JPS6312689B2 - - Google Patents
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- JPS6312689B2 JPS6312689B2 JP55088431A JP8843180A JPS6312689B2 JP S6312689 B2 JPS6312689 B2 JP S6312689B2 JP 55088431 A JP55088431 A JP 55088431A JP 8843180 A JP8843180 A JP 8843180A JP S6312689 B2 JPS6312689 B2 JP S6312689B2
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- Japan
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- rod
- metal
- laminated
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- Metal Extraction Processes (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として継目無鋼管等の積層金属管の
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
積層金属管は2種以上の金属で内層,外層、更
には中間層を形成した2層以上の積層構造を有す
る管であつて、合材(通常、量的に少ない層をい
う)により耐食性,耐硫化水素割れ性,耐磨耗性
を付与し、特殊雰囲気での使用を可能とするこ
と、苛酷な条件下における特殊用途に適用せしめ
ること等を目的として一般に安価な母材(通常、
量的に多い層をいう)に組合せるようにして製造
されるものである。
には中間層を形成した2層以上の積層構造を有す
る管であつて、合材(通常、量的に少ない層をい
う)により耐食性,耐硫化水素割れ性,耐磨耗性
を付与し、特殊雰囲気での使用を可能とするこ
と、苛酷な条件下における特殊用途に適用せしめ
ること等を目的として一般に安価な母材(通常、
量的に多い層をいう)に組合せるようにして製造
されるものである。
例えば母材を炭素鋼とし、合材をステンレス鋼
とし、この合材を内層とする2層構造の金属管、
即ち最も多用されているクラツド鋼管の製造方法
としては例えば次の如き方法が公知である。即
ち、第6図に示すように炭素鋼よりなる肉厚の管
体1′の内周面に炭素の拡散を防止するための媒
材として30〜50μmの厚さにニツケルメツキを施
し、この管体1′の内側にステンレス鋼よりなる
管体2′を挿入し、管体1′内に位置せしめた管体
2′の両端部をその全周にわたつて管体1′の内周
面に溶接し、また管体1′の端部に管体1′と2′
との間に通ずるガス抜孔1a′を穿設する。そして
このような組立品を製管用素材として所定条件で
加熱後ガス抜孔1a′をボトム側としてロータリフ
オージミルに通して製管する。
とし、この合材を内層とする2層構造の金属管、
即ち最も多用されているクラツド鋼管の製造方法
としては例えば次の如き方法が公知である。即
ち、第6図に示すように炭素鋼よりなる肉厚の管
体1′の内周面に炭素の拡散を防止するための媒
材として30〜50μmの厚さにニツケルメツキを施
し、この管体1′の内側にステンレス鋼よりなる
管体2′を挿入し、管体1′内に位置せしめた管体
2′の両端部をその全周にわたつて管体1′の内周
面に溶接し、また管体1′の端部に管体1′と2′
との間に通ずるガス抜孔1a′を穿設する。そして
このような組立品を製管用素材として所定条件で
加熱後ガス抜孔1a′をボトム側としてロータリフ
オージミルに通して製管する。
ところでこのような方法では管体1′と2′との
間の治金的結合を強化し、また管体1′から2′へ
の浸炭を防止するための媒材を上述の如く母材た
る管体1′の内周面(管体2′の外周面でもよい)
にメツキにより形成することとしているため、メ
ツキ設備及びその付属設備のための設備費が高
く、またメツキのためのハンドリングに多大の人
手を要し、しかもメツキを電気分解によつて行つ
ているためランニングコストも高く、更にメツキ
槽にはその大きさに限界があるため、メツキ対象
たる管体1′,2′自体の大きさにも限界があつ
て、単位重量当りの製管コストが高く、歩留も低
いなどの欠点があつた。
間の治金的結合を強化し、また管体1′から2′へ
の浸炭を防止するための媒材を上述の如く母材た
る管体1′の内周面(管体2′の外周面でもよい)
にメツキにより形成することとしているため、メ
ツキ設備及びその付属設備のための設備費が高
く、またメツキのためのハンドリングに多大の人
手を要し、しかもメツキを電気分解によつて行つ
ているためランニングコストも高く、更にメツキ
槽にはその大きさに限界があるため、メツキ対象
たる管体1′,2′自体の大きさにも限界があつ
て、単位重量当りの製管コストが高く、歩留も低
いなどの欠点があつた。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは母材と合材との間に
介在せしめるべき媒材を帯状の金属箔とし、これ
を合材又は母材の周面にスパイラル状に巻き付け
ることとし、設備費、ランニングコストとも大幅
な節減が図れ、作業能率の向上並びに歩留向上を
も図れる積層金属管の製造方法を提供するにあ
る。
て、その目的とするところは母材と合材との間に
介在せしめるべき媒材を帯状の金属箔とし、これ
を合材又は母材の周面にスパイラル状に巻き付け
ることとし、設備費、ランニングコストとも大幅
な節減が図れ、作業能率の向上並びに歩留向上を
も図れる積層金属管の製造方法を提供するにあ
る。
本発明に係る積層金属管の製造方法は外層を形
成すべき金属よりなる管体内に、内層を形成すべ
き金属よりなる外管体と、内層を形成すべき金属
よりなる内管体(若しくは棒体)又は中間層及び
内層を各形成すべき金属よりなる中間管体及び内
管体(若しくは棒体)との周面を清浄化し、 管体,棒体に拡散し易い金属を材料とする箔状
の媒体を内管体(若しくは棒体)又は中間管体及
び内管体(若しくは棒体)の外周面に隙間なく巻
き付けた後、 外管体内に内管体(若しくは棒体)又は中間管
体及び内管体(若しくは棒体)を嵌合し、 嵌合状態にある管体,棒体を、これらの断面積
がいずれも減少するように同時的に冷間抽伸して
中空(若しくは中実)の積層ビレツトとなし、 該積層ビレツトの端面における上記管体間(若
しくは管体と棒体との間)の境界線を溶接閉鎖
し、 この積層ビレツトを所定温度に迄加熱した後、
(中実の積層ビレツトの場合は穿孔加工を経て)
延伸圧延を行つて製管することを特徴とする。
成すべき金属よりなる管体内に、内層を形成すべ
き金属よりなる外管体と、内層を形成すべき金属
よりなる内管体(若しくは棒体)又は中間層及び
内層を各形成すべき金属よりなる中間管体及び内
管体(若しくは棒体)との周面を清浄化し、 管体,棒体に拡散し易い金属を材料とする箔状
の媒体を内管体(若しくは棒体)又は中間管体及
び内管体(若しくは棒体)の外周面に隙間なく巻
き付けた後、 外管体内に内管体(若しくは棒体)又は中間管
体及び内管体(若しくは棒体)を嵌合し、 嵌合状態にある管体,棒体を、これらの断面積
がいずれも減少するように同時的に冷間抽伸して
中空(若しくは中実)の積層ビレツトとなし、 該積層ビレツトの端面における上記管体間(若
しくは管体と棒体との間)の境界線を溶接閉鎖
し、 この積層ビレツトを所定温度に迄加熱した後、
(中実の積層ビレツトの場合は穿孔加工を経て)
延伸圧延を行つて製管することを特徴とする。
以下本発明を図面に基いて具体的に説明する。
第1図イ〜ニは本発明に係る積層金属管の製造方
法(以下本発明方法という)における工程の要部
を示す説明図、第2図イ,ロはその冷間抽伸の状
態を示す説明図、第3図イ〜ニは本発明の他の実
施状態における工程の要部を示す説明図、第4図
イ,ロは同じくその冷間抽伸の状態を示す説明図
であり、第1,2図において1は母材たる管体、
2は合材たる棒体、3は媒体たる金属箔であつ
て、棒体2をその外周面に金属箔3をその端部同
士が相互に若干ラツプするようにしてスパイラル
状に巻き付けた状態で管体1内に挿入せしめられ
ている。
第1図イ〜ニは本発明に係る積層金属管の製造方
法(以下本発明方法という)における工程の要部
を示す説明図、第2図イ,ロはその冷間抽伸の状
態を示す説明図、第3図イ〜ニは本発明の他の実
施状態における工程の要部を示す説明図、第4図
イ,ロは同じくその冷間抽伸の状態を示す説明図
であり、第1,2図において1は母材たる管体、
2は合材たる棒体、3は媒体たる金属箔であつ
て、棒体2をその外周面に金属箔3をその端部同
士が相互に若干ラツプするようにしてスパイラル
状に巻き付けた状態で管体1内に挿入せしめられ
ている。
また第3,4図において31は母材たる大径の
管体、32は同じく合材たる棒体、33は媒材た
る金属箔であつて、管体31内に外周面に金属箔
33を前記同様スパイラル状に巻き付けた状態で
棒体32が嵌挿されている。例えばクラツド鋼管
を製造する場合は、母材としては炭素鋼又は低合
金鋼を素材とする継目無管が用いられ、また合材
としてはステンレス鋼,ニツケル,ニツケル合
金,クローム,クローム合金,チタン,チタン合
金,銅及び銅合金等が採択され、更に媒材として
は母材と合材との組合せに応じて母材及び合材の
両者に拡散し易い金属の箔が用いられる。
管体、32は同じく合材たる棒体、33は媒材た
る金属箔であつて、管体31内に外周面に金属箔
33を前記同様スパイラル状に巻き付けた状態で
棒体32が嵌挿されている。例えばクラツド鋼管
を製造する場合は、母材としては炭素鋼又は低合
金鋼を素材とする継目無管が用いられ、また合材
としてはステンレス鋼,ニツケル,ニツケル合
金,クローム,クローム合金,チタン,チタン合
金,銅及び銅合金等が採択され、更に媒材として
は母材と合材との組合せに応じて母材及び合材の
両者に拡散し易い金属の箔が用いられる。
なお、上述の如く母材を外層、合材を内層とな
るように構成するのが一般的あるが、逆構造のも
の、また母材を中間層とし、合材を内,外層とし
た3層構造のものもある。
るように構成するのが一般的あるが、逆構造のも
の、また母材を中間層とし、合材を内,外層とし
た3層構造のものもある。
選定した管体1,31の内周面、管体2、棒体
32の外周面には清浄化処理が施される。清浄化
手段としては特に限定するものでないが、例えば
各種の研磨、シヨツトブラスト,酸洗処理が挙げ
られる。管体2、棒体32の周面に媒材たる金属
箔3,33をその全体が覆われるようその端部同
士が相互に若干ラツプするようにしてスパイラル
状に巻き付けた後、この管体2又は棒体32を管
体1,31内に嵌挿し、嵌合した状態の管体1と
2又は管体31と棒体32の端部を口絞り加工し
た上で、例えば水圧抽伸機、又は鎖式抽伸機等を
用いて、第2,4図に示す如く冷間抽伸され、第
1,3図ロに示す如き中空又は中実の積層ビレツ
ト4,41を得る。
32の外周面には清浄化処理が施される。清浄化
手段としては特に限定するものでないが、例えば
各種の研磨、シヨツトブラスト,酸洗処理が挙げ
られる。管体2、棒体32の周面に媒材たる金属
箔3,33をその全体が覆われるようその端部同
士が相互に若干ラツプするようにしてスパイラル
状に巻き付けた後、この管体2又は棒体32を管
体1,31内に嵌挿し、嵌合した状態の管体1と
2又は管体31と棒体32の端部を口絞り加工し
た上で、例えば水圧抽伸機、又は鎖式抽伸機等を
用いて、第2,4図に示す如く冷間抽伸され、第
1,3図ロに示す如き中空又は中実の積層ビレツ
ト4,41を得る。
第2,4図イ,ロは積層ビレツト4,41の製
作状況を略示しており、各図において左側には嵌
合状態にある管体1と2(又は管体31と棒体3
2)の横断面を、中央には抽伸機内を通過する素
材の縦断面を、右側には積層ビレツト4,41の
横断面を示している。第2図イ,ロは中空の積層
ビレツト4を製作する場合を示し、前者はプラグ
Pを用いての芯金引きを、また後者はプラグなし
でダイスのみによる空引きの状態を表わしてい
る。
作状況を略示しており、各図において左側には嵌
合状態にある管体1と2(又は管体31と棒体3
2)の横断面を、中央には抽伸機内を通過する素
材の縦断面を、右側には積層ビレツト4,41の
横断面を示している。第2図イ,ロは中空の積層
ビレツト4を製作する場合を示し、前者はプラグ
Pを用いての芯金引きを、また後者はプラグなし
でダイスのみによる空引きの状態を表わしてい
る。
第4図イ,ロは中実の積層ビレツト41を製作
する場合を示し、前者は細径の棒体を用いてお
り、内層を合材とするクラツド鋼管の製造に適し
た積層ビレツトを、また後者は薄肉の管体31を
用いており、外層を合材とするクラツド鋼管の製
造に適した積層ビレツトを得ている。
する場合を示し、前者は細径の棒体を用いてお
り、内層を合材とするクラツド鋼管の製造に適し
た積層ビレツトを、また後者は薄肉の管体31を
用いており、外層を合材とするクラツド鋼管の製
造に適した積層ビレツトを得ている。
なお芯金引きの場合はプラグPに代えてマンド
レルを用いてもよく、また抽伸回数は1回が望ま
しいが2回以上でもよい。更に加工度については
外側の管体1,31及び内側の管体2又は棒体3
2の断面積を共に減じ、また管体1,31の内周
面を管体2又は棒体32の外周面に密着させる程
度に行う。このようにして製作された積層ビレツ
ト4(又は41)は管体1,2(又は管体31と
棒体32)とが機械的に強固に密着し、両者の間
には空気が残留しない状態となつている。
レルを用いてもよく、また抽伸回数は1回が望ま
しいが2回以上でもよい。更に加工度については
外側の管体1,31及び内側の管体2又は棒体3
2の断面積を共に減じ、また管体1,31の内周
面を管体2又は棒体32の外周面に密着させる程
度に行う。このようにして製作された積層ビレツ
ト4(又は41)は管体1,2(又は管体31と
棒体32)とが機械的に強固に密着し、両者の間
には空気が残留しない状態となつている。
次いでこの積層ビレツト4,41は定尺切断さ
れて加熱炉に装入され、所定の温度に迄加熱され
る。本発明方法による場合、積層ビレツト4,4
1を構成する管体1,2(又は管体31と棒体3
2)とは強固に密着しているが、内外の金属の熱
膨張系数の差により場合によつては内外層間に微
小空隙が発生する虞れがなしとはしない。このた
めに積層ビレツト4,41の端面において、第
1,3図ハに示すように内外層の境界線に沿つて
円周溶接を行い、微小空隙が発生した場合にも空
気が侵入しないようにするのが望ましい。ただ
し、内側の管体2又は棒体32が炭素鋼であり、
外側の管体1,31がフエライト系ステンレス鋼
である場合、或いは前者がオーステナイト系ステ
ンレス鋼であり、後者が炭素鋼である場合の如く
内側金属の熱膨張系数が外側金属のそれよりも大
である場合は積層ビレツトの加熱によつても両者
間に空隙が生ずる可能性がないから前述の溶接は
省略してもよい。他の場合でも内外の金属の熱膨
張系数の差が著しく大きく、積層ビレツトの長さ
が或る程度以下短かいものである場合の外は特に
この溶接を必要としない。
れて加熱炉に装入され、所定の温度に迄加熱され
る。本発明方法による場合、積層ビレツト4,4
1を構成する管体1,2(又は管体31と棒体3
2)とは強固に密着しているが、内外の金属の熱
膨張系数の差により場合によつては内外層間に微
小空隙が発生する虞れがなしとはしない。このた
めに積層ビレツト4,41の端面において、第
1,3図ハに示すように内外層の境界線に沿つて
円周溶接を行い、微小空隙が発生した場合にも空
気が侵入しないようにするのが望ましい。ただ
し、内側の管体2又は棒体32が炭素鋼であり、
外側の管体1,31がフエライト系ステンレス鋼
である場合、或いは前者がオーステナイト系ステ
ンレス鋼であり、後者が炭素鋼である場合の如く
内側金属の熱膨張系数が外側金属のそれよりも大
である場合は積層ビレツトの加熱によつても両者
間に空隙が生ずる可能性がないから前述の溶接は
省略してもよい。他の場合でも内外の金属の熱膨
張系数の差が著しく大きく、積層ビレツトの長さ
が或る程度以下短かいものである場合の外は特に
この溶接を必要としない。
所定温度に加熱された積層ビレツトは製管工程
に移され、中空の積層ビレツトの場合は所謂延伸
圧延機、即ちロータリエロンゲータ、プラグミ
ル、アツセルミル、マンドレルミル、ピルガーミ
ル又はレデユーサ等により延伸圧延されて製管さ
れ、また中実の積層ビレツトの場合は、先ず穿孔
圧延機、即ちロータリピアサ又はプレスピアシン
グミル等により穿孔加工を施し、次いで前記中空
の積層ビレツトの場合と同様に延伸圧延機による
延伸圧延を行つて製管する。これによつて第1,
3図ニに示す如く所望の積層金属管5,51を得
る。なおこのようにして得た積層金属管5,51
は必要に応じて再度冷間抽伸されることもある。
に移され、中空の積層ビレツトの場合は所謂延伸
圧延機、即ちロータリエロンゲータ、プラグミ
ル、アツセルミル、マンドレルミル、ピルガーミ
ル又はレデユーサ等により延伸圧延されて製管さ
れ、また中実の積層ビレツトの場合は、先ず穿孔
圧延機、即ちロータリピアサ又はプレスピアシン
グミル等により穿孔加工を施し、次いで前記中空
の積層ビレツトの場合と同様に延伸圧延機による
延伸圧延を行つて製管する。これによつて第1,
3図ニに示す如く所望の積層金属管5,51を得
る。なおこのようにして得た積層金属管5,51
は必要に応じて再度冷間抽伸されることもある。
次に本発明の実施例を具体的な数値を掲げて説
明する。外層を構成する母材たる管体1としては
C:0.18%のキルド鋼を素材とする外径214mm,
内径151mm,肉厚31.5mmのものを、また内層を構
成する合材たる管体2としてはC:0.06%,Ni:
8.2%,Cr:18.2%のオーステナイト系ステンレ
ス鋼を素材とする外径148mm,内径122mm,肉厚13
mmのものを用いた。管体1の内面及び管体2の外
面を研磨し、管体2の外面に厚さ50μmのニツケ
ル箔をその端部同士が相互に若干ラツプするよう
にしてスパイラル状に管体2の外面全体を覆く如
くに巻き付けた後、管体1,2を嵌合し、口絞り
加工を施した上で200トンの水圧抽伸機にて冷間
抽伸し、外径205mm,内径121mm,肉厚42mm(外層
30mm,内層12mm)の中空ビレツト3を得た。この
積層ビレツト4を定尺切断し、両端面における
内,外層境界部に円周溶接を施し、これを回転炉
床式加熱炉にて1170℃で100分間加熱し、次いで
この定尺ビレツトをロータリエロンゲータにて外
径223mm,内径198mm,肉厚12.5mmに延伸圧延し、
次いでプラグミルにて外径217mm,内径196mm,肉
厚10.5mmに延伸圧延し、更にリーラに通して外径
230mm,内径209.5mm,肉厚10.25mmとし、最後に
6スタンドのサイジングミルにて絞り定形圧延し
て、外径219mm,内径198mm,肉厚10.5mm(外層8
mm,内層2.5mm)のクラツド鋼管を得た。
明する。外層を構成する母材たる管体1としては
C:0.18%のキルド鋼を素材とする外径214mm,
内径151mm,肉厚31.5mmのものを、また内層を構
成する合材たる管体2としてはC:0.06%,Ni:
8.2%,Cr:18.2%のオーステナイト系ステンレ
ス鋼を素材とする外径148mm,内径122mm,肉厚13
mmのものを用いた。管体1の内面及び管体2の外
面を研磨し、管体2の外面に厚さ50μmのニツケ
ル箔をその端部同士が相互に若干ラツプするよう
にしてスパイラル状に管体2の外面全体を覆く如
くに巻き付けた後、管体1,2を嵌合し、口絞り
加工を施した上で200トンの水圧抽伸機にて冷間
抽伸し、外径205mm,内径121mm,肉厚42mm(外層
30mm,内層12mm)の中空ビレツト3を得た。この
積層ビレツト4を定尺切断し、両端面における
内,外層境界部に円周溶接を施し、これを回転炉
床式加熱炉にて1170℃で100分間加熱し、次いで
この定尺ビレツトをロータリエロンゲータにて外
径223mm,内径198mm,肉厚12.5mmに延伸圧延し、
次いでプラグミルにて外径217mm,内径196mm,肉
厚10.5mmに延伸圧延し、更にリーラに通して外径
230mm,内径209.5mm,肉厚10.25mmとし、最後に
6スタンドのサイジングミルにて絞り定形圧延し
て、外径219mm,内径198mm,肉厚10.5mm(外層8
mm,内層2.5mm)のクラツド鋼管を得た。
第5図は上述の如くして得たクラツド鋼管の管
端に近い一断面における100倍の金属顕微鏡写真
であつて、母材の炭素鋼(写真上側:パーライト
組織)と合材のステンレス鋼(写真の下側:炭化
物の少ないオーステナイト組織)とが媒材3たる
ニツケル層(写真の中間)を介在させて治金的に
完全に一体化して接合していることが明らかであ
る。
端に近い一断面における100倍の金属顕微鏡写真
であつて、母材の炭素鋼(写真上側:パーライト
組織)と合材のステンレス鋼(写真の下側:炭化
物の少ないオーステナイト組織)とが媒材3たる
ニツケル層(写真の中間)を介在させて治金的に
完全に一体化して接合していることが明らかであ
る。
かかる本発明方法にあつては、
(1) 内層をなす管体又は棒体の外面及び外層をな
す管体の内周面を清浄化し、内層をなす管体又
は棒体の外面に、内外の管体,棒体への拡散が
容易な金属を材料とする媒体たる金属箔をスパ
イラル状に巻き付けて外層をなす管体に嵌合
し、冷間抽伸することとしているから、従来の
如く媒材をメツキにより内層外面等に付する場
合と比較して特別な設備、例えばメツキ設備等
を全く必要とせず、イニシヤルコストは零で済
む。
す管体の内周面を清浄化し、内層をなす管体又
は棒体の外面に、内外の管体,棒体への拡散が
容易な金属を材料とする媒体たる金属箔をスパ
イラル状に巻き付けて外層をなす管体に嵌合
し、冷間抽伸することとしているから、従来の
如く媒材をメツキにより内層外面等に付する場
合と比較して特別な設備、例えばメツキ設備等
を全く必要とせず、イニシヤルコストは零で済
む。
(2) また媒材を巻き付ける方法を採ることによつ
て、管体、棒体等の長さ、大きさが何らの制限
を受けることがなく、長尺のビレツトを製作す
ることが出来、従来のメツキによる方法ではメ
ツキ槽の大きさにより管体、棒体の大きさ、長
さが制限されるのと比較して単重当りのランニ
ングコストが極めて安価であり、製管歩留りが
極めて高い。
て、管体、棒体等の長さ、大きさが何らの制限
を受けることがなく、長尺のビレツトを製作す
ることが出来、従来のメツキによる方法ではメ
ツキ槽の大きさにより管体、棒体の大きさ、長
さが制限されるのと比較して単重当りのランニ
ングコストが極めて安価であり、製管歩留りが
極めて高い。
(3) 媒材たる金属箔のコストはメツキ費用に比較
して極めて安価であり、巻き付けに要する人手
を勘案してもメツキに依る場合の略数%程度で
済ませ得る。また管体同士又は管体と棒体とを
組み合せて形成した積層ビレツトは中空のもの
にあつては加熱後延伸圧延し、また中実のもの
にあつては加熱後穿孔加工を施し、次いで延伸
圧延することにより、管体間又は管体と棒体と
の間に介在せしめられた媒材が管体同士又は管
体と棒体とを拡散接合によつて冶金的に強固に
結合することとなり、相互に剥離する等の不都
合を全く生じない。
して極めて安価であり、巻き付けに要する人手
を勘案してもメツキに依る場合の略数%程度で
済ませ得る。また管体同士又は管体と棒体とを
組み合せて形成した積層ビレツトは中空のもの
にあつては加熱後延伸圧延し、また中実のもの
にあつては加熱後穿孔加工を施し、次いで延伸
圧延することにより、管体間又は管体と棒体と
の間に介在せしめられた媒材が管体同士又は管
体と棒体とを拡散接合によつて冶金的に強固に
結合することとなり、相互に剥離する等の不都
合を全く生じない。
などの効果がある。
なお、上述の説明は2層構造の積層金属管を製
造する場合について説明したが、3層以上の場合
は外層を形成する管体1,31と内層を形成する
管体2、棒体32との間に、周面に金属箔3,3
3を巻き付けた管体を嵌挿し、この状態で冷間抽
伸し、3層以上の中空又は中実の積層ビレツトを
製作し、以後は前記したのと同じ工程で製管を行
えばよい。
造する場合について説明したが、3層以上の場合
は外層を形成する管体1,31と内層を形成する
管体2、棒体32との間に、周面に金属箔3,3
3を巻き付けた管体を嵌挿し、この状態で冷間抽
伸し、3層以上の中空又は中実の積層ビレツトを
製作し、以後は前記したのと同じ工程で製管を行
えばよい。
以上の如く本発明方法にあつては高品位の積層
金属管を従来方法に比較して著しく低コストで製
造することが可能となり、歩留りも高いなど、本
発明は優れた効果を奏するものである。
金属管を従来方法に比較して著しく低コストで製
造することが可能となり、歩留りも高いなど、本
発明は優れた効果を奏するものである。
第1図イ〜ニは本発明方法の工程の要部を示す
説明図、第2図イ,ロはその冷間抽伸の状態を示
す説明図、第3図イ〜ニは本発明の他の実施状態
における工程の要部を示す説明図、第4図イ,ロ
は同じくその冷間抽伸の状態を示す説明図、第5
図は本発明方法によつて得たクラツド鋼管の横断
面における接合部を捉えた金属顕微鏡写真、第6
図は従来法の一例を説明するための製管素材の縦
断面図である。 1,2……管体、3……金属箔、4……積層ビ
レツト、5……積層金属管、31……管体、32
……棒体、33……金属箔、41………積層ビレ
ツト、51……積層金属管。
説明図、第2図イ,ロはその冷間抽伸の状態を示
す説明図、第3図イ〜ニは本発明の他の実施状態
における工程の要部を示す説明図、第4図イ,ロ
は同じくその冷間抽伸の状態を示す説明図、第5
図は本発明方法によつて得たクラツド鋼管の横断
面における接合部を捉えた金属顕微鏡写真、第6
図は従来法の一例を説明するための製管素材の縦
断面図である。 1,2……管体、3……金属箔、4……積層ビ
レツト、5……積層金属管、31……管体、32
……棒体、33……金属箔、41………積層ビレ
ツト、51……積層金属管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2種以上の金属からなる積層金属管の製造方
法において、 外層を形成すべき金属よりなる外管体と、内層
を形成すべき金属よりなる内管体又は中間層及び
内層を各形成すべき金属よりなる中間管体及び内
管体との周面を清浄化し、 各管体に拡散し易い金属を材料とする箔状の媒
材を内管体又は中間管体及び内管体の外周面に隙
間なく巻き付けた後、 外管体内に内管体又は中間管体及び内管体を嵌
合し、 嵌合状態にある管体を、これらの断面積がいず
れも減少するように同時的に冷間抽伸して中空の
積層ビレツトとなし、 該積層ビレツトの端面における上記管体間の境
界線を溶接閉鎖し、 この積層ビレツトを所定温度に迄加熱した後、
延伸圧延を行つて製管することを特徴とする積層
金属管の製造方法。 2 2種以上の金属からなる積層金属管の製造方
法において、 外層を形成すべき金属よりなる外管体と、内層
を形成すべき金属よりなる棒体又は中間層及び内
層を各形成すべき金属よりなる中間管体及び棒体
との周面を清浄化し、 管体及び棒体に拡散し易い金属を材料とする箔
状の媒材を棒体又は中間管体及び棒体の外周面に
隙間なく巻き付けた後、 外管体内に棒体又は中間管体及び棒体を嵌合
し、 嵌合状態にある管体及び棒体を、これらの断面
積がいずれも減少するように同時的に冷間抽伸し
て中実の積層ビレツトとなし、 該積層ビレツトの端面における上記管体と管体
又は棒体との間の境界線を溶接閉鎖し、 この積層ビレツトを所定温度に迄加熱した後、
穿孔圧延機により穿孔加工を施し、次いで延伸圧
延機により延伸圧延を行つて製管することを特徴
とする積層金属管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8843180A JPS5714416A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Production of laminated metallic pipe |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8843180A JPS5714416A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Production of laminated metallic pipe |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5714416A JPS5714416A (en) | 1982-01-25 |
| JPS6312689B2 true JPS6312689B2 (ja) | 1988-03-22 |
Family
ID=13942593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8843180A Granted JPS5714416A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Production of laminated metallic pipe |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5714416A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10913901B2 (en) | 2017-09-12 | 2021-02-09 | Saudi Arabian Oil Company | Integrated process for mesophase pitch and petrochemical production |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE900784A (fr) * | 1984-10-09 | 1985-04-09 | Centre Rech Metallurgique | Dispositif pour refroidir un produit metallique en mouvement et installation en comportant l'apllication. |
| JP2575624B2 (ja) * | 1985-07-25 | 1997-01-29 | 臼井国際産業 株式会社 | 高圧燃料噴射管用厚肉細径重合金属管の製造方法 |
| JPS63126602A (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ステンレスクラツド銅棒の製造方法 |
| JP2504118B2 (ja) * | 1987-07-14 | 1996-06-05 | 住友金属工業株式会社 | クラッド棒鋼の製造方法 |
| JPH06257532A (ja) * | 1993-06-29 | 1994-09-13 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 高圧燃料噴射管用厚肉細径重合金属管及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5075961A (ja) * | 1973-04-20 | 1975-06-21 | ||
| JPS49133265A (ja) * | 1973-04-26 | 1974-12-20 | ||
| JPS5857249B2 (ja) * | 1974-12-30 | 1983-12-19 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウムフクゴウビレツトノ セイサクホウホウ |
-
1980
- 1980-06-27 JP JP8843180A patent/JPS5714416A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10913901B2 (en) | 2017-09-12 | 2021-02-09 | Saudi Arabian Oil Company | Integrated process for mesophase pitch and petrochemical production |
| US11319490B2 (en) | 2017-09-12 | 2022-05-03 | Saudi Arabian Oil Company | Integrated process for mesophase pitch and petrochemical production |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5714416A (en) | 1982-01-25 |
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