JPS6299308A - 松枯病の防除方法 - Google Patents

松枯病の防除方法

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JPS6299308A
JPS6299308A JP23794985A JP23794985A JPS6299308A JP S6299308 A JPS6299308 A JP S6299308A JP 23794985 A JP23794985 A JP 23794985A JP 23794985 A JP23794985 A JP 23794985A JP S6299308 A JPS6299308 A JP S6299308A
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pine
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trees
pine blight
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Yosuke Ito
伊藤 洋亮
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は松枯病の防除方法に関する。
(ロ)従来の技術 我国では、松の立ち枯れ病が広がっている。松の立ち枯
れ病は流行性萎凋病の一種で、松柏類全般に羅病するが
、いわゆる松類の被害が目立つため、一般に松枯病と呼
ばれている。この病気は、松等がマツノザイセンチュウ
におかされることによって生ずるとされ、マツノザイセ
ンチュウを伝播するマツノマダラカミキリを防除すべく
殺虫剤を空中散布したり、マツノザイセンチュウを防除
すべく殺線虫剤を松の樹幹に注入することが実施されて
いる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、殺虫剤ヤ殺線虫剤を用いた。F聞方法に
おいては、松枯病を完全に防除し難くまた多くの昆虫等
を死滅させて環境を破壊するという大きな問題があった
本発明はかかる問題点を解消すべくなされたものである
本発明者らは、この点に関し、まずハブロスボレラ(H
at)lost)Orella) V4、ホモシス(P
 hoa+opsiS)rtlt1フリクテーナ(P 
hlycteana ) B、マクロホーv (Mac
rophoma ) R、ディプロプイア(DiρIo
dia ) ji等の「かびJのなかに松を枯損させる
能力を持つものがあり(g、下、これらの属の「かび」
のなかで、松類を枯損させる能力をもつものを総称して
松枯菌という)、これらが松枯病の松から発見されるこ
とからマツノザイセンチュウよりも松枯病の主原因であ
るとする説に着目した。
ことにマツノザイセンチュウは松の内部に寄生している
かび類を餌としており、とくに上記松枯菌を好んで食す
る習性を有しており、従って、松枯病がマツノザイセン
チュウによって惹き起されるにせよ、松枯菌によって惹
き起されるにせよ、松枯菌を防除することが、松枯病の
防除につながることになる。
この観点から本発明者は種々検討を行なった。
従来、上記松枯菌のごときかび類の防除には種々の殺菌
剤を用いることが知られており、例えば低濃度でこれら
かび類に著効を有する薬剤としてプラストサイジン−8
(商標名)等が知られているが、単にテーブルテスト上
有効な殺菌剤や木材保存用に有効な薬剤であっても生木
の樹内に注入して用、いた場合に生木自体に悪影響を及
ぼさずに松枯病を効率良く防除することは困難であり、
とくに上記プラストサイジン−8を実際の松の樹内に注
入しても後述するように有効濃度では逆に薬剤の副作用
によって2m3ケ月経過後に松が枯れてしまうという状
況であった。
本発明者らは鋭意ω]究、検討を行なった結果2−ベン
ズイミダゾールカルバミン テルまたはエチルエステルが低濃度で松枯菌の成育を阻
止することができるにもかかわらず、栓類の生木内にか
なりの811度になるように注入しても薬害を生じない
ことを見出し、本発明に到達した。
(二)問題点を解決するための手段 かくして本発明によれば、松柏類の生木内に2=ベンズ
イミダゾールカルバミン ルおよび/もしくはエチルエステル又はこれらの塩を注
入することを特徴とする松枯病の防除方法が提供される
本発明に用いる2−ベンズイミダゾールカルバミン酸の
メチルエステルまたはエチルエステルは式(I)に示す
化学構造を有する化合物である。
(式中Rはメチル基またはエチル基である)この化合物
は一般に各種工業製品の防かび剤として用いられるほか
、特定の農作物の殺菌剤として用いられている。対象と
なる農作物が特定されるのは、葉面散布した場合、この
化合物は殆どが葉面にとどまり、葉面で繁殖するかびを
防除するのみであり、また根から吸収させようとしても
、ごく一部の農作物(例えば、きゅうり)のみが根から
の吸収が可能であるにとどまるからである。
松枯菌は松柏類の枝の内部や樹幹内に侵入するが、この
化合物が松柏類の樹内に導入できて松枯菌の防除が可能
かどうかについては全く知られていない。
本発明において2−ベンズイミダゾールカルバミン酸の
メチルエステル及び/又はエチルエステルを含有する薬
剤は松枯病を予防あるいは治療しようとする樹の内部へ
注入される。2−ベンズイミダゾールカルバミン ルエステルの注入割合は樹の大きさV(生木の体積二単
位ml )に対して、0.1〜100g榴、特に 1〜
50Q 、Jとするのが好ましい。ここにいう樹の大き
さV(生木の体積)は、地表から1.5mの高さにおけ
る幹の周囲の長さしく単位m)と樹の高さ1」(単位l
l)とから、式■により算出される値である。
4π    (式■) ■の値は樹の地表から1.5mの高さの幹の周囲良しに
等しい円周と、樹の高さに等しい高さを有する円柱の体
積に相当する。
2−ベンズイミダゾールカルバミン酸のメチルエステル
またはエチルエステルは常温ぐ固体であり、通常は適当
な濃度に希釈して注入に使用する。固体のまま使用する
場合は適当な高分子物質と況合することによりペースト
もしくはスティック状にして、樹の幹もしくは枝にあけ
た適当な大きさの孔の中に押し込む方法を注入方法とし
て採用することができる。ここに用いる高分子物質とし
てはスヂレン・ブタジェン共重合体、米飯を練りつぶし
たもの、でん粉糊等が例示される。
液体として使用する場合は、2−ベンズイミダゾ−/レ
カルバミン酸のメチルエステルまたはエチルエステルが
水はもちろん各種有機溶媒に対して難溶性のため、酸付
加塩として水に溶解させたものを樹の幹もしくは枝にあ
けた孔の中へ重力または圧力を用いて注入する方法を採
用することができる。ここに用いる酸としては硫酸・塩
酸・硝酸・りん酸等の無機酸をはじめ、酢酸、蟻酸、p
−トルエンスルホン酸等の有1Mが例示される。
薬剤を樹の幹もしくは枝に注入するに際し、注入口の位
置は孔をあけた後で幹もしくは枝が折れない限り特に制
約はないが、樹の幹のなるべく地面に近いところから注
入すると薬剤が速やかに樹全体に拡がるので好ましい。
また孔の方向は必ずしも樹の幹もしくは枝の表面と垂直
である必要はなく、斜めに穿孔してもよい。穿孔及び薬
剤の注入は季節を問わず実施できるが、冬季に行なうと
穿孔部からの「ヤに」の噴出が少いので好ましい。
松柏類はいわゆる松枯病にかかり易い。そのような樹種
には、自生地が寒冷であって被害が少くても、人為的に
暖地に移された場合おかされ易いものもある。従って本
発明方法は、松柏類全般を対象としている。モミ、ツガ
、トウヒ、カラマツ、アカマツ、クロマツ、リス6キユ
ウマツ、ヒメコマツ、ニジマツ、トドマツ、スギ等はそ
の代表的な樹種である。
本発明方法は、樹木の個別に実施するので、小さな苗木
よりも成る程度以上大きくなった成木に ゛優先的に実
施する方が価値が大きい。樹令5年以上の樹、とりわけ
樹令10年以上の樹に優先的に実施するのが好ましい。
2−ベンズイミダゾールカルバミン酸のメチルエステル
またはエチルエステルやその塩は極めて低濃度で松枯病
菌を死滅させることができ、しかも極めて高い濃度でも
松柏類に薬害を生じない。因みに、寒天培地を用いた松
枯病菌の最小発育阻止濃度を求める実験では、2−ベン
ズイミダゾールカルバミン酸メチルエステルの濃度0.
05μg/l!で松枯菌の発育を阻止することができる
。一方アカマツの培MMU胞(カルス)に対する毒性テ
ストでは2−ベンズイミダゾールカルバミンエステルの
濃度3000μg/11の塩′M酸性溶液をカルスにふ
りかけても、カルスに障害は認められなかった。PJ8
すれば2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチルエス
テルは松枯菌に対する最小発育阻止濃度の60000倍
の濃度で松柏類に障害を生じない、薬効が優れ、薬害の
出にくい物質であることが判明したのである。
これに反して、農業用殺菌剤として知られているプラス
トサイジンSは松枯菌に対して数μg/l!程度で成育
を阻害するが、松に対する毒性が強り、20μg/11
程度で薬害が発現し、松を枯死させてしまうことが実験
的に確認された。
松柏類の樹木に既に松枯菌が侵入しているかどうかを検
出するには、対象樹木の幹あるいは枝を大割したもの(
断面的IX1cm,長さ約5am>を1000倍の昇汞
水で短時間洗い、2〜3時間時間ジトリに静置後、剪定
鋏で厚さ 1mm程度に細断した試料を、ペプトン及び
M母抽出物を含む°ツアペック(Czapek )培地
上に5個ずつ置き、25〜30℃で培養するとよい。こ
の方法によれば樹木内部に分布する菌も検出することが
できる。
本発明方法は、既に松枯菌が侵入した松柏類に適用して
松枯菌を絶滅させ、樹を健全なものに回復させることが
できるのみならず、未だ松枯菌の侵入していない松柏類
に適用して松枯菌の侵入を予防することもできる。
以下、実施例により本発明を詳述する。
(ホ)実施例 実施例1 薬剤として次の処方のものを調製した(調剤Δ)(ω 
2−ベンズイミダゾール カルバミン酸メチルエステル 山) 1規定塩酸           30重間部(
C)  ジエチレングリコール      67重石部
先ず、(ωを山)に加えて攪拌して溶解し、(C)を加
えて透明な水性製剤とした。
樹高約511、地面から 1.5mの高さでの幹の周囲
長約303のアカマツの群から枝を採取して松枯菌の有
無を検査した。
検査結果に基いて、この群から松枯菌の検出された樹5
本を選び、薬剤として上記調剤Aを用い、これを地表近
くの樹幹に注入した。
注入方法は調剤Aを入れたポリエチレンびんを注入孔の
約1.51上に設置し、穿孔内へ挿入したアルミニウム
製バイブとポリエチレンびんとの間をビニールホースで
連結し、重力により注入する方法を採用した。1本の樹
幹に2ケ所穿孔して薬注を行い、2個の容器内の薬剤の
総量を、2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチルエ
ステルが樹の大きさVに対して1001114になるよ
うにした。
薬剤注入後12ケ月問経過を見たが、樹には全く薬害は
認められなかった。薬剤注入から12ケ月後に、枝の一
部を切り取って松枯菌の有無を検査したところ、全ての
樹で松枯菌が絶滅していることが判った。
実施例2 樹高約釦、地面から 1.5mの高さでの幹の周囲長約
30aaのクロマツの群から枝を採取して松枯菌の有無
を検査した。
検査結果に塁いて、この群から松枯菌の検出された樹5
木を選び薬剤として調剤Aの10%水溶液を用い、これ
を地表近くの幹に注入した。
注入方法は実施例1と同一の小力による注入方法を採用
し、樹幹毎に2ケ所穿孔して注入した。
注入量は2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチルエ
ステルが樹の大きさVに対して5Q孟となるようにした
薬剤注入後12ケ月間経過を見たが、樹には全く薬害が
認められなかった。薬剤注入から12ケ月後に、枝の一
部を切り取って松枯菌の有無を検査したところ、全ての
樹で、松枯菌が絶滅していることが判った。
実施例3 薬剤として次の処方のものを調製した(調剤B)(a)
  2−ベンズイミダゾール カルバミン酸メチルエステル +b+  米飯              10重量
部先ず+b+をよくすりつぶしたのち、予め微粉砕して
おいたく田を少量ずつ加え均一に混合して練り合せる。
製品は水分の乾燥を防ぐため、密閉容器中に保存する。
樹高約1011 、地面から1.51の高さでの幹の周
囲長約50C11のクロマツの群から枝を採取して松枯
菌の有無を検査した。
検査結果に基いて、この群から松枯菌の検出された樹2
本を選び、これに上記調剤Bを注入した。
調剤Bの注入は、それぞれの樹幹の地面から約303の
高さのところに直径1Q1%深さ6.5Qmの孔を4ケ
所穿ち、この孔の中に調剤B 5Qを充填する方法によ
り行なった。このときの樹の大きさVに対.する2−ベ
ンズイミダゾールカルバミン酸メチルエステルの割合は
約20(7 4であった。
薬剤注入後12ケ月間経過を見たが、樹には全く薬害は
認められなかった。薬剤注入から12ケ月後に、枝の一
部を切り取って松枯菌の有無を検査したところ、どちら
の樹も、松枯菌が絶滅していることが判った。
(へ)発明の効果 本発明によれば、伝相類の松枯病を薬剤による悪影響を
及ぼすことなく防除することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、松柏類の生木内に2−ベンズイミダゾールカルバミ
    ン酸のメチルエステルおよび/もしくはエチルエステル
    又はこれらの塩を注入することを特徴とする松枯病の防
    除方法。 2、注入割合が0.1〜100g/m^3(生木の体積
    )である特許請求の範囲第1項記載の防除方法。 3、注入割合が1〜50g/m^3(生木の体積)であ
    る特許請求の範囲第1項記載の防除方法。
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