JPS6314097Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6314097Y2 JPS6314097Y2 JP3834583U JP3834583U JPS6314097Y2 JP S6314097 Y2 JPS6314097 Y2 JP S6314097Y2 JP 3834583 U JP3834583 U JP 3834583U JP 3834583 U JP3834583 U JP 3834583U JP S6314097 Y2 JPS6314097 Y2 JP S6314097Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- cross
- loosening
- standard
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本考案は、一般に市販されている規格化された
工具を使用しても弛めることができないようにし
たねじに関する。 [従来の技術] 相互に別体をなす被連結部材を連結するのに、
十字穴付ねじが多くの分野で使用されている。十
字穴付ねじは十字形の穴によるトルク伝達効率に
優れ、工具との喰付き性も良いので作業が容易で
あるなどの利点がある。 従来の十字穴付ねじにおける十字穴はJIS規格
やISO規格などにより標準化されており、したが
つて締弛用工具、つまりビツトも規格化されてい
る。そして従来における十字穴ねじは上記規格化
されたビツトにより締め付けおよび弛め作業のい
づれをも行なうことができるようになつている。
このため、十字穴付けねじを使用した連結箇所
は、素人でも入手が容易な市販品としての規格化
された工具で分解することができるものであつ
た。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、各種産業分野においては素人が
勝手にねじを弛めて分解すると危険であるとか、
故障を招くなどのケースが多々あり、また分解に
より盗難されるようなケースもある。このため、
前述した素人でも入手容易な工具、すなわち規格
化された工具ではねじを弛めることができないよ
うな対策が要請される。 ところがこのようなねじであつても、保守、点
検、修理等のために当該技術の専門者であれば弛
めることができるようにしておく工夫も必要とな
る。 したがつて本考案の目的とするところは、素人
でも入手容易な一般に市販されている規格化され
た工具を使用しても弛めることができず、しかし
ながらメーカやデイラー等の専門技術者のみが入
手可能な規格外の特殊工具を用いると弛めること
ができるようにしたねじを提供しようとするもの
である。 [問題点を解決するための手段] すなわち本考案は、頭部頂面に径方向へ伸びる
4個の係止溝をもつ十字穴を形成したねじを、先
端に上記十字穴と嵌まり合う十字形突条を備えた
工具により締付けおよび弛めるようにしたねじに
おいて、 上記各係止溝にはねじの弛め方向に位置する壁
面に、径方向の途中から中心側の箇所がねじの弛
め方向に向かつて順次浅くなるテーパ壁を形成
し、 十字形突条の径方向寸法が上記テーパ壁の径方
向寸法よりも大きな工具により上記ねじを締め付
けおよび弛める場合は、十字形突条が係止溝と係
合してこのねじを締付けおよび弛め方向のいづれ
の方向にも回動し、十字突条の径方向寸法が上記
テーパ壁の径方向寸法よりも小さな工具により上
記ねじを締付けおよび弛める場合、締め付け方向
に対してはねじを回動させるが、弛め方向に対し
ては上記の工具の十字形突条がテーパ壁に案内さ
れて係止溝から外されることによりこのねじを回
動不能としたことを特徴とする。 [作用] 本考案によると、十字穴における径方向に伸び
る係止溝の長さを規格値より長く形成するととも
にテーパ壁面の径方向寸法を規格以下に設定すれ
ば、JIS規格やISO規格により標準化された規格
品の工具によつてこのねじを弛めようとする場合
は、工具先端の十字形突条が上記テーパ壁面をす
べつて抜け出ることにより弛めトルクの伝達が不
能となり、しかしながら、十字形突条の長さが上
記規格値よりも大きい工具、すなわち専用工具を
使用すると、上記テーパ壁面よりも外径側に位置
する壁面に上記十字形突条の径方向先端が係止す
るための弛めトルクの伝達が可能となり、したが
つてこのねじを弛めることができる。 [実施例] 以下本考案の一実施例を図面にもとづき説明す
る。 第1図に示すねじ1は皿小ねじであり、ねじ部
2に連なる皿形頭部3の頂面に本考案に係る十字
穴4を刻設してある。また5は上記ねじ1を締付
ける場合に使用される工具、つまり規格に合致し
た十字形ビツトであり、握り部6に取着したロツ
ド7には十字形の先端係合部8を形成してある。 上記ねじ頭部3の十字穴4の構造は第6図以下
に示してあるが、本実施例の十字穴4はJIS規格
に規定された十字穴を改造したものであり、その
構造の理解を助けるために第2図ないし第5図に
示されたJIS−B1012−1974について説明する。 上記JIS規格による十字穴100は、放射状を
なす4個の係止溝101…が、中心部で互いに連
通して、いわゆる十字形状をなしている。この十
字穴100の各部の寸法をJIS−B1012−1974に
もとづき、第2図ないし第5図の図面と下記表と
により示す。
工具を使用しても弛めることができないようにし
たねじに関する。 [従来の技術] 相互に別体をなす被連結部材を連結するのに、
十字穴付ねじが多くの分野で使用されている。十
字穴付ねじは十字形の穴によるトルク伝達効率に
優れ、工具との喰付き性も良いので作業が容易で
あるなどの利点がある。 従来の十字穴付ねじにおける十字穴はJIS規格
やISO規格などにより標準化されており、したが
つて締弛用工具、つまりビツトも規格化されてい
る。そして従来における十字穴ねじは上記規格化
されたビツトにより締め付けおよび弛め作業のい
づれをも行なうことができるようになつている。
このため、十字穴付けねじを使用した連結箇所
は、素人でも入手が容易な市販品としての規格化
された工具で分解することができるものであつ
た。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、各種産業分野においては素人が
勝手にねじを弛めて分解すると危険であるとか、
故障を招くなどのケースが多々あり、また分解に
より盗難されるようなケースもある。このため、
前述した素人でも入手容易な工具、すなわち規格
化された工具ではねじを弛めることができないよ
うな対策が要請される。 ところがこのようなねじであつても、保守、点
検、修理等のために当該技術の専門者であれば弛
めることができるようにしておく工夫も必要とな
る。 したがつて本考案の目的とするところは、素人
でも入手容易な一般に市販されている規格化され
た工具を使用しても弛めることができず、しかし
ながらメーカやデイラー等の専門技術者のみが入
手可能な規格外の特殊工具を用いると弛めること
ができるようにしたねじを提供しようとするもの
である。 [問題点を解決するための手段] すなわち本考案は、頭部頂面に径方向へ伸びる
4個の係止溝をもつ十字穴を形成したねじを、先
端に上記十字穴と嵌まり合う十字形突条を備えた
工具により締付けおよび弛めるようにしたねじに
おいて、 上記各係止溝にはねじの弛め方向に位置する壁
面に、径方向の途中から中心側の箇所がねじの弛
め方向に向かつて順次浅くなるテーパ壁を形成
し、 十字形突条の径方向寸法が上記テーパ壁の径方
向寸法よりも大きな工具により上記ねじを締め付
けおよび弛める場合は、十字形突条が係止溝と係
合してこのねじを締付けおよび弛め方向のいづれ
の方向にも回動し、十字突条の径方向寸法が上記
テーパ壁の径方向寸法よりも小さな工具により上
記ねじを締付けおよび弛める場合、締め付け方向
に対してはねじを回動させるが、弛め方向に対し
ては上記の工具の十字形突条がテーパ壁に案内さ
れて係止溝から外されることによりこのねじを回
動不能としたことを特徴とする。 [作用] 本考案によると、十字穴における径方向に伸び
る係止溝の長さを規格値より長く形成するととも
にテーパ壁面の径方向寸法を規格以下に設定すれ
ば、JIS規格やISO規格により標準化された規格
品の工具によつてこのねじを弛めようとする場合
は、工具先端の十字形突条が上記テーパ壁面をす
べつて抜け出ることにより弛めトルクの伝達が不
能となり、しかしながら、十字形突条の長さが上
記規格値よりも大きい工具、すなわち専用工具を
使用すると、上記テーパ壁面よりも外径側に位置
する壁面に上記十字形突条の径方向先端が係止す
るための弛めトルクの伝達が可能となり、したが
つてこのねじを弛めることができる。 [実施例] 以下本考案の一実施例を図面にもとづき説明す
る。 第1図に示すねじ1は皿小ねじであり、ねじ部
2に連なる皿形頭部3の頂面に本考案に係る十字
穴4を刻設してある。また5は上記ねじ1を締付
ける場合に使用される工具、つまり規格に合致し
た十字形ビツトであり、握り部6に取着したロツ
ド7には十字形の先端係合部8を形成してある。 上記ねじ頭部3の十字穴4の構造は第6図以下
に示してあるが、本実施例の十字穴4はJIS規格
に規定された十字穴を改造したものであり、その
構造の理解を助けるために第2図ないし第5図に
示されたJIS−B1012−1974について説明する。 上記JIS規格による十字穴100は、放射状を
なす4個の係止溝101…が、中心部で互いに連
通して、いわゆる十字形状をなしている。この十
字穴100の各部の寸法をJIS−B1012−1974に
もとづき、第2図ないし第5図の図面と下記表と
により示す。
【表】
単位mm
上述のごときJIS規格の十字穴100に対し本
考案に係る十字穴4は第6図ないし第8図に示す
ごとき構造をもつ。 すなわち4個の係止溝10…の径方向長さ
M′は、上記JIS規格の規格値Mよりも大きく形成
されている。係止溝10の上記長さM′を規格値
Mより長くするためには係止溝10の傾斜角を
JIS規格の26゜31′よりΔθだけ大きくすることによ
り実現しているが、このように傾斜角を大きくす
る手段のほかに、傾斜角は同じで単に長さを大き
くするようにしてもよい。 このような係止溝10…は長さM′が第6図お
よび第7図に想像線で示された規格値よりも長く
なるわけである。第6図以下に示すねじは右ねじ
であり、したがつて矢印A方向へ回すとねじが締
まり、また逆に回すとねじは弛む。 しかして上記各係止溝10…においては矢印A
方向に位置する締付けトルク伝達壁10aはJIS
規格と同様に構成されているが、矢印A方向とは
逆方向に位置する壁面は以下のように形成されて
いる。すなわち前記JIS規格に合致した規格値の
寸法から中心側においては、弛め方向に向かつて
順次浅くなるようなテーパ壁面10bを有してい
る。このテーパ壁面10bよりも外径側には、上
記規格値を越えた分に相当して弛めトルク伝達壁
10cが形成されている。 一方、JIS規格においてはJISB4633−1977に第
1図に示すビツト5についての規格があり、この
先端係合部8に形成した十字条突条9の大きさは
第9図に示されるように、係止溝10…の長さM
と合致するように規制されている。 ところで上記ねじ1を弛めるための専用工具2
0は、基本構造が上記規格のビツト5と同様であ
るが、第10図に示すように、先端係合部21に
おける十字形突条22の大きさが、係止溝10の
規格値Mよりも大きく、すなわち係止溝10の弛
めトルク伝達壁10cに係合し得る大きさにして
ある。 このような構成における実施例の作用について
説明する。 ねじ1を締付ける場合には、たとえば規格によ
るビツト5を用いる。このビツト5の先端係合部
8を十字穴4に嵌合して矢印A方向へ回すと、先
端係合部8の十字形突条9…は、係止溝10…の
締付けトルク伝達壁10aに当接するのでこの十
字形突条9…から締付けトルク伝達壁10aに締
付けトルクが伝えられ、よつてねじ1を締付ける
ことができる。 上記規格にもとづくビツト5を用いてねじ1を
弛めようとする場合、ビツト5の十字形突条9…
は第9図に示されるように規格値M以下であるの
で弛めトルク伝達壁10c…に引掛らない。した
がつてビツト5を矢印A方向と逆向きに回転する
と、先端係合部8はテーパ壁面10b…に案内さ
れて抜出させられる。つまり係止溝10…には十
字形突条9…の係合すべき壁が存在しないから、
弛めトルクの伝達が不可能となり、よつて規格に
よるビツト5を使用してもこのねじを弛めること
はできない。 これに対し規格外の専用ビツト20を使用する
場合、ビツト20の先端係合部21を十字穴4内
に嵌合すると、第10図に示されるように、この
十字形突条22…の外部は基準値Mよりも大きい
ので弛めトルク伝達壁10cに係合する。よつて
ビツト20を矢印A方向とは逆向きに回すと、上
記十字形突条22から弛めトルク伝達壁10cに
弛めトルクが伝えられ、よつてねじ1を弛めるこ
とができる。 したがつて上記実施例においては、素人が容易
に入手できる市販されているごときJISB4633−
1977に規格されたビツト5を使用しても、ねじ1
を弛めることはできず、したがつて被連結部材相
互の分解が不可能となるから、危険物、故障を生
じる可能性のあるものなどの分解を未然に防止し
得るとともに、盗難なども防止し得る。 また、どうしても分解する必要が生じた場合に
は、メーカやデイーラ等において準備されている
規格外の専用ビツト20を使用すれば分解が可能
であり、この場合ビツト20は専門技術者が使用
するので、安全であり、また故障を生じさせるこ
となく取り扱うことができる。 なお、規格外の専用ビツト20を使用してねじ
1を締付けることはもちろん可能である。しかし
ながらこのビツト20は専用工具として規格外製
品となるので製造が高価となる。しかも大量生産
等の工場などにおいて締付け作業する場合に、上
記特殊な専用工具を用いるよりも規格化された標
準工具を使用する方が工具の損傷等による交換に
有利であり、したがつて締付け作業には標準工具
としてのビツト5を使用する方がよい。 上記実施例においては、皿小ねじについて説明
したが本考案はねじ頭部の形状には制約されるも
のでなく、なべ頭、丸頭、平頭、バインド、丸さ
ら頭、丸平頭など種々の頭部形状に適用可能であ
る。 また本考案の十字穴4および規格によるビツト
5はJIS規格を基準とするものには限らず、ISO
規格、業界規格などを基準としてもよい。そして
規格が変更された場合にはその変更された規格値
を基準とすればよい。 [考案の効果] 以上述べた通り本考案によると、例えば係止溝
の径方向寸法を規格値より長くするとともにテー
パ壁面の径方向寸法を規格値以下となるように設
定した場合、素人が容易に入手可能な市販されて
いる規格化された工具ではねじを弛めることがで
きず、したがつて被連結部材相互の分解が不能と
なり、素人が分解すると危険であるとか、故障を
招くなどの場合に有効となり、かつ勝手に分解で
きないので盗難防止箇所などにも好適する。しか
も専門技術者がどうしても分解する必要が生じた
場合には、規格外の専用工具を使用すればねじを
弛めることができ、保守、点検、修理等が可能と
なる。
単位mm
上述のごときJIS規格の十字穴100に対し本
考案に係る十字穴4は第6図ないし第8図に示す
ごとき構造をもつ。 すなわち4個の係止溝10…の径方向長さ
M′は、上記JIS規格の規格値Mよりも大きく形成
されている。係止溝10の上記長さM′を規格値
Mより長くするためには係止溝10の傾斜角を
JIS規格の26゜31′よりΔθだけ大きくすることによ
り実現しているが、このように傾斜角を大きくす
る手段のほかに、傾斜角は同じで単に長さを大き
くするようにしてもよい。 このような係止溝10…は長さM′が第6図お
よび第7図に想像線で示された規格値よりも長く
なるわけである。第6図以下に示すねじは右ねじ
であり、したがつて矢印A方向へ回すとねじが締
まり、また逆に回すとねじは弛む。 しかして上記各係止溝10…においては矢印A
方向に位置する締付けトルク伝達壁10aはJIS
規格と同様に構成されているが、矢印A方向とは
逆方向に位置する壁面は以下のように形成されて
いる。すなわち前記JIS規格に合致した規格値の
寸法から中心側においては、弛め方向に向かつて
順次浅くなるようなテーパ壁面10bを有してい
る。このテーパ壁面10bよりも外径側には、上
記規格値を越えた分に相当して弛めトルク伝達壁
10cが形成されている。 一方、JIS規格においてはJISB4633−1977に第
1図に示すビツト5についての規格があり、この
先端係合部8に形成した十字条突条9の大きさは
第9図に示されるように、係止溝10…の長さM
と合致するように規制されている。 ところで上記ねじ1を弛めるための専用工具2
0は、基本構造が上記規格のビツト5と同様であ
るが、第10図に示すように、先端係合部21に
おける十字形突条22の大きさが、係止溝10の
規格値Mよりも大きく、すなわち係止溝10の弛
めトルク伝達壁10cに係合し得る大きさにして
ある。 このような構成における実施例の作用について
説明する。 ねじ1を締付ける場合には、たとえば規格によ
るビツト5を用いる。このビツト5の先端係合部
8を十字穴4に嵌合して矢印A方向へ回すと、先
端係合部8の十字形突条9…は、係止溝10…の
締付けトルク伝達壁10aに当接するのでこの十
字形突条9…から締付けトルク伝達壁10aに締
付けトルクが伝えられ、よつてねじ1を締付ける
ことができる。 上記規格にもとづくビツト5を用いてねじ1を
弛めようとする場合、ビツト5の十字形突条9…
は第9図に示されるように規格値M以下であるの
で弛めトルク伝達壁10c…に引掛らない。した
がつてビツト5を矢印A方向と逆向きに回転する
と、先端係合部8はテーパ壁面10b…に案内さ
れて抜出させられる。つまり係止溝10…には十
字形突条9…の係合すべき壁が存在しないから、
弛めトルクの伝達が不可能となり、よつて規格に
よるビツト5を使用してもこのねじを弛めること
はできない。 これに対し規格外の専用ビツト20を使用する
場合、ビツト20の先端係合部21を十字穴4内
に嵌合すると、第10図に示されるように、この
十字形突条22…の外部は基準値Mよりも大きい
ので弛めトルク伝達壁10cに係合する。よつて
ビツト20を矢印A方向とは逆向きに回すと、上
記十字形突条22から弛めトルク伝達壁10cに
弛めトルクが伝えられ、よつてねじ1を弛めるこ
とができる。 したがつて上記実施例においては、素人が容易
に入手できる市販されているごときJISB4633−
1977に規格されたビツト5を使用しても、ねじ1
を弛めることはできず、したがつて被連結部材相
互の分解が不可能となるから、危険物、故障を生
じる可能性のあるものなどの分解を未然に防止し
得るとともに、盗難なども防止し得る。 また、どうしても分解する必要が生じた場合に
は、メーカやデイーラ等において準備されている
規格外の専用ビツト20を使用すれば分解が可能
であり、この場合ビツト20は専門技術者が使用
するので、安全であり、また故障を生じさせるこ
となく取り扱うことができる。 なお、規格外の専用ビツト20を使用してねじ
1を締付けることはもちろん可能である。しかし
ながらこのビツト20は専用工具として規格外製
品となるので製造が高価となる。しかも大量生産
等の工場などにおいて締付け作業する場合に、上
記特殊な専用工具を用いるよりも規格化された標
準工具を使用する方が工具の損傷等による交換に
有利であり、したがつて締付け作業には標準工具
としてのビツト5を使用する方がよい。 上記実施例においては、皿小ねじについて説明
したが本考案はねじ頭部の形状には制約されるも
のでなく、なべ頭、丸頭、平頭、バインド、丸さ
ら頭、丸平頭など種々の頭部形状に適用可能であ
る。 また本考案の十字穴4および規格によるビツト
5はJIS規格を基準とするものには限らず、ISO
規格、業界規格などを基準としてもよい。そして
規格が変更された場合にはその変更された規格値
を基準とすればよい。 [考案の効果] 以上述べた通り本考案によると、例えば係止溝
の径方向寸法を規格値より長くするとともにテー
パ壁面の径方向寸法を規格値以下となるように設
定した場合、素人が容易に入手可能な市販されて
いる規格化された工具ではねじを弛めることがで
きず、したがつて被連結部材相互の分解が不能と
なり、素人が分解すると危険であるとか、故障を
招くなどの場合に有効となり、かつ勝手に分解で
きないので盗難防止箇所などにも好適する。しか
も専門技術者がどうしても分解する必要が生じた
場合には、規格外の専用工具を使用すればねじを
弛めることができ、保守、点検、修理等が可能と
なる。
第1図はねじと工具を示す斜視図、第2図ない
し第5図は本考案の理解を助けるために示すJIS
規格について示し、第2図は上面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ第2図中−線、−線
に沿う断面図、第5図は第4図中−線に沿う
断面図である。第6図以下は本考案の一実施例を
示し、第6図はねじの上面図、第7図および第8
図は第6図中−線および−線に沿う断面
図、第9図および第10図はそれぞれ異なる工具
を使用する状態を示す説明図である。 1……ねじ、4……十字穴、10……係止溝、
10a……締付トルク伝達壁、10b……テーパ
壁面、10c……弛みトルク伝達壁、M……規格
による係止溝の長さ、5……規格によるビツト、
8……先端係合部、20……規格外の専用ビツ
ト、21……先端係合部。
し第5図は本考案の理解を助けるために示すJIS
規格について示し、第2図は上面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ第2図中−線、−線
に沿う断面図、第5図は第4図中−線に沿う
断面図である。第6図以下は本考案の一実施例を
示し、第6図はねじの上面図、第7図および第8
図は第6図中−線および−線に沿う断面
図、第9図および第10図はそれぞれ異なる工具
を使用する状態を示す説明図である。 1……ねじ、4……十字穴、10……係止溝、
10a……締付トルク伝達壁、10b……テーパ
壁面、10c……弛みトルク伝達壁、M……規格
による係止溝の長さ、5……規格によるビツト、
8……先端係合部、20……規格外の専用ビツ
ト、21……先端係合部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 頭部頂面に径方向へ伸びる4個の係止溝をもつ
十字穴を形成したねじを、先端に上記十字穴と嵌
まり合う十字形突条を備えた工具により締め付け
および弛めるようにしたねじにおいて、 上記各係止溝にはねじの弛め方向に位置する壁
面に、径方向の途中から中心側の箇所がねじの弛
め方向に向かつて順次浅くなるテーパ壁を形成
し、 十字形突条の径方向寸法が上記テーパ壁の径方
向寸法よりも大きな工具により上記ねじを締め付
けおよび弛める場合は、十字形突条が係止溝と係
合してこのねじを締め付けおよび弛め方向のいづ
れの方向にも回動し、十字形突条の径方向寸法が
上記テーパ壁の径方向寸法よりも小さな工具によ
り上記ねじを締め付けおよび弛める場合、締め付
け方向に対してはねじを回動させるが、弛め方向
に対しては上記の工具の十字形突条がテーパ壁に
より係止溝から外されてこのねじを回動不能とし
たことを特徴とするねじ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3834583U JPS59144214U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | ねじ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3834583U JPS59144214U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | ねじ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59144214U JPS59144214U (ja) | 1984-09-27 |
| JPS6314097Y2 true JPS6314097Y2 (ja) | 1988-04-20 |
Family
ID=30169016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3834583U Granted JPS59144214U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | ねじ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59144214U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5812278B2 (ja) * | 2011-11-25 | 2015-11-11 | イワタボルト株式会社 | ねじ部材 |
| JP6301537B1 (ja) * | 2017-07-07 | 2018-03-28 | 株式会社エンジニア | ネジ抜取工具 |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP3834583U patent/JPS59144214U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59144214U (ja) | 1984-09-27 |
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