JPS6313251A - 電離形検出器 - Google Patents

電離形検出器

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JPS6313251A
JPS6313251A JP62027467A JP2746787A JPS6313251A JP S6313251 A JPS6313251 A JP S6313251A JP 62027467 A JP62027467 A JP 62027467A JP 2746787 A JP2746787 A JP 2746787A JP S6313251 A JPS6313251 A JP S6313251A
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JP
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detector
plate
ionization chamber
gold
substrate
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Application number
JP62027467A
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Inventor
ダグラス・スコット・スティール
フランシス・ハワード・リトル
ジョセフ・ジョン・ソスタリッチ
ダグラス・エドワード・イングラム
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J47/00Tubes for determining the presence, intensity, density or energy of radiation or particles
    • H01J47/001Details
    • H01J47/002Vessels or containers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J47/00Tubes for determining the presence, intensity, density or energy of radiation or particles
    • H01J47/02Ionisation chambers

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  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電離形検出器に関するものであって、更に詳し
く言えば、X線断層撮影において使用されるような検出
器に関する。
[発明の背景コ X線断層撮影においては、上方から見た断面像を計算機
によって再構成するため、側面方向から被検体の多1重
X線撮影が行われる。しかるに、かかるX線断層撮影の
分解能を向上させようとする場合(すなわち、被検体の
一層小さな部分を観察しようとする場合)には、数多く
の問題に遭遇することになる。
たとえば、X線断層撮影において使用される種類の検出
器に由来する問題について考察しよう。
かかる目的のためにX線フィルムは使用されない。
なぜなら、(多数の写真が必要とされるため)莫大な費
用がかかる上、このような検出器(すなわちフィルム)
から計算機にデータを転送することが困難なためである
。それに代って実際に使用される検出器は、X線に応答
する一般に小形で互いに独立した感知器である。分解能
の向上を達成するためには、一層小形の感知器を密集状
態で使用しなればならない。自明のことながら、互いに
極めて近接して配置される非常に小形の感知器を製造す
る際には様々な問題が起こる。
高分解能の断層撮影用感知器の製造に際して直面する問
題以外にも、従来の断層撮影装置の多くは管理された環
境においてしか十分な機能を果さないことが知られてい
る。このたび本発明者は、管理された環境を維持するこ
との必要性を排除することにより、かかる断層撮影装置
を(たとえば製造現場のような)不適正な環境において
動作させ、更には断続的でない連続方式で使用すること
を可能にする改良を見出した。このような改良は、ター
ビン翼をはじめとするガスタービンエンジン部品の断層
撮影検査に関して有意義である。
更にまた、従来の電離形検出器の一形式においては、第
1図に示されるごとく互いに隣り合う検出器6Aの間に
仕切板3Aが配置されている。がかる仕切板は、イオン
化した粒子9Aが経路12Aを辿り、そして直下の検出
器以外の検出器(すなわち検出器6B)に入射するのを
防止するために役立つ。
[発明の目的] 本発明の目的の1つは、断層撮影において使用するため
の新規で改良されたX線検出器を提供することにある。
また、断続的でない連続使用のための新規で改良された
X線検出器を提供することも本発明の目的の1つである
[発明の概要] 本発明の一態様に従って述べれば、ハウジングによって
電離室が形成される。ハウジングの外側から電離室内に
挿入した基板上には、検出器素子の上方において起こる
電離現象によって生じた電荷を捕獲するための複数の細
長い検出器素子が支持されている。本発明は、好ましく
はキセノンガスから成る電離媒質の封入を改善するため
にハウジングの機械的改良を行うと共に、検出器に由来
するスプリアス電流の原因を除去する方法をも提供する
ものである。
[発明の詳細な説明] 従来のX線検出器の一例としては、「高圧高分解能キセ
ノンX線検出器列」に関する米国特許第4394578
号明細書中に記載されたものが挙げられる。本明細書に
添付された図面中の第2図は上記米国特許明細書に添付
された図面中の第2図と同じものであって、上記米国特
許明細書の4〜5頁にはこの図に関して下記のごとくに
説明されている。
「本発明に従って製造されたX線検出器を第2図に示す
。検出器10は概して円筒形の金属または合金製のハウ
ジング部材12を含んでいて、そのハウジング部材12
には金属または合金製の端板14がたとえばボルト16
によって固定されている。ハウジングを構成する端板1
4とハウジング部材12との間は、圧縮可能な材料(た
とえばゴム)から成る0リングシールによって封止され
ている。ハウジング部材12は概して円筒形の電離室2
0を形成するが、その一端はX線が容易に透過する材料
(たとえばアルミニウム)の薄板から成る窓22によっ
て閉鎖されている。なお、電離室20の他端は端板14
によって閉鎖されている。端板14を貫通して集電板2
4および26が配置され、かつテーパ付きのエポキシ樹
脂シール28および30によってそれぞれ封止されてい
る。
電離室内にはまた電圧板32および34が配置され、か
つそれぞれ電気導線36および38によって電気接点4
0および42にそれぞれ接続されている。端板14を貫
通して配置された電気接点は、ガスケット44および4
6によってそれぞれ封止されている。なお、検出器内に
はただ1組の集電板および電圧板を使用してもよいし、
あるいは実用可能な任意の組数の集電板および電圧板を
使用してもよいことを理解すべきである。」ところで本
発明者は、電離室20をキセノンガスで約1100ps
iの圧力にまで加圧した場合、端板14が第3図に誇張
して示されるような弓状に湾曲することを見出した。か
かる湾曲は、スリットを有する円形隔壁の一面に圧力が
加わった場合の湾曲と同様なものである。端板14の湾
曲の結果として、第3図の領域102内に位置する部分
のエポキシ樹脂シール28および30(第2図)が引張
力を受け、また領域104内に位置する部分のシールが
圧縮力を受ける(なお、第3図にはシールを図示せず)
。これらの力はシールの有効寿命を短縮することがある
本発明に従えば、第4図の断面図および第5図の分解図
に示されるようにハウジング部材112の内部に概して
方形の(つまり円筒形でない)電離室120を形成する
ことによって湾曲が軽減される。かかる電離室は矢印1
06Aおよび106Bの方向に細長く伸びている。同様
に、端板114もまた細長く伸びている結果、円形隔壁
との類似性は減少し、そのため端板114が円形隔壁と
して挙動する傾向は低減する。
電離室120の上方および下方には点線126によって
囲まれた材料領域が存在するが、これらはガーダ(gi
rder)のウェブと同様な補強ウェブとして作用する
。かかるウェブ機能は、点線内の材料をI形ビーム12
6Aとして模式的に示した第6図中に一層明確に表わさ
れている。キセノンガスによって端板114に加えられ
る圧力は、点線126Bによって示されるごとくにI形
ビーム126Aを曲げる(つまり「弓状に湾曲」させる
)傾向がある。しかるに、ウェブ126Cはこのような
曲げに抵抗する傾向がある。すなわち、第4図の領域1
26内の材料は第6図の■形ビーム126Aと同様に弓
状の湾曲に抵抗するのである。
領域126内に補強材料を含んだ方形構造の端板は、弓
状の湾曲を軽減する一方、集合体の「口開き(yawn
ing ) Jを引起こす傾向が見られた。
このような現象は第7図に著しく誇張して示されている
。口開きは寸法127の増加をもたらす。
かかる口開きの原因は、一部には、溝穴128の内部に
大きい引張強度を持った材料が存在しないことにある。
かかる口開きの結果、(後記に詳述される)溝穴内のシ
ーラントは引張力を受けることになる。
本発明に従えば、第5図の領域130内に補強材料を設
けることによって口開きが軽減される。
かかる材料は、電離室が加圧された時に引張力を受ける
。領域130内の材料の作用は、工形ビーム126A同
士がケーブル130Aによって結合されている状態を示
した第6図中に模式的に表わされている。すなわち、前
述のI形ビーム126Aが弓状の湾曲を抑制する一方、
ケーブル130Aが口開きを抑制するのである。模式的
に示されたこれらの工形ビームおよびケーブルは、実際
には、製造の便宜上から第5図の領域126および13
0内の中実(soHd )な材料の形態を取っている。
 溝穴128内部のシールに作用する引張力を更に低減
させるため、本発明に従えば、端板114を第8図の荷
重セル132内に装着することによって予め荷重が加え
られる。端板114の上部136および下扉138には
孔134が形成され、そしてこれらの孔にはめねじが切
られている。孔134の中に(10本の)ボルト136
がねじ込まれ、そしてそれぞれのはり140および14
2に対して固定される。これらのボルトの直径は0.1
90インチであり、かつねじ山のピッチは0.031イ
ンチである。それぞれのボルト136を12フイートポ
ンドのトルクで締付けると、溝穴128は第9図に誇張
して示されるごとくに広がる傾向を示す。溝穴がこのよ
うに広がった状態にある時、第2図の電圧板32および
集電板24と同様な(後記に詳述される)第4図の電圧
板144および集電板145を溝孔128を通して挿入
し、次いで集電板145を取巻く空隙にエポキシ樹脂セ
メントを充填することによって前記のシール146が形
成される。セメントが硬化した後、ボルト136の作用
を解除してエポキシ樹脂シール146を圧縮することに
より、それに予備荷重が加えられる。その後に電離室1
20が加圧されると、エポキシ樹脂シールから荷重が除
去されて無荷重の状態に戻る傾向が生じる。
このようなエポキシ樹脂の予備荷重は、エポキシ樹脂が
引張よりも圧縮に強いという事実を利用したものである
。第4図の電離室120を加圧した場合、エポキシ樹脂
に加わる圧縮荷重は(口開きによって)低減し、そして
加圧キセノンガスがそれに剪断荷重を及ぼすのみとなる
。エポキシ樹脂が予備荷重を受けていない第2図の場合
には、集合体の口開きがエポキシ樹脂に引張荷重を及ぼ
すと同時に加圧キセノンガスがそれに剪断荷重を及ぼす
点で相違している。このように引張荷重および剪断荷重
の組合せがエポキシ樹脂に加わる場合には、第4図のよ
うに予備荷重を受けたエポキシ樹脂の場合と異なり、エ
ポキシ樹脂の固有の強度特性が有利に活用されるとは言
えない。
第5図において、電離室120は概して方形のハウジン
グ部材112および方形の端板114の両者によって形
成される。断面が円形のステンレスrv4製ガスケット
118は、それと同じ形状の孔118Bを有する板11
8Aによって支持される。
ピン119Aが板118Aの孔119に貫入することに
より、上記の孔118Bは空所12OAおよび120B
と整列する。板118Aは、2個のリップ160の間に
はまり込むことにより、第4図の断面図に示されるごと
く端板114内に収容される。なお、リップ160も空
所120Aおよび120Bを整列させるのに役立つ。
第4図のハウジンク部材112はX線透過性の材料(た
とえばアルミニウム)から成っている。
概して円筒形の内面168に隣接する窓168Aは寸法
170が約1/8インチとなるように設けられ、その結
果としてX線が通過し得る厚さ1/8インチの窓が形成
される。更に第4図に示されるごとく、この窓は厚さが
均一でなくて、寸法172が寸法170よりも大きくな
っている。本発明者は、このような窓の厚さの差がX線
の検出に顕著な影響を及ぼさないことを見出した。すな
わち、円柱状の内面168は窓の厚さの変化をもたらす
という事実は無視して、加圧キセノンガスの及ぼす力に
抵抗するというそれの望ましい特性を利用することがで
きるのである。
別の言い方をすれば、内面168が凹面でありかつ表面
174が平面であることから、窓168Aはアルミニウ
ム製の平凹レンズである。
また、第10図に示されるようにコリメータ180も装
備される。かかるコリメータ180はタングステン(X
線吸収材料)から成る2本の棒材181および182に
より構成されていて、第4図に示される平行な面185
および186の間にはスリット183が形成されている
。第10図において、スリット183の高さく寸法19
0)は0.0115インチであり、また幅(寸法191
)は3.455インチである。従って、電離室120に
入射するX線は第4図の直線192によって示されるご
とく実質的に平行化され、そして薄層状となって電離室
内に進入する。
溝穴128を貫通して検出器板を配置する場合には、第
4図の検出器板145上の検出器素子列(後述)が平行
化されたX線の薄層と平行になるようにすべきである。
その理由の1つは、電離事象が窓168Aに近い場所(
領域2o1)または窓168Aから遠い場所(領域20
4)のいずれで起こるかに関係なく、電離位置から検出
器板上の検出器素子列までの距離が等しくなければなら
ないことにある。
検出器板145の配置時にはまた、端板114をハウジ
ング部材112に対して固定した場合、検出器板145
の末端から窓168Aまでの距離203ができるだけ小
さくなるようにすべきである。本発明者は0.015イ
ンチの距離を使用した。この距離が小さいことが望まれ
る理由は、検出器板と窓との間に形成される空隙を通っ
てイオンが移動するのを低減させることにある。とは言
え、両者間には数百ボルトの電位差が存在するがら、検
出器板と窓との間のアーク放電を防止するために少なく
ともある程度の距離は必要である。
上記のごとく端板114とハウジング部材112との組
立てに先立って検出器板を配置することはまた、コリメ
ータ180および窓168Aに対して所定の位置に検出
器板を設置するためにも有利である。このような位置を
確認するこは重要である。なぜなら、検出器板145が
異なる位置(たとえば窓から遠く離れた位置)に設置さ
れたとすれば、電離事象の信号解析(本明細書中では論
じない)が影響を受けるからである。この点に関して言
えば、端板とハウジング部材とを、組立てた後に検出器
板145を挿入する別法に比べると上記のごとき本発明
の方法は遥かに簡便である。
別法の場合、電離室120内に収容された部分の検出器
板は目で見られないため、所定の位置に検出器板145
を配置することはより困難であると同時に時間のかかる
作業でもある。
以上、本発明の検出器板を収容する電離室の構造を説明
したが、ここで検出器板それ自体の説明に移ろう。
かかる検出器板の一例を第11図に示す。金およびクロ
ムで構成された幅(寸法214)4ミルの細長くて平行
な検出器素子210が基板212上に支持されている。
これらの検出器素子は1ミルの厚さく寸法216)を有
し、そして隣りの素子から165ミル(寸法218)だ
け離隔している。かかる検出器素子は次のようにして形
成される。
第12図に示されるごとく、厚さ1ミルのクロムで形成
された第1の層220が当業界において公知の方法によ
って基板212上に設置される。
基板212は、好ましくは40(容量)%という高いガ
ラス繊維含量を有するガラス繊維入りエポキシ樹脂から
成ることが望ましい。次いで、厚さ1ミルの金で形成さ
れた第2の層222が当業界において公知の方法によっ
てクロム層上に設置される。
クロムは基板212に対する金層222の付着性を向上
させる。クロム層および金層の設置後、第1のエツチン
グ工程においてこれらの層を食刻することにより、上記
の寸法を持った検出器素子列が形成される。当業界にお
いて公知である1つのエツチング法に従えば、所望の検
出器素子のパターンを成すようにホトレジストが設置さ
れる。
次いで酸を作用させると、ホトレジストによって保護さ
れていない領域が除去される。とは言え本発明者は、エ
ツチング後にも、第11図に示されるごとく検出器素子
間に金の島状体224が残存することを見出した。かか
る金の島状体224は、1つの原因としては、第12図
の基板212.が微少なかき傷226を有することから
生じる。クロム層および金層がかき傷の内部に侵入する
のでエツチングによって完全には除去されず、そのため
エツチング後にも金の島状体か残存するのである。
本発明者は、かかる金の島状体がスプリアス電流(後述
)に関連するものと考え、そこで金の島状体の密度を低
下させる下記のような方法を開発した。
それは、ホトレジストの除去後にエツチング工程をもう
1度繰返すというものである。次いで、洗浄工程によっ
て残留するホトレジストおよび酸が除去される。かかる
二重エツチングは、金の島状体の密度を低減させ、それ
によってスクラビング(scrubbing )の必要
性を軽減することが判明した。その上、かかる二重エツ
チングは検出器素子から有害なほど多量の金を除去する
ことなしに実施し得ることも判明した。
二重エツチングの後、検出器素子列を有する基板に対し
て1ミクロンの酸化アルミニウム粒子の水性スラリによ
る穏やかなスクラビングが施される。この穏やかな研摩
作用はエツチング工程の残留物および微視的な残層を除
去するのに役立つが、検出器素子210を破壊すること
はない。かがるスクラビングは、残層や有機表面汚染物
(たとえば第13図の金の島状体224)を除去するに
際し、点線230によって示されるごとくに検出器素子
から一部の金をも除去することが認められる。
本発明者は、検出器索子210からも金の島状体からも
同じ厚さの金が除去されるものと考える。
誤って検出器素子が除去されてしまうのを防止するため
、顕微鏡で検出器素子をしばしば観察することにより、
金の島状体の密度が限界値(後述)に到達したかどうか
が確認される。限界値に到達したならば、スクラビング
が停止される。このように頻繁に観察を行えば、誤って
検出器素子を除去してしまう可能性は低減する。スクラ
ビングの後、得られた検出器板は当業界において公知の
ごとくアルコノックス(Alconox )水溶液を用
いて超音波洗浄され、次いで乾燥される。なお、アルコ
ノックスはアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン
市所在のVWRサイエンティフィック・カンパニー (
VWR5c1ent1fic Company)から入
手することができる。
第4図の電離室120の内壁にもまた清浄操作が施され
る。ただしこの場合には、電離室の内面上においてフレ
オン液体を沸騰させた後、上記のごとき超音波洗浄が施
される。このように強力な清浄操作を施す理由を以下に
説明しよう。
本発明者は、電離ガスによって検出器素子上に蓄積した
電荷の読取り速度の向上を追究している間に意外な困難
の存在す、ることを見出した。すなわち、電荷の読取り
後にも不明の原因によって検出器素子中を流れるスプリ
アス電流が残留するのであって、それが減衰するのに約
30秒を要することが判明した。勿論、減衰期間中には
検出器素子は利用できないから、検出速度は影響を受け
ることになる。
第26図は、検出器素子210上に蓄積した電荷を読取
るために使用される装置の模式図である。
検出器素子210と750pFのコンデンサ4゜5との
間にIOKΩの抵抗器401が接続されている。検出器
素子210の上方で起こる電離の結果として検出器素子
210上に電荷が蓄積すると、それに応答してコンデン
サ405上にも電荷の蓄積が起こる。スイッチ41o 
(模式的に図示されているが実際にはFETトランジス
タが使用される)が閉じられると、実質的に全ての電荷
は増幅器420に接続された20pFのコンデンサ41
5上に移動する。その結果、リード線425上にはコン
デンサ415上の電荷に対応した増幅電圧が得られる。
この増幅電圧は、次いで、たとえばオシロスコープ(図
示せず)で表示するために任意の方法によって処理する
ことができる。
上記のスプリアス電流は矢印430によって示されるよ
うなものであって、これはコンデンサ405上の電圧が
読取られかつ放電された後にも流れ続ける。前述の通り
、この電流は30秒にわたって持続する。
本発明の評価に際して本発明者が得たその他の知見を考
え合わせると、このようなスプリアス電流は第11図の
検出器素子列210が高インピーダンス電流源のような
挙動を示すことを表わしている。通例、電流源が第27
図に示されるようにモデル化されることを考えると、こ
れは普通のことではない。すなわち、電流源は高いイン
ピーダンスではなく (抵抗器435によって示される
)低いインピーダンスを有するものと期待されている。
そこで、上記のスプリアス電流を低減させるに当り、本
発明者は検出器素子列が高インピーダンス電流源として
挙動する傾向を減少させることを試みた。
上記の清浄操作はこのようなスプリアス電流を低減させ
る目的で開発された。しかしながら、以下に述べる通り
、かかる清浄操作によってスプリアス電流が低減する実
際の理由は明らかでない。
スプリアス電流の可能な原因を探究するに当り、電離室
120内での電離に際して起こる現象を記述する理論の
幾つかを検討しよう。言うまでもないが、これらの理論
には全く矛盾がないというわけではない。電離室120
内の電離したキセノンガスはプラズマとしての性質を幾
つか持っているから、先ず最初にプラズマの考察を行お
う。
−膜化したプラズマ234を第14図に示す。
このプラズマは、X線光子との衝突によって互いに分離
された電子235および陽イオン237から成っている
。プラズマの内部では空間電荷が中性であること、すな
わち巨視的な領域239内には正味の電荷は存在しない
と考えられる。なぜなら、かかる領域内では正の電荷と
負の電荷とが平衡しているからである。ここで言う「巨
視的」とは、多数のイオン化した原子を含有するのに十
分な大きさ゛の領域を指す。これはただ1個の電子だけ
を含有する領域とは異なるのであって、勿論、そのよう
な領域内には正味の電荷(すなわち電子の電荷)が存在
するわけである。
(基板212によって支持された金の島状体224に類
似する)絶縁棒242によって支持された導体240が
プラズマ234内に挿入された場合、空間電荷の中性の
ため、導体または絶縁棒のいずれにも正味の電荷は蓄積
しないと考えられる。
見方を変えれば、導体および絶縁棒には同数の電子およ
びイオンが蓄積するため、いずれにも正味の電荷は生じ
ないのである。このように、第11図における金の島状
体および露出基板が第14図の導体240および絶縁棒
242に類似しているという点に限って言えば、前二者
は検出器素子の付近で起こる電離事象に由来する電荷を
獲得することはないと期待される。
シカるに、電離室120内に存在するプラズマの各部は
電界を受ける。このような理由のため、次に本発明者は
第15図のプラズマ244のごとく電界内に置かれたプ
ラズマの挙動を考察する。
電界は矢印246によって表わされるが、これは導電板
252および254上の電荷248および250により
発生されるものである。
かかる電界は電子235とイオン237とを引離すよう
に働くから、(正の)イオンは矢印246の方向に移動
し、また(負の)電子は反対の方向に移動することにな
る。このような情況の下では空間電荷が中性であるのか
どうかという疑問が生じる。定常状態ならば答えはイエ
スであると考えられる。
定常状態においては、第16図に示されるごとく、矢印
260および261によって表わされる電子235およ
びイオン237の継続した流れが維持されている。この
場合、巨視的な領域264内に正味の電荷は存在しない
。かかる結論は、ホール効果が存在しない限り、電流を
流している棒状の半導体の内部に空間電荷の中性が存在
することに合致している。このような半導体の内部では
、電子が一方向に流れかっ正孔が反対方向に流れるが、
任意の巨視的領域内にそれらは同数だけ存在する。従っ
て、定常状態では導体240およびそれを支持する絶縁
体242に正味の電荷は蓄積しないものと期待される。
非定常状態では恐らく事情が異なるはずである。
電離の開始時には、第17図に示されるごとく、電荷2
66および268によって表わされるような電荷の分離
が存在する可能性がある。すなわち、定常状態における
電子およびイオンの継続した流れが確立されるのに先立
ち、空間電荷の中性が生じない可能性がある。同様に電
離の終了後にも、第18および19図の経過によって示
されるように電荷が導電板252および254に向がっ
て移動するのに際し、領域272おふび274に見られ
るごとく電荷の分離が生じる可能性がある。
第17または19図に示された場合のいずれにおいても
、絶縁体242に接続された導体240が図示のごとく
に配置されていれば、導体または絶縁体が多少の電荷を
得ることはあり得る。なお、電荷に対して絶縁体よりも
導体の方が大きい親和性を有するかどうかは本発明者に
はわからない。
本発明者はまた、第17および19図に示された情況の
持続時間は非常に短かい(数マイクロ秒程度)ので、こ
のような情況はここでの解析においては無視できるもの
と信じている。
これまでの解析では、金の島状体またはそれに隣接する
露出基板に電荷が蓄積することを明白に示す説明は間隙
されなかった。次に、別の観点から・このような情況の
解析を試みよう。この新たな解析は、電界パターンの特
別な形状が演じる役割を考察するものである。
電圧板144と検出器素子210との間には電界が形成
される。かかる電界の正確な分布を確認するのは困難で
あるが、恐らくそれは第20および21図に示された2
つの極端な場合の中間にあると思われる。かかる分布の
顕著な特徴の1つは、いずれの電気力線も基板212お
よび金の島状体224に終端していないことである。ま
た、金の島状体224は導体であるため、いずれの電気
力線も金の島状体224を通過していない。更にまた、
領域290内には電界が全く存在しない。
領域290内に電界が存在しないことは、第14図に関
連して考察したような一般化したプラズマの解析をこの
領域にも適用し得ることを意味している。かかる解析の
結果、領域290内に存在、する金の島状体224また
°は基板212には正味の電荷が蓄積しないという結論
が得られる。領域290外における第20および21図
の電界分布もまた、以下に考察するごとく、金の島状体
224または基板212に電荷が蓄積しないことを示し
ている。
電離事象によって生じた電子は、電界の作用を受ける結
果、電気力線に沿って移動する傾向を示す。すなわち、
金の島状体の近くを通る電気力線(たとえば第22図の
電気力線292)に沿って移動する電子は金の島状体2
24をかすめてから検出器素子210に到達する。その
結果、検出器素子210に電子が蓄積するが、金の島状
体224に蓄積することはない。
これまでの所でも、金の島状体またはそれに隣接する基
板における電荷蓄積の明確な説明は得られていない。そ
こで本発明者は、金の島状体およびそれに隣接する基板
に電子が蓄積するものと仮定し、そしてかかる蓄積がス
プリアス電流の一因となり得るかどうかを解析してみる
ことにする。
この場合、金の島状体224およびそれに隣接する露出
基板212Aは電離によって生じた電子のシャワーに暴
露される。かかるシャワーは空間全域にわたって一様な
はずである。すなわち、電子は金の島状体224にも露
出基板212Aにも等しく降りそそぐ。しかるに、金の
島状体224または露出基板212Aに蓄積した電子が
スプリアス電流として検出器素子に移動する理由は明ら
かでない。その上、金の島状体を除去しても事態は変化
しないはずである。なぜなら、電子は金の島状体の下方
に位置する、新たに露出された基板にも蓄積するからで
ある。この場合にもまた、金の島状体とスプリアス電流
とを結び付ける情況は明らかとならない。
以上の考察が指摘している通り、金の島状体がいかにし
てスプリアス電流に関与するかは明らかでないにせよ、
本発明者は金の島状体、気体汚染物、写真食刻工程での
残留汚染物および第4図の電離室120の内壁上に存在
する痕跡量の油状物のごとき物質が単独または共同に作
用してスプリアス電流を生じさせるという仮説を立てた
。これらの原因物質の各々を簡単に考察しよう。
気体汚染物は、第2図のゴム製Oリング18あるいはシ
ールや基板材料として使用される各種のエポキシ樹脂の
ような有機物によって電離室120内に導入される。か
かる有機物は大気中のガスを吸収し、そして第4図の電
離室120のキセノンガス雰囲気中に置かれると吸収さ
れたガスを放出する傾向がある。放出されたガスはスプ
リアス電流の一因となり得る。本発明者は、第2図のゴ
ム製Oリング18を第5図のステンレス鋼製Oリング1
8に変えかつガラス繊維入り基板212を使用すること
によってキセノンガスに接触する有機物の量を低減させ
る。無機物であるガラス繊維は、有機物と置き替わるこ
とにより、キセノンガスに接触する有機物の量を低減さ
せるのである。
写真食刻工程での残留汚染物および痕跡量の油状物もス
プリアス電流の一因となり得る。本発明においては、上
記のスクラビング操作によって写真食刻工程での残留汚
染物が除去される。また、上記のごとく沸騰フレオン中
に油状物を溶解し、次いで電離室120の内壁に超音波
洗浄を施すことによって痕跡量の油状物が除去される。
金の島状体もまた、上記のスクラビング操作によって除
去される。本発明者は、金の島状体の密度を一定の限界
値(またはそれ以下)にまで低下させ、次いで上記の洗
浄操作を施した場合、スプリアス電流が実質的に排除さ
れることを見出した。
かかる限界値は下記のようにして定義される。
第23図に示されるごとく検出器素子列を上方から観察
することにより、金の島状体の表面積が顕微鏡下で測定
される。検出器素子同士の間隔は1.5ミル(寸法29
8)である。金の島状体の面積(陰影部分224の面v
I)と露出基板の面積(斜線部分3010面積)との比
は0.0025を越えてはならない。すなわち、金の島
状体と露出基板との面積比は0.25%以下でなければ
ならないのである。
次に、検出器アセンブリを支持するための関連部品につ
いて説明しよう。第10図に示されるごとく、ハウジン
グ集合体はプラットホーム305上に支持されている。
検出器素子列(詳しくは図示せず)を支持する基板21
2は電離室120の中まで伸びている。電圧板308は
、基板212の下方において検出器素子と平行に配置さ
れている。基板212は、第24図に一層詳しく図示さ
れている。検出器板の領域309は電離室120内に挿
入される部分である。1群の検出器素子210が示され
ているが、それらは第4図の溝穴128内に位置する領
域312を通って外方に伸びている。かかる検出器素子
は更に伸びてからたとえば領域314に示されるように
曲げられ、そして図示のごとく基板212の縁端に達し
ている。
第10図においては、好ましくは高密度pc (印刷回
路)カード−pcシカ−間コネクタのごときコネクタ3
16を検出器板の縁端に装着することによって検出器素
子210との接続が達成される。コネクタに取付けられ
たリボンケーブル321は図示のごとくに折曲げられ、
そして信号処理回路(図示せず)に接続される。これら
のリボンケーブルは、第10図の縁端のコネクタ316
から信号処理回路の端子に至るまでの長さが全てのリボ
ンケーブル321について同一となるように設計されて
いる。
工場環境内に存在する外部振動源がもたらす振動を低減
させるため、リボンケーブルは剛性ブラケット323に
よって支持されている。振動はスプリアス信号を生じさ
せることが判明しており、リボンケーブル中を流れる低
レベルの信号が振動によって影響を受ける。
第24図の領域312においては、検出器素子列は端板
を貫通すると共に、エポキシ樹脂シール146によって
端板に固定されている。すなわち、検出器素子列と溝穴
128の内壁との間には機械的結合部が存在する。この
ような結合部の物理的長さく寸法326)は、第4図の
電離室120の内部に加圧キセノンガスを収容する必要
性が課する強度条件に従えば、できるだけ小さいことが
好ましい。長さ326が小さいことが好ましいという点
には少なくとも2つの理由がある。第一に、エポキシ樹
脂シールが検出器素子列に接触する範囲はできるだけ小
さいことが好ましい。なぜなら、検出器素子は極めて細
く、すなわち人間の毛髪よりも細く、シたがって繊細で
あるからである。エポキシ樹脂シールを介して検出器素
子と端板114とが機械的に結合すると、検出器素子に
は端板の機械的応力が加えられるという作用が生じる。
たとえば、上記の口開きや弓状の湾曲が熱による膨張や
収縮と共に検出器素子に対して作用を及ぼす傾向がある
長さ326を小さくすべきもう1つの理由は、領域31
2内における金の島状体の密度を前記に定義された限界
値以下に低下させなければならないことによる。これは
、電子の蓄積が領域312内において起こると信じられ
るからである。長さ326を小さくすることはまた、金
の島状体の密度に関する限界値条件を満足しなければな
らない検出器素子部分の長さを低減することにもなる。
その結果、検出器板の製造時の歩留り(すなわち、全生
産量当りの使用可能な検出器板の数)が向上することに
なる。
このようなわけで、アルミニウムより強度の大きいステ
ンレス鋼が端板114の製造用として好適である。なぜ
なら、ステンレス鋼は端板の強度を維持しながら長さ3
26を小さくすることを可能にするからである。
本発明の一特徴に従えば検出器素子210はニッケルで
構成される。その場合には下記のようにして製造される
。まず、第11図を参照して説明すると、検出器素子2
10を金を有する層(220)およびニッケルを有する
層(222)で構成する。金の層(220)はステンレ
ス鋼薄板(212)に付着する。そこで、上記のごとき
種類のガラス繊維入りエポキシ樹脂製の基板(図示せず
)をニッケルの層に結合させる。次いで、たとえばステ
ンレス鋼薄板(212)を金の層から剥離することによ
り、ステンレス鋼と金との結合を破壊する。それに続い
て、エツチングによりニッケルの層から金を除去すると
、好ましくは二・ソケルの層のみから成る検出器素子列
が得られる。前述のように検出器素子210間に空隙を
検査し、そしてやはり上記のように金の島状体を除去す
る。勿論、この時点における検出器素子210は単一の
層から成るものであって、第11図に示されたような二
層構造のものではない。
ニッケルで構成された検出器素子210を使用した場合
には、金に関連したエレクトロマイグレーションの問題
が軽減されるため、検出器素子の機械的結合性が向上す
ることが見出された。エレクトロマイグレーションの問
題は、寸法の小さい検出器においては重大となる。なお
、金に比べてニッケルの方が抵抗率が大きいにニッケル
の抵抗率は金の抵抗率のほぼ3倍)にもかかわらず、検
出器素子210に蓄積した電荷の読取りの際の極めて小
さい電流がニッケルの使用によって顕著に減衰するわけ
ではないことを本発明者は見出した。
本発明の一面では、従来の印刷回路板製造技術と同様な
製造技術の使用が含まれている。しかしながら、本発明
の重要な特徴はそれと従来の印刷回路板との機能の違い
にある。一般的に言えば、従来の印刷回路板は2.5+
0.15V程度の(本発明の場合に比べれば)高い電圧
を取扱うために使用され、かつまた数ミリアンペア程度
の電流を取扱うために使用される。それに対して本発明
は、100mV程度の極めて低い電圧を取扱うものであ
る。また、ある意味では、本発明は電流の伝達に係るも
のではなくて検出器素子に蓄積した電荷の検出に係るも
のである。厳密に言えば、本発明の場合にも第26図の
抵抗器401を通って流れる電流の形で電荷の伝達を行
うことは確かであるが、その電流は極めて小さなもの(
ナノアンペアおよびピコアンペアの範囲内のもの)であ
るから、印刷回路板の設計および装造のために別種の原
理を開発しなければならなかった。従来の印刷回路板お
よび本発明の検出器板における電流挙動に関する機能的
差異は極めて顕著であるから、従来の製造基準や許容清
浄度は不適格であった。
従って、本発明者はかかる不適格性を解析しかつ上記の
ごとき矯正手段を開発するために独自の研究を行う必要
があった。
ここで、本発明における検出器素子の微細な寸法は集積
回路(IC)製造技術の使用によって容易に実現し得た
ことを述べておこう。ただし、シリコン円板上にICを
製造するために使用されている現行の装置は加工可能な
円板の大きさに関して限界がある。すなわち、直径が約
4インチを越える円板は加工することができない。検出
器板の基板212は486インチの寸法を有し、従って
上記の限界を越えているから、このような製造技術を使
用することはできなかった。
更にまた、本発明の重要な特徴の1つについても述べて
おくことにする。最初に試験したある種の検出器板は金
の島状体と基板との面積比が0゜01 (1%)である
ことが判明した。この検出器板は上記のごときスプリア
ス電流を生じた。他方、金の島状体の密度が限界値以下
であり、上記のごときスクラビングおよび超音波洗浄を
施した同様な検出器板が製造された。このような検出器
板においては、スプリアス電流が実質的に排除された。
金の島状体の面積が1/4に減少しただけで(すなわち
、面積比が0.01から0.0025に変化しただけで
)、スプリアス電流の時定数(すなわち減衰時間)が1
/1800にも低減したのは驚くべきことであった。こ
のようなスプリアス電流の時定数の低減は金の島状体の
密度の低下に比べて不釣合いなほどに大きいのである。
本発明のもう1つの重要な特徴として、検出器素子21
0上方の誘電媒質中におけるX線不透過性仕切板の配置
が排除されることが挙げられる。
前述の通り、従来の装置においてはたとえばタングステ
ンから成る第1図の仕切板3Aが設置されていた。これ
は、電離事象によって生じたイオン(または電子)が隣
接する検出器素子ではなく直下の検出器素子に入射する
ようにするためのちのである。しかるに本発明において
は、上記のごとく1ミルという狭い間隔にもかかわらず
、かかる仕切板は不要であることが判明した。従って、
検出器素子210と電圧板308との間には均質な誘電
媒質が存在することになる。誘電媒質が均質であるとは
、それがキセノンガスから成り、汚染物が可能な限り低
減され、しかもガスが検出器素子間の空隙の上方に配置
された仕切板によって遮断されていないことを意味する
更にまた、第24図において検出器素子210は基板の
領域312に沿って溝穴128を貫通して電離室の外側
に伸びているが、その横断面形状は変化していない。す
なわち、検出器素子は電離室内の部分、溝穴内の部分お
よび電離室より外側の部分のいずれにおいても、横断面
が第24図に示されるごとく長方形を成している。
別の実施の態様に従えば、検出器素子は第24図に示さ
れるごとく互いに平行ではなくて、第25図に示される
ごとく中心330からの放射線に沿って配置される。こ
のような放射状の配置は、たとえばアメリカ合衆国ジョ
ーシア州アトランタ市所在のりッジ社(Rldge、 
Inc、)からフィリップスX$1ユニットMCN42
1の名称で入手し得るもののようなX線源を検出器素子
列から約10フイート離して設置した場合、それは点光
源と見なし得るという事実に基づいている。
第25図に示されるごとく、かかる点光源は扇形のX線
ビームを発生し、そしてそのX線ビームは図示のごとく
に検出器素子と交わる。従って、X線は放射状に配置さ
れた検出器素子210とほぼ平行になる。このことは、
個々のX線440がただ1つの検出器素子210に沿っ
て進行する結果、分解能を向上させるのに役立つ。この
ようにすれば、X線440が引起こす電離現象に応答し
てただ1つの検出器素子210のみが信号を発生するの
で理想的である。それに対し、第1図に見られる互いに
平行な検出器素子6Aを使用しかつ仕切板3Aを取去っ
た場合には、2つ以上の検出器素子が応答することにな
る。
本発明者は、検出器アセンブリを湿度の高い環境内で使
用したとき、信号応答特性が著るしく低下することを見
出した。本発明者は、信号応答特性を改善しようとした
試みの中で、検出器板の回路側に電気的に中性な耐湿性
材料を吹付は塗布すると性能が向上することを見出した
。この目的に適した材料は、例えばコロンビア・チェー
ス争コーポレーション(Columbia Chase
 Corporation)により製造されているヒュ
ーミシール(llumiseal)であった。上記の現
象は大気からの水蒸気や空気中の汚染物のような汚染物
が検出器素子からの回路の間に付着して隣接の回路部分
およびアース間の抵抗を減少させることによると考えら
れる。かかる汚染物は検出器回路の反射インピーダンス
を減少させ、これにより検出可能な信号の損失を生じさ
せると思われる。
本発明の実施に際しては、検出器板を先ず十分に清浄に
しなければならない。この清浄化操作は清浄な湿気のな
い空気を十分な速度で検出器板の表面に吹きつけること
により行うのが好ましく、これにより検出器板上に存在
する粒子および汚染物を除去する。清浄化操作および耐
湿性材料の塗布のための最良の方法は次の通りである。
すなわち、先ず初めにハウジング部材112を平坦面上
に置くことにより検出器アセンブリを垂直な状態に配置
し、次いでクランプを用いて端板114を平坦面に対し
て締めつけて固定する。次にプラットホーム305を取
り外し、検出器板上のコネクタの中にその相手側のコネ
クタを挿入する。次いで検出器板を上述したように清浄
にした後、高温空気銃を用いて徐々に温めて、検出器板
の表面に何ら水分が存在しないようにする。そこで検出
器板の回路側に耐水性材料を吹付は塗布する。また、検
出器板の反対側および全ての接続ケーブルも二のシーラ
ントを吹付は塗布する。この処理により湿度の変化およ
び空気中の汚染物に対して感応しない検出器回路が得ら
れる。
本発明の精神および範囲から逸脱することなしに多数の
置換や変形が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の検出器を示す概略斜視図、第2図は従来
の電離形検出器の断面図、第3図は従来のハウジングに
おいて見られる弓状の湾曲を示す断面斜視図、第4図は
本発明の一実施例を示す断面図、第5図は本発明の一実
施例を示す分解図、第6図は弓状の湾曲および口開きを
低減させるため本発明において採用された設計上の特徴
を示すI形ビームおよびケーブルの斜視図、第7図は従
来のハウジングにおいて見られる口開きを示す断面図、
第8および9図は溝穴を拡大するための荷重セルを示す
断面図、第10図は本発明の一実施例を示す部分切欠斜
視図、第11図は2つの検出器素子間に存在する金の島
状体を示す斜視図、第12図は金の島状体を示す側面図
、第13図は研摩剤スクラビングによって除去された全
領域を示す断面図、第14〜19図はプラズマの挙動を
示す概略図、第20および21図は検出器素子から発す
る電気力線を示す概略図、第22図は荷電粒子の辿る経
路を示す概略図、第23図は金の島状体および露出基板
の相対面積を示す部分平面図、第24図は端板のスリッ
トを貫通している検出器素子列を示す斜視図、第25図
は放射状の検出器素子列を示す平面図、第26図は検出
器素子上に蓄積した電荷を読取るために使用される回路
を示す概略回路図、そして第27図は電流源の標準モデ
ルを示す環路線図である。 図中、112はハウジング部材、114は端板、118
はガスケット、118Aはガスケット支持体、120は
電離室、120Aおよび120Bは空所、126および
130は補強材料、128は溝穴、144は電圧板、1
45は集電板(検出器板)、146はエポキシ樹脂シー
ル、168Aは窓、180はコリメータ、210は検出
器素子を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、線形検出器素子列を有する検出器板を備えた電離形
    検出器で、信号応答特性を改善するための方法であって
    、(a)汚染物を除去するために前記検出器板の検出器
    素子列側の表面を清浄化し、次いで(b)前記検出器板
    に電気的に中性な耐湿性材料を塗布する工程を含むこと
    を特徴とする方法。 2、前記工程(b)が前記検出器板に電気的に中性な耐
    水性材料を吹付け塗布することを含む特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3、前記工程(a)が、(イ)前記検出器板をほぼ垂直
    な平面内に位置決めし、次いで(ロ)前記検出器板の前
    記表面に予め清浄にした湿気のない空気を吹きつけて汚
    染物を除去し、次いで(ハ)前記検出器板を温めて水分
    を除去することを含む特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 4、前記工程(イ)が前記検出器板に電気信号ケーブル
    を接続することを含んでおり、更に、前記ケーブルおよ
    び関連するコネクタにも電気的に中性な耐湿性材料を吹
    付け塗布する工程を含んでいる特許請求の範囲第3項記
    載の方法。 5、(a)800ポンド/平方インチを越える圧力のキ
    セノンガスを封入する電離室、(b)入射する放射線を
    平行化するためのコリメータ手段、(c)平行化された
    放射線を前記電離室内に導入すると共に前記電離室から
    のキセノンガス漏出を防止するための窓手段、(d)基
    板により支持されて前記電離室の中まで伸びかつ前記電
    離室の内側および外側において実質的に同じ横断面形状
    を有する複数の実質的に平行で細長い検出器素子から成
    る検出器素子列であって、(1)各々前記基板に隣接し
    たニッケル含有層および前記ニッケル含有層上に位置す
    る金含有層から成りかつ前記の横断面形状と実質的に同
    じ形状を有する複数の平行な部材を前記基板上に設置し
    、(2)前記金含有層を除去することによって前記ニッ
    ケル含有層のみから成る複数の検出器素子を形成し、次
    いで(3)前記検出器素子間の空隙に存在する金属残留
    物を除去することによって上方から見た前記金属残留物
    の面積が前記検出器素子間の空隙の面積の0.50%未
    満となるようにする諸工程を含む方法によって形成され
    た前記検出器素子列、(e)前記基板によって支持され
    た前記検出器素子の汚染を防止する手段、並びに(f)
    電気的に中性な耐湿性材料の表面被覆を備えることを特
    徴とする電離形検出器。
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