JPS6283896A - 微生物によるサクシニル・トレハロ−ス脂質の製造法 - Google Patents

微生物によるサクシニル・トレハロ−ス脂質の製造法

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JPS6283896A
JPS6283896A JP22394885A JP22394885A JPS6283896A JP S6283896 A JPS6283896 A JP S6283896A JP 22394885 A JP22394885 A JP 22394885A JP 22394885 A JP22394885 A JP 22394885A JP S6283896 A JPS6283896 A JP S6283896A
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Takeshi Tabuchi
田渕 武士
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は微生物を利用して糖脂質サクシニル・トレハ
ロース脂質を製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
微生物がノルマルアルカンからトレハロース脂質を生産
する事実に関して、すでに多数の報告があるが、最近、
 E、 R15tauおよびF、 Wagner等によ
り  (Biotechnology  Letter
、  5.  (2)、  95〜lOO。
(1983)およびドイツ特許公開公報第324816
7号)、ロドコッカス・エリスロポリス(Rhodoc
occuserythropalis)の窒素源量を制
限した培養で、トレハロースに1モルのコハク酸と3モ
ルの脂肪酸が結合しているサクシニル・トレハロース脂
質(テトラエステル)が、培地11iter当り約10
0mg生産される事実が報告された。
このサクシニル・トレハロース脂質はミコール酸および
C7〜Cpsの直鎖脂肪酸を含む非イオン性のトレハロ
ース脂質と、これらにマロン酸、コハク酸、グルタル酸
、アジピン酸などの二塩基酸を含むアニオン性のトレハ
ロース脂質テトラエステルの混合物である・また培養方
法としては、EDTAの添加、窒素源の制限、培養中の
培養温度の著しい変更低下、抗菌剤の添加などによって
生産量の向上をはかっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の方法では、培養条件が複雑で
あるとともに、サクシニル・トレハロース脂質の生産量
が少ないという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記問題点を解決するためのもので、サクシ
ニル・トレハロース脂質を多量に生産することが可能な
微生物によるサクシニル・トレハロース脂質の製造法を
提供することを目的としている。
この発明は、炭化水素資化性菌として分離したロドコッ
カス・エリスロポリス(Rhodocoeeusery
thropolis)に所属するSD −74株を、炭
素数10以上のノルマルアルカン、ノルマルアルケン、
長鎖飽和・不飽和脂肪酸、脂肪酸エステル、高級アルコ
ール、および油脂類から選ばれる1種以上の物質を含む
培地で好気的に培養して、サクシニル・トレハロース脂
質混合物を生成させ、採取することを特徴とする微生物
によるサクシニル・トレハロース脂質の製造法である。
本発明で用いるSD −74株は炭化水素資化性菌とし
てアルカリ性土壌より分離されたロドコッカス・エリス
ロポリス(Rhodococcus erythrop
olis)に所属する菌株で、工業技術院微生物工業技
術研究所に受託番号微工研菌寄第8472号として寄託
されており、以下の菌学的性質を有している。
(1)形態的特徴 菌糸状に生育、分岐が観察される。菌糸は培養の進行に
従ってかん菌に分断する。気菌糸および胞子は観察され
ない。菌糸の直径は約0.6μm前後である。
(2)各培地における生育状態(25℃、10日間観察
)■シュクロース・硝酸塩寒天培地 生育は貧弱であり、コロニーの色は白色である。
■グルコース・アスパラギン寒天培地 生育は貧弱であり、コロニーの色は白色である。
■グリセリン・アスパラギン寒天培地 生育は貧弱であり、コロニーの色は白色である。
■スターチ寒天培地 はとんど生育しない。
■チロシン寒天培地 生育は貧弱であり、コロニーの色は白色である。
■栄養寒天培地 生育は豊富であり、コロニーの色は淡い褐色である。
■イースト・麦芽寒天培地 生育は豊富であり、コロニーの色は淡い褐色である。− ■オートミール寒天培地 生育は貧弱であり、コロニーの色は白色である。
(3)各生理的性質 ■生育温度範囲:10〜40℃。最適温度25〜30℃
■ゼラチンの液化: 陰性。
■スターチの加水分解: 陰性。
■脱脂牛乳の凝固、ペプトン化: ともに陰性。
■メラニン様色素の生成: 陰性。
(4)各炭素源の同化性(プリドハム・ゴドリーブ寒天
培地上)(+:同化する、−:同化しない)1、 L−
アラビノース: − 2、°D−キシロース 二 − 3、D−グルコース : + 4、  D−フルクトース: + 5、シュクロース  : + 6、イノシトール  : + ?、  L−ラムノース : − 8、ラフィノース  : − 9、D−マンニット : + 10、エリスリトール 二 − 11、ガラクトース  : − 12、ラクトース   : − 13、ソルビトール  : + 14.ソルボース   二 − 15、トレハロース  : + 16、グリセロール  : + 以上の菌学的性質を有する本菌について、HoGood
fellow & G、 Alderson ”The
 Actinomycete−genus Rhodo
coccus: A )lone for the’r
hodochroup’ Complex”Journ
al of GeneralMicrobiology
t 100.99−122. (1977)に基づいて
検索した結果、本菌株はロドコッカス・エリスロポリス
(Rhodococcus erythropolis
)に属することが判明した。
一方、本発明の培地に培養基質として用いるノ −ルマ
ルアルカンは炭素数10以上のものであり1例えばn−
デカン、n−ウンデカン、n−トリデカン、n−テトラ
デカン、n−ペンタデカン、n−ヘキサデカン、n−ヘ
プタデカン、n−オクタデカン、n−ノナデカン等が例
示できる。
ノルマルアルケンは炭素数10以上のものであり、例え
ば1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−ト
リデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−
へキサデセン、1−へブタデセン、1−オクタデセン等
が例示できる。
長鎖飽和・不飽和脂肪酸は炭素数10以上のものであり
、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸(ラウリン酸)
、トリデカン酸、テトラデカン酸(ミリスチン酸)、ペ
ンタデカン酸、ヘキサデカン酸(パルミチン酸)、ヘプ
タデカン酸、オクタデカン酸(ステアリン酸)、オレイ
ン酸等が例示できる。
脂肪酸エステルは炭素数10以上のものであり、上記脂
肪酸のエステル化合物等が例示できる。
高級アルコールは炭素数10以上のものであり、ウンデ
シルアルコール、ドデシルアルコール(ラウリルアルコ
ール)、テトラデシルアルコール(ミリスチルアルコー
ル)、ヘキサデシルアルコール(セチルアルコール)、
オクタデシルアルコール(ステアリルアルコール)、オ
レイルアルコール等が例示ができる。
油脂は植物性、動物性の広範囲な種類を包含するもので
あって、ヤシ油、パーム油、大豆油、オリーブ油、サフ
ラワー油、菜種油、とうもろこし油、綿実油、トール油
、牛脂、豚脂、鯨油、いわし油等が例示できる。
これらの中には培養中固体状のものがあるが。
その場合には培養前に超音波等により破砕を行うことが
できる。
本発明では、これら物質から選ばれる1種以上の物質を
培養基質として基本培地中に加え、一方便用菌株が資化
し得る炭素源(例えばグルコース、グリセロール)を含
む培地中で予め培養して得た菌体を上記培養基質を含む
培地に添加し、振どうまたは通気攪はん培養などの好気
的条件下に培養を行う、基本培地としては、この種の微
生物の培養に使用される通常の培地が使用できる。培地
のpHは5.5〜9.5、培養温度は20〜35℃が好
ましく、培養期間は通常6日間程度である。上記の培養
により、サクシニル・トレハロース脂質混合物が培地1
1iter当り5〜15g生産される。
これらの培養物から目的物質であるサクシニル・トレハ
ロース脂質を採取するには、培養物から菌体、残基質を
除去した液を酸性とした後、沈殿区分として得ることが
でき、またクロロホルム:メタノール(2: l)等の
有機溶媒で抽出することもできる。
抽出された生産物は、ペーパークロマトグラフィー、薄
層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、質量
分析等によって同定することができるが、糖部分・トレ
ハロースにトレハロース1モル当りコハク酸が1〜2モ
ルおよび脂肪酸が1〜2モルエステル結合した糖脂質で
ある。
このサクシニル・トレハロース脂質はミコール酸を含ま
ず、二塩基性酸としてコハク酸のみ1〜2モル結合した
アニオン性のサクシニル・トレハロース脂質ジ、トリ、
テトラエステルの混合物である。この糖脂質の脂肪酸部
分は、培養基質である炭素源を変えることによって、そ
れぞれ異なった脂肪酸が結合するものである。
本発明において生産されるサクシニル・トレハロース脂
質は、従来法により生産されたものとは以下の点におい
て相違している。
■ すべてコハク酸1〜2モルを含むアニオン性トレハ
ロース脂質で、この場合マロン酸、グルタル酸、アジピ
ン酸などの二塩基酸類は全く検出されない。
■ 長鎖脂肪酸としてはミコール酸は全く含まれず、す
べて直鎖であり、その鎖長は使用する原料により異なる
が1通常C1゜〜C1゜である。
■ 1−アルケンを原料に使用する場合には、そのω−
位に二重結合のある長鎖脂肪酸が構成成分として含まれ
る。また、不飽和酸を含む油脂類を原料に使用する場合
には、相当りる不飽和脂肪酸も含まれる。
■ 結合しているこれら有機酸は、コハク酸が1あるい
は2モル、直鎖脂肪酸が1あるいは2モルである0本生
産物はすべてアニオン性であるので、エステル基の数は
2,3および4であり、これらの混合物として生産され
る。
本発明において多量に生産されるサクシニル・トレハロ
ース脂質は、グラム陽性細菌に対して抗菌力があり、か
つ生分解性であるので1機能性界面活性物質として利用
可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特定の菌株を用いることにより、通常
の単純な培養条件でサクシニル・トレハロースを多量に
生産することができる。
〔実施例〕
以下実施例により、本発明の方法をさらに詳細に説明す
る。
実施例1 栄養寒天斜面培地上で30℃、2日間培養した菌体の2
白金耳を、下記に示す組成のA培地30mQを分注した
300層Ω容三角フラスコに接種し、30℃、2日間、
220rpmの速度で回転振どう培養して種母培養を調
整した。
A培地:表1の組成物を水道水11iterに溶解し、
培地のpHを6.8に調整した。
表1 グリセロール        10g NaN0コ           1gKH2PO41
g MgSO4・7H201K 酵母エキス         5g ペプトン          5g 次に下記に示す組成のB培地50−を500tQ容三角
フラスコに分注し、培養基質としてテトラデカン1.5
mΩを加え、120℃で15分間蒸気殺菌し、殺菌終了
後に各フラスコに上記種母培地2iを接種し、30℃、
6日間、220rpmの速度で回転振どう培養を行った
B培地二表2の組成物を水道水11iterに溶解し、
培地のpHを7.0に調整した。
表  2 NaNO22,5g に21(PO40,5g Na211PO410g MgS04・7H200,2g 酵母エキス         2g 培養終了後に培養液中から糖脂質を回収するには、この
培養液を冷却遠心分離して菌体および残基質を取り除き
、塩酸を用いてP)Iを3とした後、クロロホルム:メ
タノール(2:1)50mMで2回抽出を行った。
溶媒留去後に生産物約0.52gを得た。この生産物は
脂肪酸含量44.8%、トレハロース含量37.3%。
コハク酸含量(遊離物) 16.0%であり、脂肪酸部
分はテトラデカン酸76.8%、ドデカン酸11.4%
デカン酸4.9%から成る。
実施例2 培養基質としてテトラデカンに代えて、ペンタデカンを
用いる他け゛(流側1に記載したのと同様の手順で培養
を行った。その結果、生産物約0.42gを得た。この
生産物の脂肪酸部分はペンタデカン酸72.1%、トリ
デカン酸14.7%、ウンデカン酸6.7%から成る。
実施例3 培養基質としてテトラデカンに代えて、1−テトラデセ
ンを用いる他は実施例1に記載したのと同様の手順で培
養を行った。その結果、生産物約0.48 gを得た。
この生産物の脂肪酸部分はω−テトラデセン酸70.4
%、テトラデカン酸5.1%、ω−ドデセン酸12.3
%、ドデカン酸4.1%から成る。
実施例4 培養基質としてテトラデカンに代えて、1−ペンタデセ
ンを用いる他は実施例1に記載したのと −同様の手順
で培養を行った。その結果、生産物約0.36 gを得
た。この生産物の脂肪酸部分はω−ペンタデセン酸73
.5%、ペンタデカン酸5.6%、ω−トリデセン酸9
.2%、トリデカン酸3.3%から成る。
実施例5 培養基質としてテトラデカンに代えて、バルミチン酸メ
チルを用いる他は実施例1に記載したのと同様の手順で
培養を行った。その結果、生産物約0.82 gを得た
。この生産物の脂肪酸部分はオクタデカン酸3.5%、
ヘキサデカン酸85゜1%、テトラデカン酸7.8%、
ドデカン酸2.3%から成る。
実施例6 培養基質としてテトラデカンに代えて、ミリスチルアル
コールを用いる他は実施例1に記載したのと同様の手順
で培養を行った。その結果、生産物約0.13gを得た
実施例7 培養基質としてテトラデカンに代えて、パーム油を用い
る他は実施例1に記載したのと同様の手順で培養を行っ
た。その結果、生産物約0.12gを得た。
上記実施例2〜7の脂肪酸含量、トレハロース含量およ
びコハク酸含量はいずれも実施例1とほぼ同等であった

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化水素資化性菌として分離したロドコッカス・
    エリスロポリス(Rhodococcus eryth
    ropolis)に所属するSD−74株を、炭素数1
    0以上のノルマルアルカン、ノルマルアルケン、長鎖飽
    和・不飽和脂肪酸、脂肪酸エステル、高級アルコール、
    および油脂類から選ばれる1種以上の物質を含む培地で
    好気的に培養して、サクシニル・トレハロース脂質混合
    物を生成させ、採取することを特徴とする微生物による
    サクシニル・トレハロース脂質の製造法。
  2. (2)サクシニル・トレハロース脂質が、トレハロース
    1モル当りコハク酸1〜2モルおよび脂肪酸1〜2モル
    からなるものである特許請求の範囲第1項記載の製造法
JP22394885A 1985-10-08 1985-10-08 微生物によるサクシニル・トレハロ−ス脂質の製造法 Granted JPS6283896A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650490A (ja) * 1992-06-25 1994-02-22 Toyo Plast Seiko Kk プラスチック管の分岐接合方法及びそれに用いる装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650490A (ja) * 1992-06-25 1994-02-22 Toyo Plast Seiko Kk プラスチック管の分岐接合方法及びそれに用いる装置

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