JPS6314778Y2 - - Google Patents

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JPS6314778Y2
JPS6314778Y2 JP15613184U JP15613184U JPS6314778Y2 JP S6314778 Y2 JPS6314778 Y2 JP S6314778Y2 JP 15613184 U JP15613184 U JP 15613184U JP 15613184 U JP15613184 U JP 15613184U JP S6314778 Y2 JPS6314778 Y2 JP S6314778Y2
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Japan
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sewing machine
swinging member
shaft
vertical
feed
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JP15613184U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の応用分野 この考案はミシンの送り装置に関するものであ
つて、更に詳細には、ミシンの送り歯を専用の回
転モータにより直接駆動して水平方向の往復動を
与えるに際し、加工布を介して押え足から送り歯
に加えられる垂直方向の押圧力が、前記モータに
逆伝達されることのないように構成された送り装
置に関するものである。
従来技術 ミシンにより加工布を縫製するには、針板上に
載置した加工布を押え足で弾力的に保持し、前記
針板面に出没自在に設けた送り歯の上下駆動およ
び水平往復駆動を行つて、縫製の進行に伴い該加
工布をミシンベツド上において前方へ送り出すよ
うになつている。この場合に一般のミシンでは、
主軸駆動用のモータから分岐した動力を各種のカ
ム機構を介して送り歯に伝達し、これによつて送
り歯の上下駆動および水平往復駆動を行うように
構成されている。しかるに最近普及している小型
の電子制御ミシンでは、内蔵の電子メモリにより
電気的に応答制御させる駆動源として、所定の回
転角で歩進運動を行なうステツピングモータ(パ
ルスモータ)が使用されている。そして前記送り
歯の水平方向の往復駆動は、主軸駆動用のモータ
とは別に設けた専用のモータにより送り調節軸を
回動することにより行われるようになつている。
考案が解決しようとする問題点 小型の電子制御ミシンにおいて、前述した如く
送り調節軸を回動することによつて送り歯の水平
方向の往復駆動を行う機構では、構造がなお複雑
化するので、専用のモータにより送り歯を直接駆
動して機構の簡素化を図る試みがなされている。
しかるにこの送り歯を直接駆動する機構では、ミ
シン針板上において下方に弾力付勢される押え足
から加工布を介して送り歯に加えられる押圧力
が、前記モータに逆伝達されて過大な負荷を与
え、縫製作業に支障を来す等の欠点がある。
考案の目的 この考案は、送り歯をモータにより直接駆動す
るようにした構成において、押え足から加工布を
介して送り歯に垂直方向の押圧力が加えられて
も、この押圧力が前記モータに逆伝達されないよ
うにして、モータに過大な負荷が加わることによ
り脱調するのを防止し、併せて円滑な縫製作業を
達成することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記欠点を解決するために本考案では、送り歯
を載置した送り台を垂直方向に案内する垂直案内
軸と、その送り台を水平方向に案内する水平案内
手段とを備えたミシンにおいて、ミシン機枠上に
立設した垂直支持軸を中心に揺動部材を揺動可能
に軸支し、前記揺動部材の一方の端部を、その揺
動によつて前記垂直案内軸を前記水平方向に一体
的に揺動するように垂直案内軸に連結すると共
に、他方の端部に扇状歯車を形成し、前記揺動部
材を位置決めするための回転モータをその出力軸
が垂直になるようにミシン機枠に取付け、前記回
転モータの出力軸に固着した歯車を前記扇状歯車
に噛合させるよう構成してある。
作 用 このように構成した送り歯をモータにより直接
駆動するミシンでは、押え足から垂直方向の押圧
力が送り歯に加えられた際に、該送り歯は前記垂
直案内軸に沿つて逃げるので、押圧力が前記モー
タに逆伝達されることはない。
実施例 次に本考案に係るミシンの送り装置につき、好
適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。第1図は本考案に係る送り装
置を組込んだ小型ミシンの全体的な内部構造を示
す説明図、第2図は前記小型ミシンの動力機構お
よび本考案に係る送り装置をミシン本体から取出
した状態で示す分解斜視図、第3図および第4図
は本考案に係る送り装置の要部を夫々拡大して示
す一部切欠斜視図である。
本考案に係る送り装置が組込まれるミシンは、
携帯に便利なようにコンパクトに構成された小型
ミシンであつて、内蔵の電気制御回路により制御
されて各種の内部機構を駆動する駆動部として、
ミシン主軸10を駆動して針棒12の上下動を主
として行うモータ14、針棒12の横振りを分担
するパルスモータ16、および送り歯18の水平
駆動を分担するパルスモータ20が夫々配設され
ている。
ミシン機枠22は、軽量化および製造コストの
低減を図るために上方アーム24、脚柱26およ
び下方アーム28が合成樹脂の一体成形品として
製造されており、このミシン機枠22は第2図お
よび第6図に示すように、縦方向に2つの半体と
して分離および嵌合し得る構成になつている。こ
のミシン機枠22の下方アーム28の内部垂直壁
面には、第2図および第6図に示すように、金属
板をL型に屈曲した基台からなる支持ブラケツト
30が、ねじ固定されるようになつている。この
支持ブラケツト30上には、樹脂成形した適宜形
状の基板32が取付けられ、この基板32に送り
歯18を水平方向に往復駆動する本考案に係る送
り装置および後述する水平釜34が配設される。
すなわち本考案に係る送り装置は、第2図および
第3図に詳細に示す如く、送り歯18を載置した
送り台36、この送り台36を水平方向に案内す
る水平案内軸38、前記送り台36に垂直案内軸
40を介して連携的に接続される複数の部材から
なる揺動部材42、この揺動部材42を揺動自在
に軸支する垂直支持軸44および該揺動部材42
を直接歯車駆動する回転モータ(ここではパルス
モータ)20等で基本的に構成される。
前記基板32には、後に詳細に説明する揺動部
材42を揺動自在に軸支する垂直支持軸44が立
設されると共に、送り歯18を載置した送り台3
6を水平方向に案内する水平案内軸38が前記垂
直支持軸44に対し所定距離離間して立設されて
いる。
また送り歯18は、送り台36の頂面にねじ固
定されて、第2図および第6図に示す下方アーム
28の縫製ベツド面46に配設した針板48のス
リツト50に出没自在に歯部を臨ませるようにな
つている。この送り台36は、金属板をコ字上に
折曲形成した部材からなると共に、その下面部か
ら水平に延在する突出片52を有し、この突出片
52には、前記水平案内軸38の摺動自在な挿通
を許容する長孔54が穿設されている。すなわち
前記水平案内軸38および長孔54によつて、送
り台36を水平方向にガイドする水平案内手段が
構成されている。また送り台36のコ字状部分に
おいて上下の関係で平行に対向する水平面36
a,36bには、後述する第1揺動部材56に垂
直に挿通固定した垂直案内軸40の昇降自在な挿
通を許容する貫通孔58a,58bが夫々穿設さ
れている。
前記垂直支持軸44には、第2図および殊に第
4図に示す如く、複数の部材からなる揺動部材4
2が共通的に挿通軸支されている。すなわち揺動
部材42は、第1揺動部材56、第2揺動部材6
0および第3揺動部材62の3つの部材からな
り、これらの各部材は、第6図に示す重なり順序
で垂直支持軸44に共通的に挿通され、該支持軸
44を中心として水平方向に所要の中心角で揺動
し得るようになつている。
例えば第1揺動部材56は、横方向に長い断面
コ字状の部材として構成され、この第1揺動部材
56に前記垂直案内軸40がねじ57により挿通
固定されている。前記垂直案内軸40の第1揺動
部材56から下方に延在する部分には、圧縮ばね
64が介挿されると共に、前記送り台36の下面
36bに穿設した貫通孔58bに摺動自在に挿通
されるようになつている。また該垂直案内軸40
の第1揺動部材56から上方に延在する部分は、
送り台36の上面36aに穿設した貫通孔58a
および送り歯18に穿設した貫通孔66に摺動自
在に挿通されるようになつている。結局第1揺動
部材56は、前記送り台36の内方にあつて、第
3図および第6図に示す如く、該送り台36の上
下面36a,36bにより上下方向から抱持され
る構造になつている。
また第2図に示すレバー形状をした第2揺動部
材60は、その中央部に前記垂直支持軸44の挿
通を許容する貫通孔68が穿設されると共に、一
方の自由端部には、当該部材の軸線に対して直角
な長孔70が穿設されている。更に第2揺動部材
60の他方の自由端近傍の側部には、水平方向に
若干延在した後垂直に立上がつた舌片72が一体
的に形成されている。そしてこの第2揺動部材6
0は、第4図に示す如く、コ字状の第1揺動部材
56の上方水平面の裏側に臨んで、その長孔70
を前記垂直案内軸40に摺動自在に挿通させてい
る。この場合において、前記第1揺動部材56に
は図示の如く水平方向に突出したL字状のフツク
74が一体形成されており、このフツク74と前
記第2揺動部材60の長孔70近傍の端部との間
に、引張ばね76が弾力的に係着されている(第
4図参照)。
更に第3の揺動部材62は、一方の自由端部が
T字型に形成されたレバー部材からなり、そのT
字型に両側に延出する開放端部には扇状歯車78
が形成されている。また当該第3の揺動部材62
の他端部には、前記垂直支持軸44の挿通を許容
する貫通孔80が穿設されると共に、略中央部分
に前記第2揺動部材60の舌片72の挿通および
回動を許容する所定幅の開口82が穿設されてい
る。そしてこの第3の揺動部材62は、第3図お
よび第4図に示す如く、前記第1揺動部材56の
上下水平面に穿設した貫通孔84,84および第
2揺動部材60に穿設した貫通孔68に共通的に
挿通されて上方に突出する垂直支持軸44の先端
に、前記貫通孔80を介して揺動自在に挿通さ
れ、例えばEリング86により脱落不能に係止さ
れている。この場合に第2揺動部材60の前記舌
片72は、第3揺動部材62に穿設した矩形状開
口82に下方から挿通され、当該第3の揺動部材
62の回動をこの開口幅内に規制している。なお
第3の揺動部材62には、その中央側端部に下方
に突出するフツク88が一体形成されており、こ
のフツク88と第2揺動部材60の一方の自由端
(舌片72近傍の)の間には、第4図に示す如く
引張ばね90が弾力的に係着されている。
結局第1〜第3の揺動部材56,60,62の
組合わせからなる揺動部材42は、第3図および
第4図に示す如く、前記垂直支持軸44を共通の
軸線として所定の中心角で揺動可能となつてい
る。また第3揺動部材62に垂直案内軸40を介
して接続された前記送り台36は、送り歯18を
載置した状態で前記長孔54を水平案内軸38に
挿通させているので、当該長孔54の範囲内で水
平方向に移動可能となつている。なお前記送り台
36は垂直案内軸40にガイドされ、後述する駆
動機構によつて上下に所要のストロークだけ昇降
動し得るようになつている。
次に第3図に示す如く、前記支持ブラケツト3
0には、前記一連の揺動部材42の位置決めを行
なう回転モータ20(例えばパルスモータ)が、
その出力軸92を垂直上方に向けて取付けられ、
前記出力軸92に固着した歯車94と前記第3の
揺動部材62に形成した扇状歯車78とが円滑に
噛合するように位置設定されている。なおこの回
転モータ20の取付けを行うために、第3図に示
す如く支持ブラケツト30に弧状のスリツト9
6,96が形成され、このスリツト96に前記モ
ータ20の取付ボルト98,98を挿通した後、
ナツトにより締結し得突るようになつている。こ
の場合、当該モータ20の取付位置は前記スリツ
トの弧状範囲内で回動可能であり、これにより出
力軸92を中心とする角度位置を調節し得るよう
になつている。なおモータ20は、前記扇状歯車
78と噛合う範囲内で、正転および逆転を行なう
ものである。すなわち前記モータ20を回転させ
れば、出力軸92に固着した歯車94から扇状歯
車78に一方向への駆動力が伝達され、これによ
つて前記複数の揺動部材42は、垂直支持軸44
を中心として所要の中心角だけ水平に揺動付勢さ
れるものである。また前記モータ20が逆転すれ
ば、第1〜第3の揺動部材42も前記支持軸44
を中心として所要の中心角で反対方向に揺動す
る。この動作を反復することにより、前記第1揺
動部材56に垂直案内軸40を介して接続された
送り台36は、前記水平案内軸38と長孔54と
の共作用下に水平方向に往復動し、従つて当該送
り台36に載置された送り歯18も水平方向に前
後動することが諒解されよう。
今までの説明は、送り歯18を水平方向に駆動
する機構に関してであつたが、周知の如く送り歯
18は、縫製作業時に所要のタイミングで前記針
板48に設けたスリツト50から出没するよう、
水平方向の送りに加えて昇降駆動がなされるの
で、この送り歯昇降機構について説明する。第2
図に示す如く、昇降レバー100が、前記支持ブ
ラケツト30の内部垂直壁面から水平方向に突出
するピン102に中心貫通孔104を介して、揺
動自在に支持されている。当該レバー100の一
方の自由端には、回転自在にローラ106が軸支
され、このローラ106は、第6図に示す如く前
記送り台36の下部底面に当接するよう位置設定
されている。この場合に前記第1揺動部材56に
固設した垂直案内軸40と、これが摺動自在に挿
通される送り台36の下面36bとの間には、前
述の如く圧縮ばね64が弾力的に介挿されている
ので、この圧縮ばね64の復帰弾力により前記昇
降レバー100は、送り台36を介して、第1図
において常に反時計方向へ付勢されるようになつ
ている。また昇降レバー100の他方の自由端部
には水平にガイドピン108が突設されており、
このガイドピン108は、ミシン主軸駆動用モー
タ14により回転される後述のカム板110のカ
ム面に、、前記圧縮ばね64の弾力作用下に常時
当接係合するようになつている。
ミシン主軸10を駆動するモータ14は、第2
図および第5図に示す如き形状をした支持板11
2に載置されて、その出力軸114を下方に指向
させている。この支持板112は、垂直軸116
により回動自在に支持されると共に、その一端部
において捩りばね118を介してミシン機枠22
の内壁に係着されて、2つの動作点の間を翻転移
動するスナツプアクシヨン機構となつている。ま
たミシン機枠22の脚柱26内には、第1図およ
び第2図に示すように、垂直回転軸120が回転
自在に配設され、該回転軸120の下端部に、大
径の円板122が固定されている。この円板12
2の外周には、すべり止めのゴムリング124が
嵌装され、前記ミシン主軸駆動用のモータ14の
出力軸114は、前記支持板112によるスナツ
プアクシヨン機構の作用下に、常には前記円板の
ゴムリング124に摩擦係合して該円板122を
所定方向に回転駆動させるようになつている。こ
の円板122に接続する垂直回転軸120の上端
部には、ベベルギヤ126が固着され、この垂直
回転軸120と上方において直交する前記ミシン
主軸10に固着した別のベベルギヤ128が前記
ベベルギヤ126と噛合している。そしてこれに
よりミシン主軸10を駆動し、公知のクランク機
構に接続する針棒12の昇降駆動を行うようにな
つている。
またこの円板122に挿通された垂直回転軸1
20には、前記カム板110が同心的に挿通固定
され、このカム板110の裏面に形成した凹凸カ
ム面に前記昇降レバー100のガイドピン108
を倣わせることによつて、当該レバー100に昇
降動が与えられる。
またミシンの上方アーム24の内部には、別の
パルスモータ16が配設され、その出力軸に固定
した歯車130が図示の扇状歯車132と噛合す
ることにより、前記扇状歯車132に枢軸134
を中心とする揺動運動が与えられるようになつて
いる。前記扇状歯車132には、第2図に示すよ
うに、水平に延出するピン134が固設され、こ
のピン134が図示形状をなす運動伝達レバー1
36の一端部近傍に穿設した長孔138に摺動自
在に挿通されるようになつている。なお前記運動
伝達レバー136の一端部にはフツク140が折
曲形成され、このフツク140と前記ピン134
との間に、引張ばね142が弾力的に係着されて
いる。また運動伝達レバー136の他端部にも長
孔144が穿設され、この長孔144は前記針棒
12が挿通される針棒台146に突設したピン1
48に、摺動自在に挿通されている。更に運動伝
達レバー136の他端部近傍には別のフツク15
0が折曲形成され、このフツク150と前記ピン
148との間に、引張ばね152が弾力的に係着
されている。従つて第1図において、パルスモー
タ16を正転および逆転駆動すれば、前記歯車1
30との噛合作用下に扇状歯車132は枢軸13
4を中心として揺動運動を行い、該扇状歯車13
2にピン接続された運動伝達レバー136を水平
方向に往復駆動し、このレバーにピン接続する前
記針棒12に横方向の振り(ジグザグ縫い用の)
を与えるようになつている。
次に第1図に示す前記2つのパルスモータ1
6,20における、電源投入時のモータ角度位置
を初期設定するためのリセツト機構につき、簡単
に説明する。ミシン機枠22の脚柱26側面には
所要の開口154が開設され、この開口に、上下
方向に所定ストロークで滑動するスライダからな
る操作部材156が設けられている。この操作部
材156には、第2図から判明する如く、90度位
相を変えた2つの傾斜カム面158,160が
夫々形成されている。また前記脚柱26内には、
第2図に示す如き形状をした第1揺動レバー16
2が、枢軸164を中心として、所定の中心角で
揺動し得るよう枢支されている。この第1揺動レ
バー162の下端部には、側方に若干延在する舌
片166が一体的に形成され、この舌片166が
前記操作部材156の第1の傾斜カム面158に
摺動自在に当接し得るようになつている。前記第
1揺動レバー162の上端部には、例えば連結部
材168の一端部が係着され、該連結部材168
の他端部は、前記扇状歯車132に突出形成した
ピン170に係着されている。
また第5図および第1図から判明する如く、図
示形状の長尺部材からなる第2揺動レバー172
が、前記垂直回転軸120に回動自在に挿通軸支
されている。この第2揺動レバー172の一端部
はT字状に形成されると共に、該T字状において
下方に向け所定幅のコ字状に折曲され、このコ字
状部分174が、前記第3揺動部材62の上方に
臨んで、常には非接触で第3揺動部材62を抱持
する位置関係に設定されている。前記第2揺動レ
バー172の他端部は、第2図に示す如き形状に
折曲形成され、その自由端部に形成した舌片17
6が、前記操作部材156の第2傾斜カム面16
0に摺動自在に当接するようになつている。そし
て小型ミシンを使用する際の電源投入に先立つ
て、ミシン操作者が前記操作部材156を第1図
に示す待機状態から、所定のストロークだけ上昇
させると、この操作部材156の第1傾斜カム面
158が前記第1揺動レバー162を付勢し、枢
軸164を中心として時計方向に揺動させる。こ
れによつて前記連結部材168は右方に引張させ
られ、ピン170を介して接続する扇状歯車13
2を時計方向に回動させる。これにより前記針棒
12の横振りを駆動するパルスモータ16の原点
復帰による初期設定が達成される。
また操作部材156の上方への滑動に伴い、第
2傾斜カム面160は、前記第2揺動レバー17
2の舌片176を回動付勢し、第5図において時
計方向に回動させる。これにより第2揺動レバー
172のコ字状部分174は、第3揺動部材62
の側面に当接してこれを付勢し、前記垂直支持軸
44を中心として第3揺動部材62を反時計方向
に回動させる。すなわち扇状歯車78と噛合う歯
車94が回転し、前記送り歯18を駆動するパル
スモータ20の原点復帰による初期設定が達成さ
れる。なお第1図において符号178は、第1揺
動レバー162を反時計方向に弾力的に引張付勢
する引張ばねを示し、また符号180は、前記操
作部材156を常に下方に向けて付勢する引張ば
ねを示す。
なお第1図〜第4図に示しかつ前述した如く、
第1揺動部材56と第2揺動部材60との間には
引張ばね76が弾力的に係着され、また第2揺動
部材60と第3揺動部材62との間には別の引張
ばね90が弾力的に介装されている。すなわち各
揺動部材は、引張ばねにより係着された相手方部
材に対して相互に若干距離だけ回動し得るように
なつている。操作者が誤つて加工布を強く引張つ
たような場合に、該加工布を介して押え足により
押圧された送り歯18には過大な水平方向の外力
が加わるが、このとき3つの揺動部材は夫々引張
ばねにより係着された相手方部材に対し相互に回
動して、前記外力を吸収するので、パルスモータ
20に過負荷が加わることはなく、その脱調が防
止される。
また針棒12の横振り機構では、第1図に示す
ように、針棒12に接続する運転伝達レバー13
6の一端部は、長孔144に挿通したピン148
との間に引張ばね152が弾力係着され、扇状歯
車132に連結するレバー他端部は、長孔138
に挿通したピン134との間に引張ばね142が
弾力係着されている。操作者が縫針の刺通された
加工布を誤つて引張つたような場合に、針棒12
を介して針棒台146に過大な水平方向の外力が
加わるが、前記運動伝達レバー136は長孔14
4,138の範囲内で移動して逃げるので、パル
スモータ16に過負荷が加わることはなく、脱調
が未然に防止される。
第2図に示す基板32には、前述した如く水平
釜34が回転自在に配設され、その外釜182か
ら垂下する回転軸184に設けた歯車186と、
長尺の運動伝達部材188に形成したラツク19
0とが噛合うようになつている。この運動伝達部
材188は、その一端部に垂直上方に指向するガ
イドピン192を有し、前記大径円板122の裏
面に穿設した偏心カム溝194に前記ガイドピン
192が嵌合するようになつている。そしてミシ
ン主軸駆動用のモータ14が回転し、その出力軸
114が摩擦係合する円板122が回転すると、
これに伴い前記運動伝達部材188はカム作用下
に所要の往復動が与えられ、前記ラツク190と
歯車186との噛合作用下に水平釡34の外釡1
82が所要のタイミングで往復半回転駆動され
る。なお符号196はボビンに下糸を巻取るため
の糸巻装置を示し、下方アーム28に配設したレ
バー198を切換操作することにより、該レバー
と係合する前記モータ支持板112を第1図に示
す2点鎖線位置へ移動させ、モータ出力軸114
を前記糸巻装置196の摩擦板200に当接させ
ることによつて、動力を伝達し得るようになつて
いる。
考案の効果 本考案に係るミシンの送り装置は、回転モータ
20と噛合連結された揺動部材42を垂直支持軸
44に揺動可能に設け、送り台36の垂直方向へ
の案内を行う垂直案内軸40を揺動部材42に連
結し、モータ20の出力軸92が垂直になるよう
にモータ20をミシン機枠に取付けることにより
構成されている。この鹸成により、押え足202
から送り歯18に加えられる強力な垂直方向の押
圧力は垂直案内軸40に沿つて作用するのみで、
揺動部材42には作用せず、また揺動部材42の
自重な垂直支持軸44により支えられるので、そ
の自重が回転モータ20による揺動部材42の位
置決め精度に悪影響を及ぼすこともない。この結
果、揺動部材42の揺動位置を保持するために多
大の保持電流を回転モータ20に流す必要はなく
モータ20の発熱を抑えることができる。
また、回転モータ20の出力軸92を垂直に配
置することにより、出力軸92と揺動部材42と
を歯車78,94という簡単な連結要素により連
結することが容易になり、送り歯18を直接駆動
する送り装置を一層小型にすることができる。更
に、出力軸92に連結された連結機構の自重が回
転モータ20のロータの保持位置をずらす方向に
作用することを、出力軸92の垂直配置により防
止することができる等の種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るミシンの送り装置の好適な
一実施例を示すものであつて、第1図は実施例の
送り装置を組込んだ小型ミシンの全体的な内部構
造を示す説明図、第2図は前記小型ミシンの動力
機構および送り装置をミシン本体から取出した状
態で示す分解斜視図、第3図および第4図は送り
装置の要部を夫々拡大して示す一部切欠斜視図、
第5図は送り装置を組込んだ小型ミシンの下方ア
ームにおける平面図、第6図は第1図に示す小型
ミシンの下方アームにおける一部切欠左側面図で
ある。 16……横振り用モータ、18……送り歯、2
0……送り歯駆動用モータ、22……ミシン機
枠、30……支持ブラケツト、36……送り台、
38……水平案内軸、40……垂直案内軸、42
……揺動部材(複数の)、44……垂直支持軸、
54……長孔(送り台の)、56……第1揺動部
材、60……第2揺動部材、62……第3揺動部
材、78……扇状歯車、92……出力軸(モータ
20の)、94……歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 送り歯18を載置した送り台36を垂直方向
    に案内する垂直案内軸40と、その送り台36
    を水平方向に案内する水平案内手段38,54
    とを備えたミシンにおいて、 ミシン機枠22上の垂直支持軸44を中心に
    揺動可能な揺動部材42が設けられ、 その揺動部材42の一方の端部56はその揺
    動によつて前記垂直案内軸40を前記水平方向
    に一体的に揺動するように垂直案内軸40に連
    結され、その他方の端部62には扇状歯車78
    が形成され、 前記揺動部材42を位置決めするための回転
    モータ20が、その出力軸92が垂直になるよ
    うにミシン機枠22に取付けられ、 前記扇状歯車78と噛合する歯車94が前記
    回転モータ20の出力軸92に固着されている
    ことを特徴とするミシンの送り装置。 (2) ミシン機枠22に固着された1つの支持ブラ
    ケツト30に、前記水平案内手段38,54お
    よび垂直支持軸44が配設されると共に、前記
    回転モータ20が取付けられていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のミ
    シンの送り装置。 (3) 前記回転モータ20は、その出力軸92を中
    心とする角度位置が調節可能なようにミシン機
    枠22に取付けられていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のミシンの送
    り装置。
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