JPS629011B2 - - Google Patents
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- JPS629011B2 JPS629011B2 JP55109826A JP10982680A JPS629011B2 JP S629011 B2 JPS629011 B2 JP S629011B2 JP 55109826 A JP55109826 A JP 55109826A JP 10982680 A JP10982680 A JP 10982680A JP S629011 B2 JPS629011 B2 JP S629011B2
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- Japan
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- polypropylene
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- crystalline polypropylene
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
この発明は押出被覆法に関するものである。
従来、低密度ポリエチレン、エチレン―プロピ
レンランダム共重合体または結晶性ポリプロピレ
ンを溶融押出しして、紙、ポリオレフインフイル
ムあるいは金属箔などに被覆することは公知であ
る。しかしながら、前記重合体を溶融押出しして
紙、ポリオレフインフイルムあるいは金属箔など
に被覆する場合、10〜30m/分程度の引取速度
で、これより速度を増すと、脈動を生じて押出さ
れたフイルムやシートに極端な偏肉が発生した
り、あるいは結晶性ポリプロピレンの場合にはネ
ツクインが大きくなつたりして被覆することがで
きなくなる。 そこで、結晶性ポリプロピレンに低密度ポリエ
チレンを混合して、得られる混合物を溶融押出し
して被覆する方法が提案されている。 しかし、前記混合物は、紙、ポリオレフインフ
イルムあるいは金属箔などに対して接着性に乏し
く、したがつてそのまま被覆した場合には容易に
剥離するので、それらの間に接着剤(アンカーコ
ート剤)を介在させて被覆しなければならない。 この発明者らは、前述の欠点を改良することを
目的として鋭意研究した結果、後述の変性剤と
変性剤とを組合せて使用することによつて、こ
の発明を完成した。 すなわち、この発明は、結晶性ポリプロピレン
と、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種の化合物(以下変性剤という)と、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種の化合物(以下変性剤という)と、有
機過酸化物とからなる混合物を溶融加熱処理して
得た変性ポリプロピレン単独またはこれに結晶性
ポリプロピレンを配合した混合物を溶融押出しし
て、紙またはポリオレフインフイルムに被覆する
ことを特徴とする押出被覆法(ただし、前記一般
式において、R1〜R6は水素原子またはメチル基
で、Meは周期律表第1族〜3族および第8族の
金属原子で、lはMeの原子価に対応する整数
で、mおよびnは0または1の整数である。)で
ある。 この発明の方法によれば、前記変性ポリプロピ
レンまたはこれに結晶性ポリプロピレンを配合し
た混合物を、溶融押出しして、紙の場合は最高
250m/分の速度で、ポリオレフインフイルムの
場合は最高200m/分の速度で引取つて被覆する
ことができ、その際、押出されたフイルムやシー
トのネツクインが小さく、それらの間には接着剤
を介在させなくても充分な接着強度がある。 この発明において使用される結晶性ポリプロピ
レンとしては、プロピレンの結晶性単独重合体
や、プロピレンと他のα―オレフイン、例えばエ
チレン、ブテン―1とのランダム共重合体または
ブロツク共重合体やそれらの混合物、さらにはそ
れらに他のポリオレフイン、例えばポリエチレン
を約20重量%まで混合したものなどが挙げられ
る。前記ランダム共重合体は他のα―オレフイン
の含量率が約5重量%以下であるものが好まし
く、前記ブロツク共重合体は他のα―オレフイン
の含有率が約20重量%以下であるものが好まし
い。これらのうちでも、それらのメルトフローイ
ンデツクスが約0.1〜30の範囲のものが好まし
い。 変性ポリプロピレンは、結晶性ポリプロピレン
と変性剤と変性剤との混合物に有機過酸化物
を混合して溶融加熱処理することによつて得るこ
とができるが、最も簡便な溶融加熱処理操作は、
結晶性ポリプロピレンと変性剤と変性剤と有
機過酸化物との混合物を、押出機内で溶融加熱す
ることである。 この際、使用する結晶性ポリプロピレンは、溶
融加熱処理時に、有機過酸化物によつて分解して
発色、発臭の原因となるような添加剤を含まない
ことが望ましい。 この発明において使用される変性剤の具体的
な化合物名としては、アリルグリシジルエーテ
ル、2―メチル―アリルグリシジルエーテル、
(メタ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル
酸カルシウム、(メタ)アクリル酸マグネシウ
ム、(メタ)アクリル酸亜鉛、(メタ)アクリル酸
アルミニウム、(メタ)アクリル酸鉄()、4―
アクロイルオキシフエノール、4―(アクリロイ
ルオキシメチル)フエノール、4―アクリロイル
オキシベンジルアルコール、4―メタアクリロイ
ルオキシフエノール、4―メタアクリロイルオキ
シベンジルアルコール、4―(メタアクリロイル
オキシメチル)ベンジルアルコールなどが挙げら
れる。これらの変性剤は、1種のみならず2種
以上混合して使用することができる。 この発明において使用される変性剤の具体的
な化合物としては、トリアリルシアヌレート、ト
リ(2―メチルアリル)シアヌレート、1,3,
5―トリアクリロイルヘキサヒドロ―S―トリア
ジン、1,3,5―トリメタアクリロイルヘキサ
ヒドロ―S―トリアジンなどが挙げられる。これ
らの変性剤は、1種のみならず2種以上混合し
て使用することができる。 この発明においては、変性剤と変性剤とを
組合せて使用するので、変性剤を使用しない場合
に比較して顕著な効果を奏するのである。 前記変性剤に対する変性剤の配合割合は、
重量比で0.1〜10となる範囲の割合が好ましい。
また、変性剤と変性剤との合計の配合割合
は、結晶性ポリプロピレン100重量部あたり0.1〜
5重量部、特に0.2〜3重量部の割合が好まし
い。 また、この発明において使用される有機過酸化
物は、1分半減期温度が結晶性ポリプロピレンの
溶融温度付近の温度となるようなもの、たとえば
第三ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパ
ーオキサイド、第三ブチルパーオキシラウレー
ト、第三ブチルパーオキシアセテート、メチルエ
チルケトンパーオキサイド、2,5―ジメチル―
2.5―ジ第三ブチルパーオキシヘキサン、第三ブ
チルクミルパーオキサイド、第三ブチルパーオキ
シマレイツクアシツド、第三ブチルパーオキシラ
ウレートなどが挙げられる。 これらの有機過酸化物は、後に添加される各種
添加剤あるいは結晶性ポリプロピレンなどの分解
を誘起させないために、前記溶融加熱処理中に全
て分解させることが好ましい。 溶融押出被覆装置に供給する変性ポリプロピレ
ン単独またはこれに結晶性ポリプロピレンを配合
した混合物のメルトフローインデツクスは、約5
〜100の範囲の値のものが好ましい。メルトフロ
ーインデツクスが約100より大きくなると、その
取扱いやフイルム成形が困難となる。変性ポリプ
ロピレンと結晶性ポリプロピレンとの混合物を使
用する場合は、メルトフローインデツクスが約
100以上である変性ポリプロピレンも、結晶性ポ
リプロピレンとの混合物のメルトフローインデツ
クスが約5〜100の範囲内にあれば使用できる。
その際の結晶性ポリプロピレンの配合量は、85重
量%以下の含有量であることが好ましい。結晶性
ポリプロピレンの含有量が85重量%より多い混合
物を使用すると、高い速度で引取つて被覆しにく
くなる傾向がある。 変性ポリプロピレンのメルトフローインデツク
スは、結晶性ポリプロピレンのメルトフローイン
デツクス、有機過酸化物の添加量、前記混合物の
溶融加熱処理条件などによつて定まるが、それら
のうちでも有機過酸化物の添加量によつて変性ポ
リプロピレンのメルトフローインデツクスを制御
するのが簡単で好ましい。また溶融加熱処理の温
度は使用する結晶性ポリプロピレンの性状に応じ
て定まり、その時間は添加した有機過酸化物が全
て分解し、変性ポリプロピレン中に有機過酸化物
が含まれないようになるまでの時間が好ましい。 有機過酸化物の添加量は、有機過酸化物の種
類、結晶性ポリプロピレンのメルトフローインデ
ツクス、希望する変性ポリプロピレンのメルトフ
ローインデツクスなどによつて変化するので一律
に定めることはできないが、一般的には結晶性ポ
リプロピレン100重量部あたり約0.01〜10重量
部、好ましくは0.02〜3重量部である。前記下限
より少ない添加量では、結晶性ポリプロピレンと
変性剤、変性剤との反応が充分行なわれず、
したがつてこの発明の方法による効果が得られな
い。また前記上限より多い添加量にしても、この
発明の方法による効果の向上は認められない。 さらに前記変性ポリプロピレンまたは混合物
に、従来公知の安定剤、顔料、帯電防止剤その他
の添加剤や充填剤などを、この発明の目的をはず
れない範囲内で配合することもできる。 次に、前記変性ポリプロピレン単独またはこれ
に結晶性ポリプロピレンを85重量%迄含む混合物
は、溶融押出しされ、この押出された溶融フイル
ムまたはシートは、ニツプロールの直前で紙また
はポリオレフインフイルムと接触して被覆され
る。ここにポリオレフインフイルムとは、高密度
ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム
あるいはそれらの延伸されたものなどである。溶
融押出被覆装置としては、高速で引取ることが可
能なものであれば、どのようなものでも使用でき
る。 この発明の方法によれば、前記変性ポリプロピ
レンまたはこれに結晶性ポリプロピレンを配合し
た混合物を、溶融押出しして、紙やポリオレフイ
ンに高速度で被覆することができ、その際、押出
されたフイルムやシートのネツクインが小さく、
それらの間の接着強度が大きく、得られたフイル
ムやシートは、変性剤としてシラン化合物を使用
していないので、食品の包装用にも使用できると
いう効果が得られる。 以下、実施例および比較例を示す。メルトフロ
ーインデツクス(M.I.)はASTM D1238に従つ
た。また接着強度は、試験片の巾を1.0cmにした
ほかはASTM D903に準じて試験片を作成し、次
いで、インストロン万能引張試験機(インストロ
ンジヤパン社製)を使用して、引張速度0.5cm/
分、温度23℃で測定した。部は重量部を示す。ま
た、以下の記載における符号は次の化合物を意味
する。 A;アリルグリシジエーテル B;アクリル酸亜鉛 C;4―メタアクリロイルオキシフエノール D;トリアリルシアヌレート E;1,3,5―トリアクリロイルヘキサヒド
ロ―S―トリアジン F;2,5―ジメチル―2,5―ジ第三ブチル
パーオキシヘキサン 実施例 1〜12 結晶性ポリプロピレン(ホモポリマー)(M.I.
=15)100部と第1表に示す種類と量の変性剤
と変性剤と第1表に示す量の有機過酸化物
(F)とをヘンシエルミキサーで充分混合した
後、押出機に供給して、温度200℃で反応させ、
M.I.50の変性ポリプロピレンのペレツトを製造し
た。 このペレツトを、横巾100cm、スリツト巾0.7〜
0.9mmのダイスを取り付けた押出被覆装置に供給
して、段々と引取速度を増しながら300℃で溶融
押出しし、これを巾100cmの両面さらしクラフト
紙に被覆した。脈動がなく、ネツクイン値が15cm
以下となる条件で被覆可能であつた引取速度の最
高値および接着強度を第1表に示す。なお、フイ
ルムの厚みはいずれの場合においても、最高引取
速度に到るまで25±2μの範囲内であつた。
レンランダム共重合体または結晶性ポリプロピレ
ンを溶融押出しして、紙、ポリオレフインフイル
ムあるいは金属箔などに被覆することは公知であ
る。しかしながら、前記重合体を溶融押出しして
紙、ポリオレフインフイルムあるいは金属箔など
に被覆する場合、10〜30m/分程度の引取速度
で、これより速度を増すと、脈動を生じて押出さ
れたフイルムやシートに極端な偏肉が発生した
り、あるいは結晶性ポリプロピレンの場合にはネ
ツクインが大きくなつたりして被覆することがで
きなくなる。 そこで、結晶性ポリプロピレンに低密度ポリエ
チレンを混合して、得られる混合物を溶融押出し
して被覆する方法が提案されている。 しかし、前記混合物は、紙、ポリオレフインフ
イルムあるいは金属箔などに対して接着性に乏し
く、したがつてそのまま被覆した場合には容易に
剥離するので、それらの間に接着剤(アンカーコ
ート剤)を介在させて被覆しなければならない。 この発明者らは、前述の欠点を改良することを
目的として鋭意研究した結果、後述の変性剤と
変性剤とを組合せて使用することによつて、こ
の発明を完成した。 すなわち、この発明は、結晶性ポリプロピレン
と、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種の化合物(以下変性剤という)と、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種の化合物(以下変性剤という)と、有
機過酸化物とからなる混合物を溶融加熱処理して
得た変性ポリプロピレン単独またはこれに結晶性
ポリプロピレンを配合した混合物を溶融押出しし
て、紙またはポリオレフインフイルムに被覆する
ことを特徴とする押出被覆法(ただし、前記一般
式において、R1〜R6は水素原子またはメチル基
で、Meは周期律表第1族〜3族および第8族の
金属原子で、lはMeの原子価に対応する整数
で、mおよびnは0または1の整数である。)で
ある。 この発明の方法によれば、前記変性ポリプロピ
レンまたはこれに結晶性ポリプロピレンを配合し
た混合物を、溶融押出しして、紙の場合は最高
250m/分の速度で、ポリオレフインフイルムの
場合は最高200m/分の速度で引取つて被覆する
ことができ、その際、押出されたフイルムやシー
トのネツクインが小さく、それらの間には接着剤
を介在させなくても充分な接着強度がある。 この発明において使用される結晶性ポリプロピ
レンとしては、プロピレンの結晶性単独重合体
や、プロピレンと他のα―オレフイン、例えばエ
チレン、ブテン―1とのランダム共重合体または
ブロツク共重合体やそれらの混合物、さらにはそ
れらに他のポリオレフイン、例えばポリエチレン
を約20重量%まで混合したものなどが挙げられ
る。前記ランダム共重合体は他のα―オレフイン
の含量率が約5重量%以下であるものが好まし
く、前記ブロツク共重合体は他のα―オレフイン
の含有率が約20重量%以下であるものが好まし
い。これらのうちでも、それらのメルトフローイ
ンデツクスが約0.1〜30の範囲のものが好まし
い。 変性ポリプロピレンは、結晶性ポリプロピレン
と変性剤と変性剤との混合物に有機過酸化物
を混合して溶融加熱処理することによつて得るこ
とができるが、最も簡便な溶融加熱処理操作は、
結晶性ポリプロピレンと変性剤と変性剤と有
機過酸化物との混合物を、押出機内で溶融加熱す
ることである。 この際、使用する結晶性ポリプロピレンは、溶
融加熱処理時に、有機過酸化物によつて分解して
発色、発臭の原因となるような添加剤を含まない
ことが望ましい。 この発明において使用される変性剤の具体的
な化合物名としては、アリルグリシジルエーテ
ル、2―メチル―アリルグリシジルエーテル、
(メタ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル
酸カルシウム、(メタ)アクリル酸マグネシウ
ム、(メタ)アクリル酸亜鉛、(メタ)アクリル酸
アルミニウム、(メタ)アクリル酸鉄()、4―
アクロイルオキシフエノール、4―(アクリロイ
ルオキシメチル)フエノール、4―アクリロイル
オキシベンジルアルコール、4―メタアクリロイ
ルオキシフエノール、4―メタアクリロイルオキ
シベンジルアルコール、4―(メタアクリロイル
オキシメチル)ベンジルアルコールなどが挙げら
れる。これらの変性剤は、1種のみならず2種
以上混合して使用することができる。 この発明において使用される変性剤の具体的
な化合物としては、トリアリルシアヌレート、ト
リ(2―メチルアリル)シアヌレート、1,3,
5―トリアクリロイルヘキサヒドロ―S―トリア
ジン、1,3,5―トリメタアクリロイルヘキサ
ヒドロ―S―トリアジンなどが挙げられる。これ
らの変性剤は、1種のみならず2種以上混合し
て使用することができる。 この発明においては、変性剤と変性剤とを
組合せて使用するので、変性剤を使用しない場合
に比較して顕著な効果を奏するのである。 前記変性剤に対する変性剤の配合割合は、
重量比で0.1〜10となる範囲の割合が好ましい。
また、変性剤と変性剤との合計の配合割合
は、結晶性ポリプロピレン100重量部あたり0.1〜
5重量部、特に0.2〜3重量部の割合が好まし
い。 また、この発明において使用される有機過酸化
物は、1分半減期温度が結晶性ポリプロピレンの
溶融温度付近の温度となるようなもの、たとえば
第三ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパ
ーオキサイド、第三ブチルパーオキシラウレー
ト、第三ブチルパーオキシアセテート、メチルエ
チルケトンパーオキサイド、2,5―ジメチル―
2.5―ジ第三ブチルパーオキシヘキサン、第三ブ
チルクミルパーオキサイド、第三ブチルパーオキ
シマレイツクアシツド、第三ブチルパーオキシラ
ウレートなどが挙げられる。 これらの有機過酸化物は、後に添加される各種
添加剤あるいは結晶性ポリプロピレンなどの分解
を誘起させないために、前記溶融加熱処理中に全
て分解させることが好ましい。 溶融押出被覆装置に供給する変性ポリプロピレ
ン単独またはこれに結晶性ポリプロピレンを配合
した混合物のメルトフローインデツクスは、約5
〜100の範囲の値のものが好ましい。メルトフロ
ーインデツクスが約100より大きくなると、その
取扱いやフイルム成形が困難となる。変性ポリプ
ロピレンと結晶性ポリプロピレンとの混合物を使
用する場合は、メルトフローインデツクスが約
100以上である変性ポリプロピレンも、結晶性ポ
リプロピレンとの混合物のメルトフローインデツ
クスが約5〜100の範囲内にあれば使用できる。
その際の結晶性ポリプロピレンの配合量は、85重
量%以下の含有量であることが好ましい。結晶性
ポリプロピレンの含有量が85重量%より多い混合
物を使用すると、高い速度で引取つて被覆しにく
くなる傾向がある。 変性ポリプロピレンのメルトフローインデツク
スは、結晶性ポリプロピレンのメルトフローイン
デツクス、有機過酸化物の添加量、前記混合物の
溶融加熱処理条件などによつて定まるが、それら
のうちでも有機過酸化物の添加量によつて変性ポ
リプロピレンのメルトフローインデツクスを制御
するのが簡単で好ましい。また溶融加熱処理の温
度は使用する結晶性ポリプロピレンの性状に応じ
て定まり、その時間は添加した有機過酸化物が全
て分解し、変性ポリプロピレン中に有機過酸化物
が含まれないようになるまでの時間が好ましい。 有機過酸化物の添加量は、有機過酸化物の種
類、結晶性ポリプロピレンのメルトフローインデ
ツクス、希望する変性ポリプロピレンのメルトフ
ローインデツクスなどによつて変化するので一律
に定めることはできないが、一般的には結晶性ポ
リプロピレン100重量部あたり約0.01〜10重量
部、好ましくは0.02〜3重量部である。前記下限
より少ない添加量では、結晶性ポリプロピレンと
変性剤、変性剤との反応が充分行なわれず、
したがつてこの発明の方法による効果が得られな
い。また前記上限より多い添加量にしても、この
発明の方法による効果の向上は認められない。 さらに前記変性ポリプロピレンまたは混合物
に、従来公知の安定剤、顔料、帯電防止剤その他
の添加剤や充填剤などを、この発明の目的をはず
れない範囲内で配合することもできる。 次に、前記変性ポリプロピレン単独またはこれ
に結晶性ポリプロピレンを85重量%迄含む混合物
は、溶融押出しされ、この押出された溶融フイル
ムまたはシートは、ニツプロールの直前で紙また
はポリオレフインフイルムと接触して被覆され
る。ここにポリオレフインフイルムとは、高密度
ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム
あるいはそれらの延伸されたものなどである。溶
融押出被覆装置としては、高速で引取ることが可
能なものであれば、どのようなものでも使用でき
る。 この発明の方法によれば、前記変性ポリプロピ
レンまたはこれに結晶性ポリプロピレンを配合し
た混合物を、溶融押出しして、紙やポリオレフイ
ンに高速度で被覆することができ、その際、押出
されたフイルムやシートのネツクインが小さく、
それらの間の接着強度が大きく、得られたフイル
ムやシートは、変性剤としてシラン化合物を使用
していないので、食品の包装用にも使用できると
いう効果が得られる。 以下、実施例および比較例を示す。メルトフロ
ーインデツクス(M.I.)はASTM D1238に従つ
た。また接着強度は、試験片の巾を1.0cmにした
ほかはASTM D903に準じて試験片を作成し、次
いで、インストロン万能引張試験機(インストロ
ンジヤパン社製)を使用して、引張速度0.5cm/
分、温度23℃で測定した。部は重量部を示す。ま
た、以下の記載における符号は次の化合物を意味
する。 A;アリルグリシジエーテル B;アクリル酸亜鉛 C;4―メタアクリロイルオキシフエノール D;トリアリルシアヌレート E;1,3,5―トリアクリロイルヘキサヒド
ロ―S―トリアジン F;2,5―ジメチル―2,5―ジ第三ブチル
パーオキシヘキサン 実施例 1〜12 結晶性ポリプロピレン(ホモポリマー)(M.I.
=15)100部と第1表に示す種類と量の変性剤
と変性剤と第1表に示す量の有機過酸化物
(F)とをヘンシエルミキサーで充分混合した
後、押出機に供給して、温度200℃で反応させ、
M.I.50の変性ポリプロピレンのペレツトを製造し
た。 このペレツトを、横巾100cm、スリツト巾0.7〜
0.9mmのダイスを取り付けた押出被覆装置に供給
して、段々と引取速度を増しながら300℃で溶融
押出しし、これを巾100cmの両面さらしクラフト
紙に被覆した。脈動がなく、ネツクイン値が15cm
以下となる条件で被覆可能であつた引取速度の最
高値および接着強度を第1表に示す。なお、フイ
ルムの厚みはいずれの場合においても、最高引取
速度に到るまで25±2μの範囲内であつた。
【表】
なお、実施例2のネツクイン値〔(ダイス巾―
製品フイルム巾)/2〕は、引取速度240m/分
のとき12.5cmであつた。 比較例 1〜2 変性ポリプロピレンにかえて、M.I.9(比較例
1)、M.I.15(比較例2)の結晶性ポリプロピレ
ン(ホモポリマー)をそのまま使用したほかは、
実施例1と同様にすると、引取速度が10m/分を
越えると、脈動が発生しだし、25m/分を越える
と、脈動が激しくて押出被覆することができなか
つた。 実施例 13〜16 変性ポリプロピレンのペレツトに代えて、実施
例2で得られた変性ポリプロピレンのペレツトに
M.I.9の結晶性ポリプロピレン(ホモポリマー)
を第2表に示す量だけ均一に配合した混合物を使
用したほかは、実施例2と同様に実施した。結果
を第2表に示す。
製品フイルム巾)/2〕は、引取速度240m/分
のとき12.5cmであつた。 比較例 1〜2 変性ポリプロピレンにかえて、M.I.9(比較例
1)、M.I.15(比較例2)の結晶性ポリプロピレ
ン(ホモポリマー)をそのまま使用したほかは、
実施例1と同様にすると、引取速度が10m/分を
越えると、脈動が発生しだし、25m/分を越える
と、脈動が激しくて押出被覆することができなか
つた。 実施例 13〜16 変性ポリプロピレンのペレツトに代えて、実施
例2で得られた変性ポリプロピレンのペレツトに
M.I.9の結晶性ポリプロピレン(ホモポリマー)
を第2表に示す量だけ均一に配合した混合物を使
用したほかは、実施例2と同様に実施した。結果
を第2表に示す。
【表】
比較例 3〜7
変性剤と変性剤とを全く加えなかつたほか
は、実施例1と同様にしてM.I.50のポリプロピレ
ンのペレツトを得た。変性ポリプロピレンにかえ
て、このペレツト単独(比較例3)、またはこれ
にM.I.5の結晶性ポリプロピレン(ホモポリマ
ー)を配合して、後者を80重量%(比較例4)、
60重量%(比較例5)、40重量%(比較例6)、20
重量%(比較例7)含む混合物を使用したほかは
実施例1と同様にすると、いずれも比較例1と同
じように、引取速度が25m/分を越えると、脈動
が激しくなつて押出被覆することができなくなつ
た。 実施例 17〜20 結晶性ポリプロピレン(ホモポリマー)(M.I.
=15)100部と第3表に示す種類と量の変性剤
と変性剤と第3表に示す量の有機過酸化物(F)と
を使用し、実施例1と同様にして変性ポリプロピ
レンのペレツトを製造した。 このペレツトを、横巾100cm、スリツト巾0.7〜
0.9mmのダイスを取り付けた押出被覆装置に供給
して、300℃で溶融押出しし、これを厚さ30μ巾
100cmの二軸延伸ポリプロピレンフイルムに被覆
した。結果を第3表に示す。
は、実施例1と同様にしてM.I.50のポリプロピレ
ンのペレツトを得た。変性ポリプロピレンにかえ
て、このペレツト単独(比較例3)、またはこれ
にM.I.5の結晶性ポリプロピレン(ホモポリマ
ー)を配合して、後者を80重量%(比較例4)、
60重量%(比較例5)、40重量%(比較例6)、20
重量%(比較例7)含む混合物を使用したほかは
実施例1と同様にすると、いずれも比較例1と同
じように、引取速度が25m/分を越えると、脈動
が激しくなつて押出被覆することができなくなつ
た。 実施例 17〜20 結晶性ポリプロピレン(ホモポリマー)(M.I.
=15)100部と第3表に示す種類と量の変性剤
と変性剤と第3表に示す量の有機過酸化物(F)と
を使用し、実施例1と同様にして変性ポリプロピ
レンのペレツトを製造した。 このペレツトを、横巾100cm、スリツト巾0.7〜
0.9mmのダイスを取り付けた押出被覆装置に供給
して、300℃で溶融押出しし、これを厚さ30μ巾
100cmの二軸延伸ポリプロピレンフイルムに被覆
した。結果を第3表に示す。
【表】
なお、実施例18のネツクイン値は、引取速度
200m/分のとき14cmであつた。 比較例 8 変性ポリプロピレンにかえて、変性剤と変性
剤とを全く加えないで実施例17と同様にして得
たM.I.50のポリプロピレンを使用したほかは実施
例17と同様にすると、引取速度が25m/分を越え
ると、脈動が激しくなつて押出被覆することがで
きなくなつた。 実施例 21 M.I.15の結晶性ポリプロピレンにかえて、エチ
レン含有率が3.5重量%のエチレン―プロピレン
ランダム共重合体85部を低密度ポリエチレン15部
との混合物を使用したほかは、実施例2と同様に
して変性ポリプロピレンのペレツトを製造した。
このペレツトを使用して、実施例1と同様に両面
さらしクラフト紙に被覆した。最高引取速度
240m/分、接着強度980g/cm、引取速度220m/
分のときのネツクイン値13cmであつた。 実施例 22 実施例21で得られた変性ポリプロピレンのペレ
ツトを使用して、実施例17と同様に二軸延伸ポリ
プロピレンフイルムに被覆した。最高引取速度
200m/分、接着強度500g/cm、引取速度190m/
分のときのネツクイン値14cmであつた。
200m/分のとき14cmであつた。 比較例 8 変性ポリプロピレンにかえて、変性剤と変性
剤とを全く加えないで実施例17と同様にして得
たM.I.50のポリプロピレンを使用したほかは実施
例17と同様にすると、引取速度が25m/分を越え
ると、脈動が激しくなつて押出被覆することがで
きなくなつた。 実施例 21 M.I.15の結晶性ポリプロピレンにかえて、エチ
レン含有率が3.5重量%のエチレン―プロピレン
ランダム共重合体85部を低密度ポリエチレン15部
との混合物を使用したほかは、実施例2と同様に
して変性ポリプロピレンのペレツトを製造した。
このペレツトを使用して、実施例1と同様に両面
さらしクラフト紙に被覆した。最高引取速度
240m/分、接着強度980g/cm、引取速度220m/
分のときのネツクイン値13cmであつた。 実施例 22 実施例21で得られた変性ポリプロピレンのペレ
ツトを使用して、実施例17と同様に二軸延伸ポリ
プロピレンフイルムに被覆した。最高引取速度
200m/分、接着強度500g/cm、引取速度190m/
分のときのネツクイン値14cmであつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 結晶性ポリプロピレンと、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種の化合物と、 一般式; で示される化合物、 一般式; で示される化合物からなる群から選ばれた少なく
とも1種の化合物と、有機過酸化物とからなる混
合物を溶融加熱処理して得た変性ポリプロピレン
単独またはこれに結晶性ポリプロピレンを配合し
た混合物を溶融押出しして、紙またはポリオレフ
インフイルムに被覆することを特徴とする押出被
覆法。 (ただし、前記一般式において、R1〜R6は水素原
子またはメチル基で、Meは周期律表第1族〜第
3族および第8族の金属原子で、lはMeの原子
価に対応する整数で、mおよびnは0または1の
整数である。)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55109826A JPS5746832A (en) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | Extrusion coating |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55109826A JPS5746832A (en) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | Extrusion coating |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5746832A JPS5746832A (en) | 1982-03-17 |
| JPS629011B2 true JPS629011B2 (ja) | 1987-02-26 |
Family
ID=14520184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55109826A Granted JPS5746832A (en) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | Extrusion coating |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5746832A (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5184882A (ja) * | 1975-01-22 | 1976-07-24 | Ube Industries | Horipuropirenshiitotokinzokubantonofukugobanoseizosuruhoho |
| JPS5184881A (ja) * | 1975-01-22 | 1976-07-24 | Ube Industries | Horipuropirenshiitotokinzokubantonofukugobannoseizohoho |
| JPS5184879A (ja) * | 1975-01-22 | 1976-07-24 | Ube Industries | Horipuropirenshiitoto kinzokubantonofukugobannoseiho |
| JPS5184880A (ja) * | 1975-01-22 | 1976-07-24 | Ube Industries | Horipuropirenshiitotokinzokubantonofukugobannoseizoho |
-
1980
- 1980-08-12 JP JP55109826A patent/JPS5746832A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5746832A (en) | 1982-03-17 |
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