれ一対の出力端
子WBとWA、RBとRAを有する。それらの出力端
子はデジタル比較器106の入力端子B1,B0,
A1,A0にそれぞれ接続される。この比較器10
6の出力端子は3状態バツフア107に接続され
る。このバツフアは細胞検出用意信号または自動
ピント合わせ用意信号とを、ライン110を介し
てマイクロプロセツサ70へ与える。2ビツトカ
ウンタB(書込み)105は変換の終りワンシヨ
ツト111からの入力を受ける。このワンシヨツ
ト111は8ビツトA/D変換器55からライン
112を介して加えられる変換の終り信号により
トリガされる。ワンシヨツト111からの信号出
力はライン113を介して、4×8ビツトレジス
タ58への動作可能入力端子へも与えられる。カ
ウンタ104,105の出力端子WB,WA,R
B,RAはレジスタ58の入力端子にも接続され
る。 次に動作を説明する。光走査器の連続走査中は
台はZ方向に連続的に動き、ピントが合うにつれ
て光度変化率が明確となり、微分されたパルス
(第6図カーブh)は明確となつて鋭くかつ振幅
が大きくなり、積分器53のアナログ出力は第5
図に示すように増大する。Z軸方向に沿う移動速
度は1走査当り0.5ミクロンである。ピントが最
も良く合うと、積分器53の出力はもはや大きく
ならず、良いピント点を通りすぎるにつれて減少
しはじめる。マイクロプロセツサ70の比較器
(図示せず)は各走査の信号レベルを以前の走査
の信号レベルと比較し、複数の走査の最大信号を
保持する。この最大信号のZアドレスはマイクロ
プロセツサに貯えられており、Z軸位置はこのア
ドレスへ戻され、ピント合わせは終る。このよう
にして血液細胞はテレビモニタのスクリーンと、
顕微鏡の接眼鏡のいずれでも観察するのに最適な
ピント状態になる。 自動ピント合わせ動作中に起る一連の事象を示
すタイミング図(第6図A,B,C)は、カーブ
aでは19.3KHz発振器の出力を示し、この出力は
11分の1に分周され(カーブb)、カーブcに示
すように160Hzの出力を与える。この出力の正部
である570μs部分は自動ピント合わせブランキ
ングパルス160と呼ばれる。パルス160の前
縁部は、積分器リセツト遅延ワンシヨツト88
と、鋸歯状波発生器83とをトリガさせ、かつ
A/D変換を開始させる。ワンシヨツト88のト
リガによりワンシヨツト88は162μsのパルス
を発生し(カーブd)、トリガされた鋸歯状波発
生器83は復帰動作を開始する(カーブf)。
A/D変換をカーブkで示す。このトリガ時から
162μs経過すると積分器リセツト遅延パルスが
終る。このパルスの後縁部は積分器リセツトワン
シヨツト89をトリガして、幅が638μsの積分
器リセツトパルス162を発生させる(カーブ
e)。カーブjは積分器53の出力を示す。この
出力は1度零になつてからリセツトパルス162
が終るまで零を保つ。その間に、積分器53が放
電される前にカーブjの部分163における電圧
レベルのA/D変換が終る。変換の終り
(EOC)パルスをカーブlに示す。A/D変換器
55内の情報はライン113上のパルス(カーブ
n)により動作可能化されたレジスタ58へ転送
される。EOCパルスの後縁部はカウンタBをト
リガする(カーブn)。そのためにカウンタBは
更新されて、マイクロプロセツサ70に自動ピン
ト合わせ用意完了パルス164(カーブo)を与
える。マイクロプロセツサ70は蓄積のためにレ
ジスタ58からデータを受けることができ、入力
チヤンネル・ストローブパルス(カーブp)はレ
ジスタ58とバツフア59を動作可能状態にし
て、データをマイクロプロセツサのメモリへ転送
させる。このストローブパルスはデジタル比較器
が満されるようにカウンタAのクロツク操作も行
う。 次に、時間順序に従つて、ブランキングパルス
160の後縁部は鋸歯状波発生器83に掃引を開
始させ(カーブf)、それにより新たな自動ピン
ト合わせ走査を開始させる。また、この時に、自
動ピント合わせパルス(カーブo)が終り、
130nsのカウンタA,Bクリヤパルスが生ずる。
最後に、積分器リセツトパルス(カーブe)は終
了して積分器53が動作できるようにする。増幅
器50からのシミユレートされた信号出力(カー
ブg)は微分器51により微分されてカーブhに
示すようなパルスとなり、全波整流されてカーブ
iに示す信号となり、この信号は積分される。積
分器の階段状出力をカーブjに示す。第5図では
連続する走査による積分器の出力を、最適ピント
位置が決定され、得られるにつれて振幅が大きく
なる隣接する垂直線として示されている。 細胞検出 次に再び第3図を参照して細胞検出の動作につ
いて説明する。要約すれば、細胞検出中は顕微鏡
の台は白血球を探すために所定の曲りくねつたパ
ターンに沿つて動かされ、細胞を検出した時にそ
の細胞を観察できるようにその白血球の上に停止
させられる。光源10は顕微鏡に光ビームを透過
させ、その光ビームの一部は振動する光走査器2
1に到達し、そこからアパーチヤ22を通つてホ
トダイオード24に入射するから、このホトダイ
オード24は第2図の直線44により表される連
続する光走査列を受ける。ホトダイオード24の
出力は細胞検出前置増幅器60に接続される。こ
の増幅器の出力の例を第2a図と、第4図のカー
ブhに示す。この出力はライン143を介して負
のピーク保持検出器144に加えられ、検出器1
44の出力は細胞検出しきい値増幅器145を介
して細胞検出比較器146の負入力端子に加えら
れる。ライン143は比較器146の正入力端子
にも直結される。負のピーク保持検出器144は
D/C電圧を発生する。この電圧は標準血液スラ
イドを走査する時の血漿レベルの関数である。増
幅器145の利得は可変で、血漿レベルのある百
分率である可変細胞検出しきい値電圧を与える。
このしきい値レベルは比較器146で細胞検出前
置増幅器の出力と比較され、この前置増幅器から
の信号のうちしきい値レベル(すなわち、白い細
胞の核からの信号)よりも負でない信号は、比較
器の出力端子に「1」を発生させる。 負ピーク保持検出器144と、しきい値可変増
幅器145と、比較器146とで構成されるレベ
ル検出器61は、白血球の暗い核により発生され
たより大きな信号レベル(第4図カーブh)に応
答して、比較器146から信号出力(第4図カー
ブi)を発生する。 比較器146の出力信号はA/D変換器55を
ストローブ制御する。このA/D変換器はアナロ
グスイツチ75Bを介してアナログ入力信号も受
ける。この信号は光走査器駆動電流にしたがつて
走査線の位置の関数である。この電流の波形は、
時間とともに増大(または減少)して光走査を視
野を横切つて行わせる直線ランプの形をしている
から、A/D変換器55へのアナログ入力も増大
し、このA/D変換器がストローブ制御されて走
査中に白血球を検出したことを示すと、デジタル
出力はその白血球のアドレスすなわち走査線に沿
う座標を示す。この情報は4×8ビツトのレジス
タ58に与えられる。レジスタは実際には4台の
レジスタで、1回の走査で3個までの白血球につ
いての情報を取り扱える容量を有する。この情報
は後でマイクロプロセツサ70に加えられてそこ
に貯えられる。 特に、比較器146からの「1」信号は細胞検
出遅延ワンシヨツト130をトリガする。このワ
ンシヨツトは13.5μsの遅延を行つて、細胞の縁
部よりも白血球の核の中心近くで検出を行えるよ
うにする。ワンシヨツト130の出力が「0」に
なつた時に、その出力「0」は細胞検出ロツクア
ウトワンシヨツト131をトリガし、75μsのタ
イムアウトを与える。ワンシヨツト131の出
力はワンシヨツト130の入力端子に帰還され
て、20μ以下の距離しか離れていない隣接する2
個の細胞のうちの第2の細胞の検出を阻止する。
ワンシヨツト131の出力が「0」になると、
その出力によりオアゲート92と、Dフリツプフ
ロツプ94と、変換スタートワンシヨツト96と
は細胞検出A/D変換を開示する。したがつて、
オアゲート92のいずれかの入力が「0」になる
と、その出力は「1」となつてDフリツプフロツ
プ94に加えられる。1.24MHzのクロツクが高レ
ベルとなると、Dフリツプフロツプ94の入力端
子に「1」入力が加えられるから、Dフリツプフ
ロツプ94の出力が「1」となり、A/Dスタ
ート変換ワンシヨツト96をトリガし、A/D変
換器55をストローブ制御する。クロツク95の
ために変換のスタートに最大で18μsの遅延が起
り得る。 A/D変換器55での変換が終ると(EOC)、
ライン112に与えられていた信号が低レベルと
なり、変換の終りワンシヨツト111をトリガす
ると、その出力は「0」となり、そのためにラ
イン113上の信号は書込みレジスタ58を動作
可能状態にして、A/D変換器55のデータを
A/D変換器出力レジスタ58へ転送させること
ができるようにする。ワンシヨツト111の出
力が1.3μs後に「1」へ戻ると、それはデータ
をレジスタに「0」で保持し、カウンタ105の
カウンタを1カウントだけ増加させる。読出しカ
ウンタ104は0カウト状態にあり、カウンタ1
04のカウントはカウンタ105のカウントより
も小さいから、比較器106は満される。細胞検
出/自動ピント合わせ(CF/AF)用意完了ライ
ン110上の信号は高レベルとなつて、データが
利用できることをマイクロプロセツサへ知らせ
る。そうするとマイクロプロセツサはライン15
0へストローブパルスを与える。このストローブ
パルスは読出しレジスタ58と3状態バツフア5
9を動作可能状態とし、データがマイクロプロセ
ツサのデータバスへ転送される。ライン150上
のストローブパルスが高レベルに戻ると、そのス
トローブパルスは読出しカウンタ104のカウン
トをしただけ増加させる。読出しカウンタ104
のカウントが書込みカウンタ105のカウントに
等しくなると、A<Bという比較器106の要求
は満されないから、ライン110上のCF/AF用
意完了信号は「0」へ戻つて、それ以上のデータ
を利用できないことをマイクロプロセツサに知ら
せる。 振動する光走査器21,21′は細胞検出中は
1000Hzの振動数で駆動される。本考案の一実施例
では、細胞検出中は光走査器を駆動させるために
正弦波発振器120(第4A図カーブa)が用い
られ、この正弦波の比較的直線的な部分が走査の
ために使用される。 正弦波発振器120は1KHzの光走査波形出力
を発生する。この出力は細胞検出光走査調節増加
器121で希望レベルまで増加されてから、ライ
ン122によりアナログスイツチ75AのI2入力
端子に加えられ、そこから光走査器駆動回路85
に加えられる。正弦波発振器120の出力はライ
ン123を介して零検出比較器124にも加えら
れる。この比較器124は1KHzの方形波を発生
する(第4図図カーブb)。この方形波出力は220
μs細胞検出ブランキング遅延ワンシヨツト12
5に加えられる。この方形波出力の後縁部はワン
シヨツト125をトリガする。このワンシヨツト
125の出力は600μs細胞検出ブランキング期
間ワンシヨツト126に加えられる。このワンシ
ヨツト126の出力はライン127によりオア
ゲート93の他の入力端子に加えられるから、細
胞検出ブランキング信号と、自動ピント合わせブ
ランキング信号とがオアゲート93へ共に加えら
れる。オアゲート93の出力端子におけるこれら
のブランキング信号は、ライン100を介してマ
イクロプロセツサ70に加えられるとともに、カ
ウンタA,Bクリアワンシヨツト102の入力端
子に加えられらる。このワンシヨツト102の
出力は130nsの間「0」となり、各細胞検出光走
査または各自動ピント合わせ光走査の初めに、読
出しカウンタAと書込みカウンタBをクリアす
る。細胞検出ブランキングワンシヨツト126の
出力は、細胞検出遅延ワンシヨツト130のク
リア入力端子にライン127を介して加えられ、
この動作により細胞検出の帰線期間中は細胞が検
出されないようにする。 ここで、光走査器21について簡単に説明す
る。この走査器21の位置はライン140を介し
て光走査器位置増幅器141に加えられる電流の
大きさにより示される。この増幅器141の出力
はアナログスイツチ75Bの入力端子I4に加えら
れる。増幅器141は光走査器電流と光走査器の
鏡の位置との間に位相の推移を行わせ、利得を可
変にして光走査器の位置電圧をA/D変換器55
のダイナミツク範囲内で調節できるようにする。 この装置の重要な特徴は、1回の走査で検出す
る複数の白血球のアドレスを記録することを可能
にすることである。白血球が接触していたり、極
めて接近している(約20ミクロン以下の間隔)時
には、装置は隣接するすべての白血球をテレビジ
ヨンの画面に置く1つのアドレスをとり出す。多
数の白血球が隣接していない時には、マイクロプ
ロセツサには個々の白血球のアドレスが貯えら
れ、順次呈示される。 ここで、1回の走査で隣接しない3個の細胞が
検出される細胞検出モードを仮定すると、各細胞
は個々に検出されて、各細胞のアドレスがレジス
タ58に貯えられる。この時には3カウントがカ
ウンタB105に入れられており、デジタル比較
器はマイクロプロセツサに入れるべき情報を示す
出力を与え、ライン110上の細胞検出用意済み
信号がマイクロプロセツサ70に与えられ、Yモ
ータは停止し、マイクロプロセツサは3個の細胞
のうちの最初の細胞についてのX方向走査場所デ
ータをレジスタ48から取り出し(カウンタA1
04は1番目の細胞のデータの呼出しを行う)、
各細胞をテレビジヨンモニタに入れる動作が開始
される。符号器パルスの数(すなわち距離)と、
曲りくねつた経路から離れて位置する最初の細胞
はマイクロプロセツサにより計算される。細胞が
テレビジヨンモニタ上の中心位置に既にない時に
は、曲りくねつた経路に対する細胞の位置はX指
令を決定するために用いられる。Xモータはテレ
ビジヨンモニタの画面の中央部にくるようにスラ
イドを動かし、中央部に細胞がきた時にスライド
を停止させる。次に自動ピント合わせルーチンが
行われて、細胞は観察と識別を行う用意が完了す
る。最初の細胞の確認がオペレータによりキーボ
ードから入れられると、次の細胞の検出動作が開
始されるが、ライン110からマイクロプロセツ
サに与えられる細胞検出用意完了信号は依然とし
て高レベルで、レジスタが別の細胞についての情
報を有することを示す。マイクロプロセツサはラ
イン150へ別のパルスを与え、再びレジスタ5
8とバツフア59を動作可能状態にし、カウンタ
A104を更に1カウントだけ歩進させて、3個
の細胞のうちの2番目の細胞についてのデータを
マイクロプロセツサが取り出すことができるよう
にする。この2番目のセルをテレビジヨンモニタ
の画面の中央部へ移動させる動作は前と同様にし
て行われる。カウンタB105は3カウントを
得、カウンタA104は2カウントだけ歩進す
る。カウンタAのカウントはカウンタBのカウン
トよりも少いから、細胞検出用意完了信号は高レ
ベルを保つて、レジスタ58に記録されている更
に別の細胞の存在を示す。次に上記の動作が繰り
返えされて3番目の細胞の場所が記録され、その
細胞がテレビジヨンモニタの中央部まで動かさ
れ、ピントが合わされて3番目の細胞を識別でき
る。そうするとカウンタ104と105のカウン
トは等しくなり、デジタル比較器はレジスタ58
内の対象としない細胞についてはもはや確認せ
ず、細胞検出用意信号はなくなる。そうすると従
来の細胞検出が行われる。 各走査ごとの曲りくねつた経路に沿つて移動す
る距離は約4ミクロンである。この距離は普通の
白血球の直径の約6〜10ミクロンにほぼ匹敵する
から、その白血球は視野の中心を通りすぎる前に
認められるのが普通である。細胞検出中に駆動し
ているZ軸モータは白血球を検出した時にほとん
ど即時に停止することができる。白血球の前縁部
が通常横切られて認められ、かつ白血球は比較的
一様な寸法を持つているから、走査における白血
球アドレスから得られるX軸補正とともに、コン
ピユータからの一定のY軸補正は顕微鏡台の位置
を調節して、白血球を顕微鏡の光軸とテレビジヨ
ンのモニタの画面のほぼ中央部に移動させる。そ
れからマイクロプロセツサは、白血球がX方向で
中央部からどれ位離れているかの計算を行う。細
胞が既にモニタの画面のほぼ中央部にある時は、
X方向の補正は行われない。もしそうでない時
は、曲りくねつた経路に対する細胞の位置がX指
令を決定するために用いられ、次にマイクロプロ
セツサはXモータを始動させて、要求された数の
符号器パルスを得るまで符号器パルスをカウント
し、その数の符号器パルスをカウントした時にX
モータを停止させる。それから細胞をテレビジヨ
ンモニタの画面の中央まで動かし、スライドを停
止させる。そしてその時のX,Y座標を読取つて
表示する。マイクロプロセツサはそれらの数を用
いて装置を元の曲りくねつた経路へ戻させる。X
位置についていえばX位置の1ミクロンはA/D
の1レベルに等しい。ここで用いている符号器の
分解能は符号器パルス1個当り4ミクロンに等し
く、4ミクロンの有効なX方向分解能を与える。 次に、細胞検出タイミング図について説明す
る。第4A図および第4B図に示す細胞検出タイ
ミング図は発振器120からの1KHzの正弦波
(カーブa)を基にしている。この正弦波は増幅
器121、スイツチ75A、駆動回路85を介し
て光走査器21を駆動する。比較器124は正弦
波の零電圧交差点を検出して、カーブbに示す
1KHz方形波を出力として与える。この方形波の
後縁部は220μsブランキング遅延ワンシヨツト
125をトリガし、そのためにこのワンシヨツト
は出力パルス171(カーブd)を発生する。ブ
ランキングの遅延はワンシヨツト125内のポテ
ンシヨメータで調節して、ブランキングを走査器
21に対して適切な位相関係にさせることができ
る。たとえば、1000Hzでは90度移相は225μsで
ある。光走査時間は500μsで、そのうちの400μ
sは細胞検出に使用される。遅延パルス171の
後縁部は細胞検出ブランキング期間ワンシヨツト
126をトリガする。このワンシヨツト126は
ブランキング期間がほぼ600μsで、細胞検出可
能期間がほぼ400μsの方形波(カーブe)を発
生する。このほぼ400μsの期間は走査鏡21の
振れの光学的中心を中心に配置される。細胞検出
可能時間の前縁部172(カーブf)では、
130nsのカウンタクリヤワンシヨツト102がパ
ルス(カーブf)を発生してカウンタ104,1
05をリセツトする。第2図の中の第2a図を参
照して先に説明した細胞検出中は強さの変化する
光がホトダイオードに加えられる。この光は血漿
が検出された時だけ最大で、次に大きいのは赤血
球を走査した時であり、白血球を走査した時は光
の強さは最も小さい。第4図のカーブhは細胞検
出前置増幅器60の電圧出力のうち、ホトダイオ
ード24に入射する光の強さに対応するレベルの
カーブを示す。カーブhで表される特定の走査の
細胞検出時間中は、2個の白血球が示されて検出
される。しきい値レベルをこえる最初の白血球は
細胞検出比較器146から出力パルス174(カ
ーブi)を生ずる。検出された細胞の寸法に応じ
てパルス幅は変えることができる。結果として得
られる細胞検出遅延ワンシヨツト130の出力パ
ルス175をカーブjに示す。このパルスの後縁
部は細胞検出ロツクアウトワンシヨツト131を
トリガし、そのためにこのワンシヨツトはパルス
176(カーブk)を発生する。このパルスはオ
アゲート92とDフリツプフロツプ94を介して
スタート変換ワンシヨツト96をトリガする。こ
のワンシヨツト96は1μsのパルス(カーブ
l)を発生する。走査器位置増幅器141からの
アナログ信号はスイツチ75Bを介してA/D変
換器55の入力端子に加えられ、そこでデジタル
信号へ変えられて検出した白血球のX座標を示
す。変換が終ると、EOCパルス178(カーブ
m)がワンシヨツト111をトリガする。ワンシ
ヨツト111はカウンタ105を1カウントに
し、レジスタ58へ書込み可能にするから、A/
D変換器55内の情報はレジスタ58内のレジス
タOに転送される。カウンタ105内のカウント
はラインWBとWAによりレジスタ58へ与えら
れ、このレジスタに適切な符号化を行つて、A/
D変換器からの情報をレジスタ58の4個のレジ
スタのうちの適切なレジスタへロードさせる。こ
の時には、細胞検出用意完了パルス(カーブo)
もマイクロプロセツサ70に与えられる。このマ
イクロプロセツサがレジスタ58からのデータを
記憶するために受けることができ、かつ入力チヤ
ンネルストローブパルス180(カーブp)を受
けることができる時は、レジスタ58を読出して
バツフア59はデータをマイクロプロセツサの蓄
積装置に転送できる。 次に第4B図のカーブhについて再び考えてみ
る。このカーブに示す波形は1回の走査中の前置
増幅器60の出力で、2個目の白血球が示されて
いることがわかるであろう。そうすると比較器1
46はパルス181(カーブi)を再び発生す
る。このパルスから遅延パルス182(カーブ
j)と、細胞検出ロツクアウトパルス183(カ
ーブk)とが前記したのと同じ順序で形成され
る。そうすると2ビツトカウンタB105のカウ
ントが2カウントに増大するから、A/D変換器
55内の新たな情報がレジスタ58のレジスタ1
に貯えられる。パルス184(カーブp)は、情
報がハードウエアに入れられるほど高速で、ソフ
トウエアが情報を受ける必要がないことを示すか
ら、マイクロプロセツサがこのデータを受ける用
意ができるのは何マイクロ秒か後である。走査中
には2個の白血球を示してあるが、1回の走査中
に別々の3個の白血球をレジスタ58で記録し
て、マイクロプロセツサへ転送させることができ
る。1回の走査で近接した2個の白血球を検出し
た時は、細胞検出ロツクアウト131は2個目の
細胞の座標の記録を阻止するが、検出された1番
目の細胞をテレビモニタ上で見るとオペレータに
は両方の細胞が見える。そのすぐ後で2番目の細
胞のデータがマイクロプロセツサへストローブさ
れ、カウンタAのカウントがカウンタBのカウン
トと同じになつてデジタル比較器が満足させられ
るようにマイクロプロセツサはカウンタAのカウ
ントを更新する。そのために細胞検出用意完了信
号が低レベルとされ、その走査では2個の細胞だ
けが検出されたことを示す。 キーボード 第14図に詳しく示されているキーボード30
は各数の数値コードと、血小板十分性コードと、
異常RBC形態厳格性(abnormal RBC
morphology severity)コードと、X−Y台座標
とを入れるために用いられる数値キーボードを含
む。キーボードの数値部分の左側では、次のキー
群が、新しいスライドへデータを入れる前に古い
データをクリアするために用いられる標本IDク
リアキーと、台を3数字X座標まで動かす数値キ
ーボードを介してそのX座標を入れることを可能
とするXキーと、Y座標について上記Xと同じY
キーと、数値キーボードを介してオペレータ識別
コードを入れることを可能とするTech#キー
と、数値キーボードを介して日付コードを入れる
ことを可能とするDataキーと、数値キーボード
を介して3数字注釈コードを入れることを可能に
するCommentキーと、X−Y座標の校正を可能
とするCalibrateキーとを含む。 次のキー群は、装置を自動検出モードに置く細
胞自動検出キーと、そのすぐ下に設けられた、装
置を手動細胞検出モードに置く手動キーと、手動
モードの時に自動ピント合わせを行う自動ピント
合わせキーと、貯えられているデータをコンピユ
ータへ入れるコンピユータ入力キーと、貯えられ
ているデータを紙片にプリントさせるプリントキ
ーとを含む。 次のキー群は、細胞カウントキーを介して白血
球の微分カウントの入力を可能にする微分カウン
トキーと、正常な赤血球形態についての注釈を入
力させるための正常赤血球形態キーと、異常な赤
血球の形態についての注釈を細胞カウントキーを
通じて、および厳格性注釈を数値キーボードを通
じて入力させるための異常赤血球形態キーと、血
小板十分性注釈を数値キーボードを介して入力可
能とするための血小板キーと、網赤血球
(reticulocyte)数を細胞カウントキーを介して入
力可能とする網赤血球数キーとを含む。 マイクロプロセツサ 第1図および第3図にブロツクで示すマイクロ
プロセツサについては、これまで何回も言及して
きた。マイクロプロセツサ70の付属部分の詳細
を第7A図、第7B図に示す。第7A図に示すマ
イクロプロセツサの心臓部は中央処理部
(CPU)200で、これはたとえばインテル社
(Intel Covp)のModel8008−1を使用できる。
この8008−1プロセツサはインテル社の発行印刷
物たとえば「インテルMCS−8ユーザーズ・マ
ニユアル(Intel MCS−8Users Manual)、1974
年11月」に記載されている。この8008−1プロセ
ツサの4個の基本的な機能ブロツクは命令レジス
タと、メモリと、演算論理ユニツトと、I/Oパ
ツフアとである。このプロセツサは6個の8ビツ
トレジスタと、8ビツト累算器と、2個の8ビツ
ト一時レジスタと、4個のフラツグビツトと、加
減算と論理演算とを行う8ビツト並列2進演算ユ
ニツトとを含む。14ビツトプログラムカウンタと
7個の14ビツト語を含むメモリスタツクがプログ
ラムアドレスとサブルーチンアドレスとを貯える
ために内部で用いられる。14ビツトアドレスによ
りメモリの16K語を直接にアドレスできる。8008
−1プロセツサのより詳細な説明と命令について
は前記マニユアルを参照されたい。この装置のプ
ログラムは通常のメモリアレイ201に貯えられ
る。第7A図および第7B図に示されている残り
のブロツクは8008−1 CPU200の通常の周辺装
置と考えることができる。 プログラム 後で示す表A,B,C,D,Eはそれぞれ細胞
呼出ルーチン、微分カウントルーチン、細胞検出
ルーチン、曲りくねつた線へ復帰ルーチン、自動
ピント合わせルーチンに用いられるプログラムの
詳細である。これらのプログラムを補足説明する
ものは第8図乃至第12図各図に示されている流
れ図である。このプログラムには、PL/Mプロ
グラム言語が用いられている。 第8図の流れ図は第8A図乃至第8D図で構成
され、全体のソフトウエア・オペレーテイング・
システムと、多くのルーチンの機能各称とを示す
全体的な図である。これらのルーチンのうちいく
つかのルーチンは本発明に付属するもので第9図
〜第12図に示されている。第9図は「X,Y座
標エントリイ・ルーチン」と名づけられた流れ図
で、X座標エントリイ動作モードルーチン(3数
字座標を受け、指定された場所へ駆動するための
ルーチン)と、Y座標エントリイ動作モードルー
チン(3数字座標を受け、指定された場所へ駆動
するためのルーチン)とを含らA表のプログラム
ルーチンである。 第10A図乃至第10F図で構成される第10
図は「キーボード1:微分カウントルーチン」と
名づけられた流れ図で、微分動作モードルーチン
であるB表を補充するものである。 第11A図乃至第11H図より成る第11図は
「細胞自動検出ルーチン(第1部)」と名づけられ
た流れ図で、「与えられた1回の走査で検出した
3個の細胞を中央に置くことができる細胞自動検
出ルーチン」であるC表のプログラムルーチンの
補充である。 第12A図乃至第12D図より成る第12図は
「細胞自動検出ルーチン(第2部)」と名づけられ
た流れ図で、「1つまたはそれ以上の制限された
領域が現存している時にYモータが低速で駆動さ
れる細胞検出ルーチン、第2部」であるD表のプ
ログラムルーチンの補充である。
【表】
いるか
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
ド〓フラツグセツト
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
アツプ
【表】
ず
第1図は自動走査顕微鏡装置の機能的ブロツク
図、第2図は顕微鏡スライドと、検出用の曲りく
ねつた経路と、視野とテレビ表示との分解図、第
2a図および第2b図は第2図に関連する代表的
な電気信号波形図、第3A図乃至第3D図を含む
第3図は自動ピント合わせおよび細胞検出装置の
詳細なブロツク図、第4A図および第4B図を含
む第4図は第3図の細胞検出装置に関連する波形
図、第5図は自動ピント合わせ動作のオツシロス
コープ表示図のグラフ的再現図、第6A図乃至第
6C図を含む第6図は第3図の自動ピント合わせ
装置に関連する波形図、第7A図および第7B図
は第1図および第3図に示すマイクロプロセツサ
の詳細なブロツク図、第8A図乃至第8D図を含
む第8図は装置の動作の全体的なブロツク図、第
9A図乃至第9F図を含む第9図はXおよびY座
標エントリイルーチンの流れ図、第10A図乃至
第10F図を含む第10図はキーボード1(微分
カウントルーチン)の流れ図、第11A図乃至第
11H図を含む第11図は細胞自動検出ルーチン
(第1部)の流れ図、第12A図乃至第12D図
を含む第12図は細胞自動検出ルーチンの流れ
図、第13図は本考案の装置の斜視図、第14図
はキーボードの斜視図である。 13……台、10……光源、21……走査器、
24,25……ホトダイオード、32……細胞検
出プロセツサ、33……自動ピント合わせプロセ
ツサ、34……X,Y,Z台駆動機、70……マ
イクロプロセツサ。
図、第2図は顕微鏡スライドと、検出用の曲りく
ねつた経路と、視野とテレビ表示との分解図、第
2a図および第2b図は第2図に関連する代表的
な電気信号波形図、第3A図乃至第3D図を含む
第3図は自動ピント合わせおよび細胞検出装置の
詳細なブロツク図、第4A図および第4B図を含
む第4図は第3図の細胞検出装置に関連する波形
図、第5図は自動ピント合わせ動作のオツシロス
コープ表示図のグラフ的再現図、第6A図乃至第
6C図を含む第6図は第3図の自動ピント合わせ
装置に関連する波形図、第7A図および第7B図
は第1図および第3図に示すマイクロプロセツサ
の詳細なブロツク図、第8A図乃至第8D図を含
む第8図は装置の動作の全体的なブロツク図、第
9A図乃至第9F図を含む第9図はXおよびY座
標エントリイルーチンの流れ図、第10A図乃至
第10F図を含む第10図はキーボード1(微分
カウントルーチン)の流れ図、第11A図乃至第
11H図を含む第11図は細胞自動検出ルーチン
(第1部)の流れ図、第12A図乃至第12D図
を含む第12図は細胞自動検出ルーチンの流れ
図、第13図は本考案の装置の斜視図、第14図
はキーボードの斜視図である。 13……台、10……光源、21……走査器、
24,25……ホトダイオード、32……細胞検
出プロセツサ、33……自動ピント合わせプロセ
ツサ、34……X,Y,Z台駆動機、70……マ
イクロプロセツサ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 対物レンズと可動の台手段とを含む走査顕微鏡
用の、細胞検出モードと自動ピント合わせモード
で交互に動作する自動細胞検出および自動ピント
合わせ装置であつて; X,YおよびZ軸方向に調節できるスライド支
持用の台手段と; 前記台手段および前記対物レンズを貫通して光
ビームを光ビーム利用手段へ与える光源と; 入射光の関数である電気出力レベルを与える光
応答手段と; 1つの振動する鏡をもち前記2種類のモードの
間動作する光学走査手段にして、その鏡がX軸方
向において振動し、前記光ビームの少くとも一部
をさえぎつて顕微鏡のスライドの光景をX軸方向
に繰り返えし走査し、そのさえぎつた光ビームを
前記光応答手段へ向かわせる光学走査手段と; 前記自動ピント合わせモード中は低速度の鋸歯
状波状動作で前記光学走査手段を駆動し、前記細
胞検出モード中は高速度の正弦波状動作で前記光
学走査手段を駆動する走査駆動手段と; 前記台手段に結合され、前記細胞検出モードで
は、視野内に予定の光密度領域が現われるまで所
定の曲りくねつた経路のうちのY軸方向の部分に
沿つて前記台手段を移動させるとともに、前記光
応答手段に結合され、前記光応答手段により制御
されて前記走査中に予定の光密度領域が現われた
時に前記台手段の移動を停止させる台移動制御手
段と; 切換手段を含み、走査されている前記視野内で
の予定の光密度領域の出現に応じ、前記細胞検出
モードから、前記Y軸方向での前記台手段の移動
の停止となる前記自動ピント合わせモードへと、
動作を切換えるための手段と; 希望する領域が現われた後でZ軸方向の前記台
手段の位置を調節して適切なピント合わせを行う
ピント制御手段とを備え; このピント制御手段
は、 前記台手段の移動の停止の後でピント合わせに
要する時間中、前記ピント制御手段を逐次作動さ
せる手段と、 前記台手段に連結されて前記台手段をZ軸方向
に調節するZ軸アクチユエータ手段と、 複数回の走査が行われるのに並行して前記台手
段の位置が変化するように前記Z軸アクチユエー
タ手段が前記位置を所定の順序で変化させるよう
にするための制御手段と、 前記複数の各走査により出力信号を与えるため
に前記光応答手段を含む光電変換手段と、 この光電変換手段に接続されてその各出力信号
を受け、この受けた各出力信号を以前の走査にお
ける最大の大きさを持つ信号と比較して前記複数
回の走査における最大の大きさの最高信号を選択
し、前記Z軸アクチユエータ手段が、前記台手段
を、最適のピントを表す最高信号のZ位置まで戻
すように動作する比較−制御手段とを有する走査
顕微鏡用自動細胞検出および自動ピント合わせ装
置。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US05/607,741 US4000417A (en) | 1975-08-25 | 1975-08-25 | Scanning microscope system with automatic cell find and autofocus |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6156615U JPS6156615U (ja) | 1986-04-16 |
| JPS628013Y2 true JPS628013Y2 (ja) | 1987-02-25 |
Family
ID=24433531
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51101519A Pending JPS5228341A (en) | 1975-08-25 | 1976-08-25 | Automatic cell detecting and automatic focusing apparatus for scanning microscope |
| JP1985108088U Expired JPS628013Y2 (ja) | 1975-08-25 | 1985-07-15 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51101519A Pending JPS5228341A (en) | 1975-08-25 | 1976-08-25 | Automatic cell detecting and automatic focusing apparatus for scanning microscope |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4000417A (ja) |
| JP (2) | JPS5228341A (ja) |
| CA (1) | CA1072788A (ja) |
| DE (1) | DE2637496C2 (ja) |
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