JPS631071Y2 - - Google Patents

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JPS631071Y2
JPS631071Y2 JP1982096809U JP9680982U JPS631071Y2 JP S631071 Y2 JPS631071 Y2 JP S631071Y2 JP 1982096809 U JP1982096809 U JP 1982096809U JP 9680982 U JP9680982 U JP 9680982U JP S631071 Y2 JPS631071 Y2 JP S631071Y2
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JP
Japan
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valve
piston
valve element
temperature
chamber
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JP1982096809U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等の車輌の懸架装置に用いら
れるシヨツクアブソーバに係り、更に詳細には周
囲温度に応じて減衰力が変化する温度補償型流体
式シヨツクアブソーバに係る。
自動車等の車輌の懸架装置に使用されるシヨツ
クアブソーバの一つとして、オイルの如き作動流
体が絞り通路を通過する際に於ける流通抵抗によ
つて減衰力を発生するよう構成された流体式シヨ
ツクアブソーバが知られている。かかる流体式シ
ヨツクアブソーバに於ては、周囲温度の上昇など
によつて作動流体の温度がが高くなると、作動流
体の粘性が低下することによつて絞り通路を通過
する際に発生する流通抵抗も低下し、また作動流
体中に気泡が発生し易くなるため、高温時に於け
る減衰力が低下し、そのためシヨツクアブソーバ
の振動減衰性が低下する。その結果ボデイがふわ
ふわし過ぎたり、悪路走行時に於ける接地性が低
下するなどの不具合を生じる。
本考案は、従来の流体式シヨツクアブソーバに
於ける上述の如き不具合に鑑み、外気温が所定温
度以上に上昇したときには減衰力を増大すること
により、作動流体の粘性の低下や気泡の発生に起
因する減衰力の低下を補償し、これにより温度変
化に拘らず常に安定した振動減衰機能を発揮し得
るよう改良された流体式シヨツクアブソーバを提
供することを目的としている。かかる目的は、本
考案によれば、隔壁手段により分離されそれぞれ
内部に作動流体を貯容する第一及び第二の密閉室
と、前記第一の密閉室と前記第二の密閉室とを連
通接続する第一及び第二の絞り通路と、前記第一
の密閉室より前記第一の絞り通路を経て前記第二
の密閉室へ向かう前記作動流体の流れのみを許す
逆止弁とを有し、前記逆止弁は弁要素と、前記弁
要素と前記隔壁手段に固定されたばね座との間に
互いに並列に介装され前記弁要素を閉弁位置へ付
勢する第一及び第二のばねとを有し、前記第一及
び第二の密閉室の間の差圧が所定値以下のときに
は閉弁状態を維持するよう構成されており、前記
第二のばねは形状記憶合金にて構成され所定温度
以上のときには該所定温度以下の場合に比して前
記弁要素を閉弁位置へ付勢する力を増大するよう
構成された温度補償型流体式シヨツクアブソーバ
によつて達成される。
かかる構成によれば、第一及び第二の密閉室の
間の差圧が所定値以下のときには逆止弁が閉弁状
態を維持し、作動流体が第二の絞り通路を通過す
る際の流通抵抗により減衰力が発生され、第一及
び第二の密閉室の間の差圧が所定値を越えるとき
には逆止弁が開弁し、作動流体が第二の絞り通路
及び逆止弁を通過する際の流通抵抗により減衰力
が発生される。この場合逆止弁の弁要素をその閉
弁位置へ付勢するばねは第一及び第二のばねより
なり、第二のばねは形状記憶合金にて構成されて
おり、作動流体の温度が所定温度以上のときには
該所定温度以下の場合に比して弁要素をその閉弁
位置へ付勢する力が増大されるので、第一及び第
二の密閉室の間の差圧が所定値以上のときには、
高温時に於ける逆止弁の開弁量が低温時に比して
低減され、これにより高温時に於ける減衰力の低
下が回避され又は減衰力が増大され、従つて外気
温の変化に拘らず常に安定した振動減衰機能を発
揮させることができる。
また上述の如き構成によれば、第一及び第二の
ばねは弁要素と隔壁手段に固定されたばね座との
間に互いに並列に介装されている。従つて例えば
実開昭55−56940号に記載された構造の如く、通
常のばねと板状の感温部材とが弁要素とばね座と
の間に直列に介装され、ばねと感温部材とが直接
当接する構造に於ては、温度変化に伴つて感温部
材が変形すると、ばねと感温部材との間の当接状
態も変化し、従つて所定の温度範囲全体に瓦りシ
ヨツクアブソーバを安定的に作動させることが困
難であり、また逆止弁のピストン本体よりの突出
量が大きく、ピストンを小型軽量化することが困
難であり、更には形状記憶合金にて断面U形の板
状の弾性部材を形成することが困難であるため、
感温部材を線材の弾性部材とせざるを得ず、その
場合には通常のコイルばねと感温部材との間にピ
ストンの軸線に沿つて往復動可能な部材を介装し
なければならず、構造が複雑になるのに対し、本
考案によれば、所定の温度範囲全体に亙りシヨツ
クアブソーバを安定的に作動させることができ、
また逆止弁及びその近傍の構造を小型軽量化し簡
素化することができる。更にばねと感温部材とが
直列に配置された構造に於ては、感温部材は常に
ばねの付勢力を担持した状態にあるため、長期間
使用される過程に於て感温部材が劣化し易く、ま
た温度変化により感温部材が変形する場合にも、
その変形による力が直接弁要素に作用するのでは
なく、ばねを介して弁要素に伝達されるため、ば
ねが過剰に圧縮され易く、従つてシヨツクアブソ
ーバの耐久性を向上させることが困難であるのに
対し、上述の如き構成によれば、第一及び第二の
ばねは互いに並列に配置されているため、直接互
いに力のやり取りをする関係にはなく、互いに相
補的な関係にあるので、シヨツクアブソーバの耐
久性を向上させ、長期間に亙り正常な作動を確保
することができる。
以下に添付の図を参照しつつ、本考案を実施例
について詳細に説明する。
第1図はツインチユーブ式のシヨツクアブソー
バとして構成された本考案による温度補償型流体
式シヨツクアブソーバの一つの実施例を示す部分
縦断面図である。図に於て、1は円筒形のベース
シエルを示している。ベースシエル1はその上端
に於ては図には示されていないアツパキヤツプに
より、その下端に於ては図には示されていない車
輌のナツクルアームなどに連結されるロアキヤツ
プ2により閉じられており、これにより密閉空間
を郭定している。ベースシエル1の内部にはその
軸線3に沿つて円筒形のプレツシヤチユーブ4が
固定的に配置されている。プレツシヤチユーブ4
はその上端に於ては図には示されていないロツド
ガイドにより、その下端に於てはロアキヤツプ5
により閉じられており、これにより密閉空間を郭
定している。これらのベースシエル1及びプレツ
シヤチユーブ4はアツパキヤツプ及びロアキヤツ
プ2と共働して円筒状のリザーバ室6を郭定して
いる。
プレツシヤチユーブ4の内部にはピストンリン
グ7を介してプレツシヤチユーブ4のシリンダ壁
8と液密的に係合するピストン9が軸線3に沿つ
て往復動可能に配置されている。ピストン9はプ
レツシヤチユーブ4とアツパキヤツプとロアキヤ
ツプ5とにより郭定されオイル10にて充填され
た密閉空間をピストン上室11とピストン下室1
2とに分離している。またピストン9は軸線3に
沿つて延在するピストンロツド13と一体的に連
結されており、ピストンロツド13は図には示さ
れていない車輌の懸架装置に連結されるようにな
つている。
ピストン9にはピストン上室11とピストン下
室12とを連通接続する第一の絞り通路としての
複数個の絞り通路14が設けられている。この絞
り通路14のピストン下室12の側には、ピスト
ン上室11よりピストン下室12へ向かうオイル
10の流れのみを許す逆止弁15が設けられてい
る。逆止弁15は絞り通路14のピストン下室1
2の側の環状ポート16を開閉する弁要素17
と、弁要素17をその閉弁位置へ付勢する圧縮コ
イルばね18及び19とを有している。圧縮コイ
ルばね18及び19は弁要素17とピストンロツ
ド13の下端に固定されたばね座としてのロツク
ナツト20との間に互いに並列に軸線3に対し同
心状に介装されている。圧縮コイルばね19は
Cu−Zn−Al系合金の如き形状記憶合金にて構成
されており、所定の温度(例えば40℃)以上のと
きには該所定温度以下の場合に比してその自由長
さを増大することにより、弁要素17をその閉弁
位置へ付勢する力、即ち弁要素17をピストン9
の弁座21に対し押圧する力を増大するようにな
つている。
弁要素17は、図示の実施例に於ては、ピスト
ン9とロツクナツト20との間にてピストンロツ
ド13の周りに配置されたカラー22と共働し
て、第一の絞り通路としての絞り通路14の環状
ポート16とピストン下室12とを常時連通接続
する第二の絞り通路としての複数個のオリフイス
23を郭定している。尚この場合、ピストン上室
11とピストン下室12とを常時連通接続するオ
リフイス23と同様のオリフイスをピストン9に
設け、またオリフイス23を廃止することによ
り、弁要素17が絞り通路14の環状ポート16
を完全に閉じ得るよう構成されてもよい。
更にピストン9にはピストン上室11とピスト
ン下室12とを連通接続する複数個の通路34が
設けられている。この通路34のピストン上室1
1の側には、ピストン下室12よりピストン上室
11へ向かうオイル10の流れのみを許す逆止弁
35が設けられている。逆止弁35は通路34の
ピストン上室11の側の環状ポート36を開閉す
る円環板状の弁要素37と、弁要素37とピスト
ンロツド13に固定されたばね座板38との間に
介装され弁要素37をその閉弁位置へ付勢する圧
縮コイルばね39とを有している。
プレツシヤチユーブ4とロアキヤツプ5との間
には逆止弁組立体40が固定的に配置されてお
り、逆止弁組立体40とロアキヤツプ5との間に
はオイル10にて充填された弁室41が郭定され
ている。弁室41は複数個の連通孔42によりリ
ザーバ室6と連通接続されている。尚リザーバ室
6の上方部には空気43が封入されている。
逆止弁組立体40は互いに一体的に組付けられ
互いに共働してピストン下室12と弁室41とを
分離する隔壁手段としての弁座要素44及び45
を有している。弁座要素44には軸線3に沿つて
延在しピストン下室12と弁室41とを連通接続
する第一の絞り通路としての絞り通路46が設け
られており、弁座要素45には絞り通路46の周
りにてピストン下室12と弁室41とを連通接続
する複数個の通路47が設けられている。
絞り通路46の弁室41の側には、ピストン下
室12より弁室41へ向かうオイル10の流れの
みを許す逆止弁48が設けられている。逆止弁4
8は絞り通路46の弁室41の側のポート49を
開閉する弁要素50と、弁要素50をその閉弁位
置へ付勢する圧縮コイルばね51及び52とを有
しており、弁要素50はロアキヤツプ5に固定さ
れ軸線3に沿つて延在するガイドロツド53に沿
つて往復動し得るようになつている。圧縮コイル
ばね51及び52は弁要素50とロアキヤツプ5
との間にて軸線3に対し同心状に介装されてい
る。圧縮コイルばね52は圧縮コイルばね19と
同様Cu−Zn−Al系合金の如き形状記憶合金にて
構成されており、所定の温度(例えば40℃)以上
のときには該所定温度以下の場合に比してその自
由長さを増大することにより、弁要素50をその
閉弁位置へ付勢する力、即ち弁要素50を弁座要
素44の弁座54に対し押圧する力を増大するよ
うになつている。
弁要素50は、図示の実施例に於ては、その上
面に放射状に延在する複数個の溝55を有してお
り、この溝55は弁座要素44の弁座54と共働
して、第一の絞り通路としての絞り通路46のポ
ート49と弁室41とを常時連通接続する第二の
絞り通路としての複数個のオリフイス55Aを郭
定している。尚この逆止弁組立体40について
も、ピストン下室12と弁室41とを常時連通接
続するオリフイス23と同様のオリフイスを弁座
要素44に設け、また溝55を廃止することによ
り、弁要素50が絞り通路46のポート49を完
全に閉じ得るよう構成されてもよい。
また弁座要素45の通路47のピストン下室1
2の側には、弁室41よりピストン下室12へ向
かうオイル10の流れのみを許す逆止弁56が設
けられている。逆止弁56は通路47のピストン
下室12の側の環状ポート57を開閉する円環板
状の弁要素58と、弁要素58と弁座要素44の
ばね座59との間に介装され弁要素58をその閉
弁位置へ付勢する圧縮コイルばね60とを有して
いる。
尚各逆止弁の弁要素を閉弁位置へ付勢するばね
は任意の形態のものであつてよいが、図示の実施
例の如くコイルばねである場合には弁要素に対し
大きい動圧が作用しても板ばねの場合の如くバツ
クリングが生じる虞れは生じない。また図示の実
施例に於ては、弁要素は実質的に弾性変形しない
剛体よりなつているので、弁要素がそれを閉弁位
置へ付勢するばねを兼ねており、従つて弁要素自
体も弾性変形する場合に比して、逆止弁の開弁量
を正確に制御することができ、これにより減衰力
を正確に制御することができる。
以上の如く構成されたツインチユーブ式シヨツ
クアブソーバは以下の如く作動することによつて
車輌に及ぼされた振動を減衰する。
伸び行程 シヨツクアブソーバの伸び行程、即ちピストン
9に対しそれをベースシエル1及びプレツシヤチ
ユーブ4に対し相対的に逆止弁組立体40より離
れる方向へ駆動する力が作用したときには、ピス
トン9がプレツシヤチユーブ4のシリンダ壁8に
沿つて上昇することにより、ピストン上室11の
容積が減少しピストン下室12の容積が増大する
ので、ピストン上室11内の圧力は増大しピスト
ン下室12内の圧力は低下する。そのためピスト
ン上室11内の圧力とピストン下室12内の圧力
との差圧により、オイル10がピストン上室11
より絞り通路14、環状ポート16、オリフイス
23を経てピストン下室12内へ流入し、またピ
ストン下室12内の圧力と弁室41内の圧力との
差圧により、オイル10がリザーバ室6より連通
孔42、弁室41、通路47、逆止弁56を経て
ピストン下室12内へ流入する。このときオイル
10が絞り通路14及びオリフイス23を通過す
る際の流通抵抗により減衰力が発生される。この
減衰力は第2図に示されている如くピストン9の
移動速度Vの上昇、従つてオイルの流速の上昇と
共に急激に増大し、第2図に於て区間Aとして示
されている如き特性曲線を描く。
ピストン9の移動速度Vが遷移点Teに対応す
る速度Ve以上になると、絞り通路14内を流れ
るオイル10により弁要素17に対し及ぼされる
動圧も増大し、これにより弁要素17は圧縮コイ
ルばね18及び19のばね力に抗して図にて下方
へ駆動され、これにより逆止弁15が開弁され
る。かくして逆止弁15が開弁されると、減衰力
は弁要素17とピストン9の弁座21との間の間
隙及びオイルの流速に応じて変化するようになる
ので、第2図に示されている如くピストン9の移
動速度Vの増大と共に穏やかに増大し、第2図に
於て区間Bとして示されている如き特性曲線を描
く。
またオイル10の温度が所定の温度、即ち圧縮
コイルばね19を構成する形状記憶合金の変態温
度以上であるときには、圧縮コイルばね19はそ
の自由長さを増大することによつて、弁要素17
をピストン9の弁座21に対し押圧するプレロー
ドを増大するので、ピストン9の移動速度Vが比
較的小さい場合にはオイル10の温度が所定の温
度以下である場合と実質的に同一の特性曲線を描
き、ピストン9の移動速度Vが遷移点Te′に対応
する速度Ve′以上の場合には、絞り通路14内を
流れるオイル10は圧縮コイルばね18及びプレ
ロードを増大した圧縮コイルばね19のばね力に
抗して、弁要素17を図にて下方へ駆動すること
となるので、第2図に於て破線にて示されている
如く、オイル10の温度が所定の温度以下である
場合に比して発生する減衰力は高くなる。またこ
の場合遷移点Te′はオイル10の温度が所定の温
度以下である場合の遷移点Teよりもピストン9
の移動速度Vの高速側且減衰力の高い側へ移行す
る。
縮み行程 シヨツクアブソーバの縮み行程、即ちピストン
9に対しそれをベースシエル1及びプレツシヤチ
ユーブ4に対し相対的に逆止弁組立体40に近付
く方向へ駆動する力が作用したときには、ピスト
ン9がプレシヤチユーブ4のシリンダ壁8に沿つ
て下降することにより、ピストン上室11の容積
が増大しピストン下室12の容積が減少するの
で、ピストン上室11内の圧力は減少しピストン
下室12内の圧力は増大する。そのためピストン
上室11内の圧力とピストン下室12内の圧力と
の差圧により、オイル10が通路34及び逆止弁
35を経てピストン上室11内へ流入し、またピ
ストン下室12内の圧力と弁室41内の圧力との
差圧により、オイル10がピストン下室12より
絞り通路46、オリフイス55A、弁室41、連
通孔42を経てリザーバ室6内へ流入する。この
ときオイル10が絞り通路46及びオリフイス5
5Aを通過する際の流通抵抗により減衰力が発生
される。この減衰力は第2図に示されている如く
ピストン9の移動速度Vの上昇、従つてオイルの
流速の上昇と共に急激に増大し、第2図に於て区
画aとして示されている如き特性曲線を描く。
ピストン9の移動速度Vが遷移点Tsに対応す
る速度Vs以上になると、絞り通路46内を流れ
るオイル10により弁要素50に対し及ぼされる
動圧も増大し、これにより弁要素50は圧縮コイ
ルばね51及び52のばね力に抗して図にて下方
へ駆動され、これにより逆止弁48が開弁され
る。かくして逆止弁48が開弁されると、減衰力
は弁要素50と弁座要素44の弁座54との間の
間隙及びオイルの流速に応じて変化するようにな
るので、第2図に示されている如くピストン9の
移動速度Vの増大と共に穏やかに増大し、第2図
に於て区間bとして示されている如き特性曲線を
描く。
またオイル10の温度が所定の温度、即ち圧縮
コイルばね52を構成する形状記憶合金の変態温
度以上であるときには、圧縮コイルばね52はそ
の自由長さを増大することによつて、弁要素50
を弁座要素44の弁座54に対し押圧するプレロ
ードを増大するので、ピストン9の移動速度Vが
比較的小さい場合にはオイル10の温度が所定の
温度以下である場合と実質的に同一の特性曲線を
描き、ピストン9の移動速度Vが遷移点Ts′に対
応する速度Vs′以上の場合には、絞り通路46内
を流れるオイル10は圧縮コイルばね51及びプ
レロードを増大した圧縮コイルばね52のばね力
に抗して弁要素17を図にて下方へ駆動すること
となるので、第2図に於て破線にて示されている
如く、オイル10の温度が所定の温度以下である
場合に比して発生する減衰力は大きくなる。また
この場合の遷移点Ts′はオイル10の温度が所定
の温度以下である場合の遷移点Tsよりもピスト
ン9の移動速度Vの高速側且減衰力の大きい側へ
移行する。
以上に於ては、ツインチユーブ式シヨツクアブ
ソーバとして構成された本考案による温度補償型
流体式シヨツクアブソーバの一つの実施例につい
て詳細に説明したが、本考案はかかる実施例に限
定されるものではなく、本考案の範囲内にて種々
の実施例が可能であることは当業者にとつて明ら
かであろう。例えば圧縮コイルばね18及び圧縮
コイルばね51は省略されてもよく、また逆止弁
15又は逆止弁48の何れか一方にのみ形状記憶
合金にて構成された圧縮コイルばねが使用されて
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はツインチユーブ式のシヨツクアブソー
バとして構成された本考案による温度補償型流体
式シヨツクアブソーバの一つの実施例を示す部分
縦断面図、第2図は第1図に示された実施例のピ
ストンの移動速度と伸び行程及び縮み行程に於け
る減衰力との関係を示すグラフである。 1……ベースシエル、2……ロアキヤツプ、3
……軸線、4……プレツシヤチユーブ、5……ロ
アキヤツプ、6……リザーバ室、7……ピストン
リング、8……シリンダ壁、9……ピストン、1
0……オイル、11……ピストン上室、12……
ピストン下室、13……ピストンロツド、14…
…絞り通路、15……逆止弁、16……環状ポー
ト、17……弁要素、18,19……圧縮コイル
ばね、20……ロツクナツト、21……弁座、2
2……カラー、23……オリフイス、34……通
路、35……逆止弁、36……環状ポート、37
……弁要素、38……ばね座板、39……圧縮コ
イルばね、40……逆止弁組立体、41……弁
室、42……連通孔、43……空気、44,45
……弁座要素、46……絞り通路、47……通
路、48……逆止弁、49……ポート、50……
弁要素、51,52……圧縮コイルばね、53…
……ガイドロツド、54……弁座、55……溝、
55A……オリフイス、56……逆止弁、57…
…環状ポート、58……弁要素、59……ばね
座、60……圧縮コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隔壁手段により分離されそれぞれ内部に作動流
    体を貯容する第一及び第二の密閉室と、前記第一
    の密閉室と前記第二の密閉室とを連通接続する第
    一及び第二の絞り通路と、前記第一の密閉室より
    前記第一の絞り通路を経て前記第二の密閉室へ向
    かう前記作動流体の流れのみを許す逆止弁とを有
    し、前記逆止弁は弁要素と、前記弁要素と前記隔
    壁手段に固定されたばね座との間に互いに並列に
    介装され前記弁要素を閉弁位置へ付勢する第一及
    び第二のばねとを有し、前記第一及び第二の密閉
    室の間の差圧が所定値以下のときには閉弁状態を
    維持するよう構成されており、前記第二のばねは
    形状記憶合金にて構成され所定温度以上のときに
    は該所定温度以下の場合に比して前記弁要素を閉
    弁位置へ付勢する力を増大するよう構成された温
    度補償型流体式シヨツクアブソーバ。
JP9680982U 1982-06-28 1982-06-28 温度補償型流体式シヨツクアブソ−バ Granted JPS591949U (ja)

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